JP4834520B2 - 情報装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録媒体の挿入方向先端側に設けられた可動側コネクタを装置の固定側コネクタに接続することによってデータの授受を行う情報装置に係り、特に、記録媒体をユーザの手動操作によってコネクタ接続するタイプの情報装置に関するものである。
従来より、ハードディスク等のデータ格納部を内蔵した記録媒体を筐体の収納部内に挿入することにより、記録媒体の挿入方向先端側に設けられた可動側コネクタと収納部内に配設された固定側コネクタとを接続し、このコネクタ接続を介して記録媒体と装置間でデータの授受を行うようにした情報装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。ここで、コネクタ接続される可動側コネクタと固定側コネクタのうち、一方は複数のクリップ状メス型端子を所定ピッチで配列したものからなり、他方は複数のピン状オス型端子をメス型端子と同ピッチで配列したものからなる。また、筐体の収納部は前面を開口した直方体形状の空間であり、この収納部の相対向する内側面には前後方向に延びる凸状のガイドレールが形成されている。記録媒体は収納部の前面開口から内部に挿入されるようになっており、記録媒体の両側面にはガイドレールに対応する凹状のガイド溝が形成されている。
このように概略構成された情報装置において、ユーザが記録媒体を手動操作で収納部の内部に挿入すると、記録媒体はガイド溝とガイドレールの凹凸嵌合によって収納部奥側の後退位置へと案内され、この後退位置で記録媒体の可動側コネクタに筐体の固定側コネクタが嵌挿されて両者はコネクタ接続状態となる。また、ユーザがコネクタ接続状態にある記録媒体を挿入時と逆向きに引き抜き操作すると、可動側コネクタが固定側コネクタから抜き出て接続解除された後、記録媒体はガイド溝とガイドレールの凹凸嵌合に案内されて収納部の前面開口から取り出される。
特開2001−291382号公報(第4−5頁、図3)
前述した従来の情報装置では、記録媒体の両側面に形成されたガイド溝と収納部の両内側面に形成されたガイドレールとを凹凸嵌合させることにより、記録媒体が収納部に対して幅方向と高さ方向に位置決めされた状態で前後方向へ案内移動されるため、収納部の後退位置で記録媒体の可動側コネクタと筐体の固定側コネクタとを確実にコネクタ接続することができる。しかしながら、ガイド溝をガイドレールに凹凸嵌合して構成されるガイド機構に記録媒体の位置決め機能と前後方向へのガイド機能の両方を持たせているため、記録媒体の外形寸法のばらつきに起因して両ガイド溝の底面間隔が両ガイドレールの対向間隔よりも極端に狭くなってしまうと、記録媒体が収納部の幅方向へガタついて可動側コネクタに固定側コネクタを確実に嵌挿することができなくなる。このような理由により、記録媒体の予想される寸法誤差範囲内で両ガイドレールの対向間隔を両ガイド溝の底面間隔よりも若干狭く設定しておく必要があるが、それに伴ってガイド機構の凹凸嵌合力が必然的に高められていくため、可動側コネクタを固定側コネクタに対して挿抜させるとき、コネクタ挿抜力にガイド機構の大きな凹凸嵌合力が付加されて全体として非常に強い力が必要となり、記録媒体を手動操作するユーザにとって使い勝手が悪くなるという問題があった。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、ユーザの軽い手動操作力で記録媒体を確実にコネクタ接続することができる情報装置を提供することにある。
本発明は、筐体側のガイド手段によって収納部の前後方向へ案内移動するようにした可動ホルダに記録媒体の挿入ガイド機能を持たせ、収納部内の前進位置にロック状態で保持された可動ホルダに記録媒体を挿入・保持した後、この可動ホルダをアンロック状態に切り替えてガイド手段により収納部内の後退位置まで導き、この後退位置で記録媒体の可動側コネクタと固定側コネクタとを接続することとした。
