JP4830598B2 - パターンの形成方法及びデバイスの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、パターンの形成方法及びデバイスの製造方法に関する。
半導体デバイスや電子デバイス等のマイクロデバイスの分野においては、デバイスパターンの微細化の要求がますます高まっている。そのため、マイクロデバイスの製造工程の1つであるフォトリソグラフィの分野においては、そのフォトリソグラフィ工程で用いられる露光装置の解像度の向上が図られている。一般に、露光装置の解像度は、露光光の波長が短くなるほど高くなる。そのため、露光光源に例えばエキシマレーザを用いるなど、露光光の短波長化が図られている。しかしながら、露光光の短波長化に伴って、その波長域で使用可能な光学系を開発する必要が生じたり、露光装置のコストが上昇するなど、解決すべき課題も多い。また、伝搬光を用いたフォトリソグラフィでは、光の回折限界により、パターンの微細化に限界が生じる可能性がある。
パターンの微細化を図る方法として、近接場光(エバネッセント光)を用いた露光方法が提案されている。近接場光を用いた露光方法の場合、光の回折限界の制約を受けず、パターンの微細化を図ることができる。下記特許文献には、近接場光を用いてパターンを形成する技術の一例が開示されている。
特開平11−145051号公報 特開2005−353645号公報 特開2006−19445号公報 特開2006−19446号公報 特開2006−19447号公報
従来の近接場光を用いた露光方法は、微小な開口パターンを有するマスクに露光光を照射して、マスクの開口パターンから滲み出た光(近接場光)で、マスクと対向する位置に配置されている基板上に形成されたレジストの膜を感光させる。基板上の各位置においてレジストの膜を良好に露光するためには、マスクと基板との位置関係の調整を精確に行うことが必要である。この場合、露光を行うに際し、マスクと基板との位置関係を調整するための処理が必要となり、露光処理が煩雑になったり、あるいは位置関係の調整によって露光に要する全体の処理時間が長くなり、スループットの低下を招く不都合が生じる可能性がある。
また、従来の近接場光を用いた露光方法は、マスクの開口パターンから僅かに(例えば数nm)滲み出た光(近接場光)で、基板上に形成されたレジストの膜を感光させるものであって、マスクと基板とを接触又は接近させた状態で露光する。したがって、マスク及び基板の面精度(平坦度)が不十分であると、例えばマスクと基板とを全面に亘って均一に接触することが困難となったり、あるいはマスクと基板との間のギャップを均一にすることが困難となる。そのため、高い面精度でマスク及び基板を作成する必要がある。その場合、マスクや基板を作成するのに多大な労力を要し、製造コストが上昇する可能性がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたもので、微細なパターンを効率良く低コストで形成できるパターンの形成方法、及びそのパターンの形成方法を用いるデバイスの製造方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、近接場光を用いたパターンの形成方法であって、露光光を透過可能な基板の一方の面上に、第1の幅を有する第1開口を含む第1パターンを第1材料で形成する第1工程と、前記第1パターンが形成された前記基板の一方の面上に、レジストの膜を形成する第2工程と、前記基板の他方の面から前記基板に露光光を照射して、前記第1開口近傍に形成された近接場光で前記レジストの膜を露光することによって、前記基板の一方の面上に前記第1パターンに応じた第2パターンを前記レジストで形成する第3工程と、を含むパターンの形成方法を提供する。
また本発明は、近接場光を用いたパターンの形成方法であって、露光光を透過可能な基板の一方の面上に、第1の幅を有する複数の第1開口および該第1の幅よりも大きい第2の幅を有する複数のライン部を含むラインアンドスペースパターンである第1パターンを第1材料で形成する第1工程と、前記第1パターンが形成された前記基板の一方の面上に、ネガ型のレジストの膜を形成する第2工程と、前記基板の他方の面から前記基板に露光光を照射して、前記第1開口近傍に形成された近接場光で前記レジストの膜を露光することによって、前記基板の一方の面上に前記第1パターンに応じた第2パターンを前記レジストで形成する第3工程と、前記レジストで形成された前記第2パターンをマスクとして前記基板の一方の面上の前記第1材料の一部をエッチング処理して除去することによって、前記基板の一方の面上に、前記第1、第2パターンに応じた第3パターンを形成する第4工程と、を含み、前記第1開口は、前記ラインアンドスペースパターンのスペース部分を含み、前記ラインアンドスペースパターンの長手方向を第1方向としたとき、前記第1の幅は、前記第1開口の前記第1方向と直交する方向の幅であり、
前記第4工程では、前記エッチング処理により、前記基板の一方の面上に形成された前記第1材料の膜に、複数の前記第1開口とは別の第2開口を互いに隣り合う2つの前記第1開口の間に形成することにより、周期が一定のラインアンドスペースパターンである前記第3パターンを形成するパターンの形成方法を提供する。
本発明によれば、マスクを作成したりマスクを用いることなく、微細なパターンを効率良く低コストで形成できる。また、近接場光を用いて露光することにより、例えば二光束干渉露光、若しくは伝播光を用いた露光において問題となる回折限界を超えたパターニングが可能となる。
本発明のパターンの形成方法において、前記レジストは、ネガ型レジストであり、前記第3工程は、前記近接場光で露光された露光部分以外の未露光部分を除去する現像工程を含み、前記第2パターンは、前記露光部分で形成される構成を採用することができる。これにより、レジストの露光光が照射された部分を第2パターンとして残すことができる。
本発明のパターンの形成方法において、前記レジストで形成された前記第2パターンを用いて前記基板の一方の面上の前記第1材料の一部を除去することによって、前記基板の一方の面上に、前記第1、第2パターンに応じた第3パターンを前記第1材料で形成する第4工程を含む構成を採用することができる。これにより、第1材料で第1パターンよりも微細な第3パターンを形成することができる。
本発明のパターンの形成方法において、前記第4工程は、前記レジストで形成された前記第2パターンをマスクとして前記第1材料の一部を除去するエッチング工程を含み、前記エッチング工程によって、前記基板の一方の面上に形成された前記第1材料の膜に前記第1開口とは別の第2開口を形成する構成を採用することができる。これにより、第1開口及び第2開口を含む微細な第3パターンを形成することができる。
