JP4827643B2 - Av機器、avシステム、及び電力制御方法 - Google Patents

Av機器、avシステム、及び電力制御方法 Download PDF

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本発明は、AV機器、AVシステム、及び電力制御方法、より詳細には、HDMI(High Definition Multimedia Interface)とIEEE1394などの2つ以上のインタフェースを備えたAV機器、該AV機器を備えたAVシステム、及び電力制御方法に関する。
従来、AV機器間をデジタル接続するためのデジタルインタフェースの一つとして、高速シリアルバスであるIEEE1394が知られている。このIEEE1394で接続された録画装置は、スタンバイ(待機)状態においても、IEEE1394規格に基づくAVCコマンドによる電源オン要求に対応できるように、IEEE1394インタフェースの関連回路に通電している。IEEE1394の場合、広帯域伝送路が使用され、AVCコマンドによる制御を実現するための通信プロトコルが複雑であることから、ほとんどの場合メインCPUへの通電も必要となり、待機時消費電力は20W程度となる。
従来、IEEE1394対応機器の省電力制御に関し、例えば、特許文献1には、IEEE1394を使用してカスケード接続されたデバイス間において、専用チップを介在させることにより、各接続デバイスのスタンバイ制御などを実現し、待機消費電力を抑えるようにしたものが開示されている。
また、映像伝送用のデジタルインタフェースとしてHDMIが普及している。HDMIは、PCとディスプレイの接続標準規格であるDVIに音声伝送機能や著作権保護機能を加えて、AV機器向けにアレンジしたものとなっている。
従来は機器間の接続にビデオ、オーディオ、コントロールの各信号用の複数のケーブルを用いていたが、HDMIではケーブル1本で済み、コントロール信号は双方向の伝送に対応しているため、例えばモニタからHDMIで接続されたSTBやDVDプレーヤ等の出力装置にコントロール信号を中継することによって、一つのリモコンでホームシアタなどのAVシステム全体を操作することも可能となる。
このHDMIが備えるCEC(Consumer Electronics Control)機能に対応した録画装置において、スタンバイ状態でもCECの電源オン要求に対応できるようにするために、前述のIEEE1394と同様、CECの関連回路に通電しておく必要がある。しかし、CECの場合、狭帯域伝送路が使用され、電気的制御方法も通信プロトコルも簡易な構成であるため、待機時の消費電力が1W程度で済み、前述のIEEE1394の20W程度と比較して消費電力が大幅に小さくなる。
特開2003−44184号公報
IEEE1394による接続の場合、例えば、レコーダのアナログチューナの視聴や、コピーワンス制限のかかったDVDの再生視聴を行えないことがあり、これらの制限を解消するために、HDMI接続を行う必要がある。そこで、テレビとレコーダ間をIEEE1394とHDMIの両方を使用して繋ぐ構成とした場合、IEEE1394のAVCコマンド機能と、HDMIのCEC機能によってAV機器間の制御が可能となる。
しかしながら、IEEE1394とHDMIの両方で繋いでいても、これらインタフェース間に特別な連携機能は設けられていない。従って、テレビが備えるIEEE1394録画予約機能や、IEEE1394操作パネルなどからの電源オン要求に対応するために、レコーダ側は、スタンバイ状態においても、メインCPUを含むIEEE1394インタフェースの関連回路に常時通電しておく必要があり、待機時消費電力が大きいという問題があった。
また、上記特許文献1に記載の発明では、IEEE1394接続されたデバイスを制御するために専用チップが必要となるため、ハードウェアの構成を変更する必要があるなど、容易に実現できるものではなかった。