JP4830251B2 - リニアアクチュエータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばリニアアクチュエータ、リニア発電機、電磁弁等の電磁気応用機器に適用できる積層コアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図26を用いて、従来のリニアアクチュエータを説明する。このリニアアクチュエータは、薄板鋼板を金型で打ち抜いて型取りをしたE型磁性板8を多数枚、中心軸のまわりに放射状に向けて筒状に形成させた積層コアであるヨーク部10と、このヨーク部10のスロット部1に巻回したコイル部2と、長方形をなす薄板鋼板を金型で打ち抜いて型取りをしたI型磁性板を多数枚、中心軸のまわりに放射状に向けて筒状を形成させた外ヨーク部3と、内ヨーク部10と外ヨーク部3の間のギャップ部4に配置した永久磁石片5、6と、この永久磁石片5、6を支持する振動体7とから構成されている。なおこれら永久磁石片5、6は半径方向に着磁されており、その磁極の向きは例えば永久磁石片5の内ヨーク部側がN極であれば、永久磁石片6の内ヨーク部側がS極となるように、永久磁石片の磁極がそれぞれ反対に振動体7に固定されている。以上の構成のリニアアクチュエータではコイル部2に電流を流すことで発生する磁束の流れは矢印で示した磁路を形成する。そのためコイル部2に流す電流の向きを切り換えることで、コイル部2から発生する磁束の流れる方向が変わり、その磁束変化に従って永久磁石片5、6が吸引反発を繰り返して軸方向に往復運動する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来のリニアアクチュエータには、以下のような課題があった。
【0004】
(1)従来の積層コアは、円筒形状に積層するために、1枚の磁性板を積層コアの外側で厚く、積層コアの内側で薄くする必要があった。しかし、一般に流通されている磁性板の厚みは、どの部分においても同じ厚みであるため、従来例に示される積層コアは、磁性板の一枚、一枚を切削して厚みを変えていたと思われる。このような方法では、量産性が悪いというだけではなく、磁性板の厚みが均一に保てないため円筒形状にすることが困難であった。
【0005】
(2)図で示していないが、均一の厚みの磁性板で積層コアを得ても、内径側は隣接する磁性板同士は接触しているが、外周側は隣接する磁性板間には隙間ができ、ワニス処理などの磁性板と支持部材間の接着処理をする必要があり、大幅なコスト増を招いている。特に、このような積層コアは、ラジアル積層体であるため磁性板が放射状に広がり、外周側になる程鋼板間の隙間が大きくなる。そのため、内ヨーク部の全体としての鉄量すなわち占積率が低下するとともに、永久磁石片から発生する磁束を薄板鋼板に伝えることが困難であった。
【0006】
(3)また、従来のC型やE型コア形状では、コイルから発生する磁束の流れが内周側では振動方向と同一方向の流れで、永久磁石片との対向面側では半径方向となる。よりコイルからの発生磁束を有効に利用するためには、一方向に磁束の流れやすい磁気特性をもつ方向性電磁鋼板の適用が考えられる。しかし、この方向性電磁鋼板は圧延方向に磁束を流しやすい特徴をもつが、鋼板の圧延方向に対する直角方向の磁気特性は低下する。そのため、C型やE型コア形状を金型で打ち抜いて型取りをする場合、振動体と同一方向か半径方向のどちらか一方が圧延方向と直角方向の透磁率の低い磁気特性を利用することとなり、コイル部からの発生磁束を有効に活用することが十分できない。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本件発明は、複数の隣合う積層磁性板を有する円筒形の積層コアであって、磁性板は円筒形の積層コアを形成し、積層コアは、磁性板を互いに接合する複数の連結部を備え、複数の連結部は、コアの外周部に沿って設けられる磁性板の端部に沿って設けられ、磁性板は、ジグザグパターンを形成するように端部の上部又は下部のみを交互に連結部によって互いに接合されることを特徴とする。
【0008】
また、本件発明は、円筒形を形成するように複数の磁性板を周方向に積層することによって形成された積層コアであって、磁性板は、ジグザグパターンを形成するように上部又は下部のみを交互に互いに接合され、磁性板は、コアの外周部に沿って設けられる磁性板の端部に沿って設けられる複数の連結部によって互いに接合されることを特徴とする。
【0009】
