JP2014041675A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コリメートレンズホルダを精度良く移動させられる光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】レーザ光を平行光に変換するコリメートレンズと、コリメートレンズを保持するレンズホルダ7と、前記レンズホルダを光軸方向に移動可能に支持するシャフト75と、前記レンズホルダを光軸方向に移動させる移動機構8と、これらが載置されるハウジング6とを備え、駆動モータによって回転されるリードスクリュ86を軸支するとともに位置決めするための一対の突片832、842を有するフレームとを有し、前記ハウジングは、前記一対の突片が嵌入される一対の嵌入孔と、前記一対の嵌入孔に対して前記一対の突片が嵌入されたときに前記フレームの一部が当接する、前記一対の嵌入孔夫の両側に設けられる一対の当接面とを有し、前記フレームの一部と前記一対の当接面とは、前記リードスクリュと前記シャフトとが平行となるように互いに当接する形状を呈する。
【選択図】図5

Description

本発明は、光ピックアップ装置に関する。
例えば、コリメートレンズと、当該コリメートレンズを保持するレンズホルダと、当該レンズホルダをコリメートレンズの光軸方向に移動させる移動装置とを含んで構成される光ピックアップ装置が知られている(特許文献1)。
特開2007−257805号公報
一般に、特許文献1の移動装置は、駆動モータによって回転されるリードスクリュと、当該リードスクリュの回転力に基づいて、コリメートレンズホルダに対してコリメートレンズの光軸方向の力を伝達するナットと、リードスクリュを軸支するフレームとを有している。そして、光ピックアップ装置におけるハウジングに対する移動装置の位置決めは、当該ハウジングの壁体に対するフレームの固定により行われる。しかし、例えば、当該フレームの形状にはばらつきがあるために、コリメートレンズホルダを移動可能に支持するシャフトと、リードスクリュとが平行となるように、移動装置の位置決めを行うのが困難となることがある。このために、コリメートレンズホルダを移動させる際にリードスクリュとナットとのかみ込みが生じ、当該かみ込みにより、コリメートレンズホルダの移動精度が低下する虞がある。
前述した課題を解決する主たる本発明は、光ディスクの信号記録面に対して信号の記録又は再生動作が行われるように、レーザダイオードから出射されたレーザ光を平行光に変換するコリメートレンズと、前記コリメートレンズを保持するレンズホルダと、前記レンズホルダを前記コリメートレンズの光軸方向に移動可能に支持するシャフトと、前記レンズホルダを前記光軸方向に移動させる移動機構と、前記レンズホルダと、前記シャフトと、前記移動機構とが載置されるハウジングと、を備え、前記移動機構は、駆動モータによって回転されるリードスクリュと、前記リードスクリュの回転力に基づく前記光軸方向の力を前記レンズホルダに伝達する伝達部材と、前記リードスクリュを軸支するとともに、前記リードスクリュを位置決めするための一対の突片を有するフレームと、を有し、前記ハウジングは、前記一対の突片が嵌入される一対の嵌入孔と、前記一対の嵌入孔に対して前記一対の突片が嵌入されたときに前記フレームの一部が当接する、前記一対の嵌入孔夫々における両側に設けられる一対の当接面と、を有し、前記フレームの一部と前記一対の当接面とは、前記リードスクリュと前記シャフトとが平行となるように、互いに当接する形状を呈することを特徴とする光ピックアップ装置である。
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかとなる。
本発明によれば、コリメートレンズホルダを精度良く移動させられる光ピックアップ装置を提供できる。
本発明の実施形態に係る光ピックアップ装置の光学系の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る光ピックアップ装置の光学系の一部の構成を示す図である。 本発明の実施形態における、光ディスク側から見た状態の光ピックアップ装置を示す斜視図である。 本発明の実施形態における、光ディスク側とは反対側から見た状態の光ピックアップ装置を示す斜視図である。 本発明の実施形態における移動装置とコリメートレンズホルダとハウジングとを示す分解斜視図である。 本発明の実施形態におけるコリメートレンズホルダを示す斜視図である。 本発明の実施形態におけるコリメートレンズホルダの一部を示す平面図である。 本発明の実施形態における移動装置を示す斜視図である。 本発明の実施形態における移動装置を示す平面図である。 本発明の実施形態におけるハウジングを示す斜視図である。 本発明の実施形態におけるハウジングを示す平面図である。 本発明の実施形態における、コリメートレンズホルダが取り付けられた状態のハウジングと移動装置を示す分解斜視図である。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
===光ピックアップ装置の光学系===
図1は、本実施形態に係る光ピックアップ装置の光学系の構成を示す図である。図2は、本実施形態に係る光ピックアップ装置の光学系の一部の構成を示す図である。
光ピックアップ装置100は、回転する光ディスク5(図3)にレーザ光を照射し、光ディスク5で反射されるレーザ光の反射光を検出する装置である。光ピックアップ装置100によって情報の記録又は再生が行われる光ディスク5は、例えばBD(Blu―ray Disc)規格の光ディスク(以下、「第1光ディスク5A」と称する)、DVD(Digital Versatile Disc)規格の光ディスク(以下、「第2光ディスク5B」と称する)、CD(Compact Disc)規格の光ディスク(以下、「第3光ディスク5C」と称する)等である。光ピックアップ装置100は、第2光ディスク5B、第3光ディスク5Cに照射される第1レーザ光の光路に沿った第1光学系と、第1光ディスク5Aに照射される第2レーザ光の光路に沿った第2光学系を有する。
===第1光学系===
以下、図1、図2を参照して、本実施形態における光ピックアップ装置の第1光学系について説明する。
