JP4961859B2 - 顆粒状水和剤 - Google Patents
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かかる問題を解決するために、顆粒状水和剤において、担体として主に糖類を使用する方法が提案されている(特許文献1参照)。しかしながら、顆粒状水和剤に含有される農薬活性成分が、常温で液体状であるか、あるいは、顆粒状水和剤に農薬活性成分が均一に混合する有機溶剤を含有させた場合、担体として主に糖類を使用とする顆粒状水和剤は、製剤としての安定性において、必ずしも満足のいくものではなかった。
即ち、本発明は、
[発明1]
(A)(i)常温で液体状の農薬活性成分、若しくは、(ii)有機溶剤と該有機溶剤に均一に混合する農薬活性成分 16〜40重量%、
(B)糖類 30〜70重量%、
(C)シリカ 8〜20重量%、
(D)ベントナイト 0.5〜6重量%および
(E)界面活性剤 5〜20重量%
を含有する顆粒状水和剤であり、
成分(A)に対する成分(C)と成分(D)との合計が、重量比で0.9〜0.4の範囲であり、成分(C)に対する成分(D)が、重量比で0.6〜0.05の範囲であることを特徴とする顆粒状水和剤;
[発明2]
成分(A)が、芳香族系溶剤とピレスロイド系化合物である発明1に記載される顆粒状水和剤;
[発明3]
成分(B)が、乳糖または蔗糖である発明1または発明2に記載される顆粒状水和剤;
[発明4]
成分(C)が、湿式法シリカの焼成品である発明1〜3のいずれか1つに記載される顆粒状水和剤;
[発明5]
成分(D)が、膨潤力が20ml/2g以上のベントナイトである発明1〜4のいずれか1つに記載される顆粒状水和剤;
[発明6]
シリカが湿式法シリカの焼成品である発明1〜5のいずれか1つに記載される顆粒状水和剤;
[発明7]
発明2に記載される顆粒状水和剤の希釈液を、果菜または果実に直接散布することにより、果菜または果実を食害する害虫を防除する方法;
である。
本顆粒状水和剤に含有される常温で液体状の農薬活性成分、または、有機溶剤と均一に混合する固体状の農薬活性成分としては、例えば、殺虫剤、殺ダニ剤、殺菌剤、除草剤、植物成長調節剤、昆虫成長調節剤等が挙げられ、好ましくは、殺虫剤、殺ダニ剤または殺菌剤が挙げられる。農薬活性成分としては、具体的には、下記の化合物を挙げることができ、または、それらの2種以上の混合物も挙げられる。
1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロピルオキシ)プロペニル}シクロプロパンカルボキシレート、(RS)−α−シアノ−4−フルオロ−3−フェノキシベンジル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル (1RS,3Z)−シス−3−(2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロ
パンカルボキシレート、2,3,5,6−テトラフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミドメチル (1RS)−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロぺニル)シクロプロパンカルボキシレート、(RS)−2−メチル−4−オキソ−3−(2−プロペニル)−2−シクロペンテン−1−イル (1RS)−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロぺニル)シクロプロパンカルボキシレート、(S)−2−メチル−4−オキソ−3−(2−プロピニル)−2−シクロペンテン−1−イル (1R)−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロぺニル)シクロプロパンカルボキシレート、(RS)−1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル (1R)−シス,トランス−2,
