JP6319923B2 - シリンダ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シリンダ装置に関する。
本願は、2014年11月28日に、日本に出願された特願2014−241269号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
シリンダ装置には、シリンダからロッドを最大限突出させると、ロッドのシリンダへの挿入方向の移動を自動的に規制するロック状態となるものがある(例えば、特許文献1参照)。
日本国特開2012−72784号公報
上記のシリンダ装置は、ロック解除の操作性の点で改善の余地があった。
本発明は、ロック解除の操作性を向上させることができるシリンダ装置を提供する。
本発明の第1の態様によれば、シリンダ装置は、筒状のシリンダと、一端が前記シリンダの一端から伸縮可能に突出するロッドと、前記シリンダに対し前記ロッドをロックするロック機構と、を備える。前記ロック機構は、前記シリンダおよび前記ロッドのうちの一方側に、他方側に向けて突出可能に設けられた係合部材と、前記シリンダおよび前記ロッドのうちの他方側に回転可能かつ軸方向への移動が規制されて設けられた筒状のロックガイドと、前記ロックガイドの前記係合部材に対向する対向面に設けられ、前記係合部材が係合可能な係合凹部と、前記ロッドの伸び方向の移動時に、前記係合部材と前記係合凹部とが周方向に一致した状態で、前記係合部材が前記ロックガイドの軸方向の一端側に当接する軸方向位置から前記係合凹部に係合する軸方向位置まで前記ロックガイドの回転を規制する回転規制機構と、前記ロックガイドの前記対向面に、前記係合凹部よりも軸方向の他端側から前記係合凹部を周方向に回避しながら軸方向の一端側まで螺旋状に形成されて前記係合部材に係合する螺旋溝と、を備える。
本発明の第2の態様によれば、前記係合部材が前記シリンダ側に設けられ、前記ロックガイドが前記ロッド側に設けられてもよい。
本発明の第3の態様によれば、前記回転規制機構は、前記ロックガイドの前記対向面である外周面に軸方向に延びて形成された軸方向溝と、前記シリンダ側に固定され径方向内方に突出して前記軸方向溝に軸方向移動可能に係合する突起とを備えてもよい。
本発明の第4の態様によれば、前記螺旋溝および前記軸方向溝のそれぞれの前記シリンダの一端側の開口部が一致していてもよい。前記ロックガイドにおける前記シリンダの一端側の端面は、前記開口部が最も前記シリンダの他端側に位置するように傾斜していてもよい。
本発明の第5の態様によれば、前記突起の突出先端位置は、前記係合部材の最大突出時の突出先端位置よりも前記シリンダの径方向の外側に位置してもよい。前記軸方向溝の底位置は、前記螺旋溝の底位置よりも前記シリンダの径方向の外側に位置してもよい。
上記のシリンダ装置によれば、ロック解除の操作性を向上させることができる。
本発明に係る一実施形態のシリンダ装置の縦断面図である。 本発明に係る一実施形態のシリンダ装置がアンロックされている状態を示す部分斜視断面図である。 図2のA−A断面図である。 本発明に係る一実施形態のシリンダ装置がロックされる前の状態を示す部分斜視断面図である。 図4のB−B断面図である。 本発明に係る一実施形態のシリンダ装置がロックされた状態を示す部分斜視断面図である。 図6のC−C断面図である。 本発明に係る一実施形態のシリンダ装置のロックが解除された第1段階を示す部分斜視断面図である。 図8のD−D断面図である。 本発明に係る一実施形態のシリンダ装置のロックが解除された第2段階を示す部分斜視断面図である。 図10のE−E断面図である。 本発明に係る一実施形態のシリンダ装置のロックが解除された第3段階を示す部分斜視断面図である。 図12のF−F断面図である。 本発明に係る一実施形態のシリンダ装置のロックが解除された第4段階を示す部分斜視断面図である。 図14のG−G断面図である。 本発明に係る一実施形態のシリンダ装置のロックが解除された第5段階を示す部分斜視断面図である。 図16のH−H断面図である。
本発明に係る一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態のシリンダ装置1を示す。シリンダ装置1は、緩衝器、具体的には作動流体としてガスが封入されるガスステー(ガススプリング)である。シリンダ装置1は、ガス(空気や窒素ガス)および潤滑用の少量の油液が封入される筒状のシリンダ10と、このシリンダ10にその軸方向一端の開口部11から一部挿入されるロッド12と、ロッド12のシリンダ10内に配置される内端部に固定されるピストン13とを有している。ピストン13は、シリンダ10内に軸方向に摺動可能に嵌装されている。そのため、ピストン13に固定されたロッド12は、シリンダ10の軸方向(以下、シリンダ軸方向と称す)の一端の開口部11から突出する軸方向の一端が伸縮可能である。すなわち、開口部11から突出しているロッド12の長さは、ピストン13の摺動に応じて変化する。
シリンダ10内は、ピストン13によって、開口部11側の室14と、開口部11とは反対側の室15との二室に区画されている。ロッド12がシリンダ10からのロッド12の突出量を増やす伸び側にピストン13とともに移動すると、室14の容積が減少し室15の容積が増大する。一方、ロッド12がシリンダ10からのロッド12の突出量を減らす縮み側にピストン13とともに移動すると、室14の容積が増大し室15の容積が減少する。
シリンダ10は、シリンダ軸方向の一端(ヘッド側)に開口部11を有する略円筒状の胴体部20と、胴体部20のシリンダ軸方向の他端(ボトム側)を閉塞するように設けられた底部21とを有する略有底円筒状をなしている。シリンダ10の胴体部20には、開口部11の位置に他の一定径の主体部22よりも小径の円環状の環状段差部23が塑性加工により同軸状に形成されている。また、シリンダ10には、この環状段差部23よりも底部21側に主体部22より小径の円環状の内側突出部24が塑性加工により同軸状に形成されている。また、この内側突出部24よりも底部21側に主体部22より小径の円環状の内側突出部25が、塑性加工により同軸状に形成されている。なお、各内側突出部24,25を、円環状とせず、シリンダ10の周方向(以下、シリンダ周方向と称す)に間隔をあけて形成される複数箇所の突起としてもよい。
シリンダ10の底部21には、シリンダ軸方向に沿って外方に延出するように取付ブラケット28が固定されている。取付ブラケット28には、これをシリンダ10の径方向(以下、シリンダ径方向と称す)に沿って貫通する取付穴29が形成されている。
