JP2007027050A - ワイヤーハーネス用シールドテープ、シールドワイヤーハーネス構造およびシールドワイヤーハーネスの製造方法 - Google Patents

ワイヤーハーネス用シールドテープ、シールドワイヤーハーネス構造およびシールドワイヤーハーネスの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 金属箔と樹脂基材とで二層に構成されていても、後巻き取り付けする際に優れたシールド効果を得ることができるとともに、作業性の向上を図ることができるワイヤーハーネス用シールドテープ、シールドワイヤーハーネス構造およびシールドワイヤーハーネスの製造方法を提供する。
【解決手段】 ワイヤーハーネス用シールドテープ10を、電磁波をシールドするシールド用金属箔11と、このシールド用金属箔11の一面に一体的に設けられた樹脂基材12とで構成し、シールド用金属箔11の長手方向と直交する幅方向の端部に、樹脂基材12の幅方向の端部より長く、かつ外側に突出した突出部11Aを形成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ワイヤーハーネスの電磁波をシールドするために、ワイヤーハーネスに対して後巻きで取り付け、シールド性能の向上を図ったワイヤーハーネス用シールドテープ、シールドワイヤーハーネス構造およびシールドワイヤーハーネスの製造方法に関する。
近年、エレクトロニクス設備が搭載された自動車や、複写機、券売機等の進歩が目覚しいものとなっている。これらの設備に欠かせない情報とエネルギーを伝送する配線システムとしてワイヤーハーネスが使用されている。
例えば、車のエンジン、メータ、ライト等を正確に作動させるには、何百本もの高性能な電線が必要となり、そのような電線や情報回路をコンパクトに束ねたものがワイヤーハーネスとして用いられている。
以上のようなワイヤーハーネスは、例えば自動車内部等で発生する電磁波の影響を抑制するために、電磁波シールドテープ等によってシールドすることが行なわれている。
電磁波シールドテープには、圧延銅箔、軟質アルミニウム箔等の金属箔の片面に粘着型または熱賦活型の接着剤層を設けたものを使用し、これを被着体に螺旋状にラップ巻きして接着面を被着体に接着する方法が知られている(例えば特許文献1参照)。
図10に示すように、前記特許文献の電磁波シールドテープ90は、補強用樹脂基材としてのポリエチレンテレフタレート(PET)92の一面に、アルミニウムなどの金属箔91を貼着して一体化された構造となっている。
電磁波シールドテープの巻き付け方法としては、前記特許文献1のように螺旋状にラップ巻きする方法の他、シールドテープの長手方向をワイヤーハーネスの長手方向に添わせて巻き付ける縦添え巻き方法も行なわれている。
図11に示すように、螺旋状にラップ巻きする方法では、電磁波シールドテープ90をワイヤーハーネス1に巻き付ける際、金属箔91をテープ90の裏面としてワイヤーハーネス1の外周に接触させた状態で巻き始め、1周したら巻き終えた部位におけるPET92の表面の一部に、次に巻き付ける部位の金属箔91を重ねながら、順次螺旋状にラップ巻きする。巻き付け完了後は、PET92と金属箔91との重なり部95が、ワイヤーハーネスの長手方向に交互に、かつ螺旋状に並んでいる状態となっている。
図12に示すように、電磁波シールドテープ90を使用した縦添え巻きは、電磁波シールドテープ90をワイヤーハーネス1の長手方向に添え、かつ電磁波シールドテープ90の金属箔91をワイヤーハーネス1の外周に接触させた後、所定長さ寸法Lに形成された電磁波シールドテープ90でワイヤーハーネス1を包み込んで巻く。
これにより、図13に示すように、PET92の幅方向一端部の表面に、他端部の金属箔91の裏面が重ねられ、長手方向に重なり部95が連続している。
図14は、長さが短い電磁波シールドテープ90を、複数枚継ぎ足しながら連続させた縦添え巻きの例である。この例では、1枚目の電磁波シールドテープ90を、図12で説明したような手順で巻きつけた後、2枚目のシールドテープ90Aを、そのテープ90Aの長手方向一端部を1枚目のシールドテープ90の他端部に重ね合わせるとともに、1枚目90と同じように、ワイヤーハーネス1を包み込んで巻き付け、以後、3枚目、4枚目も、上述と同じような手順で巻き付け、連続させる。
このとき、図15に示すように、継ぎ足し部では、1枚目の電磁波シールドテープ90における長手方向一端部のPET92の表面に、2枚目の電磁波シールドテープ90Aにおける金属箔91の裏面が重ねられ、重なり部95が形成されている。
