JPH0986559A - 包装紙 - Google Patents

包装紙

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JPH0986559A
JPH0986559A JP24417095A JP24417095A JPH0986559A JP H0986559 A JPH0986559 A JP H0986559A JP 24417095 A JP24417095 A JP 24417095A JP 24417095 A JP24417095 A JP 24417095A JP H0986559 A JPH0986559 A JP H0986559A
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JP
Japan
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wrapping paper
adhesive
paper
wrapping
box
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JP24417095A
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Haruhisa Yamada
晴久 山田
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YAMADA SHIKI KK
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YAMADA SHIKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 包装紙を紙箱上に位置決めし、仮止めする仮
止め作業と、包装紙を紙箱上に固定する包装紙の固定作
業とを同時に実施し得るとともに、簡単且つ迅速に紙箱
又は包装箱に密着することができ、しかも、容易且つ円
滑に紙箱又は包装箱から取外すことができる商品包装紙
を提供する。 【解決手段】 剥離可能な感圧型接着剤12が包装紙1
1の裏面に塗布される。接着剤の塗布面積は、包装紙の
全体面積の所定割合を超えない面積に制限される。該所
定割合は、包装紙の全体面積の60%以下、好ましく
は、50%以下に設定される。接着剤の塗布パターン
は、少なくとも包装紙の端縁部領域及び/又は側縁部領
域に所定間隔を隔てて配置された複数の接着剤領域から
なり、包装紙は、複数の包装紙を積層し且つ接着剤領域
によって各包装紙を分離可能に相互接着してなる積層体
を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品等の包装紙に
関するものであり、より詳細には、デパート等の店舗の
商品包装用紙箱又は包装箱の上面を部分的に覆うように
該紙箱又は包装箱の上面に取付けられる包装紙に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】デパート等の店舗において、多くの商品
は紙箱又は包装箱に箱詰めされ、顧客の注文に応じた届
け先又は送付先に発送される。商品を箱詰めした紙箱等
の上には、一般に、包装紙が被せられ、御歳暮又は御中
元等の表示や、模様、装飾又は会社のロゴマーク等、或
いは、贈り主又は注文主の氏名又は社名等が、包装紙に
記載される。第7図は、店舗における一般的な商品の包
装方法を示す紙箱の斜視図である。第7図に示す如く、
長方形の包装紙3が、直方体の紙箱1の上面に載置さ
れ、包装紙3は、所望の位置にて紙箱1の短辺方向に延
在する。包装紙3の両端部分が、紙箱1の各側面に沿っ
て下方に延び、包装紙3の各端縁が、セロテープ等の粘
着テープ5、6によって、紙箱1の各側面に固定され
る。包装紙3を紙箱1上に固定する一般的な包装工程に
おいて、包装作業者は、包装紙3を紙箱1上の所定位置
に位置決めし、粘着テープ5によって包装紙3を仮止め
した後、粘着テープ6によって包装紙3の各端縁を全長
に亘って紙箱1の側面に固定する。包装作業者は更に、
