JP4840058B2 - 光走査装置及びそれを備えた画像表示装置並びに網膜走査型画像表示装置、及び光走査素子の駆動方法 - Google Patents

光走査装置及びそれを備えた画像表示装置並びに網膜走査型画像表示装置、及び光走査素子の駆動方法 Download PDF

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Description

本発明は、光走査装置及びそれを備えた画像表示装置並びに網膜走査型画像表示装置、及び光走査素子の駆動方法の技術に関し、特に、光走査素子の駆動技術に関する。
従来より、光を走査する光走査装置として、共振型の光走査素子を用いて、光を走査するものがある。共振型の光走査素子として、特許文献1に記載されているように、反射面を有するミラー部と、このミラー部に連結され、ねじり振動を発生してミラー部を揺動状態にて共振振動させることが可能なばね部とを含む振動体を有し、ミラー部の共振振動により入射した光を反射面で走査する光走査素子が知られている。
この種の光走査装置においては、その振動体のねじり振動時の共振振動が利用されて光走査が行われるが、その振動体には、ねじり振動のみでなく、それ以外の副次的な共振振動も発生し得る。そのような副次的な共振振動として、振動体のミラー部がその反射面に平行な方向に振動する現象すなわち横振動や、振動体のミラー部がその反射面に垂直な方向に振動する現象すなわち縦振動などがある。
しかしながら、ねじり振動の共振周波数と副次的な振動の共振周波数とが互いに一致するかまたは互いに接近している場合には、ねじり振動の共振周波数と等しい周波数で振動体を振動させても、その振動体においてねじり振動に副次的な振動が重畳してしまう。副次的な振動がねじり振動に対して重畳的に発生すると、振動体の振動に伴ってミラー部の反射面の振動状態が目標振動状態から外れてしまい、光走査の特性も目標特性から外れてしまう。そこで、光走査素子において、ねじり振動の共振周波数と副次的な振動の共振周波数とが近接しないように設計される。
特開2005−275198号公報
しかしながら、光走査装置において、光走査素子のばね部を駆動させてねじり振動を発生させる場合、ねじり振動の共振周波数と等しい駆動信号を光走査素子に印加しても、振動体の振動周波数はすぐにはねじり振動の共振周波数と等しくならず、徐々に周波数が高くなっていく。
従って、副次的な共振振動の共振周波数がねじり振動の共振周波数よりも低い場合には、振動体の振動周波数がねじり振動の共振周波数に達するまでに、副次的な共振振動の共振周波数を通過するので、必ず副次的な共振振動が発生してしまう。
副次的な共振振動が続き、この共振振動の共振周波数を通過するまでに時間を要してしまうと、通過時のエネルギーによってばね部が損傷する恐れがある。
かかる課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、反射面を有するミラー部と、前記ミラー部に連結され、ねじり振動を発生して前記ミラー部を揺動状態にて共振振動させることが可能なばね部とを含み、前記ミラー部の共振振動により入射した光を前記反射面で走査する光走査素子であって、前記ねじり振動による揺動状態での共振振動の共振周波数に対し、低域側の第1共振周波数と高域側の第2共振周波数に、縦振動又は横振動の副次的な共振振動が発生する光走査素子を駆動する光走査装置において、前記ばね部を振動させる駆動信号を、前記第1共振周波数と前記第2共振周波数との間の周波数であって、前記ねじり振動の共振周波数よりも高い特定周波数で出力した後、前記駆動信号の周波数を前記ねじり振動の共振周波数に移行させる駆動信号出力部を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ねじり振動の共振周波数を検出する第1検出部を備え、前記駆動信号出力部は、前記ねじり振動の共振周波数、前記第1共振周波数及び前記第2共振周波数に応じて前記特定周波数を調整することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記駆動信号出力部は、前記ミラー部の振動周波数が前記ねじり振動の共振周波数よりも低い前記第1共振周波数を超える前までは、前記駆動信号を第1電圧で出力し、前記ミラー部の振動周波数が前記第1共振周波数を超えた後、前記駆動信号を前記第1電圧よりも高い第2電圧で出力することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記駆動信号出力部が前記駆動信号を出力した後、前記ミラー部の振動周波数が前記第1共振周波数を超えるまでの期間として予め設定された期間情報を記憶する記憶部を備え、前記駆動信号出力部は、前記記憶部に記憶された期間情報に基づいて、前記駆動信号の電圧を前記第1電圧から前記第2電圧へ変更することを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記ミラー部の振動周波数が前記第1共振周波数を超えたか否かを検出する第2検出部を備え、前記駆動信号出力部は、前記第2検出部において前記ミラー部の振動周波数が前記第1共振周波数を超えたときに、前記駆動信号の電圧を前記第1電圧から前記第2電圧へ変更することを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載の発明において、前記光走査素子は、光を反射するミラー部と、このミラー部を一方の側で支持する弾性梁と、この梁の他方の側で前記梁を支持する基体と、少なくとも前記梁の一部分に取り付けられて前記梁を駆動することで、前記ミラー部を振動または揺動させる圧電素子を備えたことを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれかに記載の光走査装置を備え、画像に関する画像信号に応じて変調された光束を、前記光走査装置によって2次元方向に走査することで画像を表示することを特徴とする画像表示装置とした。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1から6のいずれかに記載の光走査装置を備え、画像に関する画像信号に応じて変調された光束を、前記光走査装置によって2次元方向に走査することで、眼の網膜に画像を投影し、画像を表示することを特徴とする網膜走査型画像表示装置とした。
