JP4839559B2 - 顆粒状水和剤 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、農薬の顆粒状水和剤に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
顆粒状水和剤は通常20〜10000倍の水に希釈した後、作物に散布される。その際、作物表面に残った散布液が原因となり、作物表面にいわゆる汚れとして顕在化してしまう場合がしばしば見受けられる。そのような作物をそのまま出荷すると著しく商品価値が低下するため、汚れを落とす作業が必要となる。
かかる問題を解決するために担体として糖類を使用すると、希釈液散布後の作物の汚れが軽減されることを見出したが、顆粒状水和剤の製造方法として広く普及している水を加えて押出し造粒する方法においては、押出し時の抵抗増大により、押出しに長時間を要する等、製造性が悪化し、製造効率が低下することが判明した。
また、糖類を使用した場合、通常の方法により水を加えて造粒すると造粒物同士が付着し、団子状の凝集物が生成し、これにより製品収率が低下することも判明した。
【0003】
【課題を解決するための手段】
かかる状況下本発明者らは、顆粒状水和剤について、作物表面の汚れおよび造粒性の検討を重ねた結果、糖類と鉱物質担体を特定の量範囲で併用することにより、作物表面の汚れが少なく、かつ、通常の造粒手段によっても高収率で効率よく製造し得る顆粒状水和剤が得られることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、(a)0.1〜60重量%の農薬活性成分、(b)1〜20重量%のアリールスルホン酸ホルマリン縮合物またはその塩、(c)0.1〜10重量%のカルボキシル基を有する共重合体のアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩、(d)30〜70重量%の糖類及び、(e)5〜30重量%の鉱物質担体を含有することを特徴とする顆粒状水和剤に関するものである。
【0004】
【発明の実施の形態】
本顆粒状水和剤において、農薬活性成分としては、例えば化合物番号と共に示す以下の化合物を挙げることができ、農薬活性成分は一種単独または二種以上であり得、二種以上の場合、その配合比はその目的に応じて任意に選択することができる。使用する農薬活性成分のいずれかがその化学式中に複数の光学異性体、幾何異性体等を含みえる場合には、活性を有する該異性体のいずれか単独、あるいは活性を有する該異性体を含む2種以上の混合物であっても良い。
本発明組成物において、用いられる農薬活性成分は特に限定されないが、例えば次に示すような化合物およびそれらの活性な異性体または該混合物が挙げられる。以下、化合物番号と共に化合物例を示す。
【0005】
(1) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブチラート
(2) (S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (S)−2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブチラート
(3) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシラート
(4) 3−フェノキシベンジル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート
3−フェノキシベンジル クリサンテマート
【0006】
(6) 3−フェノキシベンジル (1R)−クリサンテマート
(7) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート
(8) α−シアノ−3−(4−ブロモフェノキシ)ベンジル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート
(9) α−シアノ−3−(4−フルオロフェノキシ)ベンジル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート
(10) α−シアノ−3−(3−ブロモフェノキシ)ベンジル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート
【0007】
(11) α−シアノ−3−(4−クロロフェノキシ)ベンジル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート
(12) α−シアノ−3−フェノキシベンジル クリサンテマート
(13) α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1R)−クリサンテマート
(14) α−シアノ−3−(4−ブロモフェノキシ)ベンジル 2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブチラート
(15) α−シアノ−3−(3−ブロモフェノキシ)ベンジル 2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブチラート
【0008】
(16) α−シアノ−3−(4−クロロフェノキシ)ベンジル 2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブチラート
(17) α−シアノ−3−(4−フルオロフェノキシ)ベンジル 2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブチラート
(18) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2−(4−ブロモフェニル)−3−メチルブチラート
