JP4834960B2 - 電子源応用装置 - Google Patents
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Description
本実施形態の電子源応用装置は、図1に示すように、電界放射により電子線を放出する電子源10と、電子源10が収納されたケース20とを備え、ケース20には、電子源に対向する部位に矩形状の窓孔21が設けられるとともに、窓孔21と電子源10との間の空間へ供給する乾燥ガス(例えば、乾燥空気、乾燥酸素、不活性ガスなど)を導入する複数(本実施形態では、2つ)のガス導入口22が設けられている。ここに、乾燥ガスとは、低湿度のガスのことであり、湿度が30%RH以下のガスであることが望ましく、10%RH以下であるとさらに好ましい。なお、図1中の矢印F1はガス導入口22を通してケース20内へ導入する乾燥ガスの流れを示し、同図中の一点鎖線の矢印は電子源10から放出された電子e−の流れを示している。
本実施形態の電子源応用装置の基本構成は実施形態1と略同じであって、図4に示すように、ケース20の内側において窓孔21の周部に配置される引出し電極31と、ケース20の外側に配置され表面電極7との間に表面電極7を低電位側として加速電圧が印加される平板状のアノード電極9とを備えている点が相違し、他の構成は実施形態1と同じなので説明を省略する。ここにおいて、引出し電極31の形状は、ケース20の内側で矩形状の窓孔21を全周に亙って囲む矩形枠状の形状としてある。要するに、引出し電極31は、電子源10の表面電極7(図2参照)の表面に平行な面内の形状が矩形枠状となっている。
本実施形態の電子源応用装置の基本構成は実施形態1と略同じであって、図7に示すように、ケース20の外側において窓孔21における電子源10とは反対側に配置されるメッシュ状のグリッド電極32を備えている点が相違し、他の構成は実施形態1と同じなので図示および説明を省略する。なお、グリッド電極32は、金属や金属以外の導電体により形成すればよい。
本実施形態の電子源応用装置の基本構成は実施形態3と略同じであって、図8に示すように、グリッド電極32と窓孔21との間の空間を囲む囲み部24がケース20から突設され、囲み部24には、グリッド電極32と窓孔21との間の空間へ供給するガス(例えば、乾燥ガス、水蒸気を含んだガスなど)を導入するガス導入口25が2つ設けられている点が相違し、他の構成は実施形態3と同じなので図示および説明を省略する。ここに、囲み部24は、ケース20の外側において窓孔21における電子源10とは反対側に離間した窓部を有しており、窓部にグリッド電極32を設けてある。また、ガス導入口25は図8における囲み部24の左右両側壁それぞれから側方へ突出した円筒状の導入部24aの先端面に形成されているが、ガス導入口25の数は実施形態1にて説明したガス導入口22の数と同様に特に限定するものではない。なお、図8中の矢印F2はガス導入口25を通して囲み部24内へ導入するガスの流れを示している。
本実施形態の電子源応用装置の基本構成は実施形態1と略同じであって、図9に示すように、電子源10の表面電極7(図2参照)に対向配置され表面電極7との間に表面電極7を低電位側として加速電圧が印加されるメッシュ状のアノード電極9がケース20の内側に配置されている点や、アノード電極9と表面電極7との間にアノード電極9を高電位側(つまり、表面電極7を低電位側)として直流電圧(加速電圧)Vcを与える加速用電源(図示せず)を備えている点が相違し、他の構成は実施形態1と同じなので図示および説明を省略する。
本実施形態の電子源応用装置の基本構成は実施形態1と略同じであって、図10に示すように、ケース20の外側に、表面電極7に対向配置されて表面電極7との間に表面電極7を低電位側として加速電圧Vcが印加される矩形枠状のアノード電極9が配置されている点と、ケース20の内側にメッシュ状の引出し電極31が配置されている点とが相違し、他の構成は実施形態1と同じなので図示および説明を省略する。
本実施形態の電子源応用装置の基本構成は実施形態2と略同じであって、図11に示すように、ケース20の窓孔21とアノード電極9との間の空間(つまり、ケース20の外側における窓孔21の前方領域)へ側方から所望のイオン化対象のガスとして例えば、水蒸気、薬効を含んだ水蒸気などを吹きつけるように供給する水分供給手段40を備えている点が相違し、他の構成は実施形態2と同じなので図示および説明を省略する。なお、図11中の二点鎖線はガス供給手段40から供給されるガスの流れを模式的に示したものである。また、本実施形態では、水分供給手段40が、ガス供給手段を構成している。
本実施形態の電子源応用装置の基本構成は実施形態2と略同じであって、図12に示すように、アノード電極9における電子源10側の面(電子源10との対向面)に、ケース20内で発生した電子の照射により活性化される触媒からなる被処理物33が配置されている点が相違し、他の構成は実施形態2と同じなので図示および説明を省略する。なお、被処理物33は、触媒に限定するものではなく、電子あるいはイオンの照射により化学的作用、物理的作用、生物的作用などが生じる物質(例えば、水など)であればよい。
20 ケース
21 窓孔
22 ガス導入口
Claims (9)
- 大気圧中で電子を放出可能な電子源と、電子源が収納されたケースとを備え、ケースには、電子源に対向する部位に窓孔が設けられるとともに、窓孔と電子源との間の空間へ供給する乾燥ガスを導入するガス導入口が電子源の側方に設けられてなり、ガス導入口から導入された乾燥ガスが窓孔から排出されるものであり、電子源は、下部電極と表面電極との間に、下部電極の表面側に列設され下部電極の厚み方向に延びている柱状の多結晶シリコンのグレインと、グレイン間に介在する多数のナノメータオーダのシリコン微結晶と、各シリコン微結晶の表面に形成され当該シリコン微結晶の結晶粒径よりも小さな膜厚の多数の絶縁膜とを有する強電界ドリフト層を備え、表面電極を通して窓孔と電子源との間の空間へ電子を放出することを特徴とする電子源応用装置。
- 前記ケースの内側において前記窓孔の周部に配置される引出し電極を備えることを特徴とする請求項1記載の電子源応用装置。
- 前記ケースの外側において前記窓孔における前記電子源とは反対側に配置されるグリッド電極を備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の電子源応用装置。
- 前記ケースには、前記ケースの外側において前記窓孔における前記電子源とは反対側に離間した窓部を有して窓部と前記窓孔との間の空間を囲む囲み部が突設され、囲み部には、窓部と前記窓孔との間の空間へ供給するガスを導入する別のガス導入口が設けられてなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の電子源応用装置。
- 前記ケースの外側に配置され前記電子源を低電位側として加速電圧が印加されるアノード電極を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の電子源応用装置。
- 前記ケースの外側における前記窓孔の前方領域へ所望のイオン化対象のガスを供給するガス供給手段を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の電子源応用装置。
- 前記アノード電極における前記電子源側の面に被処理物が配置されてなることを特徴とする請求項5記載の電子源応用装置。
- 前記グリッド電極における前記電子源側の面に被処理物が配置されてなることを特徴とする請求項3記載の電子源応用装置。
- 前記乾燥ガスが、酸素を含むガスであることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の電子源応用装置。
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