JP4830560B2 - アーム駆動機構 - Google Patents

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本発明はアーム駆動機構に関する。
カム板の同一面に互いに分岐した複数のカム溝を設けるとともに、アームにそれらカム溝に係合される複数のカムピンを設け、カム板を回転させることにより各カムピンが通るカム溝の形状に応じてアームを回動させるアーム駆動機構が提案されている(特許文献1参照)。
このアーム駆動機構では、カム溝に沿って動くカムピンをカム溝の分岐箇所で当該カムピンが進むべきカム溝に正しく導く構成として、アームの動きを規制する専用部材を設けることが開示されており、また、直径や長さが異なる複数のカムピンとそれらカムピンの直径や長さに対応した幅や深さが異なる複数のカム溝を設けることにより、カム溝の分岐箇所で互いに対応するカムピンとカム溝のみが係合できるようにすることが開示されている。
特開平1−302560号公報
上述した従来のアーム駆動機構では、専用部材を設けたり、寸法が異なる複数のカムピンを設けなくてはならないことから、部品点数が増加し構造が複雑化するとともに、アーム駆動機構のコンパクト化およびコストダウンを図る上で不利があった。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、その目的は、アーム駆動機構のコンパクト化、簡易化、コストダウンを図る上で有利なアーム駆動機構を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明は、カム板の回転により第1アームを互いに異なる2方向に移動させるアーム駆動機構であって、前記カム板の側方にガイド板と前記第1アームが配設され、前記第1アームの互いに異なる箇所に第1カムピンと第2カムピンが設けられ、前記カム板に前記第1カムピンに係合する第1カム溝と前記第2カムピンに係合する第2カム溝が設けられ、前記ガイド板に前記第1カムピンに係合する第3カム溝と前記第2カムピンに係合する第4カム溝が設けられ、前記第3カム溝は、第1の方向に延在し前記第1カム溝と協働して前記第1カムピンを前記第1の方向に案内する第1案内部と、前記第1の方向とは異なる第2の方向に延在し前記第1カム溝と協働して前記第1カムピンを前記第2の方向に案内する第2案内部とを有し、前記第1案内部の延在方向の端部と前記第2案内部の延在方向の端部とは接続されて形成され、前記第1カムピンが前記第1カム溝と前記第3カム溝に係合し、前記第2カムピンが前記第2カム溝と前記第4カム溝に係合することで、前記カム板の回転による前記第1アームの動きが定まり、前記第1カム溝は、前記第1カムピンに前記第1アームを前記互いに異なる2方向に移動させるための力を与えるように構成され、前記第2カム溝と前記第4カム溝は、前記第1カムピンが前記第1案内部の延在方向の端部と前記第2案内部の延在方向の端部とが接続された箇所に位置した際に、前記第2カムピンを介し前記アームを動かすことで、前記第1カムピンを前記第1案内部または前記第2案内部の何れか一方に案内する第1カムピン用案内部を有していることを特徴とする。
また、本発明は、カム板の回転により第1アームを互いに異なる2方向に移動させるアーム駆動機構であって、前記カム板の側方にガイド板と前記第1アームが配設され、前記第1アームの互いに異なる箇所に第1カムピンと第2カムピンと第3カムピンが設けられ、前記カム板に前記第1カムピンに係合する第1カム溝および前記第2カムピンに係合する第2カム溝が設けられ、前記ガイド板に前記第1カムピンに係合する第3カム溝と前記第2カムピンに係合する第4カム溝と前記第3カムピンに係合する第5カム溝が設けられ、前記第3カム溝は、第1の方向に延在し前記第1カム溝と協働して前記第1カムピンを前記第1の方向に案内する第1案内部と、前記第1の方向とは異なる第2の方向に延在し前記第1カム溝と協働して前記第2カムピンを前記第2の方向に案内する第2案内部とを有し、前記第1案内部の延在方向の端部と前記第2案内部の延在方向の端部とは接続されて形成され、前記第1カムピンが前記第1カム溝と前記第3カム溝に係合し、前記第3カムピンが前記第5カム溝に係合することで、前記カム板の回転による前記第1アームの動きが定まり、前記第1カム溝は、前記第1カムピンに前記第1アームを前記互いに異なる2方向に移動させるための力を与えるように構成され、
前記第2カム溝と前記第4カム溝は、前記第1カムピンが前記第1案内部の延在方向の端部と前記第2案内部の延在方向の端部とが接続された箇所に位置した際に、前記第2カムピンを介して前記アームを動かすことで、前記第1カムピンを前記第1案内部または前記第2案内部の何れか一方に案内する第1カムピン用案内部を有していることを特徴とする。
本発明によれば、第1カムピン用案内部により第2カムピンを動かし、これにより第1アームを動かすことで、第1カムピンを進行すべき溝である第1案内部または第2案内部に案内するので、第1アームの動きを規制するための専用部材を設けたり、あるいは、直径や長さが異なる複数のカムピンとそれらカムピンの直径や長さに応じて幅や深さが異なる複数のカム溝を設けたりすることなく、第1アームの移動を円滑に行なうことが可能となり、部品点数の削減化、構造の簡易化を図ることができ、アーム駆動機構のコンパクト化、コストダウンを図る上で有利となる。
次に本実施の形態について図面を参照して説明する。
図1乃至図4は本実施の形態の車載機器10の斜視図である。
図1乃至図4に示すように、本実施の形態の車載機器10は、CDやMDやDVDなどのディスク状記録媒体(光ディスク)を装脱して使用するカーオーディオシステムである。
車載機器10は、カーオーディオシステムの主要部が収納された機器本体12と、機器本体12を操作する複数の操作部材14が設けられたフロントパネル16とを備え、機器本体12とフロントパネル16とは駆動機構18によって連結されている。
機器本体12は扁平な直方体を呈する筐体20を有している。
機器本体12の前面は、左右に横長の矩形を呈し、前面にはディスク状記録媒体の装脱口22が設けられている。
フロントパネル16は、機器本体12の前面を開閉するもので、複数の操作部材14は、フロントパネル16の前面に配置され、それら操作部材14により操作部1010(図6参照)が構成されている。
操作部材14は、図示しないが、スピーカー18(図6参照)から発せられる音響の音量調整を行うボリュームつまみ、ディスク状記録媒体Dの再生の開始、停止、曲の選択、早送り、早戻し、ディスク状記録媒体Dの取り出しなどを行なう操作スイッチ、チューナー部の選局を行なう選局スイッチなどを含んでいる。
さらに、操作部材14は、図6に示すように、フロントパネル16を開閉する開閉ボタン14A、フロントパネル16を左右に傾斜させる左傾斜ボタン14B、右傾斜ボタン14Cを含んでいる。
フロントパネル16の前面には表示部1012(図6参照)が前方に臨ませて設けられている。表示部1012は例えばLEDや液晶表示器などで構成されている。
本実施の形態では、操作部材14および表示部1012と、後述する制御部1014とは、機器本体12とフロントパネル16の間に設けられたフレキシブル基板11(図6参照)を介して電気的に接続され、これにより制御部1014と操作部材14および表示部1012との間で制御信号の授受がなされる。
図5は車載機器10が車室内に設置された状態を示す説明図、図6は車載機器10の制御系の構成を示すブロック図である。
図5に示すように、機器本体12は、車室2内に位置するダッシュボード2Aやセンターコンソールパネル2Bなどの車体の箇所に組み込まれ、本実施の形態では、機器本体12は運転席と助手席との間に位置するセンターコンソールパネル2Bに組み込まれ、機器本体12の前面は車室内に臨んでいる。