(19) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2−(4−tert−ブチルフェニル)−3−メチルブチラート
(20) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−3−メチルブチラート
【0009】
(21) α−シアノ−4−フルオロ−3−フェノキシベンジル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート
(22) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2−(2−クロロ−4−トリフルオロメチルアニリノ)−3−メチルブチラート
(23) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2−(4−ジフルオロメトキシフェニル)−3−メチルブチラート
(24) α−シアノ−3−フェノキシベンジル (S)−2−(4−ジフルオロメトキシフェニル)−3−メチルブチラート
(25) シアノ−(5−フェノキシ−2−ピリジル)メチル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート
【0010】
(26) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2,2−ジメチル−3−(1,2,2,2−テトラブロモエチル)シクロプロパンカルボキシラート
(27) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2,2−ジメチル−3−(1,2−ジクロロ−2,2−ジブロモエチル)シクロプロパンカルボキシラート
(28) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 1−(4−エトキシフェニル)−2,2−ジクロロシクロプロパンカルボキシラート
(29) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2,2−ジメチル−3−(2−クロロ−2−トリフルオロメチルビニル)シクロプロパンカルボキシラート
(30) 2−(4−エトキシフェニル)−2−メチルプロピル 3−フェノキシベンジル エーテル
【0011】
(31) 2−(4−エトキシフェニル)−3,3,3−トリフルオロプロピル3−フェノキシベンジル エーテル
(32) 2−メチル−3−フェニルベンジル (1R,トランス)−2,2−ジメチル−3−(2−クロロ−2−トリフルオロメチルビニル)シクロプロパンカルボキシラート
(33) 2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル (1R,トランス)−2,2−ジメチル−3−(2−クロロ−2−トリフルオロメチルビニル)シクロプロパンカルボキシラート
(34) 3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミドメチル クリサンテマート
(35) 3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミドメチル (1R)−クリサンテマート
【0012】
(36) 3−アリル−2−メチル−4−オキソシクロペント−2−エンイルクリサンテマート
(37) 3−アリル−2−メチル−4−オキソシクロペント−2−エンイル(1R)−クリサンテマート
(38) (S)−2−メチル−4−オキソ−3−(2−プロピニル)シクロペント−2−エンイル (1R)−クリサンテマート
(39) 1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル (1R)−クリサンテマート
(40) 5−ベンジル−3−フリルメチル クリサンテマート
【0013】
(41) 5−ベンジル−3−フリルメチル (1R)−クリサンテマート
(42) α−シアノ−3−(4−ブロモフェノキシ)ベンジル 3−(2,2−ジブロモビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート
(43) O,O−ジメチル O−(3−メチル−4−ニトロフェニル) ホスホロチオエート
(44) O,O−ジメチル S−〔1,2−ジ(エトキシカルボニル)エチル〕 ホスホロジチオエート
(45) O,O−ジメチル O−(4−シアノフェニル) ホスホロチオエート
【0014】
(46) O,O−ジメチル S−(α−エトキシカルボニルベンジル) ホスホロジチオエート
(47) O,O−ジエチル O−(2−イソプロピル−4−メチル−6−ピリミジニル) ホスホロチオエート
(48) O,O−ジメチル O−〔3−メチル−4−(メチルチオ)フェニル〕 ホスホロチオエート
(49) O−(4−ブロモ−2,5−ジクロロフェニル) O,O−ジエチルホスホロチオエート
(50) 2−メトキシ−4H−1,3,2−ベンゾオキサホスホリン−2−スルフィド
【0015】
(51) O,O−ジメチル O−(2,4,5−トリクロロフェニル) ホスホロチオエート
(52) O,O−ジエチル O−(3,5,6−トリクロロ−2−ピリジル)ホスホロチオエート
(53) O,O−ジメチル O−(3,5,6−トリクロロ−2−ピリジル)ホスホロチオエート
(54) O,O−ジメチル O−(4−ブロモ−2,5−ジクロロフェニル)ホスホロチオエート
(55) ジメチル 2,2−ジクロロビニルホスフェート
【0016】
(56) O,S−ジメチル N−アセチルホスホロアミドチオエート
(57) O−(2,4−ジクロロフェニル) O−エチル S−プロピル ホスホロジチオエート
