JP4829760B2 - トラクタ - Google Patents

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Description

本発明は、車体の前部に設けたエンジンボンネットと、前記エンジンボンネットの内部に設けた燃料タンクと、燃料補給タンクの載置に使用する載置部材と、前記エンジンボンネットより車体後方側に設けるとともに運転座席を有した運転部と、前後輪間に配置してかつ前記エンジンボンネットの後端部に近接するように配置して車体フレームに立設されたピラーと、前記ピラーに対して車体前方側に配置して前記燃料タンクに備えた注油口とを備えたトラクタに関する。
上記のトラクタは、燃料タンクに燃料供給するに当たり、燃料補給タンクを載置部材に載せて楽に行うことを可能にしたものである。
この種のトラクタとして、たとえば特許文献1に示されるものを先に開発した。特許文献1に示されるトラクタは、ボンネット部の横側方に設けた載置部材を備えている。載置部材は、これの一端部を支持部材の上端部に連結している連結ピンの軸芯まわりに揺動操作されることにより、載置面が車体上方向きになった使用姿勢と、載置面が車体側面に沿った格納姿勢とに切り換わる。支持部材は、これの下端部に位置した取り付け面でクラッチハウジングの側面に連結されている。
特開2005−335650号公報(段落〔0018〕、〔0019〕、図1−4)
上記した従来の技術を採用した場合、載置部材の取り付けのために、車体上下方向に長くて比較的大型になる支持部材を備える必要があった。また、燃料補給タンクを載置部材に載置した際、燃料補給タンクが燃料タンクに対して高く位置する方が、補給タンクから燃料タンクへの燃料供給が行いやすくなる。また、載置部材を格納した際、載置部材が車輪に対して高く位置する方が、横向きに操向操作された車輪と載置部材との干渉を回避しやすいなど、載置部材の格納を有利に行える。上記した従来の技術を採用し、載置部材の使用や格納を有利に行えるようにした場合には殊に、支持部材の車体上下方向長さが長くなっていた。すると、支持部材などの支持構造の強度を大にする必要が生じ、この面からも大型になりがちであった。
本発明の目的は、載置部材の支持を強固に行わせながらコンパクトに得ることができるトラクタを提供することにある。
本第1発明は、車体の前部に設けたエンジンボンネットと、前記エンジンボンネットの内部に設けた燃料タンクと、燃料補給タンクの載置に使用する載置部材と、前記エンジンボンネットより車体後方側に設けるとともに運転座席を有した運転部と、前後輪間に配置してかつ前記エンジンボンネットの後端部に近接するように配置して車体フレームに立設されたピラーと、前記ピラーに対して車体前方側に配置して前記燃料タンクに備えた注油口とを備えたトラクタにおいて、
前記載置部材をこれの載置面が車体上方向きになった使用姿勢と、前記載置面がエンジンボンネット側面に沿った格納姿勢とに車体前後向き軸芯まわりに揺動切り換え自在に枢支する支持部を前記ピラーに設け
前記載置部材が前記ピラーに対して車体前方側で前記使用姿勢と前記格納姿勢とに切り換わるように、前記載置部材と前記支持部とにわたる車体前後向きの支軸で前記載置部材を前記支持部に枢支連結してある。
本第1発明の構成によると、載置部材と支持部とにわたる支軸により、載置部材を使用姿勢と格納姿勢とに揺動切り換え自在に支持させることができる。そして、本第1発明の構成による載置部材の使用姿勢での燃料タンクに対する高さと、格納姿勢での車輪に対する高さとを、上記した従来の支持構造による各高さと同一にしても、前記支軸を従来の支持部材の長さよりも短い支軸に済ませることができる。
これにより、載置部材を使用姿勢や格納姿勢にした際、載置部材が適切な配置高さに位置するとともに適切な強度で支持され、燃料タンクに対する燃料供給や載置部材の格納が上記した如く有利に行えるトラクタを、従来の支持構造よりも小型の支持構造を採用してコンパクトに得ることができる。
本第2発明は、本第1発明の構成において、前記支持部又は前記載置部材に、前記燃料タンクの注油口キャップを収容するキャップホルダ部を備えてある。