図6に示すように、前記カーオーディオシステムの主要部は、例えば、再生部1002、チューナー部1004、音声出力部1006、操作部1010、表示部1012、制御部1014などを含んで構成されている。
再生部1002は、CDやMDやDVDなどのディスク状記録媒体Dに記録されている音声データなどのデータの再生を行い、音声信号などを出力するものである。なお、再生部1002の代わりに、ディスク状記録媒体Dに対してデータの記録および再生を行う記録再生部が設けられていてもかまわない。
チューナー部1004は、ラジオ放送局から送信されるAM波やFM波の電波を受信して音声信号を出力するものである。
音声出力部1006は、制御部1014を介して供給される前記音声信号に対して増幅を含む所定の信号処理を行い車室2内に組み込まれたスピーカー18に供給することで、スピーカー18から音響を発生させるものである。
操作部1010は、再生部1002、チューナー部1004、音声出力部1006の動作を指令するために操作されるものであり、操作部1010に対してなされた操作に応じた制御信号を制御部1014に供給するものである。
表示部1012は、制御部1014の制御に基づいて、再生部1002、チューナー部1004、音声出力部1006などの動作状態を文字や記号、アイコン、あるいは、画像などで表示するものである。
制御部1014は、再生部1002、チューナー部1004、音声出力部1006、操作部1010、表示部1012の制御を司るものである。
なお、本実施の形態では、機器本体12に再生部1002、チューナー部1004、音声出力部1006、制御部1014が設けられ、フロントパネル16に操作部1010、表示部1012が設けられている。
また、機器本体12には、駆動機構18を動かすための単一のモータ30が設けられ、モータ30は制御部1014によってその回転が制御されるように構成されている。
次に駆動機構18について説明する。
図7は駆動機構18の斜視図、図8は左駆動機構の分解斜視図、図9は右駆動機構の分解斜視図である。
フロントパネル16はホルダ24で脱着可能に支持され、ホルダ24は駆動機構18に連結されている。
フロントパネル16は駆動機構18により、図1に示すように、フロントパネル16が機器本体12の前面に装着された装着使用位置と、図2に示すように、フロントパネル16の左側部が右側部よりも前方に突出した左突出使用位置と、図3に示すように、フロントパネル16の右側部が左側部よりも前方に突出した右突出使用位置と、図4に示すようにフロントパネル16が機器本体12の前面の前方箇所に位置して上下に倒れ装脱口22を開放する開放位置とに移動される。
図7乃図9に示すように、駆動機構18は、機器本体12の左側部に設けられフロントパネル16の左側部に連結された左駆動機構26と、機器本体12の右側部に設けられフロントパネル16の右側部に連結された右駆動機構28とで構成されている。
左駆動機構26は、図7、図8に示すように、モータ30、歯車列32、カム板34、ガイド板36、第1アーム38、第2アーム40などを備えている。
図7に示すように、ガイド板36はカム板34の外側方に配設され、第1アーム38、第2アーム40はガイド板36の外側方に設けられている。
モータ30の動力は歯車列32により減速されてカム板34に伝達され、モータ30の正逆転によりカム板34が正逆転する。
本実施の形態では、図8、図9に示すように、カム板34の前方に、左右方向に延在する回転軸62が配設され、回転軸62の左端の歯車6202がカム板34の外周の歯車3404に噛合され、モータ30の回転駆動力が回転軸62を介して右駆動機構28に伝達され、回転軸62の右端の歯車6202が右駆動機構28のカム板34の外周の歯車3404に噛合し、右駆動機構28のカム板34が左駆動機構26のカム板34と同一方向に回転されるように構成されている。
なお、図8に示すように、歯車列32を構成する歯車3202およびカム板34は、筐体20に取り付けられた板61の支軸3204、3402により回転可能に支持されている。
図10乃至図16は左駆動機構26の動作説明図、図22はカム板34の平面図である。
図10に示すように、第1アーム38は筐体20の左側面において前後に延在している。
第1アーム38の延在方向の中間部で前記延在方向と交差する方向に間隔をおいた箇所に第1カムピン46と第2カムピン48が設けられている。
第1アーム38の延在方向の一端である後端に第3カムピン50が設けられている。
第1アーム38の延在方向の他端である前端は、図8および図10に示すように、球面体2402および球面状の軸受面3802を介してホルダ24の左側部が揺動可能に連結されている。
図10、図22に示すように、カム板34に第1カムピン46に係合する第1カム溝52と、第2カムピン48に係合する第2カム溝54が設けられている。
図10に示すように、ガイド板36には、第1カムピン46に係合する第3カム溝56と、第2カムピン48に係合する第4カム溝58と、第3カムピン50に係合する第5カム溝60が設けられ、後述する第4カムピン43に係合する第6カム溝64が設けられている。
そして、第1カムピン46が第1カム溝52と第3カム溝56に係合し、第2カムピン48が第2カム溝54と第4カム溝58に係合することで、カム板34の回転による第1アーム38の動きが定まるように構成されている。
図8、図10に示すように、第2アーム40は、ホルダ24と第3カムピン50とにわたって延在して設けられている。
第2アーム40は、前アーム42と後アーム44とにより構成され、前アーム42の後端と後アーム44の前端は、第4カムピン43を介して互いに揺動可能に連結され、したがって、第2アーム40はその延在方向の中間部が折曲可能に形成されている。
第4カムピン43は、ガイド板36の第6カム溝64に係合されている。
第2アーム40の延在方向の他端である前端(前アーム42の前端)は、図8および図10に示すように、球面体2404および球面状の軸受面4202を介してホルダ24の左側部に揺動可能に連結されている。
そして、第2アーム40はカム板34の回転により拡開折曲しつつ前後動するように設けられている。
図10に示すように、第3カム溝56は、第1案内部5602と第2案内部5604を有している。
第1案内部5602は、第1の方向に延在し第1カム溝52と協働して第1カムピン46を第1の方向に案内するように形成されている。本実施の形態では、第1の方向は前後方向である。
第2案内部5604は、第1の方向とは異なる第2の方向に延在し第1カム溝52と協働して第1カムピン46を第2の方向に案内するように形成されている。本実施の形態では、第2の方向は前方に至るにつれて下方に変位する斜め方向である。
第1案内部5602の延在方向の端部(後端)と第2案内部5604の延在方向の端部(後端)とは接続され、本実施の形態では、鋭角をなすV字状を呈している。
図10に示すように、第4カム溝58は、第3案内部5802と第4案内部5804を有している。
第3案内部5802は、第3の方向に延在し第2カム溝54と協働して第2カムピン48を第3の方向に案内するように形成されている。本実施の形態では、第3の方向は第1の方向と平行する前後方向である。
第4案内部5804は、第3の方向とは異なる第4の方向に延在し第2カム溝54と協働して第2カムピン48を第4の方向に案内するように形成されている。本実施の形態では、第4の方向は前方に至るにつれて前記第3の方向よりも大きな傾斜で下方に変位する斜め方向である。
第3案内部5802の延在方向の端部(後端)と第4案内部5804の延在方向の端部(後端)とは接続され、本実施の形態では、第3カム溝56の前記鋭角よりも大きな角度で交差するV字状を呈している。
