JP4846270B2 - ワイヤーハーネス用外装シート - Google Patents

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Description

本発明は、ワイヤーハーネスに装着されるワイヤーハーネス用外装シートに関する。
従来からワイヤーハーネス用外装シートは知られている(例えば、特許文献1、特許文献2及び特許文献3参照)。
図9は、特許文献1で開示されているカバー部材を示す平面図であり、図10は、図9のカバー部材により電線を結束する際の状態を示す斜視図、図11(a)及び(b)はそれぞれ、図9のカバー部材により電線を結束した状態例を示す断面図、図12は、図9のカバー部材をワイヤーハーネスに装着した状態例を示す側面図である。
図9〜図12を参照すると、カバー部材100は、カバー素材101の片面における一端に、両面粘着テープ102を設けられている。カバー部材100は、図11(a)に示すように、ワイヤーハーネスWの周囲に筒状に巻回されて重ね合わされた両端部を、両面粘着テープ102で接着されることにより、ワイヤーハーネスWに装着される。
また、他の装着方法として、カバー部材100は、図11(b)に示すように、ワイヤーハーネスWの周囲に筒状に巻回された状態で、ワイヤーハーネスWから放射方向に離れた位置で、両端部を両面粘着テープ102で接着されることにより、ワイヤーハーネスWに装着される。
図13は、特許文献2で開示されているワイヤーハーネスの結束用シートを示す平面図であり、図14は、図13のワイヤーハーネスの結束用シートによるワイヤーハーネスの結束状態を示す断面図である。
図13に示すように、ワイヤーハーネスの結束用シート110においては、粘着面を有
する粘着テープ111が、長方形又は正方形のシート112の一辺に沿って貼付されてお
り、シート112の一辺に対向する他辺には、粘着面が貼付される被粘着面113が設け
られる。シート111は、図14に示すように、ワイヤーハーネスWの周囲に筒状に巻回
され、重ね合わされた両端部を粘着テープ111で接着されることにより、ワイヤーハー
ネスWに装着される。
図15は、特許文献3で開示されている配電線類束線チューブを示す斜視図である。
図15に示されるように、配電線類束線チューブ120において、シート基材121の
表面における幅方向の一側縁には、ベルベット式ファスナ122の雄部材123が設けら
れるとともに、シート基材121の裏面における他側縁には、ベルベット式ファスナ12
2の雌部材124が設けられる。シート基材121は、ワイヤーハーネスWの周囲に筒状
に巻回され、重ね合わされた両端部をベルベット式ファスナ122で接着されることによ
り、ワイヤーハーネスWに装着される。
実開昭58―81990号公報(第1頁、第1図及び第2図) 実開平7―6166号公報(第1〜2頁、第1図及び第3図) 実開平7―4368号公報(第1〜2頁、第1図)
しかしながら、上述した従来の図9に示すカバー部材100では、図11(a)及び(b)に示すいずれの装着方法によっても、カバー素材101がワイヤーハーネスWに直接固定されない。このため、装着作業時にワイヤーハーネスWに対してカバー素材101が位置ずれして作業性がよくない。また、ワイヤーハーネスWへのカバー部材100の装着後に、図12に示すように、カバー素材101の端部をワイヤーハーネスWの外周面に、ビニルテープ等103を用いて人手により固定する(図12中、符号Aで示す部位参照)必要がある。したがって、多くの加工時間及び加工コストを要するという問題があった。
また、図13及び図14に示す従来のワイヤーハーネスの結束用シート110、及び図15に示す従来の配電線類束線チューブ120のいずれでも、上述した図9に示すカバー部材100と同様の問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、位置ずれすることなく、迅速かつ確実にワイヤーハーネスに装着することができ、これにより取付時間の短縮及びコスト低減を図ることができるワイヤーハーネス用外装シートを提供することを目的とする。
1)本発明のワイヤーハーネス用外装シートは、ワイヤーハーネスに装着されるワイヤーハーネス用外装シートであって、平板状に形成されたシート本体の片面の一端部に粘着力の大きい帯状の粘着部及び粘着力の小さい帯状の滑り止め部の一方を備えるとともに、前記片面の前記一端部以外の部分に前記粘着部及び前記滑り止め部の他方を備え、前記粘着部が、前記片面に設けられ前記滑り止め部に対して交差する方向に伸び、かつそれぞれが交差する複数本の粘着部材で構成されていることを特徴とする。