なお、図15においては、1枚目のテープ90と、2枚目のテープ90Aとがワイヤーハーネス1から離れて示されているが、表現しやすいように図示したものであって、実際には両テープ90、90Aとも、ワイヤーハーネス1の外周に密着している。
実開平6−41028号公報
しかしながら、前述した電磁波シールドテープの巻き付け方法では、次に述べるような問題がある。すなわち、電磁波シールドテープ90を螺旋状にラップ巻きする方法では、ワイヤーハーネス1の外周に1巻きした後、2巻き目を螺旋状にラップ巻きする際に、1巻きした部位のPET92の表面一部に、2巻き目の金属箔91の面を重ね合わせているため、その重なり部95では金属箔91が連続していない。そのため、ワイヤーハーネス1の長手方向においては、電磁波のシールドが断続的に行なわれることになり、シールド性能が悪いという問題がある。
また、電磁波シールドテープ90を縦添え巻きする方法でも、テープ90でワイヤーハーネス1を巻き込んだ後、幅方向一端部の表面に、幅方向他端部の裏面を重ね合わせるため、その重なり部95では金属箔91が連続していない。そのため、前述と同じようにシールド性能が悪いという問題がある。
また、電磁波シールドテープ90が長すぎると、テープ90が柔らかいこともあって取扱いにくく、ワイヤーハーネス1への巻き付け作業を均等に行なうことが困難となり、作業性が悪いという問題もある。
さらに、短く形成された電磁波シールドテープ90,90A等を継ぎ足しながらラップ巻きする方法でも、1枚1枚のテープ90,90A等を、それぞれ長いテープと同じような手順で金属箔91とPET92とを重ね合わせて巻き付ける他、1枚目90と2枚目90A、2枚目90Aと3枚目90Bとの継ぎ足し部では、それぞれの端部同士を重ね合わせて連続することになる。その結果、幅方向の一端部の他に、継ぎ足し分でも金属箔91とPET92とが重なることになり、金属箔91が連続していない部位が増え、さらに、シールド性能が悪いという問題がある。
また、長さが短く形成された複数枚の電磁波シールドテープ90,90Aを、順次、それぞれの端部同士を重ねながら継ぎ足していくため、多くの手間がかかり、さらに作業性が悪くなるという問題もある。
本発明の目的は、金属箔と樹脂基材とで二層に構成されていても、後巻き取り付けする際に優れたシールド効果を得ることができるとともに、作業性の向上を図ることができるワイヤーハーネス用シールドテープ、ワイヤーハーネス構造およびワイヤーハーネスの製造方法を提供することである。
1)本発明のワイヤーハーネス用シールドテープは、ワイヤーハーネスと接触し電磁波をシールドするシールド用金属箔と、このシールド用金属箔の一面に一体的に設けられた樹脂基材とで二層に構成されるとともに、前記シールド用金属箔をワイヤーハーネスの外周に接触させて巻付けるワイヤーハーネス用シールドテープにおいて、前記シールド用金属箔の長手方向の端部および当該長手方向と直交する幅方向の端部の少なくともいずれか一方に、前記樹脂基材の長手方向の端部および当該長手方向と直交する幅方向の端部より長く、かつ外側に突出した突出部が形成されていることを特徴とする。
前記構成のワイヤーハーネス用シールドテープによれば、そのテープをワイヤーハーネスに巻き付ける際、シールド用金属箔をワイヤーハーネスに接触させた状態で螺旋状にラップ巻きすると、長手方向に沿った突出部が螺旋状に表れ、その突出部にシールド用金属箔の裏面を重ね合わせ、かつ螺旋に沿って巻き付けることで、金属箔がワイヤーハーネスの外周を覆って長手方向に連続する。その結果、金属箔と樹脂基材とで二層に構成されていても、後巻き取り付けする際に優れたシールド効果を得ることができる。
2)本発明では、前記1)に記載したワイヤーハーネス用シールドテープにおいて、前記シールド用金属箔と樹脂基材とは、それぞれの前記突出部の反対側端部が揃えられていることを特徴とする。
前記構成のワイヤーハーネス用シールドテープによれば、突出部がそれぞれの一端部にのみ形成され、シールド用金属箔と樹脂基材とが突出部の反対側端部に至るまで一体的に形成されているので、突出部以外は樹脂基材で補強され、全体として必要な強度が確保される。
3)本発明では、前記1)または前記2)に記載したワイヤーハーネス用シールドテープにおいて、前記シールド用金属箔の裏面には接着部材が設けられていることを特徴とする。
