JP4837609B2 - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、光ディスクに対して情報の記録又は再生を行うための光ピックアップ装置に関し、特に、球面収差の補正機能を備えた光ピックアップ装置に関する。
光ピックアップ装置では、光ディスクのカバー層の厚みの差により生じる球面収差を補正するため、コリメータレンズやビームエキスパンダレンズを光軸方向に移動させることで、対物レンズに入射する光束の収束発散角を補正することが行われている。具体的な構成としては、コリメータレンズ又はビームエキスパンダレンズを取り付けた可動ホルダを、ステッピングモータの駆動力により光軸方向に移動させる構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、特許文献1に開示されたBlu−ray Discに対応した光ピックアップ装置では、ビームエキスパンダレンズをステッピングモータによりガイド軸に沿って光軸方向に移動させることで、球面収差の補正を行っている。
一方、青紫色レーザを用いた次世代DVD(Digital Versatile
Disc)規格においては規格が統一されておらず、Blu−ray Disc方式とHD(High Definition) DVD方式の2方式が並存していることから、どちらの方式の光ディスクにも対応できる光ピックアップ装置が求められている。しかしながら、光ディスクの透明層厚みの違いなど光学的仕様の隔たりが大きいことから、1つの対物レンズだけで2つの方式の光ディスクに対応することは難しいため、2つの対物レンズを切り替えて使用する構成が不可避と考えられている。そこで、2つの対物レンズを用い、共通の青紫色レーザからの出射光束の光路上にいずれか一方の対物レンズを位置させるように切り替えを行う光ピックアップ装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
例えば、特許文献2に開示された光ピックアップ装置では、2つの対物レンズを移動させるためのレンズアクチュエータを1台ずつ設け、光路上にいずれか一方の対物レンズを位置させるよう各レンズアクチュエータを駆動制御している。また、球面収差の補正については、ビームエキスパンダ素子を構成する凸レンズ又は凹レンズを移動させている。
特開2005−100481号公報(要約、図1) 特開2006−196053号公報(段落0015〜0024、図1〜6)
しかしながら、上述したように複数の対物レンズを切り替えて使用する光ピックアップ装置において、さらに、コリメータレンズ又はビームエキスパンダレンズを移動させて球面収差の補正機能を設けた場合、対物レンズの切り替え用の駆動装置と、球面収差補正用の駆動装置の両方を設けることになるため、従来のDVD/CD用光ピックアップ装置と比較して、製造コストが増加する上、装置が大型化するという問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、複数の規格の光ディスクに対応可能で、なお且つ球面収差の補正機能を有する光ピックアップ装置において、製造コストの低減と小型化を実現することを目的とする。
本発明に係る光ピックアップ装置は、複数の対物レンズを搭載し、一の対物レンズにより光ディスクに光束を集光させるよう対物レンズの切り替えを行う対物レンズ切り替えアクチュエータと、上記の光束が通過する光路上に配置されたコリメータレンズ又はビームエキスパンダレンズを、ステッピングモータと、ステッピングモータにより回転駆動されるスクリューシャフトとを有するモータ駆動機構により移動させて球面収差を補正する収差補正手段とを備える。スクリューシャフトは、その軸方向において、外周面にねじが形成された第1の部分と、外周面にキーが形成された第2の部分とを有する。対物レンズ切り替えアクチュエータは、モータ駆動機構の駆動力を利用して、対物レンズの切り替えを行うよう構成されている。
この発明によれば、対物レンズの切り替えと球面収差の補正とを、共通のモータ駆動機構の駆動力を用いて行うことができるため、複数の規格(例えばBlu−ray DiscとHD DVD)の光ディスクに対応可能で、なお且つ球面収差の補正機能を有する光ピックアップ装置において、製造コストの低減と小型化を実現することができる。
実施の形態1.