第1光学系は、DVD規格及びCD規格用の光学系であり、第1レーザ光源11(レーザダイオード)、回折格子12、第1ビームスプリッタ41(キューブ型ビームスプリッタ)、第2ビームスプリッタ42(プレート型ビームスプリッタ)、フロントモニタダイオード43、1/4波長板44、コリメートレンズ45、第1立ち上げミラー46、第1対物レンズ461(図2)、ホログラム光学素子33、アナモフィックレンズ32、光検出器31(以下、「第1光学系の光学素子等」とも称する)から構成される。
第1レーザ光源11は、第2光ディスク5Bに照射する赤色波長帯(645nm〜675nm)のうち例えば655nmの波長と、第3光ディスク5Cに照射する赤外波長帯(765nm〜805nm)のうち例えば785nmの波長の、異なる2波長の第1レーザ光を選択的に出射する。第1レーザ光源11は、例えば655nmの波長の第1レーザ光を出射する第1レーザダイオード111と、例えば785nmの波長の第1レーザ光を出射する第1レーザダイオード112とを有する。
回折格子12は、第1レーザ光源11が出射した第1レーザ光から、0次光、+1次回折光、−1次回折光を生成する。
第1ビームスプリッタ41は、例えば、赤色波長帯及び赤外波長帯のP偏光のレーザ光を透過し、赤色波長帯及び赤外波長帯のP偏光以外のレーザ光を反射する。第1ビームスプリッタ41は、回折格子12から入射する赤色波長帯又は赤外波長帯のP偏光の第1レーザ光を透過する。尚、第1レーザダイオード111、112は、第1レーザ光として例えば第1ビームスプリッタ41のコーティング膜に対してP偏光のレーザ光を出射するものとする。
第2ビームスプリッタ42は、例えば、P偏光のレーザ光を反射し、S偏光のレーザ光を透過する。第2ビームスプリッタ42は、第1ビームスプリッタ41から入射するP偏光の第1レーザ光を1/4波長板44の方向へ反射する。このとき、第2ビームスプリッタ42は、第1レーザ光の強度を調整するために、第1レーザ光の一部をフロントモニタダイオード43の方向に透過するものとする。尚、フロントモニタダイオード43は、第2ビームスプリッタ42から入射された第1レーザ光の一部に基づいて、第1レーザ光の強度を調整するための光学部品である。又、1/4波長板44から入射する第1レーザ光の反射光は、例えば、第2光ディスク5B又は第3光ディスク5Cで反射してS偏光のレーザ光となっている。よって、第2ビームスプリッタ42は、第1レーザ光の反射光をホログラム光学素子33の方向へ透過する。つまり、第2ビームスプリッタ42は、第1レーザダイオード111、112、第2レーザダイオード211と、光検出器31とをそれぞれ別光路に分離する機能を有することとなる。
1/4波長板44は、第2ビームスプリッタ42から入射する第1レーザ光を、直線偏光光から円偏光光に変換する。又、1/4波長板44は、コリメートレンズ45から入射する第1レーザ光の反射光を、円偏光光から直線偏光光に変換する。
コリメートレンズ45は、1/4波長板44から入射する第1レーザ光を平行光に変換する。つまり、コリメートレンズ45は、光ディスク5の信号記録面に対して信号の記録又は再生動作が行われるように、第1レーザ光又は第2レーザ光を平行光に変換する。
第1立ち上げミラー46は、コリメートレンズ45から入射する第1レーザ光を、第2光ディスク5B又は第3光ディスク5Cの信号記録面に垂直な方向に反射する。又、第1立ち上げミラー46は、第1対物レンズ461から入射する第1レーザ光の反射光を、コリメートレンズ45の方向に反射する。尚、第1立ち上げミラー46は、例えば、赤色波長帯及び赤外波長帯のレーザ光を反射し、赤色波長帯及び赤外波長帯以外のレーザ光を透過する波長選択性を有しているものとする。
第1対物レンズ461は、第1立ち上げミラー46から入射した第1レーザ光を、第2光ディスク5B又は第3光ディスク5Cの信号記録面における信号記録層に集光する。
第2光ディスク5B又は第3光ディスク5Cの信号記録層で反射した第1レーザ光の反射光は、第1対物レンズ461によって平行光に変換された後、第1立ち上げミラー46、コリメートレンズ45を介して1/4波長板44に入射し、1/4波長板44によって円偏光光から直線偏光光に変換される。直線偏光光となった第1レーザ光の反射光は、第2ビームスプリッタ42を介してホログラム光学素子33に入射する。
ホログラム光学素子33は、例えば、第2光ディスク5Bにおける第1レーザ光が集光された信号記録層以外の信号記録層からの反射光が光検出器31に入射しないように、第1レーザ光の反射光の光路を調整する。
アナモフィックレンズ32は、ホログラム光学素子33から入射した第1レーザ光の反射光を、光検出器31に集光させるとともに、第1レーザ光の反射光にフォーカスエラー信号を生成するのに用いられる非点収差を発生させる。尚、フォーカスエラー信号とは、例えば、対物レンズホルダ460(図3)を第1対物レンズ461の光軸方向(図3のZ軸)に変位させる際に用いられる信号である。
光検出器31は、アナモフィックレンズ32から入射される第1レーザ光の反射光を光電変換する。つまり、光検出器31は、第2光ディスク5B又は第3光ディスク5Cで反射された第1レーザ光の反射光が照射され、当該照射された第1レーザ光の反射光を光電変換する。
===第2光学系===
以下、図1、図2を参照して、本実施形態における光ピックアップ装置の第2光学系について説明する。
第2光学系は、BD規格用の光学系であり、第2レーザ光源21(レーザダイオード)、1/2波長板22、第1ビームスプリッタ41、第2ビームスプリッタ42、フロントモニタダイオード43、1/4波長板44、コリメートレンズ45、第2立ち上げミラー47、第2対物レンズ462、ホログラム光学素子33、アナモフィックレンズ32、光検出器31(以下、「第2光学系の光学素子等」とも称する)から構成される。尚、例えば、第1ビームスプリッタ41、第2ビームスプリッタ42、フロントモニタダイオード43、1/4波長板44、コリメートレンズ45、ホログラム光学素子33、アナモフィックレンズ32、光検出器31は、第1光学系と第2光学系で共通に用いられることになる。
