JP4841293B2 - 液体吐出ヘッド、液体吐出ヘッドの製造方法、液体収容容器、液体吐出装置、画像形成装置 - Google Patents
液体吐出ヘッド、液体吐出ヘッドの製造方法、液体収容容器、液体吐出装置、画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4841293B2 JP4841293B2 JP2006101979A JP2006101979A JP4841293B2 JP 4841293 B2 JP4841293 B2 JP 4841293B2 JP 2006101979 A JP2006101979 A JP 2006101979A JP 2006101979 A JP2006101979 A JP 2006101979A JP 4841293 B2 JP4841293 B2 JP 4841293B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- discharge head
- liquid discharge
- liquid chamber
- nozzle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Description
液滴を吐出するノズルを有するノズル板と、
前記ノズルに連通する液室及び該液室に連通する流体抵抗部を形成し、隣接する液室及び流体抵抗部を隔てる隔壁を有する液室部材と、
前記液室及び前記流体抵抗部の壁面を形成する振動板と、を備え、
前記隔壁は金属材料で形成され、
前記隔壁の前記液室を形成する領域の壁面と前記ノズルの形成された面のなす角度を第1の角度とし、前記隔壁の前記流体抵抗部を形成する領域の壁面と前記ノズルの形成された面のなす角度を第2の角度とするとき、前記第1の角度と前記第2の角度とが異なり、
前記隔壁は、前記液室を形成する領域の部分では前記振動板から離れるにしたがって連続的に細くなり、
前記第2の角度は前記第1の角度よりも垂直に近い
構成とした。
レジストを用いた電鋳法により本発明に係る液体吐出ヘッドを製造する液体吐出ヘッドの製造方法において、
前記レジストを露光及び現像することにより、前記隔壁の壁面と前記ノズルの形成された面とのなす角度を他の部位よりも大きく形成する部位を形成するためのレジストパターンの液室長手方向に、該レジストパターンの底部まで到達しない溝を設ける工程と、
前記レジストパターンをベークする工程と、を行う
構成とした。
先ず、図5を参照して振動板基板2の製作について説明する。図5(a)に示すように、母材(電鋳支持基板)となるSUS基板20上に振動板12となるNi薄膜を電鋳工法を用いて成膜する。このときのNi薄膜の膜厚は5μmとなるように電鋳鍍金条件を設定している。
この液体吐出ヘッドは、ノズル板51と、液室部材(液室基板)52と、振動板基板2と、アクチュエータ基板3とを積層接合して構成している。液室基板52はNi電鋳法を用いて形成したもので、この液室基板52上に樹脂製のノズル板51を接合している。
図11(a)に示すように、母材となるSUS基板60上にレジストを55μm塗布し、フォトリソグラフィ法により液室6及び隔壁10となる部分のパターニングを行ってレジストパターン61を形成する。このとき、露光・現像条件を最適化することにより隔壁10に傾斜(テーパ)が付くようにするのは前記第1実施形態に係る液体吐出ヘッドの製造方法で説明したと同様である。
この液体収容容器90は、ノズル91を有する本発明に係る液体吐出ヘッド92と、この液体吐出ヘッド92に液体としての例えば記録液を供給する液体収容部93とを一体に備えている。
1A…ノズル板
1B…液室部材
2…振動板基板
3…アクチュエータ基板
4…ノズル
6…液室
7…流体抵抗部
10…隔壁
12…振動板
16…アクチュエータ部
17…支柱部
103…キャリッジ
107…記録ヘッド
Claims (13)
- 液滴を吐出するノズルを有するノズル板と、
前記ノズルに連通する液室及び該液室に連通する流体抵抗部を形成し、隣接する液室及び流体抵抗部を隔てる隔壁を有する液室部材と、
前記液室及び前記流体抵抗部の壁面を形成する振動板と、を備え、
前記隔壁は金属材料で形成され、
前記隔壁の前記液室を形成する領域の壁面と前記ノズルの形成された面のなす角度を第1の角度とし、前記隔壁の前記流体抵抗部を形成する領域の壁面と前記ノズルの形成された面のなす角度を第2の角度とするとき、前記第1の角度と前記第2の角度とが異なり、
前記隔壁は、前記液室を形成する領域の部分では前記振動板から離れるにしたがって連続的に細くなり、
前記第2の角度は前記第1の角度よりも垂直に近い
ことを特徴とする液体吐出ヘッド。 - 請求項1に記載の液体吐出ヘッドにおいて、前記隔壁は、前記液室を形成する領域の壁面と前記ノズルの形成された面とのなす角度が45度よりも大きなことを特徴とする液体吐出ヘッド。
- 請求項1又は2に記載の液体吐出ヘッドにおいて、前記隔壁は電鋳法により形成され、前記隔壁にはNi、Cu、Cr、Ag、W、Pt、Rh及びPdのいずれかの金属を含むことを特徴とする液体吐出ヘッド。