図1(A)及び(B)は、本発明の実施の形態1に係る光ピックアップ装置を示す上面図及び断面図である。この光ピックアップ装置は、図示しない光ディスクに対向配置された対物レンズ11a,11bと、対物レンズ11a,11bを保持する対物レンズホルダ12と、対物レンズホルダ12を保持すると共に回動軸17を中心として回転可能な回転支持体15と、回転軸17が取り付けられたアクチュエータベース16とを有している。アクチュエータベース16は、図示しない光ディスク装置の筐体内において光ディスクの半径方向に移動するベース1の光ディスク側(図1(A)における上側)に固定されている。
図1(B)に示すように、ベース1の下側(アクチュエータベース16と反対側)には、光源である半導体レーザ2が設けられている。さらに、この半導体レーザ2の出射光束の進行方向に、回折格子3と、ダイクロックプリズム4と、偏光プリズム5と、コリメータレンズ6と、反射ミラー9と、偏光板10とが設けられている。反射ミラー9は、光束を反射して上方(すなわち対物レンズ側)に導くものである。ベース1において、反射ミラー9及び偏光板10の上方には、光束を対物レンズ側に導くための開口部16aが形成されている。
上述したコリメータレンズ6は、半導体レーザ2から発散状態で出射された光束を平行光束として出射するものであり、当該コリメータレンズ6の光軸方向に延在するガイド軸8a,8b(図1(B)では符号8で示す)に沿って移動可能な可動ホルダ7に保持されている。これら可動ホルダ7及びガイド軸8は、ベース1の下側に取り付けられたユニットベース28によって保持されている。
ここで、対物レンズ11a,11bの切り替えのための構成について説明する。
対物レンズ11a,11bを支持する対物レンズホルダ12は、複数のワイヤ12a(図5,6参照)によってフォーカシング方向(光軸方向)及びトラッキング方向(光軸に直交する方向)に移動可能に支持されている。また、対物レンズホルダ12の外周面には、駆動用コイル13a,13bが取り付けられており、ワイヤ12aを介して電流が流れるようになっている。また、回転支持体15上には、対物レンズホルダ12の駆動用コイル13a,13bに対向するように、マグネット14a,14bが配置されている。
駆動コイル13a,13bに流れる電流を制御することで、マグネット14a,14bの磁界との作用(電磁力)により、対物レンズをフォーカシング方向及びトラッキング方向に移動させ、光ディスクのデータ列(トラック)に対するフォーカシングずれの制御及びトラッキングずれの制御を行なう。
図2(A)及び(B)は、それぞれ図1(A)及び(B)の状態から対物レンズの切り替えを行った後の光ピックアップ装置を示す平面図及び断面図である。回転支持体15には、後述する切替用スライダ18に係合する係合溝15aが形成されている。係合溝15aは、切替用スライダ18の直進移動方向(すなわち後述するコリメータレンズ6の光軸方向、図中左右方向)に対して傾斜しており、切替用スライダ18の直進移動により回転支持体15が回転軸17を中心として回転するようになっている。回転支持体15の回転により、光路上に位置する対物レンズを、対物レンズ11a(図1)から対物レンズ11b(図2)切り替える。
回転支持体15、回転軸17及び対物レンズホルダ12により、対物レンズ11a,11bの切り替えを行う対物レンズ切り替えアクチュエータが構成されている。
次に、球面収差を補正するための構成について説明する。
図3は、本発明の実施の形態1による光ピックアップ装置における可動ホルダ7及びこれを駆動するためのモータ駆動機構を示す底面図である。
ベース1(図1)に取り付けられた樹脂又は金属製のユニットベース28には、コリメータレンズ6の光軸方向と平行な主ガイド軸8a及び副ガイド軸8bが配置されている。
コリメータレンズ6を保持する可動ホルダ7は、ガイド軸8a,8bに沿って光軸方向に高精度に摺動可能に支持されている。
ユニットベース28には、モータ取付板29を介して、ステッピングモータ20が取り付けられている。ステッピングモータ20の出力軸には、コリメータレンズ6の光軸方向を軸方向とするスクリューシャフト21が取り付けられており、ステッピングモータ20の出力軸と共に回転するようになっている。
可動ホルダ7は、コリメータレンズ6の光軸に直交する方向に延在するアーム部分7cを有しており、このアーム部分7cには、スクリューシャフト21のねじ部21a(図4)と螺合する軸受部22が設けられている。また、可動ホルダ7は、与圧用コイルスプリング27により、図中左方向に軽く与圧され、スクリューシャフト21と軸受部22及び可動ホルダ7とがガタがなく常に密着するようになっている。これにより、ステッピングモータ20の正回転、逆方向回転の両方の回転動作に追従して、可動ホルダ7が軸方向(コリメータレンズ6の光軸方向)に移動する。なお、軸受部22の作用については、後述する。
図4は、ステッピングモータ20及びスクリューシャフト21を含むモータ駆動機構を示す分解斜視図である。スクリューシャフト21は、ステッピングモータ20側から順に、円筒部21cと、外周面に軸方向に延在するスライドキー21dが形成されたスライドキー部(第2の部分)21bと、外周面にねじが形成されたねじ部(第1の部分)21aとを有している。また、ねじ部21aとスライドキー部21bとの間には、軸受部22に対してスクリューシャフト21を空転可能とするための小径部21eが形成されている。
このスクリューシャフト21には、ステッピングモータ20側から順に、切替用スクリューリング19、コイルスプリング24、連結用可動リング23、及び止めリング30が挿入されている。以下、これらについて、順に説明する。
