JP4844306B2 - アレイスピーカ装置 - Google Patents
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図1は、本発明の一実施形態に係るアレイスピーカ装置1の構成を示したブロック図である。また、図2は、アレイスピーカ装置1の外観の一例を示す斜視図である。アレイスピーカ装置1に具備されているアレイスピーカ2は、直線状に11台配置されたスピーカ2−1、2−2、・・・、2−11を有している。入力された音声信号を増幅して出力するアンプ3−1、3−2、・・・、3−11は、各々のスピーカごとに設置されており、例えば、スピーカ2−1はアンプ3−1から出力された信号に応じた音を出力する。また、アンプ3−1、3−2、・・・、3−11の増幅率と電源のオン/オフは制御部6から制御できるようになっている。そして、11台のアンプ3−1、3−2、・・・、3−11によって、増幅部3が構成されている。
実施形態においては、アレイスピーカ2は、直線状に配置されたスピーカを用いていたが、例えば、図6に示すように、スピーカ12−1、12−2、・・・12−49を平面状に配置したアレイスピーカ12を具備したアレイスピーカ装置としてもよい。この場合は、図中の破線で囲われたスピーカに対応するアンプの電源をオンにするようにして、音量制御をすればよい。例えば、音量レベル「1」の場合は破線21、音量レベル「2」の場合は破線22で囲われたスピーカに対応するアンプの電源をオンにするようにし、音量レベル「3」では全てのアンプの電源をオンにするようにして、音量レベルを3段階に制御することができる。なお、説明の簡略化のために音量レベルを設定できる段階を少なくしたが、使用するスピーカを細かく選別することにより、音量レベルの設定をより詳細に設定できるようにしてもよい。例えば、音量レベル「1」では、9台のスピーカに対応するアンプの電源がオンになるが、9台のうち四隅に位置するスピーカに対応するアンプの電源をオフにして5台のみで駆動するようにして、音量レベルの段階を増やすことができる。
実施形態においては、音量レベルを「2」とした場合、中心付近5台のスピーカに対応するアンプ3−4、3−5、3−6、3−7、3−8の電源をオンにするようにスイッチパラメータを設定して駆動するスピーカを中心付近にまとめていたが、アンプ3−2、3−3、3−4、3−5、3−6の電源をオンにするようにして、駆動するスピーカの数を変えずに位置を変更してもよい。この場合は、ゲインパラメータ、ディレイパラメータについては、駆動されるスピーカの位置に合わせて設定すればよい。このようにしても、実施形態と同様な効果を得ることができる。
実施形態においては、スイッチパラメータにより制御部6がアンプの電源のオンオフ制御を行ったが、これを省略して、ゲインパラメータにより増幅率を制御することで、スピーカの駆動を制限してもよい。例えば、実施形態では、音量レベル「2」の場合は、ゲインパラメータは、電源がオンになるアンプに対して図4に示すような増幅率になるように決められていたが、全てのアンプに対して制御部6が増幅率を制御するようにして、駆動させないスピーカに対しては、当該スピーカに対応するアンプの増幅率が0になるように制御すればよい。このようにすれば、パラメータの種類を減らすことができ、制御部6の処理負担が軽減される。なお、スイッチパラメータを省略する代わりに、ゲインパラメータを省略してもよい。この場合は、アンプの増幅率は全てのアンプで一定になるようにしておけばよい。
実施形態においては、制御部6は、ゲインパラメータに基づいて各アンプの増幅率を制御していたが、制御部6の代わりに音声信号処理部7において、ゲインパラメータに基づいて、入力された音声信号に対して振幅を変化させるように信号処理を行い、音量を制御してもよい。この場合は、各アンプの増幅率は全て同一の値としておけばよい。なお、音声信号処理部7は、DSPパラメータなどで指向角を制御することができれば、ディレイパラメータの代わりにDSPパラメータなどを用いてもよい。
実施形態においては、記憶部5は、音量レベルと指向角との組み合わせごとに、ディレイパラメータ、ゲインパラメータ、スイッチパラメータを有し、図3に示すようにテーブルとして記憶していたが、操作部4によって設定された音量レベルと指向角に基づいて、これらのパラメータを計算して生成する機能を制御部6に設けてもよい。その場合は、記憶部5に計算を行うプログラムを記憶しておき、そのプログラムに基づいて制御部6が計算を行えばよい。このようにすれば、多様な制御をすることも可能となり、制御の幅を広げることができる。また、プログラムを容易に入れ替えることができるため、使用状況に合わせた計算方法へ容易に変更することができる。
Claims (3)
- 複数のスピーカを有するアレイスピーカと、
前記アレイスピーカから放出される音の音量レベルを設定する設定手段と、
前記設定手段によって設定された音量レベルに基づいて、前記複数のスピーカのうち放音されるスピーカの数を制御する制御手段と
を有することを特徴とするアレイスピーカ装置。 - 前記複数のスピーカの各々に接続された複数のアンプをさらに有し、
前記制御手段は、前記アンプの電源のオン/オフを制御することにより放音されるスピーカの数を制御することを特徴とする請求項1に記載のアレイスピーカ装置。 - 前記複数のスピーカの各々に接続された複数のアンプをさらに有し、
前記制御手段は、前記アンプの増幅率を制御することにより放音されるスピーカの数を制御することを特徴とする請求項1に記載のアレイスピーカ装置。
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Family
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Family Applications (1)
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