JP2003308924A - カード用コネクタ装置 - Google Patents

カード用コネクタ装置

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JP2003308924A JP2002112504A JP2002112504A JP2003308924A JP 2003308924 A JP2003308924 A JP 2003308924A JP 2002112504 A JP2002112504 A JP 2002112504A JP 2002112504 A JP2002112504 A JP 2002112504A JP 2003308924 A JP2003308924 A JP 2003308924A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カードが所定のカード装着位置に保持されて
いるときに、強い衝撃が加えられても、スライダを確実
にロック状態に保つことができるカード用コネクタ装置
の提供。 【解決手段】 スライダ14と、排出ばね27と、ハー
ト型カム溝9、タンピン22から成るスライダ14のロ
ック機構を備えるとともに、小型メモリカード3が所定
のカード装着位置に保持されているとき、スライダ14
に係合してその移動を規制する係合部材10と、この係
合部材10を、スライダ14と係合する第1位置と、ス
ライダ14から離脱する第2位置のそれぞれに操作可能
な操作部材23とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報カードである
小型メモリカード等を移送させるスライダを所定のカー
ド装着位置にロックするロック機構を備えたカード用コ
ネクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のカード用コネクタ装置として
は、従来、小型メモリカードの移送方向に移動可能なス
ライダと、このスライダを小型メモリカードの排出方向
へ付勢する排出ばねと、スライダを排出ばねの付勢力に
抗して所定のカード装着位置にロックするロック機構を
備えたものがある。ロック機構は、例えばハウジングに
形成されたハート型カム溝と、スライダに設けられ、ハ
ート型カム溝に沿って摺動可能なロック部材であるタン
ピン等を含んでいる。
【0003】この従来技術では、小型メモリカードが所
定のカード装着位置に保持された状態でスライダをさら
に奥側へ移動させること、すなわちオーバストロークが
可能になっている。
【0004】小型メモリカードが、所定のカード装着位
置に保持されている状態で、外部の操作力によりスライ
ダを奥側へ押し込むと、このスライダとともに小型メモ
リカードが奥側へ移動する。これにより、スライダのロ
ックが解除され、排出ばねの付勢力によりスライダが小
型メモリカードの挿入口の方向へ移動し、このスライダ
に保存されている小型メモリカードが排出位置まで移送
される。このような状態において、小型メモリカードの
端部を把持し引き抜くことにより、挿入口から小型メモ
リカードを取り出すことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術は、
所定のカード装着位置に小型メモリカードが保持された
状態にあるスライダが、装置の奥側にオーバストローク
可能になっていることから、落下等によって装置に強い
衝撃が加えられると、スライダが奥側へ移動し、上述の
ようにこのスライダのロックが解除される。従って、直
ちにスライダが挿入口方向へ移動し、小型メモリカード
が挿入口から飛び出してしまうことがあり、装置として
の信頼性の点で十分ではなかった。
【0006】本発明は、上述した従来技術における実状
からなされたもので、その目的は、カードが所定のカー
ド装着位置に保持されているときに、強い衝撃が加えら
れても、スライダを確実にロック状態に保つことができ
るカード用コネクタ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、カードの移送方向に移動可能なスライダ
と、このスライダを上記カードの排出方向へ付勢する排
出ばねと、上記スライダを上記排出ばねの付勢力に抗し
て所定のカード装着位置にロックするロック機構とを備
えている。また、上記カードが上記所定のカード装着位
置に保持されているとき、上記スライダに係合して上記
スライダの移動を規制する係合部材を備えている。さら
に、この係合部材を、上記スライダと係合する位置と、
上記スライダから離脱する位置のそれぞれに操作可能で
あるとともに、上記それぞれの位置においてこの係合部
材を保持可能な操作部材を備えた構成にしてある。
【0008】このように構成した本発明は、所定のカー
ド装着位置にカードがあるときには、操作部材の操作に
よって係合部材がスライダに係合する状態に保持され
る。一方、カードの取り出し時には、操作部材の操作に