前記構成のワイヤーハーネス用外装シートは、帯状の粘着部が設けられたシート本体の片面を内側にされた状態で、帯状の滑り止め部の長手方向にワイヤーハーネスを沿わせるとともに、滑り止め部で滑らないように支持するとともに、シート本体で包みこむように被い、最終的に粘着部で粘着固定される。これにより、ワイヤーハーネスへの装着時に滑り止め部により位置ずれすることなく、迅速にかつ確実に粘着固定ができる。また、シート本体端部にのみ粘着部を設ければよいので、シート両端部のテープ止め作業が不要となり、作業工数の削減を図ることができる。
前記構成のワイヤーハーネス用外装シートは、粘着部と滑り止め部とが設けられたシート本体の片面を内側にして、滑り止め部をワイヤーハーネスに沿わせた状態で、粘着部をワイヤーハーネスの外周面に粘着固定される。ワイヤーハーネス用外装シートは、シート本体をワイヤーハーネスの外周に巻き付けられ、滑り止め部で滑り止めされた状態でワイヤーハーネスの外周に1周を超えて巻き付けられ、最終的にシート本体端部の複数本の粘着部材で構成される粘着部で粘着固定される。これにより、ワイヤーハーネスへの装着が位置ずれすることなく行なえるとともに、迅速性及び確実性が確保され、ワイヤーハーネスへの装着性に優れたワイヤーハーネス用外装シートが得られる。
2)本発明のワイヤーハーネス用外装シートは、前記1)記載のワイヤーハーネス用外装シートにおいて、シート本体の粘着部と直交する幅寸法が、前記ワイヤーハーネスの外周1周分の長さよりも大きいことを特徴とする。
前記構成のワイヤーハーネス用外装シートは、粘着部と滑り止め部とが設けられたシート本体の片面を内側にして、滑り止め部の長手方向にワイヤーハーネスを沿わせて滑り止め部で滑らないように支持するとともに、シート本体で包みこむように被い、シート本体端部の粘着部で最終的に粘着固定される。ワイヤーハーネス用外装シートは、外周全部が完全に被われて固定される。これにより、ワイヤーハーネスへの装着が位置ずれすることなく行なえるとともに、迅速性及び確実性が確保され、ワイヤーハーネスへの装着性に優れたワイヤーハーネス用外装シートが得られる。
3)本発明のワイヤーハーネス用外装シートは、前記1)又は2)記載のワイヤーハーネス用外装シートにおいて、前記滑り止め部が、前記片面の中央部に設けられていることを特徴とする。
前記構成のワイヤーハーネス用外装シートは、粘着部と滑り止め部とが設けられたシート本体の片面を内側にして、中央部の滑り止め部の長手方向にワイヤーハーネスを沿わせて滑り止め部で滑らないように支持するとともに、シート本体で包みこむように被い、シート本体端部の粘着部で最終的に粘着固定される。ワイヤーハーネス用外装シートは、シート本体をワイヤーハーネスの外周に巻き付けられ、幅方向中央部に設けられた滑り止め部で滑り止めされて均等位置で支持される。これにより、ワイヤーハーネスへの装着が位置ずれすることなく行なえるとともに、迅速性及び確実性が確保され、ワイヤーハーネスへの装着性に優れたワイヤーハーネス用外装シートが得られる。
4)本発明のワイヤーハーネス用外装シートは、前記1)〜3)記載のワイヤーハーネス用外装シートにおいて、前記滑り止め部が、ナシ地仕上げ加工により形成されていることを特徴とする。
前記構成のワイヤーハーネス用外装シートは、粘着部と滑り止め部とが設けられたシート本体の片面を内側にして、滑り止め部の長手方向にワイヤーハーネスを沿わせて滑り止め部で滑らないように支持するとともに、シート本体で包みこむように被い、シート本体端部の粘着部で最終的に粘着固定される。ワイヤーハーネス用外装シートは、ナシ地仕上げ加工された滑り止め部で滑り止めされて摩擦力の強い接触面で支持される。これにより、ワイヤーハーネスへの装着が位置ずれすることなく行なえるとともに、迅速性及び確実性が確保され、ワイヤーハーネスへの装着性に優れたワイヤーハーネス用外装シートが得られる。
5)本発明のワイヤーハーネス用外装シートは、前記1)〜4)記載のワイヤーハーネス用外装シートにおいて、前記滑り止め部の反対面には、多数のエンボス加工が施されていることを特徴とする。