図12に示すように、第2カム溝54と第4カム溝58は、第1カムピン46が第1案内部5602の延在方向の端部と第2案内部5604の延在方向の端部とが接続された箇所に位置した際に、第2カムピン48を介し第1アーム38を動かすことで、第1カムピン46を第1案内部5602または第2案内部5604の何れか一方に案内する第1カムピン用案内部70を有している。
本実施の形態では、第1カムピン用案内部70は、第4カム溝58の第3案内部5802の延在方向の端部と第4案内部5804の延在方向の端部とが接続された箇所を含んで構成されている。
第1カム溝52は、第3カム溝56と協働して第1アーム38を互いに異なる2方向に移動させるための力を与えるように構成され、本実施の形態では、主として第1カムピン46に前後方向の力を与えるように構成されている。なお、本実施の形態では、第1アーム38の互いに異なる2方向への移動とは、第1アーム38の前後直線運動と、第1アーム38の後端を支点とした前端の揺動運動である。
図22に示すように、第1カム溝52は、第1カム部5202、第2カム部5204、第3カム部5206、第4カム部5208を有している。
第1カム部5202は、カム板34の正転時、第3カム溝56と協働して第1カムピン46を前記第1の方向(第1案内部5602と第2案内部5604が接続される箇所に近づく方向)に案内するように形成され、また、カム板34の逆転時、第3カム溝56と協働して第1カムピン46を前記第1の方向(第1案内部5602と第2案内部5604が接続される箇所から離れる方向)に案内するように形成されている。
第2カム部5204は、カム板34の正転時、第1カム部5202の端部に接続され第3カム溝56と協働して第1カムピン46を前記第2の方向(第1案内部5602と第2案内部5604が接続される箇所から離れる方向)に案内するように形成され、また、カム板34の逆転時、第1カム部5202の端部に接続され第3カム溝56と協働して第1カムピン46を前記第2の方向(第1案内部5602と第2案内部5604が接続される箇所に近づく方向)に案内するように形成されている。
第3カム部5206は、第2カム部5204の端部に接続され、カム板34の正転時、第3カム溝56と協働して第1カムピン46を前記第2の方向(第1案内部5602と第2案内部5604が接続される箇所に近づく方向)に案内するように形成され、また、カム板34の逆転時、第3カム溝56と協働して第1カムピン46を第2の方向(第1案内部5602と第2案内部5604が接続される箇所から離れる方向)に案内するように形成されている。
第4カム部5208は、カム板34の正逆転時、第3カム部5206の端部に接続され第3カム溝56と協働して第1カムピン46を第3ガイド溝56の第1カム部5602と第2カム部5604が接続される箇所に留めておくように形成されている。
図22に示すように、第2カム溝54は、第5カム部5402、第6カム部5404、第7カム部5406、第8カム部5408を有している。
第5カム部5402は、カム板34の正転時、第4カム溝58と協働して第2カムピン48を前記第3の方向(第3案内部5802と第4案内部5804が接続される箇所に近づく方向)に案内するように形成され、また、カム板34の逆転時、第4カム溝58と協働して第2カムピン48を第3の方向(第3案内部5802と第4案内部5804が接続される箇所から離れる方向)に案内するように形成されている。
第6カム部5404は、カム板34の正転時、第5カム部5402の端部に接続され第4カム溝58と協働して第2カムピン48を前記第4の方向(第3案内部5802と第4案内部5804が接続される箇所から離れる方向)に案内するように形成され、カム板34の逆転時、第5カム部5402の端部に接続され第4カム溝58と協働して第2カムピン48を第4の方向(第3案内部5802と第4案内部5804が接続される箇所に近づく方向)に案内するように形成されている。
第7カム部5406は、カム板34の正転時、第6カム部5404の端部に接続され第4カム溝58と協働して第2カムピン48を前記第4の方向(第3案内部5802と第4案内部5804が接続される箇所に近づく方向)に案内するように形成され、カム板34の逆転時、第6カム部5404の端部に接続され第4カム溝58と協働して第2カムピン48を第4の方向(第3案内部5802と第4案内部5804が接続される箇所から離れる方向)に案内するように形成されている。
第8カム部5408は、第7カム部5406の端部に接続され、カム板34の正逆転時、第4カム溝58と協働して第2カムピン48を第3案内部5802と第4案内部5804が接続される箇所に留めておくように形成されている。
本実施の形態では、第1カムピン46が第1カム溝52に係合する部分と、第2カムピン48が第2カム溝54に係合する部分とは同一の外径で形成され、第1カム溝52と第2カム溝54は連通している。
第3カムピン50が係合する第5カム溝60は、ガイド板36の後部の下部に設けられ、前後に延在している。
第4カムピン43が係合する第6カム溝64は、ガイド板36の前部の下部に設けられ、前後に延在している。
本実施の形態では、特に、図12に示すように、第1カムピン46が第1案内部5602と第2案内部5604とが接続された箇所に位置した状態で、モータ30が正転すると、第1カムピン46にはほぼ鉛直方向に延在する第1カム溝52の第2カム部5204の壁面5204Aが当接し、第1カムピン46に前方へ移動するための力を与える。
そのため、第1カムピン46が第1案内部5602と第2案内部5604とが接続された箇所の壁部56Aに当接し、カム板43の回転が阻止される可能性がある。
本実施の形態では、第2カムピン48を第2カム溝54および第4カム溝58により動かし、これにより第1アーム38を動かすことで、第1カムピン46を、モータ30の正転により進行すべき溝である第2案内部5604に案内する第1カムピン用案内部70が設けられている。
左駆動機構26では、第1カムピン用案内部70は、より詳細には、第2カム溝54の第5カム部5402と第6カム部5404が接続される箇所、および、第4カム溝58の第3案内部5802と第4案内部5804が接続される箇所を含んで構成されている。
なお、図10に想像線で示すように第1アーム38とガイド板36との間にコイルスプリング80を設け、第1アーム38のがたつきを防止するなど任意である。
また、図10に想像線で示すように前アーム42と後アーム44との間にコイルスプリング82を設け、前アーム42と後アーム44のがたつきを防止するなど任意である。
図17乃至図21は右駆動機構28の動作説明図、図23はカム板34の平面図である。
右駆動機構28は、図7、図9に示すように、左駆動機構26と同様のカム板34、ガイド板36、第1アーム38、第2アーム40などを備えている。
図9に示すように、ガイド板36はカム板34の外側方に配設され、第1アーム38、第2アーム40はガイド板36の外側方に設けられている。
なお、カム板34は、筐体20に取り付けられた板61の支軸3402により回転可能に支持されている。
図17に示すように、第1アーム38は筐体20の右側面において前後に延在している。
第1アーム38の延在方向の中間部で前記延在方向と交差する方向に間隔をおいた箇所に第1カムピン46と第2カムピン48が設けられている。
第1アーム38の延在方向の一端である後端に第3カムピン50が設けられている。
第1アーム38の延在方向の他端である前端は、図9および図17に示すように、球面体2402および球面状の軸受面3802を介してホルダ24の左側部が揺動可能に連結されている。
