JP4831990B2 - スパナ - Google Patents

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Description

本発明は、ボルト及びナットを締め付けるスパナに関し、特に仮締めをする際に好適なスパナに関するものである。
従来のスパナは、柄とスパナ口とから構成される。このような構成のスパナを使用する際には、まず、スパナのスパナ口をボルト又はナット(以下、「ボルト」のみを記載する)の頭部の形状(例えば、六角ボルトであれば六角形状)に合わせて挟み込むように係合させる。次にボルトのネジ部の回転軸を中心にスパナの柄を持って回し、スパナがボルトにトルクをかけることでボルトを回転させるが、この際に狭い所等でも使いやすく、スパナ口を改良したスパナが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、例えばボルトのネジ部をナットのネジ穴に締め込む場合において、大きなトルクを必要とするのは最後の数回転のみである。ネジ部がネジ穴に係合しただけで小さなトルクでも回転する状態、即ち仮締めの状態においては、ボルトの頭部にスパナ口を係合させて大きなトルクをかける必要は必ずしもない。
このため、ボルトを締める際には、ボルトのネジ部をナットのネジ穴に係合させただけの仮締め状態においては、ボルトの頭部を作業者が持って、手でボルトを回転させつつ締めていく。そして大きなトルクが必要な最後の数回転のみをスパナを使って、ボルトの頭部に大きなトルクを使ってボルトを締めていた。
実開昭59−55669
しかしながら、手が入らないほどの狭い所(例えば柱廻りなど)でボルトを締める必要がある場合、小さな回転トルクを付与するだけで十分回転する仮締め状態においても、スパナのスパナ口を係合させて、ボルトを締めていた。
狭い所においては、スパナが回動可能な角度も小さくなる。このため作業者は、小さい回動角度の回動動作を繰り返し行うことで、ボルトを回転させねばならなくなる。すると、スパナとボルト頭部との係合動作、及び係合解除動作を何度も繰り返し行う必要性が生ずる。このように、狭い所での作業をする際に、スパナ口を係合させて仮締め作業をも行うと、ボルトの締め込み作業に手間や時間がかかるといった問題があった。
そこで本発明は、狭い所におけるスパナによる締め込み作業を容易に行えるようにし、作業性を向上させることを目的とする。
前記目的を達成するための本発明に係る第1の構成は、回転対象物に係合するスパナ口と、該スパナ口と一体的に構成される柄と、から構成されるスパナにおいて、前記柄の側部には、前記回転対象物に引掛かるための鋸歯状のZ字状に連続した引掛突起を有することを特徴とする。
上記の構成によれば、スパナの柄の側部に鋸歯状の連続的に配設される引掛突起が、ボルト等の前記回転対象物に引っ掛る。このため、前記回転対象物が仮締め状態にあるとき、前記引掛突起を前記回転対象物に引掛け、前記柄をスパナの柄の延びる方向に移動させると、ボルト等の凸部を次々に捉え、効率的に回転対象物の回転動作を行うことができる。これにより、仮締め状態にある回転対象物を回転させることができ、容易に仮締め作業を行うことができる。この結果、回転対象物の回転作業の作業性が向上する。
図を用いて本実施形態のスパナ10を具体的に説明する。図1は本実施形態に係るスパナの構成を示す図であり、図2は本実施形態に係る仮締め時のスパナ10の動作を示す図である。
(スパナ10の構成)
スパナ10の概略構成を説明する。図1(a)に示すように、本実施形態に係るスパナ10は、ボルトやナット等の回転対象物と係合するスパナ口20と、作業者が把持してトルクを与えるための柄30と、を有する。これらスパナ口20と柄30とは一体的に構成されている。スパナ10は、柄30の片端部にのみスパナ口20がある片口スパナであってもよいし、柄30の両端部にスパナ口20がある両口スパナであってもよい。