よって係合部材がスライダから離脱する。従って、外部
の操作力によりスライダを奥側へ押し込むと、ロック機
構が解除状態となり、排出ばねの付勢力により、スライ
ダがカードの挿入方向へ移動し、スライダに保持された
カードは排出位置まで移送される。
【0009】上述のように、所定のカード装着位置にカ
ードが装着されているときには、強い衝撃が加えられて
も、操作部材と係合部材とによってスライダの移動が規
制され、すなわちスライダが外力によって装置の奥側に
動かされることがなく、このスライダを確実にロック状
態に保つことができる。
【0010】上記発明において、上記ロック機構が、ハ
ート型カム溝と、このハート型カム溝に沿って摺動する
ロック部材とから成るものであってもよい。この場合、
上記ハート型カム溝は、上記カードが所定の装着位置に
保持されている状態で、このカードを奥側へ押し動かす
ことによってロックを解除させる形状に設定するとよ
い。
【0011】このように構成した場合には、ロック機構
の構造を比較的簡単にすることができ、しかも安定した
ロック機能、ロック解除機能を確保できる。
【0012】また、上記発明において、上記係合部材を
揺動可能に保持する揺動支点を備え、上記係合部材が、
上記揺動支点を挟んだ一方の側に上記スライダに係止さ
れる突起部を有し、他方の側に上記操作部材が装着され
る装着部を有すること。さらに、上記操作部材を、上記
係合部材の上記突起部を上記スライダに係合させる所定
の第1位置と、上記係合部材の上記突起部を上記スライ
ダから離脱させる所定の第2位置との間で移動可能に設
定した構成にしてもよい。
【0013】このように構成した場合には、操作部材を
所定の第1位置に移動させると、係合部材が揺動してそ
の突起部がスライダに係合し、所定のカード装着位置に
あるカードを保持するスライダの移動が規制される。す
なわちスライダは確実にロック状態に保たれる。操作部
材を所定の第2位置に移動させると、係合部材が揺動し
てその突起部がスライダから離脱する。従って、スライ
ダのロックの解除が可能な状態となる。
【0014】上記発明において、上記操作部材が、上記
第1位置において、上記係合部材の上記突起部を上記ス
ライダに係合させる押圧力をこの係合部材に与える第1
押圧部を有すること。また、上記所定の第2位置におい
て、上記係合部材の上記突起部を上記スライダから離脱
させる押圧力をこの係合部材に与える第2押圧部を有す
るような構成にしてもよい。
【0015】このように構成した場合には、操作部材を
所定の第1位置に移動させると、第1押圧部の押圧力に
より係合部材の係止部がスライダに係合し、スライダの
移動が規制され、このスライダが確実にロック状態に保
たれる。また、操作部材を所定の第2位置に移動させる
と、第2押圧部の押圧力により係合部材の係止部がスラ
イダから離脱し、スライダのロックが解除可能となる。
【0016】上記発明において、上記スライダに上記係
合部材の上記突起部を収容可能な凹部を設け、この凹部
に上記突起部が収容されることにより上記係合部材が上
記スライダに係合する構成にしてもよい。
【0017】このように構成した場合には、操作部材を
所定の第1位置に移動させると、係合部材の突起部がス
ライダの凹部に収容され、スライダの移動が規制され
る。操作部材を所定の第2位置に移動させると、係合部
材の突起部がスライダの凹部から離脱し、スライダのロ
ックが解除可能となる。
【0018】上記発明において、上記操作部材を上記第
1位置に係止させる第1係止手段、及び上記操作部材を
上記第2位置に係止させる第2係止手段を備えた構成に
してもよい。
【0019】このように構成した場合には、操作部材が
所定の第1位置に移動したとき、第1係止手段によって
その第1位置に操作部材が係止される。すなわち、スラ
イダを移動が規制される状態に安定して保持できる。操
作部材が所定の第2位置に移動したときも、第2係止手
段によってその第2位置に操作部材が係止される。すな
わち、スライダをロックの解除が可能な状態に安定して
保持できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下,本発明のカード用コネクタ
装置の実施形態を図に基づいて説明する。
【0021】図1〜15は本発明のカード用コネクタ装
置の一実施形態を示す図である。
【0022】図1は本発明の一実施形態の要部外観を示
す平面図、図2は図1に示す一実施形態に挿抜される小
型メモリカードを示す図で、(a)図は平面図、(b)
図は裏面図である。
【0023】本実施形態は、図1に示すように、後述の
ハウジング6を覆うようにカバー1を設けてあり、図1
の下側に位置する手前部分が挿入口2になっている。こ
の挿入口2から図2に示す情報カードである小型メモリ
カード3が挿抜される。この小型メモリカード3は、先
端部分に後述のコネクタ7の端子部材8に接触する接触