シリンダ10の開口部11側の内側には、ロッドガイド31およびロッドシール32が設けられている。ロッド12は、すべり軸受として機能するロッドガイド31の内側と、シリンダ10とロッド12との隙間をシールするためのロッドシール32の内側とを通ってシリンダ10内に挿入されている。
図2および図3に示すように、ロッドガイド31は段付き円筒状の形状を有する。ロッドガイド31は、その外径側に、軸方向の一端に最も大径の大径部42が形成されている。また、ロッドガイド31の軸方向の中間部には、大径部42よりも小径の中間径部43が形成されている。また、ロッドガイド31の軸方向の他端には、中間径部43よりも小径の小径部44が形成されている。ロッドガイド31の大径部42は、シリンダ10の主体部22に嵌合されている。また、ロッドガイド31の中間径部43は、シリンダ10の環状段差部23とシリンダ軸方向の位置が合っている。ロッドガイド31の大径部42がシリンダ10の環状段差部23に当接することで、シリンダ10に対するロッドガイド31の抜けが規制されている。
ロッドシール32は円環状の形状を有する。ロッドシール32は、図3に示すように、円環平板状の剛性部材52と、この剛性部材52を覆うように円環状に形成されたゴム製の弾性部材53とから形成される。
弾性部材53は、剛性部材52が埋設される略円環状のベース部54と、ベース部54の内周縁部から軸方向一側に延出する円環状の内周リップ部55と、ベース部54の外周縁部から内周リップ部55と同側に延出する外周リップ部56を有しており、中心軸線を含む面での断面がC字状をなしている。
ロッドシール32において、剛性部材52およびベース部54が開口部11側に配置されており、内周リップ部55および外周リップ部56が開口部11とは反対側に配置されている。これにより、ロッドシール32は、シリンダ10内の内圧によりロッドガイド31に常時当接するとともにロッドガイド31の大径部42をシリンダ10の環状段差部23に常時当接させる。
ピストン13は、いずれも円環状のピストン本体61とピストンシール62とを有している。ピストン本体61には、外周部の軸方向の中間部に円環状のシール溝63が形成されている。ピストンシール62は、シール溝63に嵌合されており、ピストン本体61とシリンダ10との隙間をシールする。ピストン本体61には、軸方向に沿う流路孔65が周方向に間隔をあけて複数形成されている。
ロッド12は、一定径の主軸部71と、この主軸部71の一端側に設けられた主軸部71よりも小径の一定径の中間嵌合軸部72と、この中間嵌合軸部72の主軸部71とは反対側に設けられた中間嵌合軸部72よりも小径の一定径の端側嵌合軸部73と、端側嵌合軸部73の中間嵌合軸部72とは反対側に端側嵌合軸部73を塑性変形させることにより大径に形成された加締部74とを有している。端側嵌合軸部73はピストン13の内周部に嵌合されており、ピストン13はその内径よりも大径の加締部74によってロッド12に対する抜けが規制されている。
ここで、ロッド12の主軸部71は、シリンダ10のロッドガイド31およびロッドシール32に挿通されることになり、ロッドシール32はロッド12の主軸部71とシリンダ10との隙間を密閉する。ロッドガイド31は、ロッド12の径方向移動を規制しつつ軸方向移動を許容する。ピストン13は、シリンダ10の内側突出部25よりも開口部11とは反対側の主体部22に、径方向移動が規制された状態で軸方向移動可能に嵌合されている。よって、ロッド12およびピストン13は、シリンダ10に対して同軸状を維持したまま軸方向移動可能である。ロッド12がシリンダ10から突出していることからロッド12およびピストン13のシリンダ10内における受圧面積に差が生じ、よってピストン13およびロッド12は、ガス反力によってロッド12の突出方向へ付勢される。
図1に示すように、ロッド12の主軸部71のシリンダ10から突出する側の端部には、取付ブラケット75がロッド12の軸方向に沿って外方に延出するように固定されている。取付ブラケット75には、これをロッド12の径方向に沿って貫通する取付穴76が形成されている。
そして、シリンダ10内のピストン13とロッドシール32との間にロック機構81が設けられている。ロック機構81は、シリンダ10に対しロッド12を最大伸び側の所定位置で縮み方向に移動不可にロックする。
図2および図3に示すように、ロック機構81は、いずれもシリンダ10側に設けられるスプリングケース82および一対の係合スプリング83(係合部材)と、いずれもロッド12側に設けられるロックガイド85、スペーサ86、ワシャ87および反力スプリング88と、を有している。
スプリングケース82は、シリンダ10内に嵌合されており、内側突出部24,25によってシリンダ10の所定位置に軸方向移動不可かつ回転不可な状態で取り付けられている。スプリングケース82は、内側突出部25とシリンダ軸方向の位置を合わせる円環状のリング部91と、リング部91の外周縁部から開口部11側に延出する円筒状の外筒部92と、リング部91の内周縁部から開口部11側に延出する円筒状の内筒部93とを有している。スプリングケース82は、リング部91および外筒部92においてシリンダ10内に嵌合固定されている。外筒部92と内筒部93とは軸方向長さが同等になっており、リング部91を含めて同軸状に形成されている。
内筒部93には、図3に示すように、シリンダ軸方向のリング部91側に一対の矩形状の係止穴95が、シリンダ軸方向の位置を合わせ、かつシリンダ周方向に180度異なった位置に形成されている。また、内筒部93には、係止穴95よりもシリンダ軸方向のリング部91とは反対側に一対の矩形状の切欠溝96が、シリンダ軸方向の位置を合わせ、かつシリンダ周方向に180度異なった位置に形成されている。一方の係止穴95と一方の切欠溝96とがシリンダ周方向の位置を合わせて形成されており、他方の係止穴95と他方の切欠溝96とがシリンダ周方向の位置を合わせて形成されている。切欠溝96はリング部91とは反対側に抜ける形状を有する。内筒部93の内側に、ロッド12が挿通され、内筒部93の内側の内径がロッド12の主軸部71よりも大径である。
図5に示すように、スプリングケース82のリング部91には、リング部91から径方向内方に突出する一対の突起98がシリンダ軸方向の内筒部93側に設けられている。一対の突起98は、シリンダ軸方向の位置を合わせ、かつリング部91のシリンダ周方向に180度異なった位置に一体に形成されている。スプリングケース82がシリンダ10に固定されていることから、一対の突起98はシリンダ10側に固定されて径方向内方に突出している。一対の突起98のシリンダ径方向内側の先端面99からシリンダ10の中心軸線までの距離は、ロッド12の主軸部71の半径よりも大きい。したがって、突起98は、ロッド12の主軸部71から径方向に離間している。