本発明の情報装置は、筐体の収納部内にガイド手段によって前後方向へ案内される可動ホルダを配置すると共に、この可動ホルダを収納部内の前進位置で記録媒体の挿入によってロック/アンロック状態に切り替え可能となし、収納部内の前進位置にロック状態で保持された可動ホルダにユーザが手動操作により記録媒体を挿入・保持した後、可動ホルダをアンロック状態に切り替えた後、ユーザがさらに記録媒体を押し込み、その押し込み力により、コイルばねの付勢力に抗して駆動ピンがカム孔の傾斜部前端から屈曲部まで移動し、その後さらに記録媒体を押し込む際に、駆動ピンがカム孔の前記屈曲部からロック部まで移動すると共に、この後退位置で記録媒体の可動側コネクタと固定側コネクタとを接続するようにしたので、前進位置にある可動ホルダに記録媒体を挿入・保持するときに必要とされる挿入力は、その後にガイド手段が可動ホルダを前進位置と後退位置間で案内移動するときには不要となるため、ユーザは後退位置で記録媒体の可動側コネクタを固定側コネクタに対して軽い手動操作力で確実に挿抜することができる。
本発明の情報装置では、前面を開口した収納部の後面側に固定側コネクタが配設された筐体と、挿入方向の先端側に可動側コネクタを有する記録媒体が挿入・保持される可動ホルダと、この可動ホルダを前記収納部内の前進位置と後退位置との間で前後方向へ案内するガイド手段と、前記前進位置で前記可動ホルダを前記筐体に対してロック/アンロック状態に切り替え可能な切替手段とを備え、前記前進位置にロック状態で保持された前記可動ホルダにユーザが手動操作により前記記録媒体を挿入することにより、この記録媒体の挿入力で前記切替手段を動作させて前記可動ホルダをアンロック状態にした後、ユーザがさらに前記記録媒体を押し込むことにより前記可動ホルダを前記ガイド手段に沿って前記後退位置まで移動して前記可動側コネクタを前記固定側コネクタに接続させるように構成してある情報装置であって、前記記録媒体の挿入方向に対して略直交方向へ移動可能なスライドロック板を設け、このスライドロック板と前記可動ホルダのいずれか一方にカム孔を設けると共に、いずれか他方に前記カム孔内を摺動する駆動ピンを設け、前記可動ホルダが前記前進位置から前記後退位置まで移動したときに、前記駆動ピンを前記カム孔と連続するロック部に係合させることにより、前記スライドロック板が前記可動ホルダを前記後退位置にロックし、前記スライドロック板を、前記駆動ピンが前記ロック部に入り込む方向へコイルばねで付勢し、前記カム孔が、前記記録媒体の挿入方向に対して傾斜する方向へ延び、中央に屈曲部を有するく字状の傾斜部と、この傾斜部の端部から前記記録媒体の挿入方向に対して略直交方向へ延びる前記ロック部とを有し、前記可動ホルダの前後進に伴って前記駆動ピンが前記傾斜部内を移動すると共に、前記可動ホルダが前記後退位置まで移動したときに、前記駆動ピンが前記傾斜部から前記ロック部へ移行するようにし、前記可動ホルダをアンロック状態にした後の前記記録媒体の押し込み力により、前記コイルばねの付勢力に抗して前記駆動ピンが前記カム孔の傾斜部前端から前記屈曲部まで移動し、その後さらに前記記録媒体を押し込む際に、前記駆動ピンが前記カム孔の前記屈曲部から前記ロック部まで移動すると共に前記可動側コネクタを前記固定側コネクタに接続させるように構成した。
このように構成された情報装置では、収納部の前進位置にある可動ホルダに記録媒体を挿入・保持するときに必要とされる挿入力が、記録媒体の挿入された可動ホルダを前進位置と後退位置間で案内移動するときには一切不要となる。すなわち、可動ホルダに対する記録媒体の挿入操作タイミングと、可動側コネクタと固定側コネクタの接続操作タイミングとを完全に分離したため、ユーザは記録媒体の可動側コネクタを固定側コネクタに対して軽い手動操作力で確実に挿抜することができる。
また、記録媒体の挿入方向に対して略直交方向へ移動可能なスライドロック板を設け、このスライドロック板と可動ホルダのいずれか一方にカム孔を設けると共に、いずれか他方にカム孔内を摺動する駆動ピンを設け、可動ホルダが前進位置から後退位置まで移動したときに、駆動ピンをカム孔と連続するロック部に係合させることにより、スライドロック板が可動ホルダを後退位置にロックするように構成したので、記録媒体を保持した可動ホルダが後退位置から不用意に移動しなくなるため、確実なコネクタ接続状態を維持することができる。