2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロぺニル)シクロプロパンカルボキシレート、2,5−ジオキソ−3−(2−プロピニル)イミダゾリジン−1−イルメチル (1R)−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロぺニル)シクロプロパンカルボキシレート、5−(2−プロピニル)フルフリル(1R)−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロぺニル)シクロプロパンカルボキシレート、5−(2−プロピニル)フルフリル2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート、(RS)−3−アリル−2−メチル−4−オキソシクロペント−2−エニル (1RS,3RS;1RS、3SR)−2,2−ジメチル−3−(2−メチルプロプ−1−エニル)シクロプロパンカルボキシレート等のピレスロイド系化合物、
3−イソプロピル−1H−2,1,3−ベンゾチアジアジン−4(3H)−オン2,2− ジオキサイド、2−tert−ブチルイミノ−3−イソプロピル−5−フェニル−1,3,5−チアジアジン−4−オン等のチアジアジン誘導体、
(E)−1−(2−クロロ−1,3−チアジアゾール−5−イルメチル)−3−メチル−2−ニトログアニジン、(EZ)−(RS)−1−メチル−2−ニトロ−3−(テトラヒドロ−3−フリルメチル)グアニジン、(EZ)−3−(2−クロロ−1,3−チアゾール−5−イルメチル)−5−メチル−1,3,5−オキサヂアジナム−4−イリデン(ニトロ)アミン等のニトログアニジン誘導体、
(E)−N1−[(6−クロロ−3−ピリジル)メチル]−N2−シアノ−N1−メチルアセタミジン、(E)−N−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−N−エチル−N’−メチル−2−ニトロビニリデンジアミン等のピリジルメチルアミン誘導体
N−シアノ−N′−メチル−N′−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)アセトアミジン等のN−シアノアミジン誘導体、
S,S′−(2−ジメチルアミノトリメチレン)ビス(チオカーバメート)、N,N−ジメチル−1,2,3−トリチアン−5−イルアミン、S,S′−2−ジメチルアミノトリメチレンジ(ベンゼンチオスルフォネート)等のネライストキシン誘導体、
6,7,8,9,10,10−ヘキサクロロ−1,5,5a,6,9,9a−ヘキサヒドロ−6,9−メタノ−2,4,3−ベンゾジオキサチエピンオキサイド、1,2,3,4,5,6−ヘキサクロロシクロヘキサン、1,1−ビス(4−クロロフェニル)−2,2,2−トリクロロエタノ−ル等の塩素化炭化水素化合物、
1−{3,5−ジクロロ−4−(3−クロロ−5−トリフルオロメチルピリジン−2−イルオキシ)フェニル}−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア、1−(3,5−ジクロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア、1−{4−(2−クロロ−4−トリフルオロメチルフェノキシ)−2−フルオロフェニル}−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア等のベンゾイルフェニルウレア系化合物、
N,N′−{(メチルイミノ)ジメチリジン}−ジ−2,4−キシリジン、N′−(4−クロロ−2−メチルフェニル)−N,N−ジメチルメチニミダミド等のホルムアミジン誘導体、
N−(2,6−ジイソプロピル−4−フェノキシフェニル)−N′−t−ブチルカルボジイミド等のチオ尿素誘導体、
N−フェニルピラゾール系化合物、
−イル)アミノカルボニル〕−1−メチルピラゾール−5−スルホンアミド、2−〔4,5−ジヒドロ−4−メチル−4−(1−メチルエチル)−5−オキソ−1H−イミダゾール−2−イル〕−3−キノリンカルボン酸、5−エチル−5,8−ジヒドロ−8−オキソ[1,3]ジオキソロ[4,5−g]キノリン−7−カルボン酸、2−〔4,5−ジヒドロ−4−メチル−4−(1−メチルエチル)−5−オキソ−1H−イミダゾール−2−イ
