JPH0744449Y2 - 電動レンチ用ソケット - Google Patents

電動レンチ用ソケット

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JPH0744449Y2
JPH0744449Y2 JP1990070994U JP7099490U JPH0744449Y2 JP H0744449 Y2 JPH0744449 Y2 JP H0744449Y2 JP 1990070994 U JP1990070994 U JP 1990070994U JP 7099490 U JP7099490 U JP 7099490U JP H0744449 Y2 JPH0744449 Y2 JP H0744449Y2
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JP
Japan
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recess
nut
socket
wrench
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JP1990070994U
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JPH0429365U (ja
Inventor
秀一 小島
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トップ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電動レンチ用ソケットに関し、特に建設現場の
仮枠構造の解体作業などの場合に、電動工具に取り付け
てナットおよびナットに係合されているホームタイを同
時に回すことができる電動レンチ用ソケットに関する。
(従来の技術) 例えば、第4図に示すような建設工事の仮枠構造におい
ては、合板型枠21と21の間にコンクリート22を流し込ん
で固め、コンクリートの養生が終ると合板型枠21,21は
取り除かれる。この合板型枠は通常丸セパレータ25の両
端に、通称Pコン、丸セパ用六角板ナットなどを配置
し、Pコン23、丸セパ用六角ナット24とホームタイ本体
27の間に挿入されてねじを締付けて組立てられる。
このような構造の解体に必要な作業として、ホームタイ
本体27の緩め作業は、従来は素手あるいは手工具により
ホームタイ本体の中央部に設けられた平たい部分Fを手
工具で挟んで行われていた。
またナット29を緩めるときは、先ずナット29を緩めてか
らホームタイ27を緩めて取り外していた。
(考案が解決しようとする課題) 以上述べたように緩める作業で従来2段階で行っていた
ものについては、一部に電動工具を使用する場合もある
が、一般に手作業で行われ、特に合板型枠を取り外す場
合は、コンクリートの膨脹などの圧力や各部の歪みの力
が加って固くなっているため、先ずホームタイのねじ部
に締め付けられているナットを十分ゆるめて周囲のパイ
プを取り外してから手工具などによりホームタイのFの
部分を挟んでゆるめた後さらに十数回回してホームタイ
を取り外さなければならなかった。
したがってその作業は面倒で多くの時間を要し極めて能
率が悪いという欠点があった。
本考案の目的はこれらの欠点を解消し、2段階のねじの
締付作業を電動で行い、とくにホームタイなどの金具を
取り外す場合は、ナットを緩める作業と金具を取り外す
作業を同時に電動工具を用い作業能率を高めることがで
きるような電動レンチ用ソケットを提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 前記の目的を達成するため本考案の電動レンチ用ソケッ
トは、土木建築のコンクリート型枠解体作業に用いるソ
ケットにおいて、 筒状の本体1の一端に、電動工具のチャック31にレンチ
32を介して接続する接続部2を設け、他端に、前記型枠
組立の六角ナットの隣接しない三側面に嵌合して、前記
ナットを駆動する第1の凹所を設け、さらに、第1の凹
所に隣接して中央部寄りに、第2の凹所を設け、第2の
凹所4内にナット29に嵌合するねじ部を駆動するレンチ
部を設け、接続部2,第1の凹所3,および第2の凹所4の
中心軸が本体1の筒状の中心軸と一致するよう構成す
る。
(実施例) つぎに本考案の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は、本考案の一実施例を示し、同図(a)は平面
図、同図(b)は同図(a)のX−Xで切断した正面
(断面)図、同図(c)は底面図である。
第2図は、第1図の実施例の同図(b)の各部で切断し
た状態を示し、同図(a)はA−Aで切断した端面図、
同図(b)はB−Bで切断した端面図、同図(c)はC
−Cで切断した端面図である。
第3図は、第1図の実施例の使用例を示す説明図であ
る。
第1図および第2図に示すように本実施例は筒状の本体
1の一端に、第3図に示す電動工具のチャック31に挿入
して固定したレンチ32に嵌合する凹所2を設け接続部と
している。
他の一端には第1の凹所3を設け、円筒の内面を形勢
し、その内面の3ケ所に内へ向かい張出した部分10a,10
b,10cがあり、この面がナット29の六角形側面の一つお
きの3面に当接し、ナット29に着脱可能に当接する。
このナット接合部を3面形状とする理由は以下のとおり
である。
通常六角ナット駆動のためには、六角形状または二重六
角形状のレンチ部を形成する。本考案ではこの第1の部
分に引き続き第2の部分の凹所を形成する必要がある。
この第1の凹所と第2の凹所は量産の場合冷間鍛造で形
成する。
第1の凹所が六角形状の場合は成形用のポンチの先端側
がおむすび形状、根元側が六角形状となり、前記六角形
状の辺の部分3ケ所でおむすび形状の部分の大きさが逆
転してポンチが抜けない、つまり加工不能になる。二重
六角形状では、第2の凹所のおむすび形状は成形でき
る。
しかしながら、ボルトを駆動するための3個のローラ12
a,12b,12cや円筒ガイド5を収納して抑えておくための
座金6を固定する溝が必然的に浅くなる。これでは使用
中に前記部品がバラバラに解体するという重大欠陥に結
びつく。なお前記溝は切削加工により形成し、3面駆動
の場合には十分な深さの溝を加工することができるか
ら、上記のような三面駆動形状がこのましい。
本考案によるソケットの実施例では前記三面駆動形状の
第1の凹所3に隣接し、その内側に、本体1の中央部寄
りの方向におむすび形状の第2の凹所4が設けられてい
る。
そして、接続部2,第1の凹所3,第2の凹所4の中心軸
は、いずれも本体1の中心軸と一致している。
