JPH0849419A - ねじ鉄筋連結用補助治具 - Google Patents

ねじ鉄筋連結用補助治具

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JPH0849419A
JPH0849419A JP20277294A JP20277294A JPH0849419A JP H0849419 A JPH0849419 A JP H0849419A JP 20277294 A JP20277294 A JP 20277294A JP 20277294 A JP20277294 A JP 20277294A JP H0849419 A JPH0849419 A JP H0849419A
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JP
Japan
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screw
auxiliary jig
pair
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reinforcing bars
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JP20277294A
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Masahiro Ebihara
正浩 蛯原
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Tokyo Tekko Co Ltd
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Tokyo Tekko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 円筒状をなすねじ部材30の各端部には、第
1、第2のねじ孔31,32を形成する。各ねじ孔3
1,32については、それぞれの軸線をねじ部材30の
軸線と一致させるとともに、ねじれ方向を互いに逆方向
にする。各ねじ孔31,32には、保持部材40A,4
0Bの一端部にそれぞれ形成したねじ部42A,42B
を螺合させる。保持部材40A,40Bの下端部には、
取付溝52A,52Bをねじ部42A,42Bと平行に
形成する。各取付溝52A,52Bに挿通されたねじ鉄
筋1A,1Bを締付ボルト60,60で固定する。 【効果】 ねじ部材30を正逆方向へ回動させるだけで
ねじ鉄筋1A,1Bを接近、離間移動させることができ
るので、ねじ鉄筋1A,1Bの位相合わせに要する手間
および時間を短縮することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、2本のねじ鉄筋を連
結する際に用いられるねじ鉄筋連結用補助治具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、2本のねじ鉄筋を連結する場合
には、図6に示すように、2本のねじ鉄筋1A,1Bを
カプラーナットCの両端部に螺合させ、ナットN,Nに
よって固定するようにしている。この連結作業は次のよ
うにして行われる。すなわち、一方のねじ鉄筋1A(1
B)にカプラーナットC全体およびナットNを螺合させ
ておく。次に、一方のねじ鉄筋1A(1B)の前方に他
方のねじ鉄筋1B(1A)を対向させて配置する。この
場合、他方のねじ鉄筋1BにもナットNを予め螺合させ
ておく。その後、カプラーナットCを回転させて、その
一部を一方のねじ鉄筋1A(1B)から抜くと同時に他
方のねじ鉄筋1B(1A)に螺合させる。その後、ナッ
トN,Nを締め付けることにより、ねじ鉄筋1A,1B
をカプラーナットCを介して連結するものである。
【0003】ところで、一方のねじ鉄筋1A(1B)に
螺合されたカプラーナットCを他方のねじ鉄筋1B(1
A)に螺合させるに場合には、ねじ鉄筋1A,1Bのね
じの位相を一致させる必要がある。この場合、ねじ鉄筋
1A,1Bが容易に移動することができるものであれば
よいが、例えば一方のねじ鉄筋1Aが固定され、他方の
ねじ鉄筋1Bが鉄筋篭の一部であるような場合には、ね
じの位相合わせが非常に困難である。
【0004】そこで、2本のねじ鉄筋1A,1Bのねじ
の位相合わせを行う場合には、図7に示すようなねじ鉄
筋連結用補助治具2が用いられている(実開昭61ー2
01443号公報参照)。この補助治具2は、治具本体