本発明のパターンの形成方法において、前記基板の一方の面上に形成された前記第1材料の膜の少なくとも一部を該第1材料とは異なる第2材料の膜で覆う工程を含み、少なくとも前記第4工程は、前記第1材料の膜の少なくとも一部を前記第2材料の膜で覆った状態で実行される構成を採用することができる。これにより、第1材料の一部を除去するときに、除去したくない別の一部を第2材料で保護することができ、第1材料の所望の部分のみを除去することができる。
本発明のパターンの形成方法において、前記第1材料は、金属を含み、前記第2材料は、無機材料の酸化物を含む構成を採用することができる。これにより、第1材料の所望の部分のみを除去することができる。
本発明のパターンの形成方法において、前記露光光は、前記第1の幅以上の波長を有する構成を採用することができる。これにより、第1開口近傍に近接場光を良好に形成することができる。
本発明のパターンの形成方法において、前記第1パターンは、第1方向を長手方向とするラインアンドスペースパターンを含み、前記第1開口は、前記ラインアンドスペースパターンのスペース部分を含み、前記露光光は、前記第1の幅以上の波長を有し、且つ前記第1方向を偏光方向とする直線偏光状態の光を主成分とする構成を採用することができる。これにより、第1開口近傍に近接場光を良好に形成することができる。
本発明のパターンの形成方法において、前記第3工程において、前記基板に照射する前記露光光の偏光状態を調整して、前記レジストで形成される前記第2パターンの形状を調整する構成を採用することができる。基板に照射する露光光の偏光状態(偏光方向)に応じて、第1開口近傍に形成される近接場光の分布が変化する可能性がある。例えば、第1方向を長手方向とするラインアンドスペースパターンのスペース部分に対して、第1方向を偏光方向とする直線偏光状態の光を主成分とする第1の露光光を照射した場合と、第1方向と交差する第2方向を偏光方向とする直線偏光状態の光を主成分とする第2の露光光を照射した場合とでは、近接場光の分布、若しくは近接場光が形成される領域が互いに異なる可能性がある。そのため、第1の露光光を照射した場合と、第2の露光光を照射した場合とで、レジストの膜が感光される領域が互いに異なる可能性がある。したがって、基板に照射する露光光の偏光状態を調整することにより、レジストで形成される第2パターンの形状を調整することができる。
本発明のパターンの形成方法において、前記ラインアンドスペースパターンのライン部分の幅は、スペース部分の幅よりも大きい構成を採用することができる。これにより、最終的に形成される第3パターンを所望の形状にすることができる。
また本発明は、金属パターンを備えたデバイスの製造方法であって、前記金属パターンを、上記記載の形成方法を用いて形成するデバイスの製造方法を提供する。
本発明によれば、効率良く低コストで微細なパターンを形成できる形成方法を用いてデバイスを製造することができる。また、近接場光を用いてパターンを形成することにより、例えば二光束干渉露光、若しくは伝播光を用いた露光において問題となる回折限界を超えたパターニングが可能となる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。そして、水平面内における所定方向をX軸方向、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれに直交する方向(すなわち鉛直方向)をZ軸方向とする。また、X軸、Y軸、及びZ軸まわりの回転方向をそれぞれ、θX、θY、及びθZ方向とする。
<第1実施形態>
第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係るパターンの形成方法を示すフローチャート図である。図1に示すように、本実施形態に係る形成方法は、近接場光を用いたパターンの形成方法であって、露光光を透過可能な基板の一方の面上に、第1開口を含む第1パターンを第1材料で形成する工程(ステップS1)と、第1パターンが形成された基板の一方の面上に、レジストの膜を形成する工程(ステップS2)と、基板の他方の面から基板に露光光を照射して、第1開口近傍に形成された近接場光でレジストの膜を露光する工程(ステップS3)と、露光されたレジストを現像処理して、基板の一方の面上に第1パターンに応じた第2パターンをレジストで形成する工程(ステップS4)と、レジストで形成された第2パターンを用いて基板の一方の面上の第1材料の一部をエッチング処理で除去することによって、基板の一方の面上に形成された第1材料の膜に第1開口とは別の第2開口を形成する工程(ステップS5)と、レジストを除去することによって、基板の一方の面上に、第1、第2パターンに応じた第3パターンを第1材料で形成する工程(ステップS6)とを含む。
図2〜図7は、本実施形態に係るパターンの形成方法を説明するための模式図である。図2に示すように、基板1の上面1Aに、第1の幅H1を有する第1開口2Sを含む第1パターンPA1が第1材料2によって形成される。基板1は、露光光を透過可能であり、本実施形態においては、石英等のガラスで形成されたガラス基板である。また、第1材料2は、金属を含み、本実施形態においては、アルミニウムを含む。
第1パターンPA1は、図中、X軸方向を長手方向とするラインアンドスペースパターンであって、第1の幅H1を有するスペース部2Sと、第2の幅H2を有するライン部2Lとを有している。すなわち、本実施形態においては、第1パターンPA1の第1開口は、ラインアンドスペースパターンのスペース部2Sである。スペース部(第1開口)2Sにおいては、基板1の上面1Aは露出している。また、スペース部2Sの幅H1は、後述するように、露光光の照射によって近接場光がレジストの膜のスペース部2S近傍の所望の領域に形成されるように最適な値に設定されている。また、スペース部2Sの幅H1は、使用される露光光の波長以下に設定される。
また、本実施形態においては、ラインアンドスペースパターンのライン部2Lの幅H2は、スペース部2Sの幅H1よりも大きい。ここで、ライン部2Lの幅H2は、Y軸方向のサイズであり、スペース部2Sの幅H1も、Y軸方向のサイズである。本実施形態においては、ライン部2Lの幅H2は、例えば約112nmであり、スペース部2Sの幅H1は、例えば約28nmであり、ライン部2Lの幅H2は、スペース部2Sの幅H1のほぼ4倍に設定されている。ラインアンドスペースパターンのピッチは約140nmである。