また、本件発明は、円筒形の外ヨーク部と、外ヨーク部の内側に間隔を介して配置された内ヨークと、永久磁石を有し間隔内で振動する振動体と、外ヨークと内ヨークのいずれか一方に備えられたスロットに配置されたコイルとよりなるリニアアクチュエータであって、外ヨークと内ヨークのいずれか一方は、円筒形を形成するために、周方向に複数の磁性板を積層することによって形成した積層コアであって、積層コアは、磁性板に備えられた複数の連結部を含み、連結部は、磁性材がジグザグパターンを形成するように上部又は下部のみを交互に互いに接合されるように備えられ、磁性板は、コアの外周部に沿って設けられる複数の連結部によって互いに接合されることを特徴とする。
【0010】
また、本件発明は、動力源としてリニアアクチュエータを使ったコンプレッサーであって、アクチュエータは、円筒形の外ヨーク部と、外ヨーク部の内側に間隔を介して配置された内ヨークと、永久磁石を有し間隔内で振動する振動体と、外ヨークと内ヨークのいずれか一方に備えられたスロットに配置されたコイルとよりなり、外ヨークと内ヨークのいずれか一方は、円筒形を形成するために、周方向に複数の磁性板を積層することによって形成した積層コアであって、積層コアは、磁性板に備えられた複数の連結部を含み、連結部は、磁性材がジグザグパターンを形成するように上部又は下部のみを交互に互いに接合されるように備えられ、磁性板は、コアの外周部に沿って設けられる複数の連結部によって互いに接合されることを特徴とする。
【0011】
また、本件発明は、複数の磁性板を積層して積層体とし、この積層体の上部を磁性板連結手段により一枚おきに連結する、更に、この積層体の下部を磁性板連結手段により一枚おきに連結し、この時の溶接は互い違いに行われ、この溶接された積層体を引き伸ばし筒状体のコアとする積層コアの製造方法である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0014】
(第1の実施の形態)
図1にリニアアクチュエータ11の構成を示す。リニアアクチュエータ11は、筒状の内ヨーク部13と、この内ヨーク部13に巻線を巻回したコイル部12と、内ヨーク部13を内側に配置した外ヨーク部14と、内ヨーク部13と外ヨーク部14とのギャップに位置し、コイル部12が発生する磁束に従い振動する永久磁石片15a、15bと、この永久磁石片15a、15bを支持する円筒状の振動体16とを備える。永久磁石片15a、15bは、振動体16の内ヨーク部13側の側面に固定されている。振動体16の一端には、振動体16の振動を外部へ取り出す出力部17がある。この出力部17は、筒状の振動体16に蓋をするような形状である。また、この出力部17の出力軸には、共振バネを取り付けており、バネの共振を用いることで、振動に必要な力が小さくなり、コイル部12に流れる駆動電流を小さくすることができる。
【0015】
このようなリニアアクチュエータは、図4に示すような圧縮機に組み込むと、高効率駆動を行うことが可能である。リニア圧縮機150は、リニアアクチュエータ部160、吐出機構部170、バネ機構部171、密閉容器172、支持機構部173等から構成される。このような圧縮機をエアコンに用いるとよい。
【0016】
次に、このリニアアクチュエータを詳細に説明する。内ヨーク部13は、凹部を2箇所備えた長方形の電磁鋼板を周方向に積層し、円筒形状としている。リング状の溝を内ヨーク部13の外側に設ける。このリング状の溝に巻線を巻回することで、コイル部12を形成する。
【0017】
外ヨーク部14は、長方形の電磁鋼板を周方向に積層し、円筒状としている。内ヨーク部13は、外ヨーク部14の内側に位置する。そして、外ヨーク部14と内ヨーク部13の外側とは平行になっており、均一のギャップを有する。
【0018】
リング状の永久磁石片15a、15bは振動体16の内周側面に接着固定又は圧入固定されている。この永久磁石片15a、15bの磁束方向は、内ヨーク部13の半径方向を向き、隣り合う永久磁石片15a、15bは異極となっている。永久磁石片15aの磁束は内ヨーク部13から外ヨーク部14へ進み、永久磁石片15bの磁束は外ヨーク部14から内ヨーク部13へ進む。
【0019】
このような構成により得られるリニアアクチュエータは、コイル部12の電流を切り替えることで振動体16を振動する。コイル部12に電流を流すと、外ヨーク部14と内ヨーク部13とで磁束ループを形成する。この磁束ループにより、ギャップに磁束が現われ、この磁束方向に近づくよう、永久磁石片15が移動する。そして、電流の向きを切り替えることによりギャップに流れる磁束を反転させ、この磁束に合わせて永久磁石片15が移動する。このように電流方向を切り替えることで振動体16を振動させる。
【0020】