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、テレビとレコーダなどのAV機器間がIEEE1394とHDMIなどの2つ以上のインタフェースで接続されたAVシステムにおいて、消費電力の少ないCECによる待機状態とし、IEEE1394による録画予約機能等を実行する際に、CECコマンドにより電源オンできるようにすること、を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、部機器とHDMI規格に準じた接続を行い該HDMI規格に基づくCECコマンドを前記外部機器から受信する第1の接続手段と、記外部機器とIEEE1394規格に準じた接続を行い該IEEE1394規格に基づくAVCコマンドを前記外部機器から受信する第2の接続手段とを備えたAV機器であって、前記第2の接続手段に係る回路への電力供給を停止又は制限すると共に、前記第1の接続手段に係る回路に電力を供給しながら待機し、前記第2の接続手段を使用した機能を実行する際に、前記第1の接続手段を介して前記外部機器から送られてくる電源オンのコマンドを受信することにより、前記第2の接続手段に係る回路への電力供給を開始することを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記第2の接続手段を使用した機能の実行後、前記第1の接続手段を介して前記外部機器から送られてくる電源オフのコマンドを受信した場合、前記第2の接続手段に係る回路への電力供給を停止又は制限すると共に、前記第1の接続手段に係る回路に電力供給し、前記第1の接続手段を介して前記外部機器から送られてくる電源オンのコマンドを監視する待機状態へ移行させることを特徴としたものである。
第3の技術手段は、外部機器とHDMI規格に準じた接続を行い該HDMI規格に基づくCECコマンドを前記外部機器へ送信する第1の接続手段と、前記外部機器とIEEE1394規格に準じた接続を行い該IEEE1394規格に基づくAVCコマンドを前記外部機器へ送信する第2の接続手段とを備えたAV機器であって、前記外部機器は、前記第2の接続手段に接続される回路への電力供給を停止又は制限すると共に、前記第1の接続手段に接続される回路に電力を供給しながら待機し、前記AV機器は、前記第2の接続手段を使用した機能を実行する際に、前記第1の接続手段から前記外部機器の電源をオンするためのコマンドを送信することにより、前記外部機器の前記第2の接続手段に接続される回路への電力供給を開始させることを特徴としたものである。
の技術手段は、第の技術手段において、CECコマンドを使用して、前記外部機器から、機器の接続位置を示す物理アドレスと、機器の固有情報であるGUIDを取得し、該取得した物理アドレスとGUIDを対応付けてメモリに記憶することを特徴としたものである。
の技術手段は、第の技術手段において、前記第2の接続手段を使用した機能の実行前に、前記外部機器のGUIDに対応する物理アドレスが前記メモリに記憶されているかどうかを判定し、物理アドレスが記憶されている場合、前記第1の接続手段から前記外部機器の電源をオンするためのCECコマンドを送信することを特徴としたものである。
の技術手段は、第又は第の技術手段において、前記第2の接続手段を使用した機能の実行後に、前記外部機器のGUIDに対応する物理アドレスが前記メモリに記憶されているかどうかを判定し、物理アドレスが記憶されている場合、前記第1の接続手段から前記外部機器の電源をオフして待機状態に移行させるためのCECコマンドを送信することを特徴としたものである。
の技術手段は、第1乃至第のいずれか1の技術手段において、前記第2の接続手段を使用した機能は、録画予約機能あるいは電源オン機能であることを特徴としたものである。
の技術手段は、第1乃至第のいずれか1の技術手段において、該AV機器は録画装置であり、前記外部機器は表示装置であることを特徴としたものである。
の技術手段は、第1乃至第のいずれか1の技術手段において、該AV機器は表示装置であり、前記外部機器は録画装置であることを特徴としたものである。
10の技術手段は、第1乃至第のいずれか1の技術手段におけるAV機器と、該AV機器のHDMI端子とIEEE1394端子に接続される外部機器とを備えたAVシステムである。
11の技術手段は、部機器とHDMI規格に準じた接続を行い該HDMI規格に基づくCECコマンドを前記外部機器から受信する第1の接続手段と、記外部機器とIEEE1394規格に準じた接続を行い該IEEE1394規格に基づくAVCコマンドを前記外部機器から受信する第2の接続手段とを備えたAV機器の電力制御方法であって、前記AV機器が、前記第2の接続手段に係る回路への電力供給を停止又は制限すると共に、前記第1の接続手段に係る回路に電力を供給しながら待機し、前記第2の接続手段を使用した機能を実行する際に、前記第1の接続手段を介して前記外部機器から送られてくる電源オンのコマンドを受信することにより、前記第2の接続手段に係る回路への電力供給を開始することを特徴としたものである。