スパナ口20の根元に形成されボルト等と係合する係合部21には、正六角形の頭部を持つボルトやナットが係合するように、正六角形の一部となるような凹部が形成されている。尚、スパナ口20の型は、丸型又はやり型のいずれであってもよく、係合部21の口形状は、整合するものであれば大きさはいずれであってもよい。
また、スパナ口20の先端側には溝部22が形成される。溝部22は、溝部22の奥から溝部22の先端の対向する箇所までの距離Lが、ボルト等の回転対象物の頭部の直径よりも大きく構成される。これにより、ボルト等が溝部22に来るようにスパナ10を移動すると、ボルト等にスパナ口20が当接しなくなり、スパナ10を空回りさせることができるようになる。
柄30は、作業者が直線状の把手部33を把持し、ボルトやナットの回転軸を中心として回転させるものである。柄30を把持して回転することにより、ボルトやナットに対して大きなトルクをかけることができる。また、本実施形態の柄30には、スパナ10の回転方向の両側端部に引掛突起31、32が形成される。引掛突起31、32は後述のように、ボルト等の回転対象物の凸部に引掛けて、ボルトに小さいトルクを付与する。
本実施形態における引掛突起31は、鋸歯状の突起がZ字状に連続して形成されている。具体的に説明すると、図1(b)の引掛突起31の拡大図に示すように、後述の進行方向前方側の立ち上がり部31aの立ち上がり角度θ1は、進行方向A後方側の立ち上がり部31bの立ち上がり角度θ2よりも大きく形成されている。尚、引掛突起31において、立ち上がり部31aと立ち上がり部31bとの間の角部31cには、切欠やR形状等の面取りを施すこととしてもよい。
(スパナ10の動作)
図2を用いて、本実施形態のスパナ10を使用して、ボルトCの締め込む際の動作、及びボルトCを緩める際の動作を説明する。
ボルトCを締め込む際には、まず、ボルトCのネジ部をナットのネジ穴(不図示)に係合させて仮締め状態にする。その後、図2(a)に示すように、ボルトCの頭部側面の凸部(本実施形態においては六角形の角部)に引掛突起31を当接させて、スパナ10を図2(a)中の方向A(作業者から見て奥側)に直線的に平行移動させる。すると、引掛突起31が仮締め状態のボルトCの頭部の凸部に引っ掛かり、当該凸部に対して小さなトルクを与えることができる。すると、ボルトCは回転中心を中心に図中時計回り(矢印Dの方向)に回転して、ボルトCのネジ部はネジ穴に締め込まれる方向に進むこととなる。
最後に、ボルトCの頭部にスパナ口20の係合部21を係合させて、柄30を持って図中時計回りに回転させる。すると、スパナ10はボルトCに対して大きなトルクを付与し、ボルトCをネジ穴に完全に締め込むことができる。
尚、前述のように、本実施形態のスパナ口20の先端には、溝部22が形成されている。このため、狭い場所における作業性が更に向上するという利点がある。即ち、狭い場所においては、スパナを回転させる過程において、スパナの柄がボルト周辺の構造物に当たってしまい、スパナの回転角度が規制される場合がある。この場合においては、ボルトCの頭部にスパナ口20の係合部21を係合させて一定角度回転させた後、ボルトCとスパナ10との係合を解除し、再び係合させて回転させる動作を行わなければならない。
この動作を行う場合において、本実施形態によれば、ボルトCの頭部からスパナ口20を完全に引き抜かなくともよい。即ち、ボルトCに対して係合解除及び再係合をさせる場合には、ボルトCを係合部21からの係合の解除をした後、ボルトCの頭部が溝部22に来るまで移動すれば、スパナ10が自由に回動するようになる。
一方、ボルトCを緩める際には、まず、ボルトCの頭部にスパナ口20の係合部21を係合させて、柄30を持って図中反時計回りに回転させる。すると、ボルトCにはスパナ10から大きなトルクが付与され、ボルトCのネジ部のネジ穴に対する締め込みが解除される。尚、この作業も溝部22があることにより容易になる。こうしてボルトCは、ネジ部がネジ穴に対して小さなトルクでも回転する仮締め状態となる。