また、請求項9に記載の発明は、反射面を有するミラー部と、前記ミラー部に連結され、ねじり振動を発生して前記ミラー部を揺動状態にて共振振動させることが可能なばね部とを含み、前記ミラー部の共振振動により入射した光を前記反射面で走査する光走査素子であって、前記ねじり振動による揺動状態での共振振動の共振周波数に対し、低域側の第1共振周波数と高域側の第2共振周波数に、縦振動又は横振動の副次的な共振振動が発生する光走査素子の駆動方法であって、前記駆動信号の周波数を前記第1共振周波数と前記第2共振周波数との間の周波数であって、前記ねじり振動の共振周波数よりも高い特定周波数に設定して前記駆動信号の出力を開始するステップと、前記駆動信号の出力が開始された後、出力している前記駆動信号の周波数を前記ねじり振動の共振周波数に移行させるステップとを有することを特徴とする。
請求項1,9に記載の発明によれば、ねじり振動による共振振動によってミラー部を揺動状態にて共振振動させて光を走査する光走査素子であって、ねじり振動の共振周波数の低域側と高域側とに、縦振動又は横振動の副次的な共振振動が発生する第1共振周波数と第2共振周波数がある光走査素子を駆動するときに、ばね部を振動させる駆動信号の周波数を第1共振周波数と第2共振周波数との間の周波数であって、ねじり振動の共振周波数よりも高い特定周波数に設定して駆動信号の出力を開始し、その後駆動信号の出力が開始された後、出力している駆動信号の周波数をねじり振動の共振周波数に移行させるようにしたので、副次的な共振振動の共振周波数を通過するまでの時間を短縮することができ、ばね部の損傷を抑制することができる。
請求項2に記載の発明によれば、ねじり振動の共振周波数を検出し、ねじり振動の共振周波数、第1共振周波数及び第2共振周波数に応じて特定周波数を調整するので、光走査素子の固体差によってねじり振動の共振周波数の特性のばらつきがある場合でも、光走査装置を製造時等に個別に調整する必要がない。しかも、温度変化によってねじり振動の共振周波数の特性に変化があったときでも、その変化に応じて特定周波数を調整するので、より適切な特定周波数により動作させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、ミラー部の振動周波数がねじり振動の共振周波数よりも低い第1共振周波数を超える前までは、駆動信号を第1電圧で出力し、ミラー部の振動周波数が第1共振周波数を超えた後、駆動信号を第1電圧よりも高い第2電圧で出力するので、副次的な共振振動の共振周波数を通過する際にばね部に印加される電圧が小さいことから副次的な共振振動によってばね部に加わるエネルギーを低減することができる。その結果、ばね部の損傷をさらに抑制することができる。
請求項4に記載の発明によれば、駆動信号を出力した後、ミラー部の振動周波数が第1共振周波数を超えるまでの期間として予め設定された期間情報を記憶する記憶部を備え、この記憶部に記憶された期間情報に基づいて、駆動信号の電圧を第1電圧から第2電圧へ変更するので、第1の電圧から第2の電圧への変更を簡易に行うことができる。
請求項5に記載の発明によれば、ミラー部の振動周波数が第1共振周波数を超えたか否かを検出する第2検出部を備え、駆動信号出力部は、第2検出部においてミラー部の振動周波数が第1共振周波数を超えたときに、駆動信号の電圧を第1電圧から第2電圧へ変更するので、ミラー部の振動周波数が第1共振周波数を超えるとすぐに電圧を第1の電圧から第2の電圧へ変更することができる。従って、ミラー部の振動周波数が第1共振周波数を超えたときに、駆動信号の周波数をねじり振動の共振周波数に移行することにより、起動時間(ねじり振動での安定動作を行うまでの時間)を短縮することができる。
請求項6に記載の発明によれば、光走査素子は、光を反射するミラー部と、このミラー部を一方の側で支持する弾性梁と、この梁の他方の側で前記梁を支持する基体と、少なくとも前記梁の一部分に取り付けられて前記梁を駆動することで、ミラー部を振動または揺動させる圧電素子を備えたので、光走査装置の小型化が容易に図れるものとなる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項1から6のいずれか1項に記載の光走査装置を備え、画像に関する画像信号に応じて変調された光束を、光走査装置によって2次元方向に走査することで画像を表示する画像表示装置としたので、光走査素子における副次的な共振振動の共振周波数を通過するまでの時間を短縮することができ、ばね部の損傷を抑制することができる画像表示装置を提供することができる。
請求項8に記載の発明によれば、請求項1から7のいずれか1項に記載の光走査装置を備え、画像に関する画像信号に応じて変調された光束を、光走査装置によって1次方向及び2次方向に走査することで、眼の網膜に画像を投影し、画像を表示する網膜走査型画像表示装置としたので、光走査素子における副次的な共振振動の共振周波数を通過するまでの時間を短縮することができ、ばね部の損傷を抑制することができる網膜走査型画像表示装置を提供することができる。
本発明にかかる光走査装置は、画像に関する画像信号に応じて変調された光束を走査するものであり、画像形成の分野や画像読取りの分野において適用することができる。例えば、画像形成の分野においては、網膜上において光束を走査して画像を直接に表示する網膜走査型の画像表示装置、プロジェクタ、レーザプリンタ、レーザリソグラフィ等の用途に適用することができ、また、画像読取りの分野においては、ファクシミリ、複写機、イメージスキャナ、バーコードリーダ等の用途に適用することができる。
本実施形態においては、本発明にかかる光走査装置を網膜走査型の画像表示装置1に適用した場合を例に挙げて、その構成及び動作について説明する。
[1 画像表示装置1全体の説明]
まず、画像表示装置1全体構成及び動作について説明する。図1に、本発明の実施形態における画像表示装置1の全体構成を示す。この画像表示装置1は、網膜走査型の画像表示装置であり、その利用者である観察者の瞳孔12に光束を入射させて網膜14上に画像を投影することによって、観察者の眼10の瞳孔12の前方において虚像を視認させるための装置である。
画像表示装置1は、外部から供給される映像信号Sに応じて強度変調された光束(レーザ光)を生成する光束生成器20を備え、さらに、その光束生成器20と観察者の眼10との間には、光束生成器20で生成され、光ファイバ100から出射される光束を平行光化するコリメート光学系61と、このコリメート光学系61で平行光化された光束を画像表示のために水平方向に走査する水平走査部70と、水平走査部70で水平方向に走査された光束を画像表示のために垂直方向に走査する垂直走査部80と、水平走査部70と垂直走査部80との間に設けられたリレー光学系75と、このように水平方向と垂直方向に走査された光束(以下、「走査光束」とする。)を瞳孔12へ出射するためのリレー光学系90を備えている。