また、上記構成において、筐体にイジェクトレバーを前後方向へ移動可能に支持し、このイジェクトレバーの押し込み操作に伴ってスライドロック板を記録媒体の挿入方向に対して略直交方向へ移動することにより、駆動ピンがロック部から傾斜部へ移行して可動ホルダのロック状態を解除するように構成すると、記録媒体を収納部から取り出す排出機構を簡略化することができて好ましい。
また、上記の構成において、可動ホルダをロック/アンロック状態に切り替え可能な切替手段が、可動ホルダに移動可能に支持されたロックレバーと、筐体に設けられた係止部と、ロックレバーを係止部と係合する方向へ付勢するばね部材とを有し、前進位置に保持された可動ホルダに挿入された記録媒体がばね部材の付勢力に抗してロックレバーを移動することにより、該ロックレバーと係止部の係合が解除されて可動ホルダをロック状態からにアンロック状態に切り替えるように構成すると、簡単な構成で切替手段を実現することができて好ましい。
実施例について図面を参照して説明すると、図1は本発明の実施例に係る情報装置の待機状態を示す平面図、図2は該情報装置の待機状態を示す側面図、図3は該情報装置に備えられる可動ホルダに記録媒体を挿入完了した状態を示す平面図、図4は該可動ホルダに記録媒体を挿入完了した状態を示す側面図、図5は該可動ホルダの移動途中状態を示す平面図、図6は該記録媒体のコネクタ接続状態を示す平面図、図7は該記録媒体のコネクタ接続状態を示す側面図、図8は該記録媒体の取り出し途中状態を示す平面図である。
本実施例に係る情報装置は、図示しない装置本体の外装ケース内に設置された収納部1aを有する箱形形状の筐体1と、収納部1aの内部に前後方向(矢印X1−X2方向)へ移動可能に配置された可動ホルダ2と、筐体1に左右方向(矢印Y1−Y2方向)へ移動可能に支持されたスライドロック板3とを備えており、上記外装ケースおよび収納部1aの前面開口を通して筐体1に対して記録媒体4を挿入/排出できるようになっている。この記録媒体4は合成樹脂製のケーシングの内部にハードディスク(図示せず)を収納した携帯端末機であり、その挿入側端面には可動側コネクタ5が設けられると共に、上面にはディスプレイ4aと操作ノブ4bが配設されている。また、記録媒体4の下面には一対の係合溝4cが形成され、記録媒体4の左右両側面には挿入/排出方向へ延びるガイド溝4dが形成されている。
筐体1の収納部1aは前面を開口した直方体形状の空間であり、この収納部1aの相対向する両内側面には前後方向へ延びるガイド溝1bが形成されている。また、収納部1aの最奥部には固定側コネクタ6が設けられており、後述するように、記録媒体4が収納部1a内に格納された装着状態において、記録媒体4の可動側コネクタ5が固定側コネクタ6に接続されるようになっている。なお、詳細な構造は図示省略されているが、可動側コネクタ5は複数のクリップ状メス型端子を所定ピッチで配列したものからなり、固定側コネクタ6は複数のピン状オス型端子をメス型端子と同ピッチで配列したものからなる。
可動ホルダ2は前面全体と後面の一部を開口した箱状体からなり、記録媒体4はこの可動ホルダ2に挿入・保持されるようになっている。可動ホルダ2の両外側面には前後方向へ延びるガイド突起2aが形成されており、これらガイド突起2aが筐体1の対応するガイド溝1bに移動可能に嵌合されることにより、可動ホルダ2を収納部1a内の前進位置と後退位置との間で案内移動するガイド手段が構成されている。また、可動ホルダ2の両内側面には前後方向に延びるガイドレール2bが形成されており、これらガイドレール2bにガイド溝4dを嵌合することにより、記録媒体4は可動ホルダ2の内部に挿入ガイドされるようになっている。ここで、使用される記録媒体4は一般的に市販されているものであって、その外形寸法は製品毎に若干のばらつきが予想されるので、記録媒体4の予想される寸法誤差範囲内で両ガイドレール2bの対向間隔は両ガイド溝4dの底面間隔よりも僅かに広く設定されている。