JP4830065B2 - 自動発券機,自動発券システム,およびコンピュータプログラム - Google Patents
自動発券機,自動発券システム,およびコンピュータプログラム Download PDFInfo
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自動発券機100は,図1に示したように,装置全体の制御を行う制御部110と,乗車券発券のための案内を表示するとともに,情報入力操作を受け付けるタッチパネル付き表示部120と,乗車券購入の代金処理を行うための硬貨部130および紙幣部140と,乗車券購入の代金処理用のカードを処理するカード処理部150と,タッチパネル付き表示部120に入力された情報およびホスト200で管理される情報に基づき,乗車券に所定の情報を記録して発券する発券部160と,乗車券を発券するための各種情報や処理プログラムなどを記憶する記憶部170と,ホスト200と通信を行うための通信部180を備えて構成されている。
制御部110は,例えばCPU等からなり,所定の制御プログラム(例えば,後述の記憶部170に記憶されているプログラム)に基づいて,乗車券発券処理等を実行し,自動発券機100の全体を制御する機能部である。
タッチパネル付き表示部120は,本発明の表示入力部の一例であり,乗車券発券のための案内を表示するとともに,情報入力操作を受け付ける機能部である。タッチパネル付き表示部120には,乗車券購入の案内画面を切り替えて表示可能な表示部(CRTディスプレイ,液晶ディスプレイ,あるいはプラズマディスプレイ等)を備える。さらに,表示部は,利用者が指などでディスプレイ表面に触れることで各種操作を行うことの可能なタッチパネル方式を採用している。タッチパネル付き表示部120には,例えば乗車券や指定券の種類を選択するための選択画面や,指定券を購入するために乗車駅,降車駅の駅名を検索するための50音のカナ入力画面等の各種データが表示され,利用者は,タッチパネル付き表示部120のタッチパネルに指などで触れることで,乗車券購入操作を行うことができる。
硬貨部130および紙幣部140は,乗車券購入の代金処理を行うための機能部である。硬貨部130は硬貨の入出金を扱い,紙幣部140は紙幣の入出金を扱う。また,代金処理を行う機能部として,代金処理後に,領収書やカード利用明細書などの各種伝票を発券する機能部を備えるようにしてもよい。
カード処理部150は,乗車券購入の代金処理用のカードを処理する機能部である。本実施形態では,代金処理用のカードとしてクレジットカードやプリペイドカードなどを想定している。また,カードの情報記録手段としてはICや磁気などを想定しており,機械的にまたは人為的にカード内の情報の読み出し/書き込みが可能であるものとする。
発券部160は,タッチパネル付き表示部120に入力された情報およびホスト200で管理される情報に基づき,乗車券(指定席券,特急券,定期券等も含む)に所定の情報を記録して発券する機能部である。例えば,発券部160は,磁気乗車券の発券(表面への印刷,磁気面への記録)を行うことが可能である。
記憶部170は,乗車券を発券するための各種情報やプログラムなどを記憶する機能部である。記憶部170は,例えば,ROMやRAM等の半導体メモリ,FDが装着されるFDドライバ,HD(ハードディスク)が装着されるHDドライバ,MO(光磁気)ディスクが装着されるMOドライバ等からなる。また,記憶部170は,利用者から入力される各種情報を一時的に,あるいは一定期間,記憶保持するようにしてもよい。また,記憶部170にホスト200からの空席情報を一時的に保持し,ホスト200からの空席情報を定期的に更新するような構成とすることも可能である。
通信部180は,ホスト200と通信を行う機能部である。通信部180とホスト200との接続手段は任意である。例えば,通信部180とホスト200とを専用線により接続してもよく,あるいは,何らかのセキュリティ手段(例えば,SSL等)を施すことで,公衆回線を介したインターネットにより接続することも可能である。
ホスト200は,自動発券機100の通信部180と接続されており,乗車券発券のための各種情報を管理する。ホスト200が管理する情報には,列車座席の予約情報や空席情報などが含まれる。ホスト200は,自動発券機100からの要求に応じて,列車の空席情報を返信する機能や,列車座席の予約を行う機能を有する。