部5を有するとともに、一方の側縁に後述のスライダ1
4との係合用の凹部4を有している。
【0024】図3は、図1に示す本実施形態に備えられ
るハウジング6を示す図で、(a)図は平面図、(b)
図は(a)図のA−A断面図、(c)図は図2に示す小
型メモリカード3が所定の装着位置に保持された状態を
示す断面図である。
【0025】本実施形態の本体を構成するハウジング6
は、図3に示すように挿入口2に対して奥側に、上述し
た端子部材8を有するコネクタ7を備えている。また、
一方の側部に、ロック機構を構成するハート型カム溝9
を有している。挿入口2から挿入された小型メモリカー
ド3が所定のカード装着位置に保持された状態では、図
3の(c)図に示すように、小型メモリカード3の接触
部5とコネクタ7の端子部材5が接触する。
【0026】図4は図1に示す本実施形態に備えられる
後述のスライダ14の移動を規制する係合部材10と、
この係合部材10が取り付けられる前述のカバー1との
関係を示す図である。この図4の(a)図は係合部材1
0をカバー1から取り外した状態を示す平面図、(b)
図は係合部材10をカバー1に取り付けた状態を示す側
面図である。
【0027】係合部材10は、揺動支点を構成するビス
13を中心に揺動可能に、このビス13によってカバー
1の側面に保持させてある。この係合部材10は、ビス
13を挟んだ一方の側に後述のスライダ14に係止され
る突起部11を有し、他方の側に後述の装着部材23が
装着される装着部12を有している。この装着部12は
側方から見たとき、図4の(b)図に示すように、互い
に平行な直線部と、これらの直線部を連結する傾斜部と
を含む形状となっている。カバー1の側縁には係合部材
10の突起部11が挿入可能な穴1aを設けてある。
【0028】図5は図1に示す本実施形態に備えられる
上述のスライダ14と、このスライダ14の移動を規制
する上述の係合部材10と、この係合部材10を操作す
る上述の操作部材23との関係を示す図である。この図
5の(a)図は平面図、(b)図は(a)図のB−B断
面図、(c)図は係合部材10をスライダ14に係合さ
せた状態を示す断面図である。図6は図1に示す本実施
形態を電子機器の筐体28に装着させた状態を示す正面
図である。図7は図5に示すスライダ14と、このスラ
イダ14に設けられる係合部材、すなわち板ばね18と
を示す図で、(a)図は平面図、(b)図は正面図であ
る。図8は図5に示すスライダ14と、このスライダ1
4に係合され、ハート型カム溝9に沿って摺動可能なロ
ック部材、すなわちタンピン22との接続関係を示す側
断面図である。図9は図5に示す係合部材10をスライ
ダ14に係合させた状態を示す裏面図である。
【0029】スライダ14は、小型メモリカード3の移
送方向に移動可能になっている。すなわち、このスライ
ダ14は、図5の(a)図、図7の(a)(b)図に示
すように、挿入口2から挿入された小型メモリカード3
の先端部が係合可能な張り出し部15を有している。ま
た、図5の(b)(c)図、図9に示すように、前述し
た係合部材10の突起部11を収容可能な凹部17を備
えている。図5の(c)図に示すように、スライダ14
の凹部17に係合部材10の突起部11が収容されるこ
とにより、係合部材10がスライダ14に係合する。図
5の(b)図に示すように、係合部材10の突起部11
が凹部17から離脱することにより、係合部材10とス
ライダ14との係合が解かれるようになっている。
【0030】スライダ14には、図5の(a)図、図7
の(a)(b)図に示すように、挿入口2から挿入され
た小型メモリカード3の凹部4に係合可能な係合部材、
すなわち前述の板ばね18を一体に設けてある。この板
ばね18には、小型メモリカード3の凹部4に嵌入可能
な例えば基本形状が山形状から成る突出部19を設けて
ある。また、スライダ14には、板ばね18の突出部1
9に当接可能な当接部16を設けてある。
【0031】スライダ14の移動を規制する係合部材1
0の装着部12に装着される操作部材23には、図5の
(b)(c)図に示すように、係合部材10の装着部1
2が収容される長穴部23cを形成してある。この操作
部材23は、図5の(c)図に示すように、係合部材1
0を、スライダ14に係合させるように操作可能である
とともに、図5の(b)図に示すように、係合部材10
をスライダ14から離脱させるように操作可能になって
いる。
【0032】例えば、この操作部材23は、係合部材1
0の突起11をスライダ14の凹部17に係合させる位
置、すなわち図5の(c)図に示す所定の第1位置と、
突起部11を凹部17から離脱させる位置、すなわち図
5の(b)図に示す所定の第2位置との間で移動可能に
設定してある。
【0033】また、操作部材23は、図5の(c)図に
示す第1位置にあるときに、係合部材10の突起部11
をスライダ14の凹部17に係合させる押圧力を係合部
材10に与える第1押圧部24を有している。さらに、