2aの両端部に、互いの軸線を一致させた半円状をなす
外側嵌合部2bおよび内側嵌合部2cをそれぞれ形成す
るとともに、内外の嵌合部2b,2cの間に半円状の突
出部2dを形成したものであり、次のようにしてねじの
位相合わせを行うようになっている。
【0005】すなわち、ねじ鉄筋1A,1Bを互いに接
近させる場合には、各ねじ鉄筋1A,1Bに螺合された
ナットN,Nを内側嵌合部2c,2cに嵌合させる。そ
して、少なくとも一方のナットNを他方のナットNから
離れる方向へ移動するように回転させる。すると、ナッ
トN,Nが突出部2dによって同方向への移動が阻止さ
れているので、ねじ鉄筋1A,1Bが接近する。逆に、
ねじ鉄筋1A,1Bを離間させる場合には、ナットN,
Nを外側嵌合部2b,2bに嵌合させ、一方のナットN
を他方のナットNに接近する方向へ移動するように回転
させる。このようにして2本のねじ鉄筋1A,1Bの距
離を適宜調節することにより、両ねじ鉄筋1A,1Bの
ねじの位相を一致させるものである。なお、ねじの位相
は、ねじゲージGによって確認される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の補助治具2
においては、2本のねじ鉄筋1A,1Bを接近させる場
合と離間させる場合とで、ナットN,Nを嵌合させるべ
き嵌合部2b,2cを変更しなければならない。このた
め、ねじの位相合わせに多大の手間と時間を要するとい
う問題があった。また、ねじ鉄筋1A,1Bとカプラー
ナットCとを、ナットN,Nを用いずに固定する場合、
例えばねじ鉄筋1A,1BとカプラーナットCとの間に
グラウト剤を注入することによって固定するような場合
には、使用することができないという問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の問題
を解決するためになされたもので、2本のねじ鉄筋をカ
プラーナットによって連結する際に用いられるねじ鉄筋
連結用補助治具であって、一端部と他端部とに、ねじれ
方向が互いに逆方向で、かつ軸線を一致させた第1、第
2のねじ部が形成されたねじ部材と、このねじ部材の第
1、第2のねじ部にそれぞれ螺合された一対の保持部材
とを備え、上記一対の保持部材の上記第1、第2のねじ
部との螺合箇所と異なる箇所には、長手方向を上記第
1、第2のねじ部の軸線と平行な方向に向けた上記2本
のねじ鉄筋の各々を、長手方向へ移動不能に、かつ径方
向へ取り付け、取り外し可能に保持する保持部がそれぞ
れ形成されていることを特徴としている。この場合、上
記一対の保持部材の間には、一対の保持部材を回動不能
に、かつ接近離間移動可能に連結する連結部材を設ける
のが望ましい。また、上記連結部材を上記ねじ部材の内
部に相対回動可能に、かつ軸線方向へ移動可能に挿通さ
れた軸部材とし、この軸部材の両端部を、上記一対のね
じ部材に対して回動不能に、かつ少なくとも一方のねじ
部材に対して上記ねじ部材の軸線方向へ移動可能に連結
するのが望ましい。
【0008】
【作用】請求項1に係る発明において、2本のねじ鉄筋
の各ねじの位相を合わせるには、ねじ鉄筋を各保持部に
それぞれ保持させる。次に、ねじ部材を回動させる。す
ると、ねじ部材の第1、第2のねじ部のねじれ方向が互
いに逆方向であるから、ねじ部材の回動方向に応じて、
一対の保持部材が接近移動または離間移動する。これに
伴って、各保持部に保持された2本のねじ鉄筋が接近、
離間移動する。このようにして、2本のねじ鉄筋の間隔
を適宜に調節することにより、ねじの位相を一致させ
る。請求項2に係る発明においては、一対の保持部材が
連結部材によって回動不能に連結されているので、ねじ
の位相合わせ作業中に各保持部材がねじ部材を中心とし
て回動するのを防止することができる。請求項3に係る
発明においては、連結部材としてねじ部材に挿通された
軸部材を用いているので、治具全体が大型化するのを防
止することができる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例について図1〜図5
を参照して説明する。図1〜図3はこの発明に係るねじ
鉄筋連結用補助治具3を示すものであり、図1はその正
面図、図2は図1のX矢視図、図3は保持部50を示す
図2のY矢視拡大図である。
【0010】図1に示すように、この補助治具3は、ね
じ部材30と一対の保持部材40A,40Bとを備えて
いる。ねじ部材30は円筒状をなすものであり、その内
周面の両側には、第1ねじ孔(第1ねじ部)31と第2
ねじ孔(第2ねじ部)32とがそれぞれ形成されてい
る。第1ねじ孔31と第2ねじ孔32とは、それぞれの
