JP3628027B2 - 水分散性粒状農薬組成物 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、水中での崩壊性と分散性に優れた水分散性粒状農薬組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
農薬製剤のなかで、水で希釈して散布する製剤としては、乳剤、水和剤、フロアブル剤等がある。乳剤は担体として有機溶剤を用いているため、毒性、刺激性、引火性、臭気等の問題がある。一方、水和剤は微粉状の製剤であるため、計量が不便であり、散布液調整時の粉立ちが問題となる。フロアブル剤は懸濁状の製剤にすることにより、水和剤の計量の不便さと粉立ちの問題を解消した製剤であるが、粘稠な液状製剤であるため容器から取り出しにくく、少量の製剤が容器に残るため容器の廃棄に困る場合がある。
【0003】
そこで、水和剤を粒状化する試みが近年なされている。水和剤を粒状化することにより、水和剤の粉立ちと計量の困難さが改良される。また、フロアブル剤の粘度の高さに由来する取扱いにくさの問題もない。
上記のような粒状化した水和剤(前記の水分散性粒状農薬組成物)を製造する技術について、これまでに種々提案されている。例えば、でん粉と水溶性無機塩を配合する方法(特公昭53−12577号公報)、糖類、ナフタレンスルホン酸系界面活性剤およびリン酸アルカリ金属塩を配合する方法(特開昭57−163303号公報)、サルフェート系アニオン界面活性剤と非イオン界面活性剤とを組合せて配合する方法(特開昭59−193803号公報)等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような粒状化した水和剤は、農薬活性成分を高濃度に含有する場合には良好な水中での崩壊性と分散性が得られず、また保存中に経時的に水中での崩壊性と分散性が劣化し、必ずしも実用的でなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明者は前記の課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、農薬活性成分を高濃度に含有する場合でも良好な水中での崩壊性と分散性が得られ、また保存中に経時的に水中での崩壊性と分散性が劣化しない方法を見出し、本発明を完成した。
【0006】
即ち本発明は、農薬活性成分の1種または2種以上と、下記界面活性剤(1)と、下記界面活性剤(2)とを含有してなることを特徴とする水分散性粒状農薬組成物である。
界面活性剤(1)としては、リグニンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物、マレイン酸とジイソブチレンの共重合物、マレイン酸とイソブチレンの共重合物、およびこれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩もしくはアミン塩の中から選ばれる1種または2種以上の界面活性剤を用いることができる。 界面活性剤(2)としては、アルキルナフタレンスルホン酸、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステル、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫酸エステル、およびこれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩もしくはアミン塩の中から選ばれる1種または2種以上の界面活性剤を用いることができる。
【0007】
本発明の農薬組成物に対して、界面活性剤(1)の含有量は5〜30重量%であることが望ましく、さらに好ましくは10〜20重量%である。
界面活性剤(2)の含有量は1〜10重量%であることが望ましく、さらに好ましくは2〜5重量%である。
本発明に用いる農薬活性成分としては、特に限定されるものではないが従来水和剤として使用されているものに適用することができる。以下にその代表例を挙げる。
【0008】
殺虫剤としては、2−ターシャリーブチル−5−(4−ターシャリーブチルベンジルチオ)−4−クロロピリダジン−3(2H)−オン(一般名:ピリダベン)、
1−ナフチル−N−メチルカーバメート(一般名:NAC)、
3,7,9,13−テトラメチル−5,11−ジオキサ−2,8,14−トリチア−4,7,9,12−テトラアザペンタデカ−3,12−ジエン−6,10−ジオン(一般名:チオジカルブ)、
