JP4833598B2 - サブウーハー設置のための建物構造 - Google Patents

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Description

本発明は、サブウーハー設置のための建物構造に関する。
ホームシアターを構成するスピーカーのうち、重低音を専用とするサブウーハーは、臨場感のある音場を形成する上で欠かすことができないものであり、放射する音の周波数が低く、指向性に乏しいことから、リビングの床面の適当な場所に置いて用いられるのが一般的である。
しかしながら、サブウーハーをリビングの床面に置くと、邪魔になるという問題がある。そこで、サブウーハーを壁や天井に埋込み状態に設置することも考えられるが、サブウーハーから放射される重低音は、上記のように低周波数で指向性に乏しいことから、隣室や上階に対する遮音や振動伝搬阻止が非常に難しいという問題がある。
本発明は、上記のような問題点に鑑み、サブウーハーが室内において邪魔にならず、しかも、サブウーハーの重低音を隣室や上階に伝えにくい、サブウーハー設置のための建物構造を提供することを課題とする。
上記の課題は、建物の一階の床下空間部にサブウーハー設置用空間部が設けられ、該空間部は、重低音放射部を除く部分が遮音用の質量体によって囲まれていることを特徴とする、サブウーハー設置のための建物構造によって解決される。
この構造では、サブウーハー設置用空間部が建物の一階の床下空間部に設けられているので、該設置用空間部にサブウーハーを設置することができて、サブウーハーが室内において邪魔にならず、それでいて、サブウーハーから放射される重低音は設置用空間部の重低音放射部を通じて室内に伝えられ、室内に臨場感のある音場を形成することができる。
しかも、重低音放射部を除く部分は、遮音用の質量体によって囲まれているので、質量体がサブウーハーから発せられる重低音の伝搬を阻止し、床下を通じた隣室や上階への重低音や振動の伝搬を効果的に阻止することができる。
加えて、遮音用の質量体は、床下に設置される構造であるので、建物に力学的に好ましくない影響を及ぼすおそれもない。
上記の建物構造において、遮音用質量体が、建物一階の床下コンクリート土間と、該床下コンクリート土間から床下空間部を立ち上がってサブウーハー設置用空間部の周囲を囲むコンクリート周壁とからなり、建物の一階の床面に重低音放射部が備えられている場合は、遮音用質量体を施工容易に建物に組み込むことができると共に、建物への力学的な影響も小さくすることができる。
上記の建物構造において、重低音放射部が重低音放射可能な床材で閉じられている場合は、該床材の上面を一階床面の一部として使用することができて床面を広くすることができ、その場合に、前記重低音放射可能な床材が一階床材と縁を切られている場合は、重低音放射可能な床材をサブウーハーによる重低音で振動させ、体感振動を伴った臨場感のある音場を形成することができ、それでいて、そのような振動が一階床材に伝わるのを阻止することができる。
本発明は、以上のとおりのものであるから、サブウーハーが室内において邪魔にならず、しかも、サブウーハーの重低音を隣室や上階に伝えにくい。
次に、本発明の実施最良形態を図面に基づいて説明する。
図1(イ)に示す第1実施形態の建物構造において、1は建物一階のリビングの床面、2は床下のコンクリート土間、3は床下空間部であり、床下空間部3にはサブウーハー設置用空間部4が設けられ、該設置用空間部4は、コンクリート土間2と、該コンクリート土間2から立ち上がって設置用空間部4を全周にわたって囲み、基礎としても機能するコンクリート周壁5とを遮音用質量体とし、上部6を重低音放射部とし、該重低音放射部6は重低音放射可能な軽量床材7で開閉可能に閉じられると共に、該軽量床材7と一階床材1とは振動が伝わらないように縁を切られている。縁切り部には、図示しない見切り材が入れられるのもよい。
なお、8は断熱材、9は仕上げ材であり、断熱材8は、設置用空間部4内において、コンクリート土間2の上面部から、コンクリート周壁5の内面部にわたるように設けられ、一階床材1の断熱材10と連続するように設けられ、一階の室内11と床下空間部3との間の熱の往き来を防ぐと共に、設置用空間部4と床下空間部3との間の熱の往き来を防いでサブウーハーが床下の湿気や冷気から守られるようになされている。
上記の構造では、サブウーハー設置用空間部4が建物の一階の床下空間部3に設けられているので、図示するように、該設置用空間部4に例えばホームシアター用のサブウーハー12を設置することができて、サブウーハー12が室内11において邪魔にならない。特に、本実施形態では、重低音放射部6を軽量床材7で閉じているので、該床材7の上面を一階床面1の一部として使用することができて、床面を広くすることができる。
そして、サブウーハー12から放射される重低音は、設置用空間部4の上部放射部6、即ち軽量床材7を通じて一階の室内11に伝えられ、室内11に臨場感のある音場を形成することができる。