12の技術手段は、第11の技術手段において、前記AV機器が、前記第2の接続手段を使用した機能の実行後、前記第1の接続手段を介して前記外部機器から送られてくる電源オフのコマンドを受信した場合、前記第2の接続手段に係る回路への電力供給を停止又は制限すると共に、前記第1の接続手段に係る回路に電力供給し、前記第1の接続手段を介して前記外部機器から送られてくる電源オンのコマンドを監視する待機状態へ移行させることを特徴としたものである。
第13の技術手段は、外部機器とHDMI規格に準じた接続を行い該HDMI規格に基づくCECコマンドを前記外部機器へ送信する第1の接続手段と、前記外部機器とIEEE1394規格に準じた接続を行い該IEEE1394規格に基づくAVCコマンドを前記外部機器へ送信する第2の接続手段とを備えたAV機器の電力制御方法であって、前記外部機器が、前記第2の接続手段に接続される回路への電力供給を停止又は制限すると共に、前記第1の接続手段に接続される回路に電力を供給しながら待機し、前記AV機器が、前記第2の接続手段を使用した機能を実行する際に、前記第1の接続手段から前記外部機器の電源をオンするためのコマンドを送信することにより、前記外部機器の前記第2の接続手段に接続される回路への電力供給を開始させることを特徴としたものである。
14の技術手段は、第13の技術手段において、前記AV機器が、CECコマンドを使用して、前記外部機器から、機器の接続位置を示す物理アドレスと、機器の固有情報であるGUIDを取得し、該取得した物理アドレスとGUIDを対応付けてメモリに記憶することを特徴としたものである。
15の技術手段は、第14の技術手段において、前記AV機器が、前記第2の接続手段を使用した機能の実行前に、前記外部機器のGUIDに対応する物理アドレスが前記メモリに記憶されているかどうかを判定し、物理アドレスが記憶されている場合、前記第1の接続手段から前記外部機器の電源をオンするためのCECコマンドを送信することを特徴としたものである。
16の技術手段は、第14又は第15の技術手段において、前記AV機器が、前記第2の接続手段を使用した機能の実行後に、前記外部機器のGUIDに対応する物理アドレスが前記メモリに記憶されているかどうかを判定し、物理アドレスが記憶されている場合、前記第1の接続手段から前記外部機器の電源をオフして待機状態へ移行させるためのCECコマンドを送信することを特徴としたものである。
17の技術手段は、第11乃至第16のいずれか1の技術手段において、前記第2の接続手段を使用した機能は、録画予約機能あるいは電源オン機能であることを特徴としたものである。
本発明によれば、テレビとレコーダなどのAV機器間がIEEE1394とHDMIなどの2つ以上のインタフェースで接続されたAVシステムにおいて、消費電力の少ないCECによる待機状態とし、IEEE1394による録画予約機能等を実行する際に、CECコマンドにより電源オンできるため、AV機器の待機時消費電力を大幅に低減することができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明のAV機器、該AV機器を備えたAVシステム、及び電力制御方法に係る好適な実施の形態について説明する。
本発明の実施形態においては、HDMI規格に含まれるCEC(Consumer Electronics Control)を使用する。ここでは、テレビとレコーダなどのAV機器間がIEEE1394とHDMIなどの2つ以上のインタフェースで接続されたAVシステムにおいて、消費電力の少ないCECによる待機状態とし、IEEE1394による録画予約機能等を実行する際に、CECコマンドにより電源オンすることができるようになる。
本発明が適用されるAV機器は、2つ以上の伝送路に接続可能とし、一方の伝送路がIEEE1394をはじめとするIP線、電力線、無線、光通信などの広帯域伝送路、他方の伝送路がHDMIのCECなどの狭帯域伝送路であればよい。以下では、広帯域伝送路の例としてIEEE1394を、狭帯域伝送路の例としてHDMIのCECを適用した場合について説明する。
図1は、本発明が適用可能なAVシステムの構成例を示す図で、図中、10は録画装置(レコーダ)、20は表示装置(TV)、30はIEEE1394ケーブル、40はCEC対応のHDMIケーブルを示す。TV20は、IEEE1394ケーブル30とHDMIケーブル40を介してレコーダ10と接続される。なお、レコーダ10を本発明のAV機器とした場合、TV20は本発明の外部機器に相当し、TV20を本発明のAV機器とした場合、レコーダ10が本発明の外部機器に相当する。
