JP3383982B2 - 農薬粒状水和剤 - Google Patents

農薬粒状水和剤

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水中崩壊性を低下させ
ることなく粉化性を低減した農薬粒状水和剤に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】農薬製剤のなかで、水で希釈して散布す
る製剤としては、乳剤、水和剤、フロアブル剤等があ
る。乳剤は担体として有機溶剤を用いているため、毒
性、刺激性、引火性、臭気等の問題点がある。一方、水
和剤は微粉状の製剤であるため、計量が不便であり、散
布液調整時に微粉が舞い上がって(粉立ちという)作業
者の安全に影響を与える可能性があり、これらが問題点
となっている。
【0003】フロアブル剤は懸濁状の製剤であるので、
水和剤の計量の不便さおよび粉立ちの問題点を解消した
製剤ではあるが、粘稠な液状製剤であるため容器から取
り出しにくく、少量の製剤が容器に残るため容器の廃棄
に困る場合があり、これらが問題点となっている。上記
のような問題点の解消のため、特に近年、水和剤を粒状
化(粒状水和剤)する試みがなされている。すなわち、
水和剤を粒状化することにより、水和剤の粉立ちと計量
の困難さは改良される。
【0004】しかし、一般に粉立ちの問題の解消のため
に、一般的な粒剤の結合剤を用いると、粒の硬度が高く
なる場合があり、水中崩壊性が低下し、効力不足等の問
題が生じ、一方、水和剤と同程度の崩壊性を付与させよ
うとすると、粒の硬度が低くなり粉化しやすくなるとい
う欠点がある。粉化しやすくなると製剤中に粉状物が多
くなり、そのため散布時に散布者がその粉状物を吸引し
たり、散布地域外に飛散しやすくなり、従来の水和剤と
同じ問題点が生じる。一般的な粒剤の結合剤を用いるこ
とを種々検討したが、粒状化した水和剤に該結合剤を用
いても、粉化性が改良されなかったり、粉化性は改良さ
れても、水中での崩壊性が低下してしまった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、水中崩壊性を低下させることなく粉化性を
低減した農薬粒状水和剤を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、農薬活
性成分の1種または2種以上を含む粒状農薬組成物に、
エチレングリコール、プロピレングリコールまたは分子
量1000以下のポリエチレングリコールもしくはポリ
プロピレングリコールを含有せしめることを特徴とする
農薬粒状水和剤に関するものであり、本発明の農薬粒状
水和剤は、水中での崩壊性を低下させることなく且つ、
粉化性を低減したものである。
【0007】本発明において使用するエチレングリコー
ル、プロピレングリコールまたは分子量1000以下の
ポリエチレングリコールもしくはポリプロピレングリコ
ールは、低分子量のもの程それを使用した粒状化された
水和剤の粉化性は低く、その水中崩壊性は良好であり、
具体的には、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
ジプロピレングリコールが好ましいものとして挙げられ
る。分子量が1000以上のポリエチレングリコールも
しくはポリプロピレングリコールを用いると、粒状化さ
れた水和剤の粉化性を低減させることは可能ではある
が、水中崩壊性が著しく低下してしまう傾向があり好ま
しくない。
【0008】エチレングリコール、プロピレングリコー
ルまたは分子量1000以下のポリエチレングリコール
もしくはポリプロピレングリコールエチレングリコール
から選ばれる1種または2種以上の成分の含有量は、製
剤全量に対し、0.5〜5重量%であることが好まし
く、より好ましくは1〜2重量%である。その含有量が
0.5重量%以下になると、粉化性の低減効果が現れに
くくなり、一方、含有量が5重量%以上になると、粒同
士が結合し固結してしまう傾向が認められ好ましくな
い。
