JPH05199728A - ステッピングモータ - Google Patents

ステッピングモータ

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JPH05199728A
JPH05199728A JP2585892A JP2585892A JPH05199728A JP H05199728 A JPH05199728 A JP H05199728A JP 2585892 A JP2585892 A JP 2585892A JP 2585892 A JP2585892 A JP 2585892A JP H05199728 A JPH05199728 A JP H05199728A
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JP
Japan
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stator
yoke assembly
stepping motor
rotor
frame
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JP2585892A
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English (en)
Inventor
Yuuichi Nanae
裕一 名苗
Takashi Mochida
貴志 持田
Osamu Ito
修 伊藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロータとステータの中心軸を高精度に一致さ
せ、ギャップをより狭く設定できるようにする。 【構成】 ロータ(11,12)をフレームに装着され
ている軸受部14によって回転可能に保持するととも
に、ロータが挿通されてロータの周囲に位置することに
なるステータ18を配し、さらにステータの周囲にカバ
ー体が装着されるステッピングモータにおいて、ステー
タ18はその一部内周が所定径サイズの取付基準部18
aとして形成され、この取付基準部が軸受部14の所定
径サイズとされた外周部に嵌合されることにより位置決
め装着されるとともに、ケース体20はステータの外周
に嵌め込まれる位置状態においてフレームに対して直接
レーザ溶接により固定されているように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はステッピングモータに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタル信号により容易に位置制御や速
度制御が可能で、しかも安価であり小型化も容易なステ
ッピングモータは、例えばOA機器やビデオカメラのズ
ームレンズ,フォーカスレンズの駆動手段として広く用
いられている。
【0003】PM型ステッピングモータの要部は、図9
に断面図で示すように、外周上にマグネット1が取り付
けられたシャフト2によって成るロータが、例えばメタ
ル軸受3に挿通されて回転可能に保持されている。ま
た、マグネット1の周囲に或る程度のギャップGを有し
て、例えば4組の極歯ヨークを一体成形して成るヨーク
アセンブリ4(ステータ)が配されている。そしてヨー
クアセンブリ4には2個のコイル5a,5bが形成さ
れ、このコイル5a,5bに流す電流を順番に切り換え
ることにより発生する回転磁界によってシャフト2が回
転されることになる。ヨークアセンブリ4の外周はケー
ス6に覆われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このステッ
ピングモータの要部を組み立てる際には、メタル軸受3
の外径を基準にして位置決めを行なっている。いま、図
10に示すように、略円筒形状のメタル軸受3の内径が
0 、外径がD1 であるとする。シャフト2を保持する
ことになるメタル軸受3の内径D0 は、回転体であるシ
ャフト2の外径と略一致(公差が例えば10μm程度)
されている。
【0005】メタル軸受3の外径D1 に対しては、ケー
ス6に外径D1 と略同径(D2 )とされた取付部が設け
られており、このケース6がメタル軸受3に嵌め込まれ
て固定される。さらに、ケース6の内径D3 はヨークア
センブリ4の外径D4 と略一致されるように成形されて
おり、メタル軸受3に固定されたケース6に対して、ヨ
ークアセンブリ4が嵌入されて固定される。このように
位置決めされて上記図9のように組み立てられている。
【0006】ここで、回転体であるシャフト2の回転中
心軸と、そのシャフト2及びマグネット1の外周に位置
することになるヨークアセンブリ4の内径D5 の中心軸
は図9における中心軸Jとして完全に一致していること
が理想である。しかしながら、このためには、図10に
おけるメタル軸受3の内径D0 の中心軸J1 、ケース6