必要に応じて、紐8等を紙箱1の外周に十字形に掛け廻
し、紙箱1の包装を完了する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
包装紙及び粘着テープを使用した包装作業は、2つの工
程、即ち、包装紙を紙箱上に位置決めし、粘着テープを
用いて包装紙を仮止めする仮止め作業と、輸送中に包装
紙が外れないように包装紙を紙箱上に固定する包装紙の
固定作業との2工程を含み、包装作業が煩雑化してい
た。殊に、店舗等における商品発送時期は、特定の時
期、例えば、6月、12月等の一時期に集中しており、
極めて多数の商品を短期間に包装し且つ発送しなければ
ならない事情がある。しかも、発送される商品は、比較
的損傷し易い商品、或いは、包装を重視した商品等の多
様な種類のものを含むことから、包装作業を容易に機械
化し難い状況がある。従って、現状では、多数の人員
が、特定の時期に集中的に包装作業に従事し、また、商
品の発送数が比較的少ない時期においても、比較的多数
の作業員が、包装作業に従事しており、これらの人員又
は作業員は、上記の如き煩雑な包装手法に従って、包装
紙を紙箱上に取付けざるを得ない。また、上記包装紙
は、紙箱上面に完全に密着しておらず、従って、紙箱の
上面から浮き上がり易い。このため、輸送中又は取扱中
に包装紙の破損又は損傷が生し易い。
【0004】更に、包装紙を取付けた紙箱又は包装箱の
受取人は、包装紙を取外すべく粘着テープを引き剥がす
際に、紙箱又は包装箱を損傷させてしまう。このため、
紙箱又は包装箱の外観が損なわれ、紙箱又は包装箱を再
利用し難い。本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、包装紙を紙箱上に
位置決めし、仮止めする仮止め作業と、包装紙を紙箱上
に固定する包装紙の固定作業とを同時に実施し得るとと
もに、簡単且つ迅速に紙箱又は包装箱に密着することが
でき、しかも、容易且つ円滑に紙箱又は包装箱から取外
すことができる商品包装紙を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明によれ
ば、剥離可能な感圧型接着剤が包装紙の裏面に塗布され
る。接着剤の塗布面積は、包装紙の全体面積の所定割合
を超えない面積に設定される。接着剤の塗布パターン
は、少なくとも包装紙の端縁部領域及び/又は側縁部領
域に所定間隔を隔てて配置された複数の接着剤領域から
なり、包装紙は、複数の包装紙を積層し且つ接着剤領域
によって各包装紙を分離可能に相互接着してなる積層体
を形成する。上記接着剤の塗布面積の所定割合は、包装
紙の全体面積の60%以下、好ましくは、50%以下に
設定される。かかる構成の包装紙によれば、包装紙は、
相互接着した包装紙の積層体として使用者に供給され、
使用者は、供給されたサイズの各包装紙を積層体から剥
がして一枚宛使用し、或いは、積層体を所定サイズに裁
断又は切断した後に、積層体から各包装紙を剥がし、一
枚宛使用することができる。接着剤の塗布面積が制限さ
れているので、積層体の上面から包装紙を分離する際
に、包装紙の端縁又は側縁付近から包装紙を円滑に引き
剥がすことができる。使用において、各包装紙の裏面
は、紙箱又は包装箱の上面の所定位置に位置決めされ、
軽く押圧又は転圧され、これにより、包装紙は、紙箱又
は包装箱上に貼着される。包装紙の端縁部分は、紙箱又
は包装箱の側面に当接され、或いは、軽く押圧又は転圧
され、該側面に貼着される。
【0006】また、接着剤の塗布面積が制限されている
ので、上記包装紙を貼着した紙箱又は包装箱の受取人
は、包装紙を紙箱又は包装箱から容易且つ円滑に引き剥
がすことができる。更に、接着剤領域又は帯域が包装紙
の裏面に分散しているので、紙箱又は包装箱上の包装紙
は、紙箱又は包装箱に密着し、従って、包装紙の浮き上
がりや、分離等は生じない。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施形態におい
て、上記接着剤の塗布パターンは、包装紙の長辺方向に
所定の間隔を隔てて紙面の全域に亘って配置された複数