【0009】本発明の粒状化された水和剤に用いる界面
活性剤は特に制約されないが、水和剤の湿潤分散剤とし
て通常用いられているものが使用できる。例えば、ポリ
カルボン酸、アルキルナフタレンスルホン酸、アルキル
ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物、ナフタレンス
ルホン酸ホルマリン縮合物、リグニンスルホン酸、アル
キルベンゼンスルホン酸、ラウリル硫酸、ジオクチルス
ルホコハク酸、ポリオキシエチレンアルキルアリールエ
ーテル硫酸等、およびこれらのアルカリ金属塩、アンモ
ニウム塩もしくはアミン塩が挙げられる。これらの界面
活性剤は、単独で用いてもよいし、2種以上を混合して
用いてもよい。
【0010】本発明の粒状化された水和剤には、必要に
応じ増量剤として鉱物質粉末あるいは水溶性粉末を用い
ることができる。鉱物質粉末としては、ケイソウ土、タ
ルク、クレー、ベントナイト、炭酸カルシウム等が用い
られる。水溶性粉末としては、糖類、尿素、および各種
塩類等が用いられる。糖類としては、乳糖、果糖および
ブドウ糖等が挙げられ、塩類としては、硫酸、燐酸、塩
酸、硝酸、もしくは炭酸のアルカリ金属塩およびアンモ
ニウム塩等が挙げられる。これら増量剤は単独で用いて
もよいし、2種以上を混合して用いてもよい。
【0011】また、必要に応じてその他の補助剤とし
て、結合剤、粉砕助剤、分解防止剤、着色剤、消泡剤等
を添加してもよい。
【0012】本発明に用いる農薬活性成分は、特に限定
されるものではないが、常温で固体であることが望まし
く、以下にその代表例を挙げるが本発明はこれらに限ら
れるものではない。殺虫剤活性成分としては、以下のも
のが挙げられる。 (1)2−ターシャリーブチル−5−(4−ターシャリ
ーブチルベンジルチオ)−4−クロロピリダジン−3
(2H)−オン(一般名:ピリダベン)、 (2)1−ナフチル−N−メチルカーバメート(一般
名:NAC)、 (3)3,7,9,13−テトラメチル−5,11−ジ
オキサ−2,8,14−トリチア−4,7,9,12−
テトラアザペンタデカ−3,12−ジエン−6,10−
ジオン(一般名:チオジカルブ)、 (4)3−メチル−1,5−ビス(2,4−キシリル)
−1,3,5−トリアザペンタ−1,4−ジエン(一般
名:アミトラズ)、 (5)3,6−ビス(2−クロロフェニル)−1,2,
4,5−テトラジン(一般名:クロフェンテジン)、 (6)ヘキサキス(β,β−ジメチルフェネチル)ジス
タンノキサン(一般名:酸化フェンブタスズ)、 (7)4,4’−ジブロムベンジル酸イソプロピル(一
般名:フェニソブロモレート);
【0013】殺菌剤活性成分としては、以下のものが挙
げられる。 (1)2,4’−ジクロロ−α−(ピリミジン−5−イ
ル)ベンズヒドリル=アルコール(一般名:フェナリモ
ル)、 (2)8−ヒドロキシキノリン銅(一般名:オキシン
銅)、 (3)5−メチル−1,2,4−トリアゾロ〔3,4−
b〕ベンチアゾール(一般名:トリシクラゾール)、 (4)3−(3,5−ジクロルフェニル)−N−イソプ
ロピル−2,4−ジオキソイミダゾリジン−1−カルボ
キサミド(一般名:イプロジオン)、 (5)N−トリクロロメチルチオテトラヒドロフタルイ
ミド(一般名:キャプタン)、 (6)2,6−ジクロル−4−ニトロアニリン(一般
名:CNA);
【0014】除草剤活性成分としては、以下のものが挙
げられる。 (1)エチル=5−(4,6−ジメトキシピリミジン−
2−イルカルバモイルスルファモイル)−1−メチルピ
ラゾール−4−カルボキシラート(一般名:ピラゾスル
フロンエチル)、 (2)メチル 5−〔〔〔〔(4,6−ジメトキシ−2
−ピリミジニル)アミノ〕カルボニル〕アミノ〕スルホ
ニル〕−3−クロロ−1−メチル−1−H−ピラゾール
−4−カルボキシレート (3)エチル=(RS)−2−〔4−(6−クロロキノ
キサリン−2−イルオキシ)フェノキシ〕プロピオナー
ト(一般名:キザロホップエチル) (4)2−クロロ−2’,6’−ジエチル−N−(2−
