JP4832154B2 - 燃料タンクの給油口構造 - Google Patents

燃料タンクの給油口構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4832154B2
JP4832154B2 JP2006125887A JP2006125887A JP4832154B2 JP 4832154 B2 JP4832154 B2 JP 4832154B2 JP 2006125887 A JP2006125887 A JP 2006125887A JP 2006125887 A JP2006125887 A JP 2006125887A JP 4832154 B2 JP4832154 B2 JP 4832154B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
fuel tank
lid
port
cylindrical portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006125887A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007296942A (ja
Inventor
健生 中澤
泰志 宇貫
克典 鈴木
一彦 山野
耕一 田所
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2006125887A priority Critical patent/JP4832154B2/ja
Priority to DE200710020024 priority patent/DE102007020024B4/de
Priority to US11/741,971 priority patent/US7591387B2/en
Publication of JP2007296942A publication Critical patent/JP2007296942A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4832154B2 publication Critical patent/JP4832154B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J35/00Fuel tanks specially adapted for motorcycles or engine-assisted cycles; Arrangements thereof

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

本発明は、燃料タンクに設けられる給油口を閉じる側に付勢されたリッドが、給油ノズルを備える給油装置の押し込み操作に応じて前記給油口を開く側に作動するようにして前記燃料タンク内に収容される燃料タンクの給油口構造に関する。
自動二輪車のレースで実行される給油作業を迅速に行うために、給油口への燃料供給装置の押し込み操作で給油口を開放するようにリッドを押し下げ、給油口から燃料供給装置を抜き出すだけで給油口を閉じるようにリッドを作動せしめるようにした燃料タンクの給油口構造が、特許文献1で知られている。
実開平3−27869号公報
ところで、上記特許文献1で開示されたものでは、リッドが給油口を閉じる側にばね付勢されており、給油装置以外のものでもリッドに押圧力が作用したときには、リッドが給油口が開放される構造となっている。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、給油装置以外のものによる給油口の開放を阻止するようにした燃料タンクの給油口構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、燃料タンクの上部に、上下方向に延びる軸線を有する給油口が設けられ、その燃料タンクに設けられる給油口を閉じる側に付勢されたリッドが、前記給油口に対し該給油口の軸線方向に抜差可能な給油ノズルを備える給油装置の前記軸線方向の押し込み操作に応じて前記給油口を開く側に作動するようにして前記燃料タンク内に収容され、前記給油装置の非押し込み操作時には閉じ位置にある前記リッドに係合して該リッドの閉じ位置を保持するものの前記給油装置の前記押し込み操作に応じて前記リッドの開き位置側への作動を許容するリッドロック機構が、前記給油口の周縁で前記燃料タンクに設けられる、燃料タンクの給油口構造であって、前記リッドロック機構が、前記給油口の径方向外側で該給油口の軸線に沿うよう配置されて前記燃料タンクに回動可能に支承される回動軸と、前記押し込み操作に応じて前記給油装置に当接しつつ回動するようにして前記回動軸の一端に固定されるカムと、前記押し込み操作に応じた前記カムの回動に応じて前記リッドとの係合を解除する側に回動するようにして前記回動軸の他端に固定される係合片とを備え、前記回動軸は、前記給油口と上下方向で重なる高さに配置されることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、前記回動軸および前記燃料タンク間に、前記カムの一部を前記給油口内に突出させるとともに前記係合片を前記リッドに係合させる側に前記回動軸を弾発付勢するばねが設けられることを特徴とする。
さらに請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明の構成に加えて、前記リッドロック機構が、前記給油口の周縁の周方向に等間隔をあけた3箇所で前記燃料タンクに設けられることを特徴とする。
さらに請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記燃料タンクの上面には、前記給油口を形成する円筒部と、この円筒部から半径方向外方に張り出すフランジ部とを一体に有する口金が結合されると共に、その口金の円筒部には、上側に開放して前記カム収容する切欠き部が設けられ、前記カムは、前記給油口内に先端を突出し得る当接突部と、前記回動軸の軸線周りで前記当接突部からずれた位置に配置される規制突部とを一体に有していて、前記口金の周方向で前記切欠き部の一端側に前記規制突部を当接させて前記当接突部の先端を前記給油口内に突出させる突出位置と、前記口金の周方向で前記切欠き部の他端側に前記当接突部を当接させて該当接突部を前記給油口の外方に退避させる退避位置との間で回動可能であることを特徴とする。
さらに請求項5記載の発明は、請求項4に記載の発明の構成に加えて、前記口金には、下端を前記燃料タンク内に開口する小径孔と、該小径孔の上端に一端を同軸に連ならせるとともに他端を該口金の円筒部の上面に開口させた、該小径孔よりも大径の大径孔とが設けられ、前記小径孔の前記上端と、前記大径孔の前記一端との間には外方側に臨む環状の段部が形成され、前記小径孔には、前記口金の円筒部の下面に当接する鍔部を有する前記回動軸が回動可能に挿通されると共に、前記回動軸、前記カム及び前記口金の相互間には軸受部材が介装されることを特徴とする。
さらに請求項6記載の発明は、請求項5に記載の発明の構成に加えて、前記軸受部材は、前記回動軸および大径孔間の間隙に挿入される円筒部と、前記カムの下面および前記口金の円筒部の上面間に介装されるようにして該軸受部材の円筒部に一体に連なる鍔部とを有し、前記軸受部材の円筒部の下端および前記段部間には、前記回動軸を同軸に囲繞する環状のシール部材が挟持されることを特徴とする。
本発明によれば、給油装置を給油口に押し込み操作すると、リッドロック機構によるリッドの閉じ位置ロック状態が解除され、リッドを押し下げて給油口を開放することができるものの、給油装置以外のものでリッドに押し込み力を作用せしめても、リッドの閉じ位置はリッドロック機構で保持されているのでリッドが給油口を開放するように作動することはない。すなわち給油装置以外のものによる給油口の開放を阻止することができる。
また請求項3の発明によれば、給油口の周方向に等間隔をあけた3箇所に設けられたリッドロック機構に給油装置が当接するので、給油装置の給油口への押し込み操作時に給油装置を安定的に支持することができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
図1〜図7は本発明の一実施例を示すものであり、図1は燃料タンクの一部および給油装置の縦断側面図、図2は図1の2−2線矢視図、図3はリッドロック機構の拡大縦断面図、図4は給油装置を給油口に差し込んだ状態での図1に対応した縦断側面図、図5は図4の5−5線断面図、図6は給油装置を図4の状態からさらに押し込んだ状態での図1に対応した縦断側面図、図7は給油装置を最後まで押し込んだ状態での図1に対応した縦断側面図である。
先ず図1および図2において、燃料タンク11の主要部を構成するタンク本体12の上部には円形の開口部13が設けられ、その開口部13の周縁で前記タンク本体12に支持リング14が溶接され、該支持リング14に口金15が締結される。この口金15は、給油口16を形成する円筒部15aと、該円筒部15aの一端部から半径方向外方に張り出すフランジ部15bとを一体に有するものであり、前記支持リング14との間に環状のシール部材17を介在せしめた前記フランジ部15bが複数のボルト18,18…で支持リング14に締結される。
前記口金15における円筒部15aの周方向に等間隔をあけた3箇所で該円筒部15aの一端には、一端をタンク本体12内に延出させるようにして円筒部15aの軸線と平行に延びるガイド軸19,19,19の他端部が螺着されており、それらのガイド軸19…の一端部には円板状の規制板20が固定される。すなわち規制板20に挿通される各ガイド軸19…の一端寄りの部分には、規制板20の上面に当接する鍔部19a…がそれぞれ一体に設けられ、ガイド軸19…をそれぞれ挿通せしめて規制板20の下面に当接するワッシャ21…に下方から係合するピン22…がガイド軸19…にそれぞれ挿通される。
前記給油口16は、タンク本体12内に収容されるリッド25によって開閉可能に閉じられるものであり、リッド25の外周に装着された環状シール部材26を着座させて給油口16を閉じるためのリング状の環状突部15cが、前記円筒部15aの一端部内面から半径方向内方に張り出すようにして前記口金15に一体に設けられる。前記リッド25には前記各ガイド軸19…が挿通されており、該リッド25は各ガイド軸19…でガイドされることにより、給油口16を閉じる上方位置と、規制板20に当接する下方位置との間で上下に移動可能である。しかも各ガイド軸19…に対応する部分で規制板20およびリッド25間には、前記リッド25を上方すなわち給油口16を閉鎖する方向に付勢する戻しばね27,27…が設けられる。
前記リッド25は、給油ノズル29を備える給油装置28の押し込み操作に応じて前記給油口16を開くように作動するものであり、この給油装置28は、前記リッド25に閉塞端を当接するようにして一端を閉じた有底円筒状に形成されるとともに一端寄りの側壁に複数の弁孔30,30…が設けられる給油ノズル29と、各弁孔30…を閉鎖する下方側閉鎖位置ならびに各弁孔30…を開放する上方側開放位置間での軸方向相対移動を可能として前記給油ノズル29を摺動可能に嵌合せしめる円筒状の弁筒31と、軸方向相対移動を可能として前記弁筒31を摺動可能に嵌合せしめる円筒状のスライダ32と、前記給油ノズル29の上部に固定されるリテーナ33および前記スライダ32間に縮設されるばね34とを備える。
給油ノズル29の一端寄り外周には上方に臨む環状の規制段部35が設けられており、弁筒31は、該規制段部35に当接することで下方側閉鎖位置から下方への移動限が規制される。しかも給油ノズル29の一端部外周には、下方側閉鎖位置にある前記弁筒31の内周に弾発接触する環状のシール部材36が装着され、給油ノズル29の中間部外周には、該給油ノズル29に対する軸方向相対位置にかかわらず前記弁筒31の内周に弾発接触する一対の環状のシール部材37,38が相互間に間隔をあけて装着される。また弁筒31の一端は、給油口16内に挿入されたときに給油口16の環状突部15cに当接可能であり、弁筒31の一端部外周には、給油口16の内周に弾発的に接触する環状のシール部材39が装着される。
前記下方側閉鎖位置にある前記弁筒31の他端に当接するようにして環状に形成されるコイルばね40の略半部を収容する第1環状凹部41が、給油ノズル29の中間部外周に設けられる。而して弁筒31は、第1環状凹部41に略半部が収容された状態の前記コイルばね40の前記給油ノズル29からの半径方向外方への突出量に対応した肉厚を有するものであり、該弁筒31を軸方向相対摺動可能に嵌合せしめる前記スライダ32の他端には、コイルばね40のうち第1環状凹部41からはみ出した部分に上方から当接可能な内向き鍔部32aが半径方向内方に張り出すようにして一体に設けられる。
さらに前記スライダ32の他端寄り内面には、弁筒31が給油ノズル29に対して上方側開放位置に移動する際に弁筒31の他端に当接した前記コイルばね40が第1環状凹部41から給油ノズル29の外周側に離脱したときに、給油ノズル29の略半部を収容する第2環状凹部42が設けられる。
リテーナ33は、前記給油ノズル29を貫通せしめる貫通孔43を中央部に有する円板部33aと、該円板部33aの外周に直角に連設されてタンク本体12側に延びる円筒部33bとを一体に有するものであり、前記貫通孔43の周縁で前記円板部33aを両側から挟む一対の止め輪44,45が前記給油ノズル29の外周に装着されることによって給油ノズル29に固定される。前記ばね34は、給油ノズル29およびスライダ32を囲繞するコイル状のものであり、前記リテーナ33側に臨んでスライダ32の外周に設けられる環状の受け段部32aと、前記リテーナ33の円板部33aとの間に縮設される。
前記給油ノズル29の他端部には、図示しない燃料ホースを接続せしめる接続部材46が液密に嵌合されており、この接続部材46には、給油ノズル29を給油口16に押し込む力を作用せしめるためのフランジ部46aが半径方向外方に張り出すようにして一体に設けられ、前記フランジ部46aに加えた外力を接続部材46から給油ノズル29に伝達するために、接続部材46の一端に当接し得る止め輪47が給油ノズル29の外周に装着される。
ところで、前記給油ノズル29を備える給油装置28の非押し込み操作時には、閉じ位置にある前記リッド25に係合して該リッド25の閉じ位置を保持するものの前記給油装置28の押し込み操作に応じて前記リッド25の開き位置側への作動を許容するようにしたリッドロック機構50が前記燃料タンク11に設けられるものであり、このリッドロック機構50は、前記給油口16の周縁において、該給油口16の周方向に等間隔をあけた3箇所で燃料タンク11に設けられる。
図2および図3を併せて参照して、各リッドロック機構50は、燃料タンク11における口金15で回動可能に支承される回動軸51と、給油装置28の押し込み操作に応じて該給油装置28に当接しつつ回動するようにして前記回動軸51の一端に固定されるカム52と、前記給油装置28の押し込み操作に応じた前記カム52の回動に応じて前記リッド25との係合を解除する側に回動するようにして前記回動軸51の他端に固定される係合片53とをそれぞれ備える。
而して前記口金15の円筒部15aの一端に螺着されている3つの前記ガイド軸19…相互の中央部の3箇所で、前記円筒部15aには、該円筒部15aの他端側に開放した切欠き部54…が設けられ、該切欠き部54…の閉塞端と、該閉塞端に面一となるようにして前記フランジ部15bの一部を隆起させた部分とで外方側に臨む平坦な支持面55…が形成される。また前記円筒部15aおよび前記フランジ部15bの連設部に対応した位置で前記口金15には、一端をタンク本体12内に開口せしめた小径孔56と、該小径孔56の他端に一端を同軸に連ならせるとともに他端を前記支持面55に開口させた大径孔57とが設けられ、小径孔56の他端と、小径孔56よりも大径である大径孔57の一端間には外方側に臨む環状の段部58が形成される。
前記小径孔56には、前記口金15の一端に当接する鍔部1aを有する回動軸51が回動可能に挿通され、前記支持面55からの前記回動軸51の突出端にたとえばピン59によって前記カム52が固定される。しかも前記回動軸51および前記カム52と、前記口金15との間には、回動軸51の回動を円滑ならしめるための軸受部材60が介装されるものであり、この軸受部材60は、前記回動軸51および大径孔57間の間隙に挿入される円筒部60aと、前記カム52および支持面55間に介装されるようにして前記円筒部60aに一体に連なる鍔部60bとを有し、円筒部60aの一端および前記段部58間には、回動軸51を同軸に囲繞する環状のシール部材61が挟持される。
前記カム52は、給油口16内に先端を突出し得る当接突部52aと、前記回動軸51の軸線まわりに前記当接突部52aからずれた位置に配置される規制突部52bとを一体に有するものであり、図2の実線で示すように、前記口金15の周方向に沿う切欠き部54の一端側に規制突部52bを当接させて前記当接突部52aの先端を給油口16内に突出させる突出位置と、図2の鎖線で示すように、前記口金15の周方向に沿う切欠き部54の他端側に当接突部52aを当接させて該当接突部52aを給油口16の外方に退避させる退避位置との間で回動可能である。
また係合片53は、図1で示すように給油口16を閉じた位置にある前記リッド25の外周部内面に当接、係合する係合突部53aを一体に有して回動軸51の他端に、たとえばピン62によって固定されるものであり、この係合片53は、前記カム52が突出位置にある状態では前記係合突部53aをリッド25に当接、係合させる回動位置となり、前記カム52が退避位置にあるときには前記係合突部53aをリッド25との係合を解除する回動位置となるようにして回動軸51に固定される。
しかも回動軸51および燃料タンク11間には、カム52の一部である当接突部52aの先端を給油口16内に突出させるとともに係合片53の一部である係合突部53aをリッド25に係合させる側に回動軸51を弾発付勢するばね63が設けられる。このばね63は、回動軸51の鍔部51aおよび係合片53間で回動軸51を囲繞するねじりばねであり、ばね63の一端は係合片53に係合、連結され、ばね53の他端は燃料タンク11の一部を構成する支持リング14に植設されたピン64に係合、連結される。
ところでカム52が当接突部52aの先端を給油口16内に突出させるとともに係合片53が係合突部53aを閉じ位置にあるリッド25に係合させた位置にあるときに、給油装置28を給油口16内に押し込むと、該給油装置28における弁筒31の一端が前記当接突部52aの先端上面に形成された傾斜面65に当接するものであり、該傾斜面65は、回動軸51の軸線まわりに図2の時計方向に進むにつれて上方位置となるように傾斜する。而して弁筒31の一端から当接突部52aの傾斜面65に押圧力が作用するのに応じて、カム52および回動軸51にはカム52を退避位置に回動させる力が作用することになり、その回動軸51の回動により係合片53も係合突部53aのリッド25との係合を解除する側に回動することになる。
また前記当接突部52aの先端部下面には、給油装置28を給油口16から離脱させる際に給油装置28の一部が当接突部52aに下方から当たっても当接突部52aに係合してしまうことがないようにするために彎曲面66が形成され、係合片53における係合突部53aの先端部下面には、給油装置28を給油口16から離脱させる際に給油装置28の一部が係合突部53aに下方から当たっても係合突部53aに係合してしまうことがないようにするために彎曲面67が形成される。
このようなリッドロック機構50…によれば、給油装置28を燃料タンク11の給油口16に挿入すると、給油装置28における弁筒31の一端が各カム52…における当接突部52a…の先端の傾斜面65…に当接する。そこで図4および図5で示すように、スライダ32の一端が口金15の外端に当接するまで給油装置28を押し下げると、カム52…は退避位置に回動し、係合片53はリッド25との係合を解除する位置に回動することになり、給油装置28の給油ノズル29に軸方向下方に向けての押圧力を加えると、図6で示すように、スライダ32を口金15に当接させたまま、ばね34を収縮させつつ弁筒31を給油口16内の環状突部15cに当接するまで押し下げることが可能となる。この際、スライダ32に対して弁筒31が軸方向に相対移動するのに応じて、第1環状凹部41に略半部が収容されていたコイルばね40は、第2環状凹部42に略半部を収容し得る位置まで移動することになり、給油ノズル29をさらに押し下げることでコイルばね40は第1凹部40から離脱し、給油ノズル29の外周に摺接しつつ第2環状凹部42に略半部を収容された状態となる。
而して給油ノズル29をさらに押し下げると、図7で示すように、給油ノズル29の一端が燃料タンク11内に突入し、弁筒31が給油ノズル29に対して上方開放位置に相対移動することによって、給油ノズル29の一端部の弁孔30…が開放されることなり、給油ノズル29の各弁孔30…から燃料タンク11内に燃料が流入する。
次にこの実施例の作用について説明すると、給油装置28の非押し込み操作時には、閉じ位置にあるリッド25に係合して該リッド25の閉じ位置を保持するものの給油装置28の押し込み操作に応じてリッド25の開き位置側への作動を許容するようにしたリッドロック機構50…が給油口16の周縁で燃料タンク11に設けられており、給油装置29を給油口16に押し込み操作すると、リッドロック機構50…によるリッド25の閉じ位置ロック状態が解除され、リッド25を押し下げて給油口16を開放することができるものの、給油装置29以外のものでリッド25に押し込み力を作用せしめても、リッド25の閉じ位置はリッドロック機構50で保持されているのでリッド25が給油口16を開放するように作動することはない。すなわち給油装置29以外のものによる給油口16の開放を阻止することができる。
しかも給油口16の周方向に等間隔をあけた3箇所で前記燃料タンク11にリッドロック機構50…が設けられているので、給油装置28の周方向に等間隔をあけた3箇所がリッドロック機構50…に当接することになり、給油装置28の給油口16への押し込み操作時に給油装置28を安定的に支持することができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
燃料タンクの一部および給油装置の縦断側面図である。 図1の2−2線矢視図である。 リッドロック機構の拡大縦断面図である。 給油装置を給油口に差し込んだ状態での図1に対応した縦断側面図である。 図4の5−5線断面図である。 給油装置を図4の状態からさらに押し込んだ状態での図1に対応した縦断側面図である。 給油装置を最後まで押し込んだ状態での図1に対応した縦断側面図である。
11・・・燃料タンク
15・・・口金
15a・・口金の円筒部
15b・・フランジ部
16・・・給油口
25・・・リッド
28・・・給油装置
29・・・給油ノズル
1a・・回動軸の鍔部
50・・・リッドロック機構
51・・・回動軸
52・・・カム
52a・・当接突部
52b・・規制突部
53・・・係合片
54・・・切欠き部
56・・・小径孔
57・・・大径孔
58・・・環状の段部
60・・・軸受部材
60a・・軸受部材の円筒部
60b・・軸受部材の鍔部
61・・・環状のシール部材
63・・・ばね

Claims (6)

  1. 燃料タンク(11)の上部に、上下方向に延びる軸線を有する給油口(16)が設けられ、その給油口(16)を閉じる側に付勢されたリッド(25)が、前記給油口(16)に対し該給油口(16)の軸線方向に抜差可能な給油ノズル(29)を備える給油装置(28)の前記軸線方向の押し込み操作に応じて前記給油口(16)を開く側に作動するようにして前記燃料タンク(11)内に収容され、前記給油装置(28)の非押し込み操作時には閉じ位置にある前記リッド(25)に係合して該リッド(25)の閉じ位置を保持するものの前記給油装置(28)の前記押し込み操作に応じて前記リッド(25)の開き位置側への作動を許容するリッドロック機構(50)が、前記給油口(16)の周縁で前記燃料タンク(11)に設けられる、燃料タンクの給油口構造であって、
    前記リッドロック機構(50)が、前記給油口(16)の径方向外側で該給油口(16)の軸線に沿うよう配置されて前記燃料タンク(11)に回動可能に支承される回動軸(51)と、前記押し込み操作に応じて前記給油装置(28)に当接しつつ回動するようにして前記回動軸(51)の一端に固定されるカム(52)と、前記押し込み操作に応じた前記カム(52)の回動に応じて前記リッド(25)との係合を解除する側に回動するようにして前記回動軸(51)の他端に固定される係合片(53)とを備え、
    前記回動軸(51)は、前記給油口(16)と上下方向で重なる高さに配置されることを特徴とする燃料タンクの給油口構造。
  2. 前記回動軸(51)および前記燃料タンク(11)間に、前記カム(52)の一部を前記給油口(16)内に突出させるとともに前記係合片(53)を前記リッド(25)に係合させる側に前記回動軸(51)を弾発付勢するばね(63)が設けられることを特徴とする、請求項1記載の燃料タンクの給油口構造。
  3. 前記リッドロック機構(50)が、前記給油口(16)の周縁の周方向に等間隔をあけた3箇所で前記燃料タンク(11)に設けられることを特徴とする、請求項1又は2に記載の燃料タンクの給油口構造。
  4. 前記燃料タンク(11)の上面には、前記給油口(16)を形成する円筒部(15a)と、この円筒部(15a)から半径方向外方に張り出すフランジ部(15b)とを一体に有する口金(15)が結合されると共に、その口金(15)の円筒部(15a)には、上側に開放して前記カム(52)を収容する切欠き部(54)が設けられ、
    前記カム(52)は、前記給油口(16)内に先端を突出し得る当接突部(52a)と、前記回動軸(51)の軸線周りで前記当接突部(52a)からずれた位置に配置される規制突部(52b)とを一体に有していて、前記口金(15)の周方向で前記切欠き部(54)の一端側に前記規制突部(52b)を当接させて前記当接突部(52a)の先端を前記給油口(16)内に突出させる突出位置と、前記口金(15)の周方向で前記切欠き部(54)の他端側に前記当接突部(52a)を当接させて該当接突部(52a)を前記給油口(16)の外方に退避させる退避位置との間で回動可能であることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載の燃料タンクの給油口構造。
  5. 前記口金(15)には、下端を前記燃料タンク(11)内に開口する小径孔(56)と、該小径孔(56)の上端に一端を同軸に連ならせるとともに他端を該口金(15)の円筒部(15a)の上面に開口させた、該小径孔(56)よりも大径の大径孔(57)とが設けられ、
    前記小径孔(56)の前記上端と、前記大径孔(57)の前記一端との間には外方側に臨む環状の段部(58)が形成され、
    前記小径孔(56)には、前記口金(15)の円筒部(15a)の下面に当接する鍔部(1a)を有する前記回動軸(51)が回動可能に挿通されると共に、前記回動軸(51)、前記カム(52)及び前記口金(15)の相互間には軸受部材(60)が介装されることを特徴とする、請求項4記載の燃料タンクの給油口構造。
  6. 前記軸受部材(60)は、前記回動軸(51)および大径孔(57)間の間隙に挿入される円筒部(60a)と、前記カム(52)の下面および前記口金(15)の円筒部(15a)の上面間に介装されるようにして該軸受部材(60)の円筒部(60a)に一体に連なる鍔部(60b)とを有し、
    前記軸受部材(60)の円筒部(60a)の下端および前記段部(58)間には、前記回動軸(51)を同軸に囲繞する環状のシール部材(61)が挟持されることを特徴とする、請求項5記載の燃料タンクの給油口構造。
JP2006125887A 2006-04-28 2006-04-28 燃料タンクの給油口構造 Expired - Fee Related JP4832154B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006125887A JP4832154B2 (ja) 2006-04-28 2006-04-28 燃料タンクの給油口構造
DE200710020024 DE102007020024B4 (de) 2006-04-28 2007-04-27 Kraftstoff/Öl-Einfüllöffnungsstruktur eines Kraftstofftanks
US11/741,971 US7591387B2 (en) 2006-04-28 2007-04-30 Fuel filling port structure of a fuel tank

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006125887A JP4832154B2 (ja) 2006-04-28 2006-04-28 燃料タンクの給油口構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007296942A JP2007296942A (ja) 2007-11-15
JP4832154B2 true JP4832154B2 (ja) 2011-12-07

Family

ID=38565067

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006125887A Expired - Fee Related JP4832154B2 (ja) 2006-04-28 2006-04-28 燃料タンクの給油口構造

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7591387B2 (ja)
JP (1) JP4832154B2 (ja)
DE (1) DE102007020024B4 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2917340A1 (fr) * 2007-06-13 2008-12-19 Inergy Automotive Systems Res Systeme d'obturation pour tete de tubulure de remplissage et tubulure associee.
FR2917341A1 (fr) * 2007-06-14 2008-12-19 Inergy Automotive Systems Res Systeme d'obturation pour tete de tubulure de remplissage et tubulure associee
CA2654820C (en) * 2008-02-21 2012-09-11 Stant Manufacturing Inc. Fuel-dispensing nozzle inhibitor
US10000117B2 (en) 2012-02-17 2018-06-19 Stant Usa Corp. Filler neck closure assembly
US9415679B2 (en) 2013-03-22 2016-08-16 Stant Usa Corp. Fuel-dispensing nozzle inhibitor
CN112319256B (zh) * 2020-10-31 2022-03-22 长城汽车股份有限公司 汽车充电口总成
CN114352141B (zh) * 2021-11-30 2023-04-21 东风汽车有限公司东风日产乘用车公司 汽车口盖锁

