JP4839200B2 - モータ - Google Patents
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まず、図1および図2を用いて本実施形態に係るモータ1の全体構成について説明する。図1は本実施形態に係るモータ1の外観斜視図であり、図2(a)はその長手方向の断面図および側面図、図2(b)は短手方向の側面図である。
図3に示されるモータ101は、フレーム部材20の第2支持部26が起立形成されたコーナ部30に溝部32が設けられたものである。つまり、図3(b)に示したコーナ部30付近の拡大図からわかるように、第2支持部26を形成した際に生じるコーナ部30の曲げR部が、溝部32内に形成されることで、モータケース18の外底端部18bとフレーム部材20のコーナ部30の曲げR部とが直接に干渉することを防止する。このように構成することで、モータケース18は、第2支持部26の垂直に対し、傾くことなく回転軸12と同様に平行度を保った状態で第2支持部26に固定することができる。その結果、モータのトルクロスを防ぐことができ、モータは十分な性能を発揮することができる。
図4に示されるモータ102は、第1支持部22に形成される貫通孔22aと、第2支持部26に形成される貫通孔26aの位置が実施例1よりも高くなるように構成されている。すなわち、モータ本体10を通常よりも高く位置させることにより、モータケース18の外底壁面18aと連結部25の内底壁面20aを当接させないようにしたものである。これにより、フレーム部材20のコーナ部30に生じる曲げR部とモータケース18の外底端部18bとの干渉を防止するだけでなく、モータケース18を構成するケース部材19a,19bの接合部分に段差部19cが生じていたとしても、フレーム部材20とモータケース18が干渉することはない。よって、フレーム部材20にモータ本体10を取り付ける際に、ステータ16の位置ずれが起きず、モータケース18は、第2支持部26の垂直に対し、傾くことなく回転軸12と同様に平行度を保った状態で第2支持部26に固定することができる。その結果、モータのトルクロスを防ぐことができ、モータは十分な性能を発揮することができる。
図5に示されるモータ103は、モータケース18の外底端部18bとフレーム部材20のコーナ部30との干渉を防止するため、フレーム部材20のモータケース18が配置される連結部25における内底壁面20aに、モータケース18の全長より長く形成した溝部34aを回転軸12の軸線方向に設けたものである。このような構成とすることにより、実施例1、2と同様に、フレーム部材20のコーナ部30に生じる曲げR部や、モータケース18を構成するケース部材19a,19bの接合部分に生じる段差部19c等と内底壁面20aとの干渉を防止することができる。これにより、フレーム部材20にモータ本体10を取り付ける際に、ステータ16の位置ずれが起きず、モータケース18は、第2支持部26の垂直に対し、傾くことなく回転軸12と同様に平行度を保った状態で第2支持部26に固定することができる。その結果、モータのトルクロスを防ぐことができ、モータは十分な性能を発揮することができる。
図6に示されるモータ104は、上記実施例3と同様に、モータケース18の外底端部18bとフレーム部材20の曲げR部が形成されたコーナ部との干渉を防止するため、モータケース18が配置されるフレーム部材20の内底壁面20aにモータケース18の全長より長く形成した段差状の溝部34bを設けたものである。上記実施例3とは、溝部34bがプレス加工によってフレーム部材20の連結部25の一部を屈曲させて段差を設けることにより形成されている点で異なる。したがって、フレーム部材20の成形が特別な加工を必要とせず容易になると共に、溝部34bの寸法精度を高いものとすることができる。
図7に示されるモータ105は、モータケース18の外底端部18bとフレーム部材20の曲げR部が形成されたコーナ部との干渉を防止するため、フレーム部材20の内底壁面20aにモータケース18との当接部を切り欠いた、切り欠き部38を設けたものである。切り欠き部38は、フレーム部材20を回転軸12に直交する方向に貫通している。
これに対し、図8(a)〜(c)に示されるモータ106a,106b,106c(モータ106a,106b,106cの構成部品のうち、同じものについては図8(b)および(c)において番号を省略した)のように、溝部34a,34b、あるいは切り欠き部38の長さを、モータケース18の長手方向の長さより短く形成し、モータケース18の外底壁面18aの一部が連結部25の内底壁面20aに支持されるように構成してもよい。フレーム部材20に対するステータ16の位置ずれを防止しつつ、モータケース18がフレーム部材20に当接支持されることとなるため、モータ駆動時の安定感に優れたモータとすることができる。
図9(a)〜(c)に示されるモータ107a,107b,107c(モータ107a,107b,107cの構成部品のうち、同じものについては図8(b)および(c)において番号を省略した)は、モータケース18の外底壁面18aとフレーム部材20の内底壁面20aとの間に弾性部材40が介在されてなるものである。このように構成されることで、モータ駆動中におけるモータ本体10の振動等を弾性部材40が吸収するため、低騒音、低振動のモータとすることができる。