ボルトCが仮締め状態になったところで、図2(b)に示すように、ボルトCの頭部側面の前記凸部に引掛突起32を当接させる。そして、図2(b)に示す方向B(作業者から見て手前側)に直線的に平行移動させる。すると、引掛突起32が仮締め状態のボルトCの頭部の凸部に引っ掛かって、当該頭部に対して小さなトルクを与えることができる。仮締め状態のボルトCは回転中心を中心に図中反時計回り(矢印Eの方向)に回転して、ボルトCのネジ部はネジ穴からの締め込みが解除されることとなる。
(スパナ10の作用・効果)
以上のように、本実施形態においては、柄30における、スパナ10の回転方向の両側端部に、ボルトCの凸部に引掛けて小さいトルクを付与するための引掛突起31、32が形成されている。
従来であれば、狭い所で仮締め状態のボルトを締める作業を行う際にも、スパナ口20の係合部21をボルトの頭部に係合させ、スパナ10を小さな回転角度の回転動作を繰り返し行うことで、ボルトCを回転させていた。これに対して本実施形態の構成によれば、図2のように、引掛突起31、32をボルトCの頭部の凸部に当接させて直線的にスパナ10を平行移動させるのみで、仮締め状態のボルトCを回転させることができる。このため、大幅に作業性を向上させることができる。
また、ボルトCを仮締め状態にしてからの仮締め作業を引掛突起31により容易にすることができることに加え、ボルトCを完全に締め込むまでの作業を係合部21、溝部22により容易にすることができる。この結果、ボルトCを仮締め状態にしてから完全に締め込むまでの一連の作業を総合的に容易にし、作業にかかる時間をも短縮することができる。同様にボルトCを緩める作業も容易にし、作業にかかる時間をも短縮することができる。
また、本実施形態の引掛突起31、32は、図1(b)に示すように、鋸歯状の突起がZ字状に形成されている。さらに、進行方向前方側の立ち上がり部の立ち上がり角度θ1は、進行方向後方側の立ち上がり部の立ち上がり角度θ2よりも大きく形成されている。このため、立ち上がり部31aがボルトCの凸部に引っ掛かり易く、当該凸部に対して効果的にトルクを付与することができる。
また、鋸歯状の突起は同じピッチで連続的に配設されている。このように構成すると、鋸歯状の突起がボルトCの六角形の凸部を次々に捉え、さらに効率的に回転対象物の回転動作を行うことができる。
本実施形態においては、柄30に付帯する引掛突起を、引掛突起31及び引掛突起32の2箇所としたが、これに限るものではなく、図3に示すように、片方端部に引掛突起31のみを形成するとしてもよい。この構成とする場合、ボルトCを緩める際には、スパナ10を上下反転させて引掛突起31の進行方向を逆にすれば、引掛突起32と同様の機能を有することとなる。
〔他の実施形態〕
尚、前述した実施形態においては、引掛突起を鋸歯の押し刃形状(引掛突起31)や引き刃形状(引掛突起32)としたが、これに限るものではない。即ち、ボルト等の凸部に引掛けて、回転対象物に小さいトルクを付与することができれば、いかなる形状でも構わない。
本発明は、ボルトやナットのような仮締め作業を行う場合のいかなる局面においても利用することが可能である。特に狭い場所で仮締め作業を行う場合に有効である。
本実施形態に係るスパナ10の構成を示す図。 本実施形態に係る仮締め時のスパナ10の動作を示す図。 本実施形態の変形例に係るスパナの構成を示す図。
符号の説明
C…ボルト
10…スパナ、
20…スパナ口、21…係合部、22…溝部
30…柄、
31…引掛突起、31a…立ち上がり部、31b…立ち上がり部、31c…角部
32…引掛突起、
33…把手部

Claims (1)

  1. 回転対象物に係合するスパナ口と、該スパナ口と一体的に構成される柄と、から構成されるスパナにおいて、
    前記柄の側部には、前記回転対象物凸部に引掛かるための鋸歯状のZ字状に連続した引掛突起を有することを特徴とするスパナ。
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