レコーダ10は、映像・音声信号の記録,再生可能な出力装置であって、例えばHDMI出力端子とIEEE1394端子を持つDVDレコーダやHDDレコーダ、D−VHSレコーダなどであり、TV20は、表示装置であって、HDMI入力端子とIEEE1394端子を持つ液晶テレビやモニタなどである。また、レコーダ10とTV20との間に、HDMI入力端子,出力端子と、IEEE1394端子とをもつAVアンプなどのリピータ機器を接続する構成としてもよい。このリピータ機器が複数のHDMI入力端子とIEEE1394端子を持っていれば、複数のレコーダ10を接続することができ、AVアンプのセレクタ機能によって入力ラインを切り替えることができる。
図2は、図1に示したAVシステムの構成例を説明するためのブロック図で、レコーダ10と、TV20とが接続されている構成を示すものである。レコーダ10とTV20とはIEEE1394ケーブル30とHDMIケーブル40によって接続される。
HDMIケーブル40は、デジタル信号である映像・音声信号を差動方式で伝送するためのTMDS(Transition Minimized Differential Signaling)ライン(デジタル信号転送ライン)41と、機器間で共通の制御信号(CECコマンド)を伝送する双方向バスであるCECライン42とを含んでいる。このCECライン42は、本発明の狭帯域伝送路に相当する。またこの他、HDMIケーブルには、EDID(Extended Display Identification Data)の送信やHDCP認証等に利用される図示しないDDCラインが含まれる。
ビデオ/音声を含むストリームは、TMDSライン41を用いて伝送される。TMDSライン41はシリアル伝送路であり、例えば、赤(R),緑(G),青(B)のチャンネル毎の3つのデータ伝送路と、1つのクロック伝送路とが設けられている。R,G,Bに分解された映像信号は伝送路内をベースバンド信号で伝送され、音声信号は映像信号のブランキング期間に挿入されて映像信号と同時に伝送される。HDMIは、5.1chや6.1chなどマルチサラウンドの音声信号の伝送にも対応しており、マルチサラウンド音声信号を映像信号に挿入して同時に伝送することができる。
IEEE1394ケーブル30は、ビデオ/音声を含むストリームにAVCコマンドを重畳して一本のケーブルで伝送する本発明の広帯域伝送路に相当する。IEEE1394の場合、HDMIと異なり、ストリームの伝送ラインとAVCコマンドの伝送ラインは物理的に分かれていない。
本発明に関わるレコーダ10のCECによるスタンバイ機能及び電源オン機能を実現するために、CECライン42を介して転送されるCECコマンドが用いられる。上述のように、CECはHDMIで規格化されている制御プロトコルであり、CECコマンドはCECプロトコルに基づく制御信号である。そしてCECコマンドを用いて機器間で情報をやりとりすることにより、TV20とレコーダ10との間で各種の動作制御を実現する。
レコーダ10は、HDMIトランスミッタ11、HOST CPU12、フロントマイコン13、CEC I/F14、IEEE1394送受信部15、リモコン受光部16、HDMIコネクタ17、IEEE1394コネクタ18、及びメモリ19を備えている。HDMIトランスミッタ11は、例えばDVDなどのメディアに記録されている映像データと音声データとを読み出し、音声信号が映像信号のブランキング期間に挿入されたHDMI形式のストリームに変換する。そして、変換したストリームをTMDSライン41によってTV20へ転送する。HDMIコネクタ17は、HDMIケーブル40のCECライン42を介してTV20と接続する本発明の第1の接続手段に相当する。
IEEE1394送受信部15は、IEEE1394ケーブル30を介して映像・音声ストリームをTV20へ送信し、あるいは、IEEE1394ケーブル30を介してTV20から映像・音声ストリームを受信する。また、TV20との間で映像・音声ストリームに重畳されるAVCコマンドの送受信を行う。このAVCコマンドはIEEE1394規格に基づく制御信号である。IEEE1394コネクタ18は、IEEE1394ケーブル30を介してTV20と接続する本発明の第2の接続手段に相当する。
HOST CPU12は、装置全体を制御するメインCPUであって、HDMIコントローラを含み、HDMIトランスミッタ11の動作を制御すると共に、IEEE1394コントローラを含み、IEEE1394送受信部15の動作を制御する。