第2レーザ光源21は、第1レーザ光源11が発生する第1レーザ光の波長とは異なる、第1光ディスク5Aに照射する青色波長帯(395nm〜420nm)のうち例えば405nmの波長の第2レーザ光を、第1レーザ光とは相補的に発生する。第2レーザ光源21は、例えば405nmの波長の第2レーザ光を発生する第2レーザダイオード211を有する。
1/2波長板22は、直線偏光光である第2レーザ光を例えばP偏光の直線偏光光に変換する。
第1ビームスプリッタ41は、1/2波長板22から入射する青色波長帯のP偏光の第1レーザ光を第2ビームスプリッタ42の方向に反射する。
第2ビームスプリッタ42は、第1ビームスプリッタ41から入射するP偏光の第2レーザ光を1/4波長板44の方向へ反射する。このとき、第2ビームスプリッタ42は、第2レーザ光の強度を調整するために、第2レーザ光の一部をフロントモニタダイオード43の方向に透過するものとする。又、1/4波長板44から入射する第2レーザ光の反射光は、例えば、第1光ディスク5Aで反射してS偏光のレーザ光となっている。よって、第2ビームスプリッタ42は、第2レーザ光の反射光をホログラム光学素子33の方向へ透過する。
1/4波長板44は、第2ビームスプリッタ42から入射する第2レーザ光を、直線偏光光から円偏光光に変換する。又、1/4波長板44は、コリメートレンズ45から入射する第2レーザ光の反射光を、円偏光光から直線偏光光に変換する。
コリメートレンズ45は、1/4波長板44から入射する第2レーザ光を平行光に変換する。コリメートレンズ45で平行光に変換された第2レーザ光は、第1立ち上げミラー46を透過して第2立ち上げミラー47に照射される。
第2立ち上げミラー47は、コリメートレンズ45から入射する第2レーザ光を、第1光ディスク5Aの信号記録面に垂直な方向に反射する。又、第2立ち上げミラー47は、第2対物レンズ462から入射する第2レーザ光の反射光を、コリメートレンズ45の方向に反射する。
第2対物レンズ462は、第2立ち上げミラー47から入射した第2レーザ光を、第1光ディスク5Aの信号記録面における信号記録層に集光する。
第2光ディスク5Aの信号記録層で反射した第2レーザ光の反射光は、第2対物レンズ462によって平行光に変換された後、第2立ち上げミラー47、第1立ち上げミラー46、コリメートレンズ45を介して1/4波長板44に入射し、1/4波長板44によって円偏光光から直線偏光光に変換される。直線偏光光となった第2レーザ光の反射光は、第2ビームスプリッタ42を介してホログラム光学素子33に入射する。
ホログラム光学素子33は、例えば、第2光ディスク5Aにおける第2レーザ光が集光された信号記録層以外の信号記録層からの反射光が光検出器31に入射しないように、第2レーザ光の反射光の光路を調整する。
アナモフィックレンズ32は、ホログラム光学素子33から入射した第2レーザ光の反射光を、光検出器31に集光させるとともに、第2レーザ光の反射光に非点収差を発生させてフォーカスエラー信号を生成する。
光検出器31は、アナモフィックレンズ32から入射される第2レーザ光の反射光を光電変換する。つまり、光検出器31は、第1光ディスク5Aで反射された第2レーザ光の反射光が照射され、当該照射された第2レーザ光の反射光を光電変換する。
===光ピックアップ装置===
以下、図3、図4を参照して、本実施形態における光ピックアップ装置について説明する。図3は、本実施形態における、光ディスク側から見た状態の光ピックアップ装置を示す斜視図である。図4は、本実施形態における、光ディスク側とは反対側から見た状態の光ピックアップ装置を示す斜視図である。尚、図3及び図4において、光ディスク5を回転させるためのスピンドルモータ(不図示)の回転軸50は、説明の便宜上、一点鎖線で示されている。又、図3及び図4において、光ディスク5は、説明の便宜上、一部が省略された状態で一点鎖線で示されている。
光ピックアップ装置100は、ハウジング6、アクチュエータ463、対物レンズホルダ460、第1光学系の光学素子等、第2光学系の光学素子等、コリメートレンズホルダ7(図4)(レンズホルダ)、移動装置8(移動機構)を有する。尚、本実施形態において、Z軸は、光ディスク5を回転させるスピンドルモータの回転軸50の長手方向(フォーカス方向、垂直方向)に沿う軸であり、光ピックアップ装置100から光ディスク5(上側)へ向かう方向を+Z方向とし、光ディスク5から光ピックアップ装置100(下側)へ向かう方向を−Z方向とする。尚、第1光ディスク5A、第2光ディスク5B、第3光ディスク5Cのうち、スピンドルモータによって回転される光ディスクを、説明の便宜上、光ディスク5と称する。Y軸は、光ディスク5の径方向(トラッキング方向、ラジアル方向)に光ピックアップ装置100が移動する方向に沿う軸であり、光ピックアップ装置100が回転軸50から離れる方向を+Y方向とし、光ピックアップ装置100が回転軸50に近づく方向を−Y方向とする。X軸は、光ディスク5のタンジェンシャル方向に沿う軸であり、ハウジング6の一方の側面61から他方の側面62に向かう方向を+X方向とし、ハウジング6の他方の側面62から一方の側面61に向かう方向を−X方向とする。
対物レンズホルダ460は、第1対物レンズ461及び第2対物レンズ462を保持する。対物レンズホルダ460は、第1対物レンズ461及び第2対物レンズ462が光ディスク5のタンジェンシャル方向に沿って隣り合った状態で光ディスク5と対向するように保持する。
アクチュエータ463は、対物レンズホルダ460をフォーカス方向及びトラッキング方向に変位させる装置である。
コリメートレンズホルダ7(図4)は、コリメートレンズ45を保持する。尚、コリメートレンズホルダ7については後述する。
移動装置8は、コリメートレンズホルダ7をコリメートレンズ45の光軸(X軸)に沿って移動させる装置である。尚、移動装置8については後述する。
ハウジング6には、アクチュエータ463、対物レンズホルダ460、第1光学系の光学素子等、第2光学系の光学素子等、コリメートレンズホルダ7(図4)、移動装置8、シャフト75等が載置される。尚、ハウジング6については後述する。
===ハウジング===
以下、図3、図4を参照して、本実施形態におけるハウジングについて説明する。
ハウジング6は、アクチュエータ463、対物レンズホルダ460、第1光学系の光学素子等、第2光学系の光学素子等、コリメートレンズホルダ7、移動装置8、シャフト75等が載置される例えば樹脂製のハウジングである。