前記構成のワイヤーハーネス用外装シートは、粘着部と滑り止め部とが設けられたシート本体の片面を内側にして、滑り止め部の長手方向にワイヤーハーネスを沿わせて滑り止め部で滑らないように支持するとともに、シート本体で包みこむように被い、シート本体端部の粘着部で最終的に粘着固定される。滑り止め部は、ナシ地仕上げ面のため摩擦力の強い接触面でワイヤーハーネスを支持できるとともに、滑り止め部の反対面は多数のエンボス加工部に塗付された接着剤により強固にシート本体に接着固定される。これにより、ワイヤーハーネスへの装着が位置ずれすることなく行なえるとともに、迅速性及び確実性が確保され、ワイヤーハーネスへの装着性に優れたワイヤーハーネス用外装シートが得られるとともに、滑り止め部のシート本体への固着が容易となる。
本発明のワイヤーハーネス用外装シートによれば、位置ずれすることなく、迅速かつ確実にワイヤーハーネスに装着することができ、これにより取付時間の短縮及びコスト低減を図ることができる。
以下、本発明を図示実施形態により説明する。なお、本発明の実施形態を説明する前に、本発明の参考例を説明する。
図1は、本発明の参考例であるワイヤーハーネス用外装シートを示す平面図であり、図2は、図1のワイヤーハーネス用外装シートの側面図である。
本発明の参考例であるワイヤーハーネス用外装シートを説明する。
図1および図2を参照すると、参考例のワイヤーハーネス用外装シート10は、平板状に形成されたシート本体11と、シート本体11の片面における幅方向の一端部(図1中、上端部)近傍に一辺に沿って略平行に設けられ、ワイヤーハーネスWに接触する側の粘着力が大きい帯状の粘着部12と、シート本体11の幅方向略中央部に設けられ、粘着部12と略平行であって、粘着力の小さい帯状の滑り止め部15とを備えており、外装対象であるワイヤーハーネスWに装着される。
シート本体11の片面における粘着部12と滑り止め部15の間隔は、ワイヤーハーネスWの外周1周分の長さよりも小さく、略半周分の長さである。また、粘着部12と滑り止め部15の各々長さと幅は略同じように設定されている。
粘着部12としては、シート本体11の表面に塗布された粘着剤、又はシート本体11の表面に貼付された両面粘着テープが挙げられる。
また、滑り止め部15としては、ワイヤーハーネスWの電線被覆部を傷付けないで摩擦力を発生するものであればよい。例えば、PVC(塩化ビニール)製の基材の表面にナシ地仕上げ加工が施され、裏面に網目状のエンボス加工が施されたものが使用され、裏面をシート本体11に接着剤で接着して固着されている。滑り止め部15は粘着力が小さいため間違った位置に位置決めしても容易に位置変えすることができる。
ここで、シート本体11の表面に設けられた粘着部12の接着力と、滑り止め部15の裏面の接着力とは、滑り止め部15の裏面の方が、粘着部12の接着力より2倍程度の引き剥がし粘着力を有していることが好ましい。このようにすれば、ワイヤーハーネス用外装シート10を再利用する際に、ワイヤーハーネスWから剥がすときでも、滑り止め部15がシート本体11から剥がれることがなく、容易に再利用できる。
以上のようなワイヤーハーネス用外装シート10をワイヤーハーネスWに装着する方法について、図3、図4を参照して説明する。先ず、図3に基づいてワイヤーハーネス用外装シート10の長手方向を、ワイヤーハーネスWの長手方向に沿わせて装着する方法を説明する。
ワイヤーハーネス用外装シート10は、粘着部12が設けられたシート本体11の片面を内側にされるとともに、粘着部12又は滑り止め部15をワイヤーハーネスWと略平行にされる。この状態で、ワイヤーハーネス用外装シート10は、ワイヤーハーネスWを包むように沿わされてから、一端部の粘着部12と他端部のシート端部を向かい合わせにして粘着固定される。なお、必ずしもシート端部を向かい合わせにする必要はなく、巻回されているテープに粘着部12を重ねて、最終的に粘着部12端部で粘着固定しても同様な効果を得ることができる。
このとき、ワイヤーハーネスWの外周面とシート本体11の片面上の略中央に設けられた滑り止め部15が当接しているため、ワイヤーハーネス用外装シート10がワイヤーハーネスWの外周面上を滑ることはない。
次に、図4に基づいてワイヤーハーネス用外装シート10の長手方向を、ワイヤーハーネスWの長手方向と直交させて装着する方法を説明する。