図5の(b)図に示す第2位置にあるときに、突起部1
1を凹部17から離脱させる押圧力を係合部材10に与
える第2押圧部25を有している。
【0034】図5の(a)図、図6に示すように、操作
部材23には、つまみ26を一体に設けてある。この操
作部材23は、例えば図6に示すように、電子機器の筐
体28の側面などに、移動可能に取り付けられる。
【0035】また、上述したスライダ14は、図5の
(a)図、図8に示すように、張り出し部15の反対側
に位置する部分に、穴14aを備えている。この穴14
aには、ロック機構を構成するロック部材、すなわちタ
ンピン22の第1ピン部22aを挿入してある。タンピ
ン22の第2ピン部22bは、ロック機構を構成するハ
ート型カム溝9に沿って摺動可能になっている。
【0036】なお、上述のハート型カム溝9は、小型メ
モリカード3が所定の装着位置に保持されている状態
で、この小型メモリカード3を奥側へ押し動かすことに
よってロック機構のロックを解除させる形状に設定して
ある。
【0037】また、図5の(a)図に示すように、ハウ
ジング6には、小型メモリカード3が所定のカード装着
位置に保持されている状態にあって、挿入口2に向う方
向、すなわち排出方向に動かされようとするときに、係
合部材である板ばね18の端部20が係合する固定部、
すなわち段部21を設けてある。
【0038】図10〜図15は小型メモリカード3が挿
入された際の動作を示す図である。
【0039】図10は図2に示す小型メモリカード3の
挿入時の状態を示す平面図、図11は図2に示す小型メ
モリカード3を所定のカード装着位置に保持させる前の
オーバストローク状態を示す平面図である。図12は図
2に示す小型メモリカード3を所定のカード装着位置に
保持させた状態を示す平面図、図13は図2に示す小型
メモリカード3を排出させる際のオーバストローク状態
を示す平面図である。図14は図2に示す小型メモリカ
ード3の排出位置における状態を示す平面図、図15は
所定のカード装着位置に保持されている小型メモリカー
ドの無理な引き抜きがおこなわれたときの状態を示す平
面図である。
【0040】なお、本実施形態は、小型メモリカード3
の排出位置におけるスライダ14の揺動を可能に支持す
る手段を備えている。この手段は図14に示すように、
排出位置において、排出ばね27の伸長方向の仮想的な
軸中心の延長線の位置を、ロック機構を構成するタンピ
ン22の第1ピン部22aの位置よりも内側に設定した
ことにより構成される。これにより、小型メモリカード
3の排出位置では、スライダ14の張り出し部15が内
側に向って移動するようにこのスライダ14が揺動す
る。
【0041】上述のように構成した本実施形態における
小型メモリカード3の挿抜に係る動作について、主に図
10〜15を用いて以下に説明する。
【0042】[小型メモリカード挿入時の初期状態]図
10に示すように小型メモリカード3をハウジング6の
挿入口2から挿入すると、その先端部がスライダ14の
張り出し部15に当り、スライダ14は図14に示す状
態から同図14において反時計回りに揺動する。これに
より、スライダ14に一体に設けられた板ばね18の突
出部19が小型メモリカード3の凹部4に係合する。
【0043】[カード装着位置に保持させる前のオーバ
ストローク状態]小型メモリカード3がさらに押し込ま
れると、その押し込み力が張り出し部15を介してスラ
イダ14に伝えられる。板ばね18の突出部19が小型
メモリカード3の凹部14に係合した状態に保持されな
がらスライダ14が奥側に移動し、図11に示すよう
に、張り出し部15がコネクタ7に当ったとき、小型メ
モリカード3の押し込みが阻止される。この間、スライ
ダ14によって排出ばね27が撓められるとともに、ロ
ック機構のタンピン22の第2ピン部22bがハート型
カム溝9上を摺動する。
【0044】[カード装着位置に保持させた状態]上述
の状態から小型メモリカード3に与えていた押し込み力
を解除すると、排出ばね27の力によりスライダ14が
挿入口2方向に戻され、図12に示すように、このスラ
イダ14の移動と一体的に小型メモリカード3が挿入口
2方向に移送される。また、スライダ14の移動に追従
してタンピン22の第2ピン部22bがハート型カム溝
9上を摺動し、この第2ピン部22bがハート型カム溝
9に含まれるロック部に係合する。これにより排出ばね
27の力に抗して第2ピン部22bの挿入口2方向の第
2ピン部22bの移動が阻止され、タンピン22を介し
てスライダ14の移動が阻止され、小型メモリカード3
が所定の装着位置に保持される。
【0045】この状態にあっては、図3の(c)図に示
すように、小型メモリカード3の接触部5とコネクタ4
の端子部材8とが導通する。この状態において小型メモ
リカード3に対する情報の伝達、すなわち電気信号の送
受信が可能となる。
【0046】[排出させる際のオーバストローク状態]