(58) O,O−ジメチル S−(5−メトキシ−1,3,4−チアジアゾリン−2−オン−3−イルメチル) ホスホロジチオエート
(59) ジメチル 2,2,2−トリクロロ−1−ヒドロキシエチルホスホネート
(60) O−エチル O−(4−ニトロフェニル) ベンゼンホスホノチオエート
【0017】
(61) O,O−ジメチル S−(N−メチルカルバモイルメチル) ホスホロジチオエート
(62) 2−sec−ブチルフェニル N−メチルカーバメート
(63) 3−メチルフェニル N−メチルカーバメート
(64) 3,4−ジメチルフェニル N−メチルカーバメート
(65) 2−イソプロポキシフェニル N−メチルカーバメート
【0018】
(66) 1−ナフチル N−メチルカーバメート
(67) 2−イソプロピルフェニル N−メチルカーバメート
(68) O,O−ジエチル S−〔2−(エチルチオ)エチル〕 ホスホロジチオエート
(69) S−メチル N−〔(メチルカルバモイル)オキシ〕チオアセトイミデート
(70) トランス−5−(4−クロロフェニル)−N−シクロヘキシル−4−メチル−2−オキソチアゾリジン−3−カルボキサミド
【0019】
(71) 2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−7−ベンゾフラニル N−ジブチルアミノチオ−N−メチルカーバメート
(72) N,N,−ジメチル−1,2,3−トリチアン−5−イルアミン
(73) 1,3−ビス(カルバモイルチオ)−2−(N,N−ジメチルアミノ)プロパン塩酸塩
(74) エチル N−〔2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチルベンゾフラン−7−イルオキシカルボニル(メチル)アミノチオ〕−N−イソプロピル−β−アラニナート
(75) 1−〔3,5−ジクロロ−4−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)フェニル〕−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア
【0020】
(76) 1−(3,5−ジクロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア
(77) 1−〔3,5−ジクロロ−4−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)フェニル〕−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア
(78) エチル 2−(4−フェノキシフェノキシ)エチルカーバメート
(79) 2−tert−ブチル−5−(4−tert−ブチルベンジルチオ)−4−クロロピリダジン−3(2H)−オン
(80) 1−〔4−(2−クロロ−4−トリフルオロメチルフェノキシ)−2−フルオロフェニル〕−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア
【0021】
(81) tert−ブチル (E)−α−(1,3−ジメチル−5−フェノキシピラゾール−4−イルメチレンアミノオキシ)−p−トルエート
(82) 3,7,9,13−テトラメチル−5,11−ジオキサ−2,8,14−トリチア−4,7,9,12−テトラアザペンタデカ−3,12−ジエン−6,10−ジオン
(83) 1−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−N−ニトロイミダゾリジン−2−イリデンアミン
(84) 5−エトキシ−3−トリクロロメチル−1,2,4−チアジアゾール
(85) O,O−ジイソプロピル S−ベンジル ホスホロチオラート
【0022】
(86) O−エチル S,S−ジフェニル ジチオホスフェート
(87) ポリオキシン
(88) ブラストサイジンS
(89) 3,4−ジクロロプロピオンアニリド
(90) イソプロピル N−(3−クロロフェニル)カーバメート
【0023】
(91) S−エチル N,N−ジプロピルチオールカーバメート
(92) 3−メトキシカルボニルアミノフェニル N−(3−メチルフェニル)カーバメート
(93) N−メトキシメチル−2−クロロ−2’,6’−ジエチルアセトアニリド
(94) 2,6−ジニトロ−N,N−ジプロピル−4−トリフルオロメチルアニリン
(95) S−(4−クロロベンジル) N,N−ジエチルチオールカーバメート
【0024】
(96) S−エチル N,N−ヘキサメチレンチオールカーバメート
(97) N−(1,1,3−トリメチル−2−オキサ−4−インダニル)−5−クロロ−1,3−ジメチルピラゾール−4−カルボキサミド
(98) 3’−イソプロポキシ−2−(トリフルオロメチル)ベンズアニリド
(99) ジイソプロピル 1,3−ジチオラン−2−イリデンマロネート
(100) 1,2,5,6−テトラヒドロピロロ[3,2,1−i,j]キノリン−4−オン
【0025】
(101) 3−アリルオキシ−1,2−ベンゾイソチアゾール−1,1−ジオキシド
(102) 5−メチル[1,2,4]トリアゾロ[3,4−b]ベンゾチアゾール
(103) 1,2−ビス(3−メトキシカルボニル−2−チオウレイド)ベンゼン
(104) 1−(4−クロロベンジル)−1−シクロペンチル−3−フェニルウレア
(105) バリダマイシンA
(106) 5−クロロ−6−(1−フルオロエチル)−N−[2−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]エチル]ピリミジン−4−イルアミン
【0026】
(107) 6−(3,5−ジクロロ−4−メチルフェニル)−3(2H)−ピリダジノン
(108) カスガマイシン塩酸塩