図17、図23に示すように、カム板34に第1カムピン46に係合する第1カム溝52と、第2カムピン48に係合する第2カム溝54が設けられている。
図17に示すように、ガイド板36には、第1カムピン46に係合する第3カム溝56と、第2カムピン48に係合する第4カム溝58と、第3カムピン50に係合する第5カム溝60が設けられ、後述する第4カムピン43に係合する第6カム溝64が設けられている。
そして、第1カムピン46が第1カム溝52と第3カム溝56に係合し、第2カムピン48が第2カム溝54と第4カム溝58に係合することで、カム板34の回転による第1アーム38の動きが定まるように構成されている。
図9、図17に示すように、第2アーム40は、ホルダ24と第3カムピン50とにわたって延在して設けられている。
第2アーム40は、前アーム42と後アーム44とにより構成され、前アーム42の後端と後アーム44の前端は、第4カムピン43を介して互いに揺動可能に連結され、したがって、第2アーム40はその延在方向の中間部が折曲可能に形成されている。
第4カムピン43は、ガイド板36の第6カム溝64に係合されている。
第2アーム40の延在方向の他端である前端(前アーム42の前端)は、図9および図17に示すように、球面体2404および球面状の軸受面4202を介してホルダ24の左側部に揺動可能に連結されている。
そして、第2アーム40はカム板34の回転により拡開折曲しつつ前後動するように設けられている。
図17に示すように、第3カム溝56は、第1案内部5602と第2案内部5604を有している。
第1案内部5602は、第1の方向に延在し第1カム溝52と協働して第1カムピン46を第1の方向に案内するように形成されている。本実施の形態では、第1の方向は前後方向である。
第2案内部5604は、第1の方向とは異なる第2の方向に延在し第1カム溝52と協働して第1カムピン46を第2の方向に案内するように形成されている。本実施の形態では、第2の方向は前方に至るにつれて下方に変位する斜め方向である。
第1案内部5602の延在方向の端部(後端)と第2案内部5604の延在方向の端部(後端)とは接続され、本実施の形態では、鋭角をなすV字状を呈している。
図17に示すように、第4カム溝58は、第3案内部5802と第4案内部5804を有している。
第3案内部5802は、第3の方向に延在し第2カム溝54と協働して第2カムピン48を第3の方向に案内するように形成されている。本実施の形態では、第3の方向は第1の方向と平行する前後方向である。
第4案内部5804は、第3の方向とは異なる第4の方向に延在し第2カム溝54と協働して第2カムピン48を第4の方向に案内するように形成されている。本実施の形態では、第4の方向は前方に至るにつれて前記第3の方向よりも大きな傾斜で下方に変位する斜め方向である。
第3案内部5802の延在方向の端部(後端)と第4案内部5804の延在方向の端部(後端)とは接続され、本実施の形態では、第3カム溝56の前記鋭角よりも大きな角度で交差するV字状を呈している。
図18に示すように、第2カム溝54と第4カム溝58は、第1カムピン46が第1案内部5602の延在方向の端部と第2案内部5604の延在方向の端部とが接続された箇所に位置した際に、第2カムピン48を介し第1アーム38を動かすことで、第1カムピン46を第1案内部5602または第2案内部5604の何れか一方に案内する第1カムピン用案内部70を有している。
本実施の形態では、第1カムピン用案内部70は、第4カム溝58の第3案内部5802の延在方向の端部と第4案内部5804の延在方向の端部とが接続された箇所を含んで構成されている。
第1カム溝52は、第3カム溝56と協働して第1アーム38を互いに異なる2方向に移動させるための力を与えるように構成され、本実施の形態では、主として第1カムピン46に前後方向の力を与えるように構成されている。なお、本実施の形態では、第1アーム38の互いに異なる2方向への移動とは、第1アーム38の前後直線運動と、第1アーム38の後端を支点とした前端の揺動運動である。
図23に示すように、第1カム溝52は、第1カム部5202、第2カム部5204、第3カム部5206、第4カム部5208を有している。
第1カム部5202は、カム板34の正転時、第3カム溝56と協働して第1カムピン46を前記第1の方向(第1案内部5602と第2案内部5604が接続される箇所から離れる方向)に案内するように形成され、また、カム板34の逆転時、第3カム溝56と協働して第1カムピン46を前記第1の方向(第1案内部5602と第2案内部5604が接続される箇所に近づく方向)に案内するように形成されている。
第2カム部5204は、カム板34の正転時、第1カム部5202の端部に接続され第3カム溝56と協働して第1カムピン46を前記第2の方向(第1案内部5602と第2案内部5604が接続される箇所に近づく方向)に案内するように形成され、また、カム板34の逆転時、第1カム部5202の端部に接続され第3カム溝56と協働して第1カムピン46を前記第2の方向(第1案内部5602と第2案内部5604が接続される箇所から離れる方向)に案内するように形成されている。
第3カム部5206は、第2カム部5204の端部に接続され、カム板34の正転時、第3カム溝56と協働して第1カムピン46を前記第2の方向(第1案内部5602と第2案内部5604が接続される箇所から離れる方向)に案内するように形成され、また、カム板34の逆転時、第3カム溝56と協働して第1カムピン46を第2の方向(第1案内部5602と第2案内部5604が接続される箇所に近づく方向)に案内するように形成されている。
第4カム部5208は、カム板34の正逆転時、第3カム部5206の端部に接続され第3カム溝56と協働して第1カムピン46を第3ガイド溝56の第1カム部5602と第2カム部5604が接続される箇所に留めておくように形成されている。
図23に示すように、第2カム溝54は、第5カム部5402、第6カム部5404、第7カム部5406、第8カム部5408を有している。
第5カム部5402は、カム板34の正転時、第4カム溝58と協働して第2カムピン48を前記第3の方向(第3案内部5802と第4案内部5804が接続される箇所から離れる方向)に案内するように形成され、また、カム板34の逆転時、第4カム溝58と協働して第2カムピン48を第3の方向(第3案内部5802と第4案内部5804が接続される箇所に近づく方向)に案内するように形成されている。
第6カム部5404は、カム板34の正転時、第5カム部5402の端部に接続され第4カム溝58と協働して第2カムピン48を前記第4の方向(第3案内部5802と第4案内部5804が接続される箇所に近づく方向)に案内するように形成され、カム板34の逆転時、第5カム部5402の端部に接続され第4カム溝58と協働して第2カムピン48を第4の方向(第3案内部5802と第4案内部5804が接続される箇所から離れる方向)に案内するように形成されている。
第7カム部5406は、カム板34の正転時、第6カム部5404の端部に接続され第4カム溝58と協働して第2カムピン48を前記第4の方向(第3案内部5802と第4案内部5804が接続される箇所から離れる方向)に案内するように形成され、カム板34の逆転時、第6カム部5404の端部に接続され第4カム溝58と協働して第2カムピン48を第4の方向(第3案内部5802と第4案内部5804が接続される箇所に近づく方向)に案内するように形成されている。
第8カム部5408は、第7カム部5406の端部に接続され、カム板34の正逆転時、第4カム溝58と協働して第2カムピン48を第3案内部5802と第4案内部5804が接続される箇所に留めておくように形成されている。
