JPH10322945A - 円筒型積層コア及びその製造方法並びにリニアモータ - Google Patents

円筒型積層コア及びその製造方法並びにリニアモータ

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JPH10322945A
JPH10322945A JP12261497A JP12261497A JPH10322945A JP H10322945 A JPH10322945 A JP H10322945A JP 12261497 A JP12261497 A JP 12261497A JP 12261497 A JP12261497 A JP 12261497A JP H10322945 A JPH10322945 A JP H10322945A
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正哉 井上
Shoichiro Hara
正一郎 原
Shin Sekiya
慎 関屋
Yuji Nakahara
裕治 中原
Masayuki Tsunoda
昌之 角田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、生産性に優れたほぼ完全な円筒
面を有する円筒型積層コア、その製造方法及びそれを用
いたリニアモータを得る。 【解決手段】 薄板磁性板10は、内周側に切欠を有す
るC字状に成形され、一方の主面の外周側に突起が設け
られている。そして、この薄板磁性板10を、内周側端
部を接しさせて、突起を隣り合う薄板磁性板10の他方
の主面に当接させつつ、周方向に積層される。この薄板
磁性板10の積層体は、隣り合う薄板磁性板10間に突
起により楔状の空間11が形成されて円筒状に構成さ
れ、円筒型積層コア100が得られる。この円筒型積層
コア100の内周面には、薄板磁性板10の切欠で構成
される環状のスロット100aが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば円筒型積
層の電動機、発電機、プランジャ等の電磁気応用機器に
適用できる円筒型積層コア及びその製造方法並びに円筒
型積層コアを用いたリニアモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図22は例えば米国特許第460217
4号に記載された従来のリニアモータの構造を説明する
図である。このリニアモータは、圧縮機の冷媒ピストン
5の駆動用として適用されるものであって、C型コア
1、このC型コア1のスロット1a内に装着されたコイ
ル2、C型コア1のスロット1a側に配設された可動磁
石3およびこの可動磁石3を挟んでC型コア1と相対し
て配設されたバックヨーク4から構成されている。この
可動磁石3は図中矢印で示す方向に着磁され、バックヨ
ーク4は磁路を構成するものである。また、可動磁石3
が冷媒圧縮ピストン5に連結されている。このリニアモ
ータでは、コイル2に電流を流すことにより磁束を発生
させ、該磁束がC型コア1とバックヨーク4とで構成さ
れる磁路を流れる。そして、コイル2に流す電流の向き
を変えることにより、即ちコイル2に交番電流を流すこ
とにより、磁路を流れる磁束の向きを変えている。そこ
で、磁束がC型コア1とバックヨーク4とで構成される
磁路を流れるように、可動磁石3が移動される。即ち、
磁束がC型コア1とバックヨーク4とで構成される磁路
を図22中時計回りに流れる場合には、可動磁石3は図
22中右方向に移動され、磁束が該磁路を図22中反時
計回りに流れる場合には、可動磁石3は図22中左方向
に移動されて、可動磁石3が往復移動される。そして、
この可動磁石3の往復移動力が冷媒圧縮ピストン5に伝
達され、圧縮機が駆動される。
【0003】このように構成されたリニアモータでは、
図22中紙面に直交する方向に発生する渦電流の影響を
抑えることから、C型コア1、可動磁石3およびバック
ヨーク4を図22中紙面に直交する方向に積層する必要
があった。また、コイル2の長さを最短にして高効率化
を図ること、加工性の向上を図ることから、C型コア1
とバックヨーク4との空隙を円筒型とするのが望まし
い。そこで、図23に示されるように、C型に形成され
た絶縁被覆された薄板磁性板6を複数枚重ね合わせてコ
ア積層体7を成形し、該コア積層体7を円周上に配列さ
せて、円筒型積層コア8を構成していた。そして、この
円筒型積層コア8を用いてリニアモータを構成するに
は、円筒型積層コア8の内周に、円筒状の可動磁石(図
示せず)およびバックヨーク(図示せず)を同心状に配
設し、さらに円筒型積層コア8のスロット内にコイル2
を装着することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の円筒型積層コア
8は以上のように、C型に形成された磁性薄板6を複数
枚重ね合わせて成形されたコア積層体7を円周上に配列
させて構成されているので、円筒型積層コア8の内周面
が多角形状に形成されている。そして、この円筒型積層
コア8をリニアモータに適用する場合には、円筒型積層
コア8とバックヨークとの空隙を狭くするように構成さ
れる。そこで、可動磁石の回転方向に外力が作用する
と、可動磁石が円筒型積層コア8に接触する事故が発生
してしまうことから、可動磁石の成形時及び組立時に、
軸方向精度を高精度に確保する必要があり、量産化が困
難となるという課題があった。また、このような課題を
解決するために、円筒型積層コア8の内周面に切削加工
を施し、該内周面を滑らかな円筒面に成形する手法も提
案されているが、切削工程等が必要となり、生産性が低
下するという課題があった。
【0005】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、生産性に優れた円筒型積層コア
及びその製造方法を得ることを目的とする。また、円筒
型積層コアを用いて、量産性に優れたリニアモータを得
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る円筒型積層コアは、少なくとも1つのスロットを有す
る複数の薄板磁性板がそれぞれのスロットの開口を内周
側もしくは外周側に一致させて、かつ、それぞれの主面
を相対するように周方向に積層されて円筒に構成された
円筒型積層コアにおいて、上記薄板磁性板は、主面にス
ペーサが設けられ、周方向に積層される際に、該スペー
サが隣り合う薄板磁性板の主面に当接して隣り合う薄板
磁性板間に楔状の空間を形成させるようにしたものであ
る。
【0007】また、この発明の請求項2に係る円筒型積
層コアの製造方法は、少なくとも1つのスロットを有す
る外形形状をなし、かつ、主面上のスペーサの突設位置
が異なる少なくとも2種類の薄板磁性板を長尺の磁性板
からプレス打ち抜きにより成形する工程と、上記少なく
とも2種類の薄板磁性板を、上記スロットの開口を内周
側もしくは外周側に一致させて、かつ、上記スペーサを
隣り合う薄板磁性板の主面に当接させつつ周方向に順次
重ね合わせ、隣り合う薄板磁性板間に楔状の空間を形成
させて、薄板磁性板の円筒状の積層体を形成する工程と
を備えたものである。
【0008】また、この発明の請求項3に係る円筒型積
層コアの製造方法は、貫通穴及び突起を有する姿勢保持
部が、少なくとも1つのスロットを有する外形形状をな
し、かつ、主面上にスペーサが突設された薄板磁性板に
薄肉連結片を介して連結され、該スペーサの突設位置が
異なる少なくとも2種類の薄板磁性片を長尺の磁性板か
らプレス打ち抜きにより成形する工程と、保持部材を上
記貫通穴に挿通させながら上記少なくとも2種類の薄板
磁性片を順次所定枚数スタックする工程と、上記保持部
材にスタックされた上記薄板磁性片を上記薄肉連結片で
上記姿勢保持部から切り離し、少なくとも2種類の薄板
磁性板を形成する工程と、上記少なくとも2種類の薄板
磁性板を、上記スロットの開口を内周側もしくは外周側
に一致させて、かつ、上記スペーサを隣り合う薄板磁性
板の主面に当接させつつ周方向に順次重ね合わせ、隣り
合う薄板磁性板間に楔状の空間を形成させて、薄板磁性