本実施の形態の特徴は、隣り合う薄板電磁鋼板からなる磁性板を千鳥掛に溶接することで、隣合う磁性板をV字状に結合して、内ヨーク部13を形成したことである。図2に、隣り合う磁性板がV字状となる積層コアを示し、以下に詳細に説明する。なお、この積層コアは円筒状になっていないが、これは説明しやすいように、簡略しただけであり、実際には磁性板を円筒状に積層している。
【0021】
内ヨーク部13は、凹部21を2個所備えた長方形で厚みが一定の磁性板22を周方向に積層することで形成される。この内ヨーク部13の特徴は、隣り合う磁性板22の外周側の上部23又は下部24のどちらか一方に、溶接により連結点25を設け、この連結点25とは反対にギャップ部26を設ける。そして、このギャップ部26が上部、下部、上部、下部と、周方向で千鳥掛になるように、連結点25も下部、上部、下部、上部となるように構成した。
【0022】
具体的に説明すると、隣り合う磁性板22の上部又は下部のどちらか一方のみに、連結点25を設けることで、隣り合う磁性板22は、積層コアとした時、V字形状に重なり合う。このV字形状の連結点25が上部23にあるとすると、隣りのV字形状をした磁性板22の連結点25は下部24にある。このように、V字形状に重なった磁性板を周方向に積層していく。
【0023】
内ヨーク部13の内周側側面27に関しては、隣り合う磁性板を連結するため、連結点25を上部、中央部、下部に同時に設け、内ヨーク部13の内周側側面27で連結した状態にしておく。
【0024】
なお、連結点付近の磁性板は、隣り合う磁性板が重なっているが、特に重ならなくとも、連結体により、ある一定の間隔を常に保っておいてもよい。
【0025】
次に、上述した積層コアの製造方法を、図3を用いて説明する。まず、複数枚の磁性板22を一列に重ねて積層する。そして、積層コアの外周側面となる磁性板の外周側端面を溶接により連結点を設ける。この時、連結点25は、上部23、下部24、上部23、下部24という具合に、上下交互に、千鳥掛に溶接していく。なお、隣り合う磁性板22の外周側側面の上部23に連結点25があれば、下部24の方に連結点はなく、隣り合う磁性板22が離れることができる状態にしておく。同様に、隣り合う磁性板22の外周側端面の下部24に連結点25があれば、上部23の方に連結点25はなく、隣り合う磁性板22が離れるような状態にしておく。
【0026】
積層コアの内周側側面となる磁性板22の内周側には、隣り合う磁性板22が連結するように、上部、中央部及び下部に溶接により連結点25を設けておく。なお、連結点25を設けることですべての隣り合う磁性板22を連結したのは、あくまで、内周側のみであり、磁性板22の主面が溶接により一体となったわけではない。
【0027】
このように複数の磁性板22を溶接し、積層体ブロック30を作成することができたら、積層体ブロック30の内周側端面27を中心側にして、積層体ブロック30の外周側を引っ張ることで、積層体ブロック30を円筒状の積層コアにする。積層体ブロック30の内周側端面27は、磁性板は連結しているため、積層体ブロックを引っ張っても積層体ブロック30の内周側長は変わらない。しかし、積層体ブロックの外周側長は、隣り合う磁性板が完全に連結されていないので、積層方向に引っ張る力が働くと、連結点25のない個所で間隔が開き、長くなっていく。
【0028】
つまり、積層体ブロック30の外周長は変化するため、積層体ブロック30の内周側を円筒状にすると、外周側は磁性板の積層方向に引っ張られ、積層体ブロック30は円筒状の積層コアとなる。この時、積層体ブロック30の外周側は隣り合う磁性板の間隔を広げながら開いていくわけであるが、隣り合う磁性板22は必ず、上部23又は下部24の一方に連結点25があり、積層方向に引っ張られてても、連結点25の付近は開かないようになっている。
【0029】
連結点25を設けることで、隣り合う磁性板22の外周側側面の一部は必ず連結しているので、積層体ブロック30を引っ張ると、各磁性板に均等に力がかかる。このような均等な力で引っ張られることで、隣り合う磁性板22が形成するギャップ部26も均等な広さで開いていく。そして、磁性板22が周方向に均等な間隔を開いて積層されるようになる。
【0030】
もし、積層体ブロック30の外周側端面に連結点がなかったら、積層体ブロックを円筒状にしようとしても、磁性板の外周側は均等な力で引っ張られないので、磁性板を均等な間隔で周方向に積層することはできない。
【0031】
上述した積層コアの製造方法は、リニアアクチュエータの内ヨーク部について説明しているが、内ヨーク部に限らず、外ヨーク部に用いてもよい。更には、磁性板を周方向に積層する積層コアであれば、電磁弁、トランス、誘導電磁加熱機等に用いてもよい。また、連結に関しては、溶接でなくともカシメにより連結してもよい。