本実施の形態では、第1カムピン46が第1カム溝52に係合する部分と、第2カムピン48が第2カム溝54に係合する部分とは同一の外径で形成され、第1カム溝52と第2カム溝54は連通している。
第3カムピン50が係合する第5カム溝60は、ガイド板36の後部の下部に設けられ、前後に延在している。
第4カムピン43が係合する第6カム溝64は、ガイド板36の前部の下部に設けられ、前後に延在している。
本実施の形態では、特に、図18に示すように、第1カムピン46が第1案内部5602と第2案内部5604とが接続された箇所に位置した状態で、モータ30が正転すると、第1カムピン46にはほぼ鉛直方向に延在する第1カム溝52の第3カム部5206の壁面5206Aが当接し、第1カムピン46に前方へ移動するための力を与える。
そのため、第1カムピン46が第1案内部5602と第2案内部5604とが接続された箇所の壁部56Aに当接し、カム板43の回転が阻止される可能性がある。
本実施の形態では、第2カムピン48を第2カム溝54および第4カム溝58により動かし、これにより第1アーム38を動かすことで、第1カムピン46を、モータ30の正転により進行すべき溝である第2案内部5604に案内する第1カムピン用案内部70が設けられている。
すなわち、右駆動機構28では、第1カムピン用案内部70は、第2カム溝54の第8カム部5408と第7カム部5406が接続される箇所、および、第4カム溝58の第3案内部5802と第4案内部5804が接続される箇所を含んで構成されている。
なお、図17に想像線で示すように第1アーム38とガイド板36との間にコイルスプリング80を設け、第1アーム38のがたつきを防止するなど任意である。
また、図17に想像線で示すように前アーム42と後アーム44との間にコイルスプリング82を設け、前アーム42と後アーム44のがたつきを防止するなど任意である。
また、本実施の形態では、フロントパネル16の装着使用位置は、左右の駆動機構26、28の第1アーム38と第2アーム40が共に装着使用位置に位置した状態で形成される。また、フロントパネル16の左突出使用位置は、左駆動機構26の第1アーム38と第2アーム40が共に左突出使用位置に位置し、右駆動機構28の第1アーム38と第2アーム40が共に装着使用位置に位置した状態で形成される。また、フロントパネル16の右突出使用位置は、左駆動機構26の第1アーム38と第2アーム40が共に装着使用位置に位置し、右駆動機構28の第1アーム38と第2アーム40が共に右突出使用位置に位置した状態で形成される。また、フロントパネル16の開放位置は、左右の駆動機構26、28の第1アーム38と第2アーム40が共に開放位置に位置した状態で形成される。
次に動きについて説明する。
以下では、制御部1014によってモータ30の正転、逆転、停止の制御が行なわれるものとして説明する。
(左突出使用位置)
フロントパネル16が図2に示すように、左突出使用位置に位置している状態から説明する。
左駆動機構26について説明する。
フロントパネル16の左突出使用位置では、左駆動機構26の第1アーム38および第2アーム40は左突出使用位置に位置し、図10に示すように、第1アーム38の第1カムピン46は、カム板34の第1カム溝52の第1カム部5202の端部に位置し、ガイド板36の第3カム溝56の第1案内部5602の前端に位置している。
第1アーム38の第2カムピン48は、カム板34の第2カム溝54の第5カム部5402の端部に位置し、ガイド板36の第4カム溝58の第3案内部5802の前端に位置している。
第1アーム38の第3カムピン50は、ガイド板36の第3カム溝60の前端に位置している。
第2アーム40の第4カムピン43は、ガイド板36の第4カム溝64の前端に位置している。
次に右駆動機構28について説明する。
フロントパネル16の左突出使用位置では、右駆動機構28の第1アーム38および第2アーム40は装着使用位置に位置し、図17に示すように、第1アーム38の第1カムピン46は、カム板34の第1カム溝52の第4カム部5208の端部に位置し、ガイド板36の第3カム溝56の第1案内部5602と第2案内部5604とが接続された箇所に位置している。
第1アーム38の第2カムピン48は、カム板34の第2カム溝54の第8カム部5408の端部に位置し、ガイド板36の第4カム溝58の第3案内部5802と第4案内部5804とが接続された箇所に位置している。
第1アーム38の第3カムピン50は、ガイド板36の第3カム溝60の後端に位置している。
第2アーム40の第4カムピン43は、ガイド板36の第4カム溝64の後端に位置している。
以上の状態で、図2に示すように、左駆動機構26の第1アーム38と第2アーム40が共に左突出使用位置に位置し、右駆動機構28の第1アーム38と第2アーム40が共に装着使用位置に位置し、これによりフロントパネル16の左側部が右側部よりも前方に突出した左突出使用位置となり、運転席に座ったユーザーにとって操作部材14が操作しやすくなり、また、表示部1012が見やすくなる。
(装着使用位置)
左駆動機構26について説明する。
左突出位置からモータ30が正転すると、カム板34の正転により第1カムピン46が第1カム部5202と第1案内部5602により案内されることで、かつ、第2カムピン48が第5カム部5402と第3案内部5802により案内されることで第1アーム38は後方に移動され、第2アーム40は第1アーム38に追従して折曲しつつ後方に移動され、図1、図11、図12に示すように、第1アーム38および第2アーム40は左突出使用位置から装着使用位置となる。
装着使用位置では、図12に示すように、第1カムピン46は、第1カム溝52の第1カム部5202と第2カム部5204とが接続された箇所に位置し、第3カム溝56の第1案内部5602と第2案内部5604とが接続された箇所に位置している。
第2カムピン48は、第2カム溝54の第5カム部5402と第6カム部5404とが接続された箇所に位置し、第4カム溝58の第3案内部5802と第4案内部5804とが接続された箇所に位置している。
第3カムピン50は、第3カム溝60の後端に位置している。
第4カムピン43は、第4カム溝64の後端に位置している。
次に右駆動機構28について説明する。
左突出位置からモータ30が正転すると、カム板34が正転するものの第1カムピン46は第4カム部5208内を移動し、また、第2カムピン48は第8カム部5408内を移動するので、右側の第1アーム38および第2アーム40は当初の装着使用位置に留まる。
したがって、図18に示すように、第1カムピン46は、第1カム溝52の第4カム部5208と第3カム部5206とが接続された箇所に位置し、第3カム溝56の第1案内部5602と第2案内部5604とが接続された箇所に留まる。
また、第2カムピン48は、第2カム溝54の第8カム部5408と第7カム部5406とが接続された箇所に位置し、第4カム溝58の第3案内部5802と第4案内部5804とが接続された箇所に留まる。
また、第1アーム38の第3カムピン50は、第3カム溝60の後端に留まり、第2アーム40の第4カムピン43は、第4カム溝64の後端に留まる。
以上の状態で、図1に示すように、左右の駆動機構26、28の第1アーム38及び第2アーム40が装着使用位置となり、これによりフロントパネル16が機器本体12の前面と平行をなした装着使用位置となり、フロントパネル16の背面によって装脱口22が閉塞された状態となる。
(開放位置)
左駆動機構26について説明する。
前述の装着使用位置からモータ30が正転すると、カム板34の正転により第1カムピン46が第2カム部5204と第2案内部5604により案内されることで、かつ、第2カムピン48が第6カム部5404と第4案内部5804により案内されることで、第1アーム38は第3カムピン50を支点として前端が下方に揺動し、第2アーム40は拡開しつつ前方に移動し、図4、図13、図14に示すように、第1アーム38および第2アーム40は開放位置となる。