板の円筒状の積層体を形成する工程とを備えたものであ
る。
【0009】また、この発明の請求項4に係る円筒型積
層コアの製造方法は、貫通穴を有する姿勢保持部が、少
なくとも1つのスロットを有する外形形状をなし、か
つ、主面上にスペーサが突設された薄板磁性板に薄肉連
結片を介して連結され、該スペーサの突設位置が異なる
少なくとも2種類の薄板磁性片を長尺の磁性板からプレ
ス打ち抜きにより成形する工程と、保持部材を上記貫通
穴に挿通させながら、上記スロットの開口を内周側もし
くは外周側に一致させて、かつ、上記スペーサを隣り合
う薄板磁性片の主面に当接させつつ周方向に重ね合わ
せ、隣り合う薄板磁性片間に楔状の空間を形成させて、
上記少なくとも2種類の薄板磁性片が順次積層された円
筒状にスタックする工程と、スタックされた薄板磁性片
の円筒状の積層体を一体化する工程と、一体化された薄
板磁性片の円筒状の積層体を上記薄肉連結片で上記姿勢
保持部から切り離し、一体化された薄板磁性板の円筒状
の積層体を形成する工程とを備えたものである。
【0010】また、この発明の請求項5に係る円筒型積
層コアの製造方法は、上記請求項3または請求項4に係
る円筒型積層コアにおいて、姿勢保持部が、薄板磁性板
のスロット内周に連結片を介して連結されているもので
ある。
【0011】また、この発明の請求項6に係るリニアモ
ータは、少なくとも1つのスロットを有する外形形状を
なし、かつ、主面にスペーサが設けられた複数の薄板磁
性板を、それぞれのスロットの開口を内周側もしくは外
周側に一致させ、該スペーサを隣り合う薄板磁性板の主
面に当接させて隣り合う薄板磁性板間に楔状の空間を形
成させるように周方向に積層して円筒に構成された円筒
型積層コアと、この円筒型積層コアに上記薄板磁性板の
スロットにより構成された環状スロット内に巻き線され
たコイルとから構成された電機子を備えたものである。
【0012】また、この発明の請求項7に係るリニアモ
ータは、上記請求項6に係るリニアモータにおいて、少
なくとも1つのスロットを有する外形形状をなし、か
つ、主面にスペーサが設けられた複数の薄板磁性板を、
それぞれのスロットの開口を外周側もしくは内周側に一
致させ、該スペーサを隣り合う薄板磁性板の主面に当接
させて隣り合う薄板磁性板間に楔状の空間を形成させる
ように周方向に積層して円筒に構成された円筒型積層コ
アと、この円筒型積層コアに上記薄板磁性板のスロット
により構成された環状スロット内に接合された永久磁石
とから構成された可動子を備え、該可動子を電機子に同
軸的に配設したものである。
【0013】また、この発明の請求項8に係る円筒型積
層コアは、複数の薄板磁性板がそれぞれの主面を相対す
るように周方向に積層されて円筒に構成された円筒型積
層コアにおいて、上記薄板磁性板は、主面にスペーサが
設けられ、周方向に積層される際に、該スペーサが隣り
合う薄板磁性板の主面に当接して隣り合う薄板磁性板間
に楔状の空間を形成させるようにしたものである。
【0014】また、この発明の請求項9に係る円筒型積
層コアは、上記請求項1または請求項8に係る円筒型積
層コアにおいて、磁性粉を含有する絶縁性樹脂が隣り合
う薄板磁性板間に形成された楔状の空間に充填されてい
るものである。
【0015】また、この発明の請求項10に係る円筒型
積層コアの製造方法は、主面上のスペーサの突設位置が
異なる少なくとも2種類の薄板磁性板を長尺の磁性板か
らプレス打ち抜きにより成形する工程と、上記少なくと
も2種類の薄板磁性板を、上記スペーサを隣り合う薄板
磁性板の主面に当接させつつ周方向に順次重ね合わせ、
隣り合う薄板磁性板間に楔状の空間を形成させて、薄板
磁性板の円筒状の積層体を形成する工程とを備えたもの
である。
【0016】また、この発明の請求項11に係る円筒型
積層コアの製造方法は、貫通穴及び突起を有する姿勢保
持部が、主面上にスペーサが突設された薄板磁性板に薄
肉連結片を介して連結され、該スペーサの突設位置が異
なる少なくとも2種類の薄板磁性片を長尺の磁性板から
プレス打ち抜きにより成形する工程と、保持部材を上記
貫通穴に挿通させながら上記少なくとも2種類の薄板磁
性片を順次所定枚数スタックする工程と、上記保持部材
にスタックされた上記薄板磁性片を上記薄肉連結片で上
記姿勢保持部から切り離し、少なくとも2種類の薄板磁
性板を形成する工程と、上記少なくとも2種類の薄板磁
性板を、上記スペーサを隣り合う薄板磁性板の主面に当
接させつつ周方向に順次重ね合わせ、隣り合う薄板磁性
板間に楔状の空間を形成させて、薄板磁性板の円筒状の
積層体を形成する工程とを備えたものである。
【0017】また、この発明の請求項12に係る円筒型
積層コアの製造方法は、貫通穴を有する姿勢保持部が、
主面上にスペーサが突設された薄板磁性板に薄肉連結片
を介して連結され、該スペーサの突設位置が異なる少な
くとも2種類の薄板磁性片を長尺の磁性板からプレス打
ち抜きにより成形する工程と、保持部材を上記貫通穴に
挿通させながら、上記スペーサを隣り合う薄板磁性片の
主面に当接させつつ周方向に重ね合わせ、隣り合う薄板
磁性片間に楔状の空間を形成させて、上記少なくとも2
種類の薄板磁性片が順次積層された円筒状にスタックす
る工程と、スタックされた薄板磁性片の円筒状の積層体
を一体化する工程と、一体化された薄板磁性片の円筒状
の積層体を上記薄肉連結片で上記姿勢保持部から切り離
し、一体化された薄板磁性板の円筒状の積層体を形成す
る工程とを備えたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係る円
筒型積層コアを示す斜視図、図2はこの発明の実施の形
態1に係る円筒型積層コアの構造を説明する斜視図、図
3はこの発明の実施の形態1に係る円筒型積層コアに用
いられる薄板磁性板を示す図であり、図3の(a)はそ
の平面図、図3の(b)は図3の(a)のIIIB−I
IIB矢視断面図である。また、図4はこの発明の実施
の形態1に係る円筒型積層コアの製造方法を説明する平
面図である。各図において、薄板磁性板10は内周側に
開口されたスロットとしての切欠10aを有するコの字
状に成形され、スペーサとしての一対の突起10b、1
0bがその一方の主面の外周側に突設されている。そし
て、複数枚の薄板磁性板10がそれぞれ内周側の端部を
合わせ、突起10bを隣り合う薄板磁性板10の他方の
主面に当接させて、周方向に積層されている。ここで、
隣り合う薄板磁性板10間には、内周側が端部で接し、
外周側が突起10bで離間された楔状の空間11が形成
されている。そこで、周方向に積層された複数枚の薄板
磁性板10は、各薄板磁性板10の主面が軸心を通る平
面内にほぼ位置するように、軸心回りにほぼ等角ピッチ
に配列されて円筒状の円筒型積層コア100を構成して
いる。この円筒型積層コア100の内周側には、各薄板
磁性板10の切欠10aで構成される環状スロット10
0aが形成されている。
【0019】ここで、このように構成された円筒型積層
コア100の製造方法について説明する。まず、打ち抜
きプレス工程により両面に絶縁被膜が被覆された磁性材
料からなる長尺の磁性板から薄板磁性板10を多数枚成
形する。この薄板磁性板10は、切欠10aを有するC
字状の外形形状に打ち抜かれると同時に、一対の突起1
0bが一方の主面の外周側に打ち出し成形されている。
この打ち抜きプレス工程では、図3に示すように、突起
10bを一方の主面側に成形すると、他方の主面には突
起10bに対応する窪みが形成されてしまう。そして、
この薄板磁性板10を周方向に重ね合わせると、突起1
0bが隣り合う薄板磁性板10の窪みに嵌合してしま
い、所望の楔状の空間11を精度良く形成できなくな
る。そこで、図2に示されるように、突起10bの突設
位置の異なる2種類の薄板磁性板10を成形することに
なる。ついで、突起10bの突設位置の異なる2種類の
薄板磁性板10を、図4に示すように、内周側の端部を
合わせ、突起10bを隣り合う薄板磁性板10の他方の
主面に当接させるように、交互に周方向に積層する。そ
して、薄板磁性板10を軸心周りに環状に配設し、周方
向に環状に積層された薄板磁性板10を図示しない固定