第1パターンPA1は任意の手法を用いて形成可能である。ここで、第1材料2で第1パターンPA1を形成する手順の一例について説明する。例えば基板1の上面1Aにアルミニウムの膜が形成された後、そのアルミニウムの膜の上にレジスト(フォトレジスト)の膜が形成される。そして、例えば波長266nmのレーザ光を露光光として、フォトリソグラフィの手法を用いて、レジスト上に第1パターンPA1に応じた潜像が形成される。本実施形態においては、フォトリソグラフィ工程においては、二光束干渉露光法に基づく露光が行われる。
その後、その露光後のレジストに対して現像処理が施される。これにより、第1パターンPA1に応じたレジストパターンが形成される。そして、形成されたレジストパターンをマスクとして、例えばCl2/BCl3ガスを用いたドライプロセスによって、アルミニウムの膜が異方性エッチングされる。これにより、第1材料(アルミニウム)2によって、第1パターンPA1が形成される。
なお、ここでは、第1材料2で第1パターンPA1を形成する方法として、フォトリソグラフィの手法を用いる場合を例にして説明したが、インクジェット法、ナノインプリント法など、公知の手法を用いて、第1材料2で第1パターンPA1を形成することができる。
次に、図3に示すように、第1パターンPA1が形成された基板1の上面1A上に、レジスト3の膜が形成される。レジスト3の膜は、例えばスピンコート法によって、基板1の上面1A上に形成される。これにより、ライン部2Lの上面にレジスト3の膜が形成されるとともに、隣接するライン部2L同士の間、すなわちスペース部2Sにもレジスト3が配置される。
本実施形態においては、レジスト3は、ネガ型レジストである。ネガ型レジストは、露光された部分が現像液に対して不溶となるレジスト、すなわち露光された部分が現像後に残るレジストである。また、本実施形態においては、レジスト3として、数10nmの分解能を有するレジストが使用されている。
基板1の上面1A上にレジスト3の膜が形成された後、そのレジスト3の膜に対して、ベーク処理等、所定の所定が施される。
次に、基板1の下面1Bから基板1に対して露光光5が照射される。基板1の下面1Bから基板1に対して照射された露光光5は、基板1を透過した後、基板1の上面1Aからスペース部2Sに射出される。本実施形態においては、露光光5は、スペース部2Sの幅H1以上の波長を有し、且つX軸方向(ラインアンドスペースパターンの長手方向)を偏光方向とする直線偏光状態の光を主成分とする。すなわち、本実施形態においては、露光光5は、スペース部2Sに対してTE偏光状態の光である。また、本実施形態においては、露光光5の波長は、約365nmであり、スペース部2Sの幅H1(約28nm)より十分に大きい。
基板1の下面1Bから基板1に対して露光光5を照射することにより、図4に示すように、第1開口(スペース部)2S近傍に、近接場光が形成される。本実施形態においては、第1開口2Sの上端近傍に、近接場光が局在され、その第1開口2Sの上端近傍に局在する近接場光によって、レジスト3の膜の第1開口2S近傍の局部的な所定領域が露光される。
本実施形態においては、第1開口2Sの幅H1は、露光光5の波長以下であり、露光光5は、TE偏光状態の光であり、レジスト3の膜の第1開口2S近傍の局部的な所望の領域を近接場光で露光することができる。すなわち、第1開口2Sの幅H1に応じて露光光5の波長を設定するとともに、第1パターンPA1に応じて露光光5の偏光状態を設定することで、レジスト3の膜の第1開口2S近傍の局部的な所望の領域に近接場光を局在させ、その領域を近接場光で露光することができる。
以下の説明においては、第1開口2Sの上端近傍において近接場光が局在される領域、すなわち近接場光によってレジスト3の膜が感光される領域を適宜、感光領域、と称する。
本実施形態においては、各第1開口2Sそれぞれの上端で近接場光が局在される感光領域どうしが、互いに所定距離だけ離れるように、第1開口2Sの第1の幅H1、及びライン部2Lの第2の幅H2が最適化されている。また、例えば照射時間、照射強度、波長、偏光方向等を含む露光光5の照射条件に応じて、感光領域を調整可能である場合には、第1開口2Sの第1の幅H1に応じて、露光光5の照射条件を適宜調整することで、感光領域の大きさを調整するようにしてもよい。また、基板1の物性、第1材料2の物性、及びレジスト3の物性の少なくとも1つによって感光領域を調整可能である場合には、それら材料を適宜選定することによって、感光領域を調整するようにしてもよい。
また、基板1の下面1Bから基板1に対して照射され、基板1を透過した後、基板1の上面1Aからスペース部(第1開口)2Sに射出された露光光5は、ライン部2L同士の間、すなわちスペース部2Sの内側に存在するレジスト3も露光する。すなわち、ライン部2L同士の間、すなわちスペース部2Sの内側に存在するレジスト3も、露光光5によって露光される。
次に、露光されたレジスト3に対して現像処理が施される。上述のように、本実施形態のレジスト3はネガ型レジストであり、現像処理によって、図5に示すように、近接場光を含む露光光5で露光された露光部以外の未露光部は、除去される。これにより、基板1の上面1A上に、第1パターンPA1に応じた第2パターンPA2がレジスト3によって形成される。本実施形態においては、第2パターンPA2は、レジスト3の露光光5が照射された露光部によって形成される。
次に、図6に示すように、レジスト3で形成された第2パターンPA2を用いて基板1の上面1A上の第1材料2の一部を除去することによって、基板1の上面1A上に、第1、第2パターンPA1、PA2に応じた第3パターンPA3が第1材料2で形成される。本実施形態においては、レジスト3で形成された第2パターンPA2をマスクとして、第1材料2の一部を、エッチング処理によって除去する。本実施形態においては、レジスト3で形成された第2パターンPA2をマスクとして、例えばCl2/BCl3ガスを用いたドライプロセスによって、第1材料2の膜が異方性エッチングされる。このエッチング処理によって、基板1の上面1A上に形成された第1材料2の膜に、第1開口2Sとは別の第2開口2Tが形成される。すなわち、レジスト3で形成された第2パターンPA2をマスクとして、第1材料2の一部を除去することによって、基板1の上面1A上に、第1開口2S及び第2開口2Tを含む第3パターンPA3が形成される。上述のように、第1開口2Sは、X軸方向を長手方向とするスペース部(第1スペース部)であり、第2開口2Tも、X軸方向を長手方向とするスペース部(第2スペース部)である。