前記構成のワイヤーハーネス用シールドテープによれば、シールド用金属箔同士を重ね合わせると同時に、接着剤により固着することができる。また、金属箔をワイヤーハーネスに巻き付けると同時に固定することができる。従って、ワイヤーハーネス用シールドテープの取り付け作業が容易となり、作業性の向上を図ることができる。
4)本発明のシールドワイヤーハーネス構造では、前記1)〜前記3)のいずれかに記載したワイヤーハーネス用シールドテープのうち、前記幅方向の一端部に長手方向に沿って形成された突出部を有するワイヤーハーネス用シールドテープを前記ワイヤーハーネスの外周に螺旋状に巻き付けるシールドワイヤーハーネス構造であって、前記ワイヤーハーネス用シールドテープの前記シールド用金属箔の巻き始め部が前記ワイヤーハーネスの外周に当接されるとともに前記接着剤により固着され、かつ前記シールド用金属箔の巻き終わり部にいたるまで前記シールド用金属箔の突出部の表面に、次に巻かれる部位のシールド用金属箔の裏面が重ねられるとともに前記接着剤により接着された状態で、前記ワイヤーハーネス用シールドテープが前記ワイヤーハーネスの長手方向に沿って螺旋状に巻き付けられ、前記シールド用金属箔が前記ワイヤーハーネス用シールドテープの巻き始め部から巻き終わり部まで連続して前記ワイヤーハーネス外周に接触していることを特徴とする。
前記構成のシールドワイヤーハーネス構造によれば、ワイヤーハーネスに螺旋状にラップ巻きしたときでも、長手方向に沿った突出部に金属箔の裏面が重ねられ、シールド用金属箔がワイヤーハーネス用シールドテープの巻き始め部から巻き終わり部まで連続して接触しているので、優れたシールド効果が得られる。
5)本発明のシールドワイヤーハーネス構造は、前記1)〜前記3)のいずれに記載したワイヤーハーネス用シールドテープのうち、前記幅方向の一端部に突出部が形成されたワイヤーハーネス用シールドテープを前記長手方向に添わせるとともに前記幅方向に巻き込んでワイヤーハーネスの外周に巻き付けるシールドワイヤーハーネス構造であって、前記シールド用金属箔の裏面で前記ワイヤーハーネスが包み込まれるとともに前記接着剤で固着され、前記シールド用金属箔の突出部の表面に当該シールド用金属箔における前記突出部とは反対側端部の裏面が重ねられ、かつ接着剤で固着されていることを特徴とする。
前記構成のシールドワイヤーハーネス構造によれば、ワイヤーハーネス用シールドテープをワイヤーハーネスの長手方向に添わせて配置し、ワイヤーハーネス用シールドテープを幅方向に巻き込んでワイヤーハーネスを包み込み、長手方向に連続する突出部の表面にシールド用金属箔の裏面が重ねられ、かつ固着されるので、テープの全長にわたってシールド用金属箔が連続する。その結果、縦添え巻きで巻き付ける場合でも、優れたシールド効果が得られる。
6)本発明のシールドワイヤーハーネス構造は、前記1)〜前記3)のいずれかに記載したワイヤーハーネス用シールドテープのうち、前記幅方向の一端部および長手方向の一端部に、それぞれ長手方向に沿って連続する第1突出部と、前記幅寸法で連続する第2突出部とを有するワイヤーハーネス用シールドテープを複数枚用いて、これらのワイヤーハーネス用シールドテープを前記ワイヤーハーネスの長手方向に沿わせるとともに前記幅方向に巻き込んでワイヤーハーネスの外周に巻き付けるシールドワイヤーハーネス構造であって、1枚目のワイヤーハーネス用シールドテープの長手方向が前記ワイヤーハーネスの長手方向に沿うとともに、ワイヤーハーネス用シールドテープの金属箔の裏面が前記ワイヤーハーネスに接触し、かつ1枚目のワイヤーハーネス用シールドテープがその長手方向全長にわたって前記幅方向に巻き込まれ、前記第1突出部の表面にこの第1突出部とは反対側端部の裏面が重ねられ、かつ接着剤で固着され、2枚目のワイヤーハーネス用シールドテープの一端部における金属箔の裏面が1枚目のワイヤーハーネス用シールドテープにおける第2突出部の上面に重ねられた状態で、2枚目のワイヤーハーネス用シールドテープを前記幅方向に巻き込み、2枚目のワイヤーハーネス用シールドテープにおける第1突出部の表面に前記金属箔の裏面が重ねられて接着剤により固着されていることを特徴とする。
前記構成のシールドワイヤーハーネス構造によれば、1枚では対応できないような長さのワイヤーハーネスにワイヤーハーネス用シールドテープを巻き付ける際、複数枚のワイヤーハーネス用シールドテープを用い、先ず1枚目をワイヤーハーネスの長手方向に沿わせた後、巻き込んで取り付ける。そして、2枚目のワイヤーハーネス用シールドテープにおける金属箔の裏面を、1枚目のワイヤーハーネス用シールドテープの第2突出部に重ねて連続させるので、複数枚を用いた場合でも、金属箔が長手方向に連続する。その結果、優れたシールド効果が得られる。
