JP2000329122A - ボルトおよびナット - Google Patents

ボルトおよびナット

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JP2000329122A
JP2000329122A JP11141932A JP14193299A JP2000329122A JP 2000329122 A JP2000329122 A JP 2000329122A JP 11141932 A JP11141932 A JP 11141932A JP 14193299 A JP14193299 A JP 14193299A JP 2000329122 A JP2000329122 A JP 2000329122A
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nut
bolt
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nuts
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Masashi Hayano
昌志 早野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭いスペースでも堅固な締め付け作業を行え
るボルトおよびナットを提供する。 【解決手段】 ナット10が、段状に配置された2個の
部分ナット11,12からなり、これらの部分ナット1
1,12同士の各外周頂部11a,12aは互いにナッ
ト軸線を中心とした回転方向に位置ずれしており、しか
も各部分ナット11,12の各側面にレンチ穴13が穿
設されている。したがって、スパナ23や棒レンチ24
を用いて、このナット10を小まめに回動させながら、
ナット10およびボルト20のボルト頭22間で、図外
の部材同士を締結する。その結果、狭いスペースでも堅
固な締め付け作業を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はボルトおよびナッ
ト、詳しくは狭いスペースで締め付け作業が行えるボル
トおよびナットに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車や産業ロボットなどの組
み立てに際しては、各部品間の締結金具として、サイズ
や用途が異なる六角ボルトおよび六角ナットが多数本使
用されている。締結作業時には、その締結される部品同
士のボルト孔を合致させ、両ボルト孔に六角ボルトを挿
入し、その後、スパナ(レンチ)といった締結工具を用
いて、この六角ナットを六角ボルトのねじ部にねじ込ん
でいく。その結果、六角ナットとボルト頭との間で、部
品同士が堅固に締結される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなボルト、ナットによる締結作業にあっては、その作
業現場の周りに障害物などが存在し、ボルトなどの軸線
を中心にして、長尺なスパナを大きく回動させて行われ
る、締結の作業動作を充分に行うことができない場合が
あった。また、これらのボルト、ナットは、例えばスパ
ナなどを用いて締結作業またはその解除作業を繰り返し
ていると、ボルト頭の外周頂部またはナットの外周頂部
が磨耗により潰れてしまう場合がある。その結果、それ
以上、部品同士を締め付けたり、締め付けを解除したり
することができなくなるという問題点があった。
【0004】
【発明の目的】そこで、この発明は、狭いスペースでも
堅固な締め付け作業を行うことができるボルトおよびナ
ットを提供することを、その目的としている。また、こ
の発明は、ボルト頭またはナットの外周頂部が潰れたと
しても締め付け作業またはその解除作業を行うことがで
き、しかもボルト頭またはナットに形成されたレンチ穴
が潰れにくいボルトおよびナットを提供することを、そ
の目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、外周が角形となったボルト頭を具備するボルトにお
いて、前記ボルト頭が、段状に配置された複数個の部分
ボルト頭を有し、隣接する該各部分ボルト頭同士の外周
頂部は、互いにボルト軸線を中心とした回転方向に位置
ずれしているボルトである。ボルト頭の形状は外周が角
形であれば限定されない。例えば、ボルト頭が平面視し