次いで,本実施の形態の動作について,図3〜図15を参照しながら説明する。図3は,本実施の形態の動作を示すフローチャートである。図4〜図15は,自動発券機100のタッチパネル付き表示部120に表示される情報を示す説明図である。
図4に示したように,タッチパネル付き表示部120に券種選択画面が表示されている。自動発券機100が通常の切符の他に定期券も発券する装置である場合には,図4に示したように,「指定席券」,「自由席券」,「定期券」のように,発券可能な券種が表示される。利用者は,タッチパネル付き表示部120に表示された「指定席券」,「自由席券」,「定期券」の領域を指などで直接触れることにより,乗車券の種類を選択することができる(以下の画面でも同様である)。また,購入動作を取り消すときには,画面右下の「取消」に触れることで,取消動作を行う。以下では,利用者が「指定席券」を選択した場合について説明する。
利用者がメニュー選択画面において「指定席券」を選択すると,図5に示したように,タッチパネル付き表示部120に乗車駅名入力画面が表示される。本実施の形態では,乗車駅名の入力および選択の一例として,以下の方式を採用する。まず,図5に示した乗車駅名入力画面にカナが50音表示されるので,利用者は乗車駅名をカナ入力する。入力を誤った場合には,画面右上の「訂正」キーを押下する。入力したカナで始まる乗車駅が所定数に絞り込まれた時点,例えば1画面中に表示可能な数以内に絞り込まれた時点,あるいは,「確定」キーが押下された時点で,次の段階に進む。
乗車駅名が所定数に絞り込まれた時点,あるいは,「確定」キーが押下された時点で,図6に示したように,タッチパネル付き表示部120に乗車駅名選択画面が表示される。この例では,乗車駅名入力画面で,「トウ」と入力された時点で「確定」キーが押下された場合を示している。この例では,「トウ」で始まる乗車駅名数が1画面に表示可能な数(この例では20)を越えているため,画面切り替えキーである「前へ」,「後へ」キーが表示されている。利用者は,この画面切り替えキーである「前へ」,「後へ」キーを押下することにより,残りの乗車駅名候補を確認することができる。
乗車駅が確定すると,図7に示したように,タッチパネル付き表示部120に降車駅名入力画面が表示される。降車駅名の入力および選択の一例としては,上述した乗車駅名の入力および選択と同様の方式を採用することができる。従って,入力したカナで始まる降車駅が所定数に絞り込まれた時点,例えば1画面中に表示可能な数以内に絞り込まれた時点,あるいは,「確定」キーが押下された時点で,次の段階に進む。
降車駅名が所定数に絞り込まれた時点,あるいは,「確定」キーが押下された時点で,図8に示したように,タッチパネル付き表示部120に降車駅名選択画面が表示される。この例では,降車駅名入力画面で,「トウ」と入力された時点で「確定」キーが押下された場合を示している。この例でも,「トウ」で始まる降車駅名数が1画面に表示可能な数(この例では20)を越えているため,画面切り替えキーである「前へ」,「後へ」キーが表示されている。利用者は,この画面切り替えキーである「前へ」,「後へ」キーを押下することにより,残りの降車駅名候補を確認することができる。
乗車駅名および降車駅名が確定すると,図9に示したように,乗車日・乗車時刻入力画面が表示される。この例では,利用者は,数字キーを押下することで乗車日・乗車時刻を入力することができる。なお,乗車時刻の入力に代え,または乗車時刻の入力とともに降車時刻を入力させるようにしてもよい。また,具体的に何時何分と入力するのではなく,何時以降のように入力させてもよい。また,乗車日の入力画面と乗車時刻の入力画面とは異なる画面であってもよい。
乗車日・乗車時刻が確定すると,図10に示したように,乗車人数入力画面が表示される。この例では,利用者は,数字キーを押下することで乗車人数を入力することができる。
利用者により各種情報(券種,乗車駅名,降車駅名,乗車日,乗車時刻,乗車人数)が入力されると,自動発券機100はその各種情報をホスト200に送信して,ホスト200に対して空席照会を行う(ステップS114)。ホスト200は自動発券機100から送信された各種情報に基づいて,空席検索を行い(ステップS116),検索された空席情報(列車を特定する情報,発着時刻,残席数)を自動発券機100に回答する(ステップS118)。
ホスト200から空席情報が回答されると,図11に示したように,列車・設備選択画面が表示される。列車・設備選択画面では,乗車区間とともに,1または2以上の列車の発車時刻,到着時刻,列車名を表示し,それぞれについて,設備(普通車/グリーン車,禁煙/喫煙)ごとの空席状況を表示する。表示の仕方は,例えば,空席数が乗車人数未満の場合は「×」で示し,空席数が(乗車人数+所定数)以上の場合は「○」で示し,空席数が(乗車人数+所定数)未満の場合は「△」で示すことが可能である。利用者は「○」または「△」部分を押下することで,列車と設備を選択することができる。
列車および設備が選択されると,図12に示したように,座席位置指定有無選択画面が表示され,利用者に座席の位置を指定するか否かを選択させる。以下の説明では,「座席位置指定」が選択されたものとする。
座席位置指定が選択されると,自動発券機100はホスト200に対して空席位置情報照会を行う(ステップS124)。ホスト200は,空席位置検索を行う(ステップS126)。空席位置検索では,例えば,列車の車両単位で,空席数が最大のエリアを抽出する。そしてホスト200は,検索された空席位置情報(空席位置を示す情報であり,例えば,抽出した車両に関する全ての空席位置を示す情報)を自動発券機100に回答する(ステップS128)。
ホスト200から空席位置情報が回答されると,図13に示したように,座席位置指定画面が表示される。座席位置指定画面では,最大空席数を有する車両の一部(エリア)が表示される。表示する領域は,車両を均等に分割し,その中で最大空席数を有するエリアを表示する(ステップS130)。なお,エリアの大きさは,乗車人数に応じて可変であるようにしてもよい。例えば,乗車人数が多数の場合には,エリアの大きさを大きくして,多くの座席を表示させることで,座席位置を選択する際の利便性を向上させることが可能である。
座席位置指定画面(図13)の「OK」が押下されると,図14に示したように,「この内容で予約してよろしいですか」等の確認を促す文字とともに,これまで選択された,乗車区間,発車時刻,到着時刻,列車名,設備(普通車/グリーン車,禁煙/喫煙),人数,選択した座席番号(番号だけでなく配置を表示してもよい),料金等,および確認キーを表示し,確認を要求する。
座席位置が選択されると,自動発券機100はその座席位置に関する情報をホスト200に送信する。ホスト200は自動発券機100から送信された座席位置に関する情報に基づいて座席予約登録を行い(ステップS134),予約登録完了通知を自動発券機100に通知する(ステップS136)。
予約内容確認および座席予約登録が行われると,自動発券機100はホスト200に対して発券要求を行う(ステップS138)。ホスト200は自動発券機100から送信された発券要求に基づいて,券面データを作成し(ステップS140),作成した券面データを自動発券機100に送信する(ステップS142)。
ホスト200から券面データが送信されると,図15に示したように,精算・発券画面が表示される。精算・発券画面により利用者に現金またはカード(プリペイドカード,クレジットカード等)の投入を促し,料金を精算する(ステップS144)。入金受け入れ後,指定席券を発券し,受け取りを促す(ステップS146)。さらに,自動発券機100は発券が完了した旨をホスト200に通知する(ステップS148)。ホスト200は自動発券機100からの発券完了通知に基づいて,指定された座席の発券が完了した旨を登録する(ステップS150)。
100 自動発券機
110 制御部
120 タッチパネル付き表示部
130 硬貨部(硬貨投入口,硬貨排出口)
140 紙幣部(紙幣挿入口,紙幣排出口)
150 カード処理部
160 発券部
170 記憶部
180 通信部
190 係員呼出ボタン
200 ホスト
Claims (11)
- 指定席券を発券する自動発券機において、
指定席券を発券するための案内を表示するとともに、情報入力操作を受け付ける表示入力部を備え、
利用者に前記表示入力部を用いて座席位置を選択させる際、
前記表示入力部に入力された情報に基づいて列車が特定され、
前記表示入力部には、前記特定された列車のうち、空席数が最大のエリアと、座席選択結果表示部とが表示され、
前記利用者により座席位置が選択される毎に、前記座席選択結果表示部に選択結果が表示されることを特徴とする、自動発券機。 - 指定席券を発券する自動発券機において、
指定席券を発券するための案内を表示するとともに、情報入力操作を受け付ける表示入力部を備え、
利用者に前記表示入力部を用いて座席位置を選択させる際、
前記表示入力部に入力された情報に基づいて列車が特定され、
前記表示入力部には、前記特定された列車のうち、隣接する空席数が最大のエリアと、座席選択結果表示部とが表示され、
前記利用者により座席位置が選択される毎に、前記座席選択結果表示部に選択結果が表示されることを特徴とする、自動発券機。 - 前記表示入力部には、画面をスクロールするためのスクロール部が表示され、
前記スクロール部が選択された際のスクロール量は、乗車人数に応じて可変であることを特徴とする、請求項1または2に記載の自動発券機。 - 前記エリアの大きさは、乗車人数に応じて可変であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の自動発券機。
- 前記表示入力部に入力された情報を外部のホストに送信し、前記ホストでは、空席位置検索が行われ、前記ホストから前記空席位置検索の結果に関する情報を受信することを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の自動発券機。
- 指定席券を発券する自動発券機と、列車の情報を管理し前記自動発券機との間で情報を送受信可能なホストとを含む自動発券システムにおいて、
前記自動発券機は、指定席券を発券するための案内を表示するとともに、情報入力操作を受け付ける表示入力部を備え、
利用者に前記表示入力部を用いて座席位置を選択させる際、前記自動発券機は、前記表示入力部に入力された情報を前記ホストに送信し、
前記ホストは、前記表示入力部に入力された情報に基づいて列車を特定し、前記特定された列車の空席に関する情報を前記自動発券機に送信し、
前記表示入力部には、前記特定された列車のうち、空席数が最大のエリアが表示されることを特徴とする、自動発券システム。 - 指定席券を発券する自動発券機と、列車の情報を管理し前記自動発券機との間で情報を送受信可能なホストとを含む自動発券システムにおいて、
前記自動発券機は、指定席券を発券するための案内を表示するとともに、情報入力操作を受け付ける表示入力部を備え、
利用者に前記表示入力部を用いて座席位置を選択させる際、前記自動発券機は、前記表示入力部に入力された情報を前記ホストに送信し、
前記ホストは、前記表示入力部に入力された情報に基づいて列車を特定し、前記特定された列車の空席に関する情報を前記自動発券機に送信し、
前記表示入力部には、前記特定された列車のうち、隣接する空席数が最大のエリアが表示されることを特徴とする、自動発券システム。 - 前記表示入力部には座席選択結果表示部が表示され、
前記利用者により座席位置が選択される毎に、前記座席選択結果表示部に選択結果が表示されることを特徴とする、請求項6または7に記載の自動発券システム。 - 前記表示入力部には、画面をスクロールするためのスクロール部が表示され、
前記スクロール部が選択された際のスクロール量は、乗車人数に応じて可変であることを特徴とする、請求項6〜8のいずれかに記載の自動発券システム。 - 前記エリアの大きさは、乗車人数に応じて可変であることを特徴とする、請求項6〜9のいずれかに記載の自動発券システム。
- コンピュータを請求項1〜5のいずれかに記載の自動発券機として機能させるための、コンピュータプログラム。
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JP2005247270A JP4830065B2 (ja) | 2005-08-29 | 2005-08-29 | 自動発券機,自動発券システム,およびコンピュータプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007065717A JP2007065717A (ja) | 2007-03-15 |
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Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002140400A (ja) * | 2000-10-31 | 2002-05-17 | Toshiba Corp | 座席指定システム、および座席指定方法 |
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2005
- 2005-08-29 JP JP2005247270A patent/JP4830065B2/ja active Active
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