3−メチル−1,5−ビス(2,4−キシリル)−1,3,5−トリアザペンタ−1,4−ジエン(一般名:アミトラズ)、
3,6−ビス(2−クロロフェニル)−1,2,4,5−テトラジン(一般名:クロフェンテジン)、
ヘキサキス(β,β−ジメチルフェネチル)ジスタンノキサン(一般名:酸化フェンブタスズ)、
4,4’−ジブロムベンジル酸イソプロピル(一般名:フェニソブロモレート);
殺菌剤としては、2,4’−ジクロロ−α−(ピリミジン−5−イル)ベンズヒドリル=アルコール(一般名:フェナリモル)、
8−ヒドロキシキノリン銅(一般名:オキシン銅)、
5−メチル−1,2,4−トリアゾロ〔3,4−b〕ベンチアゾール(一般名:トリシクラゾール)、
3−(3,5−ジクロルフェニル)−N−イソプロピル−2,4−ジオキソイミダゾリジン−1−カルボキサミド(一般名:イプロジオン)、
N−トリクロロメチルチオテトラヒドロフタルイミド(一般名:キャプタン)、
2,6−ジクロル−4−ニトロアニリン(一般名:CNA);
除草剤としては、エチル=5−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルカルバモイルスルファモイル)−1−メチルピラゾール−4−カルボキシラート(一般名:ピラゾスルフロンエチル)、
メチル 5−〔〔〔〔(4,6−ジメトキシ−2−ピリミジニル)アミノ〕カルボニル〕アミノ〕スルホニル〕−3−クロロ−1−メチル−1−H−ピラゾール−4−カルボキシレート
エチル=(RS)−2−〔4−(6−クロロキノキサリン−2−イルオキシ)フェノキシ〕プロピオナート(一般名:キザロホップエチル)
2−クロロ−2’,6’−ジエチル−N−(2−ブロポキシエチル)アセトアニリド(一般名:プレチラクロール)、
アンモニウム=DL−ホモアラニン−4−イル(メチル)ホスフィナート(一般名:グルホシネート)、
5−ターシャリーブチル−3−(2,4−ジクロル−5−イソプロポキシフェニル)−1,3,4−オキサジアゾリン−2−オン(一般名:オキサジアゾン)、
メチル−N−(3,4−ジクロルフェニル)カーバメート(一般名:MCC)、
3−イソプロピル−2,1,3−ベンゾ−チアジアジノン−(4)−2,2−ジオキシド(一般名:ベンタゾン)、
2,4−ジクロルフェノキシ酢酸(一般名:2,4−D)、
2−メチル−4−クロルフェノキシ酢酸(一般名:MCP)、
2−メチルチオ−4,6−ビス(イソプロピルアミノ)−s−トリアジン(一般名:プロメトリン)、
2−メチルチオ−4−エチルアミノ−6−イソプロピルアミノ−s−トリアジン (一般名:アメトリン)、
2−クロル−4,6−ビス(エチルアミノ)−s−トリアジン(一般名:シマジン)、
2−クロル−4−エチルアミノ−6−イソプロピルアミノ−s−トリアジン(一般名:アトラジン)、
2−メチルチオ−4,6−ビス(イソプロピルアミノ)−s−トリアジン(一般名:プロメトリン)等が挙げられる。また、目的によって、農薬活性成分は単一でも2種以上組合せても用いることができる。
【0009】
本発明の農薬組成物に対して、農薬活性成分の含有量は1〜90重量%が望ましく、さらに好ましくは10〜80重量%である。
本発明の粒状化された水和剤(前記の水分散性粒状農薬組成物)には、必要に応じ増量剤として鉱物質粉末あるいは水溶性粉末を含有させることができる。鉱物質粉末としては、ケイソウ土、タルク、クレー、ベントナイト、炭酸カルシウム等が用いられる。水溶性粉末としては、糖類、尿素、および各種塩類等が用いられる。糖類としては、乳糖、果糖およびブドウ糖等が挙げられ、塩類としては、硫酸、燐酸、塩酸、硝酸、もしくは炭酸のアルカリ金属塩およびアンモニウム塩等が挙げられる。これら増量剤は単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。
【0010】
また、必要に応じてその他の補助剤として、結合剤、粉砕助剤、吸収剤、分解防止剤、着色剤、消泡剤等を添加してもよい。
本発明の粒状化された水和剤は以下の方法により製造される。即ち、第1の製造法としては、農薬活性成分、界面活性剤(1)、界面活性剤(2)、増量剤、その他の補助剤を必要量添加し、均一に混合した後、微粉砕する。微粉砕は衝撃式粉砕機、ボールミル、ジェットオーマイザー等の乾式粉砕機により行なうことができる。次いで得られた微粉末に適量の水を加え、混合、混練したのち、造粒機を用いて造粒し、乾燥して目的物を得る。造粒は押出し式造粒機、加圧式造粒機、流動層造粒機、撹拌造粒機、転動造粒機等の造粒機により行なうことができる。
【0011】
