JP2000082342A - ワイヤハーネス外装用シートおよび該シートで外装されたワイヤハーネス - Google Patents

ワイヤハーネス外装用シートおよび該シートで外装されたワイヤハーネス

Info

Publication number
JP2000082342A
JP2000082342A JP10251052A JP25105298A JP2000082342A JP 2000082342 A JP2000082342 A JP 2000082342A JP 10251052 A JP10251052 A JP 10251052A JP 25105298 A JP25105298 A JP 25105298A JP 2000082342 A JP2000082342 A JP 2000082342A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
wire harness
wire group
group
wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10251052A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Hida
哲男 飛田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP10251052A priority Critical patent/JP2000082342A/ja
Publication of JP2000082342A publication Critical patent/JP2000082342A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulated Conductors (AREA)
  • Details Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートの方向性を明確にすることで、シート
の取付方向の間違いをなくすようにする。 【解決手段】 ワイヤハーネスW/Hを構成する電線群
Dに取り付ける外装用シート10の一面に粘着剤塗布面
10bを設けると共に、対向する二辺10A−1、10
A−2の寸法を外装する電線群Dの寸法に適合した寸法
としている。これら辺10A−1に凸部10C、辺10
A−2に凹部10Dを設け、凸部10Cと凹部10Dが
嵌合できるようにすると共に、凹凸部を目印として、該
凹凸部のある辺10A−1、10A−2を電線群Dの長
さ方向に沿ってシート10を配置するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤハーネス外
装用シートおよび該シートで外装されたワイヤハーネス
に関し、特に、外装用シートの方向性を明確にすること
で、外装用シートの取り付け方向を判断できるようにす
るものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等に使用されるワイヤハーネスに
は、ワイヤハーネスを構成する電線群の保護あるいは結
束等のために矩形状の外装用シートを取り付けている。
上記シートにおいて、対向する二辺は外装する電線群の
寸法に適合した所定寸法としており、他の二辺は電線群
の周囲長と対応する長さとしているため直交する辺の長
さが異なり、シート形状は長方形となっている。そこ
で、シートをワイヤハーネスに取り付ける際には、シー
トの方向性に注意を払う必要がある。
【0003】図6は、ワイヤハーネスに取り付ける従来
のシート1であり、材料としてはソフトシートあるいは
塩化ビニルシートを使用し、一面に粘着剤を塗布すると
共に、剥離紙1aで粘着剤塗布面1bを覆っている。シ
ート1の辺1Aは、シート1をワイヤハーネスの電線群
に取り付けた際、電線群の軸線方向に対応し、辺1Aの
長さTは、自動車メーカー等が設定している外装材の取
り付け長さの所定寸法と一致している。
【0004】シート1の辺1Aに直交する辺1Bは、電
線群の軸線方向と直交して電線群にシート1を巻き付け
る方向と対応しており、辺1Bの長さSは電線群の周囲
を覆う長さにしている。ここで、シート1を巻き付ける
箇所は、電線群の端末で電線群の径が小さいため、辺1
Bの長さSは辺1Aの長さTより短くなり、シート1の
形状は長方形になる。シート1は、図7に示すように、
大型シート1’を縦T、横Sの長さで格子状に切断分離
して形成している。
【0005】図8(A)、(B)は、シート1をワイヤ
ハーネスW/Hの電線群Dへ取り付ける工程を示してい
る。剥離紙1aを剥がしたシート1を、粘着剤塗布面1
bがコネクタ2を接続した電線群Dに対向するようにし
て、シート1を横向き、つまり、シート1の辺1Aが電
線群Dの軸線方向と一致する方向に配置し、電線群Dに
巻き付け粘着剤塗布面1bで貼り付けている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のシート形状は長