(109) メチル 1−(ブチルカルバモイル)ベンズイミダゾール−2−カーバメート
(110) 3−(3,5−ジクロロフェニル)−N−イソプロピル−2,4−ジオキソイミダゾリジン−1−カルボキサミド
(111) 3−(3,5−ジクロロフェニル)−5−メチル−5−ビニル−1,3−オキサゾリジン−2,4−ジオンド
【0027】
(112) エチレンビスジチオカルバミン酸マンガン
(113) エチレンビスジチオカルバミン酸マンガンおよび亜鉛
(114) N−(トリクロロメチルチオ)シクロヘキサ−4−エン−1,2−ジカルボキシミド
(115) 3’−イソプロポキシ−2−メチルベンズアニリド
(116) 3−ヒドロキシ−5−メチルイソオキサゾール
【0028】
(117) テトラクロロイソフタロニトリル
(118) 1,1’−イミノジ(オクタメチレン)ジグアニジン
(119) 1−(4−クロロフェノキシ)−3,3−ジメチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタノン
(120) (E)−4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)−N−〔1−(イミダゾール−1−イル)−2−プロポキシエチリデン〕アニリン
(121) メチル N−(メトキシアセチル)−N−(2,6−ジメチルフェニル)アラニナート
【0029】
(122) 3−クロロ−N−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−2−ピリジル)−2,6−ジニトロ−4−メチルアニリン
(123) N−ブトキシメチル−2−クロロ−2’,6’−ジエチルアセトアニリド
(124) O−エチル O−(5−メチル−2−ニトロフェニル)−sec−ブチル ホスホロアミドチオエート
(125) エチル N−クロロアセチル−N−(2,6−ジエチルフェニル)グリシナート
(126) 2−〔1−メチル−2−(4−フェノキシフェノキシ)エトキシ〕ピリジン
【0030】
(127) (E)−1−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1−ペンテン−3−オール
(128) 1−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ペンタン−3−オール
(129) 2−ブロモ−N−(α,α−ジメチルベンジル)−3,3−ジメチルブタンアミド
(130) 1−(1−メチル−1−フェニルエチル)−3−(p−トリル)ウレア
(131) 2−(2−ナフトキシ)プロピオンアニリド
【0031】
(132) 2−(2,4−ジクロロ−3−メチルフェノキシ)プロピオンアニリド
(133) 4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,3−ジメチル−5−ピラゾリル p−トルエンスルホナート
(134) 4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,3−ジメチル−5−フェナシルオキシピラゾール
(135) 4−(2,4−ジクロロ−3−メチルベンゾイル)−1,3−ジメチル−5−(4−メチルフェナシルオキシ)ピラゾール
(136) 2,4,6−トリクロロフェニル 4−ニトロフェニル エーテル
【0032】
(137) 2,4−ジクロロフェニル 3−メトキシ−4−ニトロフェニルエーテル
(138) 2,4−ジクロロフェニル 3−メトキシカルボニル−4−ニトロフェニル エーテル
(139) 2−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ−N−メチルアセトアニリド
(140) 2’,3’−ジクロロ−4−エトキシメトキシベンズアニリド
(141) 5−tert−ブチル−3−(2,4−ジクロロ−5−イソプロポキシフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン
【0033】
(142) 2−アミノ−3−クロロ−1,4−ナフトキノン
(143) メチル 2−〔3−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)ウレイドスルホニルメチル〕ベンゾエート
(144) 3,7−ジクロロキノリン−8−カルボン酸
(145) エチル 5−〔3−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)ウレイドスルホニル〕−1−メチルピラゾール−4−カルボキシラート
(146) 3−クロロ−2−〔4−クロロ−2−フルオロ−5−(2−プロピニルオキシ)フェニル〕−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−インダゾール
【0034】
(147) O−(4−tert−ブチルフェニル) N−(6−メトキシ−2−ピリジル)−N−メチルチオノカーバメート
(148) O−(3−tert−ブチルフェニル) N−(6−メトキシ−2−ピリジル)−N−メチルチオノカーバメート
(149) O−(4−クロロ−3−エチルフェニル) N−(6−メトキシ−2−ピリジル)−N−メチルチオノカーバメート
(150) O−(4−ブロモ−3−エチルフェニル) N−(6−メトキシ−2−ピリジル)−N−メチルチオノカーバメート
(151) O−(3−tert−ブチル−4−クロロフェニル) N−(6−メトキシ−2−ピリジル)−N−メチルチオノカーバメート
【0035】
(152) O−(4−トリフルオロメチルフェニル) N−(6−メトキシ−2−ピリジル)−N−メチルチオノカーバメート
(153) 1−(2−クロロベンジル)−3−(α,α−ジメチルベンジル)ウレア