また、第2の製造法としては、適量の水に、農薬活性成分、界面活性剤(1)、界面活性剤(2)、増量剤、その他の補助剤を必要量加え、湿式粉砕機で微粉砕する。微粉砕は、ボールミル、サンドグラインダー等の湿式粉砕機により、行なうことができる。次いで得られた水性懸濁液に、更に必要に応じて、界面活性剤(1)、界面活性剤(2)、増量剤、その他の補助剤を適量加えて混合し、これを噴霧乾燥機で噴霧乾燥して目的物を得ることができる。
【0012】
そして第3の製造法としては、適量の水に、農薬活性成分、界面活性剤(1)、界面活性剤(2)、増量剤、その他の補助剤を必要量加え、湿式粉砕機で微粉砕する。微粉砕は、ボールミル、サンドグラインダー等の湿式粉砕機により、行うことができる。次いで得られた水性懸濁液に増量剤を、必要に応じて、界面活性剤(1)、界面活性剤(2)、その他の補助剤とともに、適量加えてペースト状にして、混合、混練した後、造粒機を用いて造粒し、乾燥して目的物を得る。造粒は押出し式造粒機、加圧式造粒機、流動層造粒機、攪拌造粒機、転動造粒機等の造粒機により行うことができる。
【0013】
本発明の粒状化された水和剤の粒径は特に限定されないが、0.1〜2mmが望ましい。
【0014】
【実施例】
次に本発明の実施例を具体的に挙げて説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。なお、部とあるのはすべて重量部を示す。
実施例1
ピリダベン(一般名)97部とホワイトカーボン3部をジェットオーマイザー(セイシン企業製)で微粉砕する。この微粉砕物70部、マレイン酸とジイソブチレンの共重合物とポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫酸エステル塩の混合物10部、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸アンモニウム2.5部、硫酸アンモニウム5部、クレー12.5部を混合機を用いて混合した後、水30部を加えて混合し、次いで口径0.5mmのスクリーンを装着した押出し式造粒機を用いて造粒する。50℃で乾燥後、20〜50メッシュの篩いで整粒して本発明の粒状化された水和剤を得る。
実施例2
ピラゾスルフロンエチル(一般名)97部とホワイトカーボン3部をジェットオーマイザー(セイシン企業製)で微粉砕する。この微粉砕物75部、マレイン酸とジイソブチレンの共重合物とポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫酸エステル塩の混合物10部、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸アンモニウム2.5部、硫酸アンモニウム5部、クレー7.5部を混合機を用いて混合した後、水30部を加えて混合し、次いで口径0.5mmのスクリーンを装着した押出し式造粒機を用いて造粒する。50℃で乾燥後、20〜50メッシュの篩いで整粒して本発明の粒状化された水和剤を得る。
実施例3
ピラゾスルフロンエチル(一般名)97部とホワイトカーボン3部をジェットオーマイザー(セイシン企業製)で微粉砕する。この微粉砕物75部、ナフタレンスルホン酸ナトリウムのホルマリン縮合物7部、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム3部、クレー15部を混合機を用いて混合した後、水15部を加えて混合し、次いで口径0.5mmのスクリーンを装着した押出し式造粒機を用いて造粒する。50℃で乾燥後、20〜50メッシュの篩いで整粒して本発明の粒状化された水和剤を得る。
実施例4
ピラゾスルフロンエチル(一般名)97部とホワイトカーボン3部をジェットオーマイザー(セイシン企業製)で微粉砕する。この微粉砕物75部、ナフタレンスルホン酸ナトリウムのホルマリン縮合物7部、リグニンスルホン酸ナトリウム2部、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム2部、クレー14部を混合機を用いて混合した後、水15部を加えて混合し、次いで口径0.5mmのスクリーンを装着した押出し式造粒機を用いて造粒する。50℃で乾燥後、20〜50メッシュの篩いで整粒して本発明の粒状化された水和剤を得る。
実施例5
