JP3140106U - 数珠式六角棒スパナ - Google Patents

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宣行 杉村
健 杉村
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宣行 杉村
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Abstract

【課題】ボルト等を、適切に締付けたり、緩めたりすることができる様にするとともに、資源の無駄使いを防止する。
【解決手段】スパナ本体１の先端に、ボールポイント部分をボール形状に加工されたボール状六角部９と該ボール状六角部９の後端９ａ側に連続する首部１１とからなる、挿入部が形成されている六角棒スパナにおいて挿入部３、４、５が長手方向沿って複数形成されている。
【選択図】図２

Description

この考案は、六角穴付きボルトや六角穴付きを締め付けたり、緩めたりするのに用いられる、六角棒スパナ（「六角棒レンチ」ともいう）に関するものであり、更に述べると、特に、先端にボールポイント加工されているボールポイントタイプの六角棒スパナに関するものである。
ボールポイントタイプの六角棒スパナは、例えば、自動車のエンジンルーム等の煩雑で狭い場所に取り付けられた六角穴付きボルト等を、鉛直以外の方向から締め付けたり、緩めたりするのに用いられている。このスパナは、ボールポイント部分をボール形状に加工したボール状六角部と該ボール状六角部の後端側に連続する首部とからなる、挿入部を備えている（例えば、特許文献１、２参照）。
特開平０８−４７８６３９号公報 特開２００３−２０５４７２号公報
前記ボールポイントタイプの六角棒スパナは、繰り返し使用されることにより、ボール状六角部が潰れてしまい、ボルト等を適切に締付けることができなくなることがある。そのため、スパナ本体には、何ら問題がないにもかかわらず、該スパナを捨て、新しいスパナに変えなければならないので、資源の無駄使いとなる。
この考案は、上記事情に鑑み、ボルト等を適切に締付けたり、緩めたりすることができる様にすることである。他の目的は、資源の無駄使いを防止することである。
この考案は、スパナ本体の先端に、ボールポイント部分をボール形状に加工されたボール状六角部と該ボール状六角部の後端側に連続する首部とからなる、挿入部が形成されている六角棒スパナにおいて；前記挿入部が、長手方向に沿って複数形成されていることを特徴とする。
この考案の前記各挿入部は、同一形状に形成されていることを特徴とする。この考案の前記スパナ本体は、直棒状に形成され、他端にハンドル装着部が設けられていることを特徴とする。
この考案は、前記挿入部が、長手方向沿って複数形成されているので、最先端のボール状六角部が潰れた場合には、首部を切って次の挿入部を最先端にすることができる。従って、このスパナを用いれば、ボルト等を適切に締付けたり、緩めたりすることができるとともに、資源の無駄使いを防止することができる。
この考案の実施の形態を図１、図により説明する。
スパナ本体１の先端部１ａには、長手方向に沿って複数、例えば、５個の挿入部３、４、５、６、７、が連続して設けられ、あたかも数珠の様になっている。
この挿入部３〜７は、同一形状に形成され、ボールポイント部分をボール形状に加工されたボール状六角部９と、該ボール状六角部９の後端９ａ側に連続する首部１１とから構成されている。
前記スパナ本体１の後端部１ｂには、ハンドルを固定するためのハンドル装着部１３が設けられているが、このハンドル装着部１３は、断面六角形に形成されている。
次に、本実施の形態を説明する。
ボルト１５の頭部に形成されている、六角穴１５ａに前記スパナ本体１の先端部１ａを対向させ、最先端の挿入部３を前記六角穴１５ａに挿入すると、ボール状六角部９の角部９ｓは、六角穴１５ａの角部に係止する。
ハンドル装着部１３に装着されている、ハンドル(図示省略)を所定方向に回転させると、前記ボルト１５は、前記所定方向に回転して締め付けられる。又、前記ハンドルを前記と逆方向に回すと、前記ボルト１５は緩む。
この様にして、何回も前記スパナを六角穴１５ａに着脱して使用しているうちに、前記ボール状六部９の角部９ｓが潰れてしまい、適切な締付けができなくなる。
この時、前記挿入部３の首部１１を切断手段によって切り落とし、前記挿入部４を最先端にする。これにより前記スパナの先端部１ａは、新品と同様な状態となるので、適切に締付けを行うことができる。
この様にして挿入部３〜７を順次最先端にすることにより、前記スパナの先端部１ａを、新品と同様の状態に維持することができるので、適正な締付けができると共に、資源の有効利用化を図ることができ、経済的である。
本考案の正面図である。 使用状態を示す拡大図である。
１ スパナ本体
３ 挿入部
４ 挿入部
５ 挿入部
６ 挿入部
７ 挿入部
９ ボール状六角部
１１ 首部

Claims (3)

  1. スパナ本体の先端に、ボールポイント部分をボール形状に加工されたボール状六角部と該ボール状六角部の後端側に連続する首部とからなる、挿入部が形成されている六角棒スパナにおいて；
    前記挿入部が、長手方向に沿って複数形成されていることを特徴とする数珠式六角棒スパナ。
  2. 前記挿入部は、同一形状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の数珠式六角棒スパナ。
  3. 前記スパナ本体は、直棒状に形成され、他端にハンドル装着部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の数珠式六角棒スパナ。
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