これに対し、図10に示されるモータ108において、第2支持部26に形成されている貫通孔26aは、バーリング加工によるものではなく、環状筒部26bは形成されていない。そのため、軸受ホルダ28aが、第2支持部26の外壁面26cにレーザ溶接等によって固定され、その軸受ホルダ28aの内周面に形成された軸受保持部28eと、貫通孔26aの内周側に反出力側軸受28が取付保持されることによって反出力側軸受部27が構成されている。
図11に示されるモータ109は、実施例8と同様、第2支持部26に形成されている貫通孔26aは、バーリング加工によるものではなく、環状筒部26bは形成されていない。そして、軸受ホルダ28aの軸受保持部28eには、突起部28dが形成されており、この突起部28dを貫通孔26aに嵌挿させた状態で、軸受ホルダ28aは第2支持部26の外壁面に取付固定されている。
このように、本実施形態に係るモータによれば、フレーム部材20に設けられた第1支持部22および第2支持部26に回転軸12が支持される際、モータケース18の第2支持部26側の外底端部が、フレーム部材20の第2支持部26が起立形成されるコーナ部と非接触の状態となるように取り付けられる。そのため、フレーム部材20の曲げR部とモータ本体10の外底端部18bを非接触とすることで、ステータ16の位置ズレを防止し、モータケース18は第2支持部26の垂直に対し、傾くことなく回転軸12と同様に平行度を保った状態で第2支持部26に固定することができる。その結果、モータのトルクロスを防ぐことができ、モータは十分な性能を発揮することができる。
10 モータ本体部
12 回転軸
14 ロータ
16 ステータ
18 モータケース
18a 外底壁面
20 フレーム部材
20a 内底壁面
22 第1支持部
26 第2支持部
26a 貫通孔
26b 環状筒部
28 反出力側軸受
28a 軸受ホルダ
28d 突起部
28e 軸受保持部
34a,34b 溝部
38 切り欠き部
40 弾性部材
Claims (13)
- 回転軸にマグネットを備えたロータがモータケース内に配置されたモータにおいて、
前記回転軸の出力側の軸端は前記回転軸の軸方向に長手のフレーム部材の一端側に設けられた第1支持部により支持され、
前記回転軸の反出力側の軸端は該フレーム部材の他端側に設けられた第2支持部により支持され、
前記フレーム部材は、前記第1支持部と第2支持部との間に配置された前記軸方向に延びる平板状の連結部を備え、前記連結部の一端から前記第1支持部が起立形成され、前記連結部の他端から前記第2支持部が起立形成された部材であって、
前記モータケースの反出力側の外壁面は前記フレーム部材の第2支持部に固着され、
少なくとも前記モータケースの前記第2支持部側の外底端部が、前記フレーム部材における前記連結部の他端と該他端から起立形成された前記第2支持部とで形成されるコーナ部と非接触の状態であることを特徴とするモータ。 - 請求項1に記載のモータにおいて、前記連結部の前記モータケースが配置される内底壁面には、前記コーナ部から前記回転軸の軸方向に溝部が形成されていることを特徴とするモータ。
- 請求項1に記載のモータにおいて、前記連結部の前記モータケースが配置される内底壁面には、該連結部を屈曲させることで形成された段差状の溝部が前記コーナ部から前記回転軸の軸方向に設けられていることを特徴とするモータ。
- 請求項1に記載のモータにおいて、前記連結部の前記モータケースが配置される内底壁面には前記コーナ部から前記回転軸の軸方向に切り欠き部が形成されていることを特徴とするモータ。
- 請求項2〜4のいずれかに記載のモータにおいて、前記溝部あるいは前記切り欠き部は前記モータケースの全長より長く形成されていることを特徴とするモータ。
- 請求項2〜4のいずれかに記載のモータにおいて、前記溝部あるいは前記切り欠き部は前記モータケースの全長よりも短く形成されており、かつ前記モータケースの一部は前記連結部の内底壁面に当接支持されていることを特徴とするモータ。
- 請求項1〜6のいずれかに記載のモータにおいて、前記モータケースの外底壁面と前記連結部の内底壁面との間に弾性部材が介在されていることを特徴とするモータ。
- 請求項7に記載のモータにおいて、前記弾性部材は少なくとも前記モータケースの出力側の外底端部と前記連結部の内底壁面との間に介在されていることを特徴とするモータ。
- 請求項7または8に記載のモータにおいて、前記モータケースの外底壁面と前記連結部の内底壁面とは前記弾性部材により固着されていることを特徴とするモータ。
- 請求項1〜9のいずれかに記載のモータにおいて、前記第2支持部には外方に張り出す環状筒部が形成され、該環状筒部に前記回転軸の反出力側の軸端を支持する反出力側軸受が保持されていることを特徴とするモータ。
- 請求項10に記載のモータにおいて、前記環状筒部と前記反出力側軸受の間には潤滑剤が介在されていることを特徴とするモータ。
- 請求項1〜9のいずれかに記載のモータにおいて、前記第2支持部には貫通孔が形成されると共に、前記回転軸の反出力側の軸端を支持する反出力側軸受を保持する軸受保持部を備えた軸受ホルダが前記第2支持部の外壁面に固定され、該軸受ホルダの軸受保持部と前記貫通孔に前記反出力側軸受が保持されていることを特徴とするモータ。
- 請求項12に記載のモータにおいて、前記軸受ホルダの軸受保持部には前記貫通孔に嵌挿される突起部が形成され、該突起部が前記貫通孔に嵌合され、かつ該軸受ホルダは前記第2支持部の外壁面に接合されていることを特徴とするモータ。
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