(154) N−(3,5−ジクロロフェニル)−1,2−ジメチルシクロプロパン−1,2−ジカルボキシイミド
(155) O−(2,6−ジクロロ−4−メトキシフェニル) O,O−ジメチル ホスホロチオエート
(156) 1−エチル−1,4−ジヒドロ−6,7−メチレンジオキシ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸
【0036】
(157) (E)−1−(2,4−ジクロロフェニル)−4,4−ジメチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1−ペンテン−3−オール
(158) イソプロピル 3,4−ジエトキシフェニルカーバメート
(159) N−〔4−クロロ−2−フルオロ−5−(1−メチル−2−プロピニルオキシ)フェニル〕−3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミド
(160) N−〔4−クロロ−2−フルオロ−5−(ペンチルオキシカルボニルメトキシ)フェニル〕−3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミド
(161) N−(7−フルオロ−3,4−ジヒドロ−3−オキソ−4−プロパ−2−イニル−2H−1,4−ベンゾキサジン−6−イル)シクロヘキサ−1−エン−1,2−ジカルボキシミド
【0037】
(162) 2−〔1−(エトキシイミノ)エチル〕−3−ヒドロキシ−5−〔2−〔4−(トリフルオロメチル)フェニルチオ〕エチル〕−2−シクロヘキセン−1−オン
(163) 1−(4−クロロフェニル)−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア
(164) イソプロピル (2E,4E)−11−メトキシ−3,7,11−トリメチル−2,4−ドデカジエノエート
(165) 2−tert−ブチルイミノ−3−イソプロピル−5−フェニル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−1,3,5−チアジアジン−4−オン
(166) 2−フェノキシ−6−(ネオペンチルオキシメチル)ピリジン
【0038】
(167) 3−クロロ−2−〔7−フルオロ−4−(2−プロピニル)−3,4−ジヒドロ−1,4−ベンゾオキサジン−3(2H)−オン−6−イル〕−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−インダゾール
(168) 4’−クロロ−2’−(α−ヒドロキシベンジル)イソニコチン酸アニリド
(169) 6−(ベンジルアミノ)プリン
(170) 5−クロロ−3−メチル−4−ニトロ−1H−ピラゾール
(171) 2−クロロエチルトリメチルアンモニウム クロリド
【0039】
(172) 2−(3−クロロフェノキシ)プロピオン酸
(173) 3−(4−クロロフェニル)−1,1−ジメチルウレア
(174) 2,4−ジクロロフェノキシ酢酸
(175) 3−(3,4−ジクロロフェニル)−1,1−ジメチルウレア
(176) 1,1’−エチレン−2,2’−ビピリジニウム ジブロミド
【0040】
(177) マレイン酸ヒドラジド
(178) 2,4−ジニトロ−6−sec−ブチルフェノール
(179) 2,4−ジメチル−5−(トリフルオロメチルスルホニルアミノ)アセトアニリド
(180) 6−(フルフリルアミノ)プリン
(181) βーヒドロキシエチルヒドラジン
【0041】
(182) 3−インドール酢酸
(183) 3−メチル−5−(1−ヒドロキシ−4−オキソ−2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル) シス、トランス−2,4−ペンタジエン酸
(184) 1−ナフトキシ酢酸
(185) 7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2,3−ジカルボン酸 モノアルキルアミン塩
(186) 1−フェニル−3−〔4−(2−クロロピリジル)〕ウレア
【0042】
(187) 5−クロロ−1H−インダゾール−3−イル酢酸ナトリウム
(188) S,S−ジメチル 2−(ジフルオロメチル)−4−(2−メチルプロピル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3,5−ジカルボチオアート
(189) 3−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−1−〔2−(2−メトキシエトキシ)フェニルスルホニル〕ウレア
(190) エキソ−1−メチル−4−(1−メチルエチル)−2−(2−メチルフェニルメトキシ)−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン
(191) 2’,6’−ジエチル−N−〔(2−シス−ブテノキシ)メチル〕−2−クロロアセトアニリド
【0043】
(192) 2,3−ジヒドロ−3,3−ジメチル−5−ベンゾフラニル エタンスルホナート
(193) 2’,6’−ジメチル−N−(3−メトキシ−2−テニル)−2−クロロアセトアニリド
(194) 1−(2−クロロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルスルホニル)−3−(4,6−ジメトキシ−2−ピリミジニル)ウレア
(195) 3−イソプロピル−1H−2,1,3−ベンゾチアジアジン−4(3H)−オン−2,2−ジオキシド
(196) 2−(1−エトキシイミノブチル)−5−〔2−(エチルチオ)プロピル〕−3−ヒドロキシシクロヘキサ−2−エン−1−オン
【0044】
(197) 2’,6’−ジエチル−N−(2−プロポキシエチル)−2−クロロアセトアニリド