【0032】
(実施の形態2)
図5に示すように、実施の形態2では内ヨーク部51の外周側に永久磁石片52を有する振動体53が配置され、さらにその外側に外ヨーク部54が配置されているものである。内ヨーク部51は1ヶのコイルを保有するものである。図6に示すように薄板電磁鋼板からなる磁性板55にはコイルを挿入するスロット56が1ヶ設けてある。隣接する磁性板55は、連結部57で連結されている。
【0033】
このように連結された磁性板55を、連結部57で折り曲げ、隣接する磁性板55を折りたたみ、図7に示すよう放射状に積層する。その後、積層した鉄心の内径側上下2ヶ所を円周上に隣接する磁性板同士を一体となるよう溶接固定することにより内ヨーク部51を完成する。
【0034】
この時、図6の連結部57の長さL1は図7に示すような放射状に積層した際の磁性板55間の距離L0と同じ寸法とする。この内ヨーク部51には、コイル部に通電するための電気的連結手段である、リード線59、59’を設けている。
【0035】
なお、積層コアである内ヨーク部51の強度を向上するために、図7に示す内ヨーク部をモールドしてもよい。この時のモールドは、鉄粉が65体積%含む樹脂複合物質、具体的には熱硬化型ポリエステル樹脂により行う(モールドした内ヨーク部を図8に示す)。樹脂複合物質で、内ヨーク部51の隙間や、コイル部を装着したスロットの空間を埋め、あたかも固定子完成品が一体となった個体のようにモールドしてもよい。この樹脂複合物質に含まれる鉄粉には、コイルとの電気的絶縁を確実なものとするため、事前に酸化皮膜処理を施し、鉄粉の表面を絶縁物である酸化皮膜で覆っておくとよい。
【0036】
鉄粉を含む樹脂複合物質による磁気特性の向上はモータの効率を2%向上させる。この効率改善は樹脂複合物質に含まれる鉄粉の体積%に比例する。つまり鉄粉含有量が増加するに従い改善度合いも高まるが、成形性は悪くなるため実質的には80体積%が限界である。一方、含有量が50体積%以下では特性改善効果が発揮できない。よって、適切な鉄粉含有量は50〜80%である。
【0037】
なお、図9に示すように、隣合う磁性板の連結部57を2ヶ所設けてもよい。
【0038】
また、固定子に2ヶのコイルを有する場合は、図10に示すよう磁性板45に2ヶのスロット46を設ければよい。この磁性板を積層したものが図11に示すものであり、スロット46は上下2ヶ所ある。
【0039】
また、磁性板は電磁鋼板から打ち抜き加工法で形成され、その磁気特性は使用する電磁鋼板の磁気特性により決定される。よって、磁気特性の良いもの、さらに具体的には鉄損が小さく、磁束密度の高いものが良いことになる。通常モータには無方向性電磁鋼板が採用される。このものは、鋼板の各方向に対して良好な磁気特性を有するものである。
【0040】
しかしながら本発明のようなリニアアクチュエータの鉄心では磁束が磁性板の限られた方向、具体的には上下方向(axial)と放射方向にのみ流れるので、この方向の磁気特性のみが良好であれば良いことになる。
【0041】
無方向性電磁鋼板は、いずれの方向に対しても良好な磁気特性を持っているが、変圧器などに使う方向性電磁鋼板のもっとも磁気特性の良い方向の特性と比較するとかなり低いものである。従って特定の2方向、具体的には電磁鋼板圧延方向および直角方向の磁気特性が良い2方向性電磁鋼板を採用し、磁性板の上下方向を鋼板圧延方向となるよう打ち抜き固定子鉄心を構成することにより、モータ効率を無方向性電磁鋼板を採用したものに比較し2%程度高くすることが可能となる。
【0042】
(実施の形態3)
本実施の形態3について説明する。図14は内ヨーク部をスロット部で上下2分割したものであり、分割された磁性板74は実施の形態2と同様な方法で形成される。この場合、例えば分割された磁性板69は図12に示すような状態で電磁鋼板より打ち抜く。ここで磁性板69、69‘の隙間L2は放射状積層後の鉄心外周の空間寸法L0と同じとする。
【0043】
また、隣接する磁性板間の連結部71長さL3は磁性板の寸法La,Lbと前記L0、および固定子鉄心外径Ldで決定される。具体的にはL2=L0/Ld*(Ld−La+Lb)の式で決定される。その後、図13に示すように実施の形態2と同様に折りたたみ、放射状に積層する。このように2分割された上下の内ヨーク上部72、内ヨーク下部73をそれぞれ準備し、さらに鉄心に装着されるコイル部74はあらかじめソレノイド型に巻かれ、定法により固定され、図14に示すよう上下別々に積層された内ヨーク上部72、内ヨーク下部73と組み立てられる。そして、この組立て体は、樹脂複合物質でモールドされ内ヨーク部が完成する。