第2の凹所は、本体1が急速に回転したときホームタイ
27などのねじ部27aを本体1に固定して供回りさせるた
めの機構を収容している。
凹所4の筒状内面の立上り部は、その断面(端面)を第
2図(b)に示すように周方向に複数の円弧状の凹み11
a,11b,11cを設けている。
その凹所4には凹みの数だけ切欠きのある円筒ガイド5
が回動自在に嵌め込まれている。前記の切欠きにはそれ
ぞれローラ12a,12b,12cが嵌め込まれている。
ローラ12a,12b,12cはそれぞれ遊びが十分あってそれぞ
れ対向する凹み11a,11b,11cと円筒ガイド5から突び出
さない範囲で動き回ることができる。
なお座金6とこれを押さえるばね7は、ローラ12a,12b,
12cおよび円筒ガイド5が外へ跳び出さないために取り
付けられている。
本実施例を使用するときは、例えば、第4図に示したよ
うなコンクリート型枠を取り外す場合は、第3図に示す
ように、本実施例の本体1の接続部2にレンチ32を結合
し、レンチ32の回転軸を電動工具のチャック31に挿入し
て固定し、第1の凹所3をナット29に合わせて嵌合し、
ナット29を緩める方向(ホームタイ27を緩める方向に同
じ)に電動工具を回転させるだけでよい。
第1の凹所3へのナット29の挿入は、第2の凹所4内に
あるローラ12a,12b,12cはいずれも十分余裕をもって遊
びの状態にあるため抵抗なく容易に挿入することができ
る。
つぎに電動工具のチャック31が駆動されてソケットの本
体1が回転を始めると、最初の1/2〜1回転位の間は、
ローラ12a,12b,12cとその周辺部との間の遊びが大きい
ことと、回転の速さが十分でないことから、ホームタイ
のねじ部27aとソケット本体1の間が固定されず、した
がって第1の凹所3に嵌合されているナット29のみが回
転し緩められる。
つぎに電動工具のチャック31(同時にソケットの本体
1)が1/2〜1回転以上回転し回転速度が上がってくる
と、ローラ12a,12b,12cのいづれか,あるいはその全部
が第2の凹所4の内壁とホームタイのねじ27aの間に噛
みこんでホームタイ27は本体1に強く固定される。この
とき、ねじ部の駆動時にナットも同一方向に駆動される
ため、ナットが締め込まれて過大なトルクを発生するこ
となく解体することができる。
その所要時間は約3秒間で、従来のスパナを用いてナッ
トを緩め、パイプを取り外した後、ホームタイ本体の平
たい部分を専用工具で挟み回転させPコン部分から外す
方法による場合に比べ約1/10で済む。
(考案の効果) 以上詳しく説明したように本実施例は、ソケット本体
に、回そうとするナットに嵌合する部分と、回転時のみ
棒状部に係合して共回りさせる部分を中心軸線上に配置
することにより、ソケット本体を電動工具に結合して回
転させると、まずナットを回転させた後、引続きナット
と棒状部を一緒に回すことができるという効果がある。
したがって、従来は、コンクリート型枠を外す場合のよ
うに、強い負荷のかかっているナットおよびねじを外す
作業を2段階に分け別々の工具を使用して行っていた
が、本実施例を使用すれば、電動による一回の極めて短
い時間の作業で確実に行なうことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の電動レンチ用ソケットの一実施例を
示す平面図,正面図,および底面図である。 第2図は、第1図の実施例の主要各部で切断した端面図
である。 第3図は、第1図の実施例の使用状態例を示す説明図で
ある。 第4図は、第1図の実施例の使用対象例のコンクリート
仮枠構造例を示す説明(断面)図である。 1…ソケットの本体 2…レンチとの接続部 3…第1の凹所 4…第2の凹所 5…円筒ガイド 10a,10b,10c…張り出し部分 11a,11b,11c…円弧状の凹み 12a,12b,12c…ローラ 21…合板型枠 22…コンクリート 23…Pコン 24…六角板ナット 25…丸セパレータ 26…3型座金 27…ホームタイ本体 27a…ホームタイのねじ部 28…パイプ 29…ナット 31…電動工具のチャック 32…レンチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】土木建築のコンクリート型枠解体作業に用
    いるソケットにおいて、 筒状の本体の一端に、電動工具のチャックにレンチを介
    して接続する接続部を設け、他端に、前記型枠組立の六
    角ナットの隣接しない三側面に嵌合して、前記ナットを
    駆動する第1の凹所を設け、 さらに、前記第1の凹所に隣接して中央部寄りに、第2
    の凹所を設け、該第2の凹所内に前記ナットに嵌合する
    ねじ部を駆動するレンチ部を設け、 前記接続部、前記第1の凹所、および前記第2の凹所の
    中心軸が前記本体の筒状の中心軸と一致するよう構成し
    た電動レンチ用ソケット。
JP1990070994U 1990-07-03 1990-07-03 電動レンチ用ソケット Expired - Lifetime JPH0744449Y2 (ja)

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JP1990070994U JPH0744449Y2 (ja) 1990-07-03 1990-07-03 電動レンチ用ソケット

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JPH0429365U JPH0429365U (ja) 1992-03-09
JPH0744449Y2 true JPH0744449Y2 (ja) 1995-10-11

Family

ID=31607634

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Application Number Title Priority Date Filing Date
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Family Cites Families (4)

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JPS553112A (en) * 1978-06-21 1980-01-10 Omron Tateisi Electronics Co Reset time delay relay
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JPH0429365U (ja) 1992-03-09

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