図1に示すように、光束生成器20には、外部から供給される映像信号Sが入力され、この映像信号Sに基づいて画像を合成するための要素となる各信号等を生成する信号処理回路21が設けられる。信号処理回路21において生成する信号は、青(B)、緑(G)、赤(R)の各映像信号22a〜22c、水平走査部70で使用される水平同期信号Sig1及び制御信号Sig2、垂直走査部80で使用される垂直同期信号Sig3などである。
さらに、光束生成器20は、信号処理回路21から出力される3つの映像信号(B,G,R)22a〜22cをそれぞれ光束にする光源部30と、これらの3つの光束を1つの光束に結合して任意の光束を生成するための光合成部40を備えている。
光源部30は、青色の光束を発生させるBレーザ34およびBレーザ34を駆動するBレーザドライバ31と、緑色の光束を発生させるGレーザ35およびGレーザ35を駆動するGレーザドライバ32と、赤色の光束を発生させるRレーザ36およびRレーザ36を駆動するRレーザドライバ33とを備えている。なお、各レーザ34,35,36は、例えば、半導体レーザや高調波発生機構付き固体レーザとして構成することが可能である。
光合成部40は、光源部30から入射する光束を平行光にコリメートするように設けられたコリメート光学系41,42,43と、このコリメートされた光束を合成するためのダイクロイックミラー44,45,46と、合成された光束を光ファイバ100に導く結合光学系47とを備えている。
各レーザ34,35,36から出射した光束は、コリメート光学系41,42,43によってそれぞれ平行化された後に、ダイクロイックミラー44,45,46に入射される。その後、これらのダイクロイックミラー44,45,46により、各光束が波長に関して選択的に反射・透過される。
具体的には、Bレーザ34から出射した青色光束は、コリメート光学系41によって平行光化された後に、ダイクロイックミラー44に入射される。Gレーザ35から出射した緑色光束は、コリメート光学系42を経てダイクロイックミラー45に入射される。Rレーザ36から出射した赤色光束は、コリメート光学系43を経てダイクロイックミラー46に入射される。
それら3つのダイクロイックミラー44,45,46にそれぞれ入射した3原色の光束は、波長選択的に反射または透過して結合光学系47に達し、集光され光ファイバ100へ出力される。
水平走査部70及び垂直走査部80は、光ファイバ100から入射された光束を画像として投影可能な状態にするために、水平方向と垂直方向に走査して走査光束とするものである。この水平走査部70と水平走査するための構成部分を有する信号処理回路21とは水平走査用の光走査装置として機能し、この垂直走査部80と垂直走査するための構成部分を有する信号処理回路21とは垂直走査用の光走査装置として機能する。また、水平走査用の光走査装置と垂直走査用の光走査装置とで、2次元方向に光束を走査する光走査装置となる。
水平走査部70は、光束を水平方向に走査するための光走査素子(光スキャナ)71と、この光走査素子71を駆動させる水平走査駆動回路72と、光走査素子71における後述のミラー部120の変位状態を検出する変位状態検出回路73とを有しており、垂直走査部80は、光束を垂直方向に走査するための光走査素子である光走査素子81と、この光走査素子81を駆動させる垂直走査駆動回路82とを備えている。なお、水平走査駆動回路72と垂直走査駆動回路82は、信号処理回路21から出力される水平同期信号Sig1、制御信号Sig2及び垂直同期信号Sig3等に基づいてそれぞれ駆動する。ここで、光走査素子71,81は、ガルバノミラーなどから構成される。
また、水平走査部70と垂直走査部80との間での光束を中継するリレー光学系75を備えており、光走査素子71によって水平方向に走査された光は、リレー光学系75を通って、光走査素子81によって垂直方向に走査されて、走査光束として、リレー光学系90へ出射される。
リレー光学系90は、レンズ組91,94を有している。垂直走査部80から出射された表示用走査光束は、レンズ組91によって、それぞれの光束がその光束の中心線を相互に平行にされ、かつそれぞれ収束光束に変換される。そして、レンズ組94によってほぼ平行な光束となると共に、これらの光束の中心線が観察者の瞳孔12に収束するように変換される。
[2 光走査素子71の説明]
次に、上述のように光束を水平方向に走査するための揺動型光走査素子である光走査素子71について説明する。
(光走査素子71の構成及び動作について)
まず、光走査素子71の構成について、具体的に説明する。図2は光走査素子71の組立て状態を示す斜視図、図3は光走査素子71の分解斜視図である。図2及び図3に示すように、光走査素子71は、本体部110がベース112に装着されて構成されている。
光走査素子71は、網膜14の上の光スポットを水平方向に走査するために、光ビームを反射させ光ビームの出射方向を変化させる反射面を有するミラー部120を配した振動体124を揺動させており、本実施形態においては振動体124を共振させている。このように振動体124を共振させることによってミラー部120の揺動をさせることができる。
図3に示すように、光走査素子71は、略直方体のベース112を備えており、ベース112の上面中央部には凹部132が開口する状態で形成されると共に、ベース112の上面には本体部110が固着される。なお、ベース112は画像表示装置1の所定の場所に固着して配される。
本体部110は、シリコン等、弾性を有する材料を用いて生成されており、後述の圧電素子部150〜153及び電極181、182等は、薄膜形成法によって形成されている。この本体部110は、図3の上部に示すように、光が通過しうる貫通孔114を有し、平面視で略長方形をなしている。また、本体部110の外側には基体としての固定枠部116を備え、一方、その内側にはミラー部120を有する振動体124を備えている。
また、ベース112の凹部132開口の上方には振動体124が位置しており、振動体124が揺動したときにもベース112と干渉しないように構成されている。なお、ベース112はその大きさが微細であるため、凹部132は、例えばエッチングにより形成される。