手段により固定して、図1に示される円筒型積層コア1
00が製造される。
【0020】このように構成された円筒型積層コア10
0をリニアモータに適用するには、円筒型積層コア10
0の各薄板磁性板10の切欠10aで構成された環状ス
ロット100a内にコイルを装着して電機子を構成し、
円筒状のバックヨーク(図示せず)を所定空隙をもって
コア100の内周側に同軸的に配設し、さらに円筒状の
可動磁石(図示せず)をコア100とバックヨークとの
空隙に位置し、かつ、軸心方向に往復移動可能に同軸的
に配設すればよい。このように構成されたリニアモータ
は、コイルに交番電流を流すことにより、図22に示さ
れた従来のリニアモータと同様に、可動磁石を往復移動
させることができる。
【0021】この実施の形態1によれば、内周側を開口
する切欠10aが設けられ、かつ、一対の突起10bが
一方の主面の外周側に突設されたC字状の薄板磁性板1
0を、内周側の端部を接しさせ、かつ、突起10bを隣
り合う薄板磁性板10の他方の主面に当接させて隣り合
う薄板磁性板10、10間に楔状の空間11を形成させ
るように、周方向に積層しているので、切削加工等の特
殊な加工を施すことなく、内周壁面が滑らかな円筒形状
が得られ、生産性に優れた安価な円筒型積層コア100
が得られる。また、この円筒型積層コア100をリニア
モータに適用すれば、コイルが装着される環状スロット
100aが構成され、コイル長を最短にでき、高効率化
が図られる。また、コア100とバックヨークとの空隙
を円筒形にでき、図23に示される内周面が多角形状に
構成される従来のコアに比べて、円筒状の可動磁石にラ
ジアル方向の外力が作用しても可動磁石がコア100に
接触する事故が著しく抑えられ、可動磁石の加工やリニ
アモータの組立に高い精度が要求されず、生産性に優れ
た安価なリニアモータが得られる。また、打ち抜きプレ
ス加工等において薄板磁性板10表面の絶縁被膜が破壊
されると、該絶縁被膜の破壊に起因して薄板磁性板10
間に短絡渦電流が発生してしまうが、薄板磁性板10間
に楔状の空間11が形成されているので、薄板磁性板1
0間が絶縁され、短絡渦電流の発生を低減でき、リニア
モータの高効率化が図られる。
【0022】また、打ち抜きプレス工程により両面に絶
縁被膜が被覆された磁性材料からなる長尺の磁性板から
突起10bの突設位置の異なる2種類の薄板磁性板10
を多数枚形成し、2種類の薄板磁性板10を、内周側の
端部を合わせ、突起10bを隣り合う薄板磁性板10の
他方の主面に当接させるように、交互に周方向に積層し
ているので、切削加工等の特殊な加工を施すことなく、
内周壁面が滑らかな円筒形状の円筒型積層コア100を
安価に高歩留まりで量産することができる。また、突起
10bの突設位置の異なる2種類の薄板磁性板10を交
互に周方向に積層しているので、薄板磁性板10の突起
10bに対応する窪みの影響を抑えて楔状の空間11を
精度よく形成でき、歩留まりを向上させることができ
る。
【0023】なお、上記実施の形態1では、突起10b
の突設位置の異なる2種類の薄板磁性板10を打ち抜き
プレス工程により成形するものとしているが、突起10
bの突設位置の異なる薄板磁性板は2種類に限らず、3
種類であっても、4種類であってもよい。また、上記実
施の形態1では、突起10bを有底円筒状に押し出し形
成するものとしているが、突起10bの形状はこれに限
定されるものではなく、例えば図5の(a)、(b)に
示されるように、断面V字状の突起10cであっても同
様の効果を奏する。
【0024】実施の形態2.この実施の形態1では、打
ち抜きプレス工程により薄板磁性板10を多数枚成形す
るものとしているが、プレス加工により成形された薄板
磁性板10の枚数管理や保持方法が困難であり、量産効
率の低下をもたらしている点に鑑み、この実施の形態2
では、プレス加工により成形された薄板磁性板の保持方
法を具体化し、枚数管理を容易として、量産の高効率化
を図るものである。図6はこの発明の実施の形態2に係
る円筒型積層コアの製造方法で成形された薄板磁性片を
示す平面図、図7はこの発明の実施の形態2に係る円筒
型積層コアの製造方法における薄板磁性片のスタック方
法を示す斜視図、図8はこの発明の実施の形態2に係る
円筒型積層コアの製造方法における薄板磁性片から薄板
磁性板を得る方法を説明する図である。
【0025】この実施の形態2では、まず打ち抜きプレ
ス工程において、両面に絶縁被膜が被覆された磁性材料
からなる長尺の磁性板から切欠10a、突起10bおよ
び姿勢保持部13を有する薄板磁性片12を成形してい
る。この薄板磁性片12は姿勢保持部13を除去するこ
とにより上述の薄板磁性板10が作製されるものであ
る。そして、姿勢保持部13は切欠10aの底辺に根元
側が幅狭に形成された連結片14を介して接続されてい
る。また、姿勢保持部13には、一対の貫通穴15、1
5が穿設され、一方の主面に突起10bと同一高さの突
起13aが突設されている。なお、この実施の形態2に
おいても、突起10bの突設位置の異なる2種類の薄板
磁性片12が成形される。ついで、一対の貫通穴15内
にそれぞれ保持部材16を挿通させて2種類の薄板磁性
片12を交互にスタックさせる。この時、隣り合う薄板
磁性片12は、突起10b、13aにより保持部材16
に平行にスタックされる。そして、図8に示すように、
薄板磁性片12を連結片14の幅狭な根元側で屈曲させ
ることにより、姿勢保持部13が切り離され、薄板磁性
板10を得る。その後、上記実施の形態1と同様にし
て、2種類の薄板磁性板10を周方向に交互に積層し
て、円筒型積層コア100を得る。
【0026】このように、この実施の形態2によれば、
打ち抜きプレス工程において、両面に絶縁被膜が被覆さ
れた磁性材料からなる長尺の磁性板から切欠10a、突
起10bおよび姿勢保持部13を有する薄板磁性片12
を成形し、多数枚の薄板磁性片12を姿勢保持部13を
介してスタックし、薄板磁性片12を姿勢保持部13か
ら切り離して薄板磁性板10を得るようにしているの
で、薄板磁性板10、即ち薄板磁性片12をスタックで
き、薄板磁性片12の取り扱い及び枚数管理が容易とな
り、量産の高効率化が図られる。また、姿勢保持部13
の主面に突起10bと同一高さの突起13aを突設して
いるので、薄板磁性片12が保持部材16に互いに平行
にスタックされ、薄板磁性片12の取り扱い及び枚数管
理が一層容易となる。また、姿勢保持部13は根元側が
幅狭の連結片14により切欠10aの底辺に連結されて
いるので、切断工具を用いることなく、薄板磁性片12
を連結片14の根元側で屈曲させることにより姿勢保持
部13を切り離して、薄板磁性板10を得ることができ
る。
【0027】なお、上記実施の形態2では、姿勢保持部
材13を切欠10aの底辺に連結片14を介して連結す
るものとしているが、姿勢保持部材13の連結される箇
所は切欠10aの底辺に限らず、例えば図9に示される
ように、切欠10aの側辺に連結片14を介して連結し
ても、同様の効果を奏する。
【0028】実施の形態3.上記実施の形態2では、多
数枚の薄板磁性片12を姿勢保持部材13を用いて保持
部材16に平行にスタックするものとしているが、この
実施の形態3では、多数枚の薄板磁性片を姿勢保持部材
及び円弧状に成形された保持部材を用いて半円筒状にス
タックするものとしている。この実施の形態3では、薄
板磁性片17は、両端辺の外周側に係止用の切欠17a
が設けられ、さらに一対の貫通穴15、15が穿設され
た姿勢保持部材18を連結片14を介して切欠10aの
底辺に連結されたもので、他の構成は上述の薄板磁性片
12と同様に構成されている。
【0029】この実施の形態3では、まず打ち抜きプレ
ス工程において、両面に絶縁被膜が被覆された磁性材料
からなる長尺の磁性板から切欠10a、突起10b、切
欠17aおよび姿勢保持部18を有する薄板磁性片17
を成形している。この薄板磁性片17は姿勢保持部18
を除去することにより上述の薄板磁性板10が作製され
るものである。なお、この実施の形態3においても、突
起10bの突設位置の異なる2種類の薄板磁性片17が