開放位置では、図14に示すように、第1カムピン46は、第1カム溝52の第2カム部5204と第3カム部5206とが接続された箇所に位置し、第3カム溝56の第2案内部5604の前端(下端)に位置している。
第2カムピン48は、第2カム溝54の第6カム部5404と第7カム部5406とが接続された箇所に位置し、第4カム溝58の第4案内部5804の前端(下端)に位置している。
第3カムピン50は、第3カム溝60の後端に位置している。
第4カムピン43は、第4カム溝64の後端に位置している。
次に右駆動機構28について説明する。
前述の装着使用位置からモータ30が正転すると、カム板34の正転により第1カムピン46が第3カム部5206と第2案内部5604により案内されることで、かつ、第2カムピン48が第7カム部5406と第4案内部5804により案内されることで、第1アーム38は第3カムピン50を支点として前端が下方に揺動し、第2アーム40は拡開しつつ前方に移動し、図4、図19に示すように、第1アーム38および第2アーム40は開放位置となる。
開放位置では、図19に示すように、第1カムピン46は、第1カム溝52の第3カム部5206と第2カム溝5204とが接続された箇所に位置し、第3カム溝56の第2案内部5604の前端(下端)に位置している。
第2カムピン48は、第2カム溝54の第7カム部5406と第6カム部5404とが接続された箇所に位置し、第4カム溝58の第4案内部5804の前端(下端)に位置している。
第1アーム38の第3カムピン50は、ガイド板36の第3カム溝60の後端に位置している。
第2アーム40の第4カムピン43は、ガイド板36の第4カム溝64の後端に位置している。
以上の状態で、図4に示すように、フロントパネル16は、機器本体12の前方で下方の箇所に位置しフロントパネル16が上下に倒れその前面が斜め上方を向いて装脱口22を開放した開放位置となり、装脱口22に対するディスク状記録媒体の装脱が可能となる。
(装着使用位置)
左駆動機構26について説明する。
前述の開放位置からモータ30が正転すると、カム板34の正転により第1カムピン46が第3カム部5206と第2案内部5604により案内されることで、かつ、第2カムピン48が第7カム部5406と第4案内部5804により案内されることで、第1アーム38は第3カムピン50を支点として前端が上方に揺動し、第2アーム40は折曲しつつ後方に移動し、図1、図15に示すように、第1アーム38および第2アーム40は装着使用位置となる。
装着使用位置では、図15に示すように、第1カムピン46は、第1カム溝52の第3カム部5206と第4カム部5208とが接続された箇所に位置し、第3カム溝56の第1案内部5602と第2案内部5604とが接続された箇所に位置している。
第2カムピン48は、第2カム溝54の第7カム部5406と第8カム部5408とが接続された箇所に位置し、第4カム溝58の第3案内部5802と第4案内部5804とが接続された箇所に位置している。
第3カムピン50は、第3カム溝60の後端に位置している。
第4カムピン43は、第4カム溝64の後端に位置している。
次に右駆動機構28について説明する。
前述の開放位置からモータ30が正転すると、カム板34の正転により第1カムピン46が第2カム部5204と第2案内部5604により案内されることで、かつ、第2カムピン48が第6カム部5404と第4案内部5804により案内されることで、第1アーム38は第3カムピン50を支点として前端が上方に揺動し、第2アーム40は折曲しつつ後方に移動し、図1、図20に示すように、第1アーム38および第2アーム40は装着使用位置となる。
装着使用位置では、図20に示すように、第1カムピン46は、第1カム溝52の第2カム部5204と第1カム部5202とが接続された箇所に位置し、第3カム溝56の第1案内部5602と第2案内部5604とが接続された箇所に位置している。
第2カムピン48は、第2カム溝54の第6カム部5404と第5カム部5402とが接続された箇所に位置し、第4カム溝58の第3案内部5802と第4案内部5804とが接続された箇所に位置している。
第1アーム38の第3カムピン50は、第3カム溝60の後端に位置している。
第2アーム40の第4カムピン43は、第4カム溝64の後端に位置している。
以上の状態で、図1に示すように、フロントパネル16が機器本体12の前面と平行をなした装着使用位置となり、フロントパネル16の背面によって装脱口22が閉塞された状態となる。
(右突出使用位置)
左駆動機構26について説明する。
前述の装着使用位置からモータ30が正転すると、カム板34が正転するものの第1カムピン46は第4カム部5208内を移動し、また、第2カムピン48は第8カム部5408内を移動するので、左駆動機構26の第1アーム38および第2アーム40は前述の装着使用位置に留まる。
すなわち、フロントパネル16の右突出使用位置では、第1アーム38および第2アーム40は装着使用位置に位置し、図16に示すように、第1カムピン46は、第1カム溝52の第4カム部5208の端部に位置し、第3カム溝56の第1案内部5602と第2案内部5604とが接続された箇所に留まる。
第2カムピン48は、第8カム部5408の端部に位置し、第4カム溝56の第3案内部5802と第4案内部5804とが接続された箇所に留まる。
第3カムピン50は、第3カム溝60の後端に位置している。
第4カムピン43は、第4カム溝64の後端に位置している。
次に右駆動機構28について説明する。
前述の装着使用位置からモータ30が正転すると、カム板34の正転により第1カムピン46が第1カム部5202と第1案内部5602により案内されることで、かつ、第2カムピン48が第5カム部5402と第3案内部5802により案内されることで、第1アーム38は前方に移動し、第2アーム40は第1アーム38に追従して前方に移動し、図3、図21に示すように、第1アーム38および第2アーム40は右突出使用位置となる。
フロントパネル16の右突出使用位置では、第1アーム38および第2アーム40が右突出使用位置となり、図21に示すように、第1カムピン46は、第1カム溝52の第1カム部5202の端部に位置し、第3カム溝56の第1案内部5602の前端に位置している。
第2カムピン48は、第2カム溝54の第5カム部5402の端部に位置し、第4カム溝58の第3案内部5802の前端に位置している。
第1アーム38の第3カムピン50は、第3カム溝60の前端に位置している。
第2アーム40の第4カムピン43は、第4カム溝64の前端に位置している。
以上の状態で、図3に示すように、フロントパネル16の右側部が左側部よりも前方に突出した右突出使用位置となり、助手席に座ったユーザーにとって操作部材14が操作しやすくなり、また、表示部1012が見やすくなる。
なお、右突出使用位置からモータ30を逆転させると、フロントパネル16は、前述とは逆の動作で右突出使用位置から装着使用位置、開放位置、装着使用位置、左突出使用位置に移動する。
また、フロントパネル16を、左突出使用位置、装着使用位置、開放位置、右突出使用位置のそれぞれに動かす際には、例えば、前述した開閉ボタン14A、左傾斜ボタン14B、右傾斜ボタン14Cの操作に応じて制御部1014がモータ30を正逆転させることで行なわれる。