そして、図7に示すように、基板1の上面1Aに残留するレジスト3が除去される。レジスト3を除去する場合には、例えば酸素を用いたアッシング処理、あるいは剥離液を用いた剥離処理が実行される。これにより、基板1の上面1Aには、第1開口(第1スペース部)2S及び第2開口(第2スペース部)2Tを含む第3パターンPA3が第1材料2によって形成される。第3パターンPA3のライン部2L’及びスペース部2S、2Tは、露光光5の波長よりも十分に小さい幅を有する。
以上説明したように、近接場光を用いて、基板1上に、レジスト3からなる微細な第2パターンPA2及び金属からなる微細な第3パターンPA3を形成することができる。また、本実施形態においては、基板1とは別の部材(マスク)を用いることなく、基板1上に、レジスト3からなる微細な第2パターンPA2及び金属からなる微細な第3パターンPA3を形成することができる。したがって、従来のような、マスクと基板との位置関係を調整するためのアライメント処理、あるいは位置関係を調整するためのアライメント装置は省略可能となり、微細なパターンを効率良く形成することができる。
また、本実施形態においては、従来のようなマスクを用いないため、例えば仮に基板1に非常に高い面精度(平坦度)が要求されなくても、あるいは基板やマスクの面精度(平坦度)を補正するための装置を設けなくても、近接場光を用いて、基板1上にレジスト3からなる微細な第2パターンPA2及び金属からなる微細な第3パターンPA3を円滑に低コストで形成することができる。
このように、本実施形態においては、最終的なデバイス(製品)となる基板1上の一部分をマスクとして近接場露光し、微細なパターンを効率良く低コストで形成できる。
また、本実施形態においては、第1パターンPA1のラインアンドスペースパターンのライン部2Lの幅を、スペース部2Sの幅よりも大きくしたので、最終的に形成される第3パターンPA3のラインアンドスペースパターンのライン部2L’の幅とスペース部2S、2Tの幅とをほぼ同じにすることができる。すなわち、ライン部の幅とスペース部の幅とをほぼ同じにすることができる。
(実験例1)
ライン部2Lの幅H2が112nm、スペース部2Sの幅H1が28nmである第1パターンPA1を用いた場合の近接場光が形成される感光領域をシミュレーション実験により確認した。図8(A)は、シミュレーション対象をモデル化した図である。シミュレーション条件として、露光光5の波長を365nmとし、基板(ガラス基板)1の屈折率n=1.5、第1材料(アルミニウム)2の屈折率n=0.35、消衰係数k=3.29、厚み40nm、レジスト3の屈折率n=1.6とした。
図8(B)は、近接場光(露光光)の電界強度分布を示す模式図である。図8(B)において、第1領域A1は、第1の電界強度B1を有する領域、第2領域A2は、第2の電界強度B2を有する領域である。以下、同様に、第3〜第6領域A3〜A6のそれぞれは、第3〜第6の電界強度B3〜B6を有する領域である。第1〜第6の電界強度B1〜B6のうち、第1の電界強度B1が最も大きい値であり、第2の電界強度B2が第1の電界強度B1に次いで大きい値であり、以下、第6の電界強度B6になるにつれてその値は漸次小さくなり、第1〜第6の電界強度B1〜B6のうち、第6の電界強度B6が最も小さい値である。図8(B)に示すように、第1開口2Sの近傍において、レジスト3を感光させるのに十分な電界強度(第6の電界強度B6)を有する近接場光が得られることが確認できた。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について、図9〜図15の模式図を参照して説明する。以下の説明において、上述の第1実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
本実施形態の特徴的な部分は、基板1の上面1A上に形成された第1材料2の膜の少なくとも一部を、その第1材料2とは異なる第2材料4の膜で覆う工程を含む。そして、少なくとも、レジスト3で形成された第2パターンPA2を用いて基板1の上面1A上の第1材料2の一部を除去することによって基板1の上面1A上に第3パターンPA3を第1材料2で形成する工程は、第1材料2の膜の少なくとも一部を第2材料4の膜で覆った状態で実行される点にある。
ステップS5において、レジスト3で形成された第2パターンPA2を用いて、第1材料2の一部を除去することによって、第3パターンPA3を第1材料2で形成する場合、第2材料4を用いて、第1材料2の膜のうち、除去したくない部分を保護する。これにより、第1材料2の所望の部分のみを除去することができる。
第2材料4は、無機材料の酸化物を含む。本実施形態においては、第2材料4は、二酸化珪素(SiO2)を含む。上述のように、ステップS5においては、レジスト3で形成された第2パターンPA2をマスクとして、エッチング処理によって第1材料2の一部を除去することによって、第3パターンPA3を第1材料2で形成する。そのエッチング処理のとき、第1材料2の一部とともに、マスクとして機能すべきレジスト3の一部も除去されてしまう可能性がある。マスクとして機能すべきレジスト3が除去されると、第1材料2の膜のうち、除去したくない部分まで除去されてしまう可能性がある。本実施形態においては、第1材料2の膜の少なくとも一部を第2材料4で覆った状態で、エッチング処理を実行することで、第1材料2の所望の部分のみを除去することができる。すなわち、本実施形態においては、第2材料4は、エッチング耐性層として機能する。
図9に示すように、基板1の上面1Aに、第1の幅H1を有する第1開口2Sを含む第1パターンPA1が、アルミニウム等の金属を含む第1材料2によって形成される。また、本実施形態においては、第1材料2の膜の上面は、二酸化珪素等の無機材料の酸化物を含む第2材料4で覆われる。
ここで、第1材料2及び第2材料4で第1パターンPA1を形成する手順の一例について説明する。例えば基板1の上面1Aにアルミニウム(第1材料)の膜が形成された後、その上に二酸化珪素(第2材料)の膜が形成され、その二酸化珪素の膜の上にレジスト(フォトレジスト)の膜が形成される。そして、例えば波長266nmのレーザ光を露光光として、フォトリソグラフィの手法を用いて、レジスト上に第1パターンPA1に応じた潜像が形成される。本実施形態においても、フォトリソグラフィ工程においては、二光束干渉露光法に基づく露光が行われる。
その後、その露光後のレジストに対して現像処理が施される。これにより、第1パターンPA1に応じたレジストパターンが形成される。そして、形成されたレジストパターンをマスクとして、例えばフッ素系ガスを用いたドライプロセスによって、二酸化珪素の膜がエッチングされる。これにより、第2材料(二酸化珪素)4によって、第1パターンPA1が形成される。