の接着剤帯域と、該接着剤帯域の間に形成された非接着
帯域とからなり、各接着剤帯域は、包装紙の縁に対して
傾斜する。本発明の或る実施形態において、一方の包装
紙の側縁と他方の包装紙の側縁との間に亘って延びるジ
グザグ形態の上記接着剤帯域が包装紙の長辺方向に実質
的に一定の間隔を隔てて配置され、各接着剤帯域は、包
装紙の長辺方向の中心線に対して線対称の形状を備えて
いる。本発明の他の実施形態において、一方の包装紙の
側縁と他方の包装紙の側縁との間に亘って延びる波形形
態の上記接着剤帯域が包装紙の長辺方向に実質的に一定
の間隔を隔てて配置され、各接着剤帯域は、包装紙の長
辺方向の中心線に対して線対称の形状を備えている。本
発明の他の実施形態によれば、上記塗布パターンは、包
装紙の端縁部領域及び/又は側縁部領域に所定間隔を隔
てて整列した複数の円形接着剤領域からなる。本発明の
更に他の実施形態によれば、上記塗布パターンは、包装
紙の端縁部領域及び/又は側縁部領域に所定間隔を隔て
て配列された複数の直線状接着剤帯域からなる。
【0008】更に好ましくは、接着剤領域は、同一形態
を有する複数の接着剤帯域の繰り返しパターンとして、
包装紙の裏面に形成され、各接着剤領域は、一定の間隔
を隔てて配置され、接着剤が塗布されていない所定幅、
例えば、1cm幅のマージンが接着剤領域と包装紙の縁と
の間に形成される。好適な実施形態において、所定の文
字又は模様等が、包装紙の表面に予め印刷される。好ま
しくは、文字又は模様の印刷工程と、包装紙の裏面に接
着剤帯域を塗布する塗工工程とが、実質的に同時に実施
され、或いは、これら印刷工程及び塗布工程が連続的に
処理される。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の好適な
実施例について詳細に説明する。第1図は、本発明に係
る包装紙の積層体を示す斜視図である。第1図におい
て、包装紙積層体10は、多数の包装紙11、例えば、
100枚乃至200枚の包装紙11を積層した積層体か
らなる。本例において、各包装紙11は、坪量70G/
2 程度の再生純白紙からなる。剥離可能な感圧型接着
剤を裏面に塗布して積層した各包装紙11は、感圧型接
着剤を介して、上層の包装紙11及び下層の包装紙11
と分離可能に相互接着されている。第2図は、各包装紙
11の裏面を全体的に示す平面図である。包装紙11の
裏面には、感圧型接着剤12が所定の塗工パターンにて
塗布される。本例における接着剤12の塗工パターンで
は、同一の形態を備えた複数の接着剤帯域が、包装紙1
1の長手方向に所定の相互間隔を隔てて実質的に均等に
配置される。接着剤12の各接着剤帯域は、包装紙11
の長辺方向の中心線に対して線対称の形状を備えてお
り、包装紙11の側縁から幅員方向にジグザグ形態に延
在する。
【0010】接着剤帯域12の間の領域は、紙面が露出
する非接着帯域13を形成し、各接着剤帯域12の幅
と、各非接着帯域13の幅とは、実質的に同一の幅に設
定される。従って、包装紙11における接着剤帯域12
の合計面積は、包装紙11における非接着帯域13の合
計面積と実質的に一致し、接着剤帯域12の合計面積
は、包装紙11の全体面積の50%の面積割合に制限さ
れる。第3図は、接着剤12のパターンの各種変形例を
示す平面図である。第3図に示す各接着剤パターンにお
いて、接着剤12の各連続帯域は、第2図に示すパター
ンと同様に、包装紙11の長辺方向の中心線に対して線
対称の形態を有する。第3図(A)に示すパターンで
は、各接着剤帯域は、包装紙11の側縁から短辺方向に
波型形態に延在し、第3図(B)に示すパターンでは、
各接着剤帯域は、長辺方向の中心線上にて所定の角度を
なして折り返すV型形態に形成され、第3図(C)に示
すパターンでは、各接着剤帯域は、長辺方向の中心線を
中心に湾曲したU型形態に形成される。第3図に示す各
接着剤パターンにおいて、各包装紙11の裏面における
接着剤12の塗布面積合計は、包装紙11の全体面積の
50%を超えない面積に制限される。また、包装紙11
の表面には接着剤は塗布されず、所定の印刷が施され
る。