成形される。ついで、2種類の薄板磁性片17を、図1
0に示すように、円弧状に成形された一対の保持部材1
9、19に一対の貫通穴15、15を通しながら交互に
スタックさせる。この時、隣り合う薄板磁性片17は、
内周側の端部が互いに接し、突起10bが隣り合う薄板
磁性片17の他方の主面に当接して、周方向に重なり合
ってスタックされる。この薄板磁性片17の積層体は、
図11に示すように、半円筒状に構成されている。
【0030】ついで、薄板磁性片17の積層体は、断面
コの字状に成形された半円筒状の固定枠20内に配置さ
れる。この固定枠20の両端の鍔部21、22の内周面
には、それぞれ係止突起21a、22aが同一円周状に
突設されている。そして、該鍔部21、22を内側に折
り曲げて、係止突起21a、22aを薄板磁性片17の
両端辺に設けられた切欠17a、17aに嵌着させる。
そこで、薄板磁性片17の積層体は、図12に示される
ように、両端辺に設けられた切欠17aに固定枠20の
係止突起21a、22aが嵌着されて、両端から所定の
加圧力で挟持され、一体化される。その後、一対の保持
部材19、19を軸心方向に沿って往復移動させ、連結
片14の根元側で姿勢保持部18を切り離し、多数枚の
薄板磁性板10が半円筒状に積層一体化されたスタック
を得る。次に、この多数枚の薄板磁性板10が半円筒状
に積層一体化された2つのスタックを端部の薄板磁性板
10同士が相対するように重ね合わせ、固定枠20同士
を連結して、円筒型積層コアを得る。
【0031】このように、この実施の形態3によれば、
打ち抜きプレス工程において、両面に絶縁被膜が被覆さ
れた磁性材料からなる長尺の磁性板から切欠10a、突
起10b、切欠17aおよび姿勢保持部18を有する薄
板磁性片17を成形し、多数枚の薄板磁性片17を姿勢
保持部18を介して半円弧状に成形された保持部材19
に周方向にスタックしているので、薄板磁性板10、即
ち薄板磁性片17を半円筒状にスタックできる。そこ
で、係合突起21a、22aを外周側から薄板磁性片1
7の切欠17aに嵌合させることにより、薄板磁性片1
7を1枚づつ保持部材19から取り外すことなく、半円
筒状にスタックされた薄板磁性片17の積層体を固定枠
20で一括して固定できる。そして、固定枠20に固定
された薄板磁性片17の積層体から姿勢保持部18を切
り離すことにより、半円筒状に積層された薄板磁性体1
0の積層体が得られる。従って、薄板磁性片17の取り
扱い及び枚数管理が容易となるとともに、量産の高効率
化が図られる。また、薄板磁性片17に姿勢保持部18
を一体に設け、該姿勢保持部18に貫通穴15を穿設
し、該貫通穴15に保持部材19を挿通させて薄板磁性
片17を周方向に積層した状態で保持しているので、固
定枠20による一体化作業における薄板磁性片17の特
別な保持手段が不要となり、量産化が容易となる。
【0032】実施の形態4.この実施の形態4では、図
13に示すように、隣り合う薄板磁性板10、10間に
形成される楔状の空間11に磁性粉が混入された絶縁性
樹脂25を充填するもので、他の構成は上記実施の形態
1と同様に構成されている。
【0033】この実施の形態4では、突起10bの突設
位置の異なる2種類の薄板磁性板10を、内周側の端部
を合わせ、突起10bを隣り合う薄板磁性板10の他方
の主面に当接させるように、交互に周方向に積層させた
後、溶解した樹脂、例えばポリフェニレンサルファイド
樹脂に磁性粉を混合して得られた絶縁性樹脂25を各楔
状の空間11に注入し硬化させている。そこで、周方向
に積層された薄板磁性板10が絶縁性樹脂25により一
体化されて、円筒型積層コアが得られる。
【0034】このように、この実施の形態4によれば、
薄板磁性板10間に形成される楔状の空間11に磁性粉
が充填されるので、鉄心占積率が高められ、磁路形成用
鉄心に十分な磁束を生じることができるようになる。ま
た、磁性粉が混入された絶縁性樹脂25で薄板磁性板1
0の積層体を樹脂モールドでき、薄板磁性板10の積層
体を容易に固定できるとともに、磁性粉同士の絶縁が確
保される。
【0035】なお、上記実施の形態4では、絶縁性樹脂
25を単に各楔状の空間11内に注入するものとして説
明しているが、周方向に積層された薄板磁性板10の積
層体を樹脂形成型内に配置させて、絶縁性樹脂25を注
入硬化させるようにしてもよい。また、上記実施の形態
4では、上記実施の形態1に適用するものとしている
が、他の実施の形態に適用しても、同様の効果を奏す
る。
【0036】実施の形態5.図14はこの発明の実施の
形態5に係る円筒型積層コアの製造方法における打ち抜
きプレス工程を説明する図である。この実施の形態5で
は、打ち抜きプレス工程において、両面に絶縁被膜が被
覆された磁性材料からなる長尺の磁性板26から、それ
ぞれ切欠10a、突起10bおよび切欠10aの底辺に
連結片14を介して連結された姿勢保持部13を有し、
突起10bの突設位置が異なる2種類の薄板磁性片12
を交互に成形している。従って、姿勢保持部13がコア
として不要な切欠10a内に設けられているので、鉄心
材料の利用率が高められ、低コスト化が図られる。
【0037】実施の形態6.図15はこの発明の実施の
形態6に係る円筒型積層コアの製造方法における打ち抜
きプレス工程を説明する図である。この実施の形態6で
は、打ち抜きプレス工程において、両面に絶縁被膜が被
覆された磁性材料からなる長尺の磁性板26から、それ
ぞれ切欠10a、突起10bおよび外周側端辺の中央部
に連結片14を介して連結された姿勢保持部13を有
し、突起10bの突設位置が異なる2種類の薄板磁性片
12を交互に成形している。この実施の形態6によれ
ば、薄板磁性片12の外周側端辺の中央部に連結片14
を介して連結された姿勢保持部13は隣り合う薄板磁性
片12の切欠10a内に位置し、上記実施の形態5と同
様に、鉄心材料の利用率が高められ、低コスト化が図ら
れる。
【0038】実施の形態7.図16はこの発明の実施の
形態7に係るリニアモータの構成を説明する斜視図であ
り、この図16ではリニアモータの軸心を通る平面で2
分割した状態を示している。この実施の形態7によるリ
ニアモータは、円筒型積層コア200の内周に円筒型の
可動子201を軸心方向に往復移動可能に配設したもの
である。そして、可動子201は、円筒型積層コア20
2と永久磁石203とから構成されている。円筒型積層
コア202は、外周側に開口された切欠30aを有する
コの字状に成形され、スペーサとしての一対の突起30
b、30bがその一方の主面の外周側に突設された薄板
磁性板30がそれぞれ内周側の端部を合わせ、突起30
bを隣り合う薄板磁性板30の他方の主面に当接させ
て、周方向に積層されて円筒状に構成されている。この
円筒型積層コア202の外周側には、薄板磁性板10の
切欠10aで構成される環状スロット200aが形成さ
れており、このスロット202a内に永久磁石203が
装着されている。この永久磁石203は、図22に示さ
れる可動磁石3と同様に着磁されている。なお、円筒型
積層コア200は上記実施の形態2で作製された円筒型
積層コアが用いられ、その内周側に形成される環状スロ
ット200a内に交番電流を流すコイル204が装着さ
れて、電機子を構成している。
【0039】このように構成されたリニアモータの製造
方法について説明する。まず、打ち抜きプレス工程にお
いて、図17に示すように、両面に絶縁被膜が被覆され
た磁性材料からなる長尺の磁性板から切欠10a、突起
10bおよび姿勢保持部13を有する薄板磁性片12
と、切欠30a、突起30bおよび姿勢保持部32を有
する薄板磁性片31とを成形している。この薄板磁性片
12は姿勢保持部13を除去することにより円筒型積層
コア200を構成する薄板磁性板10が作製され、薄板
磁性片31は姿勢保持部32を除去することにより円筒
型積層コア202を構成する薄板磁性板30が作製され
るものである。そして、姿勢保持部13、32はそれぞ
れ切欠10aの底辺および薄板磁性片31の外周側端辺
に根元側が幅狭に形成された連結片14を介して接続さ
れ、切欠20a内に位置している。また、姿勢保持部1
3、32には、それぞれ一対の貫通穴15、15が穿設
され、一方の主面に突起10b、30bと同一高さの突
起13a、32aが突設されている。さらに、突起10
b、30bの突設位置の異なる2種類の薄板磁性片1
2、31が成形される。
【0040】ついで、一対の貫通穴15内にそれぞれ保
持部材16を挿通させて2種類の薄板磁性片12を交互
にスタックさせる。この時、隣り合う薄板磁性片12
は、突起10b、13aにより保持部材16に平行にス
タックされる。同様に、一対の貫通穴15内にそれぞれ
保持部材16を挿通させて2種類の薄板磁性片31を交
互にスタックさせる。この時、隣り合う薄板磁性片31
は、突起30b、32aにより保持部材16に平行にス
タックされる。そして、薄板磁性片12を連結片14の
幅狭な根元側で屈曲させることにより、姿勢保持部13
が切り離され、薄板磁性板10を得る。その後、2種類
の薄板磁性板10を周方向に交互に積層し、この薄板磁
性板10の円筒状の積層体を一体化して円筒型積層コア
200を得る。同様に、薄板磁性片31を連結片14の
幅狭な根元側で屈曲させることにより、姿勢保持部32
が切り離され、薄板磁性板30を得る。その後、2種類
の薄板磁性板30を周方向に交互に積層し、この薄板磁
性板30の円筒状の積層体を一体化して円筒型積層コア
202を得る。
【0041】つぎに、薄板磁性板10の切欠10aで構
成される円筒型積層コア200の環状スロット200a
内にコイル204を巻き線して装着し、電機子を得る。
また、薄板磁性板30の切欠30aで構成される円筒型
積層コア202の環状スロット202a内に永久磁石2
03を接合して装着し、可動子201を得る。その後、
円筒型積層コア200の内周に可動子201を同軸に配
設し、リニアモータを得る。
【0042】この実施の形態7によれば、打ち抜きプレ
ス加工により、長尺の磁性板から切欠10a、突起10
bおよび姿勢保持部13を有し、かつ、突起10bの突
設位置の異なる2種類の薄板磁性片12を成形し、この
薄板磁性片12から得られる2種類の薄板磁性板10を
周方向に交互に積層して円筒状の積層体を形成している
ので、切削加工等の特別な加工手段を講じることなく、
内周面が滑らかな円筒面となる円筒型積層コア200が
得られ、生産性を向上させることができる。また、可動
子の回転方向に外力が作用しても、可動子が円筒型積層
コア200に接触しにくくなり、可動子の成形時及び組
立時に、軸方向精度を高精度に確保する必要がなく、優
れた量産性が得られる。同時に、円筒型積層コア200
と可動子との空隙を狭くすることができ、高効率化が図
られる。
【0043】また、打ち抜きプレス加工により、長尺の
磁性板から切欠30a、突起30bおよび姿勢保持部3
2を有し、かつ、突起30bの突設位置の異なる2種類
の薄板磁性片31を成形し、この薄板磁性片31から得
られる2種類の薄板磁性板30を周方向に交互に積層し
て円筒状の積層体を形成しているので、切削加工等の特
別な加工手段を講じることなく、内周面が滑らかな円筒
面となる円筒型積層コア202が得られる。そこで、円
筒型積層コア200と円筒型積層コア202とを組み合
わせることにより、両コア間の空隙を一層狭くでき、高
効率化が一層図られるとともに、生産性、量産性を向上
させることができる。また、打ち抜きプレス加工におい
て、姿勢保持部13、32を薄板磁性片12の切欠10
a内に位置させているので、磁性材料の利用率を高める
ことができ、低コスト化が図られる。
【0044】ここで、上記実施の形態7では、円筒型積
層コア200、202を作製するにあたり、上記実施の
形態2による円筒型積層コアの製造方法を適用するもの
としているが、他の実施の形態による円筒型積層コアの
製造方法を適用しても、同様の効果が得られる。
【0045】なお、上記各実施の形態では、コイルを装
着する切欠10aが内周側に位置する円筒型積層コアに
ついて説明しているが、コイルを装着する切欠10aが
外周側に位置する円筒型積層コアに適用して図18に示
されるように構成しても、同様の効果を奏する。この場
合、円筒型積層コア200の外周に円筒型の可動子20
1を同軸に配設してなるリニアモータが構成される。
【0046】実施の形態8.上記各実施の形態では、1
つの環状スロットを有する円筒型積層コアについて説明
しているが、本発明は軸方向に複数の環状スロットを有
する円筒型積層コアにも適用することができる。図19
はこの発明の実施の形態8に係るリニアモータの構成を
説明する斜視図であり、この図19ではリニアモータの
軸心を通る平面で2分割した状態を示している。
【0047】可動子201は、円筒型積層コア202と
永久磁石203とから構成されている。この円筒型積層
コア202は、内周側に開口された2つの切欠30a、
30aが所定間隙をもって設けられた外形形状に成形さ
れ、かつ、一対の突起30b、30bがその一方の主面
の外周側に突設された薄板磁性板30をそれぞれ内周側
の端部を合わせ、突起30bを隣り合う薄板磁性板30
の他方の主面に当接させて、周方向に積層されて円筒状
に構成されている。そして、永久磁石203が2つの切
欠30a、30aによって構成される環状スロット20
2a、202aにそれぞれ装着されている。また、円筒
型積層コア200は、外周側に開口された2つの切欠1
0a、10aが所定間隙をもって設けられた外形形状に
成形され、かつ、一対の突起10b、10bがその一方
の主面の外周側に突設された薄板磁性板10をそれぞれ
内周側の端部を合わせ、突起10bを隣り合う薄板磁性
板10の他方の主面に当接させて、周方向に積層されて
円筒状に構成されている。そして、コイル204が2つ
の切欠10a、10aによって構成される環状スロット
200a、200aにそれぞれ装着されて、電機子を構
成している。
【0048】このように構成された円筒型積層コア20
0および可動子201は、円筒型積層コア200の外周
に可動子201を軸心方向に往復移動可能に配設し、上
記実施の形態7に示すリニアモータを軸方向に2つ連続
したリニアモータが構成される。このリニアモータにお
いては、連続したリニアモータの磁路を共有するため、
隣り合っているコイル204、204は互いに反対方向
に通電され、隣り合っている永久磁石203、203は
磁界発生方向が互いに反対となるように構成することに
なる。この円筒型積層コア200および可動子201
は、上記実施の形態7のリニアモータの製造方法におい
て、切欠10a、30aをそれぞれ2つ設けることによ
り、容易に作製することができる。従って、この実施の
形態8によれば、上記実施の形態7と同様に、切削加工
等の特別な加工手段を講じることなく、内周面が滑らか
な円筒面となる円筒型積層コア200が得られ、生産性
を向上させることができる。また、可動子201の回転
方向に外力が作用しても、可動子が円筒型積層コア20
0に接触しにくくなり、可動子の成形時及び組立時に、
軸方向精度を高精度に確保する必要がなく、優れた量産
性が得られる。同時に、円筒型積層コア200と可動子
との空隙を狭くすることができ、高効率化が図られる。
【0049】なお、上記実施の形態8では、上記実施の
形態7に示すリニアモータを軸方向に2つ連続して設け
るものとしているが、該リニアモータを軸方向に3つ以
上連続して設けてもよい。
【0050】実施の形態9.上記各実施の形態では、環
状スロットに単相電源で駆動したコイルを配置するもの
として説明している。従って、リニアモータと記載して
いるが、実際は単相で駆動されるために往復移動するリ
ニア振動モータとしての動作となる。この実施の形態9
では、環状スロットを複数設け、3相の進行磁界を発生
し、一方向に対して連続して駆動するリニアモータに適
用するものである。
【0051】図20はこの発明の実施の形態9に係るリ
ニアモータの構成を説明する斜視図であり、この図20
ではリニアモータの軸心を通る平面で2分割した状態を
示している。この実施の形態9では、電機子である円筒
型積層コア300は、2相2極分の巻線を収納するため
の6つの環状スロット300a−u、300a−w’、
300a−u’、300a−v、300a−w’、30
0a−uが構成されている点を除いて、上記実施の形態
7における円筒型積層コア200と同様に構成されてい
る。そして、各環状スロット300a−u、300a−
w’、300a−u’、300a−v、300a−
w’、300a−uに収納されている巻線に電源(図示
せず)からu、v、wび3相電流が供給されている。可
動子301は、NもしくはSに着磁された円環状の永久
磁石303がN、S、N、S・・・と軸方向に交互に配
設され、その外周に上記実施の形態7における円筒型積
層コア202と同様に構成されたバックヨーク302が
配設されて構成されている。ここで、永久磁石303は
バックヨーク302の内周面に接合されている。また、
バックヨーク302は、切欠30aが設けられていない
点で、上記実施の形態7における円筒型積層コア202
と相違するが、同様に製造することができる。この可動
子側は円筒型積層コアで構成されているが、上述の通
り、電機子進行磁界と永久磁石とを設けることにより、
3相リニアモータを構成できる。このように、本発明
は、3相リニアモータにも適用することができる。
【0052】なお、上記実施の形態9では、電機子より
可動子が長い構成を説明しているが、電機子が可動子よ
り長い場合でも、あるいは可動子が固定されて電機子側
が移動しても、リニアモータとして同様に成立する。ま
た、上記実施の形態9では、可動子に永久磁石を用いた
リニアモータとして説明しているが、図21に示すよう
に、環状スロット402に銅あるいはアルミ等を材料と
する円環状の2次導体403を配設した円筒型積層コア
401に対して、円筒型積層コア300(電機子)によ
り進行磁界を印加して、リニア誘導型モータとしても構
成できる。
【0053】なお、上記各実施の形態では、周方向に積
層された薄板磁性板10の積層体が完全な円筒形をなす
円筒型積層コアについて説明しているが、該薄板磁性板
10の積層体の周方向の一部が切り欠かれているいわゆ
るC型であっても、該薄板磁性板10の積層体の一部が
円弧状をなしていれば、本願発明を適用できることはい
うまでもないことである。また、上記各実施の形態で
は、突起10bの突設位置の異なる2種類の薄板磁性板
10を成形するものとしているが、薄板磁性板10は突
起10bの突設位置の異なる2種類に限らず、3種類で
も、4種類でもよい。
【0054】また、上記各実施の形態では、薄板磁性板
10の外周側に突起10bを突設するものとしている
が、薄板磁性板10の内周側に突起10bより高さの低
い突起をさらに突設してもよい。また、薄板磁性板10
の厚さや突起10bの高さを調整すれば、口径の異なる
円筒型積層コアを製作できることはいうまでもないこと
である。また、上記各実施の形態では、スペーサとして
の突起10bを薄板磁性板10にプレス加工により一体
に成形するものとしているが、プレス加工により薄板磁
性板を成形した後、後加工により薄板磁性板にスペーサ
を設けても良い。また、上記各実施の形態では、円筒型
積層コアをリニアモータに適用するものとして説明して
いるが、この円筒型積層コアはリニアモータに限らず、
円筒周方向に渦電流を生じうるプランジャ、振動子等の
電気機器あるいは測定器に適用できることはいうまでも
ないことである。
【0055】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0056】この発明によれば、少なくとも1つのスロ
ットを有する複数の薄板磁性板がそれぞれのスロットの
開口を内周側もしくは外周側に一致させて、かつ、それ
ぞれの主面を相対するように周方向に積層されて円筒に
構成された円筒型積層コアにおいて、上記薄板磁性板
は、主面にスペーサが設けられ、周方向に積層される際
に、該スペーサが隣り合う薄板磁性板の主面に当接して
隣り合う薄板磁性板間に楔状の空間を形成させるように
したので、生産性に優れたほぼ完全な円筒面を有する円
筒型積層コアが得られる。
【0057】この発明によれば、少なくとも1つのスロ
ットを有する外形形状をなし、かつ、主面上のスペーサ
の突設位置が異なる少なくとも2種類の薄板磁性板を長
尺の磁性板からプレス打ち抜きにより成形する工程と、
上記少なくとも2種類の薄板磁性板を、上記スロットの
開口を内周側もしくは外周側に一致させて、かつ、上記
スペーサを隣り合う薄板磁性板の主面に当接させつつ周
方向に順次重ね合わせ、隣り合う薄板磁性板間に楔状の
空間を形成させて、薄板磁性板の円筒状の積層体を形成
する工程とを備えたので、ほぼ完全な円筒面を有する円
筒型積層コアを生産性よく製造できる円筒型積層コアの
製造方法が得られる。
【0058】この発明によれば、貫通穴及び突起を有す
る姿勢保持部が、少なくとも1つのスロットを有する外
形形状をなし、かつ、主面上にスペーサが突設された薄
板磁性板に薄肉連結片を介して連結され、該スペーサの
突設位置が異なる少なくとも2種類の薄板磁性片を長尺
の磁性板からプレス打ち抜きにより成形する工程と、保
持部材を上記貫通穴に挿通させながら上記少なくとも2
種類の薄板磁性片を順次所定枚数スタックする工程と、
上記保持部材にスタックされた上記薄板磁性片を上記薄
肉連結片で上記姿勢保持部から切り離し、少なくとも2
種類の薄板磁性板を形成する工程と、上記少なくとも2
種類の薄板磁性板を、上記スロットの開口を内周側もし
くは外周側に一致させて、かつ、上記スペーサを隣り合
う薄板磁性板の主面に当接させつつ周方向に順次重ね合
わせ、隣り合う薄板磁性板間に楔状の空間を形成させ
て、薄板磁性板の円筒状の積層体を形成する工程とを備
えたので、薄板磁性片の取り扱い及び枚数管理が容易と
なり、ほぼ完全な円筒面を有する円筒型積層コアを生産
性よく製造できる円筒型積層コアの製造方法が得られ
る。
【0059】この発明によれば、貫通穴を有する姿勢保
持部が、少なくとも1つのスロットを有する外形形状を
なし、かつ、主面上にスペーサが突設された薄板磁性板
に薄肉連結片を介して連結され、該スペーサの突設位置
が異なる少なくとも2種類の薄板磁性片を長尺の磁性板
からプレス打ち抜きにより成形する工程と、保持部材を
上記貫通穴に挿通させながら、上記スロットの開口を内
周側もしくは外周側に一致させて、かつ、上記スペーサ
を隣り合う薄板磁性片の主面に当接させつつ周方向に重
ね合わせ、隣り合う薄板磁性片間に楔状の空間を形成さ
せて、上記少なくとも2種類の薄板磁性片が順次積層さ
れた円筒状にスタックする工程と、スタックされた薄板
磁性片の円筒状の積層体を一体化する工程と、一体化さ
れた薄板磁性片の円筒状の積層体を上記薄肉連結片で上
記姿勢保持部から切り離し、一体化された薄板磁性板の
円筒状の積層体を形成する工程とを備えたので、薄板磁
性片の取り扱い及び枚数管理が容易となり、さらに薄板
磁性片を円筒状に積層保持した状態で一体化が可能とな
り、ほぼ完全な円筒面を有する円筒型積層コアを生産性
よく製造できる円筒型積層コアの製造方法が得られる。
【0060】また、姿勢保持部が、薄板磁性板のスロッ
ト内周に連結片を介して連結されているので、高価な磁
性材料の利用効率が上がり、低コスト化が図られる。
【0061】この発明によれば、少なくとも1つのスロ
ットを有する外形形状をなし、かつ、主面にスペーサが
設けられた複数の薄板磁性板を、それぞれのスロットの
開口を内周側もしくは外周側に一致させ、該スペーサを
隣り合う薄板磁性板の主面に当接させて隣り合う薄板磁
性板間に楔状の空間を形成させるように周方向に積層し
て円筒に構成された円筒型積層コアと、この円筒型積層
コアに上記薄板磁性板のスロットにより構成された環状
スロット内に巻き線されたコイルとから構成された電機
子を備えたので、電機子をほぼ完全な円筒面を有する円
筒型に構成でき、可動子の成形時及び組立時に、軸方向
精度を過度に高める必要がなくなるとともに、電機子を
構成する薄板磁性板間の絶縁性が高められ、量産性にす
ぐれ、かつ、高効率のリニアモータが得られる。
【0062】また、少なくとも1つのスロットを有する
外形形状をなし、かつ、主面にスペーサが設けられた複
数の薄板磁性板を、それぞれのスロットの開口を外周側
もしくは内周側に一致させ、該スペーサを隣り合う薄板
磁性板の主面に当接させて隣り合う薄板磁性板間に楔状
の空間を形成させるように周方向に積層して円筒に構成
された円筒型積層コアと、この円筒型積層コアに上記薄
板磁性板のスロットにより構成された環状スロット内に
接合された永久磁石とから構成された可動子を備え、該
可動子を電機子に同軸的に配設したので、可動子をほぼ
完全な円筒面を有する円筒型に構成でき、組立性が向上
されるとともに、可動子と電機子との環状の空隙を狭く
でき、高量産性及び高効率化が図られる。
【0063】この発明によれば、複数の薄板磁性板がそ
れぞれの主面を相対するように周方向に積層されて円筒
に構成された円筒型積層コアにおいて、上記薄板磁性板
は、主面にスペーサが設けられ、周方向に積層される際
に、該スペーサが隣り合う薄板磁性板の主面に当接して
隣り合う薄板磁性板間に楔状の空間を形成させるように
したので、生産性に優れたほぼ完全な円筒面を有する円
筒型積層コアが得られる。
【0064】また、磁性粉を含有する絶縁性樹脂が隣り
合う薄板磁性板間に形成された楔状の空間に充填されて
いるので、鉄心占積率が高まり、十分な磁束を生じさせ
ることができる。
【0065】この発明によれば、主面上のスペーサの突
設位置が異なる少なくとも2種類の薄板磁性板を長尺の
磁性板からプレス打ち抜きにより成形する工程と、上記
少なくとも2種類の薄板磁性板を、上記スペーサを隣り
合う薄板磁性板の主面に当接させつつ周方向に順次重ね
合わせ、隣り合う薄板磁性板間に楔状の空間を形成させ
て、薄板磁性板の円筒状の積層体を形成する工程とを備
えたので、ほぼ完全な円筒面を有する円筒型積層コアを
生産性よく製造できる円筒型積層コアの製造方法が得ら
れる。
【0066】この発明によれば、貫通穴及び突起を有す
る姿勢保持部が、主面上にスペーサが突設された薄板磁
性板に薄肉連結片を介して連結され、該スペーサの突設
位置が異なる少なくとも2種類の薄板磁性片を長尺の磁
性板からプレス打ち抜きにより成形する工程と、保持部
材を上記貫通穴に挿通させながら上記少なくとも2種類
の薄板磁性片を順次所定枚数スタックする工程と、上記
保持部材にスタックされた上記薄板磁性片を上記薄肉連
結片で上記姿勢保持部から切り離し、少なくとも2種類
の薄板磁性板を形成する工程と、上記少なくとも2種類
の薄板磁性板を、上記スペーサを隣り合う薄板磁性板の
主面に当接させつつ周方向に順次重ね合わせ、隣り合う
薄板磁性板間に楔状の空間を形成させて、薄板磁性板の
円筒状の積層体を形成する工程とを備えたので、薄板磁
性片の取り扱い及び枚数管理が容易となり、ほぼ完全な
円筒面を有する円筒型積層コアを生産性よく製造できる
円筒型積層コアの製造方法が得られる。
【0067】この発明によれば、貫通穴を有する姿勢保
持部が、主面上にスペーサが突設された薄板磁性板に薄
肉連結片を介して連結され、該スペーサの突設位置が異
なる少なくとも2種類の薄板磁性片を長尺の磁性板から
プレス打ち抜きにより成形する工程と、保持部材を上記
貫通穴に挿通させながら、上記スペーサを隣り合う薄板
磁性片の主面に当接させつつ周方向に重ね合わせ、隣り
合う薄板磁性片間に楔状の空間を形成させて、上記少な
くとも2種類の薄板磁性片が順次積層された円筒状にス
タックする工程と、スタックされた薄板磁性片の円筒状
の積層体を一体化する工程と、一体化された薄板磁性片
の円筒状の積層体を上記薄肉連結片で上記姿勢保持部か
ら切り離し、一体化された薄板磁性板の円筒状の積層体
を形成する工程とを備えたので、薄板磁性片の取り扱い
及び枚数管理が容易となり、さらに薄板磁性片を円筒状
に積層保持した状態で一体化が可能となり、ほぼ完全な
円筒面を有する円筒型積層コアを生産性よく製造できる
円筒型積層コアの製造方法が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る円筒型積層コ
アを示す斜視図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る円筒型積層コ
アの構造を説明する斜視図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る円筒型積層コ
アに用いられる薄板磁性板を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係る円筒型積層コ
アの製造方法を説明する平面図である。
【図5】 この発明の実施の形態1に係る円筒型積層コ
アに用いられる薄板磁性板の実施態様を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態2に係る円筒型積層コ
アの製造方法で成形された薄板磁性片を示す平面図であ
る。
【図7】 この発明の実施の形態2に係る円筒型積層コ
アの製造方法における薄板磁性片のスタック方法を示す
斜視図である。
【図8】 この発明の実施の形態2に係る円筒型積層コ
アの製造方法における薄板磁性片から薄板磁性板を得る
方法を説明する図である。
【図9】 この発明の実施の形態2に係る円筒型積層コ
アに用いられる薄板磁性片の実施態様を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態3に係る円筒型積層
コアの製造方法における薄板磁性片のスタック方法を示
す斜視図である。
【図11】 この発明の実施の形態3に係る円筒型積層
コアの製造方法における薄板磁性片のスタック状態を示
す斜視図である。
【図12】 この発明の実施の形態3に係る円筒型積層
コアの製造方法における薄板磁性片の積層体の一体化方
法を説明する図である。
【図13】 この発明の実施の形態4に係る円筒型積層
コアを示す要部平面図である。
【図14】 この発明の実施の形態5に係る円筒型積層
コアの製造方法における打ち抜きプレス工程を説明する
図である。
【図15】 この発明の実施の形態6に係る円筒型積層
コアの製造方法における打ち抜きプレス工程を説明する
図である。
【図16】 この発明の実施の形態7に係るリニアモー
タの構成を説明する斜視図である。
【図17】 この発明の実施の形態7に係る円筒型積層
コアの製造方法における打ち抜きプレス工程を説明する
図である。
【図18】 この発明の実施の形態7の実施態様に係る
リニアモータの構成を説明する斜視図である。
【図19】 この発明の実施の形態8に係るリニアモー
タの構成を説明する斜視図である。
【図20】 この発明の実施の形態9に係るリニアモー
タの構成を説明する斜視図である。
【図21】 この発明の実施の形態9の実施態様に係る
リニアモータの構成を説明する斜視図である。
【図22】 従来のリニアモータの構造を説明する図で
ある。
【図23】 従来の円筒型積層コアを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10、30 薄板磁性板、10a、30a 切欠(スロ
ット)、10b、10c、30b 突起(スペーサ)、
11 楔状の空間、12、17 薄板磁性片、13、1
8 姿勢保持部、13a 突起、14 連結片(薄肉連
結片)、15貫通穴、16、19 保持部材、25 絶
縁性樹脂、26 磁性板、100 円筒型積層コア、1
00a、200a、202a、402 環状スロット、
200、300 円筒型積層コア(電機子)、201、
301 可動子、202、401 円筒型積層コア、2
03、303 永久磁石、204 コイル(電機子)、
300a−v、300a−v’、300a−w、300
a−w’、300a−u、300a−u’ 環状スロッ
ト、302 バックヨーク。
フロントページの続き (72)発明者 中原 裕治 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 角田 昌之 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つのスロットを有する複数
    の薄板磁性板がそれぞれのスロットの開口を内周側もし
    くは外周側に一致させて、かつ、それぞれの主面を相対
    するように周方向に積層されて円筒に構成された円筒型
    積層コアにおいて、 前記薄板磁性板は、主面にスペーサが設けられ、周方向
    に積層される際に、該スペーサが隣り合う薄板磁性板の
    主面に当接して隣り合う薄板磁性板間に楔状の空間を形
    成させるようにしたことを特徴とする円筒型積層コア。
  2. 【請求項2】 少なくとも1つのスロットを有する外形
    形状をなし、かつ、主面上のスペーサの突設位置が異な
    る少なくとも2種類の薄板磁性板を長尺の磁性板からプ
    レス打ち抜きにより成形する工程と、 前記少なくとも2種類の薄板磁性板を、前記スロットの
    開口を内周側もしくは外周側に一致させて、かつ、前記
    スペーサを隣り合う薄板磁性板の主面に当接させつつ周
    方向に順次重ね合わせ、隣り合う薄板磁性板間に楔状の
    空間を形成させて、薄板磁性板の円筒状の積層体を形成
    する工程とを備えたことを特徴とする円筒型積層コアの
    製造方法。
  3. 【請求項3】 貫通穴及び突起を有する姿勢保持部が、
    少なくとも1つのスロットを有する外形形状をなし、か
    つ、主面上にスペーサが突設された薄板磁性板に薄肉連
    結片を介して連結され、該スペーサの突設位置が異なる
    少なくとも2種類の薄板磁性片を長尺の磁性板からプレ
    ス打ち抜きにより成形する工程と、保持部材を前記貫通
    穴に挿通させながら前記少なくとも2種類の薄板磁性片
    を順次所定枚数スタックする工程と、 前記保持部材にスタックされた前記薄板磁性片を前記薄
    肉連結片で前記姿勢保持部から切り離し、少なくとも2
    種類の薄板磁性板を形成する工程と、 前記少なくとも2種類の薄板磁性板を、前記スロットの
    開口を内周側もしくは外周側に一致させて、かつ、前記
    スペーサを隣り合う薄板磁性板の主面に当接させつつ周
    方向に順次重ね合わせ、隣り合う薄板磁性板間に楔状の
    空間を形成させて、薄板磁性板の円筒状の積層体を形成
    する工程とを備えたことを特徴とする円筒型積層コアの
    製造方法。
  4. 【請求項4】 貫通穴を有する姿勢保持部が、少なくと
    も1つのスロットを有する外形形状をなし、かつ、主面
    上にスペーサが突設された薄板磁性板に薄肉連結片を介
    して連結され、該スペーサの突設位置が異なる少なくと
    も2種類の薄板磁性片を長尺の磁性板からプレス打ち抜
    きにより成形する工程と、 保持部材を前記貫通穴に挿通させながら、前記スロット
    の開口を内周側もしくは外周側に一致させて、かつ、前
    記スペーサを隣り合う薄板磁性片の主面に当接させつつ
    周方向に重ね合わせ、隣り合う薄板磁性片間に楔状の空
    間を形成させて、前記少なくとも2種類の薄板磁性片が
    順次積層された円筒状にスタックする工程と、 スタックされた薄板磁性片の円筒状の積層体を一体化す
    る工程と、 一体化された薄板磁性片の円筒状の積層体を前記薄肉連
    結片で前記姿勢保持部から切り離し、一体化された薄板
    磁性板の円筒状の積層体を形成する工程とを備えたこと
    を特徴とする円筒型積層コアの製造方法。
  5. 【請求項5】 姿勢保持部が、薄板磁性板のスロット内
    周に連結片を介して連結されていることを特徴とする請
    求項3または請求項4記載の円筒型積層コアの製造方
    法。
  6. 【請求項6】 少なくとも1つのスロットを有する外形
    形状をなし、かつ、主面にスペーサが設けられた複数の
    薄板磁性板を、それぞれのスロットの開口を内周側もし
    くは外周側に一致させ、該スペーサを隣り合う薄板磁性
    板の主面に当接させて隣り合う薄板磁性板間に楔状の空
    間を形成させるように周方向に積層して円筒に構成され
    た円筒型積層コアと、この円筒型積層コアに前記薄板磁
    性板のスロットにより構成された環状スロット内に巻き
    線されたコイルとから構成された電機子を備えたことを
    特徴とするリニアモータ。
  7. 【請求項7】 少なくとも1つのスロットを有する外形
    形状をなし、かつ、主面にスペーサが設けられた複数の
    薄板磁性板を、それぞれのスロットの開口を外周側もし
    くは内周側に一致させ、該スペーサを隣り合う薄板磁性
    板の主面に当接させて隣り合う薄板磁性板間に楔状の空
    間を形成させるように周方向に積層して円筒に構成され
    た円筒型積層コアと、この円筒型積層コアに前記薄板磁
    性板のスロットにより構成された環状スロット内に接合
    された永久磁石とから構成された可動子を備え、該可動
    子を電機子に同軸的に配設したことを特徴とする請求項
    6記載のリニアモータ。
  8. 【請求項8】 複数の薄板磁性板がそれぞれの主面を相
    対するように周方向に積層されて円筒に構成された円筒
    型積層コアにおいて、 前記薄板磁性板は、主面にスペーサが設けられ、周方向
    に積層される際に、該スペーサが隣り合う薄板磁性板の
    主面に当接して隣り合う薄板磁性板間に楔状の空間を形
    成させるようにしたことを特徴とする円筒型積層コア。
  9. 【請求項9】 磁性粉を含有する絶縁性樹脂が隣り合う
    薄板磁性板間に形成された楔状の空間に充填されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項8記載の円筒型
    積層コア。
  10. 【請求項10】 主面上のスペーサの突設位置が異なる
    少なくとも2種類の薄板磁性板を長尺の磁性板からプレ
    ス打ち抜きにより成形する工程と、 前記少なくとも2種類の薄板磁性板を、前記スペーサを
    隣り合う薄板磁性板の主面に当接させつつ周方向に順次
    重ね合わせ、隣り合う薄板磁性板間に楔状の空間を形成
    させて、薄板磁性板の円筒状の積層体を形成する工程と
    を備えたことを特徴とする円筒型積層コアの製造方法。
  11. 【請求項11】 貫通穴及び突起を有する姿勢保持部
    が、主面上にスペーサが突設された薄板磁性板に薄肉連
    結片を介して連結され、該スペーサの突設位置が異なる
    少なくとも2種類の薄板磁性片を長尺の磁性板からプレ
    ス打ち抜きにより成形する工程と、 保持部材を前記貫通穴に挿通させながら前記少なくとも
    2種類の薄板磁性片を順次所定枚数スタックする工程
    と、 前記保持部材にスタックされた前記薄板磁性片を前記薄
    肉連結片で前記姿勢保持部から切り離し、少なくとも2
    種類の薄板磁性板を形成する工程と、 前記少なくとも2種類の薄板磁性板を、前記スペーサを
    隣り合う薄板磁性板の主面に当接させつつ周方向に順次
    重ね合わせ、隣り合う薄板磁性板間に楔状の空間を形成
    させて、薄板磁性板の円筒状の積層体を形成する工程と
    を備えたことを特徴とする円筒型積層コアの製造方法。
  12. 【請求項12】 貫通穴を有する姿勢保持部が、主面上
    にスペーサが突設された薄板磁性板に薄肉連結片を介し
    て連結され、該スペーサの突設位置が異なる少なくとも
    2種類の薄板磁性片を長尺の磁性板からプレス打ち抜き
    により成形する工程と、 保持部材を前記貫通穴に挿通させながら、前記スペーサ
    を隣り合う薄板磁性片の主面に当接させつつ周方向に重
    ね合わせ、隣り合う薄板磁性片間に楔状の空間を形成さ
    せて、前記少なくとも2種類の薄板磁性片が順次積層さ
    れた円筒状にスタックする工程と、 スタックされた薄板磁性片の円筒状の積層体を一体化す
    る工程と、 一体化された薄板磁性片の円筒状の積層体を前記薄肉連
    結片で前記姿勢保持部から切り離し、一体化された薄板
    磁性板の円筒状の積層体を形成する工程とを備えたこと
    を特徴とする円筒型積層コアの製造方法。
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