図12に示すように、所定のカード装着位置に保持され
ている小型メモリカード3を排出する場合には、再び小
型メモリカード3の押し込みがおこなわれる。このとき
の押し込み力により図13に示すように、張り出し部1
5を介して小型メモリカード3に係合しているスライダ
14がコネクタ7に当るまで移動する。この間、再びス
ライダ14によって排出ばね27が撓められるととも
に、スライダ14の移動に追従してタンピン22の第2
ピン部22bがハート型カム溝9のロック部から離れる
ように、このハート型カム溝9上を摺動する。
【0047】[排出位置における状態]上述の状態から
小型メモリカード3に与えていた押し込み力を解除させ
ると、排出ばね27の力によりスライダ14及びタンピ
ン22の第2ピン部22bがハート型カム溝9上を挿入
口2方向に移動する。スライダ14の挿入口2方向への
移動により、小型メモリカード3が排出位置まで戻され
る。これにより図14に示すように小型メモリカード3
を挿入口2から抜き取ることができる。この間、タンピ
ン22の第2ピン部22bがハート型カム溝9上を摺動
することにより、前述したように排出ばね27の伸長方
向の仮想的な軸中心の延長線の位置が、タンピン22の
第1ピン部22aの位置よりも内側に位置するようにな
り、スライダ14が図13に示す状態から時計回りに移
動し、図14に示す状態となる。これにより、スライダ
14と一体に設けられた板ばね18の突起部19が小型
メモリカード3の凹部4から離脱する。
【0048】通常は上述のようにして、小型メモリカー
ド3の挿入、所定の装着位置における保持、小型メモリ
カード3の排出がおこなわれる。ところで、図12に示
すように、小型メモリカード3が所定の装着位置に保持
されている状態で、小型メモリカード3の無理な引き抜
きがおこなわれることがある。
【0049】[無理な引き抜き時の状態]このような場
合には、図15に示すように、小型メモリカード3の引
き抜き力により板ばね18の突出部19の奥側に位置す
る部分が小型メモリカード3の凹部4を形成する縁部に
よって押され、この板ばね19の端部20がハウジング
6に形成された段部21に係合する。このとき、小型メ
モリカード3の凹部4を形成する縁部が板ばね18の突
出部19に係合した状態に維持されるとともに、板ばね
18の突出部19がスライダ14の当接部16に当接す
る。従って、板ばね18の突出部19と当接部16の部
分は、剛性を有する構造部となる。従って小型メモリカ
ード3を引き抜こうとする力が、板ばね18の端部19
からハウジング6の段部21に伝えられ、小型メモリカ
ード3の引き抜きが阻止される。すなわち、小型メモリ
カード3の無理な引き抜きを防ぐことができる。
【0050】次に、本実施形態における操作部材23と
係合部材10の動作関係について主に図5を用いて説明
する。
【0051】[操作部材の第1位置における保持]例え
ば小型メモリカード3が挿入されていない状態にあって
は、図5の(a)(b)図に示すように、操作部材23
は第2位置に保持される。このとき図5の(b)図に示
すように、第2押圧部25によって係合部材10の装着
部12に押圧力が与えられ、係合部材10の突起部11
がスライダ14の凹部17から離脱した状態に保たれ
る。従ってスライダ14の移動が可能となる。この状態
において、前述したように、小型メモリカード3の挿入
口2からの挿入がおこなわれる。
【0052】[操作部材の第1位置への移動]挿入口2
から挿入された小型メモリカード3が所定の装着位置に
保持されたとき、図5の(a)図、図6に示すつまみ2
4を介して操作部材23を図5の(b)図の矢印29で
示すように、操作部材23を第2位置から図5の(c)
図に示す第1位置まで移動させることがおこなわれる。
これにより、操作部材23の第1押圧部24から係合部
材10の装着部12に押圧力が与えられ、係合部材10
が揺動してその先端部11がスライダ14の凹部17に
係合する。これによりスライダ14が移動しないように
ロックされる。
【0053】[操作部材の第2位置への移動]小型メモ
リカード3の排出に際しては、図5の(c)図の矢印3
0で示すように、つまみ24を介して操作部材23を第
1位置から図5の(b)図に示す第2位置まで移動させ
ることがおこなわれる。これにより、前述したように操
作部材23の第2押圧部25から係合部材10の装着部
12に押圧力が与えられ、係合部材10が揺動してその
先端部11がスライダ14の凹部17から離脱する。こ
れによりスライダ14の移動が可能になり、前述した小
型メモリカード3の排出操作が可能となる。
【0054】上述のように本実施形態にあっては、小型
メモリカード3が図12に示す所定のカード装着位置に
保持されているときの無理な引き抜きを防止できる。ま
た、このときの無理に引き抜こうとする力は、段部21
を介してスライダ14とは異なる部材であるハウジング
6に伝えられる。従って、スライダ14を経てタンピン