図3に示すように、一対の係合スプリング83は、同形状の共通部品である。一対の係合スプリング83は、スプリングケース82の外筒部92と内筒部93との間に配置されている。一方の係合スプリング83は、シリンダ周方向の位置が合う一方の係止穴95および一方の切欠溝96に係合しており、他方の係合スプリング83は、シリンダ周方向の位置が合う他方の係止穴95および他方の切欠溝96に係合している。よって、一対の係合スプリング83は、シリンダ軸方向の位置を合わせ、かつシリンダ10のシリンダ周方向に180度異なった位置に設けられている。図2に示すように、一対の係合スプリング83は、突起98よりもシリンダ軸方向の開口部11側に配置されており、一対の突起98に対してシリンダ周方向の位置が90度異なって配置されている。
一対の係合スプリング83は、一定幅で厚さ方向に円弧状に湾曲する板バネである。図3に示すように、一方の係合スプリング83は、長さ方向の一端側が内筒部93の一方の係止穴95に固定され、他端側が内筒部93の一方の切欠溝96に挿入され、長さ方向の中間部が外筒部92に当接している。他方の係合スプリング83は、長さ方向の一端側が内筒部93の他方の係止穴95に固定され、他端側が内筒部93の他方の切欠溝96に挿入され、長さ方向の中間部が外筒部92に当接している。
一対の係合スプリング83は、係止穴95に固定される長さ方向の一端部から外筒部92に当接する中間部を経て長さ方向の他端側の所定位置までが一定の厚さで湾曲する薄肉部100を有する。一対の係合スプリング83は、切欠溝96に挿入される長さ方向の他端部つまり開口部11側の端部に、薄肉部100よりも厚さが厚い係合部101が形成されている。この係合部101は、切欠溝96を介して内筒部93よりもシリンダ径方向の内方に突出しており、係合スプリング83の弾性変形に伴ってシリンダ径方向の外方に変位可能である。
スプリングケース82がシリンダ10に固定されていることから、スプリングケース82に取り付けられた状態の一対の係合スプリング83は、シリンダ10に対し、全体としての移動は規制されて、弾性変形可能に支持されている。スプリングケース82に取り付けられた状態の係合スプリング83は、その係合部101が、シリンダ軸方向の開口部11側の平坦な端面102と、シリンダ径方向の内側の平坦な内端面103と、内端面103の開口部11とは反対側の傾斜する傾斜面104とを有している。
係合部101は、シリンダ径方向の内側からの押圧力を受けない状態において、シリンダ径方向の内側に最大量突出する最大突出状態となる。係合部101は、この最大突出状態にあるとき、端面102がシリンダ10の中心軸線に直交する平面に配置されており、内端面103がシリンダ10の半径線に直交する。また、係合部101は、最大突出状態にあるとき、傾斜面104が開口部11からシリンダ軸方向に離れるほどシリンダ10の中心軸線からシリンダ径方向に離れるように傾斜している。係合部101が最大突出状態にあるとき、内端面103のシリンダ10の中心軸線からの距離は、ロッド12の主軸部71の半径よりも大きい。よって、係合スプリング83は、ロッド12の主軸部71からシリンダ径方向に離間している。
最大突出状態の係合部101の内端面103からシリンダ10の中心軸線までの距離は、図2に示す突起98の先端面99からシリンダ10の中心軸線までの距離よりも小さい。よって、突起98の突出先端位置である先端面99は、係合スプリング83の最大突出時の突出先端位置である内端面103よりもシリンダ径方向の外側に位置している。
図3に示すように、ロックガイド85は、筒状の形状を有する。ロックガイド85の内側に、ロッド12の中間嵌合軸部72が挿通されている。ロックガイド85は、軸方向の一端側がロッド12の主軸部71の中間嵌合軸部72の端部に当接しており、軸方向の他端側がスペーサ86に当接している。これにより、ロックガイド85は、ロッド12に対して、同軸状を維持したまま回転可能であり、軸方向への移動は規制されている。
ロックガイド85の径方向外側の外周面121(対向面)のうち、最大外径部となる外周端面122は、同軸に配置されるロックガイド85、ロッド12およびシリンダ10の中心軸線を中心とする同一円筒面に配置されている。この外周端面122の径は、スプリングケース82の内筒部93の内径よりも小径である。そのため、ロックガイド85は、スプリングケース82の内側に進入可能である。ロックガイド85は、スプリングケース82の内側に進入した状態で、その外周面121が、シリンダ10側に設けられた一対の係合スプリング83に対して、シリンダ軸方向の位置を合わせて対向する。
外周端面122からシリンダ10の中心軸線までの距離(つまり半径)は、係合スプリング83の最大突出状態にある係合部101の内端面103からシリンダ10の中心軸線までの距離よりも長い。よって、外周端面122は、一対の係合スプリング83に対向する際には、一対の係合スプリング83の係合部101の内端面103に接触して係合部101をシリンダ径方向の外側に押圧して変位させる。また、外周端面122の半径は、突起98の先端面99からシリンダ10の中心軸線までの距離よりも長い。
図7に示すように、ロックガイド85の外周面121には、外周端面122よりも径方向内方に凹む一対の係合凹部123が形成されている。一対の係合凹部123は、シリンダ軸方向の位置を合わせ、かつシリンダ周方向に180度異なった位置に配置されている。係合凹部123は、シリンダ周方向に一定幅を有する。係合凹部123は、シリンダ軸方向の開口部11側の平坦な端面124と、シリンダ径方向内側の平坦な底面125と、底面125の開口部11とは反対側の傾斜する傾斜面126とを有している。端面124は、シリンダ10の中心軸線に直交する平面に配置されており、底面125は、シリンダ10の半径線に直交している。また、傾斜面126は、シリンダ軸方向において開口部11とは反対側に位置するほどシリンダ10の中心軸線からの距離が大きくなるように傾斜している。