また、両ガイドレール2bの厚みは両ガイド溝4dの溝幅よりも僅かに小さくなるように設定されている。その結果、記録媒体4は可動ホルダ2に対して高い位置精度で挿入・保持されることになるが、ガイドレール2bとガイド溝4d間の凹凸嵌合力が高くなるため、ユーザは記録媒体4をある程度大きな力で可動ホルダ2に挿入する必要がある。一方、ガイド溝1bとガイド突起2aの寸法公差は記録媒体4の外形寸法誤差に比べて小さく設定できるため、これらガイド溝1bとガイド突起2a間の凹凸嵌合力は低くて済み、可動ホルダ2は小さな力で前後方向へ移動することができる。
可動ホルダ2の後端部と筐体1の前端部との間には一対のコイルばね7が張架されており、可動ホルダ2はこれらコイルばね7によって筐体1の手前側(X1方向)へ弾性付勢されている。可動ホルダ2の底面には、一対の駆動ピン2cが植設されると共に、一対のロックアーム8がY1−Y2方向に延びる軸を中心に回動可能に支持されている。これらロックアーム8の先端側には爪部8aが形成されており、筐体1の収納部1aの底面には爪部8aに対向する傾斜面1cが形成されている。ロックアーム8の後端部には板ばね9が弾接されており、爪部8aはこの板ばね9の弾発力によって傾斜面1cに圧接されている。ロックアーム8の爪部8aは記録媒体4の下面に形成された係合溝4cと係脱可能であり、図2に示すように、前進位置にある可動ホルダ2に記録媒体4が挿入されていない待機状態において、爪部8aは傾斜面1cの下段部に圧接されて可動ホルダ2の底面とほぼ同一面に保持されている。
可動ホルダ2の上面には一対のロックレバー10が回動可能に支持されており、これらロックレバー10は筐体1の上面に植設された係止ピン11と係脱可能になっている。ロックレバー10は捩りコイルばね12によって係止ピン11と係止する方向へ回動付勢されており、このようにロックレバー10が係止ピン11に係止することにより、可動ホルダ2は前進位置で筐体1に対してロック状態となって奥側(X2方向)への移動が阻止される。また、ロックレバー10の後端には受部10aが形成されており、この受部10aは下方に延びて可動ホルダ2の後端部に位置している。受部10aは可動ホルダ2に挿入される記録媒体4の挿入側端面に対向しており、記録媒体4が可動ホルダ2の最奥部まで挿入されて受部10aを押圧すると、ロックレバー10が捩りコイルばね12に抗して回動して係止ピン11から離脱することにより、可動ホルダ2は筐体1に対してアンロック状態となって奥側への移動が許可される。すなわち、これらロックレバー10と係止ピン11(係止部)および捩りコイルばね12(ばね部材)によって、可動ホルダ2を筐体1に対してロック/アンロック状態に切り替え可能な切替手段が構成されている。
スライドロック板3は可動ホルダ2の下方に配置されており、このスライドロック板3には一対の長孔13と一対のカム孔14が形成されている。長孔13には筐体1の底面に植設されたガイドピン15が挿入されており、これら長孔13とガイドピン15との係合によってスライドロック板3の移動方向が左右方向(Y1−Y2方向)に規制されている。また、スライドロック板3の後端部と筐体1の後端面との間にはコイルばね16が張架されており、スライドロック板3はこのコイルばね16によって筐体1の右側(Y2方向)へ弾性付勢されている。スライドロック板3のカム孔14は、記録媒体4の挿入/排出方向に対して傾斜方向へ延びる逆くの字状の傾斜部14aと、記録媒体4の挿入/排出方向に対して直交方向へ延びるロック部14bとを有しており、ロック部14bは傾斜部14aの後端に連続している。このカム孔14には可動ホルダ2の底面に植設された駆動ピン2cが挿入されており、可動ホルダ2の前後方向への移動に伴って駆動ピン2cがカム孔14内を移動することにより、可動ホルダ2の前後進移動がスライドロック板3の左右方向への移動に変換されるようになっている。