の内径D3 の中心軸J2 、ヨークアセンブリ4の内径D
5 の中心軸J3 の全てが一致するように組み付けられて
いなければならない。
【0007】そして、このためにはメタル軸受3の外径
1 とケース6の内径D2 、及びケース6の内径D3
ヨークアセンブリ6の外径D4 の間に、寸法誤差があっ
てはならない。ところが、もちろん完全に寸法誤差を解
消することは不可能なため、実際には外径D1 と内径D
2 、及び内径D3 と外径D4 の公差が累積されて、メタ
ル軸受3の中心軸J1 とヨークアセンブリ4の中心軸J
3 には或る程度の誤差が生じ、一致しない。従って、仮
にメタル軸受3の中心軸J1 がシャフト2の回転中心軸
Jと一致していたとしても、ヨークアセンブリ4の中心
軸J3 はシャフト2の回転中心軸Jとはならない。
【0008】このことから、ヨークアセンブリ4とマグ
ネット1の間のギャップGは、中心軸のずれを考慮して
設定されていなければならず、或る程度以上はギャップ
Gを狭くすることはできないという問題があった。つま
りギャップGを狭くすることによってトルクアップを実
現することはできなかった。
【0009】また、シャフト2の回転中心軸Jとヨーク
アセンブリ4の中心軸J3 のずれにより、ラジアル方向
に対する吸引バランスが悪く損失が大きくなり、安定駆
動性にとって好ましくないという問題もある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点にかんがみてなされたもので、フレームに装着されて
いる軸受部によってロータを回転可能に保持され、ロー
タが挿通されてロータの周囲に位置することになるステ
ータが配されるとともに、該ステータの周囲はケース体
に覆われるようになされているステッピングモータにお
いて、ステータはその一部内周が所定径サイズの取付基
準部として形成され、この取付基準部が軸受部の所定径
サイズとされた外周部に嵌合されることによりステータ
が位置決めされて装着され、かつ、ケース体はステータ
の外周に嵌め込まれる位置状態においてフレームに対し
て直接レーザ溶接により固定されているように構成する
ものである。
【0011】
【作用】軸受部に対してステータ(ヨークアセンブリ)
の装着位置が直接位置決めされることにより、取付部分
の寸法誤差が累積されることはなく、軸受部の内径の中
心軸とステータの内径の中心軸のずれは最小限に抑えら
れる。さらに、カバーはステータの装着位置に対して位
置決めされて、直接フレームに対してレーザ溶接される
ため、ケースの取付位置は軸受部の精度による影響を受
けず、ステータに対して最適な位置状態となる。
【0012】
【実施例】以下、図5〜図8を用いて、まずレーザ溶接
によるケースの固定を実施していない新規なステッピン
グモータを説明し、その後、図1〜図4により本発明の
実施例となるステッピングモータを説明する。
【0013】図5〜図8によるステッピングモータは、
ヨークアセンブリとメタル軸受の中心軸を高精度で一致
させることができるようにしたものであり、図5はステ
ッピングモータを断面図で示し、また図6(a)(b)
(c)(d)はステッピングモータの正面図、平面図、
左側面図、及び右側面図を示す。
【0014】これらの図において、10はステッピング
モータ全体を示し、11はマグネット、12はマグネッ
ト11が装着されているシャフトであり、ロータとされ
ている。13はシャフト12の一端部を支持するピポッ
ト軸受、14はシャフト12が挿通されるメタル軸受で
ある。このピポット軸受13及びメタル軸受14により
シャフト12は回転可能に支持されることになる。
【0015】15はこのステッピングモータ10によっ
て駆動される可動部と連結される連結部であり、例えば
ビデオカメラに本実施例が装着される場合には、この連
結部15にレンズホルダーが連結され、ズームレンズや
フォーカスレンズを移動させるようになされている。
【0016】すなわち、シャフト12の一部にはリード
スクリュー12aが形成されており、一方、連結部15
には、このリードスクリュー12aと噛合するギア部1
5a,15bが設けられ、また、連結部15にはシャフ
ト12と平行に取り付けられているサブガイド軸16が
挿通されているため、シャフト12の回転に伴って、連
結部15はサブガイド軸16に沿って所定方向にスライ
ドされるようになされている。なお、15cは、ギア部
15a,15bとリードスクリュー12aの噛合状態を
良好に保つために取り付けられているバネ材である。
【0017】17はフレームを示し、上記したピポット
軸受13、メタル軸受14、及びサブガイド軸16は、
このフレーム17の所定位置に固定されている。
【0018】18はマグネット11との間に所定幅のギ
ャップGをもってその周囲に位置することになるヨーク
アセンブリであり、このヨークアセンブリ18には2個
のコイル19a,19bが形成され、コイル19a,1
9bに流す電流を順番に切り換えることにより発生する