(198) 1,1’−ジメチル−4,4’−ビピリジニウム ジクロリド
(199) S−(1−メチル−1−フェニルエチル) ピペリジン−1−カルボチオアート
(200) S−(2−メチル−1−ピペリジンカルボニルメチル) O,O−ジプロピル ジチオホスフェート
(201) S−ベンジル N−エチル−N−(1,2−ジメチルプロピル)チオールカーバメート
【0045】
(202) 2−クロロ−4−エチルアミノ−6−イソプロピルアミノ−1,3,5−トリアジン
(203) 2−メチルチオ−4,6−ビス(エチルアミノ)−1,3,5−トリアジン
(204) アンモニウム ホモアラニン−4−イル(メチル)ホスフィナート
(205) 2−クロロ−4,6−ビス(エチルアミノ)−1,3,5−トリアジン
(206) L−2−アミノ−4−〔(ヒドロキシ)(メチル)ホスフィノイル〕ブチリル−L−アラニル−L−アラニンナトリウム
【0046】
(207) イソプロピルアンモニウム N−(ホスホノメチル)グリシナート
(208) トリメチルスルホニウム N−(ホスホノメチル)グリシナート
(209) 2−メチルチオ−4−エチルアミノ−6−(1,2−ジメチルプロピルアミノ)−1,3,5−トリアジン
(210) コハク酸2,2−ジメチルヒドラジド
(211) 3−〔2−(3,5−ジメチル−2−オキソシクロヘキシル)−2−ヒドロキシメチル〕グルタルイミド
【0047】
農薬活性成分の含有量は成分の種類によって異なるが、本顆粒状水和剤に対して、0.1〜60重量%、好ましくは1〜50重量%である。
【0048】
農薬活性成分の融点が0〜70℃の場合は、製造時の粘度を下げさらに低温で保存した際の活性成分の結晶化を防ぐ目的で、必要により本顆粒状水和剤中に溶媒が含有されていても良い。
該溶媒としては、通常、不揮発性または低揮発性の有機溶媒が挙げられる。このような粘度調節および活性成分の結晶化防止の目的で用いられる溶媒としては、活性成分と均一に混合するもの、具体的に例えばフェニルキシリルエタン等の芳香族炭化水素類、ケトン類、エステル類、植物油、鉱物油、流動パラフィン、エチレングリコール、平均分子量600以下程度のポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコールメチルエーテル等のグリコールエーテル類およびそのアセテートなどが挙げられ、特にフェニルキシリルエタン、グリコールエーテル類、グリコールエーテル類のアセテートが好ましい。
該溶媒の含有量は活性成分に対して、通常10〜1000重量%、好ましくは30〜300重量%である。活性成分の融点が0℃以下の場合でも、製造時の粘度を下げるために必要により上記の溶媒を同様に含有していても良い。
【0049】
常温固体の農薬活性成分を使用する場合には予め1〜10μm程度に微粉砕したものを用いるのが、懸垂率などの製剤物性の点で好ましい。
アリールスルホン酸ホルマリン縮合物としては、例えばフェニルスルホン酸ホルマリン縮合物、トリルフェニルスルホン酸ホルマリン縮合物、ナフチルフェニルスルホン酸ホルマリン縮合物、アルキルナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物、特殊芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物等を挙げることができ、それらは2種以上の混合物であってもよい。アリールスルホン酸ホルマリン縮合物の塩としては、前記アリールスルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩、カルシウム塩、カリウム塩等を挙げることができる。アリールスルホン酸ホルマリン縮合物とその塩との任意の割合の混合物であっても良い。
【0050】
カルボキシル基を有する共重合体のアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩としては、例えばマレイン酸とジイソブチレンとの共重合体のナトリウム塩、該共重合体のカルシウム塩、マレイン酸とイソブチレンとの共重合体のナトリウム塩、該共重合体のカルシウム塩、アクリル酸とイタコン酸との共重合体のナトリウム塩、該共重合体のカルシウム塩、マレイン酸とスチレンとの共重合体のナトリウム塩、該共重合体のカルシウム塩等を挙げることができる。
本発明において用いられるアリールスルホン酸ホルマリン縮合物またはその塩の量は本顆粒状水和剤に対して、1〜20重量%、好ましくは3〜10重量%である。また、カルボキシル基を有する共重合体のアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩の量は本顆粒状水和剤に対して、0.1〜10重量%、好ましくは1〜5重量%である。
アリールスルホン酸ホルマリン縮合物またはその塩とカルボキシル基を有する共重合体のアルカリ金属塩との重量比は、通常1:1〜10:1、好ましくは1:1〜5:1である。
【0051】
本顆粒状水和剤中にはアリールスルホン酸のホルマリン縮合物またはその塩、カルボキシル基を有する共重合体のアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩に加えて、それ以外の界面活性剤が含有されていても良い。かかる界面活性剤としては、農薬活性成分、鉱物質担体等を乳化、分散、あるいは湿潤させ得るものが挙げられ、例えばラウリル硫酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、ジアルキルスルホサクシネート、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル硫酸エステル塩、脂肪酸塩等の他のアニオン性界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ソルビタンアルキルエステル、ポリオキシエチレンソルビタンアルキルエステル等のノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両イオン性界面活性剤等を挙げることができる。該界面活性剤が含有される場合、その本顆粒状水和剤中の含有量は、通常0.1〜10重量%である。