すなわち、収納部1aの前進位置で可動ホルダ2がロック状態に保持されているとき、図1に示すように、駆動ピン2cは傾斜部14aの前端と係合しており、スライドロック板3は右側(Y2方向)の末端位置に保持されている。また、可動ホルダ2が収納部1aの前進位置から後退位置へ移動するとき、図5,6に示すように、駆動ピン2cはカム孔14の傾斜部14aを経てロック部14bまで移動し、その間にスライドロック板3は左側(Y1方向)の末端位置まで移動した後に右側の末端位置へ戻る。そして、この後退位置で駆動ピン2cがロック部14bに係合することにより、可動ホルダ2が後退位置で筐体1に対してロック状態となって手前側(X1方向)への移動が阻止される。
スライドロック板3の右側端には三角形状の突出部3aが形成されており、この突出部3aはスライドロック板3の左右方向への移動に伴って筐体1の右側面から出入するようになっている。この筐体1の右側面にはイジェクトレバー17が前後方向(X1−X2方向)へ移動可能に支持されており、このイジェクトレバー17はコイルばね18によって筐体1の手前側(X1方向)へ弾性付勢されている。イジェクトレバー17はスライドロック板3の突出部3aに係合しており、イジェクトレバー17をコイルばね18に抗して筐体1の奥側へ押し込み操作すると、この押し込み力が突出部3aの傾斜面で水平方向の移動に変換されることにより、スライドロック板3が右側の末端位置から左方側(Y2方向)へ移動するようになっている。
次に、上記のごとく構成された情報装置の動作を説明する。
図1,2は記録媒体4が可動ホルダ2に挿入されていない待機状態を示しており、この場合、可動ホルダ2は収納部1aの前進位置まで移動してロックレバー10と係止ピン11の係合によってロック状態に維持されている。また、可動ホルダ2の駆動ピン2cはスライドロック板3の傾斜部14aの前端と係合しており、スライドロック板3は右側(Y2方向)の末端位置に保持されている。さらに、ロックアーム8の爪部8aは筐体1に形成された傾斜面1cの下段部に圧接されており、爪部8aの上端は可動ホルダ2の底面とほぼ同一面に保持されている。
かかる待機状態において、ユーザが手動操作により記録媒体4を可動ホルダ2の前面開口から内部に挿入すると、記録媒体4は自身のガイド溝4dがガイドレール2bに嵌合することで可動ホルダ2の奥側へと挿入ガイドされる。そして、記録媒体4が可動ホルダ2の最奥部まで挿入されると、図3に示すように、記録媒体4の挿入側端面が受部10aに当接してこれを押圧するため、ロックレバー10が捩りコイルばね12に抗して回動して係止ピン11から離脱する。その結果、可動ホルダ2はロック状態からアンロック状態に切り替えられ、この時点で可動ホルダ2は筐体1の奥側への移動が許可される。
このように可動ホルダ2がアンロック状態に切り替えられた後、ユーザが記録媒体4を収納部1aの奥側へさらに押し込むと、可動ホルダ2のガイド突起2aが筐体1のガイド溝1bに沿って案内移動されることにより、可動ホルダ2を収納部1aの前進位置から後退位置へ向かって矢印X2方向へ移動させることができ、かかる可動ホルダ2の移動に伴って駆動ピン2cがカム孔14の傾斜部14a内を通ってロック部14bまで移動する。この場合、まず可動ホルダ2が図3から図5に示す位置までX2方向へ移動する間に、駆動ピン2cが傾斜部14aの前端から中央の屈曲部まで移動するため、それに伴ってスライドロック板3が右側の末端位置から矢印Y1方向へ移動して左側の末端位置に至る。次いで可動ホルダ2が図5から図6に示す後退位置まで移動する間に、駆動ピン2cが傾斜部14aの屈曲部からロック部14bまで移動し、それに伴ってスライドロック板3が左側の末端位置から矢印Y2方向へ移動して右側の末端位置に戻るため、可動ホルダ2は後退位置で駆動ピン2cとロック部14bとの係合によってロック状態に保持される。そして、このように可動ホルダ2が後退位置まで移動する直前にユーザの挿入力によって記録媒体4の可動側コネクタ5が固定側コネクタ6に接続されるため、これら可動側コネクタ5と固定側コネクタ6のコネクタ接続を介して記録媒体4のハードディスクに格納された各種データを装置本体側に授受することができる。