22の第1ピン部22a、第2ピン部22b、及びハー
ト型カム溝9のロック部に伝達される力を抑えることが
でき、ロック機構の破損あるいは損傷を抑制することが
でき、装置としての高い信頼性を確保できる。
【0055】また、ハウジング6の形成時に段部21を
一体に設けることができ、この段部21に係合させる係
合部材を構造が簡単な板ばね18としたことから、小型
メモリカード3の無理な引き抜きの防止を比較的安い製
作費で実現できる。
【0056】また、スライダ14に当接部16を設け、
小型メモリカード3が無理に引き抜かれようとしたとき
に、板ばね18の突出部19が当接部16に当接し、こ
の板ばね18の突出部19とスライダ14の当接部16
とが剛性を有する構造物を形成する。これにより、小型
メモリカード3に与えられた引き抜き力による板ばね1
8の端部20のへたりを防止でき、ロック機構の破損あ
るいは損傷の防止に貢献するとともに、板ばね18の耐
久性を向上させることができる。
【0057】また、板ばね18の端部20が係合する当
接部16はスライダ14の製作時に一体に設けることが
でき、この点でも比較的安い製作費とすることができ
る。
【0058】また、小型メモリカード3の排出位置にお
けるスライダ14の揺動を可能に支持する手段を設けた
ことから、排出位置において板ばね18の突出部19を
凹部4から離脱する方向に移動させることができ、正常
な小型メモリカード3の抜き取り動作を円滑におこなわ
せることができる。この点で装置に対する信頼性を確保
できる。
【0059】また、所定のカード装着位置に小型メモリ
カード3が装着されているときには、強い衝撃が加えら
れても操作部材23に保持された係合部材10によりス
ライダ14の奥側への移動が規制され、このスライダ1
4を確実にロック状態に保つことができる。これによっ
ても、装置としての信頼性を高めることができる。
【0060】また、スライダ14のロック機構を、ハー
ト型カム溝9とロック部材であるタンピン22とによっ
て構成してあるので、比較的簡単な構造とすることがで
きるとともに、安定したロック機能と、ロック解除機能
を確保できる。
【0061】また、操作部材23を第1位置へ移動、あ
るいは第2位置へ移動させるだけの簡単な操作で、スラ
イダ14のロック、あるいはロック解除を実現でき、優
れた操作性を確保できる。
【0062】また、操作部材23に設けた第1押圧部2
4、第2押圧部25を介して、スライダ14を確実にロ
ック、あるいはロック解除させることができるととも
に、第1押圧部24、第2押圧部25は操作部材23の
製作時に形成することができるので、製作費を安く抑え
ることができる。
【0063】また、係合部材10に設けた突起部11
と、スライダ14に設けた凹部17とにより、スライダ
14を確実にロック、あるいはロック解除させることが
でき、突起部11は係合部材10の製作時に一体に設け
ることができ、凹部17はスライダ14の製作時に一体
に設けることができ、この点でも製作費を安く抑えるこ
とができる。
【0064】なお、上記実施形態は、スライダ14に一
体に設けた板ばね18の端部20が係合する段部21す
なわち固定部を、ハウジング6に設けたが、本発明は、
このように構成することには限られず、板ばね18の端
部20が係合する固定部をカバー1に設ける構成にして
もよい。
【0065】このように構成した場合には、小型メモリ
カード3の無理な引き抜き時には、その引き抜き力が主
にカバー1に伝達され、従って引き抜き力がスライダ1
4を介してロック機構に伝達されることを抑えることが
でき、ロック機構の破損及び損傷を抑制することができ
る。
【0066】図16はスライダ14の移動を規制する係
合部材10と操作部材23との別の装着関係を示す図
で、(a)図は係合部材10をスライダ14から離脱さ
せた状態を示す断面図、(b)図は係合部材10をスラ
イダ14に係合させた状態を示す断面図、(c)図は
(a)図のC部拡大図である。
【0067】図16の(a)〜(c)図に示すように、
係合部材10の装着部12に第1穴10aと第2穴10
bを設け、操作部材23に、上述の第1穴10a内に嵌
入可能な第1突起23aと、上述の第2穴10b内に嵌
入可能な第2突起23bとを設けた構成にしてもよい。
【0068】図16の(b)図に示すように、操作部材
23が第1位置にあるときには、係合部材10の装着部
12に設けた第1穴10aに操作部材23の第1突起2
3aが嵌入され、これによって操作部材23が移動しな
いように係止される。すなわち、係合部材10の装着部
12の第1穴10aと、操作部材23の第1突起23a
とは、操作部材23を図16の(b)図に示す第1位置
に係止させる第1係止手段を構成している。
【0069】図16の(a)(c)図に示すように、操
作部材23が第2位置にあるときには、係合部材10の
装着部12に設けた第2穴10bに操作部材23の第2