て四角形の四角ボルト、または、ボルト頭が平面視して
六角形の六角ボルトなどでもよい。部分ボルト頭の段積
み数は限定されない。例えば2段でも3段以上でもよ
い。隣接する部分ボルト頭同士において、各外周頂部の
ボルト軸線を中心とした回転方向における位置ずれの度
合いは限定されない。例えば、外周頂上部が60度ごと
に配置された六角ボルトの場合、その半分の30度など
が挙げられる。なお、これらの事項は、対象がボルト
(具体的にはボルト頭)から、複数の部分ナットを有す
るナットに置き換えられるだけで請求項3のナットにも
該当する。
【0006】請求項2に記載の発明は、前記各部分ボル
ト頭の側面にレンチ穴が設けられた請求項1に記載のボ
ルトである。レンチ穴が形成される部分ボルト頭の側面
は、角部分ボルト頭の全ての側面でもよいし、一部の側
面でもよい。さらに、各側面に1個のレンチ穴を設けて
もよいし、複数個のレンチ穴を設けてもよい。レンチ穴
の形状は限定されない。正面視して円形でも、四角形や
六角形などの多角形でもよい。なお、これらの事項は、
対象がボルト(具体的にはボルト頭)から、複数の部分
ナットを有するナットに置き換えられるだけで請求項4
のナットにも該当する。
【0007】請求項3に記載の発明は、段状に配置され
て外周が角形となった複数の部分ナットを有し、隣接す
る該各部分ナット同士の外周頂部は互いにナット軸線を
中心とした回転方向に位置ずれしているナットである。
【0008】請求項4に記載の発明は、前記各部分ナッ
トの側面にレンチ穴が設けられた請求項3に記載のナッ
トである。
【0009】
【作用】この発明によれば、例えば、周辺に障害物が存
在したりして、従来のボルトおよびナットではスパナ
(レンチ)を十分に回動操作することができない作業現
場であっても、各部分ボルト頭または各部分ナットに順
番にスパナを掛止しながら、これらのボルト、ナットに
よる部材同士の締結作業を行うことができる。この際、
隣接する各部分ボルト頭同士または隣接する各部分ナッ
ト同士の各外周頂部が、互いにボルト軸線を中心とした
回転方向に所定角度ずつ位置ずれしているので、ボルト
またはナットの外周頂部の総数(総ピッチ数)が増え
る。これにより、スパナ類の1アクションでの回動角度
をより細かく分けることができる。その結果、狭いスペ
ースでも堅固な締め付け作業を行うことができる。
【0010】特に、請求項2,請求項4の発明において
は、各部分ボルトまたは各部分ナットの側面に設けられ
たレンチ穴に棒レンチ(棒スパナ)を差し込んで、この
棒レンチを操作することによっても前記部材同士の締結
作業が行える。このように、各部分ボルト頭または各部
分ナットの側面にレンチ穴を設けるようにしたので、例
えば仮にレンチ穴の形成部分も各部分ボルト頭または部
分ナットの外周頂部と考えるようにすれば、ボルトまた
はナットの外周頂部の総ピッチ数がさらに増える。その
結果、スパナ類(棒スパナを含む)による1アクション
での回動角度をより以上に細かく分けることができる。
よって、さらに狭いスペースでも、比較的楽に、その堅
固な締め付け作業を行うことができる。
【0011】また、仮にボルト頭またはナットの外周頂
部が磨耗により潰れた場合でも、レンチ穴を介して、前
記部材同士の締結作業またはその解除作業を行うことが
できる。しかも、このレンチ穴は、前述したように各部
分ボルト頭または各部分ナットの側面に設けられてい
る。そのため、この部材同士の締結作業時または締結解
除作業時において、棒レンチからボルト頭またはナット
に操作力が加えられる方向は、ボルト軸線を中心とした
ボルトの回転方向、または、ナット軸線を中心としたナ
ットの回転方向ということになる。その結果、例えばボ
ルト頭の上面中央部または特殊なナット(袋ナットな
ど)の上面中央部に角穴のレンチ穴を形成し、この穴に
角棒レンチを差し込んだ後、この角棒レンチをボルト軸
線またはナット軸線を中心に回動させて前記締結作業な
どを行う場合に比べて、レンチ穴が潰れにくい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、この発明
の実施例に係るボルトおよびナットを説明する。図1
は、この発明の第1実施例に係るボルトおよびナットの
組み付け状態を示す平面図である。図2は、この発明の
第1実施例に係るボルトおよびナットの一部断面図を含
む組み付け状態を示す平面図である。図1および図2に