軸線をねじ部材30の軸線と一致させて形成されてい
る。また、第1、第2のねじ孔31,32のねじれ方向
は互いに逆方向になっている。
【0011】なお、ねじ部材30は、全体が一体に形成
されているが、第1ねじ部31を有する右半部と第2の
ねじ部32を有する左半部とを別体に形成し、両者を溶
接することによって一体化するようにしてもよい。ま
た、この実施例ではねじ部材30を専用の治具を用いて
回動させる関係上、ねじ部材30の外周面を断面円形に
しているが、通常のスパナによって回動させることがで
きるよう、少なくとも一部、例えば中間部を断面六角形
に形成してもよい。
【0012】上記保持部材40Aは、長方形の平板状を
なす腕部41Aを有している。この腕部41Aの一端部
には、腕部41Aと直交する方向に延びるねじ部42A
が形成されている。このねじ部42Aは、第1ねじ孔3
1に螺合するものである。腕部41Aの他端部には、保
持部50Aが設けられている。
【0013】すなわち、腕部41Aの他端部には、ねじ
部42Aと逆方向に延びる取付板51Aが一体に、また
は溶接等によって固着することよって設けられている。
この取付板51Aおよび腕部41Aのねじ部42A側と
逆側を向く部分には、図2に示すように、取付溝52A
が形成されている。この取付溝52Aは、ねじ部42A
側の半円部53Aと、半円部53Aの両端部に続く平行
部54A,54Aとからなるものであり、ねじ部42A
と平行に延びている。
【0014】上記取付板51Aの一方の平行部54Aに
対応する部分には、締付ボルト60が貫通して螺合され
ている。この締付ボルト60は、取付溝52Aに挿入さ
れたねじ鉄筋1Aを他方の平行部54Aおよび半円部5
3Aに押し付けて固定するためのものである。この場
合、ねじ鉄筋1Aの固定、特にねじ鉄筋1Aの長手方向
に対する固定をより強固にするために、図3に示すよう
に、取付溝52Aの内周面には、取付溝52Aが延びる
方向と直交する方向に延びる断面三角形状をなす多数の
突条55Aを形成するのが望ましい。
【0015】なお、他方の保持部材40Bは、そのねじ
部42Bが第2のねじ孔32と螺合する関係上、ねじ部
42Bのねじれ方向がねじ部42Aと逆方向になってい
る点を除き、一方の保持部材40Aと対称的に形成され
ている。そこで、一方の保持部材40Aと同様な部分に
は、同一数字に符号Bを添えて示すこととし、その説明
は省略する。
【0016】次に、上記構成の補助治具3によって2本
のねじ鉄筋1A,1Bのねじの位相を一致させる場合に
ついて説明する。まず、準備段階について説明すると、
補助治具3については、ねじ部42A,42Bの一部、
例えば半分程度を第1、第2のねじ孔31,32に螺合
させておく。一方、2本のねじ鉄筋1A,1Bについて
は、互いの軸線を一致させておく。また、いずれかの鉄
筋1Aまたは1B(図示の場合、ねじ鉄筋1A)にカプ
ラーナットCを螺合させておく。ナットN,N(図6、
図7参照)が用いられる場合には、それらもねじ鉄筋1
A,1Bにそれぞれ螺合させておく。カプラーナットC
およびナットN,Nの螺合位置は、ねじ鉄筋1A,1B
が保持部材40A,40Bと一体に移動するので、それ
らが保持部50A,50Bに干渉しない限り、任意であ
る。
【0017】このように準備したら、補助治具3をねじ
鉄筋1A,1Bの径方向に移動させて、ねじ鉄筋1A,
1Bの外周面を取付溝52A,52Bの半円部53A,
53Bに突き当たらせる。これによって、各保持部50
A,50Bの取付溝52A,52Bにねじ鉄筋1A,1
Bをそれぞれ挿通する。次に、締付ボルト60,60を
締め付けることにより、ねじ鉄筋1A,1Bを取付溝5
2A,52Bに固定する。
【0018】その後、ねじ部材30を回動させることに
より、一対の保持部材40A,40Bを移動させ、ひい
てはねじ鉄筋1A,1Bを移動させる。この場合、ねじ
部材30の第1、第2のねじ孔31,32のねじれ方向
が逆方向であるから、ねじ部材30を一方向へ回動させ
ると、ねじ鉄筋1A,1Bが接近し、他方向へ回動させ
ると離間する。そして、ねじ鉄筋1A,1Bを適宜に接
近、離間移動させることにより、両者のねじの位相を一
致させる。
【0019】ねじの位相が一致したら、締付ボルト6
0,60を緩め、補助治具3をねじ鉄筋1A,1Bから
取り外す。その後、カプラーナットCを他方のねじ鉄筋
1Bに螺合させる。なお、補助治具3をねじ鉄筋1A,
1Bから取り外す前に、カプラーナットCを他方の鉄筋
1Bの一部(図1において、腕部41Bからカプラーナ
ットC側に突出した部分)に螺合させるようにするのが