その後、形成された二酸化珪素のパターンをマスクとして、例えばCl2/BCl3ガスを用いたドライプロセスによって、アルミニウムの膜が異方性エッチングされる。これにより、第1材料(アルミニウム)2によって、第1パターンPA1が形成され、図9の状態となる。
なお、ここでは、第1材料2及び第2材料4で第1パターンPA1を形成する方法として、フォトリソグラフィの手法を用いる場合を例にして説明したが、インクジェット法、ナノインプリント法など、公知の手法を用いて、第1材料2及び第2材料4で第1パターンPA1を形成することができる。
次に、図10に示すように、第1パターンPA1が形成された基板1の上面1A上に、レジスト3の膜が形成される。レジスト3の膜は、例えばスピンコート法によって、基板1の上面1A上に形成される。これにより、ライン部2Lの上面にレジスト3の膜が形成されるとともに、隣接するライン部2L同士の間、すなわちスペース部2Sにもレジスト3が配置される。本実施形態においても、レジスト3は、ネガ型レジストである。
基板1の上面1A上にレジスト3の膜が形成された後、そのレジスト3の膜に対して、ベーク処理等、所定の所定が施される。
次に、基板1の下面1Bから基板1に対して露光光5が照射される。基板1の下面1Bから基板1に対して照射された露光光5は、基板1を透過した後、基板1の上面1Aからスペース部2Sに射出される。本実施形態においても、露光光5は、スペース部2Sの幅H1以上の波長を有し、且つX軸方向(ラインアンドスペースパターンの長手方向)を偏光方向とする直線偏光状態の光を主成分とする。すなわち、本実施形態においては、露光光5は、スペース部2Sに対してTE偏光状態の光である。また、本実施形態においても、露光光5の波長は、約365nmであり、スペース部2Sの幅H1(約28nm)より十分に大きい。
基板1の下面1Bから基板1に対して露光光5を照射することにより、図11に示すように、第1開口(スペース部)2S近傍に、近接場光が形成される。本実施形態においては、第1開口(スペース部)2Sの上端近傍に、近接場光が局在され、その第1開口2Sの上端近傍に局在する近接場光によって、レジスト3の膜の第1開口2S近傍の局部的な所定領域が露光される。
本実施形態においても、第1開口2Sの幅H1は、露光光5の波長以下であり、露光光5は、TE偏光状態の光であり、レジスト3の膜の第1開口2S近傍の局部的な所望の領域を近接場光で露光することができる。すなわち、第1開口2Sの幅H1に応じて露光光5の波長を設定するとともに、第1パターンPA1に応じて露光光5の偏光状態を設定することで、レジスト3の膜の第1開口2S近傍の局部的な所望の領域に近接場光を局在させ、その領域を近接場光で露光することができる。
また、基板1の下面1Bから基板1に対して照射され、基板1を透過した後、基板1の上面1Aからスペース部2Sに射出された露光光5は、ライン部2L同士の間、すなわちスペース部2Sの内側に存在するレジスト3も露光する。すなわち、ライン部2L同士の間、すなわちスペース部2Sの内側に存在するレジスト3も、露光光5によって露光される。
次に、露光されたレジスト3に対して現像処理が施される。上述のように、本実施形態のレジスト3はネガ型レジストであり、現像処理によって、図12に示すように、近接場光を含む露光光5で露光された露光部以外の未露光部は、除去される。これにより、基板1の上面1A上に、第1パターンPA1に応じた第2パターンPA2がレジスト3によって形成される。本実施形態においては、第2パターンPA2は、レジスト3の露光光5が照射された露光部によって形成される。
次に、図13に示すように、レジスト3で形成された第2パターンPA2を用いて基板1の上面1A上の第2材料4の一部を除去することによって、基板1の上面1A上に、第1、第2パターンPA1、PA2に応じた第3パターンPA3が第2材料4で形成される。本実施形態においては、レジスト3で形成された第2パターンPA2をマスクとして、第2材料4の一部を、エッチング処理によって除去する。本実施形態においては、レジスト3で形成された第2パターンPA2をマスクとして、例えばフッ素系ガスを用いたドライプロセスによって、第2材料4の膜がエッチングされる。このエッチング処理によって、基板1の上面1A上に形成された第2材料4の膜に、第1開口2Sとは別の第2開口2Tが形成される。すなわち、レジスト3で形成された第2パターンPA2をマスクとして、第2材料4の一部を除去することによって、基板1の上面1A上に、第1開口2S及び第2開口2Tを含む第2材料4による第3パターンPA3が形成される。
次に、図14に示すように、レジスト3で形成された第2パターンPA2及び二酸化珪素で形成された第3パターンPA3を用いて基板1の上面1A上の第1材料2の一部を除去することによって、基板1の上面1A上に、第1、第2パターンPA1、PA2に応じた第3パターンPA3が第1材料2で形成される。本実施形態においては、レジスト3で形成された第2パターンPA2及び二酸化珪素で形成された第3パターンPA3をマスクとして、第1材料2の一部を、エッチング処理によって除去する。本実施形態においては、レジスト3で形成された第2パターンPA2及び二酸化珪素で形成された第3パターンPA3をマスクとして、例えばCl2/BCl3ガスを用いたドライプロセスによって、第1材料2の膜が異方性エッチングされる。このエッチング処理によって、基板1の上面1A上に形成された第1材料2の膜に、第1開口2Sとは別の第2開口2Tが形成される。すなわち、レジスト3で形成された第2パターンPA2及び二酸化珪素で形成された第3パターンPA3をマスクとして、第1材料2の一部を除去することによって、基板1の上面1A上に、第1開口2S及び第2開口2Tを含む第1材料2による第3パターンPA3が形成される。
第1材料2の膜をエッチング処理するとき、第1材料2の一部とともに、マスクとして機能すべきレジスト3の一部も除去されてしまう可能性がある。マスクとして機能すべきレジスト3が除去されると、第1材料2の膜のうち、除去したくない部分まで除去されてしまう可能性がある。本実施形態においては、第1材料2の膜の上面を第2材料4で覆った状態で、エッチング処理を実行することで、第1材料2の膜のうち除去したくない部分を保護することができ、第1材料2の所望の部分のみを除去することができる。特に、第2開口2Tのアスペクト比が高い場合、エッチング処理時間を長くする等、エッチング条件を調整する必要がある。ここで、第2開口2Tのアスペクト比とは、(第2開口2Tの深さ)/(第2開口2Tの幅)である。本実施形態においては、第2開口2Tの幅は約28nmmであり、第2開口2Tの深さは約40nmである。エッチング選択比(マスクとなるレジストとエッチングすべき第1材料の膜に対するエッチング速度の比)によっては、第1材料2のエッチング中に、レジスト3も浸食され、それによって、第1材料2の膜のうち、除去したくない部分まで除去されてしまう可能性がある。本実施形態においては、第2材料4で第1材料2の膜を覆うことで、第1材料2によってアスペクト比が大きい第2開口2Tを形成する場合であっても、その第2開口2Tを含む第1材料2を所望の形状に形成することができる。