【0052】
糖類としては、ぶどう糖、果糖等の単糖類、蔗糖、乳糖、麦芽糖等のオリゴ糖、デンプン、セルロース等の多糖類が挙げられる。中でも単糖類、オリゴ糖が好ましく、中でも乳糖及び蔗糖が特に好ましい。また、乳糖はアルファ乳糖の方がベータ乳糖よりも好ましい。糖類の量は、本顆粒状水和剤に対して30〜70重量%であり、好ましくは50〜70重量%である。
【0053】
鉱物質担体としては、カオリンクレー、珪藻土、酸性白土、タルク、炭酸カルシウム、アタパルジャイトクレー等が挙げられる。中でもカオリンクレー及びタルクが好ましい。ここで、カオリンクレーは、アルミナ層およびケイ酸層の層状構造からなるカオリン(例えばカオリナイト、ナクライト、ディッカイト、ハロイサイト、加水ハロイサイト等)を主成分として含む粘土鉱物であり、50重量%以上のカオリンが含まれるものである。また、タルクは、天然鉱物の滑石を粉砕したもので、主成分がケイ酸マグネシウムまたは酸性メタケイ酸マグネシウムのものである。鉱物質担体の量は、本顆粒状水和剤に対して5〜30重量%である。
【0054】
本発明の顆粒状水和剤には、発明の効果を損ねない範囲で、例えば安定化剤、効力増強剤、着色剤、香料、ビルダー等が適宜含有されていても良い。
本顆粒状水和剤は、水で適当な希釈倍率に希釈して実際に施用される。農薬活性成分の種類、農薬活性成分の本顆粒状水和剤中の含量、対象雑草の種類、対象作物、処理時期、処理方法などにより水で希釈する場合の希釈倍率は変わり得るが、実用的には通常20倍から10000倍であるので、この範囲の希釈倍率で施用できるように、通常は農薬活性成分の含有量が決められる。
【0055】
本顆粒状水和剤は、有害生物の防除または植物の生長の調節に用いられる。
【0056】
本顆粒状水和剤は例えば次のようにして製造される。
まず、農薬活性成分を必要により1〜10μm程度に微粉砕するか、あるいは農薬活性成分に必要により溶媒を加える。
微粉砕に使用される機器としては、例えば奈良式粉砕機、ピンミル、ハンマーミル、エアーミル、バンタムミル、レイモンドミル等が挙げられる。
【0057】
その後、アリールスルホン酸ホルマリン縮合物またはその塩、カルボキシル基を有する共重合体のアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩、糖類及び、鉱物質担体、界面活性剤、必要により他の界面活性剤他を加えて混合して、混合物を調製する。
混合調製に用いられる混合機としては、例えばジュースミキサー、リボンミキサー、ナウターミキサー、シュギミキサー、ヘンシェルミキサー、ドラムミキサー等が挙げられる。必要により混合物調製後に該混合物全量を微粉砕してもよい。
【0058】
次に該混合物に水を滴下、噴射、あるいは噴霧し、混練機を用いて混練し、混練物を調製する。この際に用いられる混練機としては、例えば乳鉢、ナウターミキサー、リボンミキサー、ヘンシェルミキサー、ニーダー、パドルミキサー、連続ニーダー等を挙げることができる。
【0059】
次に該混練物を造粒機を用いて造粒し、造粒物を調製する。この際用いられる造粒機としては、例えばバスケット型押出し造粒機、横型押出し造粒機、シングルドームグラン、ツインドームグラン、ペレタイザー等を挙げることができる。
【0060】
得られた造粒物は、乾燥させ、必要に応じて、乾燥の前または後に整粒、篩別処理を行ってもよい。この際に用いられる乾燥機としては、例えば流動層乾燥機やベッド式乾燥機、バンド流動層乾燥機、振動流動層乾燥機を挙げることができる。整粒機としては、例えばマルメライザーやピンミル、解砕機などを挙げることができ、篩別機としては、例えばジャイロシフターや電磁振動式篩別機、風力分級機などを挙げることができる。
【0061】
かかる方法により得られる本顆粒状水和剤の形状は通常、円柱状であり、直径は、通常0.3〜2mm、粒の長さは、通常0.3〜10mmである。また、直径に対する粒の長さの比率は、通常1〜5倍、好ましくは1〜3倍である。
本顆粒状水和剤における粒の長さは、円柱形状における高さを粒子群において平均化した平均長さとして表す。
また、1gあたりの粒子数は通常、5〜50000粒、好ましくは20〜30000粒、より好ましくは100〜3000粒であり、本顆粒状水和剤の見掛比重は、通常0.3〜2g/ml、好ましくは0.5〜1.5g/mlである。なお、該見掛比重は全農法により測定することができる。
【0062】
【実施例】
以下、本発明を製造例および試験例にてさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの例のみに限定されるものではない。
尚、以下の製造例において断りの無い限り、部は重量部を意味する。また、化合物は前述の化合物番号で表す。
【0063】
製造例1
化合物(106)微粉砕物5部にマレイン酸とジイソブチレンの共重合体のナトリウム塩(商品名:デモールEPパウダー、花王製)1.5部、アリールスルホン酸のホルマリン縮合物のナトリウム塩(商品名:デモールSNB、花王製)3.5部、ラウリル硫酸ナトリウム(商品名:エマール10パウダー、花王製)1部、アルファ乳糖70部、カオリンクレー(商品名:勝光山Aクレー、勝光山鉱業所製)19部を加え、ジュースミキサーで5分間混合した。その後、乳鉢に移し、水10部を加えて5分間混練した。該混練物を0.7mmφのスクリーンの付いた押出し造粒機(シングルドームグラン、不二パウダル製)を用いて造粒した後、整粒し、60℃で15分間乾燥を行い、乾燥物を篩い分けして、粒径が500〜1180μmの顆粒状水和剤を得た。