おいて、10はナットであり、このナット10は平面視
してそれぞれ六角形となった第1の部分ナット11と第
2の部分ナット12とを有している。これらの第1の部
分ナット11と第2の部分ナット12とは、おのおの6
つの外周頂部11a,12aが、互いにナット軸線を中
心とした回転方向に30度の位置ずれ状態で一体的に鋳
造されている。また、両部分ナット11,12の各側面
の中央部には、1個ずつレンチ穴13が穿孔されてい
る。
【0013】なお、ここでいう各外周頂部11a,12
aが、ナット軸線を中心とした回転方向に30度だけ位
置ずれされているとは、一方の部分ナット11(12)
の各側面の中間位置に、他方の部分ナット12(11)
の対応する外周頂部12a(11a)がそれぞれ配置さ
れていることを意味する。すなわち、第1の部分ナット
11の各レンチ穴13と、第2の部分ナット12の各外
周頂部12aとは互いに対向する位置に配置される一
方、第2の部分ナット11の各レンチ穴13と、第1の
部分ナット11の各外周頂部11aとも、互いに対向位
置にあることを意味する。また、このナット10が螺着
されるボルト20は、首が長いねじ部21の元部に、六
角形のボルト頭22が一体的に形成されたものである。
ボルト20の各側面の中央部には、内,外周面を貫通し
ない前記レンチ穴13が刻設されている。図1におい
て、23はスパナ,24は断面円形の棒レンチである。
【0014】次に、この発明の第1実施例に係るボルト
10の使用方法を説明する。図1に示すように、ナット
10とボルト20とを用いた通常締結時には、まず図外
の締結される部材同士のボルト孔を合致させ、これらの
ボルト孔にボルト20のねじ部21を挿入する。その
後、このねじ部21に手でナット10を軽くねじ込み、
次いでスパナ23を一方の部分ナット11(12)に引
っかけて通常どおり回動操作することにより、このナッ
ト10をボルト20のねじ部21にねじ込んでいく。そ
の結果、ナット10とボルト頭22との間で、図外の部
材同士が堅固に締結される。一方、例えば周辺に障害物
が存在して、従来のボルトおよびナットではスパナ23
を十分に回動操作することができない場合には、2個の
部分ナット11,12の外周頂部11a,12aに、順
番にスパナ23を引っかけながら、これらのナット1
0、ボルト20による部材同士の締結作業を行う。
【0015】また、作業スペースがさらに狭くて、この
スパナ23を使用できない場合には、同様に第1の部分
ナット11のレンチ穴13と、第2の部分ナット12の
レンチ穴13とに、順番に棒レンチ24の先端部を引っ
かけながら、これらのナット10、ボルト20による部
材同士の締結作業を行う。なお、ボルト頭22にもレン
チ穴13が形成されているので、これらのレンチ穴13
に棒レンチ24の先端部を引っかけながら、ボルト20
側からも締結することができる。一方、締結を解除する
場合には、上述した締結操作とは反対の締結解除操作を
行えばよい。
【0016】このように、各外周頂部11a,12aが
互いにナット軸線を中心とした回転方向に位置ずれされ
た2個の部分ナット11,12を上下段に連結させ、か
つ各部分ナット11,12の側面中央部にレンチ穴13
を設けるようにしたので、ナット10の全体としての外
周頂部の総ピッチ数を12角ナットと同じ数まで増やす
ことができる。これにより、スパナ類(スパナ23,棒
レンチ24)による1アクションのナット10の回動角
度を、より細かく分けることができる。その結果、比較
的狭いスペースでも堅固な締め付け作業を行うことがで
きる。なお、各部分ナット11,12のレンチ穴13
を、その対向配置された外周頂部11a,12aの形成
位置から、ナット軸線を中心とした回転方向に若干角度
だけ位置ずれさせれば、前記スパナ類による1アクショ
ンのナット10の回動角度を、さらに細かく分けること
ができる。
【0017】そして、この第1実施例では、図1に示す
ように、各レンチ穴13の形成位置を、隣接する部分ナ
ット11または部分ナット12のそれぞれ対応する外周
頂部11a,12aの形成位置に合致させている。よっ
て、スパナ23での部分ナット11または部分ナット1
2の回動後、スパナ23が掛止されていない側の部分ナ
ット12または部分ナット11のレンチ穴13のひとつ
が、作業者の正面に向きやすい。その結果、ある特定の
狭さの作業環境下では、この締結作業中、スパナ23か