そして、図15に示すように、基板1の上面1Aに残留するレジスト3が除去される。レジスト3を除去する場合には、例えば酸素を用いたアッシング処理、あるいは剥離液を用いた剥離処理が実行される。さらに必要であれば、第1材料2の膜を覆う第2材料4は、フッ素系ガスを用いたドライプロセスによって除去する。これにより、基板1の上面1Aには、第1開口(第1スペース部)2S及び第2開口(第2スペース部)2Tを含む第3パターンPA3が第1材料2によって形成される。第3パターンPA3のライン部2L’及びスペース部2S、2Tは、露光光5の波長よりも十分に小さい幅を有する。
(実験例2)
ライン部2Lの幅H2が112nm、スペース部2Sの幅H1が28nmである第1パターンPA1を用いた場合の近接場光が形成される感光領域をシミュレーション実験により確認した。図16(A)は、シミュレーション対象をモデル化した図である。シミュレーション条件として、露光光5の波長を365nmとし、基板(ガラス基板)1の屈折率n=1.5、第1材料(アルミニウム)2の屈折率n=0.35、消衰係数k=3.29、厚み40nm、第2材料(二酸化珪素)4の屈折率n=1.5、厚み10nm、レジスト3の屈折率n=1.6とした。
図16(B)は、近接場光(露光光)の電界強度分布を示す模式図である。図16(B)において、第1領域A1は、第1の電界強度B1を有する領域、第2領域A2は、第2の電界強度B2を有する領域である。以下、同様に、第3〜第6領域A3〜A6のそれぞれは、第3〜第6の電界強度B3〜B6を有する領域である。第1〜第6の電界強度B1〜B6のうち、第1の電界強度B1が最も大きい値であり、第2の電界強度B2が第1の電界強度B1に次いで大きい値であり、以下、第6の電界強度B6になるにつれてその値は漸次小さくなり、第1〜第6の電界強度B1〜B6のうち、第6の電界強度B6が最も小さい値である。図16(B)に示すように、第1開口2Sの近傍において、レジスト3を感光させるのに十分な電界強度(第6の電界強度B6)を有する近接場光が得られることが確認できた。
なお、上述の第1、第2実施形態においては、基板1に対して、X軸方向(ラインアンドスペースパターンの長手方向)を偏光方向とする直線偏光状態(TE偏光状態)の露光光5を照射しているが、例えばY軸方向を偏光方向とする直線偏光状態(TM偏光状態)の露光光5を照射するようにしてもよい。TE偏光状態の露光光5を照射した場合とTM偏光状態の露光光5を照射した場合とでは、レジスト3の膜によって形成される第2パターンPA2の形状が互いに異なる。すなわち、基板1に照射される露光光5の偏光状態(偏光方向)に応じて、第1開口(スペース部)2S近傍に形成される近接場光の分布、若しくは近接場光が形成される領域が変化する。X軸方向を長手方向とするラインアンドスペースパターンのスペース部2Sに対して、X軸方向を偏光方向とするTE偏光状態の露光光5を照射した場合と、Y軸方向を偏光方向とするTM偏光状態の露光光5を照射した場合とでは、近接場光の分布、若しくは近接場光が形成される領域が互いに異なる。そのため、TE偏光状態の露光光5を照射した場合と、TM偏光状態の露光光5を照射した場合とで、レジスト3の膜が感光される感光領域が互いに異なる。したがって、基板1に照射する露光光5の偏光状態(偏光方向)を調整することにより、レジスト3で形成される第2パターンPA2の形状を調整することができる。このように、基板1に照射する露光光5の偏光状態(偏光方向)を調整して、レジスト3で形成される第2パターンPA2の形状を調整することができる。また、例えば円偏光状態の露光光5を基板1に照射することによって、所定の領域に近接場光を形成することができる場合、円偏光状態の露光光5を基板1に照射して、レジスト3の膜の一部を近接場光で感光させて、そのレジスト3で第2パターンPA2を形成するようにしてもよい。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態について説明する。上述の第1、第2実施形態で説明したパターンの形成方法を用いて、金属パターンを備えたデバイスを製造することができる。そのようなデバイスとしては、例えば特表2003−502708号公報、特開2004−177904号公報等に開示されているような、ワイヤーグリッド偏光板が挙げられる。ワイヤーグリット偏光板は、所定のピッチを有するラインアンドスペースパターン(グリッドパターン)を有し、例えば液晶装置の偏光板として用いられる。ワイヤーグリット偏光板は、無偏光状態(ランダム偏光状態)の光を、直線偏光状態の光に変換する。このワイヤーグリット偏光板においては、グリッドパターンのピッチを狭めれば狭めるほど、良好な光学特性(高い透過率及び高いコントラスト)が得られる。したがって、上述の第1、第2実施形態で説明したパターンの形成方法によって、第1材料2の第3パターンPA3を形成することで、基板1上には、狭いピッチを有するグリッドパターン(第3パターンPA3)を形成することができる。
図17〜図19は、液晶装置の製造工程の一例を示す図である。液晶装置は、アレイ基板10と対向基板20とを有する。液晶装置を製造するに際し、まず、アレイ基板10を製造する工程と、対向基板20を製造する工程とが実行される。アレイ基板(TFTアレイ基板)10を製造する工程では、ガラス基板上に、画素電極、薄膜トランジスタ(TFT)、及び蓄積コンデンサ等を含む画素部分と、画素に電気信号等を供給する配線部分とが、例えばフォトリソグラフィ法、あるいはインクジェット法等の所定の手法を用いて形成される。アレイ基板10は、ガラス基板上に形成された種々の金属膜、絶縁膜、半導体層、及び不純物層等を含む。
対向基板(カラーフィルタ基板)20を製造する工程では、ガラス基板上に、ブラックマトリクス、着色パターン(カラーフィルタ)、保護膜、及び電極等が、例えばフォトリソグラフィ法、あるいはインクジェット法等の所定の手法を用いて形成される。