ハウジング6は、タンジェンシャル方向(X軸方向)に延びた形状を呈する。トラッキング方向における回転軸50に近い側(−Y)の端部64は、例えば、スピンドルモータ(不図示)を回避するように所定の曲率をもって抉られた形状を呈する。トラッキング方向において回転軸50から遠い側(+Y)の端部63のタンジェンシャル方向の幅は、例えば、光ピックアップ装置100の小型化のために、回転軸50から離れるにつれて短くなっている。
ハウジング6における、光ディスク5側(+Z)とは反対側(−Z)には、コリメートレンズホルダ7及び移動装置8を取り付けるための取付凹部65(図5)が設けられている。尚、取付凹部65については、後述する。
===コリメートレンズホルダ、シャフト===
以下、図5乃至図7を参照して、本実施形態におけるコリメートレンズホルダ及びシャフトについて説明する。図5は、本実施形態における移動装置とコリメートレンズホルダとハウジングとを示す分解斜視図である。尚、副シャフト77は見えない状態となっているが、説明の便宜上、点線で示されている。図6は、本実施形態におけるコリメートレンズホルダを示す斜視図である。図7は、本実施形態におけるコリメートレンズホルダの一部を示す平面図である。尚、図7では、コリメートレンズホルダ7の一部が、説明の便宜上、省略されている。
コリメートレンズホルダ7は、コリメートレンズ45を保持する例えば樹脂製のホルダである。コリメートレンズホルダ7は、例えば金型を用いてモールド成型により一体的に形成されるものとする。コリメートレンズホルダ7は、レンズ保持部材71、連結部材73、支持部材72、ナット保持部材74を有する。
レンズ保持部材71は、コリメートレンズ45を保持するための例えば略矩形の薄板形状を呈する部材である。レンズ保持部材71は、コリメートレンズ45の光軸が第1立ち上げミラー46(図1)及び第2立ち上げミラー47に向かうようにコリメートレンズ45が取り付けられる取付孔71Aを有する。
ここで、第1立ち上げミラー46及び第2立ち上げミラー47は夫々、第1対物レンズ461及び第2対物レンズ462の垂直方向(Z軸)における下側(−Z)側で、タンジェンシャル方向(X軸)において互いに隣り合うように設けられている。つまり、コリメートレンズ45は、コリメートレンズ45の光軸がタンジェンシャル方向に沿うようにレンズ保持部材71に取り付けられることとなる。尚、コリメートレンズ45の光軸とは、例えば、コリメートレンズ45における第1又は第2レーザ光が透過する2面の曲率中心を結ぶ直線のことを示す。又、コリメートレンズ45の光軸は、例えば、コリメートレンズ45の中心を透過する第1又は第2レーザ光に沿っている直線のことを示すこととしてもよい。つまり、コリメートレンズ45の光軸は、X軸に対して平行となっている。
更に、レンズ保持部材71は、副シャフト77を支持する軸受711を有する。尚、副シャフト77(図4)は、コリメートレンズホルダ7を、コリメートレンズ45の光軸に沿って移動可能に支持する棒部材である。副シャフト77は、シャフト75とともにコリメートレンズホルダ7を支持する。副シャフト77は、シャフト75に対して平行となるように設けられているものとする。尚、シャフト75については後述する。
支持部材72は、レンズ保持部材71をタンジェンシャル方向(コリメートレンズ45の光軸方向)に沿って移動可能に支持するための部材である。支持部材72は、例えば、タンジェンシャル方向において延びた形状を呈する。支持部材72は、シャフト75が挿通される挿通孔72Aを有する。
連結部材73は、レンズ保持部材71が支持部材72によって支持されるように、レンズ保持部材71と支持部材72とを連結するための部材である。連結部材73は、レンズ保持部材71に保持されているコリメートレンズ45の光軸と支持部材72に挿通されているシャフト75とが平行となるように、レンズ保持部材71と支持部材72との間に設けられている。
ナット保持部材74は、移動装置8(図7)のナット87(伝達部材)を保持する部材である。ナット保持部材74は、支持部材72における連結部材73及びレンズ保持部材71が延在している側(−Y)とは反対側(+Y)に設けられる。ナット保持部材74は、側板741、742、底板743、745(図7)を有する。
側板741、742は、タンジェンシャル方向において互いに対向するように、支持部材72から延びている。側板741、742は、ハウジング6(図5)に対してコリメートレンズホルダ7及び移動装置8が載置されたときに、リードスクリュ86と接触しないような形状を呈する。側板741、742は、リードスクリュ86の外形を避けるように略U字に抉られた形状を呈する。
底板743、745は、側板741と側板742との間に設けられとともに、ナット保持部材74の底を形成している。底板743、745は、側板741と側板742との間に、ナット87を挿入するための隙間746が形成されるような形状を呈する。底板743、745は、底板743と底板745との間にナット87(図8)の突片87Aが挿入される挿入孔744が形成されるように設けられる。
シャフト75は、コリメートレンズホルダ7をコリメートレンズ45の光軸方向(X軸)に移動可能に支持する棒部材である。シャフト75は、コリメートレンズ45の光軸に沿った状態で挿通孔72Aに挿通される。シャフト75には、シャフト75に挿通された支持部材72に対してアクチュエータ463(図3)から離れる側(+X)に向かう付勢力を与えるバネ76が一方側(−X)に設けられる。シャフト75における一方の端部(−X)及び他方の端部(+X)は夫々、ハウジング6に設けられている軸受692(図4)、軸受691に対して例えば接着剤で固定される。
===移動装置===
以下、図8、図9を参照して、本実施形態における移動装置について説明する。図8は、本実施形態における移動装置を示す斜視図である。図9は、本実施形態における移動装置を示す平面図である。尚、モータ810、軸受811、リードスクリュ86の一部は見えない状態となっているが、説明の便宜上、点線で示されている。
移動装置8は、コリメートレンズホルダ7をコリメートレンズ45の光軸(X軸)に沿って移動させる装置である。移動装置8は、ケース81、モータフレーム82、リードスクリュ86、モータ810(図9)(駆動モータ)、ナット87を有する。尚、ケース81及びモータフレーム82がフレームに相当する。