7)本発明のシールドワイヤーハーネスの製造方法は、前記1)〜前記3)のいずれかに記載したワイヤーハーネス用シールドテープのうち、前記幅方向の一端部に長手方向に沿って形成された突出部を有するワイヤーハーネス用シールドテープを前記ワイヤーハーネスの外周に螺旋状に巻き付けるシールドワイヤーハーネスの製造方法であって、前記ワイヤーハーネス用シールドテープの前記シールド用金属箔の巻き始め部を前記ワイヤーハーネスの外周に当接するとともに前記接着剤により固着し、かつ前記シールド用金属箔の巻き終わり部にいたるまで前記シールド用金属箔の突出部の表面に、次に巻かれるシールド用金属箔の裏面を順次重ねるとともに前記接着剤により固着した状態で、前記ワイヤーハーネス用シールドテープを前記ワイヤーハーネスの長手方向に沿って螺旋状に巻き付け、前記シールド用金属箔を前記ワイヤーハーネス用シールドテープの巻き始め部から巻き終わり部まで連続して前記ワイヤーハーネス外周に接触させたことを特徴とする。
前記構成のシールドワイヤーハーネスの製造方法によれば、ワイヤーハーネス用シールドテープを螺旋状にラップ巻きする場合でも、長手方向に連続する突出部に金属箔の裏面が重ねられ、金属箔が連続するので、優れたシールド効果が得られる。
8)本発明のシールドワイヤーハーネスの製造方法は、前記1)〜前記3)のいずれかに記載したワイヤーハーネス用シールドテープのうち、前記幅方向の一端部に前記長手方向に沿って連続する突出部が形成されたワイヤーハーネス用シールドテープを前記ワイヤーハーネスの長手方向に沿わせるとともに前記幅方向に巻き込む縦添え巻きでワイヤーハーネスの外周に巻き付けるシールドワイヤーハーネスの製造方法であって、前記シールド用金属箔の裏面で前記ワイヤーハーネスを包み込むとともに前記接着剤で固着し、前記シールド用金属箔の突出部の表面に当該シールド用金属箔における前記突出部とは反対側端部の裏面を重ね、かつ接着剤で固着したことを特徴とする。
前記構成のシールドワイヤーハーネスの製造方法によれば、ワイヤーハーネス用シールドテープを縦添え巻きする場合でも、長手方向に連続する突出部に金属箔の裏面が重ねられ、金属箔が連続するので、優れたシールド効果が得られる。作業性の向上を図ることができる。
本発明のワイヤーハーネス用シールドテープ、シールドワイヤーハーネス構造およびシールドワイヤーハーネスの製造方法によれば、金属箔と樹脂基材とで二層に構成されていても、後巻き取り付けする際に優れたシールド効果を得ることができるとともに、作業性の向上を図ることができる。
以下、本発明に係る好適な実施の形態例を図面に基づいて説明する。
図1は本発明のワイヤーハーネス用シールドテープ(以下、単にテープという)の第1実施形態を示す側面図、図2は図1におけるII−II線に沿った断面図、図3は図1のワイヤーハーネス用シールドテープをワイヤーハーネスに螺旋状に巻き付ける状態を示す説明図である。また、図4は図3のIV−IV線に沿った断面の一部拡大図、図5は図1のワイヤーハーネス用シールドテープを複数枚継ぎ足して巻き付ける状態を示す説明図である。また、図6は本発明のワイヤーハーネス用シールドテープの第2実施形態を示す側面図、図7は図6のワイヤーハーネス用シールドテープをワイヤーハーネスに縦添え巻きする状態を示す斜視図、図8は図6のワイヤーハーネス用シールドテープを複数枚継ぎ足して巻き付けた際の継ぎ足し部を示す断面図である。また、図9は本発明のワイヤーハーネス用シールドテープの変形例を示す斜視図である。
図1に示すように、テープ10は、ワイヤーハーネスと接触し電磁波をシールドする金属箔11と、この金属箔11の一面に粘着等により一体的に形成された補強用としての樹脂基材12とを含み構成されている。
金属箔11は、容易に組成変形し、錆びにくいものであればよく、例えば、アルミニウムで形成されているが、銅箔や鉄の箔を使用してもよい。
また、樹脂基材12は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)でフィルム状に形成されているが、PETと同様の性能等を有するものであれば、他の樹脂を使用してもよい。
金属箔11の裏面(反PET側面)には接着部材としての接着剤13が塗布されている。この接着剤13は、図1及び図2に示すように、金属箔11の長手方向および幅方向の端部から所定寸法後退した位置の内側に塗付されている。接着剤13としては、導電性に優れたもの、例えば、ポリエステル系接着剤が使用されている。