【0011】第2図及び第3図に示す各接着剤パターン
において、接着剤帯域12は、包装紙11の短辺に対し
て傾斜しており、この結果、隣合う接着剤帯域12は、
側方から見て(包装紙11の側縁から見て)、部分的に
重なり合い、比較的均一な単位面積割合の接着剤塗布領
域が包装紙11の全長に亘って延在する。このような接
着剤帯域12の配置は、接着剤帯域12を包装紙11の
短辺又は長辺と平行に配置した実施例と対比すると、以
下の如き利点を有する。即ち、接着剤帯域12を包装紙
11の短辺又は長辺と平行に配置した実施例では、包装
紙11を積層体10から引き剥がす際、或いは、包装紙
11を紙箱1から引き剥がす際に、包装紙11を積層体
10又は紙箱1から比較的引き剥がし難く、また、包装
紙11を積層体10又は紙箱1から引き剥がす際に、紙
箱1が比較的損傷又は損耗し易い。これは、通常の剥離
力が実質的に短辺又は長辺と直角の方向(包装紙11の
長手方向又は幅員方向)に作用するので、剥離力又は剥
離抵抗が断続的又は段階的に変化することに起因するも
のと考えられる。しかしながら、本発明に従って、包装
紙11の短辺に対して傾斜した接着剤帯域12の配置を
採用することにより、剥離力又は剥離抵抗は、比較的一
定の連続的な剥離力又は剥離抵抗として紙箱1、積層体
10又は包装紙11に作用する。従って、上記の如く接
着剤12の塗布面積を制限したことと相まって、包装紙
11を容易且つ円滑に積層体10及び紙箱1から引き剥
がすことができる。
【0012】包装紙11は、第1図に示す如く、接着剤
12を介して相互接着した積層体10の形態で出荷さ
れ、デパート等の店舗に供給される。デパート等の店舗
に供給された積層体10は、初期寸法の一体的包装紙パ
ッケージとして商品包装に使用され、或いは、必要に応
じて所望のサイズに切断又は裁断され、例えば、2分割
又は3分割された後、比較的小寸法の一体的包装紙パッ
ケージとして商品包装に使用される。第4図は、包装紙
11を用いて包装した紙箱1の斜視図である。使用にお
いて、積層体10(図1)の最上面に位置する包装紙1
1が、一方の端部又は短辺近傍から上方に持ち上げら
れ、積層体10から引き剥がされる。積層体10から分
離した包装紙11は、第4図に示す如く、紙箱1の上面
に位置決めされ、紙箱1の上面に軽く押圧又は転圧され
る。包装紙11の両端部分は、紙箱1の側面に当接さ
れ、紙箱1の側面に軽く押圧又は転圧される。感圧型接
着剤12が包装紙11の裏面全域に亘って分散している
ので、かかる作業の結果、包装紙11は、紙箱1の上面
及び側面に比較的均一に貼着され、紙箱1から浮き上が
ることなく、紙箱1に密着する。
【0013】包装紙11を貼着した紙箱1は、所定の送
付先に発送され、紙箱1を受け取った受取人は、商品の
梱包又は包装を解くために、包装紙11を紙箱1から引
き剥がす。上記の如く、分散配置された接着剤12の塗
布面積合計が、包装紙11の全体面積の50%以下に制
限されているので、包装紙11は、紙箱11から容易に
分離する。しかも、接着剤12の塗布領域が、上記各パ
ターンの連続帯域の形態に配置されているので、包装紙
11を積層体10及び紙箱1から円滑に分離することが
できる。かくして、上記包装紙11によれば、包装作業
において、比較的簡単に包装紙11を積層体10から分
離することができ、しかも、商品の梱包を解く際に、比
較的簡単に包装紙11を紙箱1から取外すことができ
る。上記包装紙11及び積層体10の製造方法は、以下
のとおりである。即ち、上記包装紙積層体10の製造工
程において、包装紙11の長尺原紙をロール状の巻取原
紙として供給し、かかる巻取原紙から長尺の原紙を繰り
出し、包装紙10の表面に相当する原紙面に対して、U
V印刷等によって模様又は文字を印刷する。原紙とし
て、例えば、545mmの一般規格の幅員を有する長尺
原紙を使用することができる。印刷工程に引き続き、包
装紙10の裏面に相当する原紙面に対して、接着剤の浸
透を防止する一次処理防浸膜を塗工し、更に、原紙を上
記所定パターンの接着剤塗工ロールに通し、上記所定パ
ターンの接着剤を同原紙面に塗工するとともに、包装紙