<ケース>
ケース81は、リードスクリュ86の一部及びモータ810を収容する例えば金属製の略円柱形状を呈するケースである。ケース81は、リードスクリュ86の一部及びモータ810を収容できるように中空構造を呈する。ケース81における第1折曲片84が固定される面(+X)には、リードスクリュ86が挿通される挿通孔81Aが設けられる。ケース81内には、リードスクリュ86の一端を軸支する軸受811(図9)が設けられる。
<モータフレーム>
モータフレーム82は、ハウジング6に対して移動装置8を位置決めするための例えば金属製のフレームである。モータフレーム82は、例えば1枚の金属板を折り曲げ加工して一体的に形成される。モータフレーム82は、第1折曲片84、第2折曲片85、第3折曲片83を有する。
第1折曲片84は、ケース81に対してモータフレーム82を固定するための片である。第1折曲片84は、ケース81の一方の面(+X)に沿った形状を呈する。第1折曲片84には、リードスクリュ86が挿通されるように、ケース81の挿通孔81Aと連通した挿通孔84Aが設けられる。第1折曲片84は、ケース81の一方の面に対して例えば接着剤で固定される。尚、例えば、ケース81に対して第1折曲片84が溶接されることとしてもよい。
更に、第1折曲片84は、突片842を有する。突片842は、第3折曲片83の突片832と対となってハウジング6(図5)に対するリードスクリュ86の位置決めを行うための片である。突片842は、第1折曲片84におけるハウジング6と対向する側の端部(+Z)から突出している。突片842は、ハウジング6の取付凹部65(図10)における嵌入孔67に嵌入されるような形状を呈する。
更に、第1折曲片84は、当接面843、844を有する。当接面843、844は、リードスクリュ86と交差する方向(Y軸)において、突片842の両側に形成される。当接面843、844は夫々、嵌入孔67に対して突片842が嵌入されたときに、ハウジング6の取付凹部65(図10)における当接面672、671と当接する面である。当接面843、844は、例えば光ディスク5のフォーカス方向(X軸)における高さが同一のXY平面上に形成される面である。つまり、突片842の先端から当接面843までの垂直方向(Z軸)の距離と、突片842の先端から当接面844までの垂直方向の距離は同じ距離となる。そして、垂直方向における当接面843、844からリードスクリュ86の略中心までの距離F2は、ハウジング6に対する移動装置8の位置決めが行われた際にリードスクリュ86とシャフト75とが平行となるように設定される。
第2折曲片85は、第1折曲片84における奥側(+Y)の端部からケース81とは反対側(+X)に向かって折り曲げられた形状を呈する。第2折曲片85は、例えばリードスクリュ86に対して平行となるようにリードスクリュ86に沿って延びている。第2折曲片85は、ケース81に対して第3折曲片83を支持するためのアームとしても機能する。
第3折曲片83は、リードスクリュ86の他端を軸支するための部材である。第3折曲片83は、第2折曲片85におけるケース81から遠い側の端部(+X)から手前側(−Y)に向かって折り曲げられた形状を呈する。第3折曲片83の略中央には、リードスクリュ86の他端を軸支する軸受831が設けられている。
更に、第3折曲片83は、突片832を有する。突片832は、第1折曲片84の突片842と対となってハウジング6に対するリードスクリュ86の位置決めを行うための片である。突片832は、第3折曲片83におけるハウジング6と対向する側の端部から突出している。突片832は、ハウジング6の取付凹部65における嵌入孔66(図10)に嵌入されるような形状を呈する。つまり、突片832及び突片842は、リードスクリュ86に沿った方向(X軸、第1方向)に並ぶように設けられている。尚、突片832及び突片842が、リードスクリュ86を位置決めするための一対の突片に相当する。
更に、第3折曲片83は、当接面833、834を有する。当接面833、834は、リードスクリュ86と交差する方向(Y軸)において、突片832の両側に形成される。当接面833、834は夫々、嵌入孔66に対して突片832が嵌入されたときに、ハウジング6の取付凹部65における当接面662、661と当接する面である。当接面833、834は、例えば光ディスク5のフォーカス方向における高さが同一のXY平面上に形成される面である。つまり、突片832の先端から当接面833までの垂直方向(Z軸)の距離と、突片832の先端から当接面834までの垂直方向の距離は同じ距離となる。そして、垂直方向における当接面833、834からリードスクリュ86の略中心までの距離F1は、ハウジング6に対する移動装置8の位置決めが行われた際にリードスクリュ86とシャフト75とが平行となるように設定される。尚、当接面833、834、843、844がフレームの一部に相当する。
<リードスクリュ>
リードスクリュ86は、ナット87に対して回転力を与えるための長尺形状を呈する金属製の棒部材である。リードスクリュ86の外周には、螺旋状の螺子溝861が形成されている。リードスクリュ86は、A1方向またはA2方向に回転するように、リードスクリュ86一端及び他端が夫々、軸受811及び軸受831に軸支される。
<ナット>
ナット87は、リードスクリュ86の回転力をリードスクリュ86に沿った方向(X軸)の力に変換して、当該変換された力をコリメートレンズホルダ7に伝達する例えば樹脂製の部材である。ナット87は、貫通孔87B、突片87A、当接面871、872(図9)を有する。
貫通孔87Bは、リードスクリュ86に対してナット87を螺合するためのナット87の略中央に設けられた孔である。貫通孔87B内には、リードスクリュ86の螺子溝861に対応した螺子山(不図示)が形成されている。尚、例えば、螺子溝861と貫通孔87B内の螺子山は、リードスクリュ86がA1方向に回転したときにナット87がケース81に近づく方向(−X)に移動し、リードスクリュ86がA2方向に回転したときにナット87がケース81から離れる方向(+X)に移動するように、形成されていることとする。