振動体124には複数の構成要素が一体的に形成されており、これらの構成要素として、ミラー部120と、そのミラー部120に連結されるばね部135とがある。また、ばね部135の構成要素として、ミラー部120の一側に連結される板状の弾性部材142、弾性部材144および弾性部材146から構成される弾性梁である第1の梁部140と、同じくミラー部120の他側に連結される板状の弾性部材143、弾性部材145および弾性部材147から構成される弾性梁である第2の梁部141とがある。このように、ミラー部120は、梁部140,141で支持され、梁部140,141は固定枠部116によって支持されることになる。
ここで、ミラー部120及びばね部135を有する振動体124は、画像表示装置1に固定される固定枠部116に対して可動する可動部材となっている。
図3に示すように、ミラー部120は、略長方形を成しており、本体部110の略中央部に配置されている。このミラー部120は、図3において横方向に延びる揺動軸線Lrまわりに揺動させられることにより、ミラー部120に入射した光束の反射方向を変化させる。
ミラー部120の一側には、弾性部材142から2本の弾性部材144および弾性部材146が弾性部材142の幅より広い分岐間隔で互いに並列に分岐するように形成され、また2本の弾性部材144と弾性部材146とは揺動軸線Lrを中心として対称に形成される。同様にして、ミラー部120の他側には、弾性部材143から2本の弾性部材145および弾性部材147が弾性部材143の幅より広い分岐間隔で互いに並列的に分岐するように形成され、2本の弾性部材145と弾性部材147は揺動軸線Lrを中心として対称に形成される。そして、第1の梁部140と第2の梁部141とは、ミラー部120を挟んで対称となる位置に配置される。
また、第1の梁部140に属する弾性部材144と弾性部材146とにはその片面にそれぞれ第1の圧電素子150と第2の圧電素子152がそれぞれ固着されている。この第1の圧電素子150と第2の圧電素子152には、それぞれその一端が固定端として固定枠部116に固着され、他端が固定枠部116に固着されない自由端となっている。なお、第1の圧電素子150と第2の圧電素子152によって第1の圧電素子部が構成される。
この第1の圧電素子150、第2の圧電素子152は、それぞれ同一の構造をしており、その固着面と直角な方向において上部電極と下部電極とによって挟まれている。図4は、弾性部材144の上面に配設された第1の圧電素子150の側面を示しており、圧電体180が上部電極181と、下部電極182とに挟まれる構成となっている。
また、第1の圧電素子150の上部電極と下部電極とは、それぞれ、リード線170、171より、固定枠部116に設置された入力端子160と入力端子161に接続され、第2の圧電素子152の上部電極と下部電極とは、それぞれリード線より、固定枠部116に設置された入力端子164と入力端子165に接続されている。
本実施形態においては、対を成す第1の圧電素子150、第2の圧電素子152がそれぞれ駆動源として機能し、揺動軸線Lrのまわりにねじり振動を生じさせて、ミラー部120を揺動させる。以下、この点につき具体的に説明する。
第1の圧電素子150の上部電極と下部電極との間に電圧が印加されると、その印加方向のみならず、印加方向と直交する向きにも変位が発生する。このように第1の圧電素子150に変位が発生することにより、第1の圧電素子150は弾性変形して上向き又は下向きに屈曲する。また、第2の圧電素子152も同様に、上部電極と下部電極との間に電圧が印加されると、弾性変形して上向き又は下向きに屈曲する。このように上向きに屈曲するか、下向きに屈曲するかは、電極間に印加する電圧の正負によって制御される。
また、第1の圧電素子150の弾性変形による屈曲に対応して弾性部材144が弾性変形によって屈曲し、第2の圧電素子152の弾性変形による屈曲に対応して弾性部材146が弾性変形によって屈曲する。そして、この弾性部材144、146の弾性変形による屈曲は、弾性部材142の揺動軸線Lrを中心軸とした弾性変形によるねじり振動をもたらす。この弾性部材142のねじり振動により、ミラー部120が揺動軸線Lrのまわりで揺動する。
従って、第1の圧電素子150の上部電極と下部電極との間と、第2の圧電素子152の上部電極と下部電極との間とに互いに逆位相の交流電圧(交番電圧)を印加することにより、それぞれの自由端が互いに逆向き変位するように弾性変形して屈曲し、交流電圧の周波数で上下の曲げ振動を繰り返す。この曲げ振動は、第1の梁部140を介して、揺動軸線Lrを中心軸とした回転運動に変換され、ミラー部120は、図5に示すように、揺動軸線Lrのまわりで回転する。
以上を要約すると、弾性部材144および弾性部材146は、それぞれに固着された第1の圧電素子150および第2の圧電素子152の直線変位を曲げ振動に変換する機能を有し、この曲げ振動を弾性部材142の揺動軸線Lrを中心としたねじり振動に変換する機能を有している。そして、弾性部材142のねじり振動によってミラー部120が揺動軸線Lrを中心として揺動する。このようにばねを付勢する駆動源として圧電素子を用いる場合には装置の小型化が容易に図れるものとなる。
(光走査素子71の共振について)
ここで、第1の梁部140、第2の梁部141及びミラー部120は、上述のように固定枠部116に対して可動する振動体124であり、揺動軸線Lrを中心軸として固有の共振周波数でねじり振動を行う。
この共振系のQ(Quality Factor)は数百におよぶため、2個の第1の圧電素子150及び第2の圧電素子152に交流電圧が印加される場合、その交流電圧の周波数を変化させると振動体124におけるねじり振動の共振周波数と合致する周波数において、ミラー部120を含む可動部材の振動の振幅が極端に大きくなる。
したがって、このように共振周波数で振動させる場合には第1の圧電素子150及び第2の圧電素子152に印加する電力が小さくても、通常では得られないミラー部120の揺動変位が得られるので極めて電力効率が高いものとなるとともに、光走査素子71の小型化が図れるものとなっている。
このように光走査素子71においては、振動体124のねじり振動が利用されて光束の走査が行われるものであるが、この振動体には、ねじり振動のみでなく、それ以外の振動である副次的な共振振動も発生する。そのような副次的な共振振動として、横振動や縦振動などがある。