具体的に説明すると、フロントパネル16が開放位置以外の位置(左突出使用位置、装着使用位置、右突出位置)にある状態で開閉ボタン14Aを押圧操作すると、制御部1014がモータ30を正転あるいは逆転させることでフロントパネル16を開放位置に移動させ、フロントパネル16が開放位置にある状態で開閉ボタン14Aを押圧操作することで、モータ30を正転あるいは逆転させることでフロントパネル16を装着使用位置に移動させる。
フロントパネル16が右突出使用位置以外の位置(左突出使用位置、装着使用位置、開放位置)にある状態で左傾斜ボタン14Bを押圧操作すると、制御部1014がモータ30を正転させることでフロントパネル16を右突出使用位置に移動させる。
フロントパネル16が左突出使用位置以外の位置(右突出使用位置、装着使用位置、開放位置)にある状態で右傾斜ボタン14Cを押圧操作すると、制御部1014がモータ30を逆転させることでフロントパネル16を左突出使用位置に移動させる。
次に作用効果について説明する。
第1カムピン46、第2カムピン48の移動方向と、第1カム溝52、第2カム溝54の壁が第1カムピン46、第2カムピン48を押圧する方向とがなす向かい角(角度θ)が90度ならば最も効率よく力を伝達でき、小さいと力を伝達しにくく、角度変動が大きいと動きの円滑さが阻害されることが知られている。
小径なカム板34の360度の範囲でフロントパネル16を左突出使用位置、装着使用位置、開放位置、装着使用位置、右突出使用位置の5つの位置に移動させるようにしたので、上述の向かい角(角度θ)は90度よりも小さくしなくてはならない。
本実施の形態では、第1カム溝52、第2カム溝54の全ての範囲において向かい角(角度θ)が40度乃至45度の範囲となるようにカム溝形状を最適化し、効率的に前後方向の力を第1カムピン46、第2カムピン48に伝達するようにしている。
本実施の形態では、第1カム溝52により主として第1アーム38に前方への力および後方への力を与えるようにしている。
したがって、図12に示すように、左駆動機構26では、第1カムピン46が第1カム部5202と第2カム部5204との境の箇所に位置した状態でモータ30が正転すると、第1カムピン46にはほぼ鉛直方向に延在する第2カム部5204の壁面5204Aが当接し、第1カムピン46に前方へ移動するための大きな力を与えるため、第1カムピン46が第1案内部5602と第2案内部5604とが接続された箇所の壁部56Aに当接し、カム板34の回転が阻止される可能性がある。
また、図18に示すように、右駆動機構28では、第1カムピン46が第1カム部5202と第2カム部5204との境の箇所に位置した状態でモータ30が正転すると、第1カムピン46にはほぼ鉛直方向に延在する第3カム部5206の壁面5206Aが当接し、第1カムピン46に前方へ移動するための大きな力を与えるため、第1カムピン46が第1案内部5602と第2案内部5604とが接続された箇所の壁部56Aに当接し、カム板34の回転が阻止される可能性がある。
そこで、本実施の形態では、第1カムピン用案内部70により第2カムピン48を動かし、これにより第1アーム38を動かすことで、第1カムピン46を、モータ30の正転により進行すべき溝である第2案内部5604に案内するようにしている。
すなわち、本実施の形態では、第1カム溝52により主として第1アーム38に前方への力および後方への力を与えるようにし、第2カム溝54と第4カム溝58により主として第1カムピン46が第1カム部5202と第2カム部5204とが接続された箇所に位置した際に、進行すべき第1案内部5602または第2案内部5604に案内するようにしている。
したがって、従来に比べ第1カムピン46を第2案内部5604に案内するための専用部材を設けたり、直径や長さが異なる複数のカムピンとそれらカムピンの直径や長さに対応した幅や深さが異なる複数のカム溝を設けることなく、フロントパネル16を前後に変位させるための第1アーム38の移動を円滑に行なうことが可能となる。
そのため、専用部材や複数のカムピンが不要となることから部品点数の削減化、構造の簡易化を図ることができ、駆動機構18および車載機器10のコンパクト化、コストダウンを図る上で有利となる。
なお、第1アーム38の動きは互いに異なる2点により決定されるので、第1カムピン46が第1カム溝52と第3カム溝56に係合し、第2カムピン48が第2カム溝54と第4カム溝58に係合することで、カム板34の回転による第1アーム38の動きが定まる場合には、第3ガイドピン50および第3ガイド溝60は不要となる。
また、第1カムピン46が第1カム溝52と第3カム溝56に係合し、第3カムピン50が第5カム溝60に係合することで、カム板34の回転による第1アーム38の動きが定まる場合には、第2カムピン48が係合する第2カム溝54、第4カム溝58は、第1カムピン用案内部70を構成する箇所のみを残存させ、その他の箇所は単なる逃げ用の溝としてもよい。
なお、本発明は、駆動機構18が車載機器10に設けられ被移動体としてのフロントパネル16を移動させる場合について説明したが、駆動機構18は、車載機器10のフロントパネル16を移動させるものに限定されないことは無論であり、第1アームを異なる2方向に移動させる種々の機構に広く適用可能である。
また、本実施の形態では、車載機器10がカーオーディオシステムである場合について説明したが、車載機器10はカーナビゲーションシステムなどのその他の車載機器に無論適用可能である。
また、本発明においてカムピンとは、カムピン自体のみならず、カムピンに装着されたローラなどを含む。
本実施の形態の車載機器10のフロントパネル16が装着位置にある状態を示す斜視図である。 本実施の形態の車載機器10のフロントパネル16が左傾斜使用位置にある状態を示す斜視図である。 本実施の形態の車載機器10のフロントパネル16が右傾斜使用位置にある状態を示す斜視図である。 本実施の形態の車載機器10のフロントパネル16が開放位置にある状態を示す斜視図である。 車載機器10が車室内に設置された状態を示す説明図である。 車載機器10の制御系の構成を示すブロック図である。 駆動機構18の斜視図である。 左駆動機構の分解斜視図である。 右駆動機構の分解斜視図である。 左駆動機構26の動作説明図である。 左駆動機構26の動作説明図である。 左駆動機構26の動作説明図である。 左駆動機構26の動作説明図である。 左駆動機構26の動作説明図である。 左駆動機構26の動作説明図である。 左駆動機構26の動作説明図である。 右駆動機構28の動作説明図である。 右駆動機構28の動作説明図である。 右駆動機構28の動作説明図である。 右駆動機構28の動作説明図である。 右駆動機構28の動作説明図である。 左駆動機構26のカム板34の平面図である。 右駆動機構28のカム板34の平面図である。
符号の説明
26……左駆動機構、28……右駆動機構、34……カム板、36……ガイド板、38……第1アーム、46……第1カムピン、48……第2カムピン、52……第1カム溝、54……第2カム溝、56……第3カム溝、5602……第1案内部、5604……第2案内部、58……第4カム溝、70……第1カムピン用案内部。

Claims (15)

  1. カム板の回転により第1アームを互いに異なる2方向に移動させるアーム駆動機構であって、
    前記カム板の側方にガイド板と前記第1アームが配設され、
    前記第1アームの互いに異なる箇所に第1カムピンと第2カムピンが設けられ、
    前記カム板に前記第1カムピンに係合する第1カム溝と前記第2カムピンに係合する第2カム溝が設けられ、
    前記ガイド板に前記第1カムピンに係合する第3カム溝と前記第2カムピンに係合する第4カム溝が設けられ、
    前記第3カム溝は、第1の方向に延在し前記第1カム溝と協働して前記第1カムピンを前記第1の方向に案内する第1案内部と、前記第1の方向とは異なる第2の方向に延在し前記第1カム溝と協働して前記第1カムピンを前記第2の方向に案内する第2案内部とを有し、前記第1案内部の延在方向の端部と前記第2案内部の延在方向の端部とは接続されて形成され、