突片87Aは、ナット保持部材74に対してナット87を固定するためのナット87の一部である。突片87Aは、ナット87におけるハウジング6(図5)と対向する側の端部(+Z)から突出している。突片87Aは、ナット保持部材74の挿入孔744に挿入されるような形状を呈する。
当接面871、872(図9)は、突片87Aの両側に形成されている。当接面871、872は夫々、ナット87がナット保持部材74の隙間746に挿入され、且つ、突片87Aが挿入孔744に挿入されたときに、底板745、743に当接する。従って、リードスクリュ86のA1方向又はA2方向の回転力がナット87に伝達された際に、ナット87がリードスクリュ86を中心に回転しないように、ナット87がナット保持部材74に対して固定されることとなる。
<モータ>
モータ810(図9)は、フレキシブルケーブル89を介して供給されるパルス信号に基づいてリードスクリュ86を回転させるための例えばステッピングモータである。モータ810は、リードスクリュ86がA1方向に回転する回転力、又は、リードスクリュ86がA2方向に回転する回転力を、リードスクリュ86の一端に伝達するものとする。
===取付凹部===
以下、図10、図11を参照して、本実施形態における取付凹部について説明する。図10は、本実施形態におけるハウジングを示す斜視図である。図11は、本実施形態におけるハウジングを示す平面図である。
取付凹部65は、シャフト75、コリメートレンズホルダ7及び移動装置8を取り付けるための、ハウジング6に設けられている窪みである。取付凹部65内には、嵌入孔66、67、軸受691、692、当接面661、662、671、672が設けられる。尚、嵌入孔66及び嵌入孔67が一対の嵌入孔に相当する。
嵌入孔66、67は夫々、移動装置8の突片832、842が嵌入される一対の孔である。嵌入孔66、67は夫々、ハウジング6における移動装置8と対向する対向板651における、突片832、842と対向する位置に設けられる。嵌入孔66、67は、移動装置8のリードスクリュ86が延びる方向(X軸)に沿って設けられる。
リードスクリュ86が延びる方向に対して交差する方向(Y軸)における嵌入孔66の幅D3、嵌入孔67の幅D4は夫々、突片833、843が夫々嵌入孔66、67に嵌入されるように、リードスクリュ86が延びる方向に対して交差する方向における突片833の幅D1、突片843の幅D2よりも長く設定されている。嵌入孔66の幅D3、嵌入孔67の幅D4は、突片833、843が夫々嵌入孔66、67に嵌るような長さに設定されている。
リードスクリュ86が延びる方向における嵌入孔66の幅E3、嵌入孔67の幅E4は夫々、突片833、843が夫々嵌入孔66、67に嵌入されるように、リードスクリュ86が延びる方向における突片833の幅E1、突片843の幅E2よりも長く設定されている。嵌入孔67の幅E4は、突片843が67に嵌るような長さに設定されている。従って、嵌入孔67に嵌入された突片843は、X軸方向およびY軸方向においてハウジング6に対して位置決めされて固定されることとなる。
一方、嵌入孔66の幅E3は、突片832が嵌入孔66に嵌入されたときにリードスクリュ86が延びる方向において隙間ができるような長さに設定されている。当該隙間は、例えば、リードスクリュ86が延びる方向(第1方向)におけるモータフレーム82の長さのばらつきによる、突片833、843の間の距離のばらつきを吸収するための遊びである。つまり、嵌入孔66の幅E3は、第1方向における突片832及び突片842の間の距離のばらつきを考慮した幅とされている。尚、モータフレーム82の長さのばらつきは、例えば、モータフレーム82の設計マージン等に基づくものである。従って、突片832は、嵌入孔66に確実に嵌入されるとともに、Y軸方向においてハウジング6に対して位置決めされて固定されることとなる。
当接面661、662は、移動装置8と対向する対向板651の一部に設けられている面である。当接面661、662は夫々、第3折曲片83の対向面834、833と対向する位置に設けられている。つまり、当接面661、662は、リードスクリュ86と交差する方向(Y軸、第2方向)において嵌入孔66の両側に設けられている。尚、第2方向は、前述の第1方向と交差する方向のことである。当接面661、662は、ハウジング6に対する移動装置8の位置決めが確実に行われるように、例えば光ディスク5のフォーカス方向における高さが同一のXY平面上に設けられる。そして、当接面661、662は夫々、光ディスク5のフォーカス方向における高さが同一のXY平面上で当接面834、833に沿うような形状を呈する。つまり、当接面661、662は、垂直方向における高さ位置が相互に同様となっている。従って、当接面661、662は夫々、リードスクリュ86とシャフト75とが平行となるように、当接面834、833と当接するような形状を呈することとなる。
当接面671、672は、移動装置8と対向する対向板651の一部に設けられている面である。当接面671、672は夫々、第1折曲片84の対向面844、843と対向する位置に設けられている。つまり、当接面671、672は、リードスクリュ86と交差する方向(第2方向)において嵌入孔67の両側に設けられている。当接面671、672は、ハウジング6に対する移動装置8の位置決めが確実に行われるように、例えば光ディスク5のフォーカス方向における高さが同一のXY平面上に設けられる。そして、当接面671、672は夫々、光ディスク5のフォーカス方向における高さが同一のXY平面上で当接面844、843に沿うような形状を呈する。つまり、当接面671、672は、垂直方向における高さ位置が相互に同様となっている。従って、当接面671、672は夫々、リードスクリュ86とシャフト75とが平行となるように、当接面844、843と当接するような形状を呈することとなる。尚、例えば、当接面661、662、671、672の全てが光ディスク5のフォーカス方向における高さが同一のXY平面上に設けられることとしてもよい。
軸受691、692は、ハウジング6に対してシャフト75を固定するための部材である。軸受692、691は夫々、シャフト75における一方の端部(−X)及び他方の端部(+X)が固定されるように、取付凹部65内に設けられている。
===コリメートレンズホルダ及び移動装置の取り付け===