ワイヤーハーネス用外装シート10は、粘着部12と滑り止め部15とが設けられたシート本体11の片面を内側にされるとともに、粘着部12と滑り止め部15とを外装対象であるワイヤーハーネスWと略直交する状態とされる。この状態で、ワイヤーハーネス用外装シート10は、滑り止め部15の長手方向一端部15aを、ワイヤーハーネスWの外周面に押し付けた状態で、粘着部12の長手方向一端部12aがワイヤーハーネスWの外周面に粘着固定される。そして、徐々にワイヤーハーネスWの外周上に粘着部12によって粘着固定される。
次いで、ワイヤーハーネス用外装シート10は、粘着部12をワイヤーハーネスWの外周面に粘着固定され、滑り止め部15をワイヤーハーネスWの外周面に押付け固定されつつ、シート本体11をワイヤーハーネスWの外周に巻き付けられる。そして、ワイヤーハーネス用外装シート10は、ワイヤーハーネスWの外周に1周を超えて巻き付けられたシート本体11の外側面に、粘着部12と滑り止め部15との長手方向他端部12b,15bを、それぞれ粘着固定、押付け固定される。
以上のような参考例のワイヤーハーネス用外装シートによれば、ワイヤーハーネス用外装シート10 のワイヤーハーネスW への装着作業時に位置ずれすることなく、迅速かつ確実に粘着固定ができる。
また、一端部にのみ粘着部12を設ければよいので、シート両端部のテープ止め作業が不要となり、作業工数の削減を図ることができる。
次に、図5〜図7に基づいて、本発明の実施形態を説明する。
図5は、本発明の実施形態であるワイヤーハーネス用外装シートを示す平面図であり、図6は、図5のワイヤーハーネス用外装シートの側面図である。図7は、図5のワイヤーハーネス用外装シートのワイヤーハーネスへの装着方法の一例を示す断面図である。
本実施形態のワイヤーハーネス用外装シート20は、粘着力の大きい粘着部25が、粘着力の小さい滑り止め部22に対して交差する傾斜方向に伸び、かつそれぞれが交差する複数本の粘着部材26で構成されているものである。
すなわち、ワイヤーハーネス用外装シート20は、平板状に形成されたシート本体21と、シート本体21の片面(図6中、上面)の幅方向一端部に、長手方向に沿って設けられた幅狭の滑り止め部22と、互いに交差するとともに、滑り止め部22に対しても交差する方向に伸びて設けられた複数本の粘着部材26とで構成されている。なお、幅狭の部分が滑り止め部である必要はなく、滑り止め部22と粘着部25との幅関係は特に限定されるものではない。
また、装着方法について図7、図8を参照して説明する。先ず、図7に基づいてワイヤーハーネス用外装シート20の長手方向を、ワイヤーハーネスWの長手方向に沿わせて装着する方法を説明する。
ワイヤーハーネス用外装シート20のシート本体21の片面を内側にし、滑り止め部22および粘着部25をそれぞれワイヤーハーネスWと略平行にする。この状態で、滑り止め部22をワイヤーハーネスWの外周面に押付けながら、ハーネス用外装シート20がワイヤーハーネスWの外周面上を滑らずに巻き付けられ、粘着部25を構成する粘着部材26がワイヤーハーネスWの外周面に沿って徐々に粘着固定される(図7中、左図および中央図の状態)。なお、滑り止め部22は粘着力が小さいため、間違った位置に位置決めしても容易に位置変えすることができる。
そして、ワイヤーハーネス用外装シート20は、ワイヤーハーネスWの外周に1周を超えて巻き付けられたシート本体21の外側面に、粘着部材26の他端部が最終的に粘着固定される(図7中、右図)。これは、粘着力の大きい粘着部25が、シート本体21の片面の略全面にわたって設けられた状態と同じであることから、滑り止め部22から先にワイヤーハーネスWの外周方向に沿って巻き付けても位置ずれすることなく、徐々に粘着部材26によって粘着固定されるものである。
次に、図8に基づいてワイヤーハーネス用外装シート20短手方向を、ワイヤーハーネスWの長手方向と直交させて装着する方法を説明する。
ワイヤーハーネス用外装シート20シート本体21の片面を内側にし、滑り止め部22と粘着部25を外装対象であるワイヤーハーネスWと略直交する状態で、滑り止め部22の長手方向一端部22aでワイヤーハーネスWの長手方向に位置ずれしないようにワイヤーハーネスWに押し付けながら位置決めし、粘着部25の一端部25aを粘着固定する。そして、徐々にワイヤーハーネスWの外周上に粘着部材26によって粘着固定される。
以上のような本発明の実施形態によれば、前記参考例の位置ずれすることなく迅速かつ確実に粘着固定ができるという効果と、作業工数の削減を図ることができるという効果を得ることができる他、次のような効果を得ることができる。