基板作成工程の後、洗浄工程が行われる。洗浄工程では、形成されたアレイ基板10と対向基板20とが洗浄される。洗浄工程では、ウエット洗浄処理及びドライ洗浄処理の少なくとも一方が実行される。ウエット洗浄処理は、例えば、洗浄液を用いて基板を洗浄する動作、純水等でリンスする動作、及び超音波等を用いて微粒子を除去する動作を含む。ドライ洗浄処理は、例えば基板に紫外光を照射する動作を含む。
洗浄工程が終了した後、基板上に残留している水分を除去するために、乾燥処理が実行される。乾燥処理は、例えばホットプレートを用いて基板を乾燥する動作、及び基板に遠赤外光等を照射してその基板を乾燥する動作等を含む。乾燥処理された後の基板は、温度調整(冷却)される。
次いで、アレイ基板1上に無機配向膜を形成する工程が実行される。本実施形態においては、例えば特開平11−160711号公報、特開2000−47211号公報等に開示されているような、斜方蒸着法によって、アレイ基板10の表面に無機配向膜が形成される。無機配向膜は、SiO2、SiO等の珪素酸化物、Al2O3、ZnO、MgO、及びITO等の金属酸化物等を含む無機材料により形成される。同様に、対向基板20上にも無機配向膜を形成する工程が実行される。
なおここでは、斜方蒸着法によって無機配向膜が形成されるが、例えばイオンビームスパッタ法、マグネトロンスパッタ法等のスパッタ法、蒸着法、ゾルゲル法、自己組織化法等の所定の手法を用いて無機配向膜を形成してもよい。
また、配向膜としては、無機配向膜に限られず、ポリイミド等の有機材料を含む配向膜であってもよい。
次いで、アレイ基板10上の無機配向膜の表面を処理する工程(表面処理工程)が実行される。無機配向膜の表面処理は、例えば特開平11−160711号公報、特開2000−47211号公報等に開示されているような、その無機配向膜の表面に、アルコールを供給するアルコール処理を含む。また、無機配向膜の表面処理は、例えば特開2006−30646号公報等に開示されているような、フルオロアルコール、イソプロピルアルコール、オクタノール、ヘプタデカノール、ベンジルアルコール、エトキシシラン系材料、及びメトキシシラン系材料を供給する処理を含むものであってもよい。そして、これらアルコール類を用いて無機配向膜を表面処理することにより、無機配向膜を撥水性にすることができる。すなわち、上述のアルコールを含む撥水性有機材料により、無機配向膜の表面を撥水性にすることができる。
また、無機配向膜の表面処理は、シランカップリング剤を無機配向膜の表面に供給する処理を含むものであってもよい。
同様に、対向基板20上の無機配向膜の表面を処理する工程(表面処理工程)も実行される。
次に、表面処理された無機配向膜を有するアレイ基板10及び表面処理された無機配向膜を有する対向基板20を用いて、組み立て工程が実行される。
組み立て工程は、アレイ基板10と対向基板20との貼り合わせ工程、貼り合わせた基板どうしを所望の大きさに切断する工程等を含む。貼り合わせ工程は、貼り合わせた後のアレイ基板10と対向基板20とのギャップを規定するためのスペーサ部材18を配置する工程と、アレイ基板10と対向基板20とのギャップからの液晶30の流出を防止するためのシール材17を配置する工程とを含む。例えば、図17の模式図に示すように、アレイ基板10上及び対向基板20上の少なくとも一方に、スペーサ部材18と、シール部材17とが配置され、アレイ基板10と対向基板20とが貼り合わせられる。アレイ基板10と対向基板20とは、アレイ基板10の表面10Aに形成された無機配向膜16と、対向基板20の表面20Aに形成された無機配向膜22とが対向するように、貼り合わせられる。
そして、図18の模式図に示すように、注入口19より、アレイ基板10と対向基板20との間の空間に液晶30が注入される。空間に液晶30が注入された後、注入口19が封止される。そして、図19の模式図に示すように、アレイ基板10の裏面に、ワイヤーグリッド偏光板21Aが設けられるとともに、対向基板20の裏面にワイヤーグリッド偏光板21Bが設けられる。
図20は、本実施形態に係る製造方法を用いて製造された液晶装置を備えたプロジェクタを示す図である。図20に示すプロジェクタPJは、上述の液晶装置を光変調手段として備えたものである。
図20において、プロジェクタPJは、光源810と、ダイクロイックミラー813、814と、反射ミラー815、816、817と、入射レンズ818と、リレーレンズ819と、射出レンズ820と、上述の液晶装置からなる光変調手段822、823、824と、クロスダイクロイックプリズム825と、投射レンズ826とを備えている。光源810は、メタルハライド等のランプ811とランプの光を反射するリフレクタ812とを含む。
ダイクロイックミラー813は、光源810からの白色光に含まれる赤色光を透過させるとともに、青色光と緑色光とを反射する。透過した赤色光は反射ミラー817で反射して、赤色光用光変調手段822に入射される。また、ダイクロイックミラー813で反射した緑色光は、ダイクロイックミラー814によって反射し、緑色光用光変調手段823に入射する。さらに、ダイクロイックミラー813で反射した青色光は、ダイクロイックミラー814を透過する。青色光に対しては、長い光路による光損失を防ぐため、入射レンズ818、リレーレンズ819および射出レンズ820を含むリレーレンズ系からなる導光手段821が設けられている。この導光手段821を介して、青色光が青色光用光変調手段824に入射される。
各光変調手段822、823、824により変調された3つの色光は、クロスダイクロイックプリズム825に入射する。このクロスダイクロイックプリズム825は4つの直角プリズムを貼り合わせたものであり、その界面には赤光を反射する誘電体多層膜と青光を反射する誘電体多層膜とがX字状に形成されている。これらの誘電体多層膜により3つの色光が合成されて、カラー画像を表す光が形成される。合成された光は、投射レンズ826によってスクリーン827上に投影され、スクリーン827上に画像を形成する。
なお、上述の各実施形態においては、ラインアンドスペースパターンを含む第1パターンPA1に対して、第1の幅H1以上の波長を有し、且つX軸方向を偏光方向とする直線偏光状態(TE偏光状態)の露光光5を照射しているが、第1パターンPA1としては、ラインアンドスペースパターンに限らず、例えばホールパターン等、任意の形状であってもよい。その場合においても、露光光5が、そのホールパターンの大きさ(幅、直径)以上の波長を有することにより、ホールパターンの開口近傍に、近接場光を形成することができる。