10の表面にシリコン皮膜を塗工し、しかる後、塗工工
程を経た原紙を積層する。防浸膜、接着剤及びシリコン
皮膜の塗工、更には、原紙の積層は、一連の工程で実質
的に同時に実施される。引き続き、多層に積層した長尺
原紙を原紙長方向の所定位置で裁断し、所定寸法の積層
体に相互分離する。原紙長方向の裁断間隔は、例えば、
394mmに設定される。また、必要に応じて原紙のマ
ージン部分を裁断し、例えば、510mm長の上記包装
紙積層体の製造を完了する。また、所望のサイズの積層
体を製造すべく、積層体を更に裁断しても良い。かくし
て製造された積層体10は、例えば、以下の寸法を有す
る。
【0014】 積層体製品の最大寸法 製品幅:380mm 製品長:510 大型積層体製品の寸法 製品幅:310mm 製品長:510 中型積層体製品の寸法 製品幅:257mm 製品長:380 小型積層体製品の寸法 製品幅:210mm 製品長:380 このようにして製造された2乃至5体の積層体10が、
段ボールケース等に収納され、ユーザーに供給される
が、包装紙11が相互に接着され、実質的に一体化して
いるので、出荷・発送時における包装紙11の取扱いが
極めて簡易且つ容易である。第5図及び第6図は、本発
明における包装紙の接着剤塗布パターンの変形例を示す
平面図である。第5図に示す接着剤塗布パターンにおい
て、接着剤12の領域は、短辺に沿って位置する両端縁
領域に配置されている。第5図(A)に示す接着剤12
は、円形形態に塗布され、各円形塗布領域は、所定の相
互間隔を隔てて整列している。第5図(B)に示す接着
剤12は、長辺と平行に延びる帯状形態に塗布され、各
帯状塗布領域は、所定の相互間隔を隔てて整列してい
る。更に、第5図(C)に示す接着剤12は、短辺に対
して所定の角度をなして傾斜する帯状形態に塗布され、
各帯状塗布領域は、所定の相互間隔を隔てており、左右
の帯状塗布領域は、左右対象に配列される。
【0015】第6図に示す接着剤塗布パターンにおい
て、接着剤12の帯域は、長辺に沿って位置する両側縁
領域に配置されている。第6図(A)に示す接着剤12
は、第5図(A)に示す円形塗布領域と同様に、所定の
相互間隔を隔てて整列した円形形態に塗布されており、
第6図(B)に示す接着剤12は、第5図(B)に示す
接着剤塗布領域と同様に、長辺と平行に延びる帯状形態
に塗布され、所定の相互間隔を隔てて整列し、更に、第
6図(C)に示す接着剤12は、第5図(C)に示す接
着剤塗布領域と同様に、短辺に対して所定の角度をなし
て傾斜する上下対象の帯状形態に塗布され、所定の相互
間隔を隔てている。第5図及び第6図に示す接着剤塗布
パターンでは、接着剤12と包装紙11の各縁との間に
幅約1cm程度の非接着領域が形成される。なお、第5図
及び第6図に示す接着剤塗布パターンでは、端縁領域又
は側縁領域の一方にのみ所定パターンの接着剤12を塗
布しているが、周縁全周に亘る縁部領域に所定パターン
の接着剤12を塗布しても良い。しかしながら、いずれ
の場合にも、接着剤12の塗布面積合計は、包装紙11
の全体面積の60%以下、好ましくは、50%以下に制
限される。
【0016】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の上記構成に
よれば、包装紙を紙箱上に位置決めし、仮止めする仮止
め作業と、包装紙を紙箱上に固定する包装紙の固定作業
とを同時に実施し得るとともに、簡単且つ迅速に紙箱又
は包装箱に密着することができ、しかも、容易且つ円滑
に紙箱又は包装箱から取外すことができる商品包装紙を
提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る包装紙の積層体を示す斜視図であ
る。
【図2】包装紙の裏面を全体的に示す平面図であり、本
発明の典型的な接着剤の塗布パターンが例示されてい
る。
【図3】接着剤の塗布パターンの各種変形例を示す平面
図である。
【図4】本発明の包装紙を用いて包装した紙箱の斜視図
である。
【図5】本発明における包装紙の接着剤塗布パターンの
変形例を示す平面図であり、端縁部領域に接着剤を塗布
