JP4828553B2 - レーダ装置、及び物標の角度検出方法 - Google Patents

レーダ装置、及び物標の角度検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、レーダ波を所定の基準方向に送信し、物標により反射された前記レーダ波を受信波として受信し、前記物標の前記基準方向に対する角度を検出するレーダ装置に関し、特に、第1の間隔に離間した第1の受信アンテナ対で受信する前記受信波の第1の位相差と、前記第1の間隔より小さい第2の間隔に離間した第2の受信アンテナ対で受信する前記受信波の第2の位相差とに基づき前記角度を検出するレーダ装置、及び物標の角度検出方法に関する。
近年、走行中の車両周囲を車載レーダ装置によりスキャンし、障害物との衝突が予測されるときに車両の加減速や安全装置の作動を行い、車両衝突に対応する車両制御システムが知られている。かかる車載レーダ装置の例として、レーダ波の位相から物標の角度を検出する、位相モノパルス式レーダ装置が特許文献1に記載されている。
図1、図2は、位相モノパルス式レーダ装置が物標の角度を検出する方法を説明する図である。まず図1に示すように、位相モノパルス式レーダ装置は、レーダ装置正面Fを基準方向としてレーダ波W1を送信する。そして、位相モノパルス式レーダ装置は、物標Tにより反射されたレーダ波W2を受信波W21、W22として、2本の受信アンテナ11、12からなる受信アンテナ対A1で受信する。
ここで、受信アンテナ11、12の間隔d1は、物標Tとの距離に比して微小であるので、物標Tは無限遠に存在すると考える。すると、受信アンテナ11、12における受信波W21、W22の到来方向、すなわち、基準方向であるレーダ装置正面Fに対する物標Tの角度(以下、単に物標の角度という)θは等しい。よって、受信波W21、W22の伝播距離には両受信アンテナの間隔d1に比例した差Δd1が生じる。その結果、両受信波には位相差が生じ、この位相差をφ1とすると、物標Tの角度θは、次の式1により求められる。なお、式1において、λは受信波W21、W22の波長を表す。
式1: θ=arcsin(λ・φ1/(2π・d1))
次に、式1の関係を図2(A)に示す。図2(A)は、受信波の位相差を縦軸、基準方向を0度とする物標の角度を横軸に示す。すると、式1に対応する直線L1からは、位相差φ1に対応する角度θ1が、-10度〜+10度の範囲で一意に求められる。
ここで、直線L1の傾きは、受信アンテナ11、12の間隔d1に比例する。よって、間隔d1が小さいほど直線L1の傾きは点線で示すように緩やかになる。すると、位相差φ1の変化量に対する角度の変化量が大きくなる。すなわち、角度の分解能が低下する。よって、受信アンテナ11、12の間隔d1は、角度の分解能が好適となる直線L1の傾きが得られるように定められる。しかし、図2(A)の直線L1からは、-10度〜+10度の範囲でしか角度が求められない。そこで、角度の分解能を低下させることなく検出範囲を大きくするために、位相差φ1が±πを超えて折り返す場合を考慮する。
すると、図2(B)が示すように、位相差φ1からは、位相差φ1に対応する角度θ1、位相差φ1+2πに対応する角度θ2、及び位相差φ1-2πに対応する角度θ3が、-10度〜+10度の範囲より広い範囲で求められる。しかし、その反面、位相差φ1からは角度が一意に特定できなくなる。
そこで、図1に戻り、位相モノパルス式レーダ装置に受信アンテナ対A1より受信アンテナ間隔が小さい受信アンテナ対A2が設けられる。具体的には、受信アンテナ11と、受信アンテナ11から間隔d2離間して設けられる受信アンテナ13とが受信アンテナ対A2を構成する。
すると、受信アンテナ対A2での受信波の位相差φ2と物標の角度との関係は、図2(C)で示すように、直線L1より緩やかな傾きを有する直線L2により示される。そして、直線L2から、位相差φ2に対応する角度θ1が、-20度〜+20度の範囲で一意に求められる。この場合、直線L1より広い範囲から一意に角度が特定できるが、角度分解能は低下している。よって、位相モノパルス式レーダ装置は、位相差φ1から高い角度分解能で求めた複数の角度θ1、θ2、θ3と、位相差φ2から低い角度分解能で求めた角度θ1とを照合し、一致する角度θ1を検出角度として採用することにより物標の角度を特定する。
特開2001−51050号公報
ところで、車両周囲の障害物をスキャンするという用途から、上記の位相モノパルス式レーダ装置には、物標の角度の検出範囲をより広範囲に拡大することが要望される。しかしながら、上記の方法では、図2(C)に示すように、物標の角度の検出範囲が位相差φ2に一意に対応する角度の範囲、つまり-20度〜+20度の範囲に限定される。かといって、直線L2の傾きをさらに緩やかにして角度の検出範囲を広げると、角度の分解能が低下するので好ましくない。また、そのために受信アンテナ11、13の間隔を変更すると、既に製品化されたレーダ装置の改修コストが大きくなる。
そこで、本発明の目的は、角度の分解能を低下させることなく、角度の検出範囲を拡大することが可能な、位相モノパルス式のレーダ装置、及び物標の角度検出方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の側面によれば、レーダ波を所定の基準方向に送信し、物標により反射された前記レーダ波を受信波として受信し、前記基準方向に対する前記物標の角度を検出するレーダ装置において、第1の間隔に離間した第1の受信アンテナ対で受信する前記受信波の第1の位相差と、前記第1の間隔より小さい第2の間隔に離間した第2の受信アンテナ対で受信する前記受信波の第2の位相差を検出する位相差検出手段と、前記第1の位相差に対応する複数の第1の角度と、前記第2の位相差に対応する複数の第2の角度のうち、互いに一致する角度を検出角度として求める第1の処理を行う角度検出手段とを有することを特徴とする。
上記側面によれば、第1の位相差に対応する複数の第1の角度と、第2の位相差に対応する複数の第2の角度のうち、互いに一致する角度を検出角度として求めるので、第2の位相差に対応する第2の角度が1つだけの場合より広い範囲で角度を検出することができる。すなわち、第2の位相差に対応する角度分解能を低下させることにより角度の検出範囲を広げるのではなく、第2の位相差に対応する複数の第2の角度を求めることにより角度の検出範囲を広げるので、角度の分解能を低下させることなく、角度の検出範囲を拡大できる。
以下、図面にしたがって本発明の実施の形態について説明する。但し、本発明の技術的範囲はこれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。
図3は、本実施形態のレーダ装置が車両に搭載される例を示す。本実施形態のレーダ装置は、位相モノパルス式のレーダ装置10であり、車両1の後部バンパー付近に搭載される。そして、レーダ装置10は、車両1の後方Cを基準方向とし、その基準方向に沿ってレーダ波を送信する。そして、レーダ装置10は、物標(後続車両2など)により反射されたレーダ波を受信波として3本の受信アンテナのうちの2本の受信アンテナの組合せからなる受信アンテナ対により受信する。そしてレーダ装置10は、それぞれの受信アンテナでの受信波の位相差に基づき、基準方向に対する物標の角度θを検出する。
また、レーダ装置10は、FM−CW(Frequency Modulated-Continuous Wave)方式により周波数変調した連続波をレーダ波として用いる。そして、レーダ装置10は、送信したレーダ波(以下、送信波という)と受信波の周波数差に基づいて、物標の角度θとともに相対距離と相対速度を検出する。
そして、レーダ装置10による検出結果に基づいて、車両1の図示されない車両制御システムは、衝突対応のために車両動作や安全装置の制御を実行する。
図4は、レーダ装置10の構成例を示す。送信回路30は、上昇区間と下降区間が交互に繰返される三角波に従い周波数変調されたレーダ波を生成する。このレーダ波の周波数と時間との関係を図5に示す。図5が示すように、レーダ波の周波数は、上昇区間UP1、UP2、…では直線的に漸増し、下降区間DN1、DN2、…では直線的に漸減する。
そして、レーダ波の一部分は分岐されて受信回路40に入力され、他の部分は受信アンテナ切替部20に入力される。
受信アンテナ切替部20は、受信アンテナ11にレーダ波の送信と受信とを時分割で実行させる。そして、受信アンテナ切替部20は、3本の受信アンテナ11、12、13のうち2本の受信アンテナからなる3通りの受信アンテナ対を、順次電気的に切替える。そして、それぞれの受信アンテナ対が、物標により反射されたレーダ波を受信波として受信する。
具体的には、図5で示したレーダ波の一対の周波数上昇区間と下降区間で、1つの受信アンテナ対が受信を行う。例えば、周波数上昇区間UP1と下降区間DN1で受信アンテナ11、12からなる受信アンテナ対A1、周波数上昇区間UP2と下降区間DN2で受信アンテナ11、13からなる受信アンテナ対A2、そして、周波数上昇区間UP3と下降区間DN3で受信アンテナ12、13からなる受信アンテナ対A3というように、周波数上昇区間の開始ごとにアンテナ対が順次切替えられる。そして、受信アンテナ切替部20は、各受信アンテナ対による受信波信号を受信回路40に入力する。
受信回路40は、それぞれの受信アンテナ対による受信波の位相差を検出する。よって、受信回路40が「位相差検出手段」に対応する。
ここで、受信アンテナ対A1での受信アンテナ11、12の間隔はd1、受信アンテナ対A2での受信アンテナ11、13の間隔はd2、受信アンテナ対A3での受信アンテナ12、13の間隔はd3(d3=d1-d2、かつd3>d2)と全て異なるように、各受信アンテナは離間して設置される。その結果、受信アンテナ対A1での受信波の位相差φ1、受信アンテナ対A2での受信波の位相差φ2、及び受信アンテナ対A3での受信波の位相差φ3はすべて異なる。なお、このように各受信アンテナを離間させて設置することにより、3本の受信アンテナのうち2本の組合せにより、3通りの受信アンテナ対を構成することができ、部品点数の削減やレーダ装置の小型化が可能となる。
受信回路40は、受信波と、送信回路30から入力されたレーダ波、つまり送信波の一部から、両者の周波数差に対応する周波数差信号を生成する。そして受信回路40は、各受信アンテナ対での受信波の位相差と、周波数差信号とを信号処理部50に入力する。
信号処理部50は、送信回路30に周波数変調されたレーダ波を生成させる変調制御手段51、送信回路30を介して所定のタイミングで受信アンテナ対の切替えを受信アンテナ切替部20に実行させる受信アンテナ切替制御手段52を有する。また、信号処理部50は、受信回路40から入力される受信波信号及び周波数差信号をAD変換した後、これらの信号をFFT(高速フーリエ変換)処理して周波数を解析するFFT処理手段53を有する。
さらに、信号処理部50は、3通りの受信アンテナ対での受信波の位相差に基づき、後に詳述する手順に従って物標の角度を検出する角度検出手段54、周波数差信号の周波数に基づき物標の相対速度、相対距離を求める距離・速度検出手段55、及び、角度、相対速度、相対距離といった検出結果の出力可否を判定し、出力可のときは検出結果を車両制御システムの制御装置に出力する検出結果判定手段56を有する。
なお、信号処理部50は、上記各手段に対応する処理プログラムに従い演算処理を行うCPUと、そのプログラムを格納するROM、及び作業領域用のRAMなどを有するマイクロコンピュータにより構成される。よって、上記各手段は、それぞれの処理プログラムと、これに従い演算処理を行うCPUにより実現される。
図6は、信号処理部50の各手段による動作の手順を説明するフローチャート図である。信号処理部50の各手段は、次の手順S10〜S90を図5に示したレーダ波の一対の周波数上昇区間と下降区間ごとに反復する。
まず、変調制御手段51が、送信回路30に周波数変調されたレーダ波を生成させ(S10)、レーダ波が送信される。そして、受信アンテナ切替制御手段52が、受信アンテナ対A1、A2、及びA3の切替えを受信アンテナ切替部20に実行させ(S20)、各受信アンテナ対による受信が行われる。
そして、FFT処理手段53が、各受信アンテナ対での受信波信号と、周波数差信号とをFFT(高速フーリエ変換)処理して、レーダ波の周波数上昇区間と下降区間ごとに、受信波信号の周波数解析と周波数差信号の周波数解析とを行う(S30)。
そして、角度検出手段54が、レーダ波の周波数上昇区間と下降区間ごとに、物標の角度を検出する(S40)。このとき、角度検出手段54は、周波数上昇区間と下降区間ごとに、FFT処理された受信波信号のパワーがピークを形成する周波数を検出する。そして、角度検出手段54は、その区間での受信アンテナ対による受信波信号から、ピークを形成する周波数の受信波を対象として、その位相差を検出する。そして、角度検出手段54は、その位相差に基づいて、物標の角度を検出する。なお、角度検出のさらに詳細な手順は後述する。
そして、角度検出手段54は、一対の周波数上昇区間と下降区間でそれぞれ検出した角度とそのときの受信波信号のパワーが所定の誤差範囲内であるときは、それぞれを対応付けて信号処理部50のRAMに格納する(S50)。
そして、距離・速度検出手段55が、一対の周波数上昇区間と下降区間で検出された角度及び受信波信号のパワーが対応づけされたときは、その物標について、周波数差信号の周波数から相対速度、相対距離を求める(S60)。
そして、検出結果判定手段56が、一対の周波数上昇区間と下降区間を一回分のスキャンとして、前回のスキャンでの検出結果(角度、相対距離、相対速度、及び受信波信号のパワー)と、今回のスキャンでの検出結果が所定の誤差範囲内であるかを判断する。そして、所定の誤差範囲であるとき、例えば角度の差が5度以内のとき、あるいは、角度と相対距離から求められる自車両後方Cに対する物標の横方向の位置が2メートル以内のときは、検出結果判定手段56は検出結果の連続性有りを判定する(S70)。
そして、検出結果判定手段56は、一定回数、例えば3回以上連続性有りと判定したときは、その最新の検出結果の出力可否を判定する(S80)。具体的には、検出結果判定手段56は、さらに自車両後方Cに対する物標の横方向の位置関係が所定範囲内、例えば同一車線内に相当する距離範囲内にある確率が所定の閾値以上であるかを判断し、閾値以上のときは出力可と判定する。あるいは、検出結果判定手段56は、複数の物標が検出されたときは、受信波信号のパワーの分布形状に基づいて複数物標が同一物標であるかを判断し、同一物標と判断した場合は検出結果を出力できるように修正する。
そして、検出結果判定手段56は、出力可と判定した検出結果を車両制御システムの制御装置に出力する(S90)。また、この検出結果は、信号処理部50のRAMに格納され、次回のスキャンにおける角度検出手順S40で参照される。
次に、上記手順S40での角度検出手段54による角度検出手順の詳細を、図7、図8を用いて説明する。
図7は、角度検出手段54による具体的な角度検出手順を示すフローチャート図である。図8、図9は、受信波の位相差を縦軸、基準方向(0度)に対する物標の角度を横軸として、両者の対応関係を示す。
まず、角度検出手段54は、受信アンテナ対A1〜A3での位相差φ1、φ2、φ3から、それぞれに対応する物標の角度を求める(S42)。このとき、角度検出手段54は、図8に示すような受信波の位相差と物標の角度の対応関係を参照する。
図8は、受信アンテナ対A1での受信波の位相差φ1と物標の角度の対応関係M1、受信アンテナ対A2での受信波の位相差φ2と物標の角度の対応関係M2をそれぞれ示す。そして、対応関係M1、M2は、それぞれの位相差±2πの範囲で、-90度〜90度の範囲内の角度と対応する。すなわち、受信波の位相差φ1、φ2がそれぞれ±πで折り返すことを考慮し、各位相差に対応して求められる角度の範囲を、位相差が折り返さない場合より広くする。
なお、受信アンテナ対A1、A2における受信アンテナ間隔d1、d2は、受信波の位相差と角度の対応関係M1、M2が異なり、かつ、それぞれにおいて好適な角度の分解能が得られるように定められる。また、受信アンテナ対A1において、位相差φ1は受信アンテナ12での受信波に対する受信アンテナ11での受信波の位相の遅れに対応するので、対応関係M1の傾きは負となる。一方、受信アンテナ対A2において、位相差φ2は受信アンテナ13での受信波に対する受信アンテナ11での受信波の位相の進みに対応するので、対応関係M2の傾きは正となる。
まず、角度検出手段54は、対応関係M1において、位相差φ1から、位相差φ1に対応する角度θ11、位相差φ1+2πに対応する角度θ12、及び、φ1-2πに対応する角度θ13を求める。このとき、角度θ11、θ12、θ13は、-35度〜+35度の範囲で求められる。ここで、説明の便宜上、位相差φ1から求められる角度θ11、θ12、θ13を角度グループG1とする。
次に、角度検出手段54は、対応関係M2において、位相差φ2から、位相差φ2に対応する角度θ21、位相差φ2+2πに対応する角度θ22、及び、位相差φ2-2πに対応する角度θ23を求める。このとき、角度θ21、θ22、θ23は、-80度〜+80度の範囲で求められる。そして、位相差φ2から求められる角度θ21、θ22、θ23を角度グループG2とする。
ここで、位相差φ2に対応する角度θ21を求め、角度θ21と一致する角度を角度グループG1から求める従来の方法では、位相差φ2に対応して一意に求められる角度の範囲、つまり-20度〜+20度程度に角度の検出範囲が限定される。しかし、本実施形態では、位相差φ2+2π、φ2-2πに対応する角度θ22、θ23も-80度〜+80度の範囲で求められる。よって、角度グループG2を用いて角度グループG1から検出結果を特定することにより、物標の角度の検出範囲を従来の20度〜+20度程度から、-35度〜+35度程度まで広げることができる。その結果、角度グループG1の角度θ12と、角度グループG2の角度θ22が一致するので、角度θ12(=θ22)を、検出角度として採用できる。
ところで、種々のノイズやハード特性に起因する誤差により、角度グループG1と角度グループG2から検出角度を特定できない場合がある。例えば、角度グループG2の角度θ21の代わりに、位相差φd2に対応する角度θd1、角度θd2、角度θd3が求められた場合、を考える。この場合、角度θd1は、角度グループG1の角度θ11とθ12の中間に位置するので、角度θ11とθ12のいずれに一致、あるいは近似するとも特定できない。
そこで、本実施形態では、角度検出手段54は、図9に示すような、受信アンテナ対A3での受信波の位相差φ3と物標の角度との対応関係M3をさらに用いる。この対応関係データは、信号処理部50のROM予め格納される。
なお、受信アンテナA3における受信アンテナ間隔d3は、対応関係M3が上記の対応関係M1、M2と異なり、かつ、好適な角度の分解能が得られるように定められる。なお、受信アンテナ対A3において、位相差φ3は受信アンテナ13での受信波に対する受信アンテナ12での受信波の位相の進みに対応するので、対応関係M3の傾きは正となる。
このような対応関係M3において、角度検出手段54は、位相差φ3に対応する角度θ31、位相差φ3+2πに対応する角度θ32、及び、位相差φ3-2πに対応する角度θ33を求める。このとき、角度θ31、θ32、θ33は、-90度〜+90度の全範囲で求められる。そして、位相差φ3から求められる角度θ31、θ32、θ33を角度グループG3とする。
そして、角度検出手段54は、角度グループG1〜G3を用いて角度の絞込みを行うことにより、2通りの角度グループだけで行う場合より精度良く角度の絞込みができる。
上記のように角度グループを求めた後、角度検出手段54は、それぞれの角度グループごとに1つの角度からなる組合せを求める(S43)。よって、上記の場合は、3つの角度を有する角度グループが3通りあるので、角度グループG1のいずれかの角度、角度グループG2のいずれかの角度、及び角度グループG3のいずれかの角度からなる計27通りの組合せが求められる。
そして、角度検出手段は、前回スキャンで出力可と判定した角度を信号処理部50のRAMから読み出す(S44)。そして、前回の角度が格納されていないとき、例えば、レーダ装置10の始動直後や、直前のスキャンでの検出結果が3回以上連続性判定有りと判定されていない場合には(S44のNO)手順S45に進み、前回の角度が格納されているときは(S44のYES)手順S46に進む。
まず、前回の角度が格納されていない場合の角度算出手順(S45)を説明する。角度検出手段54は、手順S43で求めた角度の組合せから、組合せに含まれるすべての角度が一致する組合せを選択する。具体的には、角度検出手段54は、27通りの組合せすべてについて、組合せに含まれる角度の差を求め、角度差がゼロになる組合せを抽出する。よって、上記の場合では、角度θ12、θ22、及びθ31が一致しており、角度差がゼロになるので、この組合せを抽出する。そして、角度検出手段54は、この組合せに含まれる角度、つまり角度θ12(=θ22=θ31)を検出角度として採用する。
なお、種々のノイズやハード特性に起因して、角度が正確に一致しない場合がある。よって、角度検出手段54は、角度の組合せにおいて角度同士の差が最小となる組合せ、つまり互いに最も近い角度を角度が一致する組合せとして抽出し、その角度の平均を検出角度として求めてもよい。上記のような3つの角度の組合せの場合には、最大角度と最小角度の差が最小となる3つの角度の組合せが、角度が一致する組合せとして検出される。
次に、前回の角度が格納されている場合の手順(S46)を説明する。角度検出手段54は、前回の角度と、角度グループG1〜G3のそれぞれの角度とを比較し、角度グループG1〜G3のそれぞれにおいて、前回の角度と最も差が小さい角度を抽出する。例えば、図9において、前回の角度がθpであった場合、角度グループG1のなかで角度θpとの差が最も小さい角度θ12、角度グループG2のなかで角度θpとの差が最も小さい角度θ22、角度グループG3のなかで角度θpとの差が最も小さい角度θ32を抽出する。
そして、角度検出手段54は、それぞれの角度グループから抽出した角度、上記の例では角度θ12、θ22、θ32の平均を求め、検出角度として採用する。そうすることにより、27通りの組合せについて角度差を求める場合より、処理を短縮することができる。換言すれば、本実施形態では、位相差φ1、φ2、φ3を±πで折り返すことによって角度の検出範囲を広げた結果として、27通りの角度の組合せについて処理を行うが、その処理量を減少させることができる。
よって、スキャンごとに検出した角度の連続性が有りと判定され続ける間は、角度検出手段54はスキャンごとに手順S46を実行するので、処理時間を短縮できる。よって、毎回のスキャンで手順S45を実行する場合より、車両制御システムの制御装置へ検出結果を出力するタイミングを早くすることができる。
なお、上述の説明において図9で示した受信波の位相差と物標の角度の対応関係は、受信アンテナ対を構成する受信アンテナの間隔、あるいは受信波の波長に応じて変更することができる。また、上述の説明では、3通りの受信波と物標の角度の対応関係を用いて精度よく角度の絞込みを行い検出結果を採用したが、対応関係の数は3通りに限られず、少なくとも2通りの対応関係(例えば対応関係M1とM2)を用いる場合に本実施形態は適用できる。よって、受信アンテナの間隔が異なる複数の受信アンテナ対が構成されるのであれば、受信アンテナ対の数や、受信アンテナ対を構成する受信アンテナの数及び配置も上述に限られない。
また、本実施形態のレーダ装置10は、図9で示した対応関係のデータを信号処理部50のROMに予め格納しておきこれを参照するが、その代わりに対応関係を計算により求める構成としてもよい。
また、本実施形態は、物標の相対距離、相対速度を検出する方法としてFM−CW方式を採用したレーダ装置10を例として説明した。しかし、他の方法を用いるレーダ装置であっても、位相モノパルス方式により物標の角度を検出するレーダ装置であれば本実施形態は適用できる。
さらに、レーダ装置の用途として、車両の後方監視用の車載レーダを例として説明したが、レーダ装置の用途はこれに限られず、車両の前方や側方監視に用いてもよい。また、車両以外に用いるレーダ装置であっても、本実施形態は適用できる。
以上説明したように、本実施形態によれば、位相モノパルス式のレーダ装置の角度分解能を低下させることなく、角度の検出範囲を拡大できる。
位相モノパルス式レーダ装置が物標の角度を検出する方法を説明する図である。 受信波の位相差と物標の角度の対応関係を示す図である。 本実施形態のレーダ装置が車両に搭載される例を示す図である。 レーダ装置10の構成例を示す図である。 レーダ波の周波数と時間との関係を示す図である。 信号処理部50の各手段による動作の手順を説明するフローチャート図である。 角度検出手段54による具体的な角度検出手順を示すフローチャート図である。 本実施形態の受信波の位相差φ1、φ2と物標の角度の対応関係を示す図である。 本実施形態の受信波の位相差φ1、φ2、及びφ3と物標の角度の対応関係を示す図である。
符号の説明
10:レーダ装置、11、12、13:受信アンテナ、A1、A2、A3:受信アンテナ対、
20:受信アンテナ切替部、40:受信回路、50:信号処理部、54:角度検出手段

Claims (6)

  1. 車両に搭載され、レーダ波を所定の基準方向に送信し、物標により反射された前記レーダ波を受信波として受信し、前記基準方向に対する前記物標の角度を検出するレーダ装置において、
    第1の間隔に離間した第1の受信アンテナ対で受信する前記受信波の第1の位相差と、前記第1の間隔より小さい第2の間隔に離間した第2の受信アンテナ対で受信する前記受信波の第2の位相差を検出する位相差検出手段と、
    前記第1の位相差に対応する複数の第1の角度と、前記第2の位相差に対応する複数の第2の角度との組合せごとに前記第1、第2の角度の差を求め、当該差がゼロである前記第1、第2の角度、または当該差が最小の前記第1、第2の角度の平均を検出角度として求める第1の処理を行う角度検出手段とを有し、
    記角度検出手段は、前記第1の処理を繰り返し、過去所定回数の検出角度の差が所定範囲内のときは、前記第1の処理の代わりに、前記複数の第1、第2の角度と前回の検出角度との組合せごとに前記第1、第2の角度と前記前回の検出角度との差を求め、前記複数の第1の角度のうち当該差が最も小さい前記第1の角度と、前記複数の第2の角度のうち当該差が最も小さい前記第2の角度との平均を今回の検出角度とする第2の処理を行い、前記第1または第2の処理により求めた前記検出角度を前記車両の制御装置に出力することを特徴とするレーダ装置。
  2. 請求項1において、
    前記角度検出手段は、前記第2の処理による前回の検出角度と、前々回の検出角度の差が前記所定範囲外のときは、前記第1の処理を行い、前記差が前記所定範囲内のときは、前記第2の処理を行うことを特徴とするレーダ装置。
  3. 請求項1において、
    前記位相差検出手段は、前記第2の間隔より小さい第3の間隔に離間した第3の受信アンテナ対で受信する前記受信波の第3の位相差をさらに検出し、
    前記角度検出手段は、前記複数の第1の角度と、前記複数の第2の角度と、前記第3の位相差に対応する複数の第3の角度から、互いに最も近い第1、第2、第3の角度を抽出し、当該抽出した第1、第2、第3の角度の平均を前記検出角度とすることを特徴とするレーダ装置。
  4. 請求項3において、
    前記第1、第2、第3の受信アンテナ対は、異なる間隔に離間した3本の受信アンテナのうちの2本のアンテナの組合せであることを特徴とするレーダ装置。
  5. 車両に搭載され、レーダ波を所定の基準方向に送信し、物標により反射された前記レーダ波を受信波として受信するレーダ装置による、前記基準方向に対する前記物標の角度を検出する角度検出方法において、
    第1の間隔に離間した第1の受信アンテナ対で受信する前記受信波の第1の位相差と、前記第1の間隔より小さい第2の間隔に離間した第2の受信アンテナ対で受信する前記受信波の第2の位相差を検出する位相差検出工程と、
    前記第1の位相差に対応する複数の第1の角度と、前記第2の位相差に対応する複数の第2の角度との組合せごとに前記第1、第2の角度の差を求め、当該差がゼロである前記第1、第2の角度、または当該差が最小の前記第1、第2の角度の平均を検出角度として求める第1の処理を行う角度検出工程とを有し、
    記角度検出工程では、前記第1の処理を繰り返し、過去所定回数の検出角度の差が所定範囲内のときは、前記第1の処理の代わりに、前記複数の第1、第2の角度と前回の検出角度との組合せごとに前記第1、第2の角度と前記前回の検出角度との差を求め、前記複数の第1の角度のうち当該差が最も小さい前記第1の角度と、前記複数の第2の角度のうち当該差が最も小さい前記第2の角度との平均を今回の検出角度とする第2の処理を行い、前記第1または第2の処理により求めた前記検出角度を前記車両の制御装置に出力することを特徴とする角度検出方法。
  6. 請求項5において、
    前記角度検出工程では、前記第2の処理による前回の検出角度と、前々回の検出角度の差が前記所定範囲外のときは、前記第1の処理を行い、前記差が前記所定範囲内のときは、前記第2の処理を行うことを特徴とする角度検出方法。
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