切替用スクリューリング19は、その円筒状の内周面19dにおいて、スクリューシャフト21の円筒部21cの外周面に回転可能に支持されている。また、切替用スクリューリング19の円筒状の外周面には、360度で1周する連続した駆動溝(カム溝)19bが形成されている。
連結用可動リング23は、その円筒状の内周面において、スクリューシャフト21のスライドキー部21bに軸方向に摺動可能に支持されている。連結用可動リング23の円筒状の内面にはキー溝23aが形成され、このキー溝23aとスクリューシャフト21のスライドキー21dとの係合により、連結用可動リング23とスクリューシャフト21とが一体として回転する。
連結用可動リング23は、また、その円筒状の外周面が、切替用スクリューリング19の内側に軸方向に挿入可能に構成されている。連結用可動リング23の上記円筒状の外周面には、軸方向に延在する連結キー23bが形成されている。切替用スクリューリング19において、連結用可動リング23が挿入される円筒状の内周面19eには、連結用可動リング23の連結キー23bを受ける連結キー受取部19aが形成されている。
連結キー受取部19aは、切替用スクリューリング19の軸方向に延在するキー当接端面19hと、当該軸方向に対して傾斜したテーパ面19iとを有している。連結用可動リング23が切替用スクリューリング19に挿入されると、連結用可動リング23の連結キー23bが、連結キー受取部19aのキー当接端面19hに当接し、スクリューシャフト21の順方向(後述)の回転が連結用可動リング23を介して切替用スクリューリング19に伝達されるようになっている。
コイルスプリング24は、切替用スクリューリング19と連結用可動リング23との間に配置され、連結用可動リング23を切替用スクリューリング19から抜け出す方向に押圧するものである。また、止めリング30は、連結用可動リング23を、スクリューシャフト21のスライドキー部21bから外れないように保持するものである。
なお、切替用スクリューリング19の円筒状の外周面には、反射面を有する反射体19cが取り付けられている。また、切替用スクリューリング19(回転部材)が回転原点位置にあるときに上記の反射体19cに対向する位置に、フォトリフレクタ25(図3)が配置されている。フォトリフレクタ25は、LED等の発光部から光を照射して反射光を受光するものであり、これにより切替用スクリューリング19が回転原点位置にあること(又は360度回転したこと)を検出することができる。
すなわち、スクリューシャフト21において、ねじ部21aはコリメータレンズ6を駆動する送り機能を発揮する部分であり、スライドキー部21bは対物レンズ11a,11bを切り替えるための直線運動を得る部分である。また、円筒部21cは、回転動力を伝達しない部分である。細かい送り精度を必要とするねじ部21aと、大きな距離を短時間で直線移動させるスライドキー部21bとを同軸上に並べて構成することにより、動作切り替え(コリメータレンズ6の移動/対物レンズ11a,11bの切り替え)に要する時間のロスを最小限に抑えている。
図3に示すように、スクリューシャフト21のねじ部21aには、可動ホルダ7の軸受部22が螺合している。すなわち、可動ホルダ7の移動可能範囲は、軸受部22とスクリューシャフト21のねじ部21aとが螺合する範囲によって決定される。
ここで、軸受部22(図3)は、スクリューシャフト21のねじ部21aに係合する雌ねじが形成されており、図示しない構造により回転を規制されている。また、軸受部22は、上述した与圧用コイルスプリング27の付勢力により、軸方向に可動ホルダ7と一体となって動作する。そのため、スクリューシャフト21が回転すると、ねじ部21aと軸受部22との係合により、軸受部22が軸方向に移動する(従って可動ホルダ7も軸方向に移動する)。一方、軸受部22が、スクリューシャフト21のねじ部21aを超えて小径部21eに達すると、ねじ部21aと軸受部22との螺合が解除されるため、スクリューシャフト21は空転状態となる。すなわち、スクリューシャフト21が回転しても、可動ホルダ7は軸方向には移動しない状態となる。
従って、軸受部22がスクリューシャフト21aのねじ部21aの有効範囲内(すなわち端部以外)にあるときには、スクリューシャフト21の回転により可動ホルダ7が直進移動し、軸受部22がねじ部21aを超えて小径部21eに達すると、スクリューシャフト21の回転に伴う軸方向の駆動力が可動ホルダ7に伝達されず、可動ホルダ7が軸方向に移動しない状態となる。
図3に示すように、可動ホルダ7には、当該可動ホルダ7が原点位置にあることを検出するためのフィン7aが取り付けられている。また、可動ホルダ7が原点位置にあるときにフィン7aを検知するように、フォトインタラプタ26が配置されている。可動ホルダ7が原点位置にあるときには、フィン7aがフォトインタラプタ26の発光部と受光部との間の光路を遮ぎる。これにより、可動ホルダ7が原点位置にあることを正確に検知することができる。
また、可動ホルダ7において、コリメータレンズ6よりもスクリューシャフト21側には、可動ホルダ7の移動方向と平行な面を有する遮光板7bが設けられている。この遮光板7bは、コリメータレンズ6から迷光として散乱する不要光が、フォトインタラプタ26やフォトリフレクタ25に到達しないように遮光するものである。この遮蔽板7bは、また、コリメータレンズ6で発生するレーザ光の散乱による不要光が、フォトインタラプタ26やフォトリフレクタ25の受光部に入射して誤動作を生じないようにする効果も有している。
フォトリフレクタ25の電気接続端子25a及びフォトインタラプタ26の電気接続端子26aは、ステッピングモータ20の電気接続端子20aと同じ方向に向きを合わせ、一枚の基板31に固定されている。なお、各電気接続端子25a,26a,20aはそれぞれ4つずつ示されているが、端子数は必要に応じて増減することができる。