本第2発明の構成によると、燃料タンクから取り外した注油口キャップをキャップホルダ部に収容しておくことができる。注油口キャップをキャップホルダ部に収容しておくと、注油キャップの燃料タンクへの付け忘れがあっても、載置部材を格納する際など、キャップホルダ部に残っている注油口キャップによって付け忘れを認識させることができる。
これにより、注油口キャップの付け忘れを防止できるトラクタを、支持部又は載置部材にキャップホルダ部を備えるだけの簡単な構造を付加するだけの安価な対策で得ることできる。
本第3発明は、本第2発明の構成において、前記キャップホルダ部のキャップ非収容状態で、前記載置部材の格納姿勢への切り換わりが許容され、前記キャップホルダ部のキャップ収容状態で、前記載置部材の格納姿勢への切り換わりが牽制されるよう構成してある。
本第3発明の構成によると、載置部材を格納しようとしても、キャップホルダ部に注油口キャップを収容したままであると、載置部材が格納姿勢に切り換わらない。すると、キャップホルダ部に注油口キャップが残っていることに気づかなかった場合でも、載置部材の格納ができないことにより、注油口キャップの付け忘れを認識させることができる。
これにより、注油口キャップの付け忘れをより確実に防止できる高品質のトラクタを得ることができる。
本第4発明は、本第1〜第3発明のいずれか一つの構成において、前記載置部材を前記使用姿勢に保持する使用ロック状態と前記格納姿勢に保持する格納ロック状態とに切り換え自在なロック機構を備え、
前記ロック機構を、前記載置部材の格納姿勢から使用姿勢に向けての揺動操作によって前記格納ロック状態を解除し、前記載置部材の使用姿勢への切り換わりに伴って前記使用ロック状態に切り換わるよう構成してある。
本第4発明の構成によると、格納姿勢にある載置部材を使用姿勢に切り換えるに当たり、載置部材の揺動操作を行えば、この操作によってロック機構が格納ロック状態を解除し、載置部材が揺動する。載置部材が揺動して使用姿勢に切り換わると、これに伴ってロック機構が使用ロック状態に切り換わり、載置部材が使用姿勢に保持される。
これにより、載置部材を格納姿勢や使用姿勢にロック機構によって保持させ、ガタ付きが発生しにくい安定状態で格納や使用できるものでありながら、載置部材の格納姿勢での保持を解除するための専用の解除操作も、載置部材の使用姿勢での保持を行わせるための専用のロック操作も不要な簡単な操作によって載置部材を使用姿勢に切り換えて使用することができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例に係るトラクタの全体側面図である。図2は、本実施例に係るトラクタの全体平面図である。これらの図に示すように、本実施例に係るトラクタは、左右一対の操向操作および駆動自在な前車輪1,1と左右一対の駆動後車輪2,2とによって自走する自走車体と、この自走車体の車体フレーム3の運転座席4aの後側近くに設けた転倒保護枠5と、前記車体フレーム3の後部に設けたリンク機構6とを備えている。
自走車体は、前記左右一対の前車輪1,1と前記左右一対の後車輪2,2とを備える他、車体前部に設けた原動部20と、前記運転座席4aを有した運転部4とを備えている。
前記車体フレーム3は、エンジン7と、このエンジン7の後部に連結されたクラッチハウジング8と、このクラッチハウジング8の後部に連結された伝動ケース9と、この伝動ケース9の後部に連結されたミッションケース10と、クラッチハウジング8の下部から車体前方向きに延出している前輪支持フレーム11とを備えて構成してある。運転部4は、前記運転座席4aを左右一対の後輪フェンダ12,12の間に配置して備えている他、運転座席4aの前方に位置したステアリングホィール4b及び運転パネル4cを備えている。前記リンク機構6は、前記ミッションケース10の上部の両横側に上下揺動自在に設けたリフトアーム6aと、前記ミッションケース10の下部の両横側に上下揺動自在に連結したロワーリンク6bと、左側のリフトアーム6aと左側のロワーリンク6bとを連結しているリフトロッド6cと、右側のリフトアーム6aと右側のロワーリンク6bとを連結しているリフトロッド6cとを備えている。前記左右一対のリフトアーム6a,6aは、ミッションケース10の内部に位置する昇降シリンダ(図示せず)によって揺動操作される。前記ミッションケース10は、このミッションケース10の後部から後方向きに突出した動力取り出し軸(図示せず)を備えている。
