JPH0236712Y2 - - Google Patents

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JPH0236712Y2
JPH0236712Y2 JP1983114015U JP11401583U JPH0236712Y2 JP H0236712 Y2 JPH0236712 Y2 JP H0236712Y2 JP 1983114015 U JP1983114015 U JP 1983114015U JP 11401583 U JP11401583 U JP 11401583U JP H0236712 Y2 JPH0236712 Y2 JP H0236712Y2
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handle
bolt
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JP1983114015U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はハンマーに関する。
一般に建物等の天井部に空調ダクト、ケーブル
ラツク、パイプラツク、その他種々の物を吊持状
に取付けるには、天井部に植込まれた長寸の総ネ
ジボルトにナツトを螺進して行なわれている。従
つて作業者はナツト締付のためのスパナを別途腰
に吊り下げておく必要があり、かつこのスパナに
よるナツト締付は、非常に時間が掛り面倒な作業
であつた。
本考案はこの点に鑑みてなされたものであり、
上方を向いて、天井部に種々の物を吊持状に取付
ける前記作業を容易迅速に行なうことが可能でで
あると共に、長寸の総ネジボルトが曲つていても
そのねじ山を傷付けることなく迅速にナツト螺進
退締付作業が出来、かつ安価に製作出来て、耐久
性に優れたハンマーの提供を目的とする。そこで
本考案の特徴とする処は、直線状の軸心を有する
柄の本体を、金属製ボルトのねじ山を潰さない硬
度を有する硬質プラスチツクにて成型すると共
に、該柄の基端部から先端に向つて該柄の大半乃
至全長にわたつてかつ該軸心方向に、螺進退作業
時に長寸のボルトの途中部まで螺進されたナツト
から該ボルトの自由端までのネジ部を収納するた
めの逃げ用孔部を形成すると共に、該孔部の該基
端部近傍に、ナツトの挿嵌するソケツト孔部を該
軸心と同一軸心として耐摩耗金属材質のソケツト
を植込状として固着し、かつ固着強度増大用の凹
凸部を該ソケツトの外周面の一部乃至全体に付設
した点にある。
以下図示の実施例に基づき本考案を詳説する。
第1図において、ハンマー1は左側の頭部2と
この頭部2に先端が固着された柄3とから成り、
頭部2は図示のように一端は平面で他端が先細に
とがつた形状であつても、図示省略したがくぎ抜
きを有したり、球頭部を有したり、はつきり用等
のために偏平に他端が薄くとがつた等の種々の形
状・用途とするも任意であると共に、材質も鋼鉄
製の他、他の金属又は硬質プラスチツクとするも
自由である。
しかして、握持用の柄3は、第1図の右側に示
す基端部4から先端に向つて盲状の孔部5を、軸
心方向に形成し、さらに第1図と第2図に示す如
く該基端部4にはソケツト6が付設されている。
このソケツト6は第5図のようにナツト7を挿嵌
する六角孔部8と、この六角孔部8の奥部に段付
部9をもつて連設された円形孔部10を有し、両
孔部8,10と前記孔部5とは同一軸心上にあ
る。
また第1図と第2図ではソケツト6と柄3の本
体とは別材質として、柄3の本体は硬質プラスチ
ツクとし、ソケツト6は耐摩耗材質の鋼鉄製とし
て、ソケツト6を基端部4側から植込状として固
着して成り、ソケツト6の外周面にローレツト加
工等の凹凸部11……を形成してこの固着の強度
を大としてなる。
また第3図では六角孔部8の代りに、星型状孔
部8aとして、凹凸部11……の数を少くして一
本の大きさを大きくしてなる。これ以外にソケツ
ト6の外周面の一部に面取りを形成して凹凸部1
1とすることも好ましい。
なお、柄3の孔部5は、柄3の先端側まで通し
の貫孔とするも自由であり、柄3の横断面形状も
円形・楕円形その他自由である。また柄3の基端
部4近傍にソケツト6を付設する場合に柄3の本
体のプラスチツク成型時に同時にソケツト6を埋
込むのが望ましい。
上述のハンマー1の使用方法について説明すれ
ば、通常のハンマーとして使用されることは勿論
であるが、第4図と第5図と第6図に示す如く、
建物等の天井部12に空調ダクト13等を吊持状
に取付ける場合に、天井部12に植込まれた長寸
の総ネジボルト14…を左右橋絡する横桁15に
て該ダクト13を支持させるが、この横桁15は
ナツト7をボルト14に螺着して取付けられる。
このナツト7の螺進退締付作業に於て、頭部2を
片手で握手し、柄3の基端部4を鉛直上方に向
け、ソケツト6をナツト7に嵌め込んで、矢印の
ように回転させて締付けることが出来る。ナツト
7を緩める場合も同様に手で握持し、逆方向に回
転すればよい。そしてボルト14の自由端(下端
部)はハンマー1の柄3の孔部5に突入出来るか
ら、横桁15の上下取付位置が変化しても、ボル
ト14の自由端(下端部)がハンマー1に干渉せ
ずに迅速に螺進退出来る。即ち、この孔部5は、
螺進退作業時に長寸のボルト14の途中部まで螺
進されたナツト7からボルト14の自由端までの
ネジ部を収納するための逃げ用の孔部である。な
おダクト13以外にケーブルラツク、パイプラツ
ク、その他種々の物を吊持状に取付けるときにも
同様にハンマー1の頭部2を片手で握つて柄3を