図5は、図1の状態の光ピックアップ装置の側面図であり、図6は、図2の状態の光ピックアップ装置の側面図である。図5及び図6では、対物レンズの切り替えのための構造を分かり易く示すため、ベース1及びユニットベース28を省略している。
図5に示すように、アクチュエータベース16には、対物レンズの切り替えのための切替用スライダ(直進移動部材)18が、スクリューシャフト21の軸方向に直進移動可能に支持されている。この切替用スライダ18は、切替用スクリューリング19に向けて図中真下に突出する係合部(カムフォロア)18aを有し、この係合部18aが切替用スクリューリング19の駆動溝(カム溝)19bに係合している。スクリューシャフト21の回転に伴って切替用スクリューリング19が回転すると、駆動溝19bと係合部18aとの係合により、切替用スライダ18が直進移動する。
切替用スライダ18は、係合部18aと反対の側(図中上側)に、回転支持体15の係合溝15aに係合する係合部18bを有している。切替用スライダ18が直進移動すると、係合部18bと係合溝15aとの係合により、回転支持体15が回転軸17を中心として所定角度回転する。これにより、対物レンズ11aから対物レンズ11bへの切り替え、又は対物レンズ11bから対物レンズ11aへの切り替えが行われる。
次に、このように構成された光ピックアップ装置の動作について説明する。
まず、光ピックアップ装置の光学系の作用について説明する。図1(B)において、半導体レーザ2から出射された発散光束は、回折格子3と、ダイクロックプリズム4と、偏光プリズム5とを経て、コリメータレンズ6に入射する。コリメータレンズ6を透過した光は、さらに反射ミラー9で鉛直上方に向きを変え、偏光板10を透過して、対物レンズ11a(又は対物レンズ11b)に入射し、光ディスクに集光される。
ここで、コリメータレンズ6の焦点と半導体レーザ2の発光点とが一致したときには、コリメータレンズ6の透過光は平行光となるが、コリメータレンズ6が発光点から遠ざかると収束光となり、逆に発光点に近づくと発散光となる。コリメータレンズ6を光軸方向に移動させ、コリメータレンズ6の透過光を弱発散光又は弱収束光とすることにより、光ディスクのカバー層の厚み等に起因する球面収差を補正することができる。
図7〜図11は、球面収差補正と、対物レンズの切り替えと、それらの動作切り替えとを説明するための図である。図7〜図11には、動作を分かり易く説明するため、軸受部22、連結用可動リング23、切替用スクリューリング19、及び切替用スライダ18の係合部18aが示されている。切替用スクリューリング19については、その内周側に形成された(本来は外側から見えない)連結キー受取部19aが見えるように示されている。スクリューシャフト21は、その中心軸線のみが一点鎖線で示されている。
図7(A)は、スクリューシャフト21が回転原点位置にある状態(すなわち、ステッピングモータ20が回転原点位置にある状態)を示す。この状態では、連結用可動リング23は、まだ切替用スクリューリング19の内側には挿入されていないが、スクリューシャフト21のスライドキー部21b(図4)に係合しているため、スクリューシャフト21と共に回転する。一方、可動ホルダ7の軸受部22は、スクリューシャフト21のねじ部21a(図4)に螺合している。また、対物レンズ11a,11bのうち、対物レンズ11aが光路上に位置している。このようにスクリューシャフト21が回転原点位置にあるときの可動ホルダ7(図3)の位置を、可動ホルダ7の原点位置とする。
図7(B)及び(C)は、スクリューシャフト21が順方向に回転し、図7(A)に示した回転原点位置からの回転角度がそれぞれ45度及び90度となった状態を示す。ここで、「順方向」とは、スクリューシャフト21のねじ部21aに螺合する軸受部22を、スライドキー部21bに向かって軸方向移動させるときのスクリューシャフト21の回転方向を言う。ステッピングモータ20によりスクリューシャフト21が順方向に回転すると、軸受部22とねじ部21aとの螺合により、図7(B)に示すように、軸受部22が連結用可動リング23を切替用スクリューリング19側に付勢する。
スクリューシャフト21がさらに順方向に回転すると、図7(C)に示すように、軸受部22が、連結用可動リング23を切替用スクリューリング19の内側に押し込む。連結用可動リング23は、スクリューシャフト21と共に回転しながら、切替用スクリューリング19の内側に押し込まれる。
図8(A)、(B)及び(C)は、スクリューシャフト21がさらに順方向に回転し、図7(A)に示した回転原点位置からの回転角度がそれぞれ135度、180度及び225度となった状態を示す。
スクリューシャフト21がさらに順方向に回転すると、軸受部22が連結用可動リング23をさらに切替用スクリューリング19内に押し込み、図8(A)に示すように、連結用可動リング23の連結キー23bが、切替用スクリューリング19の連結キー受取部19aのキー当接端面19hとテーパ面19iとの間に入り込む。さらに、スクリューシャフト21の回転原点位置からの回転角度が180度に達すると、図8(B)に示すように、連結用可動リング23の連結キー23bが、キー当接端面19hに当接する。これにより、スクリューシャフト21の回転が、連結用可動リング23を介して切替用スクリューリング19に伝達可能となる。この時点から、切替用スクリューリング19の回転が開始され、対物レンズ11a,11bの切り替え動作が開始される。