【0064】
製造例2
化合物(106)微粉砕物10部にマレイン酸とジイソブチレンの共重合体のナトリウム塩(商品名:デモールEPパウダー、花王製)4部、アリールスルホン酸のホルマリン縮合物のナトリウム塩(商品名:デモールSNB、花王製)6部、ラウリル硫酸ナトリウム(商品名:エマール10パウダー、花王製)2部、ショ糖50部、カオリンクレー(商品名:勝光山Aクレー、勝光山鉱業所製)28部を加え、小型のナウターミキサー(ラボミキサーLV−0、ホソカワミクロン製)で10分間混合する。その後、水7部を加えてさらに10分間混練する。該混練物を0.8mmφのスクリーンの付いた押出し造粒機(畑式造粒機、畑製作所製)を用いて造粒し、60℃で15分間乾燥した後整粒して、粒径が500〜1180μmの顆粒状水和剤を得る。
【0065】
製造例3
化合物(160)微粉砕物50部にマレイン酸とジイソブチレンの共重合体のナトリウム塩(商品名:デモールEPパウダー、花王製)4部、アリールスルホン酸のホルマリン縮合物のナトリウム塩(商品名:デモールSNB、花王製)6部、ラウリル硫酸ナトリウム(商品名:エマール10パウダー、花王製)2部、アルファ乳糖30部、カオリンクレー(商品名:勝光山Aクレー、勝光山鉱業所製)8部を加え、ジュースミキサーで5分間混合する。その後、ニーダー(KDHJ−10型、不二パウダル製)に移し、水10部を加えて10分間混練する。該混練物を0.7mmφのスクリーンの付いた押出し造粒機(梅谷鉄工所製)を用いて造粒し、60℃で15分間乾燥した後整粒して、粒径が500〜1180μmの顆粒状水和剤を得る。
【0066】
比較例1
乳糖を全く使用せず、カオリンクレーの量を78部とした以外は実施例1と同様の操作を行い、粒径が500〜1180μmの顆粒状水和剤を得た。
【0067】
比較例2
カオリンクレーを全く使用せず、乳糖の量を78部とした以外は実施例1と同様の操作を行い、粒径が500〜1180μmの顆粒状水和剤を得た。
【0068】
比較例3
アリールスルホン酸のホルマリン縮合物のナトリウム塩を全く使用せず、マレイン酸とジイソブチレンの共重合体のナトリウム塩の量を5.0部とした以外は実施例1と同様の操作を行い、粒径が500〜1180μmの顆粒状水和剤を得た。
【0069】
比較例4
マレイン酸とジイソブチレンの共重合体のナトリウム塩を全く使用せず、アリールスルホン酸のホルマリン縮合物のナトリウム塩の量を5.0部とした以外は実施例1と同様の操作を行い、粒径が500〜1180μmの顆粒状水和剤を得た。
【0070】
試験例1
1Lビーカー中に1Lの水道水を入れる。該ビーカー内に表1に示す顆粒状水和剤1gを入れてスパーテルを用いて攪拌し、顆粒状水和剤を完全に崩壊、分散させる。該希釈液10mlを市販の霧吹き器を用いてナスに吹き付け、1日後に目視観察し、ナス表面の汚れの程度を調べた。
結果を以下に示す。
【0071】
【表1】
Figure 0004839559
【0072】
試験例2
製造例1及び比較例2において、1kgの混練物を造粒するのに要する時間を測定した。
結果を表2示す。
【0073】
【表2】
Figure 0004839559
【0074】
試験例3
20℃の恒温水槽中に3度硬水250mlの入った250ml容共栓付シリンダーを設置し、表3に示す各顆粒状水和剤500mgを該シリンダー内に入れて2秒に1回の割合でシリンダーの倒立を繰り返し、顆粒状水和剤が完全に崩壊するのに要するシリンダーの倒立回数を調べた。
結果を表3に示す。
【0075】
試験例4
表3に示す各顆粒状水和剤製造において、500μm及び1180μmの篩いを用いて篩い分け時に、篩上下に残る試料の重量を求め、以下の式により、500〜1180μmの顆粒状水和剤の収率を求めた。
結果を表3に示す。
【0076】
500〜1180μmの顆粒状水和剤収率=100B/(A+B+C)
A:500μm篩下試料重量
B:500μm篩上かつ1180μm篩下試料重量
C:1180μm篩上試料重量
【0077】
【表3】
Figure 0004839559
【0078】
【発明の効果】
本発明によれば、顆粒状水和剤希釈液の散布後に作物の汚れが少なく、水中での崩壊性が良好で、かつ、高収率で容易に製造が可能な顆粒状水和剤を提供できる。

Claims (5)

  1. (a)0.1〜60重量%の農薬活性成分、(b)1〜20重量%のアリールスルホン酸ホルマリン縮合物またはその塩、(c)0.1〜10重量%のマレイン酸とジイソブチレンとの共重合体のナトリウム塩、該共重合体のカルシウム塩、マレイン酸とイソブチレンとの共重合体のナトリウム塩、該共重合体のカルシウム塩、アクリル酸とイタコン酸との共重合体のナトリウム塩、該共重合体のカルシウム塩、及び、マレイン酸とスチレンとの共重合体のナトリウム塩、該共重合体のカルシウム塩からなる群より選ばれる少なくとも1種、(d)30〜70重量%の糖類及び、(e)5〜30重量%の鉱物質担体を含有することを特徴とする顆粒状水和剤。
  2. (b)と(c)の重量比が1:1〜10:1である請求項1に記載の顆粒状水和剤。
  3. 鉱物質担体がカオリンクレーまたはタルクである請求項1または2に記載の顆粒状水和剤。
  4. さらにラウリル硫酸塩あるいはアルキルアリールスルホン酸塩を含有する請求項1〜3のいずれかに記載の顆粒状水和剤。
  5. 農薬活性成分が5−クロロ−6−(1−フルオロエチル)−N−[2−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]エチル]ピリミジン−4−イルアミンである請求項1〜4のいずれかに記載の顆粒状水和剤。
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