ブロポキシエチル)アセトアニリド(一般名:プレチラ
クロール)、 (5)アンモニウム=DL−ホモアラニン−4−イル
(メチル)ホスフィナート(一般名:グルホシネー
ト)、 (6)5−ターシャリーブチル−3−(2,4−ジクロ
ル−5−イソプロポキシフェニル)−1,3,4−オキ
サジアゾリン−2−オン(一般名:オキサジアゾン)、 (7)メチル−N−(3,4−ジクロルフェニル)カー
バメート(一般名:MCC)、 (8)3−イソプロピル−2,1,3−ベンゾ−チアジ
アジノン−(4)−2,2−ジオキシド(一般名:ベン
タゾン)、 (9)2,4−ジクロルフェノキシ酢酸(一般名:2,
4−D)、 (10) 2−メチル−4−クロルフェノキシ酢酸(一般
名:MCP)、
【0015】(11) 2−メチルチオ−4,6−ビス(イ
ソプロピルアミノ)−s−トリアジン(一般名:プロメ
トリン)、 (12) 2−メチルチオ−4−エチルアミノ−6−イソプ
ロピルアミノ−s−トリアジン(一般名:アメトリ
ン)、 (13) 2−クロル−4,6−ビス(エチルアミノ)−s
−トリアジン(一般名:シマジン)、 (14) 2−クロル−4−エチルアミノ−6−イソプロピ
ルアミノ−s−トリアジン(一般名:アトラジン)、 (15) 2−メチルチオ−4,6−ビス(イソプロピルア
ミノ)−s−トリアジン(一般名:プロメトリン) などが挙げられる。また、目的によって、農薬活性成分
は単一でも2種以上組合せても用いることができる。
【0016】本発明の農薬粒状水和剤に対して、農薬活
性成分の含有量は、1〜90重量%が望ましく、さらに
好ましくは10〜80重量%である。本発明の粒状化さ
れた水和剤は以下の方法により製造される。即ち、第1
の製造法としては、農薬活性成分、エチレングリコ
ール、プロピレングリコールまたは分子量1000以下
のポリエチレングリコールもしくはポリプロピレングリ
コールエチレングリコールから選ばれる1種または2種
以上の成分、界面活性剤、増量剤、その他の補助
剤を必要量添加し、均一に混合した後微粉砕する。微粉
砕は衝撃式粉砕機、ボールミル、ジェットオーマイザー
等の乾式粉砕機により行なうことができる。次いで得ら
れた微粉末に適量の水を加え、捏和、混練したのち、造
粒機を用いて造粒し、乾燥して目的物を得る。造粒は押
出し式造粒機、加圧式造粒機、流動層造粒機、撹拌造粒
機、転動造粒機等の造粒機により行なうことができる。
【0017】また、第2の製造法としては、適量の水
に、農薬活性成分、エチレングリコール、プロピレ
ングリコールまたは分子量1000以下のポリエチレン
グリコールもしくはポリプロピレングリコールエチレン
グリコールから選ばれる1種または2種以上の成分、
界面活性剤、増量剤、その他の補助剤を必要量加
え、湿式粉砕機で微粉砕する。微粉砕は、ボールミル、
サンドグラインダー等の湿式粉砕機により、行なうこと
ができる。次いで得られた水性懸濁液に、更に必要に応
じて、エチレングリコール、プロピレングリコールま
たは分子量1000以下のポリエチレングリコールもし
くはポリプロピレングリコールエチレングリコールから
選ばれる1種または2種以上の成分、界面活性剤、
増量剤、その他の補助剤を適量加えて混合し、これを
噴霧乾燥機で噴霧乾燥して目的物を得ることができる。
【0018】そして第3の製造法としては、適量の水
に、農薬活性成分、エチレングリコール、プロピレ
ングリコールまたは分子量1000以下のポリエチレン
グリコールもしくはポリプロピレングリコールエチレン
グリコールから選ばれる1種または2種以上の成分、
界面活性剤、増量剤、その他の補助剤を必要量加
え、湿式粉砕機で微粉砕する。微粉砕は、ボールミル、
サンドグラインダー等の湿式粉砕機により、行うことが
できる。次いで得られた水性懸濁液に増量剤を、必要に
応じて、エチレングリコール、プロピレングリコール
または分子量1000以下のポリエチレングリコールも
しくはポリプロピレングリコールエチレングリコールか
ら選ばれる1種または2種以上の成分、界面活性剤、