一方、図8(B)の時点で、軸受部22はスクリューシャフト21の小径部21eに達している。これ以上スクリューシャフト21が順方向に回転しても、軸受部22は軸方向に移動せず、スクリューシャフト21は空転状態となる。すなわち、スクリューシャフト21の順方向回転に伴う軸方向の駆動力が、可動ホルダ7側に伝達されない状態になる。
図8(B)及び(C)に示すように、スクリューシャフト21がさらに順方向に回転すると、切替用スクリューリング19が同じ方向に回転し、切替用スクリューリング19の駆動溝19bと係合部18aとの係合により、切替用スライダ18がスクリューシャフト21の軸方向(ここでは、スクリューシャフト21の先端に向かう方向)に直進移動する。切替用スライダ18の直進移動により、図3を参照して説明したように、回転支持体15が回転を開始する。
図9(A)、(B)及び(C)は、スクリューシャフト21がさらに順方向に回転し、
図7(A)に示した回転原点位置からの回転角度がそれぞれ270度、315度及び360度となった状態を示す。
図9(A)及び(B)に示すように、スクリューシャフト21がさらに順方向に回転すると、切替用スライダ18がさらに軸方向に移動し、これにより回転支持体15がさらに回転する。図9(C)に示すように、スクリューシャフト21の回転原点位置からの回転角度が360度に達すると(すなわち切替用スクリューリング19の回転角度が180度に達すると)、切替用スライダ18は移動範囲の限界位置に達し、回転支持体15は、対物レンズ11bを光路上に位置させる回転位置(図2)に達する。これにより、対物レンズ11aから対物レンズ11bへの切り替えが完了する。
なお、回転支持体15が、対物レンズ11a又は対物レンズ11bが光路上に位置しているときの回転位置からずれないよう、図示しない磁気ばね又は弾性ばねを用いて切替用スライダ18を保持することが好ましい。
対物レンズ11bへの切り替えが完了した状態を保ちながら、球面収差の補正を行う場合には、図10(A)に示すように、ステッピングモータ20によりスクリューシャフト21を逆方向に回転させる。
スクリューシャフト21を逆方向に回転させると、それまでスクリューシャフト21の小径部21eにあった軸受部22は、再びねじ部21aに螺合しながら直進移動できる状態になるため、切替用スクリューリング19から離れる方向(図10(A)における上方)に移動を開始する。
図10(B)及び(C)は、スクリューシャフト21がさらに逆方向回転を続け、図7(A)に示した回転原点位置からの回転角度が、それぞれ315度及び270度となった状態を示す。
図10(B)及び(C)に示すように、スクリューシャフト21が逆方向回転を続け、軸受部22が、さらに切替用スクリューリング19から離れる方向(図中上方)に移動すると、それまで軸受部22によって切替用スクリューリング19内に押し込まれていた連結用可動リング23が、コイルスプリング24(図4)の付勢力により、切替用スクリューリング19外に向けて移動する。
なお、スクリューシャフト21が逆方向回転を開始すると、連結用可動リング23も同様に逆方向回転するため、切替用スクリューリング19のキー当接端面19hに当接していた連結キー23bは、キー当接端面19hから離れ、切替用スクリューリング19の外部に移動する(図10(A)〜(C))。そのため、スクリューシャフト21の逆方向回転は、切替用スクリューリング19には伝達されず、従って回転支持体15も回転しない。すなわち、スクリューシャフト21の逆方向回転は、対物レンズ11a,11bの切り替えには影響を与えない。
図11(A)及び(B)は、スクリューシャフト21がさらに逆方向回転を続け、図7(A)に示した回転原点位置からの回転角度が、それぞれ225度及び180度となった状態を示す。
図11(A)及び(B)に示すように、スクリューシャフト21がさらに逆方向回転を続けると、連結用可動リング23が切替用スクリューリング19から抜け出す。すなわち、連結用可動リング23の連結キー23bは、切替用スクリューリング19の連結キー受取部19aから完全に抜け出す。
その結果、図11(C)に示すように、スクリューシャフト21がどの方向に回転しても、切替用スクリューリング19に回転が伝達されない状態となる。この状態で、スクリューシャフト21の回転位置制御を行うことで、軸受部22(すなわち可動ホルダ7)の軸方向の位置を制御し、これによりコリメータレンズ6の光軸方向に位置を制御する。このようにして、球面収差の補正が行われる。
なお、対物レンズ11bから対物レンズ11aへの切り替えを行う場合には、再び、スクリューシャフト21を順方向に(連結用可動リング23を切替用スクリューリング19に押し込むまで)回転させる。スクリューシャフト21を360度回転させることにより、対物レンズ11bから対物レンズ11aへの切り替えが行われる。このときの動作は、切替用スライダ18の移動方向が逆になることを除いて、図7〜図9を参照して説明したとおりである。
また、対物レンズ11aへの切り替えが完了した状態を保ちながら、球面収差の補正を行う場合には、スクリューシャフト21を逆方向回転させ、図10〜図11参照して説明した動作を行う。
次に、ステッピングモータ20の制御について説明する。
図12(A)は、ステッピングモータ20を駆動制御するパルスカウント数と、コリメータレンズ6を保持した可動ホルダ7の位置との関係を示す図である。横軸には、ステッピングモータ20の回転量を制御するパルスカウント数を示し、縦軸には、コリメータレンズ6を搭載した可動ホルダ7の移動位置を示す。
図12(B)は、ステッピングモータ20を駆動制御するパルスカウント数と、可動ホルダ7が原点位置にあることを検知するフォトインタラプタ26の出力との関係を示す図である。横軸には、ステッピングモータ20の回転量を制御するパルスカウント数を示し、縦軸には、フォトインタラプタ26の出力(H/L)を示す。