回転磁界によってマグネット11(シャフト12)が回
転されることになる。20はヨークアセンブリ18の外
周を覆うケース、21はスラストバネ、22はスラスト
受け、23は押え板を示す。
【0019】本実施例においてヨークアセンブリ18は
図7のように成形される。まず、図7(a)のような4
組の極歯ヨークに対して例えば図7(b)のように金型
1,K2 を用いて保持する。金型K1 は矢印A方向に
開閉し、また金型K2 は矢印B方向にスライドするよう
になされている。ここで金型K1 ,K2 は、巻線が施さ
れてコイル19a,19bとされる部分と、シャフト1
2及びマグネット11が挿通されることになる内周面部
分に、樹脂注入スペースS1 ,S2 が得られるように形
成されている。
【0020】この状態でアウトサート成形を行なう。つ
まり所定位置に設けられた樹脂注入ゲートから樹脂注入
スペースS1 ,S2 に対して樹脂を注入する。これによ
って図7(c)及びその拡大断面図である図7(d)に
示すように、樹脂注入スペースS1 に形成される樹脂層
はコイル巻線に対する絶縁層F1 として形成され、また
樹脂注入スペースS2 に形成される樹脂層はヨークアセ
ンブリ18の最内周面層F2 とされる。
【0021】なお、樹脂層F1 ,F2 の厚みは実際には
例えば20μm程度となるように設定されている。な
お、ここでヨークアセンブリ18の内径、即ち最内周面
層F2の内径をd6 とする。この内周面の一部が後述す
る取付基準部18aとして用いられる。
【0022】このようにアウトサート成形が施された
後、図7(e)(f)に平面図及び断面図で示すように
端子ピンPT を圧入してヨークアセンブリ18が完成さ
れる。その後、巻線が施されてコイル19a,19bが
形成される。
【0023】一方、ヨークアセンブリ18以外の主要部
分は図8のように組み付けられる。まず、図8(a)の
ようにフレーム17に対してメタル軸受14が固定され
る。なお、メタル軸受14の外周の直径d7 は、上記し
たヨークアセンブリ18の内径d6 と一致されるように
成形されている。また、メタル軸受14の内径d8はシ
ャフト12の直径と一致するように設定されている。
【0024】次に図8(b)のようにメタル軸受14の
外周上にケース20を嵌め込み、例えばネジ止め、又は
カシメでフレーム17に対して固定する。そして図8
(c)のように、ピポット軸受13をフレーム17に圧
入して固定した後、マグネット11を取り付けたシャフ
ト12によって成るロータをメタル軸受14に挿通し、
端部をピポット軸受13で保持する。
【0025】このように組み立てられた本体部分に上記
したヨークアセンブリ18を組み込むわけであるが、ヨ
ークアセンブリ18の内径d6 はメタル軸受14の外径
7と一致するように成形されているため、内径がd6
であるヨークアセンブリ18の一部を取付基準部18a
として用いて、メタル軸受14に対して装着する。つま
り、取付基準部18aを図5のようにメタル軸受14に
嵌め込んで固定する。従って、ヨークアセンブリ18の
位置決めはメタル軸受14によって直接なされることに
なる。
【0026】なお、ヨークアセンブリ18が装着された
後、スラスト受け22、スラストバネ21、押え板23
が取り付けられ、また、サブガイド軸16及び連結部1
5が装着される。ここで、ヨークアセンブリ18には図
7(c)に示したようにガイド部18bが設けられてい
るが、図5及び図6(d)からわかるように、このガイ
ド部18bがスラスト受け22及びスラストバネ21を
保持することにより、組み付けの容易性がはかられてい
る。また、押え板23はガイド部18を逃げた構造とな
っている。また、サブガイド軸16はフレーム17に設
けられている孔部17a,17bに軽圧入されることに
より取り付けられている。
【0027】このようにヨークアセンブリ18の位置決
めがメタル軸受14への嵌め込みによって成されること
により、ヨークアセンブリ18の中心軸とメタル軸受1
4の中心軸とのズレ量は、寸法誤差が累積されることは
ないため最小限に抑えることができ、従ってヨークアセ
ンブリ18の中心軸はシャフト12の回転中心軸Jと、
より高精度に一致させることができる。
【0028】これによって、本実施例ではマグネット1
1とヨークアセンブリ18の内周面の間に設けられるギ
ャップGをより狭くすることが可能になり(例えば15
0μm程度)、トルクアップも容易となる。さらに、こ
のヨークアセンブリ18とロータの中心軸の高精度な一
致により、ラジアル方向に対する吸引バランスが良くな
り、動作の安定性が向上される。
【0029】ところで、以上のように構成された新規な
ステッピングモータでは、さらに次のような考慮すべき
点がある。
【0030】まず、ヨークアセンブリ18を取り付ける
前に、ケース20をメタル軸受14にはめ込んで、その
状態でビス又はカシメでフレーム17に固定しているも