キザロホップエチル(一般名)97部とホワイトカーボン3部をジェットオーマイザー(セイシン企業製)で微粉砕する。この微粉砕物75部、マレイン酸とジイソブチレンの共重合物とポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫酸エステル塩の混合物10部、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸アンモニウム2.5部、硫酸アンモニウム5部、クレー7.5部を混合機を用いて混合した後、水30部を加えて混合し、次いで口径0.5mmのスクリーンを装着した押出し式造粒機を用いて造粒する。50℃で乾燥後、20〜50メッシュの篩いで整粒して本発明の粒状化された水和剤を得る。
実施例6
ピリダベン(一般名)55部、マレイン酸とジイソブチレンの共重合物とポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫酸エステル塩の混合物2部、水43部をホモミキサーで混合した後、サンドグラインダー(アイメックス(株)製)で90分間粉砕して、粉砕スラリーを得る。この粉砕スラリー74.9部、マレイン酸とジイソブチレンの共重合物とポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫酸エステル塩の混合物13.5部、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸アンモニウム2.5部、硫酸アンモニウム10部、クレー31.3部を混合機を用いて混合した後、口径0.5mmのスクリーンを装着した押出し式造粒機を用いて造粒する。50℃で乾燥後、20〜50メッシュの篩いで整粒して本発明の粒状化された水和剤を得る。
実施例7
メチル 5−〔〔〔〔(4,6−ジメトキシ−2−ピリミジニル)アミノ〕カルボニル〕アミノ〕スルホニル〕−3−クロロ−1−メチル−1−H−ピラゾール−4−カルボキシレート97部とホワイトカーボン3部をジェットオーマイザー(セイシン企業製)で微粉砕する。この微粉砕物75部、ナフタレンスルホン酸ナトリウムのホルマリン縮合物7部、リグニンスルホン酸ナトリウム2部、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム2部、クレー14部を混合機を用いて混合した後、水30部を加えて混合し、次いで口径0.5mmのスクリーンを装着した押出し式造粒機を用いて造粒する。50℃で乾燥後、20〜50メッシュの篩いで整粒して本発明の粒状化された水和剤を得る。
比較例1
ピリダベン(一般名)97部とホワイトカーボン3部をジェットオーマイザー(セイシン企業製)で微粉砕する。この微粉砕物70部、マレイン酸とジイソブチレンの共重合物10部、硫酸アンモニウム5部、クレー15部を混合機を用いて混合した後、水30部を加えて混合し、次いで口径0.5mmのスクリーンを装着した押出し式造粒機を用いて造粒する。50℃で乾燥後、20〜50メッシュの篩いで整粒して本発明の粒状化された水和剤を得る。
比較例2
ピラゾスルフロンエチル(一般名)97部とホワイトカーボン3部をジェットオーマイザー(セイシン企業製)で微粉砕する。この微粉砕物75部、マレイン酸とジイソブチレンの共重合物10部、、硫酸アンモニウム5部、クレー10部を混合機を用いて混合した後、水30部を加えて混合し、次いで口径0.5mmのスクリーンを装着した押出し式造粒機を用いて造粒する。50℃で乾燥後、20〜50メッシュの篩いで整粒して本発明の粒状化された水和剤を得る。
比較例3
ピラゾスルフロンエチル(一般名)97部とホワイトカーボン3部をジェットオーマイザー(セイシン企業製)で微粉砕する。この微粉砕物75部、ナフタレンスルホン酸ナトリウムのホルマリン縮合物7部、クレー18部を混合機を用いて混合した後、水15部を加えて混合し、次いで口径0.5mmのスクリーンを装着した押出し式造粒機を用いて造粒する。50℃で乾燥後、20〜50メッシュの篩いで整粒して本発明の粒状化された水和剤を得る。
比較例4
キザロホップエチル(一般名)97部とホワイトカーボン3部をジェットオーマイザー(セイシン企業製)で微粉砕する。この微粉砕物75部、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸アンモニウム7部、硫酸アンモニウム5部、クレー13部を混合機を用いて混合した後、水30部を加えて混合し、次いで口径0.5mmのスクリーンを装着した押出し式造粒機を用いて造粒する。50℃で乾燥後、20〜50メッシュの篩いで整粒して本発明の粒状化された水和剤を得る。
比較例5