図2に示すように、テープ10の幅方向の一端部には、金属箔11の突出部11Aが形成されている。すなわち、樹脂基材12の幅方向の長さ寸法L2が、金属箔11の長さ寸法L1より寸法L3だけ短く形成され、この寸法L3の部位が樹脂基材12の幅方向端部から外側に突出した突出部11Aとなっている。突出部11Aの寸法L3は、例えば5mm程度に形成されている。ただし、寸法L3は、5mmに限定されず、ワイヤーハーネス1の大きさ等に応じて適宜な寸法に設定される。
図3に示すように、突出部11Aは、テープ10の長手方向全長にわたって形成されている。この際、樹脂基材12と金属箔11とにおいて突出部11Aの反対側端部は揃えられている。また、テープ10の長手方向一端部がワイヤーハーネス1への巻き始め部Aとなっており、他端部が巻き終わり部Bとなっている。
次に、以上のような構成のテープ10を用いてワイヤーハーネス1に巻き付ける構造およびシールドワイヤーハーネス1の固定方法を説明する。
先ず、図3に基づいて、テープ10をワイヤーハーネス1の外周に螺旋状に巻き付けるラップ巻きを説明する。テープ10の巻き始め部Aの金属箔11の裏面を、ワイヤーハーネス1に当て、金属箔11の裏面の接着剤13でワイヤーハーネス1を固定し、他端側を引張ってテープ10を伸ばしながら螺旋状に巻き付ける。
テープ10の1巻き目を巻き終えたら、2巻き目、3巻き目を順に螺旋状に巻き付けて行く。この際、3巻き目に移る状態の図3に示すように、巻き終えた部位、例えば2巻き目の突出部11Aの表面に、次に巻く3巻き目の金属箔11の裏面を重ね合わせ、かつ螺旋に沿って巻き付ける。このため、テープ10を巻き終えたとき、図4に示すように、テープ10の金属箔11がワイヤーハーネス1の外周を覆った状態で、図3に示すように、ワイヤーハーネス1の長手方向全長にわたって連続していることになる。
図5に示すように、ワイヤーハーネス1が長くて、1枚のテープ10では巻けない場合、巻き終えた1枚目のテープ10の巻き終わり部Bにおける金属箔11の突出部11Aの表面に、2枚目のテープ10Aの巻き始め部Aの金属箔11の裏面を重ね合わせ、かつ螺旋に沿って巻き付ける。3枚目のテープを使用する場合も、以上に述べたように巻き付けて、ワイヤーハーネス1の長手方向全長にわたって金属箔11を連続させる。
以上、上述した第1実施形態によれば、テープ10の金属箔11の幅方向一端部には、樹脂基材12の幅方向一端部から寸法L3だけ長くなって外側に突出した金属箔11の突出部11Aが形成されており、テープ10を螺旋状にラップ巻きするにあたり、突出部11Aに、金属箔11の裏面を重ね合わせながら螺旋に沿って巻き付けることで、テープ10の長手方向全長にわたって、金属箔11を連続させることができる。その結果、テープ10が金属箔11と樹脂基材12とで二層に構成されていても、そのテープ10を後巻き取り付けする際に優れたシールド効果を得ることができる。
また、金属箔11の突出部11Aの長さ寸法L3が、例えば5mmに形成されている場合、金属箔11の裏面をその突出部11Aに重ねて螺旋状に巻き付けるとき、多少ずれた状態でも金属箔11同士が連続するので、金属箔11同士を重ねる際に細かい神経を集中して行なわなくてもよく、その結果、作業性の向上を図ることができる。
さらに、シールド用金属箔11と樹脂基材12とは、金属箔11の突出部11Aの反対側端部が揃えられており、そこから突出部11に至るまで一体的に形成されているので、突出部11A以外は樹脂基材12で補強される。その結果、必要な強度が確保されたテープ10とすることができる。
また、接着剤13が、金属箔11の長手方向および幅方向の端部から所定寸法後退した位置の内側に塗付されているので、金属箔11の延長部11Aと金属箔11の裏面とを連続させながらテープ10を螺旋状にラップ巻きしたとき、接着材13が互いに隣り合った縁部からはみ出すことがない。その結果、テープ10が汚れることがなくなり、また、他の物が付着したりすることがない。
また、ワイヤーハーネス1にシールド用としてシース管等を使用する場合があるが、その場合と比べて、本実施形態では、ワイヤーハーネス1にテープ10を巻き付けるだけでシールド効果を得ることができるので、全体の外径寸法を小さくすることができる。その結果、小型化を図ることができる。
次に、本発明の第2実施形態を図6〜図8に基づいて説明する。
この第2実施形態のテープ20は、金属箔21の幅方向の一端部に形成され、長手方向に沿って連続する第1突出部21Aと、長手方向の一端部に形成された第2突出部21Bとを有するものである。