方形であるため、縦向き、横向きというように方向性が
あり、シートを電線群に取り付ける際は、上記方向性に
配慮しなければならない問題がある。また、方向を間違
えて取り付けると、ワイヤハーネスが不良品となるた
め、シートを剥がして方向を修正する必要があるが、外
装用シートとしてソフトシートを使用している場合は、
剥がす際にソフトシートは破れてしまうので再使用が不
可能となり、新たなソフトシートが必要となる問題があ
る。
【0007】本発明は上記した問題を鑑みてなされたも
ので、シートの対向する二辺にシートの取付方向を示す
目印を設けることで、シートの取付方向の間違いを解消
できるようにすることを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、ワイヤハーネスを構成する電線群に外装する矩形状
のウレタンシート等のソフトシートあるいは塩化ビニル
シートからなり、その一面に粘着剤を塗布していると共
に、対向する二辺の寸法を外装する電線群の寸法に適合
した寸法とすると共に、これら対向辺の一方に凸部を設
けると共に他方に凸部と嵌合する凹部を設け、凹凸部を
目印として、該凹凸部のある辺を上記電線群の長さ方向
に沿って配置するようにしているワイヤハーネス外装用
シートを提供している。
【0009】上記のように、ワイヤハーネスの電線群の
軸線方向に合わせる二辺に凹凸部を設けることで、シー
トを電線群に取り付ける方向が容易に判断できると共
に、巻き付ける方向も凹凸の方向により分かるので、方
向間違いの取り付けを解消することができる。さらに、
上記方向間違いの解消により、ソフトシートを無駄にす
ることも無くなり、付け直しに要していた時間もかから
なくなるので、作業効率が向上する。
【0010】また、上記シートをワイヤハーネスの支線
の電線群に対して、すし巻きあるいは貼り合わせで外装
してもよい。電線群にシートを貼り付ける際に、シート
の端部をすし巻きあるいは貼り合わせにすることで、し
っかりとシート同士を貼り合わせることができると共
に、シートの貼り合わせ端部もきれいに処理できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明のシート10であり、
ウレタンシート等のソフトシートあるいは塩化ビニルシ
ートより形成され、片側の一面に粘着剤塗布面10bを
設けて剥離紙10aで覆っている。シート10の対向す
る二辺である辺10A―1、10A―2は、シート10
を電線群Dに取り付ける際に、電線群Dの長さ方向に沿
って配置する側に対応しており、辺10A―1、10A
―2の長さT’は、自動車メーカ等が規定するシート1
0の電線群Dへの取り付け所定寸法に適合した寸法とし
ている。
【0012】これら辺10A―1には二つの凸部10C
を、辺10A―2には二つの凹部10Dを、それぞれが
対向するように設けると共に、凸部10Cおよび凹部1
0Dの形状を同じ大きさの略三角形状とすることで、相
互に嵌合できるようにしている。なお、辺10A−1に
設ける凸部10Cの数、あるいは、辺10A−2に設け
る凹部10Dの数はそれぞれ二つに限定されることはな
く、少なくとも各辺に一つあればよい。
【0013】また、辺10A―1、10A―2に直交す
る辺10B―1、10B―2辺は電線群の軸線方向と直
交して電線群に巻き付ける方向と対応しており、辺10
B―1、10B―2の長さS’は電線群Dの周囲長にシ
ート10の貼り合わせ代の長さを加えた寸法を計算で求
めて決定している。
【0014】シート10は、図2に示すように、大型シ
ート10’を縦方向に距離T’の間隔で設けた直線の切
断線10X’と、横方向に距離S’の間隔で設けた凹凸
を有する切断線10Y’で分割切断して、多数枚のシー
ト10を連続的に形成している。この際、切断線10
Y’の凹凸により、シート10の凸部10Cと凹部10
Dを切断と同時に形成しており、凸部10Cと凹部10
Dは切断線10Y’を境界として相互に噛み合うような
位置関係となっている。上記のようにすることで材料の
無駄も少なくなるようにしている。
【0015】シート10を端末にコネクタ20を接続し
た電線群Dに取り付けるには、図3(A)に示すよう
に、剥離紙10aを剥がしたシート10を、粘着剤塗布
面10bが電線群Dに対向すると共に、凹凸部を有する
辺10A―1、10A―2が電線群Dの長さ方向と一致
するように配置している。上記のように、凹凸部を目印
にして、シート10の方向を判断できるので、取り付け
方向の間違いが減少すると共に、取り付け作業自体も容
易になるので、作業効率が向上する。
【0016】その後、凸部10Cの示す方向に従ってシ
ート10を電線群Dに巻き付けていき、粘着剤塗布面1
0bで貼り付け、図3(B)に示すように、ワイヤハー
ネスW/Hにシート10を取り付けた状態にしている。
【0017】シート10の端部10Eは、図4(A)に
示すように、シート10の外周面にすし巻き状に巻き付
け、粘着剤塗布面10bで貼り付けて外装している。ま
た、図4(B)に示すように、シート10の端部10E
同士を貼り合わせている場合もあり、さらに、図4