係合凹部123の底面125からシリンダ10の中心軸線までの距離は、最大突出状態にある係合スプリング83の係合部101の内端面103からシリンダ10の中心軸線までの距離よりも若干小さい。これにより、一対の係合スプリング83は、それぞれの係合部101が一対の係合凹部123に係合可能である。係合凹部123に係合部101が係合した状態では、端面124と端面102とが当接し、底面125と内端面103とが当接する。ロックガイド85の係合凹部123は、係合スプリング83の係合部101よりもシリンダ軸方向に長く形成されている。つまり、端面124と端面102とが当接した状態で傾斜面126と傾斜面104との間には隙間がある。これにより、係合スプリング83の係合部101は、ロックガイド85の係合凹部123に容易かつ確実に入ることができる。また、傾斜面126と傾斜面104とが当接して摩擦が生じるとロック解除の際に多少の負荷がかかるが、このような負荷を軽減することができる。
図5に示すように、ロックガイド85の外周面121には、外周端面122よりも径方向内方に凹む一対の軸方向溝131が、シリンダ軸方向に平行に形成されている。一対の軸方向溝131は、ロックガイド85にシリンダ周方向に180度異なった位置に配置されている。一対の軸方向溝131と一対の係合凹部123とは、図4に示すようにシリンダ周方向の位置が90度異なって配置されている。
軸方向溝131の底面132からシリンダ10の中心軸線までの距離は、シリンダ10側の突起98の先端面99からシリンダ10の中心軸線までの距離よりも若干小さい。一対の突起98は、一対の軸方向溝131に係合可能である。図4,図6に示すように、ロッド12とともにロックガイド85がシリンダ軸方向に移動する際に、一対の突起98は、一対の軸方向溝131に係合した状態で一対の軸方向溝131を相対的に通過して、一対の軸方向溝131つまりロックガイド85の回転を規制する。よって、ロックガイド85の外周面121にその軸方向に延びて形成された軸方向溝131と、シリンダ10側に固定され径方向内方に突出して軸方向溝131に対しシリンダ軸方向に相対移動可能に係合する突起98とが、ロッド12のシリンダ10に対する軸方向の移動時に、ロックガイド85の回転を規制する回転規制機構133を構成している。
図7に示すように、ロックガイド85の外周面121には、外周端面122よりも径方向内方に凹む一対の螺旋溝141が形成されている。一対の螺旋溝141は、シリンダ軸方向の位置を合わせ、かつシリンダ周方向に180度異なった位置に配置されている。螺旋溝141は、図6に示すように、ロックガイド85における係合凹部123よりも軸方向の開口部11とは反対側の位置から、係合凹部123を周方向に回避しながらロックガイド85の開口部11側の端部まで螺旋状に形成されている。
ロックガイド85は、その周方向において、一方の螺旋溝141の開口部11とは反対側の端部の位置を一方の係合凹部123と一致させており、この螺旋溝141の開口部11側の端部の位置を、一方の軸方向溝131と一致させている。また、ロックガイド85は、その周方向において、他方の螺旋溝141の開口部11とは反対側の端部の位置を他方の係合凹部123と一致させており、この螺旋溝141の開口部11側の端部の位置を、他方の軸方向溝131と一致させている。つまり、一方の軸方向溝131および一方の螺旋溝141は、シリンダ10の一端の開口部11側に開口するそれぞれの開口部が一致しており、この開口部が共通する共通開口部143を形成している。他方の軸方向溝131および他方の螺旋溝141も、シリンダ10の一端の開口部11側に開口するそれぞれの開口部が一致しており、この開口部が共通する共通開口部143を形成している。
図7に示すように、螺旋溝141の底面142からシリンダ10の中心軸線までの距離は、係合凹部123の底面125からシリンダ10の中心軸線までの距離と同等であり、シリンダ10側の係合スプリング83の内端面103からシリンダ10の中心軸線までの距離よりも若干小さい。これにより、一対の係合スプリング83は、一対の螺旋溝141にも係合可能である。一対の係合スプリング83は、ロッド12とともにロックガイド85がシリンダ軸方向に移動する際に、図8,図10に示すように、一対の螺旋溝141を案内することで、これら螺旋溝141の形状に応じた角度にロックガイド85を強制的に回転させる。
係合スプリング83と螺旋溝141とが、ロッド12の軸方向の移動時にロックガイド85を強制的に回転させる強制回転機構144を構成している。
ここで、螺旋溝141の底面142からシリンダ10の中心軸線までの距離は、軸方向溝131の底面132からシリンダ10の中心軸線までの距離よりも小さい。
よって、軸方向溝131の底位置は、螺旋溝141の底位置よりもシリンダ径方向の外側に位置している。言い換えれば、螺旋溝141の外周端面122からの深さは、軸方向溝131の外周端面122からの深さよりも深い。
図9に示すように、ロックガイド85の外周面121には、外周端面122よりも径方向内方に凹む一対の連続溝151が形成されている。一対の連続溝151は、シリンダ軸方向の位置を合わせ、かつシリンダ周方向に180度異なった位置に配置されている。図6に示すように、一方の連続溝151は、一方の螺旋溝141の共通開口部143とは反対側の端部に連続している。また、他方の連続溝151は、他方の螺旋溝141の共通開口部143とは反対側の端部に連続している。
一方の連続溝151は、ロックガイド85の周方向つまりシリンダ周方向における位置を一方の係合凹部123と一致させており、一方の螺旋溝141の共通開口部143とは反対側の端部からロックガイド85の中心軸線に平行に延在してロックガイド85の共通開口部143とは反対側の端部に抜けている。他方の連続溝151は、シリンダ周方向における位置を他方の係合凹部123と一致させており、他方の螺旋溝141の共通開口部143とは反対側の端部からロックガイド85の中心軸線に平行に延在してロックガイド85の共通開口部143とは反対側の端部に抜けている。
ここで、連続溝151の底面152からシリンダ10の中心軸線までの距離は、螺旋溝141の底面142からシリンダ10の中心軸線までの距離よりも大きい。よって、連続溝151の底位置は、螺旋溝141の底位置よりもシリンダ径方向の外側に位置している。言い換えれば、螺旋溝141の外周端面122からの深さは、連続溝151の外周端面122からの深さよりも深い。これにより、一対の螺旋溝141と一対の連続溝151との間に一対の段差部155が形成されている。段差部155は、ストッパとして機能する。図9に示すように、段差部155は、螺旋溝141に係合している係合スプリング83の係合部101の傾斜面104に当接して、シリンダ10に対するロッド12の伸び方向のそれ以上の移動に対し抵抗力を発生させる。