- 請求項1ないし3のいずれかに記載の液体吐出ヘッドにおいて、前記ノズル板は導電性を有することを特徴とする液体吐出ヘッド。
- 請求項1ないし4のいずれかに記載の液体吐出ヘッドにおいて、前記ノズル板は金属成分を含むことを特徴とする液体吐出ヘッド。
- 請求項5に記載の液体吐出ヘッドにおいて、前記ノズル板は電鋳法により形成され、前記隔壁にはNi、Cu 、Cr、Ag、W 、Pt、Rh及びPdのいずれかの金属を含むことを特徴とする液体吐出ヘッド。
- 請求項1ないし6のいずれかに記載の液体吐出ヘッドにおいて、前記ノズル板と前記隔壁とが一体形成されていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
- 請求項1ないし7のいずれかに記載の液体吐出ヘッドにおいて、前記ノズル板は材質の異なる複数の層を有することを特徴とする液体吐出ヘッド。
- 請求項1ないし8のいずれかに記載の液体吐出ヘッドにおいて、前記隔壁は材質の異なる複数の層を有することを特徴とする液体吐出ヘッド。
- 請求項1ないし9のいずれかに記載の液体吐出ヘッドとこの液体吐出ヘッドに液体を供給する液体収容部とを一体に備えることを特徴とする液体収容容器。
- レジストを用いた電鋳法により請求項1に記載の液体吐出ヘッドを製造する液体吐出ヘッドの製造方法において、
前記レジストを露光及び現像することにより、前記隔壁の壁面と前記ノズルの形成された面とのなす角度を他の部位よりも大きく形成する部位を形成するためのレジストパターンの液室長手方向に、該レジストパターンの底部まで到達しない溝を設ける工程と、
前記レジストパターンをベークする工程と、を行う
ことを特徴とする液体吐出ヘッドの製造方法。 - 液体吐出ヘッドから液体を吐出させる液体吐出装置において、前記液体吐出ヘッドが請求項1ないし9のいずれかに記載の液体吐出ヘッドであることを特徴とする液体吐出装置。
- 液体吐出ヘッドから液滴を吐出して画像を形成する画像形成装置において、請求項1ないし9のいずれかに記載の液体吐出ヘッド又は請求項10に記載の液体収容容器を備えることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006101979A JP4841293B2 (ja) | 2006-04-03 | 2006-04-03 | 液体吐出ヘッド、液体吐出ヘッドの製造方法、液体収容容器、液体吐出装置、画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006101979A JP4841293B2 (ja) | 2006-04-03 | 2006-04-03 | 液体吐出ヘッド、液体吐出ヘッドの製造方法、液体収容容器、液体吐出装置、画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007276149A JP2007276149A (ja) | 2007-10-25 |
JP4841293B2 true JP4841293B2 (ja) | 2011-12-21 |
Family
ID=38678144
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006101979A Expired - Fee Related JP4841293B2 (ja) | 2006-04-03 | 2006-04-03 | 液体吐出ヘッド、液体吐出ヘッドの製造方法、液体収容容器、液体吐出装置、画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4841293B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6596237B2 (ja) * | 2015-05-28 | 2019-10-23 | セーレン株式会社 | インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05177834A (ja) * | 1991-06-04 | 1993-07-20 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録ヘッド |
JPH091808A (ja) * | 1995-06-26 | 1997-01-07 | Canon Inc | インクジェット記録ヘッド用ノズル板の製造方法並びにインクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置 |
JP3387871B2 (ja) * | 1996-06-04 | 2003-03-17 | シチズン時計株式会社 | 微細形状部品及びその製造方法 |
JP3328609B2 (ja) * | 1998-12-30 | 2002-09-30 | 三星電子株式会社 | インクジェットプリンタヘッドアクチュエータ及びその製造方法 |
JP2002370351A (ja) * | 2001-06-15 | 2002-12-24 | Fuji Xerox Co Ltd | インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置 |