以下、図4、図5、図10、図12を参照して、本実施形態におけるハウジングに対するコリメートレンズホルダ及び移動装置の取り付けについて説明する。図12は、本実施形態におけるコリメートレンズホルダが取り付けられた状態のハウジングと移動装置を示す分解斜視図である。
コリメートレンズ45が、コリメートレンズホルダ7の取付孔71A(図5)に取り付けられる。シャフト75が、支持部材72に挿通される。バネ76が、シャフト75における一方の端部(−X)からシャフト75に取り付けられる。軸受711が副シャフト77に支持されるように、シャフト75が軸受691、692に対して固定される。シャフト75における一方の端部及び他方の端部(+X)は夫々、軸受692、691に対して例えば接着剤等を用いて固定される。そして、コリメートレンズホルダ7が、ハウジング6に取り付けられることとなる。
その後、移動装置8がハウジング6に取り付けられる。移動装置8は、ナット87がナット保持部材74に保持されるように、ハウジング6に取り付けられる(図12)。ナット87(図5)がナット保持部材74における隙間746内に挿入された状態で、移動装置8がハウジング6に位置決めされる。移動装置8の突片832、842が夫々嵌入孔66、67(図10)に嵌入される。このとき、前述したように、移動装置8の当接面834、833、844、843が夫々、ハウジング6の当接面661、662、671、672に当接して、リードスクリュ86がシャフト75に対して平行となる。従って、コリメートレンズホルダ7が+X側又は−X側に移動するときの、リードスクリュ86とナット87とのかみ込みの発生が抑制されることとなる。
尚、リードスクリュ86とナット87とのかみ込みとは、例えば、リードスクリュ86とシャフト75とが平行でないことに基づいて発生する、螺子溝861と貫通孔87B内の螺子山とのかみ込みである。当該螺子溝861と貫通孔87B内の螺子山とのかみ込みは、例えば、リードスクリュ86とシャフト75とが平行でないときに、コリメートレンズホルダ7が移動する際に発生する。リードスクリュ86とナット87とのかみ込みが発生した場合、リードスクリュ86に対してナット87が固定されるので、リードスクリュ86に対してモータ810から回転力が供給されているにも関わらず、例えば、リードスクリュ86が回転しないこととなる。このため、リードスクリュ86とナット87とのかみ込みが発生した場合、コリメートレンズホルダ7の移動精度が低下することとなる。従って、リードスクリュ86とナット87とのかみ込みが発生しないように、シャフト75に対してリードスクリュ86を平行にするのが望ましい。
その後、移動装置8は、ハウジング6に対して例えば接着剤等を用いて固定される。例えば、移動装置8における第2折曲片85(図8)が、ハウジング6の側壁683(図10)に接着される。更に、例えば、移動装置8におけるケース81(図8)がハウジング6の側壁681、接着片682に接着される。
===コリメートレンズホルダの移動===
以下、図3、図8、図9を参照して、本実施形態におけるコリメートレンズホルダの移動について説明する。
モータ810(図9)に供給されるパルス信号に基づいて、コリメートレンズホルダ7をアクチュエータ463側(−X)に移動させる場合、コリメートレンズホルダ7をアクチュエータ463側とは反対側(+X)に移動させる場合に分けて説明する。尚、コリメートレンズホルダ7は、バネ76によって+X方向に向かって付勢されているので、コリメートレンズホルダ7の側板742とナット87とは常に当接した状態となっている。
<コリメートレンズホルダ7をアクチュエータ463側に移動させる場合>
モータ810(図9)からの駆動力によってリードスクリュ86が、A1方向(図8)に回転する。当該A1方向への回転力に基づいて、ナット87(図4)が、−X側に移動することとなる。当該ナット87が−X側に移動する力に基づいて、コリメートレンズホルダ7は、−X側に移動することとなる。
<コリメートレンズホルダ7をアクチュエータ463側とは反対側に移動させる場合>
モータ810(図9)からの駆動力によってリードスクリュ86が、A2方向(図8)に回転する。当該A2方向への回転力に基づいて、ナット87(図4)が、+X側に移動することとなる。当該ナット87が+X側に移動する力に基づいて、コリメートレンズホルダ7は、+X側に移動することとなる。
前述したように、第1レーザ光源11及び第2レーザ光源21は夫々、第1レーザ光及び第2レーザ光を出射する。コリメートレンズ45は、光ディスク5の信号記録面に対して信号の記録又は再生動作が行われるように、第1レーザ光及び第2レーザ光を平行光に変換する。コリメートレンズホルダ7は、コリメートレンズ45を保持する。シャフト75は、コリメートレンズホルダ7をコリメートレンズ45の光軸方向に移動可能に支持する。移動装置8は、コリメートレンズホルダ7をコリメートレンズ45の光軸方向に移動させる。ハウジング6には、コリメートレンズホルダ7と、シャフト75と、移動装置8とが載置される。移動装置8は、リードスクリュ86、ナット87、ケース81、モータフレーム82を有する。リードスクリュ86は、モータ810によって回転される。ナット87は、リードスクリュ86の回転力に基づくコリメートレンズ45の光軸方向の力をコリメートレンズホルダ7に伝達する。ケース81及びモータフレーム82は、リードスクリュ86を軸支する。更に、ケース81及びモータフレーム82は、リードスクリュを位置決めするための一対の突片832、842を有する。ハウジング6は、一対の嵌入孔66、67と、一対の当接面661、662、一対の当接面671、672を有する。一対の嵌入孔66、67には、一対の突片832、842が嵌入される。一対の当接面661、662は、嵌入孔66の両側に設けられる。更に、一対の当接面661、662は、一対の嵌入孔66、67に対して一対の突片832、842が嵌入されたときに、モータフレーム82の一部である当接面834、833に当接する。又、一対の当接面671、672は、嵌入孔67の両側に設けられる。更に、一対の当接面671、672は、一対の嵌入孔66、67に対して一対の突片832、842が嵌入されたときに、モータフレーム82の一部である当接面844、843に当接する。移動装置8の当接面834、833、844、843と、ハウジング6の当接面661、662、671、672とは、リードスクリュ86とシャフト75とが平行となるように、互いに当接する形状を呈する。これらの構成により、リードスクリュ86がシャフト75に対して平行となるように、移動装置8が確実に位置決めされる。よって、コリメートレンズホルダ7(図4)が+X側又は−X側に移動するときの、リードスクリュ86とナット87とのかみ込みの発生が抑制されることとなる。つまり、当該かみ込みに基づく、リードスクリュ86に対するナット87の固定を抑制することができる。従って、コリメートレンズホルダ7を精度良く移動させられる光ピックアップ装置100を提供できる。