なお、この第2実施形態において、前記第1実施形態で使用したものと同一の部材には、同一符号を付すとともに、その詳細な説明は省略する。
図6に示すように、前記第1突出部21Aと、第2突出部21Bとの突出寸法L3も、前記第1実施形態の突出部11Aの突出寸法L3と同じ寸法に形成され、例えば5mm程度に形成されている。
以上のようなテープ20は、次に述べるように、テープ20をワイヤーハーネス1の長手方向に添わせておいて、長手方向と直交する幅方向に、ワイヤーハーネス1を包み込むようにして巻き付ける縦添え巻きに最適である。
すなわち、図7、図8に基づいて、第2実施形態のテープ20を用いたシールドワイヤーハーネス1構造、および製造方法を説明する。
図7に示すように、互いの長手方向を同じ向きとして、テープ20の金属箔11の裏面上にワイヤーハーネス1を配置した後、ワイヤーハーネス1を包み込むようにしてテープ20を丸め、そのテープ20の幅方向一端部に形成されている第1突出部20Aの表面に、幅方向他端部の金属箔21の裏面を当接させ、かつ接着剤13により、両金属箔11同士を固着させる。
そのため、テープ20の金属箔21がワイヤーハーネス1の径方向に連続するとともに、図8に示すように、長手方向全長にわたって連続している。
なお、図8においては、1枚目のテープ20と、2枚目のテープ20Aとがワイヤーハーネス1から離れて示されているが、表現しやすいように図示したものであって、実際には両テープ20、20Aとも、ワイヤーハーネス1の外周に密着している。
ワイヤーハーネス1が長すぎて1枚のテープ20では巻ききれない場合、図7に示すように、1枚目のテープ20を前述のような手順で巻き付けた後、2枚目のテープ20Aの長手方向一端部を、1枚目のテープ20における第2突出部20Bの表面に重ね合わせ、次いで、1枚目のテープ20と同じような手順で巻き付ける。3枚目、およびそれ以降のテープを使用する場合も、上述と同じような手順で巻き付けて行く。
なお、1枚目、2枚目、3枚目と、順次所定枚数のテープ20を巻き付けた後、最後のテープ20をワイヤーハーネス1に巻き付ける際、最後のテープは、図示しないが金属箔21と樹脂基材12との長さが同じであってもよい。あるいは第2実施形態の金属箔21の第2突出部21Bを切断したものを用いてもよい。
以上に述べた第2実施形態によれば、前記第1実施形態の各効果とほぼ同様の効果の他、次のような効果を得ることができる。すなわち、テープ20でワイヤーハーネス1を包み込んで巻き付けた後、第1突出部21Aに、反対側端部の金属箔11の裏面を重ね合わせ、押し付けるだけで取り付けることができるので、作業性の向上を図ることができる。
また、複数枚のテープ20等を継ぎ足してワイヤーハーネス1に巻き付けて行く場合、1枚目のテープ20を巻き終えた後、2枚目のテープ20Aの長手方向一端部を、1枚目のテープ20における第2突出部21Bの表面に重ね合わせた後、1枚目のテープ20 と同じような手順で巻き付ければよい。その結果、複数枚のテープ20等を継ぎ足して巻き付ける際でも、取り付け作業が容易となり、また、それぞれのテープ20、20A等の金属箔11同士が長手方向に連続するので、優れたシールド性能を得ることができる。
なお、本発明に係るワイヤーハーネス用シールドテープ、シールドワイヤーハーネス構造およびシールドワイヤーハーネスの製造方法は、上述した各実施の形態に限定されるものではなく、適宜な変形、改良等が可能である。
例えば、本発明では、ワイヤーハーネス1に螺旋状にラップ巻きする場合、前記第1実施形態のテープ10を用いて行なっていたが、これに限らず、第2実施形態のテープ20を使用してラップ巻きしてもよい。この場合、第2突出部21Bが巻き終わり部Bに表れるが、シールド性能には何ら悪影響はない。また、第2実施形態のテープ20を使用すれば、縦添え巻きだけでなく、螺旋状のラップ巻きをも行なえるので、テープ20が1種類でよく、その結果、テープ20の種類が少なくてすむという効果が得られる。
また、ワイヤーハーネス1にテープ10を縦添え巻きで取り付けるのに、本発明では、前記第2実施形態のテープ20を用いて行なっていたが、これに限らない。第1実施形態のテープ10を使用して縦添え巻きしてもよい。この場合、第1実施形態のテープ10の巻き終わり部Bには、第2実施形態のテープ20のような第2突出部21Bは形成されていないので、複数枚のテープ10を継ぎ足して巻き付ける場合には、継ぎ足し部で、金属箔11が不連続となるため、不向きである。