特に、本実施形態では、軽量床材7が一階床材1と縁を切られているので、軽量床材7をサブウーハー12による重低音で振動させ、体感振動を伴った臨場感のある音場を形成することができ、それでいて、そのような振動が一階床材1に伝わるのを阻止することができる。
なお、軽量床材7の下面側にバイブレーターを直接取り付けた場合は、バイブレーターの振動が一階床材1や、床下を通じて隣室や上階に伝わるのを有効的に阻止しつつ、バイブレーターの振動を軽量床材7を通じて体感することができる。
しかも、上部放射部6を除く部分は、コンクリート土間2とコンクリート周壁5とで構成される質量体によって囲まれているので、これら質量体2,5がサブウーハー12から発せられる重低音の伝搬を阻止し、床下を通じて隣室や上階に重低音や振動が伝搬するのを効果的に阻止することができる。更に、これら質量体2,5は、床下に設置される構造であるので、建物に力学的に好ましくない影響を及ぼすおそれもなく、建物への組込みも施工容易に行うことができる。
図1(ロ)に示す第2実施形態は、建物1階の床が、床下空間部がなくコンクリート土間2の上面側を床部とする土間床部13と、床下空間部3上に備えられた通常床部14とを備えたものからなっている場合のもので、通常床部14において、土間床部13と隣接する床下空間部3にサブウーハー設置用空間部4が設けられ、該設置用空間部4は、コンクリート土間2と、土間床部13側の側面部を除く三方においてコンクリート土間2から立ち上がるコンクリート壁15と、上部のコンクリート天板部16とを質量体とし、これら質量体2,15,16に囲まれ、土間床部13側の側面部を重低音放射部6としたもので、重低音放射部6は軽量な仕上げ材17で開閉可能に閉じられているものである。
このような構造によっても、設置用空間部4にサブウーハー12を設置することによって、サブウーハー12が通常床部14や土間床部13において邪魔になることはないし、設置用空間部4内に設置したサブウーハー12から放射される重低音は、設置用空間部4の土間床部13に面する側面放射部6、即ち軽量仕上げ材17を通じて土間床部13側の室内11に伝えられ、室内11に臨場感のある音場を形成することができる。そして、側面放射部6を除く部分は、コンクリート土間2とコンクリート壁15とコンクリート天板部16とで構成される質量体によって囲まれているので、これら質量体2,15,16がサブウーハー12から発せられる重低音の伝搬を阻止し、床下を通じて隣室や上階に重低音や振動が伝搬するのを効果的に阻止することができる。もちろん、これら質量体2,15,16は、建物一階の床下を利用して設置される構造であるので、建物に力学的に好ましくない影響を及ぼすおそれもない。
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。例えば上記の実施形態では、重低音放射部6を軽量な床材7や仕上げ材17で閉じる構造としているが、室内に対して開いた構造となっていてもよい。
また、サブウーハー設置用空間部4は、戸建て住宅等の建物の一階のリビングに限らず、建物一階に備えられるホームシアター専用室であってもよく、また、サブウーハーもホームシアター用のものに限らず、オーディオルームに用いられるサブウーハーであってもよい。また、質量体は、コンクリートに限らず、剛性があって、質量則に基づいた遮音性能を発揮することのできるものであればよい。
図(イ)は第1実施形態の構造を示す断面正面図、図(ロ)は第2実施形態の構造を示す断面正面図である。
符号の説明
1…建物一階床面
2…コンクリート土間(遮音用質量体)
3…床下空間部
4…サブウーハー設置用空間部
5…コンクリート周壁(遮音用質量体)
6…重低音放射部
7…軽量床材
12…サブウーハー
15…コンクリート壁(遮音用質量体)
16…コンクリート天板部(遮音用質量体)
17…軽量仕上げ材

Claims (1)

  1. 建物の一階の床下空間部にサブウーハー設置用空間部が設けられ、
    該サブウーハー設置用空間部は、床下コンクリート土間と、該床下コンクリート土間から床下空間部を立ち上がってサブウーハー設置用空間部を全周にわたって囲むコンクリート周壁とを遮音用質量体としていると共に、上部を重低音放射部としており、
    該重低音放射部は、隣接する一階床材よりも軽量で重低音放射可能な床材により開閉可能に閉じられていると共に、該軽量床材は、隣接する前記一階床材と縁を切られていて、サブウーハー設置用空間部に設置されるサブウーハーによる重低音で体感振動可能に振動することができるようになされている一方、かかる振動が隣接する前記一階床材に伝わるのは阻止されるようになされており、かつ、
    前記サブウーハー設置用空間部内において、断熱材が、コンクリート土間の上面部から前記コンクリート周壁の内面部にわたり、前記一階床材の断熱材と連続するように設けられて、一階の室内及びサブウーハー設置用空間部と、床下空間部との間の熱の行き来が阻止されるようになされていると共に、重低音放射部は断熱材無しであることを特徴とする、サブウーハー設置のための建物構造
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