(C)に示すように、端部10E同士をずらして貼り合
わせて、未接着面10b’が生じるようにし、端部10
Eの貼り合わせ部10Fを外周面に沿うように倒して未
接着面10b’で貼り付けて、貼り合わせ部10Fがシ
ート10の外周面より突出するのを防ぐようにしてもよ
い。
【0018】なお、シート10の変形例として、凸部1
0Cおよび凹部10Dの形状を略三角形状以外にしても
よく、例えば、図5(A)に示すように、シート10−
Aの凸部10C−Aおよび凹部10D−Aの形状を半丸
形状にしてもよく、以下同様に図5(B)のように四角
形状、図5(C)のように台形状にしてもよい。
【0019】また、辺全体で凸部および凹部を形成して
もよく、例えば、図5(D)に示すように、辺10A−
1D全体で山形の凸部10C−Dを形成し、それに対向
する辺10A−2Dで凹部10D−Dを形成してもよ
く、以下同様に、図5(E)のように波形、図5(F)
のように円弧形を形成してもよい。
【0020】上記のように、種々の変形例を形成するこ
とで、サイズの異なるシートを見分ける目印にすること
ができる。例えば、縦100mm、横90mmであるシ
ート10−Aと、縦110mm、横90mmのシート1
0−Bでは、一見するだけでは、二つのシートを見分け
るのは困難である。しかし、シート10−Aには半丸形
状の凹凸部、シート10−Bには四角形状の凹凸部を設
けるようにすると、一見しただけで二つのシートを見分
けることができる。
【0021】
【発明の効果】上記説明より明らかなように、シートの
電線群の長さ方向に対応する二辺に凹凸部を設けること
でシートを電線群に取り付ける方向および巻き付ける方
向が容易に判断できるので、シートの取り付け方向の間
違いを減少することができる。また、凹凸部の形状を種
々設けることで、サイズの異なるシートをも容易に判別
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の外装用シートを示す斜視図である。
【図2】 外装用シートを大型シートより材料取りする
状態を示す概略図である。
【図3】 本発明の外装用シートを電線群に取り付ける
工程を示し(A)は取り付け前の状態を示す斜視図であ
り、(B)は取り付け後を示す斜視図である。
【図4】 本発明の外装用シートを取り付けた電線群を
示し、(A)はすし巻きによる取り付け状態を示す概略
断面図であり、(B)は貼り合わせによる取り付け状態
を示す概略断面図であり、(C)は貼り合わせ部をシー
ト外周面に倒した状態を示す概略断面図である。
【図5】 (A)〜(F)は外装用シートの凹凸部の形
状が異なる種々の変形例を示す概略図である。
【図6】 従来の外装用シートを示す斜視図である。
【図7】 従来の外装用シートを大型シートより材料取
りする状態を示す概略図である。
【図8】 従来の外装用シートを電線群に取り付ける工
程を示し(A)は取り付け前の状態を示す斜視図であ
り、(B)は取り付け後を示す斜視図である。
【符号の説明】 1、10 シート 10C 凸部 10D 凹部 D 電線群 W/H ワイヤハーネス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネスを構成する電線群に外装
    する矩形状のウレタンシート等のソフトシートあるいは
    塩化ビニルシートからなり、その一面に粘着剤を塗布し
    ていると共に、対向する二辺の寸法を外装する電線群の
    寸法に適合した寸法とすると共に、これら対向辺の一方
    に凸部を設けると共に他方に凸部と嵌合する凹部を設
    け、凹凸部を目印として、該凹凸部のある辺を上記電線
    群の長さ方向に沿って配置するようにしているワイヤハ
    ーネス外装用シート。
  2. 【請求項2】 請求項1のシートをワイヤハーネスの支
    線の電線群に対して、すし巻きあるいは貼り合わせで外
    装していることを特徴とする該シートで外装されたワイ
    ヤハーネス。
JP10251052A 1998-09-04 1998-09-04 ワイヤハーネス外装用シートおよび該シートで外装されたワイヤハーネス Withdrawn JP2000082342A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10251052A JP2000082342A (ja) 1998-09-04 1998-09-04 ワイヤハーネス外装用シートおよび該シートで外装されたワイヤハーネス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10251052A JP2000082342A (ja) 1998-09-04 1998-09-04 ワイヤハーネス外装用シートおよび該シートで外装されたワイヤハーネス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000082342A true JP2000082342A (ja) 2000-03-21