さらに、前記第1実施形態のテープ10では、そのテープ10の幅方向一端部に、テープ10の長手方向に沿った突出部11Aが形成され、第2実施形態のテープ20では、そのテープ20の幅方向一端部にテープ20の長手方向に沿った第1突出部21Aが形成されるとともに、長手方向一端部に長手方向の延長上に伸びる第2突出部21Bが形成されているが、本発明のテープはこれらに限らない。
例えば、図9に示すように、テープ30 の長手方向一方側端部に突出部31Bを形成したものであってもよい。このテープ30は、金属箔31と樹脂基材32とで二層に構成されており、螺旋状にラップ巻きする際にのみ使用できる。ただし、使用する際は、1巻き目の巻き終わり部における幅方向端部と、2巻き目の巻き始めにおける幅方向端部とが密着状態を保つように巻き付けなくては金属箔11が連続しないので、巻き付け作業に細心の注意が必要となり、作業性が悪い。その反面、テープ30の長手方向一端部に突出部31Bを形成するだけなので、突出部31Bの形成が容易にできるという効果はある。
また、前記各実施形態のテープ10,20等では、金属箔11,21の裏面に接着部材として接着剤13が塗布されているが、接着部材としては接着剤13に限らない。例えば、導電性を有するとともに金属箔11,21の裏面、つまりワイヤーハーネス1に接触する面に剥離紙が付着した両面テープを金属箔11,21の裏面に接着しておいてもよい。このようにすれば、ワイヤーハーネス1に巻き付ける直前に剥離紙を剥ぎながら接着させることができるので、取扱い中に両面テープが他の部位に接着したりすることがなく、その結果、取扱いが容易となる。
本発明のワイヤーハーネス用シールドテープの第1実施形態を示す側面図である。 図1におけるII−II線に沿った断面図である。 図1のワイヤーハーネス用シールドテープをワイヤーハーネスに螺旋状に巻き付ける状態を示す図である。 図3のIV−IV線に沿った断面の一部拡大図である。 図1のワイヤーハーネス用シールドテープを複数枚継ぎ足して巻き付ける状態を示す図である。 本発明のワイヤーハーネス用シールドテープの第2実施形態を示す側面図である。 図6のワイヤーハーネス用シールドテープをワイヤーハーネスに縦添え巻きする状態を示す図である。 図6のワイヤーハーネス用シールドテープを複数枚継ぎ足して巻き付けた際の継ぎ足し部を示す断面図である。 本発明のワイヤーハーネス用シールドテープの変形例を示す斜視図である。 従来のワイヤーハーネス用シールドテープを示す斜視図である。 前記従来のワイヤーハーネス用シールドテープをワイヤーハーネスに螺旋状に巻き付ける状態を示す図である。 前記従来のワイヤーハーネス用シールドテープをワイヤーハーネスに縦添え巻きする状態を示す図である。 図12のXII−XII線に沿った断面の一部拡大図である。 前記従来のワイヤーハーネス用シールドテープを複数枚継ぎ足して巻き付ける状態を示す図である。 図14における継ぎ足し部の詳細を示す断面図である。
符号の説明
1 ワイヤーハーネス
10,20 ワイヤーハーネス用シールドテープ
11,21 金属箔
11A 突出部
12 樹脂基材
13 接着部材としての接着剤
21A 第1突出部
21B 第2突出部

Claims (8)

  1. ワイヤーハーネスと接触し電磁波をシールドするシールド用金属箔と、このシールド用金属箔の一面に一体的に設けられた樹脂基材とで二層に構成されるとともに、前記シールド用金属箔をワイヤーハーネスの外周に接触させて巻付けるワイヤーハーネス用シールドテープにおいて、
    前記シールド用金属箔の長手方向の端部および当該長手方向と直交する幅方向の端部の少なくともいずれか一方に、前記樹脂基材の長手方向の端部および当該長手方向と直交する幅方向の端部より長く、かつ外側に突出した突出部が形成されていることを特徴とするワイヤーハーネス用シールドテープ。
  2. 前記シールド用金属箔と樹脂基材は、それぞれの前記突出部の反対側端部が揃えられていることを特徴とする請求項1に記載したワイヤーハーネス用シールドテープ。
  3. 前記シールド用金属箔の裏面は、接着部材が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載したワイヤーハーネス用シールドテープ。
  4. 前記請求項1〜請求項3のいずれかに記載したワイヤーハーネス用シールドテープのうち、前記幅方向の一端部に長手方向に沿って形成された突出部を有するワイヤーハーネス用シールドテープを前記ワイヤーハーネスの外周に螺旋状に巻き付けるシールドワイヤーハーネス構造であって、