望ましい。このようにすれば、補助治具3を取り外した
ときにねじ鉄筋1A,1Bのねじの位相がずれてしまう
のを防止することができるからである。
【0020】上記のように、この補助治具3によれば、
ねじ部材を正逆方向へ回動させるだけで、ねじ鉄筋1
A,1Bを接近、離間移動させることができる。したが
って、ねじ鉄筋1A,1Bの移動方向が異なる都度ナッ
トN,Nの嵌合位置を変えなければならない従来の補助
治具2に比して、ねじの位相合わせに要する手間および
時間を大幅に短縮することができる。また、ねじの位相
合わせにナットN,Nを用いる必要がないので、ねじ鉄
筋1A,1BとカプラーナットCとを、ナットN,Nを
用いずに固定する場合であっても使用することができ
る。
【0021】さらに、図7に示す従来の補助治具2のよ
うに、ナットN,Nを突出部2dに突き当てることによ
ってねじ鉄筋1A,1Bを移動させるようにした場合に
は、突出部2dの径をねじ鉄筋1A,1Bの径より過度
に大きくすると、ナットNと突出部2dとの接触面積を
十分に確保することができなくなり、ナットNを回転さ
せたときにナットNが突出部2dから外れるおそれがあ
る。したがって、突出部2dの径をねじ鉄筋1A,1B
の径よりあまり大きくすることができない。このため、
従来の補助治具は、ねじ鉄筋1A,1Bの使用可能な寸
法範囲が狭く制限されてしまう。
【0022】この点、上記の補助治具3においては、ね
じ鉄筋1A,1Bを締付ボルト60,60によって固定
しているので、取付溝52A,52Bには、ねじ鉄筋1
A,1Bが小径であっても十分に取り付けることができ
る。したがって、ねじ鉄筋1A,1Bに対する使用可能
な寸法範囲を大幅に広くすることができる。
【0023】次に、この発明の他の実施例について図4
を参照して説明する。なお、この実施例の補助治具3′
は、軸部材80によって一対の保持部材40A,40B
を回動不能に連結したものであり、その他の構成は上記
実施例と同様な部分になっている。そこで、ここでは相
違する構成についてのみ説明することとし、同様な構成
部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0024】保持部材40Aには、腕部41Aおよびね
じ部42Aを貫通する貫通孔43Aが形成されている。
同様に、保持部材40Bには貫通孔43Bが形成されて
いる。これら貫通孔43A,43Bは、それぞれの軸線
を互いに一致させ、かつねじ部材30の軸線とも一致さ
せて形成されている。貫通孔43A,43Bは、断面非
円形に形成されている。この実施例では断面四角形に形
成されている。
【0025】また、ねじ部材30には、軸部材80が挿
通されている。この軸部材80は、上記貫通孔43A,
43Bに対応した四角形の断面形状を有している。した
がって、軸部材80の断面寸法はねじ部材30の内径よ
り小さくなっており、軸部材80はねじ部材30に対し
て相対回転可能、かつ軸線方向へ移動可能である。ま
た、軸部材80の各端部は、貫通孔43A,43Bに挿
入されている。これによって、保持部材40A,40B
が回動不能に連結されている。
【0026】また、軸部材80の一端部は保持部材40
Aに固定されており、他端部は貫通孔43Bに移動可能
に挿入されている。したがって、保持部材40A,40
Bは互いに接近離間移動可能である。勿論、保持部材4
0A,40Bを接近離間移動可能にするには、軸部材8
0を貫通孔43A,43Bに移動可能に挿通してもよ
く、あるいはこの実施例とは逆に軸部材80を保持部材
40Bに固定し、保持部材40Aの貫通孔43Aに移動
可能に挿入してもよい。
【0027】上記の補助治具3′においては、保持部材
40A,40Bが軸部材80によって回動不能に連結さ
れているから、ねじ鉄筋の位相合わせ作業中に一対の保
持部材40A,40Bがねじ部材30を中心として回動
することがない。したがって、2本のねじ鉄筋の軸線が
互いにずれることがない。よって、位相合わせを行った
後には、一方のねじ鉄筋に螺合されたカプラーC(図1
参照)を他方のねじ鉄筋に確実に螺合させることができ
る。
【0028】しかも、連結部材80をねじ部材30の内
部に配置しているので、連結部材80を設けることに伴
って治具3′が大型化するのを防止することができる。
【0029】なお、この発明は、上記の実施例に限定さ
れるものでなく、適宜変更可能である。例えば、上記の
実施例においては、ねじ部材30に第1、第2のねじ部
として第1、第2のねじ孔31,32を形成している
が、これらにうちの少なくとも一方に代えて、雄ねじ部