増量剤、その他の補助剤とともに、適量加えてペー
スト状にして、混合、混練した後、造粒機を用いて造粒
し、乾燥して目的物を得る。造粒は押出し式造粒機、加
圧式造粒機、流動層造粒機、攪拌造粒機、転動造粒機等
の造粒機により行うことができる。
【0019】本発明の粒状化された水和剤の粒径は特に
限定されないが、0.1〜2mmが好ましい。
【0020】
【実施例】次に本発明の実施例を具体的に挙げて説明す
るが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるもので
はない。なお、部とあるのはすべて重量部を示す。 実施例1 ピリダベン(一般名)97部とホワイトカーボン3部を
ジェットオーマイザー(セイシン企業製)で微粉砕す
る。この微粉砕物70部、マレイン酸とジイソブチレン
の共重合体とポリオキシエチレンスチリルフェニルエー
テル硫酸エステル塩の混合物10部、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル硫酸アンモニウム2.5
部、硫酸アンモニウム5部、ジエチレングリコール2
部、クレー10.5部を混合機を用いて混合した後、水
30部を加えて混合し、次いで口径0.5mmのスクリ
ーンを装着した押出し式造粒機を用いて造粒する。50
℃で乾燥後、20〜50メッシュの篩いで整粒して本発
明の粒状化された水和剤を得る。
【0021】実施例2 ピリダベン(一般名)97部とホワイトカーボン3部を
ジェットオーマイザー(セイシン企業製)で微粉砕す
る。この微粉砕物70部、マレイン酸とジイソブチレン
の共重合体とポリオキシエチレンスチリルフェニルエー
テル硫酸エステル塩の混合物10部、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル硫酸アンモニウム2.5
部、硫酸アンモニウム5部、トリエチレングリコール2
部、クレー10.5部を混合機を用いて混合した後、水
30部を加えて混合し、次いで口径0.5mmのスクリ
ーンを装着した押出し式造粒機を用いて造粒する。50
℃で乾燥後、20〜50メッシュの篩いで整粒して本発
明の粒状化された水和剤を得る。
【0022】実施例3 ピラゾスルフロンエチル(一般名)97部とホワイトカ
ーボン3部をジェットオーマイザー(セイシン企業製)
で微粉砕する。この微粉砕物75部、マレイン酸とジイ
ソブチレンの共重合体とポリオキシエチレンスチリルフ
ェニルエーテル硫酸エステル塩の混合物10部、ポリオ
キシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸アンモニウ
ム2.5部、硫酸アンモニウム5部、ジエチレングリコ
ール2部、クレー5.5部を混合機を用いて混合した
後、水30部を加えて混合し、次いで口径0.5mmの
スクリーンを装着した押出し式造粒機を用いて造粒す
る。50℃で乾燥後、20〜50メッシュの篩いで整粒
して本発明の粒状化された水和剤を得る。
【0023】実施例4 キザロホップエチル(一般名)97部とホワイトカーボ
ン3部をジェットオーマイザー(セイシン企業製)で微
粉砕する。この微粉砕物75部、マレイン酸とジイソブ
チレンの共重合体とポリオキシエチレンスチリルフェニ
ルエーテル硫酸エステル塩の混合物10部、ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル硫酸アンモニウム
2.5部、硫酸アンモニウム5部、ジエチレングリコー
ル2部、クレー5.5部を混合機を用いて混合した後、
水30部を加えて混合し、次いで口径0.5mmのスク
リーンを装着した押出し式造粒機を用いて造粒する。5
0℃で乾燥後、20〜50メッシュの篩いで整粒して本
発明の粒状化された水和剤を得る。
【0024】実施例5 ピリダベン(一般名)55部、マレイン酸とジイソブチ
レンの共重合体とポリオキシエチレンスチリルフェニル
エーテル硫酸エステル塩の混合物2部、水43部をホモ