    前記ワイヤーハーネス用シールドテープの前記シールド用金属箔の巻き始め部が前記ワイヤーハーネスの外周に当接されるとともに前記接着剤により固着され、かつ前記シールド用金属箔の巻き終わり部にいたるまで前記シールド用金属箔の突出部の表面に、次に巻かれる部位のシールド用金属箔の裏面が重ねられるとともに前記接着剤により接着された状態で、前記ワイヤーハーネス用シールドテープが前記ワイヤーハーネスの長手方向に沿って螺旋状に巻き付けられ、前記シールド用金属箔が前記ワイヤーハーネス用シールドテープの巻き始め部から巻き終わり部まで連続して前記ワイヤーハーネス外周に接触していることを特徴とするシールドワイヤーハーネス構造。
  5. 前記請求項1〜請求項3のいずれかに記載したワイヤーハーネス用シールドテープのうち、前記幅方向の一端部に突出部が形成されたワイヤーハーネス用シールドテープを前記長手方向に添わせるとともに前記幅方向に巻き込んでワイヤーハーネスの外周に巻き付けるシールドワイヤーハーネス構造であって、
    前記シールド用金属箔の裏面で前記ワイヤーハーネスが包み込まれるとともに前記接着剤で固着され、前記シールド用金属箔の突出部の表面に当該シールド用金属箔における前記突出部とは反対側端部の裏面が重ねられ、かつ接着剤で固着されていることを特徴とするシールドワイヤーハーネス構造。
  6. 前記請求項1〜請求項3のいずれかに記載したワイヤーハーネス用シールドテープのうち、前記幅方向の一端部および長手方向の一端部に、それぞれ長手方向に沿って連続する第1突出部と、前記幅寸法で連続する第2突出部とを有するワイヤーハーネス用シールドテープを複数枚用いて、これらのワイヤーハーネス用シールドテープを前記ワイヤーハーネスの長手方向に沿わせるとともに前記幅方向に巻き込んでワイヤーハーネスの外周に巻き付けるシールドワイヤーハーネス構造であって、
    1枚目のワイヤーハーネス用シールドテープの長手方向が前記ワイヤーハーネスの長手方向に沿うとともに、ワイヤーハーネス用シールドテープの金属箔の裏面が前記ワイヤーハーネスに接触し、かつ1枚目のワイヤーハーネス用シールドテープがその長手方向全長にわたって前記幅方向に巻き込まれ、前記第1突出部の表面にこの第1突出部とは反対側端部の裏面が重ねられ、かつ接着剤で固着され、2枚目のワイヤーハーネス用シールドテープの一端部における金属箔の裏面が1枚目のワイヤーハーネス用シールドテープにおける第2突出部の上面に重ねられた状態で、2枚目のワイヤーハーネス用シールドテープを前記幅方向に巻き込み、2枚目のワイヤーハーネス用シールドテープにおける第1突出部の表面に前記金属箔の裏面が重ねられて接着剤により固着されていることを特徴とするシールドワイヤーハーネス構造。
  7. 前記請求項1〜請求項3のいずれかに記載したワイヤーハーネス用シールドテープのうち、前記幅方向の一端部に長手方向に沿って形成された突出部を有するワイヤーハーネス用シールドテープを前記ワイヤーハーネスの外周に螺旋状に巻き付けるシールドワイヤーハーネスの製造方法であって、
    前記ワイヤーハーネス用シールドテープの前記シールド用金属箔の巻き始め部を前記ワイヤーハーネスの外周に当接するとともに前記接着剤により固着し、かつ前記シールド用金属箔の巻き終わり部にいたるまで前記シールド用金属箔の突出部の表面に、次に巻かれるシールド用金属箔の裏面を順次重ねるとともに前記接着剤により固着した状態で、前記ワイヤーハーネス用シールドテープを前記ワイヤーハーネスの長手方向に沿って螺旋状に巻き付け、前記シールド用金属箔を前記ワイヤーハーネス用シールドテープの巻き始め部から巻き終わり部まで連続して前記ワイヤーハーネス外周に接触させたことを特徴とするシールドワイヤーハーネスの製造方法。
  8. 前記請求項1〜請求項3のいずれかに記載したワイヤーハーネス用シールドテープのうち、前記幅方向の一端部に前記長手方向に沿って連続する突出部が形成されたワイヤーハーネス用シールドテープを前記ワイヤーハーネスの長手方向に沿わせるとともに前記幅方向に巻き込む縦添え巻きでワイヤーハーネスの外周に巻き付けるシールドワイヤーハーネスの製造方法であって、
    前記シールド用金属箔の裏面で前記ワイヤーハーネスを包み込むとともに前記接着剤で固着し、前記シールド用金属箔の突出部の表面に当該シールド用金属箔における前記突出部とは反対側端部の裏面を重ね、かつ接着剤で固着したことを特徴とするシールドワイヤーハーネスの製造方法。
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