を形成してもよい。勿論、このようにした場合には、一
対の保持部材40A,40Bには、雄ねじに対応する雌
ねじ部を形成する。
【0030】また、締付ボルト60に代えて図4に示す
締付ボルト70を用いてもよい。この締付ボルト70
は、筒部71と、この筒部71に挿通され、両端部に抜
け止め用の突出部72a,72aが形成された軸部72
と、筒部71の中間部に溶接等によって固定されたねじ
部73とからなるものであり、軸部72によりスパナを
用いることなく締め付けることができる。締め付けるに
際しては、図示のように、軸部72の中央部がねじ部7
3と向かい合うように位置させてもよいが、一方の突出
部が筒部71の端面に突き当たるまで軸部72を一方に
寄せるようにすれば、より大きなトルクで締め付けるこ
とができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、ねじ部材の両端部にねじれ方向が互いに逆
方向である第1、第2のねじ部を設け、この第1、第2
のねじ部に、ねじ鉄筋をそれぞれ保持固定する保持部材
を螺合させているから、ねじ部材を正逆方向へ回動させ
るだけで、2本のねじ鉄筋を接近、離間移動させること
ができる。したがって、ねじの位相合わせに要する手間
および時間を大幅に短縮することができる。しかも、2
本のねじ鉄筋とカプラーナットとをナットを用いずに固
定するような場合であっても使用することができるとい
う効果が得られる。また、請求項2に係る発明によれ
ば、連結すべき2本のねじ鉄筋が位相合わせ作業中に位
置ずれするのを防止することができ、これによって一方
のねじ鉄筋に螺合されたカプラーを他方のねじ鉄筋に確
実に螺合させることができるという効果が得られる。さ
らに、請求項3に係る発明によれば、治具全体が大型化
するのを防止することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の正面図である。
【図2】図1のX矢視図である。
【図3】保持部を示す図2のY矢視拡大図である。
【図4】この発明の他の実施例の正面図である。
【図5】この発明の実施例に用いられる締付ボルトの他
の例を示す正面図である。
【図6】2本のねじ鉄筋をカプラーナットおよびナット
を用いて連結した状態を示す一部切欠き正面図である。
【図7】従来のねじ鉄筋連結用補助治具の一例を示す一
部切欠き正面図である。
【符号の説明】
1A ねじ鉄筋 1B ねじ鉄筋 3 ねじ鉄筋連結用補助治具 30 ねじ部材 31 第1のねじ孔(第1のねじ部) 32 第2のねじ孔(第2のねじ部) 40A 保持部材 40B 保持部材 42A ねじ部 42B ねじ部 50A 保持部 50B 保持部 60 締付ボルト 70 締付ボルト 80 軸部材(連結部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本のねじ鉄筋をカプラーナットによっ
    て連結する際に用いられるねじ鉄筋連結用補助治具であ
    って、一端部と他端部とに、ねじれ方向が互いに逆方向
    で、かつ軸線を一致させた第1、第2のねじ部が形成さ
    れたねじ部材と、このねじ部材の第1、第2のねじ部に
    それぞれ螺合された一対の保持部材とを備え、上記一対
    の保持部材の上記第1、第2のねじ部との螺合箇所と異
    なる箇所には、長手方向を上記第1、第2のねじ部の軸
    線と平行な方向に向けた上記2本のねじ鉄筋の各々を、
    長手方向へ移動不能に、かつ径方向へ取り付け、取り外
    し可能に保持する保持部がそれぞれ形成されていること
    を特徴とするねじ鉄筋連結用補助治具。
  2. 【請求項2】 上記一対の保持部材の間には、一対の保
    持部材を回動不能に、かつ接近離間移動可能に連結する
    連結部材が設けられていることを特徴とする請求項1に
    記載のねじ鉄筋連結用補助治具。
  3. 【請求項3】 上記連結部材が上記ねじ部材の内部に相
    対回動可能に、かつ軸線方向へ移動可能に挿通された軸
    部材であり、この軸部材の両端部が、上記一対のねじ部
    材に対して回動不能に、かつ少なくとも一方のねじ部材
    に対して上記ねじ部材の軸線方向へ移動可能に連結され
    ていることを特徴とする請求項2に記載のねじ鉄筋連結
    用補助治具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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