すなわち、このトラクタは、車体後部に前記リンク機構6を介してロータリ耕耘装置(図示せず)を昇降操作自在に連結するとともにエンジン7からの駆動力を前記動力取り出し軸によってロータリ耕耘装置に伝達するよう構成して乗用型耕耘機を構成するなど、車体後部に各種の作業装置を昇降操作および駆動自在に連結して各種の乗用型作業機を構成する。
図1,2に示すように、前記原動部20は、前記エンジン7を備える他、このエンジン7を覆うエンジンボンネット21と、このエンジンボンネット21の後部内と前記運転パネル4cの内部とにわたって設けたエンジン用の燃料タンク22とを備えている。エンジンボンネット21は、左右一対の横ボンネット21a,21aと、一つの前ボンネット21bと、一つの上ボンネット21cとを備えている。左右の横ボンネット21aは、車体フレーム3の前後輪間にエンジンボンネット21の後側近くに配置して立設したピラー13と、前記前輪支持フレーム11にエンジンボンネット21の内側に配置して立設した支持枠(図示せず)とにわたって脱着自在に取り付けられている。上ボンネット21cは、この上ボンネット21cの後端部を前記ピラー13に回動自在に支持させてある車体横向きの軸芯まわりに上下に揺動開閉する。図3,5に示すように、前記ピラー13は、燃料タンク22の両横側方に分かれて位置している左右一対の車体上下向きの支柱部13a,13aと、両支柱部13a,13aの上端部を連結する車体横向きの連結杆部13bとを備え、車体前後方向視で門形になっている。左右の支柱部13a,13aの下端部は、クラッチハウジング8に固定された車体横向きの支持フレーム14に連結されている。
図1,2に示すように、前記燃料タンク22は、前記上ボンネット21cの後端部から車体上方向きに突出した注油口23と、この注油口23に脱着自在に装着される注油口キャップ24とを備えている。前記注油口23は、エンジンボンネット21の車体横方向での中心に対し、一方の横ボンネット21aが位置する側に偏倚している。
図1,2に示すように、自走車体の前記注油口23に近い側の横側方に載置部材30を設けてある。図3は、前記載置部材30の支持構造の分解状態での斜視図である。図4,5は、前記載置部材30の支持構造の側面図である。図6は、前記載置部材30の支持構造の縦断正面図である。これらの図に示すように、載置部材30は、これの横幅方向での一端部に連結された走行機体前後向きの支軸31を介し、前記ピラー13の支柱部13aに設けた支持部32に支持されている。前記支持部32は、支柱部13aに連結ボルト33によって連結された折り曲げ板金で成り、車体前後方向に並んだ一対の支持板32a,32aを備えている。前記支軸31の前端側は、載置部材30に一体回転自在に連結され、前記支軸31の後端側は、前記前後一対の支持板32a,32aに回転自在に連結されており、載置部材30は、前記支軸31が備える車体前後向きの軸芯Pまわりに揺動するよう支持部32に枢支されている。支軸31は、前後一対の支持板32a,32aに摺動自在に支持されている。
図4に示すように、前記支持部32は、前記後側の支持板32aと前記支軸31とにわたって設けたロック機構40を備えている。図4,6に示すように、ロック機構40は、前記一対の支持板32a,32aの間で前記支軸31に一体回転自在に設けた横断面円形の位置決めピン41と、前記後側の支持板32aに固定された保持カム42と、前記位置決めピン41と前記前側の支持板32aとの間に配置して前記支軸31に装着したロックバネ43とを備えて構成してある。前記保持カム42は、使用保持凹部44と格納保持凹部45とを支軸31の周方向に並べて備えている。ロックバネ43は、前記前側の支持板32aを反力部材として前記位置決めピン41に押圧作用することによって支軸31を摺動付勢し、これによって位置決めピン41を使用保持凹部44および格納保持凹部45に係入付勢している。
図4、図6(a)は、載置部材30が使用姿勢で支持された状態と、ロック機構40の使用ロック状態とを示している。これらの図に示すように、載置部材30が前記軸芯Pまわりに揺動操作され、位置決めピン41と使用保持凹部44とが合致すると、載置部材30は、この載置部材30の補強突条34aを備えた載置面34が車体上方向きになった使用姿勢になる。載置部材30が使用姿勢になると、これに伴ってロックバネ43が位置決めピン41を使用保持凹部44に係入した状態、すなわち図7(b)に示す状態に操作する。これにより、ロック機構40は、保持カム42による位置決めピン41を介しての支軸31の係止によって載置部材30を使用姿勢に保持するよう使用ロック状態になる。
図5、図6(b)は、載置部材30が格納姿勢で支持された状態と、ロック機構40の格納ロック状態とを示している。これらの図に示すように、載置部材30が前記軸芯Pのまわりに揺動操作され、位置決めピン41と格納保持凹部45とが合致すると、載置部材30は、載置面34が車体横外側を向いた状態でエンジンボンネット21の横側面、すなわち横ボンネット21aの外側面に沿った格納姿勢になる。載置部材30が格納姿勢になると、これに伴ってロックバネ43が位置決めピン41を格納保持凹部45に係入した状態、すなわち図7(a)に示す状態に操作する。これにより、ロック機構40は、保持カム42による位置決めピン41を介しての支軸31の係止によって載置部材30を格納姿勢に保持するよう格納ロック状態になる。
載置部材30が格納姿勢から使用姿勢に向けて揺動操作されると、位置決めピン41が格納保持凹部45から抜け外れてロック機構40が自ずと格納ロック状態を解除するよう、格納保持凹部45の深さが位置決めピン41の半径よりも小さい深さになっている。載置部材30が使用姿勢にされると、載置部材30に掛かった荷重によって位置決めピン41が使用保持凹部44から抜け外れないよう、使用保持凹部44の深さが格納保持凹部45よりも深くなっている。具体的には位置決めピン41の半径よりも大きい深さになっている。これにより、載置部材30がロックバネ43に抗して摺動操作されることにより、位置決めピン41が使用保持凹部44から抜け外れ、ロック機構40が使用ロック状態を解除する。
図4に示すように、前記支持部32は、支持板32aに対して載置部材30が位置する側とは反対側に配置したキャップホルダ部50を備えている。このキャップホルダ部50は、前記ロック機構40を覆うよう前後一対の支持板32a,32aに装着された樹脂材製のカバー51に一体成形してある。図3は、カバー51の斜視状態を示している。図4は、キャップホルダ部50の注油口キャップ収容状態での側面図である。これらの図に示すように、キャップホルダ部50は、これの底部50aによって前記注油口キャップ24の外周面部を受け止め支持し、キャップホルダ部50の先端部50bによって注油口キャップ24の上面を係止することにより、注油口キャップ24を収容する。
つまり、燃料タンク22に燃料補給タンク55から燃料供給する際、載置部材30を使用姿勢に切り換え操作する。このとき、載置部材30の格納姿勢から使用姿勢に向けての上昇操作により、位置決めピン41が格納保持凹部45から自ずと抜け外れてロック機構40が格納ロック状態を解除し、載置部材30の格納ロックが外れる。載置部材30が上昇揺動して使用姿勢に切り換わると、これに伴って位置決めピン41がロックばね43のために使用保持凹部44に係入してロック機構40が使用ロック状態に自ずと切り換わり、載置部材30が使用姿勢に保持される。これにより、燃料補給タンク55を載置部材30の載置面34に載置し、燃料補給タンク55を載置部材30に支持させながら楽に燃料供給することができる。このとき、燃料タンク22から取り外した注油口キャップ24をキャップホルダ部50に収容しておくことにより、注油口キャップ24の燃料タンク22への付け忘れを防止できる。すなわち、燃料供給を終えて載置部材30を格納する際、キャップホルダ部50に注油口キャップ24が存在していると、これを知って注油口キャップ24の付け忘れが認識される。
燃料タンク22の燃料供給を終えると、載置部材30をロックばね43に抗して摺動操作する。これによって位置決めピン41が使用保持凹部44から抜け外れ、ロック機構40が使用ロック状態を解除する。これによって載置部材30の使用姿勢でのロックが解除されると、載置部材30を下降揺動操作する。すると、載置部材30が格納姿勢に切り換わる。これに伴って位置決めピン41がロックばね43のために格納保持凹部45に係入し、ロック機構40が格納ロック状態になる。これにより、載置部材30を使用時よりも車体内側に引退させて、かつ、振動によって容易に揺れ動かないように保持させて格納することができる。図5に示す如く、格納姿勢になった載置部材30は、車体側面視において横ボンネット21aの複数の通気孔を備えた通気部25に重なって位置し、車体を見栄えがよい状態に保つ。
図8は、別の実施構造を備えたロック機構40の分解斜視図である。図9は、別の実施構造を備えたロック機構40の断面図である。これらの図に示すように、このロック機構40は、前記支軸31の基部に設けた位置決め係止部61と、支持部32の一方の支持板32aに設けたロック孔64と、前記一対の支持板32a,32aの間で支軸31に外嵌しているロックバネ63とを備えている。位置決め係止部61は、支軸31に固設した角筒体で成る非円形の外周面を備えている。ロック孔64は、位置決め係止部61の外周形状に相似した非円形の孔になっている。図8,9に示す65は、ロックバネ63を収容するカバーである。このカバー63は、載置部材30がロックバネ63に抗して摺動操作された際、支軸31の支持板32aからの抜け止めを行うようストッパーになる。
すなわち、載置部材30が使用姿勢に切り換えられた状態においても格納姿勢に切り換えられた状態においても、ロックバネ63による支軸31の摺動付勢により、位置決め係止部61の端部がロック孔64に挿入される。位置決め係止部61の端部がロック孔64に挿入されると、位置決め係止部61と支持板32aとが、位置決め係止部61とロック孔64との非円形のために相対回転不能に係合し合う。
図9(a)は、ロック機構40の載置部材30を格納姿勢に保持するロック状態での断面図である。図9(c)は、ロック機構40の載置部材30を使用姿勢に保持するロック状態での断面図である。これらの図に示すように、位置決め係止部61の端部がロック孔64に挿入されると、ロック機構40は、位置決め係止部61と支持板32aとの係合によって支軸31を支持部32に回動不能に支持させ、これによって載置部材30を使用姿勢に保持するよう使用ロック状態になり、あるいは、載置部材30を格納姿勢に保持するよう格納ロック状態になる。図9(b)は、ロック機構40のロック解除状態での断面図である。この図に示すように、位置決め係止部61がロックバネ63に抗してロック孔64から抜き外されると、ロック機構40は、位置決め係止部61と支持板32aとの係合を解除して支軸31の回転を許容し、載置部材30の格納姿勢と使用姿勢の一方から他方への切り換わりを許容するようロック解除状態になる。
図10(a),(b)は、別の実施構造を備えた補給タンク載置装置の正面図である。図10(a),(b)に二点鎖線で示す載置部材30は、使用姿勢での載置部材である。図10(a)に実線で示す載置部材30は、使用姿勢から下降した状態での載置部材である。図10(b)に実線で示す載置部材30は、格納姿勢での載置部材である。
これらの図に示すように、載置部材30は、これの裏面側に設けたキャップホルダ部50を備えている。キャップホルダ部50が前記注油口キャップ24を収容していない状態(非キャップ収容状態)にあると、載置部材30を格納しようとすると、前記支持部32に連設された牽制部材70の作用端部70aがキャップホルダ部50のキャップ収容空間に入り込んで牽制部材70が牽制作用を発揮せず、載置部材30の所定の格納姿勢への切り換わりが許容される。キャップホルダ部50が前記注油口キャップ24を収容している状態(キャップ収容状態)にあると、載置部材30を格納しようとしても、注油口キャップ24と前記牽制部材70の作用端部70aとが当接し、載置部材30の所定の格納姿勢への切り換わりが牽制部材70によって牽制される。
つまり、キャップホルダ部50に注油口キャップ24を収容したままであると、載置部材30を格納することができず、これにより、注油口キャップ24の燃料タンク22への付け忘れを認識させることができる。
図11は、別の実施構造を備えた載置部材支持構造およびロック機構40の平面図である。図12は、別の実施構造を備えた載置部材支持構造およびロック機構40の後面図である。これらの図に示すように、この載置部材支持構造は、載置部材30の裏面側に設けた取り付け部35を連結軸36によって前記ピラー13の支持部32に連結し、これにより、載置部材30を連結軸36の車体前後向き軸芯Pのまわりに上昇使用姿勢と下降格納姿勢とに切り換え自在に支持部32に支持させている。連結軸36は、筒軸と、この筒軸を挿通した取り付け軸とを備えている。ロック機構40は、載置部材30の前記取り付け部35に設けたロックピン76と、前記支持部32に設けた一対のピン孔77,78とを備えている。図12(a)は、ロック機構40の載置部材30を下降格納姿勢にロックした状態での後面図である。図12(b)は、ロック機構40の載置部材30を上昇使用姿勢にロックした状態の後面図である。これらの図に示すように、ロックピン76は、ロックバネ79に抗して摺動操作することによって一対のピン孔77,78に挿し換えることができる。ロックピン76が一方のピン孔77に装着されることにより、ロック機構40は、載置部材32を上昇使用姿勢にロックする。ロックピン76が他方のピン孔78に装着されることにより、ロック機構40は、載置部材30を下降格納姿勢にロックする。
この実施構造の場合、連結軸36、ロックピン76、ロックバネ79が下降格納姿勢になった載置部材30の裏面側に隠れ、これらを覆うカバーが不要になる。
トラクタの全体側面図 トラクタの全体平面図 載置部材支持構造の分解斜視図 載置部材支持構造の載置部材使用姿勢での側面図 載置部材支持構造の載置部材格納姿勢での側面図 (a)は、載置部材支持構造の載置部材使用姿勢での縦断正面図、(b)は、載置部材支持構造の載置部材格納姿勢での縦断正面図 (a)は、ロック機構の格納ロック状態での側面図、(b)は、ロック機構の使用ロック状態での側面図 別の実施構造を備えたロック機構の分解斜視図 (a)は、別の実施構造を備えたロック機構の格納ロック状態での断面図、(b)は、別の実施構造を備えたロック機構のロック解除状態での断面図、(c)は、別の実施構造を備えたロック機構の使用ロック状態での断面図である。 (a)は、別の実施構造を備えた補給タンク載置装置の載置部材下降状態での正面図、(b)は、別の実施構造を備えた補給タンク載置装置の載置部材格納姿勢での正面図 別の実施構造を備えた載置部材支持構造およびロック機構40の平面図 (a)は、別の実施構造を備えたロック機構の格納ロック状態での後面図、(b)は、別の実施構造を備えたロック機構の使用ロック状態での後面図
車体フレーム
運転部
4a 運転座席
13 ピラー
21 エンジンボンネット
22 燃料タンク
23 注油口
24 注油口キャップ
30 載置部材
31 支軸
32 支持部
34 載置面
40 ロック機構
50 キャップホルダ部
55 燃料補給タンク
P 軸芯

Claims (4)

  1. 車体の前部に設けたエンジンボンネットと、前記エンジンボンネットの内部に設けた燃料タンクと、燃料補給タンクの載置に使用する載置部材と、前記エンジンボンネットより車体後方側に設けるとともに運転座席を有した運転部と、前後輪間に配置してかつ前記エンジンボンネットの後端部に近接するように配置して車体フレームに立設されたピラーと、前記ピラーに対して車体前方側に配置して前記燃料タンクに備えた注油口とを備えたトラクタであって、
    前記載置部材をこれの載置面が車体上方向きになった使用姿勢と、前記載置面がエンジンボンネット側面に沿った格納姿勢とに車体前後向き軸芯まわりに揺動切り換え自在に枢支する支持部を前記ピラーに設け
    前記載置部材が前記ピラーに対して車体前方側で前記使用姿勢と前記格納姿勢とに切り換わるように、前記載置部材と前記支持部とにわたる車体前後向きの支軸で前記載置部材を前記支持部に枢支連結してあるトラクタ。
  2. 前記支持部又は前記載置部材に、前記燃料タンクの注油口キャップを収容するキャップホルダ部を備えてある請求項1記載のトラクタ。
  3. 前記キャップホルダ部のキャップ非収容状態で、前記載置部材の格納姿勢への切り換わりが許容され、前記キャップホルダ部のキャップ収容状態で、前記載置部材の格納姿勢への切り換わりが牽制されるよう構成してある請求項2記載のトラクタ。
  4. 前記載置部材を前記使用姿勢に保持する使用ロック状態と前記格納姿勢に保持する格納ロック状態とに切り換え自在なロック機構を備え、
    前記ロック機構を、前記載置部材の格納姿勢から使用姿勢に向けての揺動操作によって前記格納ロック状態を解除し、前記載置部材の使用姿勢への切り換わりに伴って前記使用ロック状態に切り換わるよう構成してある請求項1〜3のいずれか1項に記載のトラクタ。
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