ら棒レンチ24に持ちかえるわずらわしさを解消するこ
とができる。すなわち、片手でスパナ23を握り、もう
一方の手で棒レンチ24を握ったまま、交互にスパナ2
3と棒レンチ24とを動かして、前述した堅固な締結作
業を行うことができる。これは、仮に棒レンチ24を操
作する手が利き手でない場合であっても、このようにレ
ンチ穴13が作業者の正面に向いていれば、比較的正確
に棒レンチ24をレンチ穴13に差し込むことができ、
しかも棒レンチ24を用いて比較的大きな回動操作力を
ナット10側に加えることができるからである。
【0018】また、このスパナ23と棒レンチ24との
組み合わせは、2個の部分ナット11,12が段積みさ
れたナット10を締結するのに適している。これは、上
述した両手を使った締結操作で、2本のスパナ23によ
りナット10を締結しようとしても、スパナ23が厚肉
であることから、作業中、それぞれの部分ナット11,
12に各スパナ23をうまく掛止しにくい。さらに、ス
パナ23は比較的重いために、それぞれの手に1本ずつ
スパナ23を握って締結しようとすれば、作業中の疲労
が大きい。さらにまた、棒レンチ24が2本の組み合わ
せの場合は、棒レンチ24だけでは締結力が比較的小さ
くなることから、ナット10をボルト20のねじ部21
に堅固に締結しにくい。しかも、棒レンチ24を使用し
ての締結は、この棒レンチ24が細いので、手を傷めや
すいという別の問題点もある。
【0019】また、仮にスパナ23による締結作業中ま
たは締結解除の作業中、磨耗によって、部分ナット11
の外周頂部11aまたは部分ナット12の外周頂部12
aが潰れてたとしても、他方の部分ナット12または部
分ナット11にスパナ23を引っかけて、これらの作業
を続行することができる。しかも、両部分ナット11,
12が潰れた場合であっても、レンチ穴13に引っかけ
られた棒レンチ24を介して、これらの作業を引き続き
行うことができる。しかも、このレンチ穴13は、前述
したように各部分ナット11,12の側面に設けられて
いる。そのため、棒レンチ24からナット10に操作力
が加えられる方向は、ナット軸線を中心とした回転方向
ということになる。その結果、例えば図外の袋ナットの
上面中央部に角穴のレンチ穴を刻設し、この穴に図外の
角棒レンチを差し込んで、これをナット軸線を中心とし
た回転方向にまわして締結作業などを行う場合に比べ、
レンチ穴が潰れにくい。よって、仮に全部の外周頭部1
1a,12aが潰れるという最悪の場合であっても、こ
の棒レンチ24を介して、部材同士の締結またはその解
除作業を行うことができる。
【0020】次に、図3に基づいて、この発明の第2実
施例に係るボルトおよびナットを説明する。図3は、こ
の発明の第2実施例に係るボルトおよびナットの組み付
け状態を示す平面図である。図3に示すように、この第
2実施例の特長は、ナット10を小型化し、かつ第1実
施例のボルト10に代わるボルト30として、比較的首
が短いねじ部31の元部に2段式のボルト頭32が固着
されたものを採用した点にある。
【0021】2段式のボルト頭32は、段状に配置され
た第1の部分ボルト頭33と第2の部分ボルト頭34と
を有し、両部分ボルト頭33,34同士の各6つの外周
頂部33a,34aは、互いに30度だけボルト軸線を
中心とした回転方向に位置ずれしている。しかも、両部
分ボルト頭33,34の各側面の中央部には、1つずつ
レンチ穴13が穿孔されている。なお、各外周頂部33
a,34aが互いに30度だけ位置ずれしているとは、
一方の部分ボルト頭33(34)の各側面の中間位置
に、他方の部分ボルト頭34(33)の各外周頂部33
a(34a)が配置されることを意味する。
【0022】この第2実施例のナット10、ボルト30
を用いて、図外の部材同士を締結する場合には、第1実
施例の場合のように、ナット10側から締結作業を行う
ことができる。なお、スパナ23および棒レンチ24を
用いて、ボルト30側から締結作業を行ってもよい。具
体的には、第1の部分ボルト頭33と第2の部分ボルト
頭34とに、交互にスパナ23を掛止しながら締結した
り、第1の部分ボルト頭33側のレンチ穴13と、第2
の部分ボルト頭34側のレンチ穴13とに、交互に棒レ
ンチ24の先端部を引っかけながら締結したりする。
【0023】このように、各外周頂部33a,34aが
ボルト軸線を中心とした回転方向に30度だけ位置ずれ