横振動は、図6に示すように、振動体124のミラー部120がその反射面に平行な方向(法線方向)に振動(直線往復運動)する現象である。また、縦振動は、図7に示すように、振動体124のミラー部120がその反射面に垂直な方向(接線方向)に振動(直線往復運動)する現象である。この縦振動は、腹が1個、節が2個存在する一次振動である。また、2倍の縦振動は、図8に示すように、腹が2個、節が3個存在する二次振動である。なお、ねじり振動は、上述したように振動体のミラー部120が揺動軸線Lrを中心軸として揺動する現象である。
ここでは、光走査素子71の特性として、図9に示すような副次的な共振振動が存在するものとして説明する。すなわち、本実施形態の光走査素子71は、振動体124のねじり振動の共振周波数Frよりも低域側に横振動の共振周波数Flが存在し、高域側に2倍縦振動の共振周波数Fhが存在する特性を有している。
振動体124に横振動や2倍縦振動などの副次的な共振振動が発生すると、その継続時間によっては、ばね部135が損傷する恐れがある。
ところで、光走査素子71のばね部を駆動させてねじり振動の共振周波数Frでミラー部120を揺動させる場合、ねじり振動の共振周波数Frと等しい周波数の駆動信号を水平走査駆動回路72から光走査素子71に印加することになるが、振動体124のミラー部120の振動周波数はすぐにはねじり振動の共振周波数Frと等しくならず、徐々に周波数が高くなっていく。
従って、振動体124のミラー部120のねじり振動の共振周波数Frに達するまでに、副次的な共振振動の共振周波数Flを通過することになり、必ず副次的な共振振動が発生してしまう。
そこで、本実施形態においては、副次的な共振振動Flの発生時間を短くすることにより、振動体124におけるばね部135の損傷を抑制するようにしている。この点については、[3 光走査素子71の駆動について]の項で詳細に説明する。
(光走査素子71のミラー部120の変位の検出について)
第2の梁部141は、上述のようにミラー部120の他側に位置して、揺動軸線Lrを中心として第1の梁部140と対称に形成されており、第1の梁部140によって発生した回転振動がミラー部120を介して伝わる。その結果、第2の梁部141と同様の変位が発生する。すなわち、揺動軸線Lrを中心軸として、弾性部材143は、弾性部材142と略同様に弾性変形して回転振動し、弾性部材145は、弾性部材146と略同様に弾性変形して曲げ振動し、弾性部材147は、弾性部材144と略同様に弾性変形して曲げ振動する。
このように、第1の梁部140の変位と同様の変位が第2の梁部141に発生する。このように振動体124に変位が発生したときの例を図5に示す。
図5において、実線で示したものが第1の圧電素子150および第2の圧電素子152に電圧を与えない場合の第1の梁部140、第2の梁部141、ミラー部120の位置である。また、破線で示したものが第1の圧電素子150および第2の圧電素子152に交流電圧を与えた場合のある電圧における第1の梁部140、第2の梁部141、ミラー部120の位置である。
ここで、第2の梁部141の弾性部材147には、図2及び図3に示すように、第4の圧電素子153が固着されており、弾性部材147に上述のような曲げ振動が発生すると、その曲げ振動が第4の圧電素子153により電圧に変換され、第2の梁部141のねじれ量に応じた電圧信号が出力端子166、167から出力される。また、同様に、第2の梁部141の弾性部材145には、第3の圧電素子151が固着されており、弾性部材145に上述のような曲げ振動が発生すると、その曲げ振動が第3の圧電素子151により電圧に変換され、第2の梁部141のねじれ量に応じた電圧信号が出力端子162、163から出力される。なお、第3の圧電素子151と第4の圧電素子153によって第2の圧電素子部が構成される。
このように第3の圧電素子151及び第4の圧電素子153を用いることにより、第2の梁部141のねじれ量に応じた信号を発生させることができるため、ミラー部の変位を検出するビームディテクタが不要となり、装置の小型化が可能になる。
本実施形態においては、第3の圧電素子151に発生する電圧を第1変位検出信号として取り出すとともに、第4の圧電素子153に発生する電圧を第2変位検出信号として取り出す変位状態検出回路73を設けており、この変位状態検出回路73によって振動体124のミラー部120の変位状態を検出する。なお、変位状態検出回路73は、上記第1変位検出信号と第2変位検出信号を出力するものであり、以下、これらのいずれか又はこれらをまとめて変位検出信号Sig6と呼ぶことがある。
[3 光走査素子の駆動について]
次に、本実施形態における光走査素子71の駆動方法について説明する。図10は本実施形態における水平走査用の光走査装置として機能する部分の概念的なブロック図を示す。水平走査用の光走査装置としての機能は、上述のように水平走査部70と水平走査するための構成部分を有する信号処理回路21とで構成されるものであり、この信号処理回路21と水平走査駆動回路72とで駆動信号出力部28が構成される。この駆動信号出力部28は、駆動信号Sig5を生成し出力する機能を有しており、この駆動信号Sig5を光走査素子71の圧電素子部150,152に印加することによって、ばね部135を振動させる。
(光走査素子を駆動するための構成について)
まず、光走査素子71を駆動するための構成について説明する。
図10に示すように、信号処理回路21には、PLL回路25と、出力周波数制御回路26と、周波数検出回路27とが設けられている。
PLL回路25は、位相比較器(PC)50と、ローパスフィルタ(LPF)51と、リミッタ52と、セレクタ53と、電圧制御発振器(VCO)54とが設けられている。位相比較器50は、変位状態検出回路73から出力される変位検出信号Sig6のうち一つの変位検出信号(第1変位検出信号又は第2変位検出信号)とPLL回路25の出力信号である水平同期信号Sig1とを位相比較し、その結果を出力する。ローパスフィルタ51は、位相比較器50から出力される信号をフィルタリングし、変位検出信号Sig6と水平同期信号Sig1との位相差に応じた電圧信号に生成して出力するもので、PLLループ全体の位相特性、増幅度特性の補償を行うものである。通常、ループフィルタとも呼ばれ図示しない増幅器と組み合わせて使われる場合が多い。リミッタ52は、ローパスフィルタ51から出力される電圧信号が所定の設定電圧よりも大きくならないように制限するリミッタである。セレクタ53はローパスフィルタ51からの出力と出力周波数制御回路26から出力される電圧信号Sig7とからいずれか一方選択して出力する選択回路であり、出力周波数制御回路26からの制御信号Sig8によって制御される。電圧制御発振器54は、セレクタ53から出力される電圧信号の電圧レベルに応じた周波数の信号を水平同期信号Sig1として生成し出力する回路である。