のであるため、ケース20とメタル軸受14の嵌合部分
の精度が不十分であると、ケース20の位置決めが不正
確となり、これがヨークアセンブリ18の位置に外周側
から影響を与えてしまうことがある。もちろん、ビスや
カシメによる取付であるため、取付位置バランスもそれ
ほど高精度には実現されず、ケース20の位置決めに影
響を与えている。また、メタル軸受14にヨークアセン
ブリ18を圧入する際にも圧入方向の直角度が問題にな
る。
【0031】つまり、これらのことから、上記ステッピ
ングモータでは高精度に一致されるべき中心軸が、場合
によっては非平行状態にずれてしまったり、又はヨーク
アセンブリ18とケース20の間にギャップが生じたり
して上記した効果を損ねてしまうことが考えられる。
【0032】これらのことを考慮して、上述した新規な
ステッピングモータをさらに改良した本発明のステッピ
ングモータの一実施例を、以下、図1〜図4で説明す
る。なお、上記各図と同一部分には同一符合を付し説明
を省略する。図1は全体の構造を示した断面図、図2
(a)(b)(c)はフレーム17の正面図、左側面
図、及び右側面図、図3(a)(b)(c)はケース2
0の左側面図、平面図、及び断面図である。
【0033】この実施例では、ケース20は図3から分
かるように接合用突起部20aが3単位設けられてい
る。なお、20bはヨークアセンブリ18の端子ピンP
T を導出するために設けられている切欠部である。一
方、フレーム17には図2(a)(c)に見られるよう
に、3単位の接合用突起部20aに対応した位置に嵌合
部17cが形成されている。なお、サブガイド軸16を
圧入するための孔部17a,17bは設けられておら
ず、代りにU字状の切欠部17d,17eが形成されて
いる。
【0034】この実施例のステッピングモータの組み付
け手順を説明する。まず、前記図7のようにヨークアセ
ンブリ18を成形するとともに、前記図8(a)のよう
にメタル軸受14をフレーム17に固定する。そして、
この段階で前記図8(b)のようにケース20をメタル
軸受14にはめ込むことは行なわず、先に、図4(a)
のように、ヨークアセンブリ18をメタル軸受14装着
する。なお、同時にピポット軸受13もフレーム17に
取り付ける。
【0035】ここで、図4(b)に示すように、治具T
をヨークアセンブリ18の内周面及びメタル軸受14の
内周面から、ピポット軸受13に達するように挿通して
いく。この治具Tの胴部の太径部分の直径d9 はヨーク
アセンブリ18の内径d6 と一致され、また細径部分の
直径d10はメタル軸受14の内径d8 と一致されてい
る。また、d9 部分とd10部分の中心軸は一致されてい
る。従って、メタル軸受14の外径精度が多少不十分で
あったり、メタル軸受14に対するヨークアセンブリ1
8の圧入時にヨークアセンブリ18の直角度がずれてい
たりしても、治具Tの挿入により各内径の中心軸の一致
が得られる。
【0036】この位置状態で図示するようにケース20
をヨークアセンブリ18にかぶせるように嵌め込み、各
接合用突起部20aをそれぞれフレーム17の各嵌合部
17cにはめ合わせる。そして、各接合用突起部20a
と各嵌合部17cをレーザ溶接で同時に固定する。な
お、同時にピポット軸受13もフレーム17に対してレ
ーザ溶接で固定する。このようにケース20がレーザ溶
接により固定された後、ロータ、即ちマグネット11及
びシャフト12が装着される。この状態は図4(c)に
示される。
【0037】この組み付け方式によると、ケース20は
メタル軸受14によって位置が規定されるものではな
く、また、位置決めされている状態のヨークアセンブリ
18にはめ込まれるものであるため、レーザ溶接直前の
ケース20の位置状態はヨークアセンブリ18に対して
最も適正な位置にある。そして、フレーム17に対して
レーザ溶接で固着されるため、ねじ止めやカシメのよう
に取り付けバランスが狂うこともない。従って、ケース
20の影響によりロータとステータ(ヨークアセンブリ
18)の同軸性が阻害されるということは防止される。
また、ケース20の取付作業もネジ止めやカシメに比べ
て効率化される。
【0038】なお、この後、スラストバネ21及び押え
板23が装着され、さらに、サブガイド軸16及び連結
部15が装着されて図1のようにステッピングモータが
形成される。ただしサブガイド軸16の取付方式は軽圧
入でなく、フレーム17のU字状切欠部17d,17e
に、サブガイド軸16の両端部が上方から嵌入された
後、レーザ溶接で固着される。ここで、サブガイド軸1
6のレーザ溶接時にも所要の治具を使ってシャフト12
との間の平行度を確保するようにすることが好ましい。
【0039】このようにサブガイド軸16をU字状切欠
部17d,17eに嵌入してレーザ溶接することによ
り、サブガイド軸16の平行度の確保が容易となる。つ
まり、上記図5のステッピングモータのようにサブガイ
ド軸16を孔部に圧入して固定する場合は、フレーム1