図12(A)に示すように、可動ホルダ7の位置は、ステッピングモータ20のパルスカウント数に比例するように移動している。図12(A)及び(B)において、原点0は、可動ホルダ7が原点位置にあるときのステッピングモータ20の回転位置、すなわち回転原点位置である。この原点位置では、可動ホルダ7のフィン7aが、フォトインタラプタ26の光路を遮る。これにより、図12(B)に示した位置検出信号(H)が得られ、この位置検出信号(H)に基づいてステッピングモータ20の制御が行われる。
図12(A)において、原点0からパルスカウントP1までの区間が、可動ホルダ7の有効ストロークに相当する。この区間(有効ストローク)内で可動ベース7、すなわちコリメータレンズ6を移動することにより、球面収差の補正が行われる。スクリューシャフト21のねじ部21a(図4)の有効範囲が、この有効ストロークに相当している。
また、図12(A)において、原点0からパルスカウントP2までの区間は、連結用可動リング23(図4)を軸方向に移動させ、切替用スクリューリング19に連結するための区間を示している。
このように、原点0を起点として、球面収差補正を行う場合には原点0からパルスカウントP1までの区間を利用し、対物レンズの切り替えを行う場合には一度原点0に戻ってさらにパルスカウントP2まで可動ホルダ7を移動させることで、スクリューシャフト21の回転を切替用スクリューリング19に伝達可能とし、対物レンズの切り替えを行う。このように、球面収差補正と、対物レンズの切り替えと、これらの動作切り替えとが、一つのステッピングモータ20の駆動力で行われる。
図13(A)は、ステッピングモータ20を駆動制御するパルスカウント数と、切替用スライダ18の位置との関係を示す図である。横軸には、ステッピングモータ20の回転量を制御するパルスカウント数を示し、縦軸には、切替用スライダ18の直進移動方向の位置を示す。
図13(B)は、ステッピングモータ20を駆動制御するパルスカウント数と、可動ホルダ7が原点位置にあることを検知するフォトリフレクタ25の出力との関係を示す図である。横軸には、ステッピングモータの回転量を制御するパルスカウント数を示し、縦軸には、フォトリフレクタ25からの出力(H/L)を示す。
図13(A)に示すように、パルスカウントがP2に達するまでの区間(連結用可動リング23を切替用スクリューリング19に連結させるための区間)は、対物レンズの切り替え動作は行われない。これは、切替用スクリューリング19に回転駆動力が伝達されておらず、切替用スライダ18が移動しないためである。
パルスカウントがP2に達した後、対物レンズ11aを光路上に位置させる回転位置A(図1、図5)と、対物レンズ11bを光路上に位置させる回転位置B(図2、図6)との間で回転支持体15を往復させる周期動作が行われる。これは、切替用スクリューリング19に360度で一往復するように形成した駆動溝19bによって、切替用スライダ18が駆動されるためである。
切替用スクリューリング19が回転原点位置にあるときには、その外周面に設けられた反射体19cがフォトリフレクタ25の正面に位置するため、図13(B)に示すようなセンサ信号出力が得られる。原点0からパルスカウントP2までの区間では、切替用スクリューリング19が原点位置から回転していないため、ハイレベルHの出力レベルが検出される。また、切替用スクリューリング19の回転角度360度に対応するパルスカウントP4において、再度ハイレベルHの出力が検出される。これにより、対物レンズの切り替えが確認できる。
図13(A)及び(B)では、パルスカウントがP2からP6まで周期動作が示されているが、実際の切り替え動作には、パルスカウントがP2からP4までの区間、すなわち、切替用スクリューリング19を360度回転させる範囲を利用するだけでよい。
図14(A)は、図13(A)と同様、ステッピングモータ20を駆動制御するパルスカウント数と、切替用スライダ18の位置との関係を示す図である。この図14(A)は、図13(A)に対し、対物レンズ11aではなく、対物レンズ11bが光路上にある状態を初期位置として設定した場合を示すものである。
この場合、図14(A)に示すように、対物レンズ11aが光路上にある回転位置Aにおいて、フォトリフレクタ25からの出力がローレベルLとなる。
図13(A)を参照して説明したのと同様に、パルスカウントがP2に達するまでの区間は、対物レンズの切り替え動作は行われない。また、パルスカウントがP2に達した後、対物レンズ11bを光路上に位置させる回転位置B(図2、図6)と、対物レンズ11aを光路上に位置させる回転位置A(図1、図5)との間で回転支持体15を往復させる周期動作が行われる。なお、図14(A)及び(B)では、パルスカウントがP2からP6まで周期動作が示されているが、実際の切り替え動作には、パルスカウントがP2からP4までの区間を利用するだけでよい。
切替用スクリューリング19が回転原点位置にあるときには、反射体19cがフォトリフレクタ25側とは反対の側に位置するため、図14(B)に示すようなセンサ信号出力が得られる。原点0からパルスカウントP2までの区間では、切替用スクリューリング19が回転位置Bから回転していないため、ローレベルLの出力レベルが検出される。また、切替用スクリューリング19の回転角度180度に対応するパルスカウントP3において、ハイレベルHの出力が検出される。これにより、対物レンズの切り替えが確認できる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、球面収差補正と、対物レンズの切り替えとを共通のステッピングモータ20で行うことができ、それぞれに専用の駆動源を設ける必要がない。従って、コストの低減と装置の小型化を実現することができる。