図8に示すように、連続溝151の底面152からシリンダ10の中心軸線までの距離は、軸方向溝131の底面132からシリンダ10の中心軸線までの距離と同等であり、シリンダ10側の突起98の先端面99からシリンダ10の中心軸線までの距離よりも若干小さい。よって、図4,図6に示すように、シリンダ10側に固定された一対の突起98は、一対の軸方向溝131を通過してロックガイド85を軸方向に横断可能である。また、図12,図14に示すように、シリンダ10側に固定された一対の突起98は、一対の連続溝151および一対の螺旋溝141を通過して、ロックガイド85を軸方向に横断可能である。
図7に示すように、ロックガイド85の開口部11側の端部には、一対の突出部161が形成されている。一対の突出部161は、シリンダ軸方向の位置を合わせ、かつシリンダ周方向に180度異なった位置に配置されている。図2に示すように、一対の突出部161は、開口部11の方向に向かって先が細くなった山形状に突出している。一対の突出部161は、最も開口部11側に位置する頂部のロックガイド85の周方向における位置が、一対の係合凹部123と一致している。そして、一対の突出部161の両側の間の位置に、図4に示す一対の共通開口部143が配置されている。一対の突出部161に形成された、ロックガイド85における開口部11側つまりシリンダ10の一端の端面162は、共通開口部143が最も開口部11とは反対側つまりシリンダ10の他端側に位置するように傾斜している。
図3に示すように、スペーサ86は、円筒部171と、円筒部171のシリンダ軸方向の開口部11側の端部から径方向に延出する小径フランジ部172と、円筒部171のシリンダ軸方向の開口部11とは反対側の端部から径方向に延出する大径フランジ部173とを有している。スペーサ86は、その内側にロッド12の端側嵌合軸部73を挿通させた状態で、中間嵌合軸部72の端側嵌合軸部73の端部に当接している。スペーサ86のロックガイド85とは反対側にピストン13が配置され、スペーサ86およびピストン13が、中間嵌合軸部72の端側嵌合軸部73の端部と加締部74とに挟持される。これにより、スペーサ86およびピストン13がロッド12に軸方向に移動しないように固定される。このスペーサ86と、ロッド12の主軸部71の中間嵌合軸部72側の端部とで上記したロックガイド85の軸方向の移動が規制される。
図5に示すように、小径フランジ部172は、大径フランジ部173よりも小径である。小径フランジ部172には、スプリングケース82の一対の突起98を通過させることが可能な一対の切欠部174が形成されている。小径フランジ部172の外径は、スプリングケース82の内筒部93の内径よりも小径である。よって、小径フランジ部172およびこれより小径の円筒部171は、スプリングケース82の内側を軸方向に通過可能である。
ワシャ87は、小径フランジ部172と大径フランジ部173との間の円筒部171に軸方向に摺動可能となるように設けられている。ワシャ87は、外径が大径フランジ部173とほぼ同径となっており、スプリングケース82のリング部91の内径よりも大径である。
反力スプリング88は、コイルスプリングであって、スペーサ86の円筒部171を内側に挿通させた状態で軸方向の一端がワシャ87に係止されており、軸方向の他端が大径フランジ部173に係止されている。ワシャ87は反力スプリング88で押圧されて小径フランジ部172に当接する。ワシャ87は、図6,図7に示すように、ピストン13およびロッド12が伸び側の所定位置に位置すると、スプリングケース82のリング部91に当接する。また、図8,図9に示すように、ワシャ87は、ピストン13およびロッド12がさらに伸び側に移動するときに、反力スプリング88を縮長させて、ロッド12に縮み方向の反力を発生させる。
次に、ロック機構81の作動について説明する。
ロック機構81は、ロッド12が最も縮み側に位置する状態から伸び側の所定位置に位置するまでは、図1〜図3に示すアンロック状態である。ロック機構81は、ロックガイド85をスプリングケース82の一対の突起98よりも開口部11とは反対側に配置している。この状態では、一対の係合スプリング83は最大突出状態である。
ロッド12が伸び方向に移動すると、ロッド12と一体に軸方向に移動するロックガイド85は、その開口部11側の一対の突出部161をスプリングケース82の一対の突起98に近づける。このとき、ロックガイド85の一対の共通開口部143の回転方向(シリンダ周方向)の位置が一対の突起98と合っていれば、ロッド12の伸び方向の移動に伴って、ロックガイド85が一対の共通開口部143内に一対の突起98を入り込ませる。
他方、ロックガイド85の一対の共通開口部143の回転方向の位置が一対の突起98と合っていなければ、図2に示すようにロックガイド85の一対の突出部161の端面162の回転方向の位置が一対の突起98と合っている。すると、ロッド12の伸び方向の移動に伴って、ロックガイド85が一対の突出部161の端面162にて一対の突起98に当接し、端面162の傾斜により一対の突起98に一対の共通開口部143の回転方向の位置を合わせるように回転して、一対の共通開口部143内に一対の突起98を入り込ませる。ここで、一対の突起98に一対の共通開口部143の回転方向の位置を合わせると、ロックガイド85は、一対の係合凹部123の回転方向の位置が一対の係合スプリング83に合う。
さらにロッド12が伸び方向に移動すると、ロックガイド85は、図4,図5に示すように、一対の共通開口部143と回転方向の位置が合う一対の軸方向溝131内に一対の突起98を入り込ませる。図4,図5に示す状態がロック機構81のロック前状態である。一対の軸方向溝131内に配置された状態で、一対の突起98は、ロックガイド85のシリンダ10に対する回転を規制する。言い換えれば、突起98と軸方向溝131とで構成される回転規制機構133が、これらが係合する状態ではロックガイド85のシリンダ10に対する回転を規制する。