出力周波数制御回路26は、PLL回路25からの出力信号である水平同期信号Sig1の周波数を制御する回路であり、第1共振周波数である横振動の共振周波数Flと、第2共振周波数である2倍縦振動の共振周波数Fhとの間の周波数であって、ねじり振動の共振周波数Frよりも高い特定周波数(以下、「初期振動周波数F0」と呼ぶ。)で出力した後、水平同期信号Sig1の周波数をねじり振動の共振周波数Frに移行させる。
周波数検出回路27は、振動体124のミラー部120の振動周波数(以下、「振動周波数Fx」とする。)に基づいて、振動体124のねじり共振の共振周波数Frを検出する第1検出部55と、ミラー部120の振動周波数Fxが第1共振周波数を超えたか否かを検出する第2検出部56とを備えている。
第1検出部55は、光走査素子71のミラー部120が振動を開始し、後述する光走査素子71の起動処理が終了した後に、ミラー部120の変位状態に応じてPLL回路25を動作させ、その後ミラー部120の振動周波数Fxが安定したときの振動周波数Fxを検出することによって、振動体124におけるねじり振動の共振周波数Frを検出する。
そして、第1検出部55は、このように検出したねじり振動の共振周波数Frの情報を出力周波数制御回路26へ通知する。出力周波数制御回路26は、この通知を受信すると、通知されたねじり振動の共振周波数Frに基づいて初期振動周波数F0を調整する。
ここで、振動体124における横振動の共振周波数Flと2倍縦振動の共振周波数Fhは、予めバラツキを含めてその範囲が予測値として出力周波数制御回路26の記憶部に設定されており、横振動の共振周波数Flよりも高い周波数であり、横振動の共振周波数Flを通過する時間を短縮し、かつ2倍縦振動の共振周波数Fhを超えることのない周波数を初期振動周波数F0として設定する。さらに、この初期振動周波数F0は、ねじり振動の共振周波数Frへの移行を容易にするために、PLL回路25のロックインレンジの範囲内に設定される。なお、出力周波数制御回路26において、横振動の共振周波数Flと2倍縦振動の共振周波数Fhとを周波数検出回路27における後述の第2検出部によって検出し、この結果を出力周波数制御回路26に通知させ、このように通知された横振動の共振周波数Flと2倍縦振動の共振周波数Fhの情報を用いて、初期振動周波数F0を調整するようにしてもよい。
第2検出部56は、変位状態検出回路73から出力される変位検出信号Sig6に基づいて、ミラー部120の振動周波数Fxが横振動の共振周波数Flを超えたか否かを検出する。振動体124に縦振動又は横振動が発生するとき、変位検出信号Sig6は、ねじり振動時のときと異なる波形となることから、これにより横振動の共振周波数Flを超えたか否かを検出することができる。つまり、振動体124に縦振動又は横振動が発生するとき、図7及び図8に示すように弾性部材145と弾性部材147には同一方向に曲げ振動が発生し、第1変位検出信号(第3の圧電素子151で発生する電圧)の位相と第2変位検出信号(第4の圧電素子153で発生する電圧)の位相とが等しくなることから、第2検出部56は、この状態を検出することにより振動体124に縦振動又は横振動が発生していることを検出することができる。
また、第2検出部56は、変位状態検出回路73から出力される変位検出信号Sig6に基づいて、ミラー部120の振動周波数Fxが2倍縦振動の共振周波数Fhを超えたか否かを検出することもできる。振動体124に2倍縦振動が発生するとき、変位検出信号Sig6は、ねじり振動時のときと異なる波形となり、これにより横振動の共振周波数Flを超えたか否かを検出することができる。つまり、振動体124に2倍縦振動が発生するとき、図8に示すように腹が2個、節が3個存在する二次振動となることから、第1変位検出信号の位相と第2変位検出信号の位相とに基づいて、この状態を検出する。
また、水平走査駆動回路72は、入力した水平同期信号Sig1をその振幅を第1電圧V1とした駆動信号Sig5を生成して出力する増幅器を有しており、この増幅器の電圧増幅率をスイッチにより変えることによって水平同期信号Sig1の振幅を第1電圧V1よりも高い第2電圧V2にして駆動信号Sig5の電圧レベルを上げることができるように構成されている。さらに、水平走査駆動回路72は、上記増幅器の電圧増幅率をスイッチの切替により0にすることで駆動信号Sig5の出力を停止させる。水平走査駆動回路72における駆動信号Sig5の出力開始及び停止、並びにその電圧レベルの変更は、出力周波数制御回路26から出力される制御信号Sig2に基いて行われる。
(光走査素子71の駆動方法について)
次に、光走査素子71の駆動方法について図面を参照して説明する。図11は光走査素子71の起動開始時における各信号波形の状態を示す図、図12は光走査素子71の起動開始時における処理フローである。
駆動信号出力部28は、画像表示装置1の電源がONになり、電源電圧Vccが所定レベル(ここでは5V)になったとき(図11(a)のT1参照)、光走査素子71の起動処理を行う。
まず、駆動信号出力部28は、水平同期信号Sig1の周波数を初期振動周波数F0に設定する(図12のステップS1)。このとき、出力周波数制御回路26は、水平走査駆動回路72を制御して、駆動信号Sig5の出力を停止させておく。
この処理において、駆動信号出力部28は、次のように動作する。まず、出力周波数制御回路26は、出力周波数制御回路26から出力する電圧信号Sig7を選択して出力させる制御信号Sig8をセレクタ53に出力して、セレクタ53を制御する。次に、出力周波数制御回路26は、内部の記憶部に記憶した初期振動周波数F0の情報を取り出して、この初期振動周波数F0に応じた電圧を電圧信号Sig7として出力する。電圧制御発振器54は、入力される電圧信号Sig7に応じた初期振動周波数F0を有する水平同期信号Sig1を生成する。このときの水平同期信号Sig1の周波数の状態を図11(b)に示す。