Family

ID=17216912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10251052A Withdrawn JP2000082342A (ja) 1998-09-04 1998-09-04 ワイヤハーネス外装用シートおよび該シートで外装されたワイヤハーネス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000082342A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2406226A (en) * 2003-09-20 2005-03-23 New Chapel Electronics Ltd A cable raceway anti-abrasion wrap

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2406226A (en) * 2003-09-20 2005-03-23 New Chapel Electronics Ltd A cable raceway anti-abrasion wrap
GB2406226B (en) * 2003-09-20 2006-07-12 New Chapel Electronics Ltd Cable raceway anti-abrasion wrap,tool,and method of use

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10276278B2 (en) Sheet for wire harness, wire harness, and production method for wire harness
US10096399B2 (en) Wire harness sheet, wire harness, and method of manufacturing wire harness
JP2006296166A (ja) コルゲートチューブ、コルゲートチューブの装着方法及びワイヤーハーネス
JP6002401B2 (ja) ワイヤハーネス及びワイヤハーネスの製造方法
JPH117856A (ja) ワイヤハーネスへの保護材の外装構造
JP6462513B2 (ja) ワイヤハーネス保護シート、及び該シート付きワイヤハーネス、並びに該シートのワイヤハーネスへの取付け方法
JP2000082342A (ja) ワイヤハーネス外装用シートおよび該シートで外装されたワイヤハーネス
JP2010126648A (ja) ワイヤハーネス結束用テープ
JP4846270B2 (ja) ワイヤーハーネス用外装シート
JP4761797B2 (ja) ワイヤハーネスの製造方法
JPH11235886A (ja) ばらばらのシートを結束するための結束接着バンド用シート
JP2004320956A (ja) ワイヤハーネスの固定構造
JP2000082341A (ja) ワイヤハーネス外装用シートおよび該シートで外装されたワイヤハーネス
JP3520779B2 (ja) 表示ラベル体
JP2014207769A (ja) 電線束の保護構造
JP2010124593A (ja) 電線の保護材
JP2000067669A (ja) ワイヤハーネスのテープ取付構造およびテープ取付具
JPH11205945A (ja) ワイヤハーネス用保護シート
JP2010130761A (ja) ワイヤハーネス結束用の粘着テープ
JPH07130233A (ja) ワイヤハーネスの結束構造およびワイヤハーネスの結束方法
JP2000100255A (ja) フラットハーネス
US20210358338A1 (en) Label, label wrapping method and label sheet
JPH07135723A (ja) フラットケーブル
JP5782990B2 (ja) グロメット及びワイヤハーネス
JPH0960309A (ja) 梁の補強方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060110