また、ステッピングモータ20のパルスカウントを管理することで、球面収差補正時のコリメータレンズ6の位置精度、及び、切り替え時の対物レンズの位置精度を向上し、高い再現性を得ることができる。
さらに、回転支持体15の回転動作を、光ディスクに対して平行な面内(光ディスクの回転軸に直交する面内)とすることにより、光ディスクの回転軸方向における各対物レンズ11a,11bの位置精度を高精度に保つことができる。
加えて、回転支持体15が、その係合溝15aにおいて、直進移動する切替用スライダ18の係合部18bと係合しているため、ステッピングモータ20により駆動される切替用スライダ18の直線運動を容易に回転支持体15の回転運動に変換することができる。
また、軸受部22がスクリューシャフト21のねじ部21aに沿って所定の位置に移動したときに、軸受部22が可動リング23を切替用スクリューリング23の内側に押し込み、これにより可動リング23の連結キー23bと切替用スクリューリング19の連結キー受取部19aとを係合させるようにしたので、スクリューシャフト21の回転伝達系統の切り替えを簡単な構成で実現することができる。
さらに、軸受部22が可動リング23を切替用スクリューリング23の内側に押し込んだ時点で、スクリューシャフト21が空転状態となるので、対物レンズの切り替え時には可動ホルダ7への動力伝達を遮断し、コリメータレンズ6を一定の位置に保つことができる。
加えて、可動ホルダ7が原点位置にあるときのステッピングモータ20の回転位置を回転原点位置とし、当該回転原点位置を境として一方の区間で可動ホルダ7の移動による球面収差の補正を行い、他方の区間で対物レンズの切り替えを行うことにより、球面収差の補正、対物レンズの切り替え、及びこれらの動作の切り替えを高精度にパルス制御することが可能になる。
また、切替用スクリューリング19が回転原点位置にあるときには、反射体19cがフォトリフレクタ25により検知されるため、フォトリフレクタ25の出力信号をモニタすることで切替用スクリューリング19の回転位置を確認することができる。
さらに、可動ホルダ7と光センサ(フォトリフレクタ25及びフォトインタラプタ26)との間に、遮光板7bを設けることにより、可動ホルダ7に保持されたコリメータレンズからの不用光が光センサに入射することを防止できる。
加えて、可動ホルダ7の位置を検知するフォトインタラプタ26と、切替用スクリューリング19の位置を検知するフォトリフレクタ25とを設けることにより、球面収差の補正と、対物レンズの切り替えとをそれぞれ高精度に制御することができる。
また、ステッピングモータ20の電気接続端子と、各センサ(フォトリフレクタ25及びフォトインタラプタ26)の電気接続端子とを、互いに同方向に突出させることにより、信号の送受信や電力の供給のための構成を簡単にすることができる。
なお、上述した実施の形態では、球面収差を補正するために、コリメータレンズ6をその光軸方向に移動させたが、コリメータレンズ6の代わりに、ビームエキスパンダレンズを光軸方向に移動させてもよい。この場合、ビームエキスパンダレンズを可動ホルダ7に搭載し、ステッピングモータ20及びスクリューシャフト21を介して、上述したコリメータレンズ6の場合と同様に移動することで、球面収差を補正することができる。
また、上述した実施の形態では、対物レンズ切り替えアクチュエータが、2つの対物レンズ11a,11bを切り替えるよう構成されていたが、対物レンズの数は3つ以上であってもよい。また、対物レンズは、上述したBlu−Ray DiscやHD DVDに限らず、他の光ディスクに対応するものであってもよい。
本発明の実施の形態1に係る光ピックアップ装置を示す平面図(A)及び断面図(B)である。 図1の状態から対物レンズの切り替えを行った後の光ピックアップ装置を示す平面図(A)及び断面図(B)である。 図1の光ピックアップ装置におけるレンズホルダ及びこれを駆動するためのモータ機構を示す上面図である。 図1の光ピックアップ装置におけるステッピングモータ及びスクリューシャフトを含むモータ駆動機構を示す分解斜視図である。 図1に示した状態の光ピックアップ装置を示す側面図である。 図2に示した状態の光ピックアップ装置を示す側面図である。 球面収差補正、対物レンズの切り替え、及びこれらの動作切り替えを説明するための図である。 球面収差補正、対物レンズの切り替え、及びこれらの動作切り替えを説明するための図である。 球面収差補正、対物レンズの切り替え、及びこれらの動作切り替えを説明するための図である。 球面収差補正、対物レンズの切り替え、及びこれらの動作切り替えを説明するための図である。 球面収差補正、対物レンズの切り替え、及びこれらの動作切り替えを説明するための図である。 ステッピングモータを駆動制御するパルスカウントと可動ホルダの位置との関係を示す図である。 ステッピングモータを駆動制御するパルスカウントと切替用スライダの位置との関係を示す図である。 ステッピングモータを駆動制御するパルスカウントと切替用スライダの位置との関係の他の例を示す図である。
符号の説明