ル〕−5−エチル−3−ピリジンカルボン酸、メチル 6−(4−イソプロピル−4−メチル−5−オキソイミダゾリン−2−イル)−m−トルエート、メチル 2−(4−イソプロピル−4−メチル−5−オキソイミダゾリン−2−イル)−p−トルエート、2−(4−イソプロピル−4−メチル−5−オキソイミダゾリン−2−イル)ニコチン酸、N−(4−クロロフェニル)メチル−N−シクロペンチル−N’−フェニルウレア、(RS)−2−シアノ−N−[(R)−1(2,4−ジクロロフェニル)エチル]−3,3−ジメチルブチルアミド、N−(1,3−ジヒドロ−1,1,3−トリメチルイソベンゾフラン−4−イル)−5−クロロ−1,3−ジメチルピラゾール−4−カルボキシアミド、N−[2,6−ジブロモ−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2−メチル−4−(トリフルオロメチル)−5−チアゾ−ルカルボキシアミド、2,2−ジクロロ−N−[1−(4−クロロフェニル)エチル]−3−メチルシクロプロパンカルボキシアミド、メチル(E)−2−2−6−(2−シアノフェノキシ)ピリミジン−4−イルオキシ−フェニル−3−メトキシアクリレイト、5−メチル−1,2,4−トリアゾロ[3,4−b]ベンゾチアゾール、3−アリルオキシ−1,2−ベンゾイソチアゾール−1,1−ジオキシド、ジイソプロピル=1,3−ジチオラン−2−イリデン−マロネート、O,O−ジプロピル O−4−メチルチオフェニルホスフェート。
該有機溶剤と該有機溶剤に均一に混ざり合う常温で固体状の農薬活性成分との比率は、通常、0.5:1〜3:1の範囲である。
本顆粒状水和剤において、成分(B)である糖類は、通常、平均粒径20〜300μmの粉状物として用いられる。
本顆粒状水和剤において、成分(B)である糖類の量は、本顆粒状水和剤の全量に対して、30〜70重量%である
本顆粒状水和剤において、成分(C)であるシリカの粒子径は、10μm(体積平均粒子径)以下であることが好ましい。
本顆粒状水和剤において、成分(C)であるシリカの吸油量(JIS K5101に規定される測定値)は、200ml/100g以上であることが好ましい。
本発明においては、複数種のシリカを成分(C)として用いてもよい。
本顆粒状水和剤において、成分(C)であるシリカの量は、本顆粒状水和剤の全量に対して8〜20重量%である。シリカの量が20重量%を超えると、顆粒状水和剤の水希釈液を作物に散布した後、作物の表面に汚れが認められるようになり、特に、果菜または果実等の作物においては、その商品価値を大きく減ずることになる。
本顆粒状水和剤に含有される、成分(D)であるベントナイトとしては、膨潤力が20ml/2g以上のベントナイトが好ましく、50ml/2gのベントナイトがさらに好ましい。なお、本明細書において、ベントナイトの膨潤力は、日本ベントナイト工業会標準試験法 JBAS−104−77により規定される値を意味する。
本発明に用いられるベントナイトの好適な例として、クニピアG、クニピアF(クニミネ工業製)、スーパークレイ(ホージュン製)等が挙げられる。
本発明においては、複数種のベントナイトを成分(D)として用いてもよい。
本発明に用いられる好適な界面活性剤の例としては、ラウリル硫酸塩等の硫酸塩、リグニンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮合物、ドデシルベンゼンスルホン酸塩等のスルホン酸塩、スルホコハク酸塩、無水マレイン酸とジイソブチレンとの共重合体等のポリカルボン酸塩、N−アシルグルタミン酸塩、アルキルメチルタウリン塩等のアミノ酸塩が挙げられる。
本発明においては、上記のアニオン性界面活性剤から選ばれる、異なる2種類以上の界面活性剤を組み合わせて用いることが好ましい。
本顆粒状水和剤において、成分(E)である界面活性剤の量は、本顆粒状水和剤の全量に対して、5〜20重量%であり、好ましくは、10〜20重量%である。