ミキサーで混合した後、サンドグラインダー(アイメッ
クス(株)製)で90分間粉砕して、粉砕スラリーを得
る。この粉砕スラリー74.9部、マレイン酸とジイソ
ブチレンの共重合体とポリオキシエチレンスチリルフェ
ニルエーテル硫酸エステル塩の混合物13.5部、ポリ
オキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸アンモニ
ウム2.5部、硫酸アンモニウム10部、ジエチレング
リコール2部、クレー29.3部を混合機を用いて混合
した後、口径0.5mmのスクリーンを装着した押出し
式造粒機を用いて造粒する。50℃で乾燥後、20〜5
0メッシュの篩いで整粒して本発明の粒状化された水和
剤を得る。
【0025】実施例6 メチル 5−〔〔〔〔(4,6−ジメトキシ−2−ピリ
ミジニル)アミノ〕カルボニル〕アミノ〕スルホニル〕
−3−クロロ−1−メチル−1−H−ピラゾール−4−
カルボキシレート97部とホワイトカーボン3部をジェ
ットオーマイザー(セイシン企業製)で微粉砕する。こ
の微粉砕物75部、マレイン酸とジイソブチレンの共重
合体とポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫
酸エステル塩の混合物10部、ポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテル硫酸アンモニウム2.5部、硫酸
アンモニウム5部、ジプロピレングリコール2部、クレ
ー5.5部を混合機を用いて混合した後、水30部を加
えて混合し、次いで、口径0.5mmのスクリーンを装
着した押出し式造粒機を用いて造粒する。50℃で乾燥
後、20〜50メッシュの篩いで整流して本発明の粒状
化された水和剤を得る。
【0026】実施例7 ピリダベン(一般名)97部とホワイトカーボン3部を
ジェットオーマイザー(セイシン企業製)で微粉砕す
る。この微粉砕物70部、マレイン酸とジイソブチレン
の共重合体とポリオキシエチレンスチリルフェニルエー
テル硫酸エステル塩の混合物10部、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル硫酸アンモニウム2.5
部、硫酸アンモニウム5部、エチレングリコール2部、
クレー10.5部を混合機を用いて混合した後、水30
部を加えて混合し、次いで口径0.5mmのスクリーン
を装着した押出し式造粒機を用いて造粒する。50℃で
乾燥後、20〜50メッシュの篩いで整粒して本発明の
粒状化された水和剤を得る。
【0027】実施例8 ピリダベン(一般名)97部とホワイトカーボン3部を
ジェットオーマイザー(セイシン企業製)で微粉砕す
る。この微粉砕物70部、マレイン酸とジイソブチレン
の共重合体とポリオキシエチレンスチリルフェニルエー
テル硫酸エステル塩の混合物10部、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル硫酸アンモニウム2.5
部、硫酸アンモニウム5部、プロピレングリコール2
部、クレー10.5部を混合機を用いて混合した後、水
30部を加えて混合し、次いで口径0.5mmのスクリ
ーンを装着した押出し式造粒機を用いて造粒する。50
℃で乾燥後、20〜50メッシュの篩いで整粒して本発
明の粒状化された水和剤を得る。
【0028】比較例1 ピリダベン(一般名)97部とホワイトカーボン3部を
ジェットオーマイザー(セイシン企業製)で微粉砕す
る。この微粉砕物70部、マレイン酸とジイソブチレン
の共重合体とポリオキシエチレンスチリルフェニルエー
テル硫酸エステル塩の混合物10部、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル硫酸アンモニウム2.5
部、硫酸アンモニウム5部、クレー12.5部を混合機
を用いて混合した後、水30部を加えて混合し、次いで
口径0.5mmのスクリーンを装着した押出し式造粒機
を用いて造粒する。50℃で乾燥後、20〜50メッシ
ュの篩いで整粒して本発明の粒状化された水和剤を得