した例が示されている。
【図6】本発明における包装紙の接着剤塗布パターンの
変形例を示す平面図であり、側縁部領域に接着剤を塗布
した例が示されている。
【図7】従来の包装紙を用いて包装した紙箱の斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 紙箱 10 積層体 11 包装紙 12 接着剤(接着剤領域又は接着剤帯域) 13 非接着帯域(非接着領域)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙箱又は包装箱の上面を部分的に覆うよ
    うに該紙箱又は包装箱に取付けられる包装紙において、 剥離可能な感圧型接着剤が包装紙の裏面に塗布され、該
    接着剤の塗布面積は、包装紙の全体面積の所定割合を超
    えない面積に制限され、該所定割合は、包装紙の全体面
    積の60%以下に設定され、前記接着剤の塗布パターン
    は、少なくとも包装紙の端縁部領域及び/又は側縁部領
    域に所定間隔を隔てて配置された複数の接着剤領域から
    なり、 前記包装紙は、複数の包装紙を積層し且つ前記接着剤領
    域によって各包装紙を分離可能に相互接着してなる積層
    体を形成することを特徴とする包装紙。
  2. 【請求項2】 前記所定割合は、包装紙の全体面積の5
    0%以下に設定されることを特徴とする請求項1に記載
    の包装紙。
  3. 【請求項3】 前記接着剤の塗布パターンは、包装紙の
    長辺方向に所定の間隔を隔てて紙面の全域に亘って配置
    された複数の接着剤帯域と、該接着剤帯域の間に形成さ
    れた非接着帯域とからなり、各接着剤帯域は、包装紙の
    縁に対して傾斜していることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の包装紙。
  4. 【請求項4】 一方の包装紙の側縁と他方の包装紙の側
    縁との間に亘って延びるジグザグ形態の前記接着剤帯域
    が包装紙の長辺方向に実質的に一定の間隔を隔てて配置
    され、各接着剤帯域は、包装紙の長辺方向の中心線に対
    して線対称の形状を備えていることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の包装紙。
  5. 【請求項5】 一方の包装紙の側縁と他方の包装紙の側
    縁との間に亘って延びる波形形態の前記接着剤帯域が包
    装紙の長辺方向に実質的に一定の間隔を隔てて配置さ
    れ、各接着剤帯域は、包装紙の長辺方向の中心線に対し
    て線対称の形状を備えていることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の包装紙。
  6. 【請求項6】 前記塗布パターンは、包装紙の端縁部領
    域及び/又は側縁部領域に所定間隔を隔てて整列した複
    数の円形接着剤領域からなることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の包装紙。
  7. 【請求項7】 前記塗布パターンは、包装紙の端縁部領
    域及び/又は側縁部領域に所定間隔を隔てて配列された
    複数の直線状接着剤帯域からなることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の包装紙。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006335395A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Yazaki Corp ワイヤーハーネス用外装シート
EP3698967A1 (en) * 2019-02-21 2020-08-26 Amcor Flexibles Sarrebourg Packaging film

Cited By (3)

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