また、かかる可動ホルダ2のX2方向への移動に伴ってロックアーム8の爪部8aが傾斜面1cの下段部から上段部へ移行するため、図7に示すように、ロックアーム8が回動して記録媒体4の係合溝4cに係合し、このロックアーム8によって記録媒体4が可動ホルダ2から脱落しないように保持される。したがって、記録媒体4を収納部1a内に格納した装着状態において、可動ホルダ2が後退位置でスライドロック板3によって筐体1の手前側(X1方向)への移動が阻止されたロック状態に保持されると共に、記録媒体4がロックアーム8によって可動ホルダ2内に確実に保持されるため、記録媒体4が収納部1aから不用意に飛び出すことはない。なお、このように可動ホルダ2がガイド手段(ガイド溝1bとガイド突起2a)によって前進位置から後退位置まで案内移動される間、記録媒体4を可動ホルダ2内に挿入・保持するときに必要とされる挿入力(記録媒体4と可動ホルダ2との凹凸嵌合力)は不要であるため、ユーザは記録媒体4に対する軽い挿入力で可動ホルダ2を後退位置までスムーズに移動することができると共に、後退位置で記録媒体4の可動側コネクタ5を固定側コネクタ6に対して軽い挿入力で確実に接続することができる。
図6に示すコネクタ接続状態から記録媒体4を収納部1aの外部に取り出す場合は、ユーザがイジェクトレバー17を筐体1の奥側(X2方向)へ押し込むと、図8に示すように、このイジェクトレバー17の押し込み操作力によってスライドロック板3が筐体1の左側(Y1方向)へ移動する。これによりスライドロック板3が右側の末端位置から左方へと移動し、スライドロック板3による可動ホルダ2のロック状態が解除されるため、駆動ピン2cがカム孔14のロック部14bから傾斜部14aへ移行する。これにより可動ホルダ2が後退位置から筐体1の手前側(X1方向)へ移動し、図8に示すように駆動ピン2cが傾斜部14aの中央の屈曲部まで移動する間に、可動側コネクタ5が固定側コネクタ6から抜け出て両者のコネクタ接続が解除される。この場合も記録媒体4と可動ホルダ2との間の凹凸嵌合力はコネクタ抜去力に対して全く妨げとならないため、ユーザはイジェクトレバー17への軽い押し込み操作力で可動側コネクタ5と固定側コネクタ6間のコネクタ接続状態を解除することができる。そして、可動側コネクタ5と固定側コネクタ6間のコネクタ接続状態が解除された後、イジェクトレバー17の押し込み力を解除すると、スライドロック板3はY2方向へ復帰し、可動ホルダ2はコイルばね7のばね力によって図3に示す前進位置までさらに移動するため、記録媒体4の挿入方向後端部が収納部1aの前面開口から突出する位置まで押し出される。また、このように可動ホルダ2が前進位置まで移動する間にロックアーム8と記録媒体4の係合溝4cとの係合が解除されるため、ユーザは記録媒体4の後端部を掴んで可動ホルダ2から取り出すことができる。その結果、図1に示すように、ロックレバー10が回動して係止ピン11と係合するため、可動ホルダ2は再び筐体1の奥側(X2方向)への移動が阻止されたロック状態に戻る。
なお、上記実施例では、記録媒体4としてハードディスクを内蔵した携帯端末機を例示して説明したが、半導体メモリや光ディスクを内蔵した記録媒体を用いることも可能である。
また、上記実施例では、可動ホルダ2の両外側面に形成したガイド突起2aを筐体1の両内側面に形成したガイド溝1bに凹凸嵌合することにより、可動ホルダ2を収納部1a内の前進位置と後退位置との間で案内移動するガイド手段が構成される場合について説明したが、これと逆に筐体のガイド突起を可動ホルダのガイド溝に凹凸嵌合するようにしてもよい。
本発明の実施例に係る情報装置の待機状態を示す平面図である。 該情報装置の待機状態を示す側面図である。 該情報装置に備えられる可動ホルダに記録媒体を挿入完了した状態を示す平面図である。 該可動ホルダに記録媒体を挿入完了した状態を示す側面図である。 該可動ホルダの移動途中状態を示す平面図である。 該記録媒体のコネクタ接続状態を示す平面図である。 該記録媒体のコネクタ接続状態を示す側面図である。 該記録媒体の取り出し途中状態を示す平面図である。