メチル 5−〔〔〔〔(4,6−ジメトキシ−2−ピリミジニル)アミノ〕カルボニル〕アミノ〕スルホニル〕−3−クロロ−1−メチル−1−H−ピラゾール−4−カルボキシレート97部とホワイトカーボン3部をジェットオーマイザー(セイシン企業製)で微粉砕する。この微粉砕物75部、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム7部、クレー18部を混合機を用いて混合した後、水30部を加えて混合し、次いで口径0.5mmのスクリーンを装着した押出し式造粒機を用いて造粒する。50℃で乾燥後、20〜50メッシュの篩いで整粒して本発明の粒状化された水和剤を得る。
【0015】
次に、実施例および比較例より得られた製剤について、水中崩壊性試験と懸濁安定性試験を実施した。
試験例1 水中崩壊性試験
試料1.0gを正確に秤量する。秤取した試料を、20℃の3度硬水100mlを入れた100ml共栓付メスシリンダーに投入する。20秒間静置した後、2秒間に反転1回のペースで、メスシリンダーの反転を行ない、粒状化された水和剤が完全に崩壊するまでの反転回数を水中崩壊性とする。反転回数は少ない値を良とする。その結果は第1表に示す。
試験例2 懸濁安定性試験
試料1.0gを100mlビーカーに精秤し、20℃の3度硬水50mlを加えてよく混合分散させる。それを250mlの有栓シリンダーに移し、さらに20℃の3度硬水を加えて250mlとし、15分間静置した後1分間に30回はげしく振倒させ、5分間静置する。次に25mlのホールピペットを液中に入れ、その先端を液の中央に保ち、検液25mlを静かに取り、検液中の乾燥恒量(乾燥残分)を計り、下式より懸垂率を求める。
【0016】
懸垂率(%)=[(B×10)/A]×100
A:最初に精秤した試料の重量
B:検液中の乾燥残分の重量
懸垂率は大きい値を良とする。その結果は第1表に示す。
Figure 0003628027
【0017】
【発明の効果】
本発明の農薬組成物は、水中での崩壊性並びに分散性の優れたものである。

Claims (4)

  1. 農薬活性成分の1種または2種以上と、下記界面活性剤(1)と、下記界面活性剤(2)とを含有してなることを特徴とする水分散性粒状農薬組成物を水で希釈して散布する方法(但し、水分散性粒状農薬組成物の水希釈液を10アール当たり1000ml以下の割合で湛水下水田に直接滴下散布する方法を除く。)。
    (1) マレイン酸とジイソブチレンの共重合物、マレイン酸とイソブチレンの共重合物、およびこれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩もしくはアミン塩の中から選ばれる1種または2種以上の界面活性剤。
    (2) アルキルナフタレンスルホン酸、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステル、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫酸エステル、およびこれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩もしくはアミン塩の中から選ばれる1種または2種以上の界面活性剤。
  2. 農薬活性成分の1種または2種以上と、下記界面活性剤(1)と、下記界面活性剤(2)とを含有してなることを特徴とする水分散性粒状農薬組成物を水で希釈して散布する方法(但し、水分散性粒状農薬組成物の水希釈液を10アール当たり1000ml以下の割合で湛水下水田に直接滴下散布する方法を除く。)。
    (1) リグニンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物、およびこれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩もしくはアミン塩の中から選ばれる1種または2種以上の界面活性剤。
    (2) ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫酸エステル、およびこのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩もしくはアミン塩の中から選ばれる1種または2種以上の界面活性剤。
  3. 界面活性剤(1)を5〜30重量%含有することを特徴とする請求項1または2記載の水分散性粒状農薬組成物を水で希釈して散布する方法。
  4. 界面活性剤(2)を1〜10重量%含有することを特徴とする請求項1または2記載の水分散性粒状農薬組成物を水で希釈して散布する方法。
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