る。
【0029】比較例2 ピリダベン(一般名)97部とホワイトカーボン3部を
ジェットオーマイザー(セイシン企業製)で微粉砕す
る。この微粉砕物70部、マレイン酸とジイソブチレン
の共重合体とポリオキシエチレンスチリルフェニルエー
テル硫酸エステル塩の混合物10部、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル硫酸アンモニウム2.5
部、硫酸アンモニウム5部、カルボキシメチルセルロー
スのナトリウム塩(平均分子量50000)2部、クレ
ー10.5部を混合機を用いて混合した後、水30部を
加えて混合し、次いで口径0.5mmのスクリーンを装
着した押出し式造粒機を用いて造粒する。50℃で乾燥
後、20〜50メッシュの篩いで整粒して本発明の粒状
化された水和剤を得る。
【0030】比較例3 ピリダベン(一般名)97部とホワイトカーボン3部を
ジェットオーマイザー(セイシン企業製)で微粉砕す
る。この微粉砕物70部、マレイン酸とジイソブチレン
の共重合体とポリオキシエチレンスチリルフェニルエー
テル硫酸エステル塩の混合物10部、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル硫酸アンモニウム2.5
部、硫酸アンモニウム5部、ポリエチレングリコール
(平均分子量10000)2部、クレー10.5部を混
合機を用いて混合した後、水30部を加えて混合し、次
いで口径0.5mmのスクリーンを装着した押出し式造
粒機を用いて造粒する。50℃で乾燥後、20〜50メ
ッシュの篩いで整粒して本発明の粒状化された水和剤を
得る。
【0031】比較例4 ピラゾスルフロンエチル(一般名)97部とホワイトカ
ーボン3部をジェットオーマイザー(セイシン企業製)
で微粉砕する。この微粉砕物70部、マレイン酸とジイ
ソブチレンの共重合体とポリオキシエチレンスチリルフ
ェニルエーテル硫酸エステル塩の混合物10部、ポリオ
キシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸アンモニウ
ム2.5部、硫酸アンモニウム5部、クレー12.5部
を混合機を用いて混合した後、水30部を加えて混合
し、次いで口径0.5mmのスクリーンを装着した押出
し式造粒機を用いて造粒する。50℃で乾燥後、20〜
50メッシュの篩いで整粒して本発明の粒状化された水
和剤を得る。
【0032】比較例5 キザロホップエチル(一般名)97部とホワイトカーボ
ン3部をジェットオーマイザー(セイシン企業製)で微
粉砕する。この微粉砕物75部、マレイン酸とジイソブ
チレンの共重合体とポリオキシエチレンスチリルフェニ
ルエーテル硫酸エステル塩の混合物10部、ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル硫酸アンモニウム
2.5部、硫酸アンモニウム5部、クレー12.5部を
混合機を用いて混合した後、水30部を加えて混合し、
次いで口径0.5mmのスクリーンを装着した押出し式
造粒機を用いて造粒する。50℃で乾燥後、20〜50
メッシュの篩いで整粒して本発明の粒状化された水和剤
を得る。
【0033】比較例6 メチル 5−〔〔〔〔(4,6−ジメトキシ−2−ピリ
ミジニル)アミノ〕カルボニル〕アミノ〕スルホニル〕
−3−クロロ−1−メチル−1−H−ピラゾール−4−
カルボキシレート97部とホワイトカーボン3部をジェ
ットオーマイザー(セイシン企業製)で微粉砕する。こ
の微粉砕物75部、マレイン酸とジイソブチレンの共重
合体とポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫
酸エステル塩の混合物10部、ポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテル硫酸アンモニウム2.5部、硫酸
アンモニウム5部、クレー7.5部を混合機を用いて混
合した後、水30部を加えて混合し、次いで、口径0.