又、一対の突片832、842は、リードスクリュ86に沿った第1方向(X軸)に並ぶように設けられる。一対の嵌入孔66、67のうちの嵌入孔66における第1方向の幅E3(図11)は、第1方向における一対の突片832、842の間の距離のばらつきを考慮した幅とされる。これらの構成により、例えば、モータフレーム82の設計マージン等に基づいて突片832、842の間の距離のばらついたときも、嵌入孔66、67に対して突片832、842が確実に嵌入されることとなる。よって、リードスクリュ86がシャフト75に対して平行となるように、移動装置8が確実に位置決めされる。従って、リードスクリュ86とナット87とのかみ込みを抑制して、コリメートレンズホルダ7の移動精度を向上させることができる。
又、一対の当接面661、662は、第1方向と交差する第2方向(Y軸)において嵌入孔66の両側に設けられる。一対の当接面671、672は、第1方向と交差する第2方向において嵌入孔67の両側に設けられる。この構成により、第1の方向及び第2の方向の双方において、ハウジング6に対する移動装置8の位置決めを確実に行うことができる。従って、リードスクリュ86とシャフト75とを確実に平行にして、コリメートレンズホルダ7の移動精度を更に向上させることができる。
又、一対の当接面661、662は、光ディスク5のフォーカス方向(Z軸)における高さが同一の平面(XY平面)上に設けられる。一対の当接面671、672は、光ディスク5のフォーカス方向における高さが同一の平面(XY平面)上に設けられる。この構成により、移動装置8の当接面834、833、844、843夫々と、ハウジング6の当接面661、662、671、672とを当接させて、リードスクリュ86とシャフト75とを確実に平行にすることができる。従って、コリメートレンズホルダ7の移動精度を更に向上させることができる。又、ハウジング6及び移動装置8の加工が比較的容易となり、光ピックアップ装置100の製造コストを低減させることができる。
又、モータフレーム82及びケース81は、ハウジング6に対して接着剤で固定される。この構成により、例えば、コリメートレンズホルダ7が移動する際の振動に基づいて、移動装置8の位置ずれが発生するのを防止することができる。よって、比較的長期間に亘ってコリメートレンズホルダ7の移動精度が低下しない光ピックアップ装置100を提供することができる。
尚、本実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
5 光ディスク
6 ハウジング
7 コリメートレンズホルダ
8 移動装置
11 第1レーザ光源
21 第2レーザ光源
45 コリメートレンズ
65 取付凹部
66、67 嵌入孔
75 シャフト
81 ケース
82 モータフレーム
86 リードスクリュ
87 ナット
87A、832、842 突片
100 光ピックアップ装置
661、662、671、672、833、834、843、844 当接面
810 モータ

Claims (5)

  1. 光ディスクの信号記録面に対して信号の記録又は再生動作が行われるように、レーザダイオードから出射されたレーザ光を平行光に変換するコリメートレンズと、
    前記コリメートレンズを保持するレンズホルダと、
    前記レンズホルダを前記コリメートレンズの光軸方向に移動可能に支持するシャフトと、
    前記レンズホルダを前記光軸方向に移動させる移動機構と、
    前記レンズホルダと、前記シャフトと、前記移動機構とが載置されるハウジングと、を備え、
    前記移動機構は、
    駆動モータによって回転されるリードスクリュと、
    前記リードスクリュの回転力に基づく前記光軸方向の力を前記レンズホルダに伝達する伝達部材と、
    前記リードスクリュを軸支するとともに、前記リードスクリュを位置決めするための一対の突片を有するフレームと、を有し、
    前記ハウジングは、
    前記一対の突片が嵌入される一対の嵌入孔と、
    前記一対の嵌入孔に対して前記一対の突片が嵌入されたときに前記フレームの一部が当接する、前記一対の嵌入孔夫々における両側に設けられる一対の当接面と、を有し、
    前記フレームの一部と前記一対の当接面とは、前記リードスクリュと前記シャフトとが平行となるように、互いに当接する形状を呈すること
    を特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 前記一対の突片は、前記リードスクリュに沿った第1方向に並ぶように設けられ、
    前記一対の嵌入孔のうちの一方の嵌入孔における前記第1方向の幅は、前記第1方向における前記一対の突片の間の距離のばらつきを考慮した幅とされること
    を特徴とした請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  3. 前記一対の当接面は、前記第1方向と交差する第2方向において前記一対の嵌入孔夫々の両側に設けられること
    を特徴とした請求項2に記載の光ピックアップ装置。
  4. 前記一対の当接面は、前記光ディスクのフォーカス方向における高さが同一の平面上に設けられること
    を特徴とした請求項3に記載の光ピックアップ装置。
  5. 前記フレームは、前記ハウジングに対して接着剤で固定されること
    を特徴とした請求項1乃至4の何れかに記載の光ピックアップ装置。
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