PLL回路25が出力する水平同期信号Sig1は、周波数検出回路27に入力される。周波数検出回路27は、水平同期信号Sig1の周波数を検出し、出力周波数制御回路26へ通知する。出力周波数制御回路26は、通知された水平同期信号Sig1の周波数が初期振動周波数F0となったと判断すると、水平走査駆動回路72に対し、水平同期信号Sig1の電圧レベルを第1電圧V1に調整した駆動信号Sig5を生成し、光走査素子71へ出力するように要求する制御信号Sig2を出力する。水平走査駆動回路72は、駆動信号Sig5として、水平同期信号Sig1の電圧レベルを第1電圧V1とした第1駆動信号を光走査素子71の第1の圧電素子150に印加すると共に、第1駆動信号の位相を反転させた第2駆動信号を光走査素子71の第2の圧電素子152に印加する(図12のステップS2)。図11(c)には、駆動信号Sig5の電圧レベルの変移が示されており、タイミングT2からT3までの間に第1電圧V1の駆動信号Sig5が出力されていることが示されている。
駆動信号Sig5が光走査素子71に印加されると、この駆動信号Sig5に基づいて、ばね部135が駆動され、ミラー部120が振動を開始する。
次に、変位状態検出回路73から出力される変位検出信号Sig6に基づいて、ミラー部120の振動周波数Fxが横振動の共振周波数Flを通過したか否かを判定する(図12のステップS3)。
ミラー部120の振動周波数Fxが横振動の共振周波数Flを通過したか否かは、駆動信号出力部28において、次のように判定される。
すなわち、変位状態検出回路73から出力される変位検出信号Sig6が、周波数検出回路27に入力される。周波数検出回路27は、ミラー部120の振動周波数Fxを検出し、出力周波数制御回路26へ通知する。出力周波数制御回路26には、内部の記憶部に横振動の共振周波数Flの予測値が設定されており、この予測値に基づいて、ミラー部120の振動周波数Fxが横振動の共振周波数Flを通過したか否かを判定する。
この処理において、ミラー部120の振動周波数Fxが横振動の共振周波数Flとなったと判定すると(図12のステップS3:YES)、出力周波数制御回路26は、水平走査駆動回路72に対し、第1電圧V1よりも高い第2電圧V2に変更した駆動信号Sig5を生成し、光走査素子71へ出力するように要求する制御信号Sig2を出力する。水平走査駆動回路72は、駆動信号Sig5を第1電圧V1から第2電圧V2へ変更する。(図12のステップS4)。図11(c)には、駆動信号Sig5の電圧レベルの変移が示されており、タイミングT3で駆動信号Sig5の電圧が第1電圧V1から第2電圧V2に変更されていることが示されている。
その後、駆動信号出力部28は、ミラー部120の振動周波数Fxがねじり振動の共振周波数Frとなったか否かを判定する(図12のステップS6)。この判定は、出力周波数制御回路26において、内部の記憶部に設定している初期共振周波数F0が周波数検出回路27によって検出したミラー部120の振動周波数Fxと一致するか否かによって判定されるものである。
この処理において、光走査素子71の振動周波数Fxが初期共振周波数F0となったと判定すると(図12のステップS6:YES)、駆動信号出力部28は、駆動信号Sig5の周波数をねじり振動の共振周波数Frに設定する。この処理は、出力周波数制御回路26において、ローパスフィルタ51からの出力を電圧制御発振器54へ出力するようにセレクタ53を制御することによって行われるものである。すなわち、PLL回路25からの水平同期信号Sig1に基いて水平走査駆動回路72が生成した駆動信号Sig5により動作している光走査素子71の変位状態を表す変位検出信号Sig6を変位状態検出回路73で生成し、この変位検出信号Sig6をPLL回路25に入力することにより、振動体124がねじり振動で共振するように制御するのである。
このように駆動信号出力部28は、駆動信号Sig5の周波数を共振周波数Frに設定すると、水平走査駆動回路72から出力される駆動信号の周波数は、ねじり振動の共振周波数Frに移行していく。図11(d)には、駆動信号Sig5の周波数の変移が示されており、タイミングT4からT5にかけて駆動信号Sig5の周波数が共振周波数Frに移行していることが示されている。
以上のように、本実施形態においては、ねじり振動による共振振動によってミラー部120を揺動状態にて共振振動させて光を走査する光走査素子であって、ねじり振動の共振周波数の低域側と高域側とに、縦振動又は横振動の副次的な共振振動が発生する横振動の共振周波数Flと2倍縦振動の共振周波数Fhがある光走査素子71を駆動する場合であっても、ばね部の損傷を抑制しつつ光走査素子の駆動を行うことができる。なお、低域側に存在する副次的な共振振動は横振動でなく縦振動や2倍縦振動であってもよく、また、低域側に存在する副次的な共振振動は2倍縦振動でなく横振動や縦振動であってもよい。つまり、ねじり振動の共振周波数の低域側と高域側とに副次的な共振振動が発生する光走査素子に適用することができる。
また、光走査素子71に個体差やばらつきなどがあった場合、ねじり振動の共振周波数Frにばらつきが生じ、ある程度の周波数範囲でねじり振動の共振周波数Frを探さなければならい。そして、ねじり振動の共振周波数Frを探す範囲によっては、副次的な共振周波数がその範囲に含まれる恐れがあり、この場合もこの副次的な共振周波数を通過する時のエネルギーによってばね部が損傷する恐れがある。
しかしながら、本実施形態における光走査素子71においては、予め副次的な共振周波数の範囲の予測値が設定されているため、初期信号周波数F0を適切に選択することができる。
また、上述のように周波数検出回路27により副次的な共振周波数を検出することもできるが、この検出処理において、水平走査駆動回路72から出力する駆動信号Sig5の周波数を、光束を走査するときの電圧よりも小さくする(例えば、第1電圧V1)とすることによって、この副次的な共振周波数を通過する時のエネルギーを低減させ、ばね部135が損傷することを抑制することができる。
ここで、上述の実施形態においては、ミラー部120の振動周波数Fxが横振動の共振周波数Flを超えたか否かを検出する第2検出部56を設けたが、駆動信号出力部28において、横振動の共振周波数Flを超えるまでの期間として予め予測され設定された期間情報を記憶する記憶部を備えるようにしてもよい。
例えば、図13に示すように、第1電圧V1の駆動信号Sig5を出力する時間をTa(ms)未満と、第2電圧V2の駆動信号Sig5を出力する時間をTa(ms)以上と設定しておき、駆動信号出力部28において、光走査素子71に駆動信号Sig5の出力を開始してからの時間が、経過時間Ta(ms)以上となっているときに、横振動の共振周波数Flを超えたと判定するのである。このようにすれば、ミラー部120の振動周波数Fxの検出が不要となるため、第1の電圧から第2の電圧への変更を簡易に行うことができる。