さらにロッド12が伸び方向に移動すると、ロックガイド85は、回転規制機構133で回転が規制された状態のまま、一対の係合スプリング83の係合部101の図4に示す傾斜面104に当接し、傾斜面104の傾斜により一対の係合部101を径方向外側に変位させて外周端面122上に乗り上げさせる。その際に、一対の係合スプリング83は弾性変形する。そして、図6に示すように、一対の突起98が一対の軸方向溝131から開口部11とは反対側に抜け出る前に、ロックガイド85は、一対の係合凹部123のシリンダ軸方向の位置が一対の係合部101に合う。すると、一対の係合スプリング83は弾性変形の戻りによって、図6,図7に示すように一対の係合部101が一対の係合凹部123に入り込んで係合する。以上により、図6に示す回転規制機構133は、ロッド12の伸び方向の移動時に、係合スプリング83と係合凹部123とがシリンダ周方向に一致した状態で、係合スプリング83がロックガイド85の軸方向の一端の開口部11側に当接する軸方向位置から係合凹部123に係合する軸方向位置までロックガイド85の回転を規制する。
一対の係合部101の一対の係合凹部123への係合により、ロックガイド85は、図7に示すように、一対の係合凹部123の平坦な端面124が、一対の係合スプリング83の係合部101の平坦な端面102に当接して、縮み側への移動が規制される。その結果、ロックガイド85と軸方向に一体化されたロッド12も縮み側への移動が規制される。つまり、ロック機構81が、そのロックガイド85と一対の係合スプリング83との係合で、シリンダ10に対しロッド12をロックするロック状態となる。ロック状態になると、一対の係合凹部123の平坦な端面124と、一対の係合部101の平坦な端面102とが、シリンダ10の中心軸線に対し直交する平面に配置される状態で当接する。そのため、縮み方向に大きな力が加わってもロック状態が解除されることはない。
ここで、一対の係合スプリング83の係合部101が一対の係合凹部123に係合する前に、ワシャ87がスプリングケース82のリング部91に当接する状態となり、それ以後のロッド12の伸び方向移動に対し反力スプリング88が反力を発生させる状態となる。これにより、ロッド12の伸び方向移動に勢いがある場合であっても、一対の係合スプリング83の係合部101が、一対の係合凹部123に係合した後にそのまま一対の係合凹部123から外れてしまうことを抑制できる。したがって、ロッド12をシリンダ10に対し良好にロック状態に停止させることができる。
図6,図7に示すロック状態から、反力スプリング88の付勢力に抗してロッド12が伸び方向に移動すると、ロックガイド85は、その一対の係合凹部123の傾斜面126と係合部101の傾斜面104との傾斜により、一対の係合スプリング83を弾性変形させながら一対の係合部101を径方向外側に変位させて外周端面122に乗り上げさせる。そして、ロッド12がさらに伸び方向に移動すると、ロックガイド85は、一対の係合スプリング83の付勢力で回転が規制されながら、開口部11側に移動し、一対の螺旋溝141の共通開口部143とは反対側の端部のシリンダ軸方向の位置が、一対の係合部101に合う。すると、図8,図9に示すように、一対の係合スプリング83は弾性変形の戻りによって一対の係合部101が一対の螺旋溝141の共通開口部143とは反対側の端部に入り込んで係合する。これがロック機構81のロック解除の第1段階である。この状態では、一対の螺旋溝141と一対の連続溝151との間の段差部155に一対の係合部101がシリンダ軸方向に当接し、これと係合スプリング83の縮み切りとでそれ以上のロッド12の伸び方向の移動を規制する。
次に、ロッド12が縮み方向に移動すると、ロックガイド85は、一対の螺旋溝141内で一対の係合部101を相対移動させながらシリンダ10に対して移動する。その際に、図10,図11に示すように、一対の係合部101は、ロックガイド85を、その一対の一対の螺旋溝141の形状に倣ってシリンダ10に対し強制的に回転させる。これがロック機構81のロック解除の第2段階である。言い換えれば、係合部101を含む係合スプリング83と螺旋溝141とで構成される強制回転機構144が、ロッド12の軸方向の移動時にこれらが係合する状態でロックガイド85を強制的に回転させる。強制回転機構144は、ロックガイド85を90度回転させる。
シリンダ軸方向において一対の螺旋溝141の共通開口部143に一対の係合部101の位置が合う直前に、ロックガイド85は、図12,図13に示す一対の連続溝151の開口部11とは反対側の端部に、シリンダ10側の一対の突起98を入り込ませる。ロッド12がさらに縮み方向に移動すると、図12に示すように、ロックガイド85は、一対の係合部101から離れる。これがロック機構81のロック解除の第3段階である。ここで、一対の連続溝151内に入り込んだ状態で、一対の突起98は、ロックガイド85のシリンダ10に対する回転を規制する。
ロッド12がさらに縮み方向に移動すると、ロックガイド85は、一対の連続溝151から、図14,図15に示すように、一対の螺旋溝141内で一対の突起98を相対移動させながらシリンダ10に対して移動する。その際に、一対の突起98は、ロックガイド85を、その一対の螺旋溝141の形状に倣ってシリンダ10に対し強制的に90度回転させる。これがロック機構81のロック解除の第4段階である。ロッド12と一体に移動するロックガイド85は、一対の突起98によって図16,図17に示すように90度回転させられた後に、図16に示すように一対の突起98から離れる。これがロック機構81のロック解除の第5段階である。これにより、ロック機構81は、アンロック状態になる。アンロック状態になった直後、ロックガイド85の一対の共通開口部143の回転方向の位置はシリンダ10側の一対の突起98と合っており、ロックガイド85の一対の係合凹部123の回転方向の位置が一対の係合スプリング83と合っている。
以上により、ロック機構81は、ロッド12をシリンダ10に対し相対回転させることなく軸方向に力を加えるのみでロックおよびロック解除が可能なシリンダ内蔵型のロック機構である。
図1に示すシリンダ装置1は、シリンダ10に取り付けられた取付ブラケット28と、ロッド12に取り付けられた取付ブラケット75とが、取付穴29,76にそれぞれ挿通される締結部材で、例えば図示略のベース部材とベース部材に対して揺動する図示略の開閉部材とに取り付けられる。取り付けの向きは、常時開閉部材が閉じているものに用いる場合は、開閉部材が閉じたときにシリンダ装置1のロッド12の突出側が下側に来るように取り付けることが望ましい。これは、シリンダ10内の油液がなるべくロッドシール32に接しているようにすることが、シール性及び摺動性を確保するために好適であるからである。