【0044】
内ヨーク部のコイルが2ヶの場合は、図16に示すよう磁性板を上中下の3分割し、それぞれ個別に内ヨーク上部75,内ヨーク中部76,内ヨーク下部77を形成しする。そして、図17に示すように内ヨーク上部75,内ヨーク中部76,内ヨーク下部77とコイル部88,89を組み立て、樹脂複合物質にてモールドして内ヨーク部を得る。
【0045】
(実施の形態4)
図18に示すよう内ヨーク部83は3つのティース部81と1つのヨーク部本体82で構成している。ティース部81は磁性板をリング状に型取りをし、それらを同軸上に積層させてアキシャル積層体を形成する。ヨーク部本体82は磁性板を短冊状に型取りをし、それらが筒状を形成するように周方向に配列させたラジアル積層体である。この短冊状に型取りをした磁性板は方向性電磁鋼板で構成しており、この方向性電磁鋼板は圧延方向に振動体が流れやすいという特徴から、周方向に配列させる際、鋼板の圧延方向を振動体の振動方向と一致させてある。3つのティース部81は、ヨーク部本体82の外周面にティース部81の内周面が嵌合するように組み合わせ、コイルの巻線スペースを確保するために、3つのティース部81が等間隔になるよう配置する。このようにして構成された内ヨーク部83は、スロット部84に巻回したコイル部に電流を流すことで発生する磁束の流れが、ヨーク部本体82では振動体の振動方向になり、ティース部81では半径方向の磁束の流れとなる。そのため、前述の内ヨーク部83の構成とすれば、方向性電磁鋼板を例えばE型やC型に型取りをした場合に生じる振動体の振動方向もしくは半径方向のどちらか一方が磁束の流れやすい圧延方向と直角方向の透磁率の低い磁気特性を使わずに、良好な特性のみを利用できる。
【0046】
なお、このようなヨーク部の構成は、内ヨーク部にかぎらず外ヨーク部にも適用することができる。
【0047】
(実施の形態5)
図19に示すように内ヨーク部87の形状は、3つのティース部85の内周面形状が、振動体の振動方向に対して傾斜した形状であり、ヨーク部本体86の外周形状も振動体の振動方向に対して傾斜した形状である。なお、ティース部85は磁性板をリング状に型取りをし、それらを同軸上に積層させてアキシャル積層体を形成する。ヨーク部本体86は磁性板を短冊状に型取りをし、それらが筒状を形成するように周方向に配列させたラジアル積層体をなす。この短冊状に型取りをした磁性板は方向性電磁鋼板で構成しており、この方向性電磁鋼板は圧延方向に磁束が流れやすいという特徴から、周方向に配列させる際、鋼板の圧延方向を振動体の振動方向と一致させてある。3つのティース部85は、ヨーク部本体86の外周面にティース部85の内周面が嵌合するように組み合わせるため、これらの嵌合する面がそれぞれ一致するような傾斜面を構成している。このように傾斜面をもったヨーク部本体86とティース部85を組み合わせることで、スロット部88に巻回したコイルから発生する磁束の流れが、方向性電磁鋼板の磁束の流れにくい方向すなわち圧延方向に対して直角に横切る磁束を少しでも減らすことができ、発生磁束をより有効に活用することができる。
【0048】
(実施の形態6)
図20に示すようにヨーク部91は3つのティース部99と1つのヨーク部本体90で構成している。3つのティース部99は方向性電磁鋼板で構成されており、扇型に型取りをし、その型取りの向きは半径方向に磁束の流れやすい向きすなわち圧延方向が向くように型取り、振動体の振動方向に積層したティース部ブロック92をリング状に組み合わせてティース部99を構成する。ヨーク部本体90は磁性板を短冊状に型取りをし、それらが筒状を形成するように周方向に配列させたラジアル積層体である。この短冊状に型取りをした磁性板は方向性電磁鋼板で構成しており、この方向性電磁鋼板は圧延方向に磁束が流れやすい特徴を活かして、周方向に配列する際、鋼板の圧延方向を振動体の振動方向と一致させてある。このようにヨーク部91全てを方向性電磁鋼板で構成させることで、スロット部93に巻回したコイルから発生する磁束の流れが、方向性電磁鋼板のもつ良好な磁気特性の方向と一致し、磁束を有効に活用することができる。
【0049】
(実施の形態7)
図21に示すように内ヨーク部96は3つのティース部94の内周面の形状が、振動体の振動方向に対して傾斜した形状で、ヨーク部本体95の外周形状も振動体の振動方向に対して傾斜した形状である。なお、ティース部94は方向性電磁鋼板で構成されており、扇型に型取りをし、その型取りの向きは半径方向に磁束の流れやすい向きすなわち圧延方向が向くように型取り、振動体の振動方向に積層したティース部ブロック97をリング状に組み合わせてティース部94を構成する。ヨーク部本体95は磁性板を短冊状に型取りをし、それらが筒状を形成するように周方向に配列させたラジアル積層体をなす。この短冊状に型取りをした磁性板は方向性電磁鋼板で構成しており、この方向性電磁鋼板は圧延方向に磁束が流れやすいという特徴から、周方向に配列させる際、鋼板の圧延方向を振動体の振動方向と一致させてある。3つのティース部94は、ヨーク部本体95の外周面にティース部94の内周面が嵌合するように組み合わせるため、これらの嵌合する面がそれぞれ一致するような傾斜面を構成している。このように傾斜面をもったヨーク部本体95とティース部94を組み合わせることで、スロット部98に巻回したコイルから発生する磁束の流れが、方向性電磁鋼板の磁束の流れにくい方向すなわち圧延方向に対して直角に横切る磁束を少しでも減らすことができ、発生磁界をより有効に活用することができる。
【0050】
(実施の形態8)
図22に示すように内ヨーク部101は3つのティース部99と1つのヨーク部本体100で構成している。ティース部99は磁性板を短冊状に型取りをし、それらが筒体を形成するように周方向に配列させたラジアル積層体である。この短冊状に型取りをした磁性板は方向性電磁鋼板で構成しており、この方向性電磁鋼板は圧延方向に磁束が流れやすい特徴から、周方向に配列する際、鋼板の圧延方向を振動体の振動方向と一致させてある。内ヨーク部本体100は磁性板を短冊状に型取りをし、それらが筒状を形成するように周方向に配列させたラジアル積層体である。この短冊状に型取りをした磁性板は方向性電磁鋼板で構成しており、この方向性電磁鋼板は圧延方向に磁束が流れやすい特徴から、周方向に配列する際、鋼板の圧延方向を振動体の振動方向と一致させてある。3つのティース部99は、ヨーク部本体100の外周面にティース部の内周面が嵌合するように組み合わせ、コイルの巻線スペースを確保するために、3つのティース部が等間隔になるよう配置する。このようにして構成された内ヨーク部101は、スロット部102に巻回したコイルに電流を流すことで発生する磁束の流れが、ヨーク部本体では振動体の振動方向になり、ティース部ではラジアル方向の磁束の流れとなる。そのため、前述のヨーク部101の構成とすれば、方向性電磁鋼板をE型またはC型に型取りをした場合に生じる軸方向もしくは半径方向のどちらか一方が磁束の流れやすい圧延方向と直角方向の透磁率の低い磁気特性を使うことなく、良好な特性のみを利用できる。また、ヨーク部101をヨーク部本体100とティース部99とに分割することでE型やC型一体の振動体でヨークを構成した場合より、振動体の占積率を向上させることができる。さらに、図23に示すようにヨーク部本体105を振動体の振動方向に内側ヨーク部104と外側ヨーク部103に分割、またはティース部108を振動体の振動方向に内側ティース部107と外側ティース部106に分割することで、さらにヨーク部の占積率を向上することができる。
【0051】
(実施の形態9)
図24に示すように内ヨーク部111のヨーク部本体110の形状は、3つのティース部109の内周面形状が、振動体の振動方向に対して傾斜した形状であり、ヨーク部本体120の外周形状も振動体の振動方向に対して傾斜した形状である。なお、ティース部109は磁性板をティース部109の外周側が振動体体の振動方向に平行で、内周側がヨーク部本体110と嵌合するために振動体の振動方向に対して傾斜をもった型取りをし、それらを周方向に配列させたラジアル積層体である。ヨーク部本体110は磁性板をヨーク部本体110の内周側が振動体の振動方向に平行で、外周側がティース部109と嵌合するために振動体の振動方向に対して傾斜をもった型取りをし、それらを周方向に配列させたラジアル積層体である。これら型取りをした磁性板は方向性電磁鋼板で構成しており、この方向性電磁鋼板は圧延方向に磁束が流れやすいという特徴から、周方向に配列させる際、ヨーク部本体110は鋼板の圧延方向を振動体の振動方向と一致させてあり、ティース部109は鋼板の圧延方向を半径方向に向けて構成する。このように傾斜面をもったヨーク部本体110とティース部109を組み合わせることで、スロット部122に巻回したコイルから発生する磁束の流れが方向性電磁鋼板の磁束の流れにくい方向を横切る磁束を少しでも減らすことができ、発生磁界をより有効に活用することができる。
【0052】
(実施の形態10)
図25に示すように内ヨーク部113は磁性板を短冊状に型取りをし、それらを重ね合わせて積層体とし、その積層体の両端を積層方向に対して90度折り曲げてティースを形成させたコアブロック114を形成する。そのコアブロック124を周方向に筒状を形成するよう配列し、ヨーク部113を得る。この短冊状に型取りをした磁性板は方向性電磁鋼板で構成しており、この方向性電磁鋼板は圧延方向に磁束が流れやすい特徴から、積層体を形成する際、鋼板の圧延方向を振動体の振動方向と一致させてある。このようにして構成された内ヨーク部113は、スロット部115に巻回したコイル部に電流を流すことで発生する磁束の流れが、方向性電磁鋼板の板厚方向を流れる。そのため、方向性電磁鋼板の磁束を流しやすい方向と積層方向が一致するため効率よく磁束を流すことが可能となる。
【0053】
【発明の効果】
本件発明は、リニアアクチュエータ等に用いる、積層コアに関するものであり、本件発明により、積層コアの組立てが容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1のリニアアクチュエータの断面図
【図2】 実施の形態1の内ヨーク部を示す図
【図3】 (a)は実施の形態1の積層体ブロックの外周側から見た図
(b)積層体ブロックの内周側から見た図
【図4】 圧縮機の断面図
【図5】 実施の形態2のリニアアクチュエータの一部断面図
【図6】 実施の形態2の磁性板を示す図
【図7】 実施の形態2の積層コアを示す図
【図8】 実施の形態2のモールドした内ヨーク部を示す図
【図9】 連結部を2ケ所備える磁性板を示す図
【図10】 内ヨーク部の部分断面図
【図11】 実施の形態3の内ヨーク部を示す図
【図12】 実施の形態3の磁性板を示す図
【図13】 実施の形態3の磁性板の折れ曲がった状態を示す図
【図14】 内ヨーク部が分割した状態を示す図
【図15】 内ヨーク部を示す図
【図16】 2分割した磁性板を示す図
【図17】 内ヨーク部が2分割した状態を示す図
【図18】 実施の形態4の内ヨーク部の一部断面図
【図19】 実施の形態5の内ヨーク部の一部断面図
【図20】 実施の形態6の内ヨーク部の一部断面図
【図21】 実施の形態7の内ヨーク部の一部断面図
【図22】 実施の形態8の内ヨーク部の一部断面図
【図23】 実施の形態9の内ヨーク部の一部断面図
【図24】 実施の形態10の内ヨーク部の一部断面図
【図25】 実施の形態11の内ヨーク部の一部断面図
【図26】 (a)は従来のリニアアクチュエータの断面図
(b)は内ヨーク部の一部断面図
【符号の説明】
11 リニアアクチュエータ
12 コイル部
13 内ヨーク部
14 外ヨーク部
15a,b 永久磁石片
16 振動体
17 出力部
21 凹部
22 磁性板
25 連結点

Claims (29)

  1. 複数の隣合う積層磁性板を有する円筒形の積層コアであって、前記磁性板は前記円筒形の積層コアを形成し、前記積層コアは、前記磁性板を互いに接合する複数の連結部を備え、前記複数の連結部は、前記コアの外周部に沿って設けられる前記磁性板の端部に沿って設けられ、前記磁性板は、ジグザグパターンを形成するように前記端部の上部又は下部のみを交互に前記連結部によって互いに接合されることを特徴とする。
  2. 請求項1に記載の積層コアであって、前記連結部は、互いに隣合う前記磁性板を接合する溶接部であることを特徴とする。
  3. 請求項1に記載の積層コアであって、前記連結部は、互いに隣合う前記磁性板を接合するカシメ部であることを特徴とする。
  4. 請求項1に記載の積層コアであって、他の連結部が前記コアの内周部に沿って設けられることを特徴とする。
  5. 請求項1に記載の積層コアであって、前記磁性板は平板であり、前記磁性板の各々の1枚は均一厚みを有することを特徴とする。
  6. 円筒形を形成するように複数の磁性板を周方向に積層することによって形成された積層コアであって、前記磁性板は、ジグザグパターンを形成するように上部又は下部のみを交互に互いに接合され、前記磁性板は、前記コアの外周部に沿って設けられる前記磁性板の端部に沿って設けられる複数の連結部によって互いに接合されることを特徴とする。
  7. 請求項6に記載の積層コアであって、前記磁性板と前記連結部は、同一鋼板から一体的に構成され、一体的に打ち抜かれたことを特徴とする。
  8. 請求項7に記載の積層コアであって、前記磁性板の各々の1枚は、前記磁性板の各々の1枚の長手方向が前記鋼板の圧延方向と一致するように、前記鋼板から打ち抜かれたことを特徴とする。
  9. 請求項7に記載の積層コアであって、前記磁性板は2方向性の電磁鋼板から作られていることを特徴とする。
  10. 請求項9に記載の積層コアであって、前記磁性板の各々の1枚の長手方向が前記2方向性の電磁鋼板の圧延方向と一致することを特徴とする。
  11. 請求項6に記載の積層コアであって、周方向に隣合う前記磁性板の間隔が前記連結部の一つの長さと等しいことを特徴とする。
  12. 請求項8に記載の積層コアであって、前記積層コアは軸方向に分割されていることを特徴とする。
  13. 請求項8に記載の積層コアであって、前記コアは磁性粉末を含む樹脂複合物質でモールドされていることを特徴とする。
  14. 請求項13に記載の積層コアであって、前記樹脂複合物質は50体積%以上の磁性粉末を含むことを特徴とする。
  15. 請求項14に記載の積層コアであって、前記磁性粉末は鉄粉であることを特徴とする。
  16. 請求項8に記載の積層コアであって、前記積層コアは、更に、周方向に前記磁性板を積層することによって形成されたラジアル積層体を備え、前記磁性板はアキシャル積層体を形成することを特徴とする。
  17. 請求項16に記載の積層コアであって、前記ラジアル積層体は、方向性電磁鋼板で作られており、前記鋼板の磁束の流れ易い方向は前記積層コアの軸方向と一致することを特徴とする。
  18. 請求項16に記載の積層コアであって、前記アキシャル積層体は、方向性電磁鋼板で作られており、前記鋼板の磁束の流れ易い方向は前記積層コアの半径方向と一致することを特徴とする。
  19. 請求項16に記載の積層コアであって、前記アキシャル積層体は、周方向に複数の個片に分割されていることを特徴とする。
  20. 請求項1に記載の円筒形の積層コアであって、更に、隣合う磁性板は、前記上部又は前記下部の共通端部で互いに接合されることを特徴とする。
  21. 請求項6に記載の積層コアであって、更に、隣合う磁性板は、前記上部又は前記下部の共通端部で互いに接合されることを特徴とする。
  22. 請求項12に記載の積層コアであって、更に、隣合う磁性板は、前記上部又は前記下部の共通端部で互いに接合されることを特徴とする。
  23. 請求項13に記載の積層コアであって、更に、隣合う磁性板は、前記上部又は前記下部の共通端部で互いに接合されることを特徴とする。
  24. 請求項16に記載の積層コアであって、更に、隣合う磁性板は、前記上部又は前記下部の共通端部で互いに接合されることを特徴とする。
  25. 円筒形の外ヨーク部と、前記外ヨーク部の内側に間隔を介して配置された内ヨークと、永久磁石を有し前記間隔内で振動する振動体と、前記外ヨークと前記内ヨークのいずれか一方に備えられたスロットに配置されたコイルとよりなるリニアアクチュエータであって、前記外ヨークと前記内ヨークのいずれか一方は、円筒形を形成するために、周方向に複数の磁性板を積層することによって形成した積層コアであって、前記積層コアは、前記磁性板に備えられた複数の連結部を含み、前記連結部は、前記磁性材がジグザグパターンを形成するように上部又は下部のみを交互に互いに接合されるように備えられ、前記磁性板は、前記コアの外周部に沿って設けられる前記複数の連結部によって互いに接合されることを特徴とする。
  26. 動力源としてリニアアクチュエータを使ったコンプレッサーであって、前記アクチュエータは、円筒形の外ヨーク部と、前記外ヨーク部の内側に間隔を介して配置された内ヨークと、永久磁石を有し前記間隔内で振動する振動体と、前記外ヨークと前記内ヨークのいずれか一方に備えられたスロットに配置されたコイルとよりなり、前記外ヨークと前記内ヨークのいずれか一方は、円筒形を形成するために、周方向に複数の磁性板を積層することによって形成した積層コアであって、前記積層コアは、前記磁性板に備えられた複数の連結部を含み、前記連結部は、前記磁性材がジグザグパターンを形成するように上部又は下部のみを交互に互いに接合されるように備えられ、前記磁性板は、前記コアの外周部に沿って設けられる前記複数の連結部によって互いに接合されることを特徴とする。
  27. 請求項25に記載のリニアアクチュエータであって、更に、隣合う磁性板は、前記上部又は前記下部の共通端部で互いに接合されることを特徴とする。
  28. 請求項26に記載のコンプレッサーであって、更に、隣合う磁性板は、前記上部又は前記下部の共通端部で互いに接合されることを特徴とする。
  29. 複数の磁性板を積層して積層体とし、この積層体の上部を磁性板連結手段により一枚おきに連結する、更に、この積層体の下部を磁性板連結手段により一枚おきに連結し、この時の溶接は互い違いに行われ、この溶接された積層体を引き伸ばし筒状体のコアとする積層コアの製造方法。
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