5mmのスクリーンを装着した押出し式造粒機を用いて
造粒する。50℃で乾燥後、20〜50メッシュの篩い
で整流して本発明の粒状化された水和剤を得る。
【0034】次に、実施例および比較例より得られた製
剤について、水中崩壊性試験と粉化性試験を実施した。 試験例1 水中崩壊性試験 試料1.0gを正確に秤量する。秤取した試料を、3度
硬水100mlを入れた100ml共栓付メスシリンダ
ーに投入する。20秒間静置した後、2秒間に反転1回
のペースで、メスシリンダーの反転を行ない、粒状化さ
れた水和剤が完全に崩壊するまでの反転回数を水中崩壊
性とする。反転回数は少ない値を良とする。結果は第1
表に示す。
【0035】試験例2 粉化性試験 試料10gを正確に秤量する。受け皿を付けた150メ
ッシュの篩い(φ150mm×60h)に、秤取した試
料を投入する。次いで、直径15mmの磁製玉3個を上
記篩いに静かに入れる。蓋をして、振盪器(大洋化学工
業(株)社製、SR−II型)にて330rpmの頻度
で5min間水平に振盪する。150メッシュの篩いを
通過した試料の重量を誤差0.01g以下の精度の天秤
で秤量し、下式より粉化率(%)を求める。粉化率は小
さい値を良とする。
【0036】粉化率(%)= [150 メッシュの篩いを通過した試料(g) ]/[秤取した試
料(10g) ]×100 結果は第1表に示す。
【0037】 第1表 ─────────────────────────── 水中崩壊性 粉化率 (回) (%) ─────────────────────────── 実施例1 5 1.75 実施例2 5 2.07 実施例3 3 1.74 実施例4 3 1.93 実施例5 6 1.80 実施例6 3 1.78 実施例7 5 1.82 実施例8 5 1.85 比較例1 5 4.82 比較例2 14 1.60 比較例3 17 1.73 比較例4 3 5.49 比較例5 3 4.96 比較例6 3 5.14 ───────────────────────────
【0038】
【発明の効果】本発明の農薬粒状水和剤を用いると、水
中崩壊性を低下させることなく、粉化性を低減せしめる
ことができる。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 農薬活性成分の1種または2種以上およ
    び界面活性剤を含む粒状農薬組成物に、エチレングリコ
    ール、プロピレングリコールまたは分子量1000以下
    のポリエチレングリコールもしくはポリプロピレングリ
    コールを含有せしめることを特徴とする農薬粒状水和
    剤。
  2. 【請求項2】 エチレングリコール、プロピレングリコ
    ールまたは分子量1000以下のポリエチレングリコー
    ルもしくはポリプロピレングリコールから選ばれる1種
    または2種以上の成分を、製剤全量に対し、0.5〜1
    0重量%含有してなる請求項1記載の農薬粒状水和剤。
  3. 【請求項3】 分子量1000以下のポリエチレングリ
    コールもしくはポリプロピレングリコールが、ジエチレ
    ングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレン
    グリコールである請求項1記載の農薬粒状水和剤。
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