倒立させて、使用出来て、電気工事、ガス工事、
空調工事、その他の工事に必須のハンマーとスパ
ナの役目を兼ねると共に、スパナよりも一層迅速
かつ容易なナツト締付作業が出来る。
特に、上記の場合に用いられるボルト14は長
寸であるために彎曲している場合もあり得る。そ
の場合、第6図に示す如く柄3の孔部5内面にボ
ルト14自由端が干渉Bし、摺接する。ところで
本考案では柄3の本体は硬質プラスチツクにて成
型され、ボルト14のねじ山14a…が潰される
ことがないという著大な効果を発揮する。例えば
空調ダクト13の交換修理時に、ボルト14のね
じ山14a…が潰れていないから、容易にナツト
7を離脱し、かつ再螺着も出来ることとなる。あ
るいは、極端に大きく彎曲した長寸ボルト14を
真直に修正するのに本考案に係るハンマー1のプ
ラスチツク製の柄3の本体が役立つこととなる。
以上詳述したように、本考案のハンマーは、柄
3に孔部5とソケツト6を有するという簡易な構
造であつて、安価に多量生産出来る利点があると
共に、天井を向いての疲労の大きい作業を容易に
行なえ、スパナ等のナツト締付作業具の役目を兼
ねることが出来るのみならず、ボルト14の自由
端(下端部)は柄3の内部に突入状となるから、
ナツト7から下方に長寸のボルト14のネジ部が
突出していても、容易かつ迅速に螺進退作業が行
なえる。
また、ソケツト6は耐摩耗金属材質で耐久性に
優れ、他方の柄3の本体はプラスチツク製で後述
のように多大の効果を発揮し、巧妙な材質の選定
であるといえる。かつソケツト6は凹凸部11に
て強固に一体に柄3の本体に固着される。
しかも、ナツト7の挿嵌するソケツト孔部8,
8aの軸心と柄3の孔部5の直線状の軸心とは同
一軸心であるため、ハンマー頭部2を片手で握つ
て、最小の回転半径にて極めて迅速な回転が可能
となり、回転する時に他の周囲の物体に干渉する
こともなく能率よく作業が出来る。かつ、孔部5
は柄3の大半乃至全長にわたつてかつ軸心方向に
設けるから、ボルト14の自由端(下端部)がハ
ンマー1に干渉せず逃げて容易かつ迅速に弾進退
作業が出来るのみならず、万一、長寸のボルト1
4が彎曲状となつている場合に、ボルト14と孔
部5内面が干渉Bしても柄3の本体は硬質プラス
チツクにて成型されていてねじ山14a…を潰す
ことなく、ナツト7の再離脱と再螺進作業に支障
を生じないという著大な効果を発揮する。あるい
は、工事途中に長寸のボルト14が大きく彎曲し
てしまうことがあり、そのとき、本考案に係るハ
ンマー1のプラスチツクス製の柄3の孔部5に彎
曲したボルト14を挿入状として、真直に修正す
ることが可能であつて、このときもボルト14の
ねじ山14a…を潰すことなく容易に修正出来
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面正面図、
第2図は第1図のA−A矢視図、第3図は第2図
に代わる他の実施例を示す側面図、第4図は使用
状態説明のための斜視図、第5図は使用状態説明
のための一部断面正面図、第6図はボルトが柄の
孔部内面に干渉した状態の断面拡大図である。 1……ハンマー、3……柄、4……基端部、5
……孔部、7……ナツト、8,8a……ソケツト
孔部、14……ボルト、14a…ねじ山。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 直線状の軸心を有する柄3の本体を、金属製ボ
    ルト14のねじ山を潰さない硬度を有する硬質プ
    ラスチツクにて成型すると共に、該柄3の基端部
    4から先端に向つて該柄3の大半乃至全長にわた
    つてかつ該軸心方向に、螺進退作業時に長寸のボ
    ルト14の途中部まで螺進されたナツト7から該
    ボルト14の自由端までのネジ部を収納するため
    の逃げ用孔部5を形成すると共に、該孔部5の該
    基端部4近傍に、ナツト7の挿嵌するソケツト孔
    部8,8aを該軸心と同一軸心として耐摩耗金属
    材質のソケツト6を植込状として固着し、かつ固
    着強度増大用の凹凸部11を該ソケツト6の外周
    面の一部乃至全体に付設したことを特徴とするハ
    ンマー。
JP11401583U 1983-07-21 1983-07-21 ハンマ− Granted JPS59112584U (ja)

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JP11401583U JPS59112584U (ja) 1983-07-21 1983-07-21 ハンマ−

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JPS59112584U JPS59112584U (ja) 1984-07-30
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JPH0744449Y2 (ja) * 1990-07-03 1995-10-11 トップ工業株式会社 電動レンチ用ソケット
JP4403341B2 (ja) * 2000-07-28 2010-01-27 エフシー総研株式会社 ソケットハンマー

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JPS5751813U (ja) * 1980-09-09 1982-03-25

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