JP4211449B2 (ja) * | 2003-03-24 | 2009-01-21 | 富士ゼロックス株式会社 | インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置 |
JP2006082448A (ja) * | 2004-09-17 | 2006-03-30 | Ricoh Co Ltd | 液滴吐出ヘッドとインクカートリッジと画像記録装置及び液滴吐出ヘッドの製造方法 |
-
2006
- 2006-04-03 JP JP2006101979A patent/JP4841293B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007276149A (ja) | 2007-10-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5633200B2 (ja) | 圧電アクチュエータ、液体吐出ヘッド及び画像形成装置 | |
JP2002292868A (ja) | 液滴吐出ヘッド、インクカートリッジ及びインクジェット記録装置 | |
JP5375667B2 (ja) | 液体吐出ヘッド及び画像形成装置 | |
JP5327465B2 (ja) | 液体吐出ヘッド及びその製造方法、画像形成装置 | |
JP5929264B2 (ja) | 液滴吐出ヘッド、インクカートリッジおよび画像形成装置 | |
JP2014162192A (ja) | 液体吐出ヘッド及び画像形成装置 | |
JP5327435B2 (ja) | 液体吐出ヘッド及びその製造方法、画像形成装置 | |
JP2007076264A (ja) | 液体吐出ヘッド、液体吐出ヘッドの製造方法及び画像形成装置 | |
JP2012171113A (ja) | インクジェットヘッド、液滴吐出装置および画像形成装置 | |
JP4841293B2 (ja) | 液体吐出ヘッド、液体吐出ヘッドの製造方法、液体収容容器、液体吐出装置、画像形成装置 | |
US8714708B2 (en) | Liquid ejection head and image forming apparatus including same | |
JP5381527B2 (ja) | 液体吐出ヘッド及び画像形成装置 | |
JP2007076126A (ja) | 液体吐出ヘッド及び画像形成装置 | |
JP5796347B2 (ja) | 圧電アクチュエータ、圧電アクチュエータの製造方法、液体吐出ヘッド及び画像形成装置 | |
JP4895713B2 (ja) | 液体吐出ヘッド、液体吐出装置及び画像形成装置 | |
JP5338585B2 (ja) | 液体吐出ヘッド及び画像形成装置 | |
JP2007062251A (ja) | 液体吐出ヘッド、液体吐出ヘッドの製造方法、記録液カートリッジ、画像形成装置 | |
JP5982761B2 (ja) | 液体吐出ヘッドの製造方法 | |
JP5896275B2 (ja) | 液滴吐出ヘッド及び画像形成装置 | |
JP2009066890A (ja) | 液体吐出ヘッド及び画像形成装置 | |
JP5381186B2 (ja) | 液体吐出ヘッド、画像形成装置及び液体吐出ヘッドの製造方法 | |
JP2007230152A (ja) | ノズル板、液滴吐出ヘッド、液滴吐出ヘッドの製造方法、液体収納容器及び画像形成装置 | |
JP2006082448A (ja) | 液滴吐出ヘッドとインクカートリッジと画像記録装置及び液滴吐出ヘッドの製造方法 | |
JP2007069545A (ja) | 液体吐出ヘッド及び画像形成装置 | |
JP2006218673A (ja) | 液体吐出ヘッド用ノズル板、液体吐出ヘッド用ノズル板の製造方法、液体吐出ヘッド及び画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090219 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110419 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110506 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110701 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111004 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111004 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4841293 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141014 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |