JP6213412B2 - 燃料タンクの開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料タンクへ給油するための燃料タンクの開閉装置に関する。
自動車に給油するための給油ノズルは、一般に、ガソリンと軽油とを区別するためにガソリン用のノズル径が20mm、軽油用のノズル径が25mmであり、それらのノズル径が異なっている。こうしたノズル径を異にした油種の違いに対応するための燃料タンクの開閉装置として、特許文献1の技術が知られている。燃料タンクの開閉装置は、燃料通路を形成するタンク開口形成部材と、タンク開口形成部材の内壁に一端部で回動可能に支持されたフラップバルブ(開閉部材)と、給油ノズルが所定以上のノズル径であるときに、給油ノズルと交差する方向へスライドすることで給油ノズルの挿入を可能とするストップゲートを有するゲート機構とを備えている。ゲート機構は、軽油用のノズルが挿入されたときには、ストップゲートを開くが、それよりノズル径の小さいガソリン用の給油ノズルが挿入された場合には、開かないように構成されている。
米国特許第US7,182,111号明細書 米国特許第US7,302,977号明細書 米国特許第US6,968,874号明細書
こうした燃料タンクの開閉装置におけるストップゲートは、スライドする方向と交差する方向に給油ノズルが当たるために、ストップゲートの破損の防止のための設計に労力を要するという課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1) 本形態は、給油ノズルが挿入され該給油ノズルから供給される燃料を燃料タンクに導く燃料通路を有する燃料タンクの開閉装置である。燃料タンクの開閉装置は、上記燃料通路を有するタンク開口形成部材と、上記燃料通路の少なくとも一部を遮るように該燃料通路内に配置されるとともに、その一端で上記タンク開口形成部材に回動可能に支持され、上記給油ノズルの先端で押されることで回動する回動部材と、
上記回動部材より上記燃料タンク側の上記燃料通路に配置され、上記給油ノズルの先端で押されることで、上記給油ノズルの挿入方向と交差する方向へ移動可能であるノズル検知部材と、上記回動部材の他端である自由端側であって、上記給油ノズルの先端が当たらない上記回動部材の裏面側と上記タンク開口形成部材との間に配置された規制部を有するロック部材と、を備え、上記規制部は、上記給油ノズルの先端で押されたときの上記ノズル検知部材の移動量に応じて、上記回動部材の裏面側の位置を、規制位置と非規制位置とに変更するように構成され、上記規制部が上記規制位置にあるときに、上記回動部材が開く力を、上記規制部を介して上記タンク開口形成部材が受けることで、上記回動部材の開き角度を、上記規制部が上記非規制位置にあるときより小さくすること、を特徴とする。
ノズル検知機構は、給油ノズルの先端で押されるように配置されているノズル検知部材を備え、ノズル検知部材の移動量に応じて、ロック部材の規制部の位置を変更する。すなわち、給油ノズルの外径が所定以上の場合には、ノズル検知部材が大きく移動し、ノズル検知部材に連動してロック部材の規制部が回動部材の裏面の規制位置から非規制位置に移動する。規制部は、規制位置にあるときに、回動部材が開く力を、規制部を介してタンク開口形成部材が受けることで、回動部材の開き角度を、上記規制部が上記非規制位置にあるときより小さくする。回動部材は、開き角度が小さいときに給油ノズルの挿入位置を規制する。規制部が規制位置にあるときに、回動部材が開く力を、規制部を介してタンク開口形成部材が受けるから、規制部に大きな力が加わらない。よって、ロック部材の規制部への機械的強度を決めるための設計が容易になり、しかもそれらの機構も簡単になる。
(2) 他の形態において、記規制部は、上記回動部材を回動可能に支持する軸と同じ方向に進退することにより、上記規制位置と非規制位置とを変更するように構成した燃料タンクの開閉装置である。
(3) 他の形態において、上記ロック部材および上記ノズル検知部材は、一体に形成され、かつ上記タンク開口形成部材に回動可能に支持されている燃料タンクの開閉装置である。
(4) 他の形態において、上記ノズル検知部材は、上記給油ノズルに押されない初期位置に復帰するためのスプリングを備え、上記スプリングは、上記ノズル検知部材に一体に形成されている燃料タンクの開閉装置である。
(5) 他の形態において、上記回動部材は、上記燃料通路の開口である挿入用開口を開閉する部材である燃料タンクの開閉装置である。
(6) 他の形態において、上記燃料通路のうち、上記ノズル検知部材および上記ロック部材より燃料タンク側に注入口開閉機構を備え、
上記注入口開閉機構は、上記燃料通路の注入口を開閉する開閉する開閉部材と、上記注入口の開口周縁部と上記開閉部材との間をシールするガスケットとを備えた燃料タンクの開閉装置である。
(7) 他の形態において、上記回動部材は、上記タンク開口形成部材に対して、上記回動部材を回動可能に支持する軸である第1軸に沿って移動でき
上記規制部は、上記給油ノズルの先端で押されたときの上記ノズル検知部材の移動量と、上記燃料通路の中心を通る上記第1軸に直交する平面に対して移動した上記回動部材の変位量と、に応じて、上記回動部材の位置を、上記規制位置と上記非規制位置とに変更するように構成される燃料タンクの開閉装置である。
この形態の燃料タンクの開閉装置によれば、給油時に、給油ノズルが挿入される位置に多少の誤差があっても、燃料タンクに対応している給油ノズルが燃料タンクに挿入されやすい。
(8) 他の形態において、さらに、
上記タンク開口形成部材に外部からの力が加わっていない場合に、該タンク開口形成部材に対する上記回動部材の位置が予め設定された位置に戻るように該回動部材の位置決めを行なう位置決め部材を備える燃料タンクの開閉装置である。
この形態の燃料タンクの開閉装置によれば、燃料タンクに給油ノズルが挿入される場合に、常に、給油ノズルの先端の中心が燃料通路の中心に位置決めされやすいため、給油ノズルが燃料タンクに挿入されやすい。
(9) 他の形態において、さらに、
上記位置決め部材と一体で構成され、上記回動部材を回動させるための回動支持部材を備える燃料タンクの開閉装置である。
この形態の燃料タンクの開閉装置によれば、開閉装置に用いられる部品点数を低減することができる。
(10) 他の形態において、さらに、
上記位置決め部材と別体で構成され、上記回動部材を回動させるための回動支持部材を備える燃料タンクの開閉装置である。
この形態の燃料タンクの開閉装置によれば、開閉装置の設計の自由度が向上する。
(11) 他の形態において、さらに、
上記給油ノズルの先端で上記回動部材が押された場合に、上記給油ノズルから上記回動部材へと加わる荷重を検知するノズル荷重検知部を備え、
上記回動部材(151)の変位量は、検知された上記荷重に基づいて決定される燃料タンクの開閉装置である。
この形態の燃料タンクの開閉装置によれば、給油ノズルが燃料タンクにより挿入されやすい。
本発明の一実施例に係るディーゼルエンジンを搭載した自動車の後部を示し、給油蓋を開いた状態を示す斜視図である。 燃料タンクの開閉装置を示す断面図である。 燃料タンクの開閉装置の上部を分解して示す断面図である。 燃料タンクの開閉装置の上部を分解して示す断面図である。 図2の5−5線に沿った断面図である。 図5に対応した断面図である。 開度規制機構を示す斜視図である。 挿入通路形成部材に開度規制機構を組み付けた状態を一部破断して示す斜視図である。 開度規制機構の構成を説明する説明図である。 開度規制機構の構成を説明する説明図である。 給油時における開度規制機構の一の動作を説明する説明図である。 給油時における開度規制機構の他の動作を説明する説明図である。 図2の6−6線に沿った第2実施例の第1の形態の開閉装置における断面図である。 図2の6−6線に沿った第2実施例の第1の形態の開閉装置における断面図である。 図2の矢視7から視た第2実施例の第2の形態の開閉装置における矢視図である。 図2の矢視7から視た第2実施例の第2の形態の開閉装置における矢視図である。 給油ノズルが開閉装置に挿入された場合の図15の8−8線に沿った回動部材の断面図である。
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例について説明する。
A.第1実施例:
(1) 燃料タンクの開閉装置の概略構成
図1は本発明の一実施例に係るディーゼルエンジンを搭載した自動車の後部を示し、給油蓋を開いた状態を示す斜視図である。自動車の車体の後部には、燃料(軽油)を給油するための給油蓋FLが開閉可能に支持されている。給油蓋FLは、車体の外板に倣った蓋本体FLaを備えている。蓋本体は、ヒンジFLbを介して車体の外板に開閉可能に支持されている。給油蓋FLを開いたときに表われるスペースは、給油室FRになっている。給油室FR内に、基板BPに支持された燃料タンクの開閉装置10が配置されている。燃料タンクの開閉装置10は、燃料キャップを用いないで、燃料タンクに燃料を導くための機構であり、給油蓋FLを開いた後に、給油ノズルからの外力で燃料通路を開閉することで、給油ノズルから燃料タンクへ燃料を供給することができる機構である。以下、燃料タンクの開閉装置の詳細な構成について説明する。
(2) 各部の構成および動作
図2は燃料タンクの開閉装置10を示す断面図である。燃料タンクの開閉装置10は、燃料タンク(図示省略)に接続される燃料通路11Pを有するタンク開口形成部材11と、挿入側開閉機構50と、注入口開閉機構60と、開度規制機構70とを備えている。燃料タンクの開閉装置10は、給油ノズルにより、挿入側開閉機構50および注入口開閉機構60を押して開いて、給油ノズルから燃料を燃料通路11Pに注入すると、燃料は、燃料通路11Pを通じて燃料タンクに供給される。以下、各部の構成について説明する。
(2)−1 タンク開口形成部材11
タンク開口形成部材11は、燃料通路11Pを形成する管体であり、通路形成部材20と、挿入通路形成部材30と、注入口形成部材40とを備えている。通路形成部材20は、燃料タンク側を徐々に縮径した縮径部21aと、縮径部21aに接続された直管部21bとを備え、これらを一体に形成している。
図3は燃料タンクの開閉装置10の上部を分解して示す断面図である。挿入通路形成部材30は、カバー部材32を備えている。カバー部材32は、通路形成部材20の上部に装着され、円筒状の側壁部32aと、上壁32bとを備えている。側壁部32aは、その上部が傾斜し、その傾斜した上部に上壁32bが一体に形成されている。上壁32bは、給油ノズルを挿入するための開口部32dを備えている。開口部32dは、挿入用開口32eと、軸支持部32fとを備えている。挿入用開口32eは、給油ノズルを挿入するためのほぼ円形であり、燃料通路11Pの一部を構成している。軸支持部32fは、側壁部32aの内壁に形成され、挿入側開閉機構50の端部を装着支持するための部位である。
カバー部材32内には、通路形成部材34が配置されている。通路形成部材34は、給油ノズルを挿入・ガイドするために燃料通路11Pの一部である挿入通路11Paを区画するための部材であり、大径部34a、傾斜部34b、および小径部34cを備えている。通路形成部材34は、大径部34aから、傾斜部34bで面積を狭くして、小径部34cに接続されている。
注入口形成部材40は、注入口開閉機構60を支持する部材であり、開口部41と、開口部41の外周下面から突設され通路形成部材20内に収納された円筒状の支持部材42を備えている。開口部41は、注入口41aを備えている。注入口41aは、給油ノズルを挿入するためのほぼ円形の通路であり、燃料通路11Pの一部を構成している。
(2)−2 挿入側開閉機構50
図4は燃料タンクの開閉装置10の一部を分解するとともにその上部を示す断面図である。挿入側開閉機構50は、回動部材51と、軸支持部52と、回動部材51を閉じ方向に付勢するスプリング53とを備えている。回動部材51は、スプリング53のスプリング力に抗して給油ノズルの先端で押されて軸支持部52を中心に回動することで挿入用開口32eを開く。回動部材51の上面には、給油ノズルとの当たりをスムーズにするための湾曲した曲面51aが形成されている。回動部材51の自由端側の先端部には、規制突部51bが形成されている。
(2)−3 注入口開閉機構60
注入口開閉機構60は、開閉部材61と、開閉部材61を注入口形成部材40に対して回動自在に支持する軸受部62と、開閉部材61を閉じ方向に付勢するスプリング63と、注入口41aの開口周縁部に着座するガスケット64とを備えている。開閉部材61内には、弁室が形成され、この弁室内に図示しない調圧弁が収納されている。調圧弁は、燃料タンクの圧力が所定圧を越えたときに開いて燃料タンク側の圧力を逃がす弁である。開閉部材61は、スプリング63のスプリング力に抗して給油ノズルの先端で押されて軸受部62を中心に回動することで注入口41aを開く。
(2)−4 開度規制機構70
図2において、開度規制機構70は、挿入側開閉機構50の下方であって挿入通路11Pa内に配置されており、給油ノズルの先端の外径の大きさに応じて、給油ノズルを挿入できる最大の距離を定める機構である。開度規制機構70は、ノズル検知機構80と、開度規制部材90と、通路形成部材34に形成され、ノズル検知機構80および開度規制部材90を支持する支持機構を備えている。
図5は図2の5−5線に沿った断面図であり、軽油用の給油ノズルFZaを挿入した状態を示す。図6は図5に対応した断面図であり、ガソリン用の給油ノズルFZbを挿入した状態を示す。図7は開度規制機構70を示す斜視図、図8は挿入通路形成部材30に開度規制機構70を組み付けた状態を一部破断して示す斜視図である。
図5および図7において、ノズル検知機構80は、挿入通路11Paの両側にそれぞれ配置されたノズル検知部材81を備えている。ノズル検知部材81は、通路形成部材34の軸支部34eに軸支される軸体82と、挿入通路11Paに臨んで配置された導入押圧部83と、スプリング84とを備え、これらが樹脂材料により一体に形成されている。導入押圧部83は、押圧本体83aと、押圧本体83aから挿入通路11Pa側に向けかつ下方に向かうにしたがって傾斜した押圧斜面83bとを備えている。押圧斜面83bは、給油ノズルFZの先端で押されるように配置されている。図7に示すスプリング84は、ノズル検知部材81の上部から突設された片持ち梁から形成された樹脂スプリングである。スプリング84の先端部84aは、通路形成部材34の支持部34fに係合しており、導入押圧部83が軸体82を中心に回動したときに、初期位置に戻る復帰スプリングとして作用する。
図7において、開度規制部材90は、ノズル検知部材81と樹脂材料により一体に形成されており、ロック部材91を備えている。ロック部材91は、ノズル検知部材81と軸体82の軸方向へ所定間隙隔て、かつ導入押圧部83と平行に配置されており、連結部91aと、連結部91aの先端に形成された規制部91bとを備えている。
図8に示すように、規制部91bは、回動部材51が閉じた状態から開いたときに、回動部材51の裏面側に当たる位置に配置されている。ロック部材91は、ノズル検知部材81と一体に形成されているから、軸体82を中心に、ノズル検知部材81と一体に回転することで、ロック部材91の規制部91bは、回動部材51の裏面に当たる規制位置から、回動部材51の裏面に当たらない非規制位置に移動可能になっている。
図5に示すように軽油用の給油ノズルFZaの先端の外径をDaとし、図6に示すようにガソリン用の給油ノズルFZbをDbとすると、Db<Daに設定されている。例えば、外径Daは25mm、外径Dbは20mmに設定されている。給油ノズルFZの先端が挿入通路11Paに挿入されると、押圧斜面83bに当たって、ノズル検知部材81が軸体82を中心に回動し、これに連動して開度規制部材90のロック部材91も同じ方向に回動する。図5に示す軽油用の給油ノズルFZaの外径Daは、図6に示すガソリン用の給油ノズルFZbの外径Dbより大きいことから、ノズル検知部材81を大きく回動させる。
図9に示すように、軽油用の給油ノズルFZaを挿入通路11Paに挿入した場合には、給油ノズルFZaの先端で押されたノズル検知部材81(図5)に連動して、ロック部材91の規制部91bは、回動部材51の裏面側の規制位置から非規制位置へ移動する。よって、回動部材51は、その裏面に規制部91bが当たらないから、その開き角度が大きい。
一方、図10に示すように、ガソリン用の給油ノズルFZbを挿入通路11Paに挿入した場合には、給油ノズルFZbで押されたノズル検知部材81(図6)に連動して、ロック部材91の規制部91bが移動しても、回動部材51の裏面の規制位置を維持する。よって、回動部材51は、その裏面に規制部91bが当たるから、その開き角度が小さい。
(3) 燃料タンクの開閉装置の開閉動作
(3)−1 大径の給油ノズルFZの挿入動作
図1に示すように、給油蓋FLを開けると、給油室FR内に配置された燃料タンクの開閉装置10が表れる。給油に際して、図5および図6に示すように、ノズル径が異なる2種類の給油ノズルを用いた場合について説明する。まず、ノズル径がD1である軽油用の給油ノズルFZaを用いた場合について説明し、その後、ノズル径がD2(D1>D2)のガソリン用の給油ノズルFZbを用いた場合について説明する。
図11に示すように、給油ノズルFZaで回動部材51を押すと、挿入側開閉機構50の回動部材51がスプリング53の付勢力に抗して押され、回動部材51が軸支持部52を中心に回動し、挿入用開口32eが開かれる。図5に示すように給油ノズルFZaの先端がノズル検知機構80の導入押圧部83に達して、両側の導入押圧部83を押すと、押圧斜面83bが給油ノズルFZから径方向の力を受ける。これにより、スプリング84(図7)がスプリング力を蓄積するように撓みつつ、両側のノズル検知部材81が軸体82を中心に同時に回動する。ノズル検知部材81に連動して、開度規制部材90のロック部材91は、外径方向へ、つまり規制位置から非規制位置へ移動する。これにより、回動部材51の裏面側には、規制部91bがないから、回動部材51の開き角度が規制されない。よって、給油ノズルFZaは、回動部材51の端部に接触しつつ回動部材51の開き角度を大きくして奥側(燃料タンク側)へ導かれる。
さらに、給油ノズルFZaを押し入れると、注入口開閉機構60の開閉部材61がスプリング63の付勢力に抗して押され、開閉部材61が軸受部62を中心に回動し、注入口41aが開かれる。そして、給油ノズルが注入口41aに挿入されると、給油ノズルFZaから燃料が供給される。
このように、給油ノズルFZaでノズル検知部材81の導入押圧部83を押し、開度規制機構70の開度規制部材90のロック部材91が回動部材51の開く角度の規制を解除して、そして注入口開閉機構60の開閉部材61を押せば、開閉部材61が注入口41aを開き、給油することができる。
給油を終えて、給油ノズルFZを注入口41aから抜くと、注入口開閉機構60の開閉部材61がスプリング63の復元力により注入口41aを閉じ、さらに給油ノズルFZが抜かれると、開度規制機構70のノズル検知機構80および開度規制部材90は、初期位置に戻り、つまり、スプリング84(図7)のスプリング力で縮径して導入押圧部83が元の位置に戻る。さらに、挿入側開閉機構50の回動部材51がスプリング53のスプリング力で挿入用開口32eを閉じ、さらに給油蓋FL(図1)を閉じる。
(3)−2 小径の給油ノズルFZbの挿入動作
図12に示すように、ガソリン用の給油ノズルFZbで回動部材51を押すと、回動部材51がスプリング53の付勢力に抗して、軸支持部52を中心に回動して、挿入用開口32eを開く。図6に示すように、給油ノズルFZbの先端がノズル検知機構80の導入押圧部83に達しても、給油ノズルFZbの先端の外径Dbが小さいことから、両側の導入押圧部83を同時に押すことができない。このため、給油ノズルFZbの先端がノズル検知部材81に当たっても、ノズル検知部材81は、径外方へ回動しないから、開度規制部材90のロック部材91の規制部91bも非規制位置のままである。
このため、回動部材51は、給油ノズルFZbによって押されても、ロック部材91の規制部91bに当たって、開き角度を大きくできないから、給油ノズルFZは、通路形成部材34の小径部34cの内壁で拘束されるとともに、回動部材51の規制突部51bに当たって、注入口開閉機構60の開閉部材61に達するまで挿入できない。よって、給油ノズルFZbによる給油作業を行なうことができない。
(4) 燃料タンクの開閉装置の作用・効果
上記実施例にかかる燃料タンクの開閉装置10によれば、以下の作用効果を奏する。
(4)−1 図5および図6に示すように、ノズル検知機構80は、給油ノズルFZの先端の外径が所定径以上の場合に押圧されるノズル検知部材81を備え、ノズル検知部材81の移動量に応じて、ロック部材91の規制部91bの位置を規制位置と非規制位置とで変更する。すなわち、図11に示すように、軽油用の給油ノズルFZaの場合には、ノズル検知部材81が大きく回動し、ノズル検知部材81に連動してロック部材91の規制部91bが回動部材51の裏面の規制位置から非規制位置に移動するから、回動部材51の開き角度を大きくできる。これにより、給油ノズルFZaは、注入口開閉機構60の開閉部材61を押し開ける位置まで挿入可能となり、給油することができる。
一方、図12に示すように、ガソリン用の給油ノズルFZbの場合には、ノズル検知部材81を大きく回動させないから、ロック部材91の規制部91bは、規制位置にあり、回動部材51の開き角度が小さい。これにより、給油ノズルFZbは、注入口開閉機構60の開閉部材61を押し開ける位置まで挿入できないから、給油することができない。
(4)−2 図12に示すように、開度規制部材90は、回動部材51の裏面側にあるロック部材91の規制部91bを規制位置から非規制位置へ変更する。規制部91bが規制位置にあるときに、給油ノズルFZから回動部材51に加わる開く力を、規制部91bを介してタンク開口形成部材11の通路形成部材34が受けるから、規制部91bに大きな力が加わらない。よって、ロック部材91の規制部91bへの機械的強度を決めるための設計が容易になり、しかもそれらの機構も簡単になる。
(4)−3 図7に示すように開度規制部材90のロック部材91は、給油ノズルFZを検知するノズル検知機構80に連動して駆動されるから、ロック部材91を駆動する構成も簡単である。また、開度規制部材90は、ノズル検知機構80と一体に構成することにより、部品点数を低減することができる。
(4)−4 図12に示すように、給油時に、誤った給油ノズルFZbを用いた場合には、給油ノズルFZbを挿入できる最大位置は、注入口開閉機構60の開閉部材61に達しない位置であるから、給油ノズルFZbの力によって注入口開閉機構60が損傷を受け難い。
(4)−5 図4に示すように、開度規制機構70は、注入口開閉機構60と分離されて構成されているから、開度規制機構70の故障が注入口開閉機構60に及びにくい。
(4)−6 図4に示すように、開度規制機構70は、挿入通路形成部材30に組み付けられて、注入口開閉機構60を装着した通路形成部材20と分離できるから、種々の形状の通路形成部材20に組み付けることができ、汎用性が高い。
(4)−7 図2に示すように、挿入側開閉機構50の回動部材51が挿入用開口32eを塞ぐとともに、注入口開閉機構60の上方に配置されているので、高圧洗車に対しても防水機能を有し、さらに塵などが入り込み難く、よって注入口開閉機構60のシール性の低下や劣化を招かない。
B.第2実施例
(5)−1 第2実施例の第1の形態
第2実施例の開閉装置10aでは、回動部材151が軸支持部52の軸に沿って、タンク開口形成部材11に対して一定の範囲で動くことができるように構成されていることが上記実施例と異なり、開閉装置10aの他の構成については、上記実施例の開閉装置10と同じである。
図13および図14は図2の6−6線に沿った第2実施例の第1の形態の開閉装置10aにおける断面図であり、給油ノズルFZaが挿入された状態を示す。図13には、回動部材151が初期位置に配置されている状態の断面図が示されている。また、図14には、回動部材151が初期位置から長さL1動いた状態の断面図が示されている。
図13および図14に示すように、開閉装置10aのスプリング153は、上記実施例のスプリング53と異なり、軸支持部52の軸に沿って伸縮可能である。スプリング153は、第1螺旋部153aと、第2螺旋部153bと、回動部材接触部153cと、によって構成されている。第1螺旋部153aおよび第2螺旋部153bは、図13に示すように、回動部材151が動いていない初期位置において、回動部材151の中心を通ると共に軸支持部52に直交する軸である中心軸OL1を挟んで、対照的に配置される伸縮可能な部分である。また、第1螺旋部153aと第2螺旋部153bとは、回動部材接触部153cによって一体のスプリング153として形成されている。なお、軸支持部52の軸は、請求項における第1軸と同じ方向に相当する。
第1螺旋部153aおよび第2螺旋部153bは、軸支持部52の軸に沿って伸縮することによって、タンク開口形成部材11に対する回動部材151の位置を、軸支持部52の軸に沿って変更する。回動部材接触部153cは、回動部材151に接触して、回動部材151と一体に軸支持部52を軸に回動する部分である。なお、第1螺旋部153aおよび第2螺旋部153bは、請求項における位置決め部材に相当し、回動部材接触部153cは、請求項における回動支持部材に相当する。また、初期位置は、請求項における予め設定された位置に相当する。
図14に示すように、軽油用の給油ノズルFZaの中心軸が中心軸OL1に対して長さL1ずれて挿入されると、第1螺旋部153aが長さL1縮み、第2螺旋部153bが逆に長さL1伸びることで、回動部材151は、軸支持部52の軸に沿って移動する。具体的には、回動部材151は、中心軸OL1から軸支持部52の軸に沿って長さL1離れた軸OL2を中心とした位置に移動する。この場合に、中心軸OL1に対して第2螺旋部153bの側に存在する一方のノズル検知部材81は、押圧斜面83bと給油ノズルFZaとが接触することで、軸支持部52の軸に沿って距離(Da/2)よりも小さい距離(Da/2−L1)しか移動しない。当該一方のノズル検知部材81に連動して回動する一方のロック部材91における規制部91bは、ノズル検知部材81が距離(Da/2)移動した場合と比較して、回動する量(角度)が小さい。しかし、回動部材151が軸支持部52の軸に沿って、回動する量が小さい一方の規制部91bから遠ざかる方向に移動するため、回動部材151の裏面および回動部材151における規制突部151bの裏面は、規制部91bに接触しないために、回動部材151の開き角度が規制されない。そのため、回動部材151は、非規制位置へと移動できるので、給油ノズルFZaは、回動部材151の開き角度を大きくして、回動部材151における規制突部151bに接触せずに燃料タンクへの進入が規制されないので、奥側(燃料タンク側)へ導かれる。すなわち、第2実施例では、回動部材151が開閉装置10aに対して軸支持部52の軸に沿って移動できる所定の範囲において、軽油用の給油ノズルFZaが開閉装置10aに対してずれた位置に挿入されても、回動部材151の裏面に規制部91bが当たらない。言い換えれば、給油ノズルFZが挿入された場合に、給油ノズルFZの径によって動くノズル検知部材81の移動量と、給油ノズルFZと回動部材151とのずれ量とに応じて、回動部材151の開き角度が決定される。
また、第2実施例の第1形態では、第1螺旋部153aおよび第2螺旋部153bの伸縮によってタンク開口形成部材11に対する回動部材151の軸支持部52の軸に沿った位置が決まるため、開閉装置10aから給油ノズルFZaが抜かれると、第1螺旋部153aおよび第2螺旋部153bは、軸支持部52の軸に沿った付勢力によって回動部材151を初期位置へと移動させる。
(5)−2 第2実施例の第2の形態
図15および図16は図2の矢視7から視た第2実施例の第2の形態の開閉装置10bにおける矢視図である。第2の形態の10bでは、回動部材151が軸支持部52の軸に沿って伸縮および移動する場合のスプリング157の構成と、中心軸OL1を中心として対照的に回動部材151に形成されたリブ151cの構成とが第1の形態と異なり、他の構成については、第2の形態の開閉装置10aと同じである。図15には、初期位置に配置され、給油ノズルFZが開閉装置10bに挿入されずに、回動部材151が閉じている状態が示されている。また、図16には、図14と同じように、回動部材151が軸支持部52の軸に沿って長さL1移動し、回動部材151が閉じている状態が示されている。
図15および図16に示すように、開閉装置10bのスプリング157は、第1螺旋部157aと、第2螺旋部157bと、回動部材接触部157cと、によって構成されている。第2の形態では、第1の形態と異なり、第1螺旋部157aおよび第2螺旋部157bが軸支持部52の軸に沿って伸縮および移動することに加え、回動部材接触部157cの形状が変形することにより、回動部材151が移動する。第2の形態では、第1の形態と同様に、給油ノズルFZが挿入された状態から抜かれた状態へと変化すると、スプリング157は、軸支持部52の軸に沿った付勢力によって回動部材151を初期位置へと移動させる。
図17は、給油ノズルFZが開閉装置10bに挿入された場合の図15の8−8線に沿った回動部材151の断面図である。図17に示すように、回動部材151は、上記第1実施例の回動部材51に形成された曲面51aに相当する曲面151aと、平面状に形成された平面151dと、曲面151aと平面151dとの間に曲面151aと反対側に突出するように形成されたリブ151cと、を有している。曲面151aとリブ151cとは、中心軸OL1に近い側の曲面が連続的に形成されている。そのため、給油ノズルFZの先端で回動部材151が押されたときに、給油ノズルFZと回動部材151とが接触する位置に加わる荷重の内の軸支持部52の軸に沿った荷重がスプリング157の付勢力よりも大きい場合には、回動部材151が軸支持部52の軸に沿って移動する。なお、曲面151aおよびリブ151cは、請求項におけるノズル荷重検知部に相当する。本明細書では、荷重とは、力の大きさと力の向きとを含む概念である。
(5)−3 第2実施例における燃料タンクの開閉装置の作用・効果
第2実施例の第1の形態および第2の形態にかかる燃料タンクの開閉装置10b,10cによれば、以下の作用効果を奏する。
(5)−3−1 回動部材151が軸支持部52の軸に沿って移動でき、給油ノズルFZが開閉装置10a,10bに挿入されたときのノズル検知部材81の移動量と回動部材151の移動量とによって回動部材151の開き角度が決定するため、給油時に、軽油用の給油ノズルFZaを開閉装置10a,10bがより挿入しやすくなり、かつ、誤って軽油用の給油ノズルFZaが挿入できない状態を低減させることができる。
(5)−3−2 スプリング153,157は、自身の付勢力によって、給油ノズルFZが開閉装置10a,10bに挿入されていない状態において、タンク開口形成部材11に対する自身の位置を初期位置へと移動させる。そのため、開閉装置10に給油ノズルFZが挿入される場合に、給油ノズルFZの中心が挿入通路11Paの中心に挿入されやすい。
(5)−3−3 スプリング153における第1螺旋部153aと第2螺旋部153bとは、回動部材接触部153cと一体で形成されているため、開閉装置10aの部品点数を低減することができる。
(5)−3−4 曲面151aとリブ151cとによって形成された曲面がより給油ノズルFZの先端と接触しやすいため、給油ノズルFZの中心を回動部材151の中心を通る軸OL2により近づけやすくなる。これにより、給油ノズルFZの中心が挿入通路11Paの中心により挿入されやすい。
(6) 他の実施例
この発明は上記実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能である。
(6)−1 上記実施例において、ノズル検知部材81とロック部材91とは、一体に形成したが、これに限らず、リンク機構を介して連動させる構成であってもよい。
(6)−2 上記実施例では、回動部材51は、挿入用開口32eを閉じる構成について説明したが、これに限らず、給油ノズルの先端で押されかつ燃料通路の少なくとも一部を遮る棒状部材で構成してもよい。
(6)−3 上記実施例では、給油ノズルを注入口開閉機構60の開閉部材61に達しない位置までしか挿入できない構成としたが、これに限らず、回動部材51の開き角度の設定により、給油ノズルの先端を注入口開閉機構60の開閉部材61の所定の位置に当てて、開閉部材61の開閉動作を円滑に行なわせるように構成してよい。
(6)−4 上記第2実施例では、スプリング153およびスプリング157によって、タンク開口形成部材11に対する回動部材151の軸支持部52の軸に沿った位置が変更されたが、これに限らず、スプリングの代わりにゴムなどの弾性体や何も形成されていない空間が配置されてもよいし、これらの内の複数の部材を組み合わせてもよい。
(6)−5 上記第2実施例では、軸支持部52の軸を中心に回動部材151を回動させる回動部材接触部153cと、軸支持部52の軸に沿って回動部材151を移動させる第1螺旋部153aおよび第2螺旋部153bと、が一体で構成されたが、これに限られず、別体で構成されてもよい。回動部材接触部153cと、第1螺旋部153aおよび第2螺旋部153bと、が別体で構成されることにより、開閉装置10aの設計の自由度が向上する。また、回動部材151を軸支持部52の軸に沿って移動させる構成は、第1螺旋部153aおよび第2螺旋部153bのように2つの部分(部材)によって構成されなくてもよく、1つの部分や3以上の部分によって構成されてもよい。
(6)−6 上記第2実施例の第2の形態では、曲面151aおよびリブ151cが、給油ノズルFZが回動部材151に接触した場合の荷重を検知したが、荷重を検知する構成については、種々変形可能である。例えば、リブ151cが回動部材151に形成されておらず、曲面151aのみによって荷重が検知されてもよいし、曲面151aが平面151dと同じように平面状に形成され、リブ151cによって荷重が検知されてもよい。また、リブ151cは、曲面151aが形成されている全周の内の一部に形成されたが、曲面151aの全周に沿って形成されてもよいし、曲面151aの全集の内の異なる一部に沿って形成されてもよい。また、曲面151aとリブ151cとは、連続的な曲面を形成する必要がなく、不連続な曲面を形成してもよいし、段部を形成してもよい。また、リブ151cは、中心軸OL1に対して対照的に形成されたが、必ずしも対照的に形成されなくてもよいし、曲面151aの全周に沿って、複数の箇所に別れて形成されてもよい。また、曲面151aの深さやリブ151cの高さについても種々変形可能である。また、リブ151cは、回動部材151と一体で形成されている必要はなく、ネジやボルトによって回動部材151に着脱可能な構成であってもよい。
10…燃料タンクの開閉装置
11…タンク開口形成部材
11P…燃料通路
11Pa…挿入通路
20…通路形成部材
21a…縮径部
21b…直管部
30…挿入通路形成部材
32…カバー部材
32a…側壁部
32b…上壁
32d…開口部
32e…挿入用開口
32f…軸支持部
34…通路形成部材
34a…大径部
34b…傾斜部
34c…小径部
34e…軸支部
34f…支持部
40…注入口形成部材
41…開口部
41a…注入口
42…支持部材
50…挿入側開閉機構
51…開閉部材
51a…曲面
51b…規制突部
52…軸支持部
53…スプリング
60…注入口開閉機構
61…開閉部材
62…軸受部
63…スプリング
64…ガスケット
70…開度規制機構
80…ノズル検知機構
81…ノズル検知部材
82…軸体
83…導入押圧部
83a…押圧本体
83b…押圧斜面
84…スプリング
84a…先端部
90…開度規制部材
91…ロック部材
91a…連結部
91b…規制部
151…回動部材
151a…曲面
151c…リブ
151d…平面
153…スプリング
153a…第1螺旋部
153b…第2螺旋部
153c…回動部材接触部
157…スプリング
157a…第1螺旋部
157b…第2螺旋部
157c…回動部材接触部
BP…基板
Db…外径
FL…給油蓋
FLa…蓋本体
FLb…ヒンジ
FR…給油室
FZ…給油ノズル
OL1…中心軸
OL2…軸

Claims (11)

  1. 給油ノズルが挿入され該給油ノズルから供給される燃料を燃料タンクに導く燃料通路(11P)を有する燃料タンクの開閉装置において、
    上記燃料通路(11P)を有するタンク開口形成部材(11)と、
    上記燃料通路(11P)の少なくとも一部を遮るように該燃料通路(11P)内に配置されるとともに、その一端で上記タンク開口形成部材(11)に回動可能に支持され、上記給油ノズルの先端で押されることで回動する回動部材(51)と、
    上記回動部材(51)より上記燃料タンク側の上記燃料通路(11P)に配置され、上記給油ノズルの先端で押されることで、上記給油ノズルの挿入方向と交差する方向へ移動可能であるノズル検知部材(81)と、
    上記回動部材(51)の他端である自由端側であって、上記給油ノズルの先端が当たらない上記回動部材(51)の裏面側と上記タンク開口形成部材(11)との間に配置された規制部(91b)を有するロック部材(91)と、
    を備え、
    上記規制部(91b)は、上記給油ノズル(FZ)の先端で押されたときの上記ノズル検知部材(81)の移動量に応じて、上記回動部材(51)の裏面側の位置を、規制位置と非規制位置とに変更するように構成され、
    上記規制部(91b)が上記規制位置にあるときに、上記回動部材(51)が開く力を、上記規制部(91b)を介して上記タンク開口形成部材(11)が受けることで、上記回動部材(51)の開き角度を、上記規制部(91b)が上記非規制位置にあるときより小さくすること、
    を特徴とする燃料タンクの開閉装置。
  2. 請求項1に記載の燃料タンクの開閉装置において、
    上記規制部(91b)は、上記回動部材(51)を回動可能に支持する軸と同じ方向に進退することにより、上記規制位置と非規制位置とを変更するように構成した燃料タンクの開閉装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の燃料タンクの開閉装置において、
    上記ロック部材(91)および上記ノズル検知部材(81)は、一体に形成され、かつ上記タンク開口形成部材(11)に回動可能に支持されている燃料タンクの開閉装置。
  4. 請求項1または請求項3に記載の燃料タンクの開閉装置において、
    上記ノズル検知部材(81)は、上記給油ノズルに押されない初期位置に復帰するためのスプリング(84)を備え、上記スプリング(84)は、上記ノズル検知部材(81)に一体に形成されている燃料タンクの開閉装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の燃料タンクの開閉装置において、
    上記回動部材(51)は、上記燃料通路(11P)の開口である挿入用開口(32e)を開閉する部材である燃料タンクの開閉装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の燃料タンクの開閉装置において、
    上記燃料通路(11P)のうち、上記ノズル検知部材(81)および上記ロック部材(91)より燃料タンク側に注入口開閉機構(60)を備え、
    上記注入口開閉機構(60)は、上記燃料通路(11P)の注入口(41a)を開閉する開閉部材(61)と、上記注入口(41a)の開口周縁部と上記開閉部材(61)との間をシールするガスケット(64)とを備えた燃料タンクの開閉装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の燃料タンクの開閉装置において、
    上記回動部材(151)は、上記タンク開口形成部材(11)に対して、上記回動部材(151)を回動可能に支持する軸である第1軸に沿って移動でき
    上記規制部(91b)は、上記給油ノズル(FZ)の先端で押されたときの上記ノズル検知部材(81)の移動量と、上記燃料通路(11P)の中心を通る上記第1軸に直交する平面に対して移動した上記回動部材(151)の変位量と、に応じて、上記回動部材(151)の位置を、上記規制位置と上記非規制位置とに変更するように構成される燃料タンクの開閉装置。
  8. 請求項7に記載の燃料タンクの開閉装置において、さらに、
    上記タンク開口形成部材(11)に外部からの力が加わっていない場合に、該タンク開口形成部材(11)に対する上記回動部材(151)の位置が予め設定された位置に戻るように該回動部材(151)の位置決めを行なう位置決め部材(153a,153b)を備える燃料タンクの開閉装置。
  9. 請求項8に記載の燃料タンクの開閉装置において、さらに、
    上記位置決め部材(153a,153b)と一体で構成され、上記回動部材(151)を回動させるための回動支持部材(153c)を備える燃料タンクの開閉装置。
  10. 請求項8に記載の燃料タンクの開閉装置において、さらに、
    上記位置決め部材と別体で構成され、上記回動部材(151)を回動させるための回動支持部材を備える燃料タンクの開閉装置。
  11. 請求項7から請求項10までのいずれか一項に記載の燃料タンクの開閉装置において、さらに、
    上記給油ノズル(FZ)の先端で上記回動部材(151)が押された場合に、上記給油ノズル(FZ)から上記回動部材(151)へと加わる荷重を検知するノズル荷重検知部(151a,151c)を備え、
    上記回動部材(151)の変位量は、検知された上記荷重に基づいて決定される燃料タンクの開閉装置。
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