開閉部材がベース部材に近接する全閉状態にあるときは、ロッド12がシリンダ10内に最も進入する。開閉部材がベース部材に対し最も離間する全開状態にあるとき、ロッド12がシリンダ10から最も突出する。ここで、室14,15内には、高圧ガスが充填されているため、ピストン13にはその受圧面積差によりロッド12をシリンダ10から突出させる方向の付勢力であるガス反力が発生している。よって、開閉部材は、閉状態ではその重量がガス反力に優って閉状態に維持されるか、あるいはベース部材に対して図示略の開閉ロック機構により閉状態に維持される。また、開閉部材が開かれるときにはガス反力で開閉部材を開方向に押圧して開操作の操作力を補助する。
そして、開閉部材の揺動時には、ピストン13がシリンダ10内でシリンダ軸方向に移動して室14,15の容積を変えることになり、その際に、これら室14,15を繋ぐピストン13の流路孔65がガスの流動を制御し減衰力を発生させて開閉部材の揺動速度を抑える。
開閉部材が開かれると、ロッド12が伸び方向に移動する。全開近くまで開閉部材が開かれると、ロック機構81が、図4,図5に示すロック前状態を経て、図6,図7に示すようにロック状態となる。このロック状態になるとき、一対の係合スプリング83が一対の係合凹部123に係合する。その際に、クリック音を発生させてロック状態となったことを報知する。ロック機構81がロック状態になると、反力スプリング88がロッド12の伸び方向の移動に対する反力を発生させることになり、開閉部材のさらなる開方向移動に対し反力を発生させる。
ロック機構81がロック状態になった後、例えば、開閉部材の上に操作者が荷物を置いて開閉部材の質量が増した場合や、シリンダ10内のガス圧が低下する等の理由でガス反力が低下した場合に、開閉部材が閉方向に移動しようとしてシリンダ装置1のロッド12を縮み方向に移動させようとする。しかし、ロック状態にあるロック機構81は、一対の係合スプリング83の係合部101の端面102が一対の係合凹部123の端面124に当接してロッド12の縮み方向の移動を規制しているため、開閉部材を開状態に維持する。
この状態から、開閉部材を閉じる場合には、操作者が開閉部材を閉じる意思を持って、開閉部材を一旦開方向に移動させる。このとき、シリンダ装置1は、反力スプリング88を縮長させながらロッド12が伸び方向に移動する。操作者は、この反力スプリング88の付勢力に抗して開閉部材を開方向に移動させる。すると、ロック機構81は、図8,図9に示すロック解除の第1段階となってそれ以上の開閉部材の開方向移動を規制する。この位置が開閉部材の全開位置である。その後、開閉部材を閉方向に移動させると、ロック機構81が図10,図11に示すロック解除の第2段階となり、さらに、図12,図13に示す第3段階、図14,図15に示す第4段階、図16,図17に示す第5段階となった後、図1〜図3に示すアンロック状態となり、開閉部材のさらなる閉作動を許容する状態になる。
上記した特許文献1に記載のシリンダ装置では、ロッドに対してシリンダを回転させることで、ロックが解除される構造であるため、面倒な解除操作が必要になってしまう。特にシリンダ装置の周囲にスペースを確保できない場合には、ロックの解除操作が一層面倒になる可能性があり、場合によってはロックの解除操作が困難となってシリンダ装置の採用自体ができなくなる可能性がある。
これに対して、本実施形態は、ロッド12が伸び方向に移動すると、係合スプリング83がロックガイド85の軸方向の一端の開口部11側に当接する軸方向位置から係合凹部123に係合する軸方向位置まで、回転規制機構133がロックガイド85の回転を規制する。よって、ロックガイド85の係合凹部123が係合スプリング83に係合する。これにより、シリンダ10に対しロッド12がその縮み方向の移動が規制されるロック状態となる。このロック状態から、ロッド12が伸び方向に移動すると、ロックガイド85の係合凹部123よりも軸方向の他端側にある螺旋溝141が係合スプリング83に係合する。その後、ロッド12が縮み方向に移動すると、ロックガイド85は、係合スプリング83を螺旋溝141に沿って、係合凹部123を周方向に回避するように相対移動させた後に離間させる。これによりロックが解除される。このようにロック状態から伸び操作後に縮み操作をすればロックを解除することができる。そのため、ロッド12とシリンダ10とを相対回転させる必要がなく、ロック解除の操作性を向上させることができる。ロックを解除するためにシリンダ10に触れる必要がなくなるため、シリンダ装置1の周囲にスペースを確保できない場合であっても、容易にロックを解除することができる。つまり、省スペースの領域に設置可能となり、操作者から目視できない位置に配置することも可能となる。また、ロック解除時には、ロッド12を縮み方向とは逆の伸び方向に一旦移動させる必要があるため、不用意にロックが解除されてしまうことを抑制できる。
また、係合スプリング83をシリンダ10側に設け、ロックガイド85をロッド12側に設けたため、ロックガイド85を小型化でき、軽量化が図れる。
また、回転規制機構133は、ロックガイド85の外周面121に軸方向に延びて形成された軸方向溝131と、シリンダ10側に固定され径方向内方に突出して軸方向溝131に軸方向移動可能に係合する突起98とを備える。そのため、簡素な構造でロックガイド85の回転を規制することができる。
また、ロックガイド85におけるシリンダ10の一端開口部11側の端面162は、螺旋溝141および軸方向溝131の一端開口部11側の共通開口部143が最もシリンダ10の他端側に位置するように傾斜している。そのため、回転規制機構133の突起98を軸方向溝131に案内することができる。したがって、ロックするためロッド12を伸び方向に移動させれば、突起98を軸方向溝131に入り込ませることができる。
また、突起98の突出先端位置は、係合スプリング83の最大突出時の突出先端位置よりもシリンダ径方向の外側に位置し、軸方向溝131の底位置は、螺旋溝141の底位置よりもシリンダ径方向の外側に位置する。よって、係合スプリング83の螺旋溝141および係合凹部123への係合代を大きくでき、係合スプリング83の係合凹部123への係合によるロックを強固にできる。また、軸方向溝131に係合して回転を規制するのみであって係合代が小さくて済む突起98を小さくできる。
また、ロックガイド85の係合凹部123が係合スプリング83に係合してシリンダ10に対しロッド12がロック状態となると、ロッド12の伸び方向移動に対し反力スプリング88が反力を発生させる。よって、ロッド12の伸び方向移動に勢いがある場合であっても、係合スプリング83が係合凹部123に係合した後にそのまま外れてしまうことを抑制でき、ロッド12をシリンダ10に対し良好にロック状態で停止させることができる。また、ロック解除時には、ロッド12を反力スプリング88の反力に抗して伸び方向に一旦移動させる必要があるため、不用意にロックが解除されてしまうことを一層抑制できる。