突起23bが嵌入され、これによって操作部材23が移
動しないように係止される。すなわち、係合部材10の
装着部12の第2穴10bと、操作部材23の第2突起
23bとは、操作部材23を図16の(a)(c)図に
示す第2位置に係止させる第2係止手段を構成してい
る。
【0070】このように構成したものでは、例えば図1
6の(b)図に示す第1位置に操作部材23が係止され
ているときに、装置に強い衝撃が加えられても、操作部
材23の移動を防ぐことができ、これにより係合部材1
0の突起部11のスライダ14の凹部17からの離脱を
防ぐことができ、より確実にスライダ14をロック状態
に保つことができる。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、カードが所定の装着位
置に保持されているときに、強い衝撃が加えられても、
スライダを確実にロック状態に保つことができ、従来に
比べて装置としての信頼性を高めることができる。
【0072】ロック機構をハート型カム溝と、このハー
ト型カム溝に沿って摺動するロック部材とによって構成
してもよい。このように構成した場合には、比較的簡単
な構造とすることができるとともに、安定したロック機
能と、ロック解除機能を確保できる。
【0073】係合部材を、揺動支点を挟んだ一方の側に
スライダに係止さる突起部を有し、他方の側に操作部材
が装着される装着部を有し、操作部材を、係合部材の突
起部をスライダに係合させる第1位置と、係合部材の突
起部をスライダから離脱させる第2位置との間で移動可
能に設定した構成にしてもよい。このように構成した場
合には、操作部材を第1位置、第2位置へ移動させるだ
けの簡単な操作でスライダのロック、あるいはロック解
除を実現でき、優れた操作性を確保できる。
【0074】操作部材が、上述の第1位置において、係
合部材の上述の突起部をスライダに係合させる押圧力を
この係合部材に与える第1押圧部と、上述の第2位置に
おいて、係合部材の突起部をスライダから離脱させる押
圧力をこの係合部材に与える第2押圧部とを有する構成
にしてもよい。このように構成した場合には、第1押圧
部、第2押圧部を介してスライダを確実にロック、ある
いはロック解除させることができる。また、第1押圧
部、第2押圧部は、操作部材の製作時に形成することが
できるので、他に特別な部材を設けることがなく、この
点でも製作費を安くすることができる。
【0075】係合部材の上述の突起部を収容可能な凹部
をスライダに設け、この凹部に突起部が収容されること
により係合部材がスライダに係合する構成にしてもよ
い。このように構成した場合には、凹部をスライダの製
作時に一体に設けることができ、他に特別な部材を設け
ることがなく、この点で製作費を安く抑えられる。
【0076】操作部材を第1位置に係止させる第1係止
手段、及び操作部材を第2位置に係止させる第2係止手
段を設けた構成にしてもよい。このように構成した場合
には、装置に強い衝撃が加えられたときの操作部材の移
動を防ぐことができ、スライダのロック状態を確実に維
持でき、より高い信頼性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカード用コネクタ装置の一実施形態の
要部外観を示す平面図である。
【図2】図1に示す一実施形態に挿抜される小型メモリ
カードを示す図で、(a)図は平面図、(b)図は裏面
図である。
【図3】図1に示す一実施形態に備えられるハウジング
を示す図で、(a)図は平面図、(b)図は(a)図の
A−A断面図、(c)図は図2に示す小型メモリカード
が所定のカード装着位置に保持された状態を示す断面図
である。
【図4】図1に示す一実施形態に備えられるスライダの
移動を規制する係合部材と、この係合部材が取り付けら
れるカバーとの関係を示す図で、(a)図は係合部材を
カバーから取り外した状態を示す平面図、(b)図は係
合部材をカバーに取り付けた状態を示す側面図である。
【図5】図1に示す一実施形態に備えられるスライダ
と、このスライダの移動を規制する係合部材と、この係
合部材を操作する操作部材との関係を示す図で、(a)
図は平面図、(b)図は(a)図のB−B断面図、
(c)図は係合部材をスライダに係合させた状態を示す
断面図である。
【図6】図1に示す一実施形態を電子機器の筐体に装備
させた状態を示す正面図である。
【図7】図5に示すスライダと、このスライダに設けら
れる係合部材、すなわち板ばねとを示す図で、(a)図
は平面図、(b)図は正面図である。
【図8】図5に示すスライダと、このスライダに係合さ
れ、ハート型カム溝に沿って摺動可能なロック部材、す
なわちタンピンとの接続関係を示す側断面図である。
【図9】図5に示す係合部材をスライダに係合させた状
態を示す裏面図である。
【図10】図2に示す小型メモリカードの挿入時の状態
を示す平面図である。
【図11】図2に示す小型メモリカードを所定のカード