すなわち、粘着部25が、滑り止め部22に対して交差する方向に伸び、かつお互いも交差する複数本の粘着部材26で構成されているので、ワイヤーハーネスWの外周に巻き付けるとき、位置ずれすることなく確実に粘着固定できる。
なお、本発明に係るワイヤーハーネス用外装シートは、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜な変形、改良等が可能である。
例えば、前記参考例では、滑り止め部15がシート本体11の中央部に設けられ、実施形態では、粘着部25が滑り止め部22に対して交差する方向に伸びかつそれぞれが交差する複数本の粘着部材26で構成されていたが、これに限らず、粘着部25の形状は、ワイヤーハーネスWの形態に対応して変更することが可能である。例えば、滑り止め部22に平行に複数設けたり、滑り止め部22に対して傾斜させて複数設けたり、ジグザグ状に設けたり、波形に設けたりすることも可能である。
本発明により得られるワイヤーハーネス用外装シートは、迅速かつ確実に取り付けられるワイヤーハーネスの外装品として好適に用いられる。
本発明の参考例であるワイヤーハーネス用外装シートを示す平面図である。 図1のワイヤーハーネス用外装シートの側面図である。 図1のワイヤーハーネス用外装シートのワイヤーハーネスへの装着方法の一例を示す断面図である。 図1のワイヤーハーネス用外装シートのワイヤーハーネスへの装着方法の他の例を示す斜視図である。 本発明の実施形態であるワイヤーハーネス用外装シートを示す斜視図である。 図5のワイヤーハーネス用外装シートの側面図である。 図5のワイヤーハーネス用外装シートのワイヤーハーネスへの装着方法の一例を示す断面図である。 図5のワイヤーハーネス用外装シートのワイヤーハーネスへの装着方法の他の例を示す断面図である。 特許文献1で開示されているカバー部材を示す平面図である。 図9のカバー部材により電線を結束する際の状態を示す斜視図である。 図9のカバー部材により電線を結束した状態例を示す断面図である。 図9のカバー部材をワイヤーハーネスに装着した状態例を示す要部斜視図である。 特許文献2で開示されているワイヤーハーネスの結束用シートを示す平面図である。 図13のワイヤーハーネスの結束用シートによるワイヤーハーネスの結束状態を示す断面図である。 特許文献3で開示されている配電線類束線チューブを示す斜視図である。
符号の説明
10,20 ワイヤーハーネス用外装シート
11 シート本体
12 粘着部
12a 粘着部の一端部
12b 粘着部の他端部
15 滑り止め部
15a 滑り止め部の一端部
15b 滑り止め部の他端部
21 シート本体
22 滑り止め部
25 粘着部
25a 粘着部の一端部
25b 粘着部の他端部
26 粘着部材
W ワイヤーハーネス

Claims (5)

  1. ワイヤーハーネスに装着されるワイヤーハーネス用外装シートであって、
    平板状に形成されたシート本体の片面の一端部に粘着力の大きい帯状の粘着部及び粘着力の小さい帯状の滑り止め部の一方を備えるとともに、前記片面の前記一端部以外の部分に前記粘着部及び前記滑り止め部の他方を備え、
    前記粘着部が、前記片面に設けられ前記滑り止め部に対して交差する方向に伸び、かつそれぞれが交差する複数本の粘着部材で構成されていることを特徴とするワイヤーハーネス用外装シート。
  2. 前記シート本体の粘着部と直交する幅寸法が、前記ワイヤーハーネスの外周1周分の長さよりも大きいことを特徴とする請求項1記載のワイヤーハーネス用外装シート。
  3. 前記滑り止め部が、前記片面の中央部に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のワイヤーハーネス用外装シート。
  4. 前記滑り止め部が、ナシ地仕上げ加工により形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のワイヤーハーネス用外装シート。
  5. 前記滑り止め部の反対面には、多数のエンボス加工が施されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のワイヤーハーネス用外装シート。
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