具体的には、農薬活性成分が常温で液体の場合、農薬活性成分、糖類、シリカ、ベントナイトおよび界面活性剤を、リボンミキサー、ヘンシェルミキサー、ナウターミキサー等で混合後、自由粉砕機、ピンミル、ハンマーミル、ジェットミル等で粉砕する。適量の水を加え、双腕ニーダーで混練後、ツインドームグラン、シングルドームグラン、バスケット型押し出し機、横型押し出し機等の造粒機で造粒し、乾燥、篩い分け後、製造することができる。造粒時に加えられる水の量は、粉砕混合物に対して、通常、5〜15重量%の範囲であり、加水後の混練物の硬さ等に応じて、適宜、調製される。
農薬活性成分が常温で固体の場合、必要に応じて、加熱した有機溶剤に該農薬活性成分を加えて溶解させた後、得られた液体を用いて、上記の常温で液体の農薬活性成分の場合と同様の方法にて製造することができる。
押出し造粒機には、通常、0.5〜1.5φmmのスクリーンが用いられ、乾燥温度は100℃以下が好ましく、80℃以下がさらに好ましい。本顆粒状水和剤の粒径は、通常、200〜2000μm、好ましくは、250〜1500μmである。
本顆粒状水和剤の施用方法としては、通常、本顆粒状水和剤を水に希釈した後、スプレーヤー等で作物や土壌等に施用する方法が挙げられる。水への希釈倍率は、本剤中の農薬有効成分の種類や含有量、対象有害生物の種類・施用場面にもよるが、通常、10〜10000倍程度、好ましくは、50〜8000倍程度、さらに好ましくは、500〜4000倍程度である。
顆粒状水和剤を、500倍量の水に希釈した希釈液を調製した。該希釈液にオウトウの果実を30秒間浸漬し、1時間風にあてて、表面を乾燥させた。その後、10名の審査員により、該果実の汚染程度を下記5段階で評価し、その平均を算出して汚染度とした。
汚染評価
スコア 汚染度
5 汚染がまったく見られない
4 若干の汚染が見られるものの、ほとんど気にならない
3 軽微な汚染が確認できる
2 汚染が明確に確認でき、不快感を感じる
1 汚染が甚大である
容量250mlの有栓メスシリンダーに3度硬水250ml入れ、20℃とする。該メスシリンダーに、顆粒状水和剤0.5gを投入し、投入後転倒試験機により、2秒に1回の割合で該メスシリンダーを反転させ、顆粒状水和剤が完全に崩壊、分散するまでの回数を測定した。
容量250mlの有栓メスシリンダー中で、顆粒水和剤を20℃の3度硬水で500倍希釈し、転倒試験機により、2秒に1回の割合で30回転倒させた後、20℃で15分間静置する。静置後、メスシリンダーの目盛りが100〜150の部位から、希釈液をホールピペットを用いて10ml採取した。該採取液を内部標準を用いた液体クロマトグラフィー法によって農薬活性成分の含量分析を行い、上記希釈液中の農薬活性成分の理論濃度との比率を算出した。
顆粒状水和剤を54℃の恒温槽中に1ヶ月間保存し、上記の水中崩壊性試験または懸垂率試験を行った。
(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1RS)−シス,トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2ジメチルシクロプロパンカルボキシレート9.2重量部およびフェニルキシリルエタン(日本石油化学製有機溶剤:商品名 ハイゾールSAS−296)10重量部を約50℃に加熱して、農薬活性成分溶液を得た。湿式法シリカ(デグサジャパン製:商品名 カープレックスCS−7)10重量部、ポリカルボン酸のナトリウム塩(ローディア日華製:製品名 ゲロポンSC213)8重量部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2重量部、ベントナイト(クニミネ工業製:商品名 クニピアF)6重量部および乳糖54.8重量部の混合物中に、該農薬活性成分溶液を添加し、リボンミキサーにて混合後、自由粉砕機にて解砕して微粉末とした。該微粉末に適量の水を添加し双腕ニーダーで混練後、押し出し径0.5mmスクリーンを付けたツインドームグラン(ダルトン製押し出し造粒機)にて造粒した。50℃で20分間乾燥したものを篩別し粒径が300〜710μmの本顆粒状水和剤2を得た。
製造例2において、ベントナイト(クニミネ工業製:商品名 クニピアF)6重量部を1重量部とし、乳糖54.8重量部を59.8重量部とした以外は同様に行い、本顆粒状水和剤3を得た。