装着位置に保持させる前のオーバストローク状態を示す
平面図である。
【図12】図2に示す小型メモリカードを所定のカード
装着位置に保持させた状態を示す平面図である。
【図13】図2に示す小型メモリカードを排出させる際
のオーバストローク状態を示す平面図である。
【図14】図2に示す小型メモリカードの排出位置にお
ける状態を示す平面図である。
【図15】所定のカード装着位置に保持されている小型
メモリカードの無理な引き抜きがおこなわれたときの状
態を示す平面図である。
【図16】スライダの移動を規制する係合部材と操作部
材との別の装着関係を示す図で、(a)図は係合部材を
スライダから離脱させた状態を示す断面図、(b)図は
係合部材をスライダに係合させた状態を示す断面図、
(c)図は(a)図のC部拡大図である。
【符号の説明】
1 カバー 1a 穴 2 挿入口 3 小型メモリカード 4 凹部 5 接触部 6 ハウジング 7 コネクタ 8 端子部材 9 ハート型カム溝〔ロック機構〕 10 係合部材 10a 第1穴(第1係止手段) 10b 第2穴(第2係止手段) 11 突起部 12 装着部 13 ビス(揺動支点) 14 スライダ 14a 穴 15 張り出し部 16 当接部 17 凹部 18 板ばね(係合部材) 19 突出部 20 端部 21 段部(固定部) 22 タンピン(ロック部材)〔ロック機構〕 22a 第1ピン部 22b 第2ピン部 23 操作部材 23a 第1突起(第1係止手段) 23b 第2突起(第2係止手段) 23c 長穴部 24 第1押圧部 25 第2押圧部 26 つまみ 27 排出ばね 28 筐体 29 矢印 30 矢印

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カードの移送方向に移動可能なスライダ
    と、このスライダを上記カードの排出方向へ付勢する排
    出ばねと、上記スライダを上記排出ばねの付勢力に抗し
    て所定のカード装着位置にロックするロック機構とを備
    えるとともに、 上記カードが上記所定のカード装着位置に保持されてい
    るとき、上記スライダに係合して上記スライダの移動を
    規制する係合部材と、 この係合部材を、上記スライダと係合する位置と、上記
    スライダから離脱する位置のそれぞれに操作可能である
    とともに、上記それぞれの位置においてこの係合部材を
    保持可能な操作部材を備えたことを特徴とするカード用
    コネクタ装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1記載の発明において、 上記ロック機構が、ハート型カム溝と、このハート型カ
    ム溝に沿って摺動するロック部材とから成り、 上記ハート型カム溝を、上記カードが所定の装着位置に
    保持されている状態で、このカードを奥側へ押し動かす
    ことによってロックを解除させる形状に設定したことを
    特徴とするカード用コネクタ装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または2記載の発明におい
    て、 上記係合部材を揺動可能に保持する揺動支点を備え、 上記係合部材が、上記揺動支点を挟んだ一方の側に上記
    スライダに係止される突起部を有し、他方の側に上記操
    作部材が装着される装着部を有するとともに、 上記操作部材を、上記係合部材の上記突起部を上記スラ
    イダに係合させる所定の第1位置と、上記係合部材の上
    記突起部を上記スライダから離脱させる所定の第2位置
    との間で移動可能に設定したことを特徴とするカード用
    コネクタ装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項3記載の発明において、 上記操作部材が、 上記第1位置において、上記係合部材の上記係止部を上
    記スライダに係合させる押圧力をこの係合部材に与える
    第1押圧部と、 上記所定の第2位置において、上記係合部材の上記突起
    部を上記スライダから離脱させる押圧力をこの係合部材
    に与える第2押圧部とを有することを特徴とするカード
    用コネクタ装置。
  5. 【請求項5】 上記請求項3記載の発明において、 上記スライダに上記係合部材の上記突起部を収容可能な
    凹部を設け、この凹部に上記突起部が収容されることに
    より上記係合部材が上記スライダに係合することを特徴
    とするカード用コネクタ装置。
  6. 【請求項6】 上記請求項3記載の発明において、 上記操作部材を上記第1位置に係止させる第1係止手
    段、及び上記操作部材を上記第2位置に係止させる第2
    係止手段を備えたことを特徴とするカード用コネクタ装
    置。
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