なお、以上においては、シリンダ10およびロッド12のうちの一方であるシリンダ10側に、ロッド12に向けて突出可能に係合スプリング83を設け、シリンダ10およびロッド12のうちの他方であるロッド12側に、回転可能かつ軸方向への移動が規制された筒状のロックガイド85を設ける場合を例にとり説明した。しかし、これとは逆に、ロッド12側に、シリンダ10に向けて突出可能に係合部材を設け、シリンダ10側に、回転可能かつ軸方向への移動が規制された筒状のロックガイドを設けても良い。この場合は、ロックガイドの係合部材に対向する内周面に係合凹部および螺旋溝が設けられる。
また、以上においては、係合スプリング83を二個用いており、これに対応してロックガイド85に係合凹部123および螺旋溝141を二カ所ずつ設ける場合を例にとり説明した。しかし、必要なロック時の耐荷重に応じてこれらの数を増減することが可能である。
上記実施の形態のシリンダ装置によれば、筒状のシリンダと、一端が前記シリンダの一端から伸縮可能に突出するロッドと、前記シリンダに対し前記ロッドをロックするロック機構と、を備え、前記ロック機構は、前記シリンダおよび前記ロッドのうちの一方側に、他方側に向けて突出可能に設けられた係合部材と、前記シリンダおよび前記ロッドのうちの他方側に回転可能かつ軸方向への移動が規制されて設けられた筒状のロックガイドと、前記ロックガイドの前記係合部材に対向する対向面に設けられ、前記係合部材が係合可能な係合凹部と、前記ロッドの伸び方向の移動時に、前記係合部材と前記係合凹部とが周方向に一致した状態で、前記係合部材が前記ロックガイドの軸方向の一端側に当接する軸方向位置から前記係合凹部に係合する軸方向位置まで前記ロックガイドの回転を規制する回転規制機構と、前記ロッドガイドの前記対向面に、前記係合凹部よりも軸方向の他端側から前記係合凹部を周方向に回避しながら軸方向の一端側まで螺旋状に形成されて前記係合部材に係合する螺旋溝と、を備える。これにより、ロック状態から伸び操作後に縮み操作をすればロックを解除することができる。そのため、ロッドとシリンダとを相対回転させる必要がなく、ロック解除の操作性を向上させることができる。また、ロックを解除するためにシリンダに触れる必要がなくなる。そのため、シリンダ装置の周囲にスペースを確保できない場合であっても、容易にロックを解除することができる。
また、前記係合部材が前記シリンダ側に設けられ、前記ロックガイドが前記ロッド側に設けられる。そのため、ロックガイドを小型化でき、軽量化が図れる。
また、前記回転規制機構は、前記ロックガイドの前記対向面である外周面に軸方向に延びて形成された軸方向溝と、前記シリンダ側に固定され径方向内方に突出して前記軸方向溝に軸方向移動可能に係合する突起とを備える。このため、簡素な構造でロックガイドの回転を規制することができる。
また、前記螺旋溝および前記軸方向溝のそれぞれの前記シリンダの一端側の開口部が一致しており、前記ロックガイドにおける前記シリンダの一端側の端面は、前記開口部が最も前記シリンダの他端側に位置するように傾斜している。このため、ロックするためロッドを伸び方向に移動させれば、突起を軸方向溝に入り込ませることができる。
また、前記突起の突出先端位置は、前記係合部材の最大突出時の突出先端位置よりも前記シリンダの径方向の外側に位置し、前記軸方向溝の底位置は、前記螺旋溝の底位置よりも前記シリンダの径方向の外側に位置する。よって、係合部材の螺旋溝および係合凹部への係合代を大きくでき、係合部材の係合凹部への係合によるロックを強固にできる。また、軸方向溝に係合して回転を規制するのみであるため係合代が小さくて済む突起を小さくできる。
上記のシリンダ装置によれば、ロック解除の操作性を向上させることができる。
1 シリンダ装置
10 シリンダ
11 一端の開口部
12 ロッド
81 ロック機構
83 係合スプリング(係合部材)
85 ロックガイド
98 突起
121 外周面(対向面)
123 係合凹部
131 軸方向溝
133 回転規制機構
141 螺旋溝
143 共通開口部(開口部)
162 端面

Claims (5)

  1. 筒状のシリンダと、
    一端が前記シリンダの一端から伸縮可能に突出するロッドと、
    前記シリンダに対し前記ロッドをロックするロック機構と、
    を備え、
    前記ロック機構は、
    前記シリンダおよび前記ロッドのうちの一方側に、他方側に向けて突出可能に設けられた係合部材と、
    前記シリンダおよび前記ロッドのうちの他方側に回転可能かつ軸方向への移動が規制されて設けられた筒状のロックガイドと、
    前記ロックガイドの前記係合部材に対向する対向面に設けられ、前記係合部材が係合可能な係合凹部と、
    前記ロッドの伸び方向の移動時に、前記係合部材と前記係合凹部とが周方向に一致した状態で、前記係合部材が前記ロックガイドの軸方向の一端側に当接する軸方向位置から前記係合凹部に係合する軸方向位置まで前記ロックガイドの回転を規制する回転規制機構と、
    前記ロックガイドの前記対向面に、前記係合凹部よりも軸方向の他端側から前記係合凹部を周方向に回避しながら軸方向の一端側まで螺旋状に形成されて前記係合部材に係合する螺旋溝と、を備える、
    シリンダ装置。
  2. 前記係合部材が前記シリンダ側に設けられ、前記ロックガイドが前記ロッド側に設けられた、
    請求項1に記載のシリンダ装置。
  3. 前記回転規制機構は、前記ロックガイドの前記対向面である外周面に軸方向に延びて形成された軸方向溝と、前記シリンダ側に固定され径方向内方に突出して前記軸方向溝に軸方向移動可能に係合する突起とを備える、
    請求項2に記載のシリンダ装置。
  4. 前記螺旋溝および前記軸方向溝のそれぞれの前記シリンダの一端側の開口部が一致しており、
    前記ロックガイドにおける前記シリンダの一端側の端面は、前記開口部が最も前記シリンダの他端側に位置するように傾斜している、
    請求項3に記載のシリンダ装置。
  5. 前記突起の突出先端位置は、前記係合部材の最大突出時の突出先端位置よりも前記シリンダの径方向の外側に位置し、
    前記軸方向溝の底位置は、前記螺旋溝の底位置よりも前記シリンダの径方向の外側に位置する、
    請求項4に記載のシリンダ装置。
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