1 ベース、 2 半導体レーザ、 3 回折格子、 4 ダイクロイックプリズム、 5 偏光プリズム、 6 コリメータレンズ、 7 可動ホルダ、 7a フィン、 7b 遮光板、 8a,8b ガイド軸、 9 反射ミラー、 10 偏光板、 11a,11b 対物レンズ、 12 対物レンズホルダ、 13a,13b 駆動用コイル、 14a,14b マグネット、 15 回転支持体、 15a 係合溝、 16 アクチュエータベース、 17 回転軸、 18 切替用スライダ、 19 切替用スクリューリング、 19a 連結キー受取部、 19b 駆動溝、 19c 反射体、 20 ステッピングモータ、 20a 端子、 21 スクリューシャフト、 21a ねじ部、 21b スライドキー部、 21c 円筒部、 22 軸受部、 23 連結用可動リング、 23a キー溝、 23b 連結キー、 24 コイルスプリング、 25 フォトリフレクタ、 25a 端子、 26 フォトインタラプタ、 26a 端子、 27 与圧用コイルスプリング、 28 ユニットベース、 30 止めリング、 31 基板。

Claims (11)

  1. 複数の対物レンズを搭載し、一の対物レンズにより光ディスクに光束を集光させるよう対物レンズの切り替えを行う対物レンズ切り替えアクチュエータと、
    前記光束が通過する光路上に配置されたコリメータレンズ又はビームエキスパンダレンズを、ステッピングモータと、前記ステッピングモータにより回転駆動されるスクリューシャフトと有するモータ駆動機構により移動させて球面収差を補正する収差補正手段と
    を備え、
    前記スクリューシャフトは、その軸方向において、外周面にねじが形成された第1の部分と、外周面にキーが形成された第2の部分とを有し、
    前記対物レンズ切り替えアクチュエータが、前記モータ駆動機構の駆動力を利用して、前記対物レンズの切り替えを行うことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 前記対物レンズ切り替えアクチュエータは、
    前記複数の対物レンズを支持する対物レンズホルダと、
    前記対物レンズホルダを支持し、前記光ディスクに略直交する回転軸を中心として回転可能な回転支持体と
    を有することを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  3. 前記モータ駆動機構は、前記ステッピングモータの回転によって直線移動する直進移動部材を有し、
    前記回転支持体は、前記直進移動部材に係合する係合溝を有し、前記直進移動部材と前記係合溝との係合により回転すること
    を特徴とする請求項2に記載の光ピックアップ装置。
  4. 前記モータ駆動機構は、
    前記スクリューシャフトの前記第1の部分に係合する雌ねじを有し、なお且つ、前記コリメータレンズ又はビームエキスパンダレンズを保持する可動ホルダと共に軸方向に移動可能な軸受部と、
    前記スクリューシャフトの前記第2の部分に軸方向に移動可能に取り付けられ、前記スクリューシャフトの前記キーに係合するキー溝を内周面に有し、外周面に連結キーを有する連結用可動リングと、
    前記連結用可動リングの前記連結キーを受ける連結キー受取部を内周面に有し、前記対物レンズ切り替えアクチュエータを駆動するための駆動溝を外周面に有する切替用リングと
    を備え、
    前記軸受部が、前記スクリューシャフトの前記第1の部分から前記第2の部分に向けて移動して所定の位置に達したときに、前記軸受部が前記連結用可動リングを前記切替用リングの内側に押し込むことにより、前記連結キーと前記連結キー受取部とを係合させ、これにより前記スクリューシャフトの回転を前記連結用可動リング及び前記切替用リングを介して前記対物レンズ切り替えアクチュエータに伝達すること
    を特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の光ピックアップ装置。
  5. 前記軸受部が前記所定の位置に達したときに、前記スクリューシャフトが前記軸受部に対して空転状態となり、前記スクリューシャフトから前記可動ホルダへの動力伝達を遮断すること
    を特徴とする請求項に記載の光ピックアップ装置。
  6. 前記モータ駆動機構は、前記コリメータレンズ又はビームエキスパンダレンズを保持する可動ホルダが原点位置にあるときの前記ステッピングモータの回転位置を回転原点位置とし、
    前記回転原点位置を境として一方の区間では前記可動ホルダの移動による球面収差の補正を行い、他方の区間では前記対物レンズ切り替えアクチュエータによる前記対物レンズの切り替えを行うことを特徴とする請求項1からまでのいずれか1項に記載の光ピックアップ装置。
  7. 前記モータ駆動機構は、前記光学系の前記レンズを保持する可動ホルダの位置を検知する第1のセンサと、前記モータ駆動機構に属する回転部材の回転位置を検知する第2のセンサとを有することを特徴とする請求項1からまでのいずれか1項に記載の光ピックアップ装置。
  8. 前記可動ホルダにおいて前記コリメータレンズ又はビームエキスパンダレンズを保持する部分と、前記第1及び第2のセンサとの間に、前記可動ホルダの移動方向と略平行な面を有する遮光板を設けたことを特徴とする請求項に記載の光ピックアップ装置。
  9. 前記第1のセンサはフォトインタラプタであり、前記第2のセンサはフォトリフレクタであることを特徴とする請求項又はに記載の光ピックアップ装置。
  10. 前記ステッピングモータの電気接続端子と、前記第1及び第2のセンサの電気接続端子とは、互いに同方向に突出しており、当該方向は、前記対物レンズ切り替えアクチュエータに向かう方向とは反対方向であることを特徴とする請求項からまでのいずれか1項に記載の光ピックアップ装置。
  11. 前記モータ駆動機構は、前記第2のセンサによる検知信号が出力されてからの回転角度に相当するパルスをカウントすることで、前記収差補正及び前記対物レンズの切り替えを制御することを特徴とする請求項から10までのいずれか1項に記載の光ピックアップ装置。
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