以上、本発明の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
例えば、水平走査を例に挙げて説明したが垂直走査についても同様の処理を行うようにしてもよい。
また、上述の実施形態においては、電圧制御発振器54に入力させる信号として、セレクタ53によって、ローパスフィルタ51からの出力と出力周波数制御回路26から出力される電圧信号Sig7とからいずれか一方選択して出力するようにしたが、このセレクタ26に代えて、合成アンプ(差動アンプ)を用いてもよい。すなわち、ローパスフィルタ51からの出力と出力周波数制御回路26から出力される電圧信号Sig7と合成して増幅するような合成アンプを用いてもよい。
本発明の実施形態における画像表示装置の全体構成を示す図である。 本発明の実施形態における光走査素子の組立て状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態における光走査素子の分解斜視図である。 本発明の実施形態における光走査素子の部分側面図である。 本発明の実施形態における振動体のねじり振動を説明するための図である。 本発明の実施形態における振動体の横振動を説明するための図である。 本発明の実施形態における振動体の縦振動を説明するための図である。 本発明の実施形態における振動体の2倍縦振動を説明するための図である。 本発明の実施形態における光走査素子の振動特性を説明するための図である。 本発明の実施形態における光走査素子の駆動方法を説明するための図である。 本発明の実施形態における光走査素子の駆動方法を説明するための図である。 本発明の実施形態における光走査素子の駆動方法を説明するための図である。 本発明の実施形態における光走査素子の駆動方法を説明するための図である。
符号の説明
1 画像表示装置
21 信号処理回路
28 駆動信号出力部
27 周波数検出回路
55 第1検出部
56 第2検出部
70 水平走査部
71 光走査素子
72 水平走査駆動回路
73 変位状態検出回路

Claims (9)

  1. 反射面を有するミラー部と、前記ミラー部に連結され、ねじり振動を発生して前記ミラー部を揺動状態にて共振振動させることが可能なばね部とを含み、前記ミラー部の共振振動により入射した光を前記反射面で走査する光走査素子であって、前記ねじり振動による揺動状態での共振振動の共振周波数に対し、低域側の第1共振周波数と高域側の第2共振周波数に、縦振動又は横振動の副次的な共振振動が発生する光走査素子を駆動する光走査装置において、
    前記ばね部を振動させる駆動信号を、前記第1共振周波数と前記第2共振周波数との間の周波数であって、前記ねじり振動の共振周波数よりも高い特定周波数で出力した後、前記駆動信号の周波数を前記ねじり振動の共振周波数に移行させる駆動信号出力部を備えた
    ことを特徴とする光走査装置。
  2. 前記ねじり振動の共振周波数を検出する第1検出部を備え、
    前記駆動信号出力部は、
    前記ねじり振動の共振周波数、前記第1共振周波数及び前記第2共振周波数に応じて前記特定周波数を調整する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記駆動信号出力部は、
    前記ミラー部の振動周波数が前記ねじり振動の共振周波数よりも低い前記第1共振周波数を超える前までは、前記駆動信号を第1電圧で出力し、前記ミラー部の振動周波数が前記第1共振周波数を超えた後、前記駆動信号を前記第1電圧よりも高い第2電圧で出力する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光走査装置。
  4. 前記駆動信号出力部が前記駆動信号を出力した後、前記ミラー部の振動周波数が前記第1共振周波数を超えるまでの期間として予め設定された期間情報を記憶する記憶部を備え、
    前記駆動信号出力部は、前記記憶部に記憶された期間情報に基づいて、前記駆動信号の電圧を前記第1電圧から前記第2電圧へ変更する
    ことを特徴とする請求項3に記載の光走査装置。
  5. 前記ミラー部の振動周波数が前記第1共振周波数を超えたか否かを検出する第2検出部を備え、
    前記駆動信号出力部は、前記第2検出部において前記ミラー部の振動周波数が前記第1共振周波数を超えたときに、前記駆動信号の電圧を前記第1電圧から前記第2電圧へ変更する
    ことを特徴とする請求項3に記載の光走査装置。
  6. 前記光走査素子は、光を反射する反射面を有するミラー部と、このミラー部を一方の側で支持する弾性梁と、この梁の他方の側で前記梁を支持する基体と、少なくとも前記梁の一部分に取り付けられて前記梁を駆動することで、前記ミラー部を振動または揺動させる圧電素子を備えた
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の光走査装置。
  7. 請求項1から6のいずれかに1項に記載の光走査装置を備え、画像に関する画像信号に応じて変調された光束を、前記光走査装置によって2次元方向に走査することで画像を表示することを特徴とする画像表示装置。
  8. 請求項1から6のいずれかに1項に記載の光走査装置を備え、画像に関する画像信号に応じて変調された光束を、前記光走査装置によって前記1次方向及び前記2次方向に走査することで、眼の網膜に画像を投影し、画像を表示することを特徴とする網膜走査型画像表示装置。
  9. 反射面を有するミラー部と、前記ミラー部に連結され、ねじり振動を発生して前記ミラー部を揺動状態にて共振振動させることが可能なばね部とを含み、前記ミラー部の共振振動により入射した光を前記反射面で走査する光走査素子であって、前記ねじり振動による揺動状態での共振振動の共振周波数に対し、低域側の第1共振周波数と高域側の第2共振周波数に、縦振動又は横振動の副次的な共振振動が発生する光走査素子の駆動方法であって、
    前記駆動信号の周波数を前記第1共振周波数と前記第2共振周波数との間の周波数であって、前記ねじり振動の共振周波数よりも高い特定周波数に設定して前記駆動信号の出力を開始するステップと、
    前記駆動信号の出力が開始された後、出力している前記駆動信号の周波数を前記ねじり振動の共振周波数に移行させるステップと、
    を有することを特徴とする光走査素子の駆動方法。
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