した2個の部分ボルト頭33,34を互いに段積みし、
かつ各部分ボルト頭33,34の側面にレンチ穴13を
設けるようにしたので、前述したナット10の場合と同
様に、ボルト頭32の全体としての外周頂部の総数を1
2角ボルトと同じ数まで増やすことができる。その結
果、スパナ類による1アクションでのボルト30の回動
角度を細かく分けることができ、よって狭いスペースで
も堅固な締め付け作業を行うことができる。その他の構
成、作用、効果は、第1実施例と同様または推測可能な
範囲であるので説明を省略する。
【0024】次に、図4に基づいて、この発明の第3実
施例に係るボルトおよびナットを説明する。図4は、第
3実施例に係るナットのボルト組み付け状態を示す平面
図である。図4に示すように、この第3実施例の特長
は、ナット10をさらに小型化し、また第1実施例のボ
ルト30に代わるボルト40として、首が細くてより短
尺なねじ部41の元部に、平らなボルト頭42が固着さ
れたものを採用した点である。 その他の構成、作用、
効果は、第1実施例と同様または推測可能な範囲である
ので説明を省略する。
【0025】
【発明の効果】この発明によれば、ボルトまたはナット
の構造を、段状に配置された複数個の部分ボルト頭また
は部分ナットを有し、かつ隣接する部分ボルト頭同士ま
たは隣接する部分ナット同士の各外周頂部が互いにボル
ト軸線を中心とした回転方向に位置ずれしている構造と
したので、狭いスペースでも堅固な締め付け作業を行う
ことができる。
【0026】特に、請求項2,請求項4の発明によれ
ば、請求項1または請求項3の効果に加えて、各部分ボ
ルト頭または各部分ナットの側面にレンチ穴を設けるよ
うにしたので、さらに狭いスペースでも堅固な締め付け
作業を行うことができる。しかも、このレンチ穴を介し
て、ボルト頭の外周頂部またはナットの外周頂部が潰れ
てもこれらの締結または締結解除作業を行うことがで
き、さらにこれらの作業時にレンチ穴が潰れにくくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係るボルトおよびナッ
トの組み付け状態を示す平面図である。
【図2】この発明の第1実施例に係るボルトおよびナッ
トの一部断面図を含む組み付け状態を示す平面図であ
る。
【図3】この発明の第2実施例に係るボルトおよびナッ
トの組み付け状態を示す平面図である。
【図4】この発明の第3実施例に係るナットのボルト組
み付け状態を示す平面図である。
【符号の説明】
10 ナット、 11 第1の部分ナット、 11a,12a 外周頂部、 12 第2の部分ナット、 13 レンチ穴、 20,30,40 ボルト、 22,32 ボルト頭、 33 第1の部分ボルト頭、 33a,34a 外周頂部、 34 第2の部分ボルト頭。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周が角形となったボルト頭を具備する
    ボルトにおいて、 前記ボルト頭が、段状に配置された複数個の部分ボルト
    頭を有し、隣接する該各部分ボルト頭同士の外周頂部
    は、互いにボルト軸線を中心とした回転方向に位置ずれ
    しているボルト。
  2. 【請求項2】 前記各部分ボルト頭の側面にレンチ穴が
    設けられた請求項1に記載のボルト。
  3. 【請求項3】 段状に配置されて外周が角形となった複
    数の部分ナットを有し、隣接する該各部分ナット同士の
    外周頂部は互いにナット軸線を中心とした回転方向に位
    置ずれしているナット。
  4. 【請求項4】 前記各部分ナットの側面にレンチ穴が設
    けられた請求項3に記載のナット。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100704953B1 (ko) * 2005-07-22 2007-04-12 전태익 스프링클러의 누수확인용 마개
US20110316325A1 (en) * 2010-06-29 2011-12-29 Martin Iii Robert J Spindle nut assembly
JP2015200144A (ja) * 2014-04-10 2015-11-12 株式会社国元商会 仮設工事用クランプ

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