符号の説明
1 筐体
1a 収納部
1b ガイド溝
1c 傾斜面
2 可動ホルダ
2a ガイド突起
2b ガイドレール
2c 駆動ピン
3 スライドロック板
3a 突出部
4 記録媒体
4c 係合溝
4d ガイド溝
5 可動側コネクタ
6 固定側コネクタ
7 コイルばね
8 ロックアーム
8a 爪部
9 板ばね
10 ロックレバー
10a 受部
11 係止ピン(係止部)
12 捩りコイルばね(ばね部材)
13 長孔
14 カム孔
14a 傾斜部
14b ロック部
15 ガイドピン
16 コイルばね
17 イジェクトレバー
18 コイルばね

Claims (3)

  1. 前面を開口した収納部の後面側に固定側コネクタが配設された筐体と、挿入方向の先端側に可動側コネクタを有する記録媒体が挿入・保持される可動ホルダと、この可動ホルダを前記収納部内の前進位置と後退位置との間で前後方向へ案内するガイド手段と、前記前進位置で前記可動ホルダを前記筐体に対してロック/アンロック状態に切り替え可能な切替手段とを備え、
    前記前進位置にロック状態で保持された前記可動ホルダにユーザが手動操作により前記記録媒体を挿入することにより、この記録媒体の挿入力で前記切替手段を動作させて前記可動ホルダをアンロック状態にした後、ユーザがさらに前記記録媒体を押し込むことにより前記可動ホルダを前記ガイド手段に沿って前記後退位置まで移動して前記可動側コネクタを前記固定側コネクタに接続させるように構成してある情報装置であって、
    前記記録媒体の挿入方向に対して略直交方向へ移動可能なスライドロック板を設け、このスライドロック板と前記可動ホルダのいずれか一方にカム孔を設けると共に、いずれか他方に前記カム孔内を摺動する駆動ピンを設け、前記可動ホルダが前記前進位置から前記後退位置まで移動したときに、前記駆動ピンを前記カム孔と連続するロック部に係合させることにより、前記スライドロック板が前記可動ホルダを前記後退位置にロックし、
    前記スライドロック板を、前記駆動ピンが前記ロック部に入り込む方向へコイルばねで付勢し、
    前記カム孔が、前記記録媒体の挿入方向に対して傾斜する方向へ延び、中央に屈曲部を有するく字状の傾斜部と、この傾斜部の端部から前記記録媒体の挿入方向に対して略直交方向へ延びる前記ロック部とを有し、前記可動ホルダの前後進に伴って前記駆動ピンが前記傾斜部内を移動すると共に、前記可動ホルダが前記後退位置まで移動したときに、前記駆動ピンが前記傾斜部から前記ロック部へ移行するようにし、
    前記可動ホルダをアンロック状態にした後の前記記録媒体の押し込み力により、前記コイルばねの付勢力に抗して前記駆動ピンが前記カム孔の傾斜部前端から前記屈曲部まで移動し、その後さらに前記記録媒体を押し込む際に、前記駆動ピンが前記カム孔の前記屈曲部から前記ロック部まで移動すると共に前記可動側コネクタを前記固定側コネクタに接続させるようにしたことを特徴とする情報装置。
  2. 請求項の記載において、前記筐体にイジェクトレバーを前後方向へ移動可能に支持し、このイジェクトレバーの押し込み操作に伴って前記スライドロック板を前記記録媒体の挿入方向に対して略直交方向へ移動することにより、前記駆動ピンが前記ロック部から前記傾斜部へ移行して前記可動ホルダのロック状態を解除することを特徴とする情報装置。
  3. 請求項1の記載において、前記切替手段が、前記可動ホルダに移動可能に支持されたロックレバーと、前記筐体に設けられた係止部と、前記ロックレバーを前記係止部と係合する方向へ付勢するばね部材とを有し、前記前進位置に保持された前記可動ホルダに挿入された前記記録媒体が前記ばね部材の付勢力に抗して前記ロックレバーを移動することにより、該ロックレバーと前記係止部の係合が解除されて前記可動ホルダをロック状態からにアンロック状態に切り替えることを特徴とする情報装置。
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