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2244344A5 (ja) * 1973-09-14 1975-04-11 Peugeot & Renault
US3938564A (en) * 1975-01-06 1976-02-17 Kaiser Aerospace And Electronics Corporation Quick-release fuel coupling for racing cars
US4526216A (en) * 1983-05-16 1985-07-02 Yamaha Motor Corporation, U.S.A. Unleaded fuel filling system for tanks without inlet pipe
JPH0327869U (ja) * 1989-07-25 1991-03-20
DE4039269C1 (en) * 1990-12-08 1992-02-06 Mercedes-Benz Aktiengesellschaft, 7000 Stuttgart, De Self-closing fuel tank seal for filling tube - has lock automatically securing closure cap on filling aperture sealing seat
US5467621A (en) * 1994-02-10 1995-11-21 Trilby, Ltd. Lockable closure for a fuel tank filler pipe
US5634505A (en) * 1995-04-25 1997-06-03 J.C. Carter Company, Inc. Refueling system for race cars
DE19709416C1 (de) * 1997-03-07 1998-04-30 Daimler Benz Ag Vorrichtung zum roboterfähigen Betanken eines Fahrzeuges
US5944075A (en) * 1998-02-06 1999-08-31 Turner; Delwin James Removable quick-fill fuel cap
US6152199A (en) * 1999-08-25 2000-11-28 Nusbaumer; Joseph M. Safety closure for filling system, remote actuator therefor and methods of making the same
DE10037824B4 (de) * 2000-08-03 2009-06-10 Daimler Ag Vorrichtung zum Verhindern des Einführens einer Zapfpistole
US6302169B1 (en) * 2000-09-13 2001-10-16 Peter C. Pulos Diesel fuel nozzle restrictor
DE10126207A1 (de) * 2001-05-30 2003-01-16 Bayerische Motoren Werke Ag Kraftfahrzeug-Kraftstofftank mit einem Einfüllstutzen zur Aufnahme einer Zapfpistole für Dieselkraftstoff
DE102004002994B3 (de) * 2004-01-19 2005-09-22 Itw Automotive Products Gmbh & Co. Kg Einfüllstutzen für das Einfüllen von Kraftstoff in einen Fahrzeugtank
US6968874B1 (en) * 2004-10-07 2005-11-29 Martinrea Industries, Inc. Capless automotive fueling system

Also Published As

Publication number Publication date
US7591387B2 (en) 2009-09-22
DE102007020024B4 (de) 2013-02-07
US20070251598A1 (en) 2007-11-01
JP2007296942A (ja) 2007-11-15
DE102007020024A1 (de) 2007-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4832154B2 (ja) 燃料タンクの給油口構造
JP5319974B2 (ja) 給油口閉鎖装置
US9505302B2 (en) Misfueling preventing apparatus
JP4736896B2 (ja) 燃料タンクの給油装置
CN103492679A (zh) 用于可停用摇臂的枢转支脚
WO2008013325A1 (fr) Dispositif d'ouverture/de fermeture d'un réservoir
JP3201573U (ja) バルブ
JP6213412B2 (ja) 燃料タンクの開閉装置
JP2014508902A (ja) クイック接続流体カップリング
RU2689232C1 (ru) Клапаны типа бабочка с осевым уплотнением
JP6319923B2 (ja) シリンダ装置
JP6462957B2 (ja) 誤給油防止装置
JP3242869B2 (ja) 弁装置
JP5125856B2 (ja) 燃料タンクの開閉装置
JP4021748B2 (ja) 管継手
KR101125925B1 (ko) 개폐덮개 부착구조
TW201221745A (en) Pressure cylinder apparatus
JP5141429B2 (ja) 燃料タンクの開閉装置
JP3038463U (ja) 管継ぎ手
JP2001146977A (ja) 急速開閉型ダイヤフラム弁
JP2001050401A (ja) 弁装置
JP2009191985A (ja) ガス栓用過流出防止弁装置
WO2012049749A1 (ja) 燃料タンクの給油部構造
JP2008106807A (ja) 逆止弁
JP5953070B2 (ja) シリンダ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110316

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110717

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110907

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110920

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140930

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees