JP4828328B2 - 画像転写装置、画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像転写装置及び電子写真複写機、レーザプリンタ、ファクシミリ装置などの画像形成装置に係り、特にトナー像が形成され、第1の駆動装置で所定周速度をなすよう駆動されるベルト状像担持体と、第2の駆動装置で駆動される転写用紙搬送体とを備えベルト状像担持体と前記転写用紙搬送体と間で転写用紙を搬送して、前記転写用紙にトナー像を転写して転写用紙に画像を形成する画像転写装置及び画像形成装置に関する。
電子写真方式を利用した複写機、ファクシミリ装置、プリンタ等の画像形成装置では、帯電器で一様に帯電した像担持体の表面にレーザ光を照射して静電潜像を形成し、この潜像を現像器で現像してトナー像として顕像化する。そして、このトナー像を紙やプラスチックフィルムシート等の印刷媒体以下、「記録用紙」というに直接又は間接的に転写して印刷画像を出力する。
このような画像形成装置では、転写体として感光体ベルトを使用し、この感光体ベルトに形成されたトナー像を転写するために、感光体ベルトに対向する転写搬送体である転写ローラが設けられている。この転写ローラは転写のときにだけ感光体ベルトに押圧され、それ以外のときには転写ベルトから離れているように構成される。従って、転写ローラが感光体ベルトに対して押圧されるときに感光体ベルトが衝撃を受け、画像の不良を生じる場合がある。また、印刷用紙が転写部に搬入されたり搬出されたりしたときにも振動が発生し、画像の不良が生じることがある。このような不具合を解消するため、以下の提案がなされている。
特許文献1には、中間転写ベルトは第1速度で回動され、中間転写ベルト上の多色トナー像を記録紙へ2次転写するため、2次転写ロールは2次転写時にだけ中間転写ベルトに押圧され、2次転写ロールは歯車装置を含む駆動手段により第1速度よりも大きい周速度で回転され、トルクリミッタは中間転写ベルトに押圧されているときの2次転写ロールの駆動トルクを、中間転写ベルトから離間しているときの2次転写ロールの負荷トルクに制限するものが記載されている。
特許文献2には、トナー像が一次転写された中間転写ベルト上のトナー像を転写材に2次転写するために、前記中間転写ベルトに当接して回転可能な2次転写外ローラを有し、前記2次転写外ローラは、トルクリミッタを介して駆動されるものが記載されている
特許文献3には、中間転写体と、この中間転写体に対して接近離間自在とされて転写時に中間転写体に圧接する用紙転写ローラとを備え、これらの中間転写体と用紙転写ローラとの間に転写材を通過させて中間転写体のトナー像を転写材に転写させる電子写真装置において、前記用紙転写ローラにワンウェイクラッチを設け、用紙転写ローラが中間転写体より離間している際にはワンウェイクラッチを介して用紙転写ローラを中間転写体の周速より低速で回転させ、用紙転写ローラが中間転写体に圧接されている際には中間転写体により用紙転写ローラを中間転写体と同じ速度で回転させる構成とした電子写真装置が記載されている。
特許文献4には、ワンウェイクラッチを用い、感光体上のトナー像を中間転写体上に一次転写しているとき、その中間転写体を感光体から受ける駆動力で駆動し、トナー像の一次転写終了後、転写ローラが中間転写体に当接した後は、中間転写体を感光体を介することなく駆動モータによって駆動するものが記載されている。
特開平1152757号公報 特開2005106918号公報 特許第3025070号公報 特開2000−206760号公報
ところで、近年消費者ニーズの向上により、より高画質である画像形成装置が求められている。特に画像転写装置では紙の搬送によって発生する振動が感光体ベルトを通じて現像位置に伝わることにより、その振動が発生した瞬間に感光体上に描かれた箇所に縞状の異常画像が発生する。また、近年画像形成装置の高速化が図られており、高速化に伴い印刷用紙の搬送速度が上がれば、振動も大きくなり、画像の劣化が発生しやすくなる。
しかしながら上述した核技術においては、ワンウェイクラッチや、トルクリミッタを使用して転写ローラと駆動装置とを接続して不必要なトルクを伝えないようにしているが、まだその効果が十分ではないという問題がある。
そこで、本発明は画像転写装置において、転写位置への印刷用紙の突入及び紙の抜けによる振動や、転写位置前後に位置する定着手段やレジストあわせ手段との転写位置での搬送速度との速度差から生じる振動を、感光体ベルトを通じて感光体ベルトの駆動モータや現像位置へ伝えない画像転写装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、
トナー像が形成され、第1の駆動装置で所定周速度をなすよう駆動されるベルト状像担持体と、
このベルト状像担持体に押圧状態及び離間状態に位置変更可能に配置され、第2の駆動装置で前記ベルト状像担持体の周速度より遅い周速度で駆動される転写搬送体と、
を備え、
前記ベルト状像担持体と前記転写搬送体と間で転写用紙を搬送して、前記転写用紙にトナー像を転写して転写用紙に画像を形成する画像転写装置であって、
前記第2の駆動装置は、前記転写搬送体に、前記第2の駆動手段からの動力は回転させる向きはどちらであっても前記転写搬送体側に伝えるが、前記転写搬送体側からの動力はどちらの方向の動力であっても前記第2の駆動手段側には伝えない伝導装置を介して接続され、
前記転写搬送体が前記ベルト状像担持体から離間した状態において前記転写搬送体は前記ベルト状像担持体の搬送速度より遅い周速度で駆動され、
前記ベルト状像担持体に対して前記転写搬送体が押圧された状態において前記ベルト状像担持体と前記転写搬送体の間の摩擦力により前記転写搬送体を前記ベルト状像担持体の搬送速度と同じ速度で回転させるようにした画像転写装置において、
前記ベルト状像担持体を駆動する第1の駆動手段は、前記ベルト状像担持体の現像位置より下流側、かつ、前記転写搬送体の配置位置より上流側に配置されている
ことを特徴とする画像転写装置である。
請求項2の発明は、請求項1記載の画像転写装置において、
前記転写搬送体の表面を清浄化する転写搬送体クリーニング装置を備え
該転写搬送体クリーニング装置には、回収したトナーを該転写搬送体クリーニング装置の外部に排出するトナー回収ローラを備え、
前記の駆動手段は、前記転写搬送体と、前記トナー回収ローラとを駆動するものであり、
前記伝導装置を前記第2の駆動手段から前記トナー回収ローラへの駆動伝達経路を除く伝達経路したことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2記載の画像転写装置において、
前記転写搬送体の表面を清浄化する転写搬送体クリーニング装置を備え、該転写搬送体クリーニング装置には、前記転写搬送体の表面を清浄するクリーニングローラと、回収したトナーを前記転写搬送体クリーニング装置の外部に排出するトナー回収ローラとを備え、
前記第2の駆動手段は、前記転写搬送体と、前記クリーニングローラと、前記トナー回収ローラとを駆動し、
前記伝導装置を前記第2の駆動手段から前記クリーニングローラ及び前記トナー回収ローラへの駆動伝達経路を除く伝達経路に設置し
ことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2又は3に記載の画像転写装置において、
前記像担持体クリーニング装置には、回収したトナーを、前記像担持体クリーニング装置の外部に排出するトナー回収ローラを備え、
前記第2の駆動手段は、前記転写搬送体と、前記トナー回収ローラとを駆動
前記伝導装置を前記第2の駆動手段から前記トナー回収ローラへの駆動伝達経路を除く伝達経路に設置したことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項2又は3に記載の画像転写装置において、
前記像担持体クリーニング装置には、前記ベルト状像担持体の表面を清浄化する像担持体クリーニングローラと、回収したトナーを前記像担持体クリーニング装置の外部に排出するトナー回収ローラとを備え、
前記第2の駆動手段は、前記転写搬送体と、前記像担持体クリーニングローラと、前記トナー回収ローラとを駆動し、
前記伝導装置を前記第2の駆動手段から前記像担持体クリーニングローラ及び前記トナー回収ローラへの駆動伝達経路を除く伝達経路に設置したことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項乃至5のいずれか記載の画像転写装置において、
記第2駆動手段により駆動される転写クリーニング手段により回収されたトナーを転写クリーニング装置外へと排出する前記トナー回収ローラとのジョイントにワンウェイクラッチを用いたことを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項乃至のいずれか記載の画像転写装置において、
前記第2の駆動手段と、前記トナー回収ローラとはワンウェイクラッチを介して接合されていることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項乃至7のいずれか記載の画像転写装置において、前記転写搬送体が転写ローラであることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項乃至のいずれか記載の画像転写装置において、前記転写搬送体が転写ベルトであることを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1乃至9のいずれか記載の画像転写装置において、前記ベルト状像担持体が感光体ベルトであることを特徴とする。
本発明に係る画像転写装置によれば、ベルト状像担持体を駆動するの駆動手段を、ベルト状像担持体の現像位置より下流側で、かつ、転写搬送体の配置位置より上流側に配置することにより、ベルト状像担持体の現像位置からの振動は、ベルト状像担持体に吸収され、わり難いものとなり、形成される画像を高品質にできるという効果を奏する。
以下本発明を実施するための最良の形態としての実施例を図面に基づいて説明する。
以下本発明の実施例に係る画像形成装置を図面に基づいて説明する。図1乃至図15は本発明に係る画像形成装置の実施例を示すものである。
図1乃至図6は本発明の第1の実施例に係る画像形成装置を示すものである。本例に係る画像形成装置は、レーザプリンタである。まず本例に係る画像形成装置の全体構成を説明する。図1は第1の実施例に係る画像形成装置の概略構造を示す断面図である。本例において、画像形成装置は、感光体ユニット5と、書込装置17と、現像装置10と、帯電器8と、定着装置13と、を備える。
感光体ユニット5は、駆動ローラ52に掛け渡されたベルト状像担持体である感光体ベルト51を備え、この感光体ベルト51は第1の駆動装置である駆動ローラ52で図中矢印方向に回転駆動される。
感光体ベルト51の下方には、転写搬送体である転写ローラ11が配置され、この転写ローラ11は、感光体ベルト51と離間した状態(図3参照)と、感光体ベルト51に接触した状態(図4参照)に位置変更可能に配置される。この転写ローラ11は第2の駆動装置により、第2の駆動装置で前記感光体ベルト51の周速度より遅い周速度で駆動される。
本例では、前記感光体ベルト51を駆動する駆動ローラ52は、現像装置10より下流側で、かつ、前記転写ローラ11の配置位置より上流側に配置されている。
また、感光体ユニット5には感光体ベルト51を清浄化する感光体ベルトクリーニング装置4が配置されている。本例では感光体ベルトクリーニング装置4にはトナー回収ローラ41と、クリーニングブレード42とが内蔵されている。このトナー回収ローラ41は回転駆動され回収したトナーを感光体ベルトクリーニング装置4の外部に排出する。
また、転写ローラ11には、転写ローラ11を清浄化する転写クリーニング装置7が配置されている。本例では、転写クリーニング装置7にはトナー回収ローラ71と、クリーニングブレード72とが内蔵されている。このトナー回収ローラ71は回転駆動され回収したトナーを転写クリーニング装置の外部に排出する。
そして、本例において、印刷用紙9に画像を形成するには、帯電器8で帯電された感光体ベルト51に書込装置17でレーザ光により潜像が形成され、この潜像が現像装置10において現像されてトナー像が形成される。印刷用紙9は、紙搬送部14からレジストローラ12に案内され、感光体ベルト51と転写ローラ11の間を搬送され、感光体ベルト51に形成されたトナー像が転写される。そして、トナー像が形成された一方印刷用紙9は、定着装置13に搬送され定着される。
次に本例に係る画像形成装置の画像転写装置について説明する。図2は第1の実施例に係る画像形成装置の画像転写装置の構成を示す平面図である。本例では、転写ローラ11は、第2の駆動装置であるモータ15により回転駆動される。
本例では、モータ15はブラケット151に配置された減速装置を介して転写ローラ11に接続されている。本例では、モータ15の出力軸に配置されたピニオンギヤ111はギヤ112と噛合して回転軸113を回転駆動する。そしてこの回転軸113には、伝導装置110を介して出力軸114が接続されており、この出力軸114は等速ジョイント131、2つのギヤ121、122を介して転写ローラ11を駆動する。なお符号115は転写ローラ11を支持する側板、116は画像形成装置本体外の側板を示している。
この伝導装置110は、入力軸の回転力は出力軸に伝達するが出力軸からの回転力(逆入力)は入力軸へは伝達しないという特性を備える伝導装置である。即ち、この伝導装置は、入力軸から出力軸へは正・逆どちら向きの回転力でも伝達できるが、出力軸からの回転力(逆入力)は入力軸へ伝達しないという特性を備える。このため、モータ15の回転は転写ローラ11に伝達されるが、転写ローラ11からの回転はモータ15側には伝達されない。本例では、前記伝導装置110として、NTN株式会社製の「トルクダイオード(登録商標)」を使用した。
従って、本実施例によれば、図3に示すように、転写ローラ11を感光体ベルト51から離間している状態では、転写ローラ11の周速度(矢印A)は感光体ベルト51の搬送速度(矢印B)より遅くなっている。
この状態で、図4に示すように、転写ローラ11を感光体ベルト51に押圧すると、転写ローラ11から力54が伝わり振動が発生する。しかし、この場合、感光体ベルト51は、転写ローラ11を連れ回るため、感光体ベルト51の駆動ローラ52と感光体ベルト51の接触部との間の感光体ベルト55は両側から押された状態となり、その部分にたるみが発生し、転写ローラ11の接触部で発生した振動が感光体ベルト51の駆動ローラ52側及び書込装置17の露光部分、及び現像部分(図中符号56)に伝わり難いものとなる。
また、感光体ベルト51の転写位置からみて搬送方向の下流側に感光体ベルトクリーニング装置4が配置されているから、転写位置からの振動は、この感光体ベルトクリーニング装置4に吸収され伝わり難いものとなる。
本例に係る画像転写装置について、感光体ベルト51と転写ローラ11との間に形成される転写位置に印刷用紙を突入させたときの駆動ローラ52の軸の回転むらを測定した結果を図5に示す。図6に示した、伝導装置110を入れていない場合に比べて、駆動ローラ52の回転むらが大幅に減少していることが分かる。
次に第1実施例の変形例について説明する。図7は上述した第1の実施例の変形例を示す平面図である。本例では、転写ローラ11及び感光体ベルトクリーニング装置4のトナー回収ローラ41又は転写クリーニング装置7のトナー回収ローラ71は第2の駆動装置であるモータ15で回転駆動される。
本例では、モータ15はブラケット151に配置された減速装置を介して転写ローラ11、トナー回収ローラ41(71)に接続されている。本例では、モータ15の出力軸に配置されたピニオンギヤ111はギヤ112と噛合して回転軸113を回転駆動する。そしてこの回転軸113には、伝導装置110を介して出力軸114が接続されており、この出力軸114は等速ジョイント131、2つのギヤ121、122を介して転写ローラ11を駆動する。
また、ピニオンギヤ111は、ギヤ141、142、等速ジョイント132に連結されており、トナー回収ローラ41(71)を回転駆動する。本例によれば、転写ローラ11からの振動を伝導装置110で遮断しつつ一台のモータ15で転写ローラ11とトナー回収ローラ41(71)を駆動することができる。また、本例によれば、転写ローラ11を逆転方向に回転させても、トナー回収ローラ41(71)が逆転するのを防止でき、感光体ベルトクリーニング装置4におけるトナーの逆送を防止することができる。
次に第1実施例の他の変形例について説明する。図8は第1の実施例の他の変形例を示す平面図である。本例では、前記第1の変形例で示した構成に加えて、トナー回収ローラ41(71)の駆動経路にワンウェイクラッチ180を付加している。本例によれば、トナー回収ローラ41(71)の逆転動を確実に防止することができる。
なお、上記例では、感光体ベルトクリーニング装置4のトナー回収ローラ41と転写クリーニング装置7のトナー回収ローラ71との一方をモータ15で駆動するようにしたが両方のトナー回収ローラを同時に駆動するようにしてもよい。
次に本発明に係る画像形成装置の第2の実施例について説明する。まず本例に係る画像形成装置の全体構成を説明する。図9は第2の実施例に係る画像形成装置の概略構造を示す断面図である。本例に係る画像形成装置は、前記第1の実施例に係る画像形成装置の感光体ベルトクリーニング装置4のクリーニングブレードに換え、感光体ベルトクリーニングローラ43を、また、転写クリーニング装置7のクリーニングブレードに換え転写クリーニングローラ73を配置したものである。
次に第2の実施例に係る画像転写装置について説明する。図10は第2の実施例に係る画像形成装置の画像転写装置の概略構造を示す平面図である。本例では、モータ15はブラケット151に配置された減速装置を介して転写ローラ11に接続されている。また、モータ15は、感光体ベルトクリーニング装置4のトナー回収ローラ41及び感光体ベルトクリーニングローラ43、又は、転写クリーニング装置7のトナー回収ローラ71、及び、転写クリーニングローラ73に接続されている。
本例では、モータ15の出力軸に配置されたピニオンギヤ111、ギヤ112と噛合して回転軸113を回転駆動する。そしてこの回転軸113には、前記伝導装置110を介して出力軸114が接続されており、この出力軸114は等速ジョイント131、2つのギヤ121、122を介して転写ローラ11を駆動する。
また、ピニオンギヤ111は、ギヤ141、142、等速ジョイント132に接合されトナー回収ローラ41(71)を回転駆動する。また、ギヤ142の軸には、更にギヤ143、144が配置され、モータ15は感光体ベルトクリーニングローラ43(転写クリーニングローラ73)を回転駆動する。
本例によれば、転写ローラ11からの振動を伝導装置110で遮断しつつ1台のモータ15で転写ローラ11、トナー回収ローラ41(71)及び感光体ベルトクリーニングローラ43(73)を駆動することができる。また、本例によれば、転写ローラ11を逆転方向に回転させても、トナー回収ローラ41(71)及び感光体ベルトクリーニングローラ43が逆転するのを防止でき、感光体ベルトクリーニング装置4におけるトナーの逆送を防止することができる。
本例では、モータ15はブラケット151に配置された減速装置を介して転写ローラ11及びトナー回収ローラ41に接続されている。本例では、モータ15の出力軸に配置されたピニオンギヤ111はギヤ112と噛合して回転軸113を回転駆動する。そしてこの回転軸113には、伝導装置110を介して出力軸114が接続されており、この出力軸114は等速ジョイント131、2つのギヤ121、122を介して転写ローラ11を駆動する。
また、ピニオンギヤ111は、ギヤ141、142、等速ジョイント132を介してトナー回収ローラ41を回転駆動する。本例によれば、転写ローラ11からの振動を伝導装置110で遮断しつつ1台のモータ15で転写ローラ11とトナー回収ローラ41とを駆動することができる。
次に第2実施例の変形例について説明する。図11は第2実施例の変形例に係る画像転写装置の平面図である。本例では、前記第2実施例で示した構成に加えて、トナー回収ローラ41(71)の駆動経路にワンウェイクラッチ180を加えている。本例によれば、トナー回収ローラ41(71)の逆転動を確実に防止することができる。
なお、上記例では、感光体ベルトクリーニング装置4のトナー回収ローラ41と転写クリーニング装置7のトナー回収ローラ71との一方をモータ15で駆動するようにしたが両方のトナー回収ローラを同時に駆動するようにしてもよい。
また、上記の例では、転写クリーニング装置7に転写クリーニングローラ73を設けた例を示したが、図12に示すように、転写クリーニング装置7にクリーニングブレード72を設けた場合であっても同様に適用できる。また、転写クリーニング装置7に転写クリーニングローラ73を設け、感光体ベルトクリーニング装置4にクリーニングブレード42を設けるようにした場合も同様に適用できる。
次に本発明の第3実施例に係る画像形成装置について説明する。図13は本発明の第3の実施例に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。本例に係る画像形成装置は、転写用紙搬送体として転写ローラ90を備えるものとして構成している。本例では転写ローラ90は、転写ベルト91と、転写ローラ92と、転向ローラ93とを備えている。また、本例では、転写ローラ92は、前記感光体ベルト51に押圧されて配置されている。
次に本例に係る画像転写装置について説明する。図14は本発明の第3実施例に係る画像形成装置の画像転写装置の概略構造を示す平面図である。本例では、転写ローラ92は、第2の駆動装置であるモータ15により回転駆動される。
本例では、モータ15はブラケット151に配置された減速装置を介して転写ローラ92に接続されている。本例では、モータ15の出力軸に配置されたピニオンギヤ111はギヤ112と噛合してギヤ161を回転駆動する。そしてこのギヤ161には、ギヤ162が噛合しており、このギヤ162が駆動する出力軸171には前記伝導装置110が結合されている。本例では、伝導装置110は転写ローラ92と同軸に配置され、伝導装置110の出力軸171は92に連結されている。なお符号115は転写ローラ11を支持する側板、116は画像形成装置本体外の側板を示している。本例に係る画像転写装置によれば、転写ローラ92と伝導装置110とを同軸に配置しているので転写ローラ92の振動を直接的に遮断することができる。なお、この例では伝導装置110と転写ローラ92とを同軸に配置したが、上記の各例においても、転写ローラ11を伝導装置110と同軸に配置するようギヤなどの配列を変更することができる。
次に本発明に係る画像形成装置の第4の実施例を説明する。図15は、本発明の第4の実施例に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。本例に係る画像形成装置は、複写装置として構成されている。このため、本例に係る画像形成装置は、感光体ユニット5と、書込装置17と、現像装置10と、帯電器8と、定着装置13とを備える他、原稿の読取ユニット16を備えている。本例に係る画像形成装置では上述した各実施例に係る画像転写装置を採用することができる。なお本発明に係る画像形成装置は、上記実施例1で示した電子写真式のプリンタ、本実施例で示した複写装置の他ファクシミリ装置などに適用することができる。
第1の実施例に係る画像形成装置の概略構造を示す断面図である。 第1の実施例に係る画像形成装置の画像転写装置の構成を示す平面図である。 第1の実施例に係る画像転写装置の動作を示す正面図である。 第1の実施例に係る画像転写装置の動作を示す正面図である。 第1の実施例に係る画像転写装置の感光体ベルトの駆動ローラの振動の状態を示すグラフ対比例である。 第1の実施例に係る画像転写装置の感光体ベルトの駆動ローラの振動の状態を示すグラフ本願である。 第1の実施例の変形例に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 第1の実施例の他の変形例に係る画像形成装置の画像転写装置の構成を示す平面図である。 第2の実施例に係る画像形成装置の画像転写装置の概略構成を示す断面図である。 第2の実施例に係る画像形成装置の画像転写装置の概略構造を示す平面図である。 第2実施例の変形例に係る画像転写装置の概略構成を示す平面図である。 第2の実施例に係る画像形成装置の変形例の概略構成を示す断面図である。 第3の実施例に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 第3の実施例に係る画像形成装置の画像転写装置の概略構成を示す平面図である。 第4の実施例に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。
符号の説明
4・・・感光体ベルトクリーニング装置
5・・・感光体ユニット
7・・・転写クリーニング装置
8・・・帯電器
9・・・印刷用紙
10・・・現像装置
11・・・転写ローラ
12・・・レジストローラ
13・・・定着装置
14・・・紙搬送部
15・・・モータ
16・・・読取ユニット
17・・・書込装置
41・・・トナー回収ローラ
42・・・クリーニングブレード
43・・・感光体ベルトクリーニングローラ
51・・・感光体ベルト
52・・・駆動ローラ
55・・・感光体ベルト
71・・・トナー回収ローラ
72・・・クリーニングブレード
73・・・転写クリーニングローラ
90・・・転写ローラ
91・・・転写ベルト
92・・・転写ローラ
93・・・転向ローラ
110・・・伝導装置
111・・・ピニオンギヤ
112・・・ギヤ
113・・・回転軸
114・・・出力軸
115,116・・・側板
121、122・・・ギヤ
131・・・等速ジョイント
132・・・等速ジョイント
141、142・・・ギヤ
143、144・・・ギヤ
151・・・ブラケット
161・・・ギヤ
162・・・ギヤ
171・・・出力軸
180・・・ワンウェイクラッチ


Claims (10)

  1. トナー像が形成され、第1の駆動装置で所定周速度をなすよう駆動されるベルト状像担持体と、
    このベルト状像担持体に押圧状態及び離間状態に位置変更可能に配置され、第2の駆動装置で前記ベルト状像担持体の周速度より遅い周速度で駆動される転写搬送体と、
    を備え、
    前記ベルト状像担持体と前記転写搬送体と間で転写用紙を搬送して、前記転写用紙にトナー像を転写して転写用紙に画像を形成する画像転写装置であって、
    前記第2の駆動装置は、前記転写搬送体に、前記第2の駆動手段からの動力は回転させる向きはどちらであっても前記転写搬送体側に伝えるが、前記転写搬送体側からの動力はどちらの方向の動力であっても前記第2の駆動手段側には伝えない伝導装置を介して接続され、
    前記転写搬送体が前記ベルト状像担持体から離間した状態において前記転写搬送体は前記ベルト状像担持体の搬送速度より遅い周速度で駆動され、
    前記ベルト状像担持体に対して前記転写搬送体が押圧された状態において前記ベルト状像担持体と前記転写搬送体の間の摩擦力により前記転写搬送体を前記ベルト状像担持体の搬送速度と同じ速度で回転させるようにした画像転写装置において、
    前記ベルト状像担持体を駆動する第1の駆動手段は、前記ベルト状像担持体の現像位置より下流側、かつ、前記転写搬送体の配置位置より上流側に配置されている
    ことを特徴とする画像転写装置。
  2. 前記転写搬送体の表面を清浄化する転写搬送体クリーニング装置を備え
    該転写搬送体クリーニング装置には、回収したトナーを該転写搬送体クリーニング装置の外部に排出するトナー回収ローラを備え、
    前記の駆動手段は、前記転写搬送体と、前記トナー回収ローラとを駆動するものであり、
    前記伝導装置を前記第2の駆動手段から前記トナー回収ローラへの駆動伝達経路を除く伝達経路したことを特徴とする請求項1記載の画像転写装置。
  3. 前記転写搬送体の表面を清浄化する転写搬送体クリーニング装置を備え、該転写搬送体クリーニング装置には、前記転写搬送体の表面を清浄するクリーニングローラと、回収したトナーを前記転写搬送体クリーニング装置の外部に排出するトナー回収ローラとを備え、
    前記第2の駆動手段は、前記転写搬送体と、前記クリーニングローラと、前記トナー回収ローラとを駆動し、
    前記伝導装置を前記第2の駆動手段から前記クリーニングローラ及び前記トナー回収ローラへの駆動伝達経路を除く伝達経路に設置し
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の画像転写装置。
  4. 前記像担持体クリーニング装置には、回収したトナーを、前記像担持体クリーニング装置の外部に排出するトナー回収ローラを備え、
    前記第2の駆動手段は、前記転写搬送体と、前記トナー回収ローラとを駆動
    前記伝導装置を前記第2の駆動手段から前記トナー回収ローラへの駆動伝達経路を除く伝達経路に設置したことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像転写装置。
  5. 前記像担持体クリーニング装置には、前記ベルト状像担持体の表面を清浄化する像担持体クリーニングローラと、回収したトナーを前記像担持体クリーニング装置の外部に排出するトナー回収ローラとを備え、
    前記第2の駆動手段は、前記転写搬送体と、前記像担持体クリーニングローラと、前記トナー回収ローラとを駆動し、
    前記伝導装置を前記第2の駆動手段から前記像担持体クリーニングローラ及び前記トナー回収ローラへの駆動伝達経路を除く伝達経路に設置したことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像転写装置。
  6. 記第2駆動手段により駆動される転写クリーニング手段により回収されたトナーを転写クリーニング装置外へと排出する前記トナー回収ローラとのジョイントにワンウェイクラッチを用いたことを特徴とする請求項乃至5のいずれか記載の画像転写装置。
  7. 前記第2の駆動手段と、前記トナー回収ローラとはワンウェイクラッチを介して接合されていることを特徴とする請求項乃至のいずれか記載の画像転写装置。
  8. 前記転写搬送体が転写ローラであることを特徴とする請求項乃至7のいずれか記載の画像転写装置。
  9. 前記転写搬送体が転写ベルトであることを特徴とする請求項乃至のいずれか記載の画像転写装置。
  10. 前記ベルト状像担持体が感光体ベルトであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか記載の画像転写装置。
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