製造例2において、ベントナイト(クニミネ工業製:商品名 クニピアF)6重量部を10重量部とし、乳糖54.8重量部を50.8重量部とした以外は同様に行い、比較顆粒状水和剤4を得た。
本顆粒状水和剤2、本顆粒状水和剤3および比較顆粒状水和剤4を用いて、上記の方法にて虐待保存後の顆粒状水和剤の水中崩壊性の試験を行った。結果を表1に記す。
(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート10.5重量部およびフェニルキシリルエタン(日本石油化学製有機溶剤:商品名 ハイゾールSAS−296)15重量部を約50℃に加熱して、農薬活性成分溶液を得た。湿式法シリカ(焼成品、デグサジャパン製:商品名 カープレックスCS−7)20重量部、芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩(花王製:製品名 デモールSNB)8重量部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム8重量部、ベントナイト(クニミネ工業製:商品名 クニピアF)2重量部および乳糖36.5重量部の混合物中に、該農薬活性成分溶液を添加し、リボンミキサーにて混合後、自由粉砕機にて解砕して微粉末とした。該微粉末に適量の水を添加し、双腕ニーダーで混練後、押し出し径0.5mmスクリーンを付けたツインドームグラン(ダルトン製押し出し造粒機)にて造粒した。50℃で20分間乾燥したものを篩別し、粒径が300〜710μmの本顆粒状水和剤4を得た。
(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート10.5重量部およびフェニルキシリルエタン(日本石油化学製有機溶剤:商品名 ハイゾールSAS−296)15重量部を約50℃に加熱して、農薬活性成分溶液を得た。湿式法シリカ(焼成品、デグサジャパン製:商品名 カープレックスCS−7)25重量部、芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩(花王製:製品名 デモールSNB)8重量部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム8重量部、ベントナイト(クニミネ工業製:商品名 クニピアF)4重量部および乳糖29.5重量部の混合物中に、該農薬活性成分溶液を添加し、リボンミキサーにて混合後、自由粉砕機にて解砕して微粉末とした。該微粉末に適量の水を添加し、双腕ニーダーで混練後、押し出し径0.5mmスクリーンを付けたツインドームグラン(ダルトン製押し出し造粒機)にて造粒した。50℃で20分間乾燥したものを篩別し、粒径が300〜710μmの比較顆粒状水和剤5を得た。
本顆粒状水和剤4および比較顆粒状水和剤5を用いて、上記の方法にて果実表面の汚染性の試験を行った。結果を表2に記す。
Claims (6)
- (A)(i)常温で液体状の農薬活性成分、若しくは、(ii)有機溶剤と該有機溶剤に均一に混合する農薬活性成分 16〜40重量%、
(B)糖類 30〜70重量%、
(C)シリカ 8〜20重量%、
(D)ベントナイト 0.5〜6重量%および
(E)界面活性剤 5〜20重量%
を含有する顆粒状水和剤であり、
成分(A)に対する成分(C)と成分(D)との合計が、重量比で0.9〜0.4の範囲であり、成分(C)に対する成分(D)が、重量比で0.6〜0.05の範囲であることを特徴とする顆粒状水和剤。 - 成分(A)が、芳香族系溶剤とピレスロイド系化合物である請求項1記載の顆粒状水和剤。
- 成分(B)が、乳糖または蔗糖である請求項1または請求項2に記載される顆粒状水和剤。
- 成分(C)が、湿式法シリカの焼成品である請求項1〜3のいずれか1項に記載される顆粒状水和剤。
- 成分(D)が、膨潤力が20ml/2g以上のベントナイトである請求項1〜4のいずれか1項に記載される顆粒状水和剤。
- 請求項2に記載される顆粒状水和剤の希釈液を、果菜または果実に直接散布することにより、果菜または果実を食害する害虫を防除する方法。
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