7(特に孔部17a,17b)の成形誤差によりサブガ
イド軸16のシャフトに対する平行度が阻害されること
があったが、これを溶接時の位置決めにより解消できる
ことになる。
【0040】なお、この実施例ではピポット軸受13及
びサブガイド軸16もレーザ溶接で固定するようにした
が、これらは従来通り圧入により固定しても構わない。
さらに、ケース20のレーザ溶接時にはヨークアセンブ
リ18とメタル軸受14の同軸性が治具Tによって得ら
れるようにしたが、ヨークアセンブリ18とメタル軸受
14の成形精度及び取付方向精度(直角度)が十分得ら
れていれば、治具Tも不要である。
【0041】なお、本発明のステッピングモータは、ヨ
ークアセンブリの成形方法や形状、及びステッピングモ
ータ全体の構造等は、図1に示したものに限定されるも
のではなく、あくまでも、軸受手段に対して直接取り付
けれて装着位置の基準となる取付基準部が形成されて取
り付けられ、さらにヨークアセンブリによってカバーが
位置決めされてフレームに直接レーザ溶接される構造で
あればよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明のステッピン
グモータは、ステータの一部内周が所定径サイズの取付
基準部として形成され、この取付基準部がロータの軸受
部の所定径サイズとされた外周部に嵌合されることによ
り、ステータが位置決めされて装着されるように構成し
たため、ステータの中心軸と軸受部の中心軸とのズレ量
は最小限に抑えることができ、従ってステータの中心軸
とロータの回転中心軸とより高精度に一致させることが
できる。このため、ロータとステータ間のギャップGを
より狭くすることが可能になりトルクアップを実現でき
るという効果がある。また、ラジアル方向に対する吸引
バランスが良くなり、動作の安定性が向上されるという
効果もある。
【0043】そのうえ、ステータが取り付けられた後、
ケース体が位置決めされてレーザ溶接によりフレームに
直接固着されるため、ケース体の位置がステータに影響
を与えて同軸性を損ない上記効果が阻害されることもな
く、また組付作業性も向上するという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のステッピングモータの一実施例の構造
図である。
【図2】本実施例のステッピングモータのフレームの正
面図、左側面図、及び右側面図である。
【図3】本実施例のステッピングモータのケースの左側
面図、平面図、及び断面図である。
【図4】本実施例のステッピングモータの主要部品の取
付手順の説明図である。
【図5】新規なステッピングモータの構造図である。
【図6】図5のステッピングモータの正面図、平面図、
左側面図、及び右側面図である。
【図7】図1及び図5のステッピングモータのヨークア
センブリの成形方法及び構造の説明図である。
【図8】図1のステッピングモータのフレームに対する
主要部品の取付手順の説明図である。
【図9】従来のステッピングモータの主要部の構造図で
ある。
【図10】従来のステッピングモータのヨークアセンブ
リの位置決め方法の説明図である。
【符号の説明】
10 ステッピングモータ 11 マグネット 12 シャフト 14 メタル軸受 17 フレーム 17c 嵌合部 18 ヨークアセンブリ 18a 取付基準部 20 ケース 20a 接合用突起部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームに装着されている軸受部によっ
    てロータを回転可能に保持され、前記ロータが挿通され
    てロータの周囲に位置することになるステータが配され
    るとともに、該ステータの周囲はケース体に覆われるよ
    うになされているステッピングモータにおいて、 前記ステータはその一部内周が所定径サイズの取付基準
    部として形成され、この取付基準部が前記軸受部の所定
    径サイズとされた外周部に嵌合されることにより、前記
    ステータが位置決めされて装着され、 かつ、前記ケース体は前記ステータの外周に嵌め込まれ
    る位置状態において前記フレームに対して直接レーザ溶
    接により固定されていることを特徴とするステッピング
    モータ。
JP2585892A 1992-01-17 1992-01-17 ステッピングモータ Pending JPH05199728A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07163126A (ja) * 1993-11-30 1995-06-23 Canon Inc レンズ駆動用ステッピングモータ
JP2008154427A (ja) * 2006-12-20 2008-07-03 Nidec Sankyo Corp モータ
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