    前記第1カムピンが前記第1カム溝と前記第3カム溝に係合し、前記第2カムピンが前記第2カム溝と前記第4カム溝に係合することで、前記カム板の回転による前記第1アームの動きが定まり、
    前記第1カム溝は、前記第1カムピンに前記第1アームを前記互いに異なる2方向に移動させるための力を与えるように構成され、
    前記第2カム溝と前記第4カム溝は、前記第1カムピンが前記第1案内部の延在方向の端部と前記第2案内部の延在方向の端部とが接続された箇所に位置した際に、前記第2カムピンを介し前記アームを動かすことで、前記第1カムピンを前記第1案内部または前記第2案内部の何れか一方に案内する第1カムピン用案内部を有している、
    ーム駆動機構。
  2. 前記第4カム溝は、第3の方向に延在し前記第2カム溝と協働して前記第2カムピンを前記第3の方向に案内する第3案内部と、前記第3の方向とは異なる第4の方向に延在し前記第2カム溝と協働して前記第2カムピンを前記第4の方向に案内する第4案内部とを有し、前記第3案内部の延在方向の端部と前記第4案内部の延在方向の端部とは接続されて形成され、前記第1カムピン用案内部は、前記第4カム溝の前記第3案内部の延在方向の端部と前記第4案内部の延在方向の端部とが接続された箇所を含んで構成されている
    求項1記載のアーム駆動機構。
  3. 前記第2カム溝は、前記第4カム溝と協働して前記第2カムピンを第3の方向に案内する第5カム部と、前記第5カム部の端部に接続され前記第4カム溝と協働して前記第2カムピンを前記第3の方向とは異なる第4の方向に案内する第6カム部とを有し、前記第1カムピン用案内部は、前記第5カム部と前記第6カム部とが接続される箇所を含んで構成されている
    求項1記載のアーム駆動機構。
  4. 前記第2カム溝は、前記第4カム溝と協働して前記第2カムピンを第4の方向に案内する第7カム部と、前記第7カム部の端部に接続され前記第4カム溝と協働して前記第2カムピンを留める第8カム部とを有し、前記第1カムピン用案内部は、前記第7カム部と前記第8カム部とが接続される箇所を含んで構成されている
    求項1記載のアーム駆動機構。
  5. 前記第1カム溝は、前記第3カム溝と協働して前記第1カムピンを前記第1の方向に案内する第1カム部と、前記第1案内部の端部に接続され前記第3カム溝と協働して前記第1カムピンを前記第2の方向に案内する第2カム部とを有している
    求項1記載のアーム駆動機構。
  6. 前記第1カムピンと前記第2カムピンは、前記第1アームの延在方向の中間部で前記延在方向と交差する方向に間隔をおいて設けられている、
    求項1記載のアーム駆動機構。
  7. 前記第1カムピンと前記第2カムピンが設けられた箇所と異なる前記第1アームの箇所に第3カムピンが設けられ、
    前記ガイド板に前記第3カムピンに係合する第5カム溝が設けられている、
    求項1記載のアーム駆動機構。
  8. 前記第1カムピンと前記第2カムピンが設けられた箇所と異なる前記第1アームの箇所に第3カムピンが設けられ、
    前記ガイド板に前記第3カムピンに係合する第5カム溝が設けられ、
    前記第1カムピンと前記第2カムピンは、前記第1アームの延在方向の中間部で前記延在方向と交差する方向に間隔をおいて設けられ、
    前記第3カムピンは、前記第1アームの延在方向の端部に設けられている、
    求項1記載のアーム駆動機構。
  9. 前記第1カムピンが前記第1カム溝に係合する部分と、前記第2カムピンが前記第2カム溝に係合する部分とは同一の外径で形成され、
    前記第1カム溝と前記第2カム溝は連通している、
    求項1記載のアーム駆動機構。
  10. カム板の回転により第1アームを互いに異なる2方向に移動させるアーム駆動機構であって、
    前記カム板の側方にガイド板と前記第1アームが配設され、
    前記第1アームの互いに異なる箇所に第1カムピンと第2カムピンと第3カムピンが設けられ、
    前記カム板に前記第1カムピンに係合する第1カム溝および前記第2カムピンに係合する第2カム溝が設けられ、
    前記ガイド板に前記第1カムピンに係合する第3カム溝と前記第2カムピンに係合する第4カム溝と前記第3カムピンに係合する第5カム溝が設けられ、
    前記第3カム溝は、第1の方向に延在し前記第1カム溝と協働して前記第1カムピンを前記第1の方向に案内する第1案内部と、前記第1の方向とは異なる第2の方向に延在し前記第1カム溝と協働して前記第2カムピンを前記第2の方向に案内する第2案内部とを有し、前記第1案内部の延在方向の端部と前記第2案内部の延在方向の端部とは接続されて形成され、
    前記第1カムピンが前記第1カム溝と前記第3カム溝に係合し、前記第3カムピンが前記第5カム溝に係合することで、前記カム板の回転による前記第1アームの動きが定まり、
    前記第1カム溝は、前記第1カムピンに前記第1アームを前記互いに異なる2方向に移動させるための力を与えるように構成され、
    前記第2カム溝と前記第4カム溝は、前記第1カムピンが前記第1案内部の延在方向の端部と前記第2案内部の延在方向の端部とが接続された箇所に位置した際に、前記第2カムピンを介して前記アームを動かすことで、前記第1カムピンを前記第1案内部または前記第2案内部の何れか一方に案内する第1カムピン用案内部を有している、
    ーム駆動機構。
  11. 前記第4カム溝は、第3の方向に延在し前記第2カム溝と協働して前記第2カムピンを前記第3の方向に案内する第3案内部と、前記第3の方向とは異なる第4の方向に延在し前記第2カム溝と協働して前記第2カムピンを前記第4の方向に案内する第4案内部とを有し、前記第3案内部の延在方向の端部と前記第4案内部の延在方向の端部とは接続されて形成され、前記第1カムピン用案内部は、前記第4カム溝の前記第3案内部の延在方向の端部と前記第4案内部の延在方向の端部とが接続された箇所を含んで構成されている
    求項10記載のアーム駆動機構。
  12. 前記第2カム溝は、前記第4カム溝と協働して前記第2カムピンを第3の方向に案内する第5カム部と、前記第5カム部の端部に接続され前記第4カム溝と協働して前記第2カムピンを前記第3の方向とは異なる第4の方向に案内する第6カム部とを有し、前記第1カムピン用案内部は、前記第5カム部と前記第6カム部とが接続される箇所を含んで構成されている
    求項10記載のアーム駆動機構。
  13. 前記第2カム溝は、前記第4カム溝と協働して前記第2カムピンを第4の方向に案内する第7カム部と、前記第7カム部の端部に接続され前記第4カム溝と協働して前記第2カムピンを留める第8カム部とを有し、前記第1カムピン用案内部は、前記第7カム部と前記第8カム部とが接続される箇所を含んで構成されている
    求項10記載のアーム駆動機構。
  14. 前記第1カム溝は、前記第3カム溝と協働して前記第1カムピンを前記第1の方向に案内する第1カム部と、前記第1案内部の端部に接続され前記第3カム溝と協働して前記第1カムピンを前記第2の方向に案内する第2カム部とを有している
    求項10記載のアーム駆動機構。
  15. 前記第1カムピンと前記第2カムピンは、前記第1アームの延在方向の中間部で前記延在方向と交差する方向に間隔をおいて設けられ、
    前記第3カムピンは、前記第1アームの延在方向の端部に設けられている、
    求項10記載のアーム駆動機構。
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