なお、本発明の技術的範囲は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。例えば、上述の実施形態においては、スイッチング素子としてTFTを備えた液晶装置を例にして説明したが、スイッチング素子として薄膜ダイオード(Thin Film Diode)等の二端子型素子を備えた液晶装置に本発明を適用することも可能である。また、液晶装置としては、透過型液晶装置であってもよいし、反射型液晶装置であってもよい。
また、液晶装置としては、TN(Twisted Nematic)モードで機能する液晶装置であってもよいし、VA(Vertical Alignment)モードで機能する液晶装置であってもよい。
また、上述の実施形態では、3板式の投射型表示装置(プロジェクタ)を例にして説明したが、単板式の投射型表示装置や直視型表示装置に本発明を適用することも可能である。
また、上述の液晶装置を、プロジェクタ以外の電子機器に適用することも可能である。その具体例として、携帯電話を挙げることができる。この携帯電話は、上述の実施形態、またはその変形例に係る液晶装置を表示部に備えたものである。また、その他の電子機器としては、例えばICカード、ビデオカメラ、パーソナルコンピュータ、ヘッドマウントディスプレイ、さらに表示機能付きファックス装置、デジタルカメラのファインダ、携帯型TV、DSP装置、PDA、電子手帳、電光掲示盤、宣伝公告用ディスプレイ等が挙げられる。
また、上述の実施形態においては、上述の実施形態で説明したパターンの形成方法を用いて、ワイヤーグリッド偏光板を形成する場合を例にして説明したが、もちろん、ワイヤーグリット偏光板以外のデバイスを製造することもできる。例えば、金属配線パターンを形成する場合等において、上述の実施形態で説明したパターンの形成方法を用いることができる。
第1実施形態に係るパターンの形成方法を説明するためのフローチャート図である。 第1実施形態に係るパターンの形成方法を説明するための模式図である。 第1実施形態に係るパターンの形成方法を説明するための模式図である。 第1実施形態に係るパターンの形成方法を説明するための模式図である。 第1実施形態に係るパターンの形成方法を説明するための模式図である。 第1実施形態に係るパターンの形成方法を説明するための模式図である。 第1実施形態に係るパターンの形成方法を説明するための模式図である。 近接場光の形成状態をシミュレーションした結果を示す模式図である。 第2実施形態に係るパターンの形成方法を説明するための模式図である。 第2実施形態に係るパターンの形成方法を説明するための模式図である。 第2実施形態に係るパターンの形成方法を説明するための模式図である。 第2実施形態に係るパターンの形成方法を説明するための模式図である。 第2実施形態に係るパターンの形成方法を説明するための模式図である。 第2実施形態に係るパターンの形成方法を説明するための模式図である。 第2実施形態に係るパターンの形成方法を説明するための模式図である。 近接場光の形成状態をシミュレーションした結果を示す模式図である。 第1、第2実施形態に係るパターンの形成方法で形成されたパターンを有する偏光板を備えた液晶装置の製造工程を説明するための模式図である。 第1、第2実施形態に係るパターンの形成方法で形成されたパターンを有する偏光板を備えた液晶装置の製造工程を説明するための模式図である。 第1、第2実施形態に係るパターンの形成方法で形成されたパターンを有する偏光板を備えた液晶装置の製造工程を説明するための模式図である。 液晶装置を備えたプロジェクタを示す図である。
符号の説明
1…基板、1A…上面、1B…下面、2…第1材料、2L…ライン部、2S…第1開口、2T…第2開口、3…レジスト、4…第2材料、5…露光光、PA1…第1パターン、PA2…第2パターン、PA3…第3パターン

Claims (7)

  1. 近接場光を用いたパターンの形成方法であって、
    露光光を透過可能な基板の一方の面上に、第1の幅を有する複数の第1開口および該第1の幅よりも大きい第2の幅を有する複数のライン部を含むラインアンドスペースパターンである第1パターンを第1材料で形成する第1工程と、
    前記第1パターンが形成された前記基板の一方の面上に、ネガ型のレジストの膜を形成する第2工程と、
    前記基板の他方の面から前記基板に露光光を照射して、前記第1開口近傍に形成された近接場光で前記レジストの膜を露光することによって、前記基板の一方の面上に前記第1パターンに応じた第2パターンを前記レジストで形成する第3工程と、
    前記レジストで形成された前記第2パターンをマスクとして前記基板の一方の面上の前記第1材料の一部をエッチング処理して除去することによって、前記基板の一方の面上に、前記第1、第2パターンに応じた第3パターンを形成する第4工程と、を含み、
    前記第1開口は、前記ラインアンドスペースパターンのスペース部分を含み、
    前記ラインアンドスペースパターンの長手方向を第1方向としたとき、前記第1の幅は、前記第1開口の前記第1方向と直交する方向の幅であり、
    前記第4工程では、前記エッチング処理により、前記基板の一方の面上に形成された前記第1材料の膜に、複数の前記第1開口とは別の第2開口を互いに隣り合う2つの前記第1開口の間に形成することにより、周期が一定のラインアンドスペースパターンである前記第3パターンを形成することを特徴とするパターンの形成方法。
  2. 記第1の幅は前記露光光の波長以下であり、
    前記露光光は、前記第1方向を偏光方向とする直線偏光状態の光を主成分とする請求項1記載の形成方法。
  3. 前記第3工程は、前記近接場光で露光された露光部分以外の未露光部分を除去する現像工程を含み、
    前記第2パターンは、前記露光部分で形成される請求項1又は2記載の形成方法。
  4. 前記基板の一方の面上に形成された前記第1材料の膜の少なくとも一部を該第1材料とは異なる第2材料の膜で覆う工程を含み、
    少なくとも前記第4工程は、前記第1材料の膜の少なくとも一部を前記第2材料の膜で覆った状態で実行される請求項1〜3のいずれか一項記載の形成方法。
  5. 前記第1材料は、金属を含み、
    前記第2材料は、無機材料の酸化物を含む請求項記載の形成方法。
  6. 前記第3工程において、前記基板に照射する前記露光光の偏光状態を調整して、前記レジストで形成される前記第2パターンの形状を調整する請求項1〜のいずれか一項記載の形成方法。
  7. 金属パターンを備えたデバイスの製造方法であって、
    前記金属パターンを、請求項1〜請求項のいずれか一項記載の形成方法を用いて形成するデバイスの製造方法。
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