CEC I/F14は、HDMIケーブル内のCECライン42を接続し、TV20との間でCECコマンドの双方向通信を可能とする。CEC I/F14の動作は、CECコントローラを含むフロントマイコン13により制御され、CECコマンドによってHDMI接続された機器を制御することができる。例えば、一方の機器(TV20)からスタンバイ状態にある他方の機器(レコーダ10)に対して、電源オンを指示するCECコマンドを送信することにより電源をオンさせるなどの制御を行うことが可能となる。CECの場合、HDMI接続された各機器の論理アドレス(機器の種別)と物理アドレス(機器の位置)が取得されるため、この論理アドレスと物理アドレスを指定することで所望の機器にCECコマンドを送信することができる。
またフロントマイコン13は低電力で動作し、常にCECライン42から転送されてくるCECコマンドを監視する。フロントマイコン13は、サブCPUであって、図示しないリモコン装置からのリモコン信号を受信するリモコン受光部16を制御している。そして装置のスタンバイモードなどにおいてHOST CPU12がダウンしているときでも、フロントマイコン13が動作し、CECコマンドの送受信とリモコン信号の受信とが可能な状態に維持している。
またメモリ19は、HDMIにおける論理アドレス,物理アドレスを記憶すると共に、IEEE1394における機器の固有情報であるGUIDを記憶するEEPROMなどの不揮発メモリである。
TV20は、HOST CPU21、HDMIレシーバ22、モニターマイコン23、CEC I/F24、IEEE1394送受信部25、リモコン受光部26、HDMIコネクタ27、IEEE1394コネクタ28、及びメモリ29を備えている。TV20は、レコーダ10から転送されたストリームをHDMIレシーバ22で受信する。HDMIレシーバ22はHOST CPU21に内蔵された構成であってもよい。またCEC I/F24によって、レコーダ10との間のCECライン42が接続される。HDMIコネクタ27は、HDMIケーブル40のCECライン42を介してレコーダ10と接続する本発明の第1の接続手段に相当する。
IEEE1394送受信部25は、IEEE1394ケーブル30を介して映像・音声ストリームをレコーダ10から受信し、あるいは、IEEE1394ケーブル30を介してレコーダ10へ映像・音声ストリームを送信する。また、レコーダ10との間で映像・音声ストリームに重畳されるAVCコマンドの送受信を行う。IEEE1394コネクタ28は、IEEE1394ケーブル30を介してレコーダ10と接続する本発明の第2の接続手段に相当する。
HOST CPU21は、装置全体を制御するメインCPUであって、HDMIコントローラを含み、HDMIレシーバ22の動作を制御すると共に、IEEE1394コントローラを含み、IEEE1394送受信部25の動作を制御する。またモニターマイコン23は、CECコントローラを含み、CECライン42から転送されてくるCECコマンドを監視する。モニターマイコン23は、図示しないリモコン装置からのリモコン信号を受信するリモコン受光部26を制御している。そして装置のスタンバイモードなどにおいてHOST CPU21がダウンしているときでも、モニターマイコン23が動作し、CECコマンドの送受信とリモコン信号の受信とが可能な状態に維持している。
またメモリ29は、HDMIにおける論理アドレス,物理アドレスを記憶すると共に、IEEE1394における機器の固有情報であるGUIDを記憶するEEPROMなどの不揮発メモリである。
TV20では、HDMIレシーバ22によりストリームの映像/音声が分離され、必要に応じて所定の映像信号処理及び音声信号処理を行って、ディスプレイ等の表示画面に映像表示を行うとともに、スピーカから音声出力させる。またIEEE1394による経路から映像/音声信号が入力する場合には、ビデオ/オーディオスイッチにより出力信号が切り替えられる。
(第1の実施形態)
図3は、本発明の第1の実施形態に係るAV機器のスタンバイモードにおける待機時通電範囲を説明するためのブロック図である。図中網掛け部分が非通電部分である。なお、本実施形態ではレコーダ10がスタンバイモードにあって、TV20からレコーダ10の電源オンを制御する構成について説明する。
IEEE1394に対応したTV20は、IEEE1394録画予約機能や、IEEE1394操作パネルなどからの電源オン機能などを備える。従来図3(A)に示すように、IEEE1394で接続されたレコーダ10は、スタンバイモードにおいても、IEEE1394規格に基づくAVCコマンドによる電源オン要求に対応できるように、HOST CPU12を含むIEEE1394送受信部15に通電していたため、待機時消費電力が大きかった。
そこで、本発明のレコーダ10は、図3(B)に示すように、スタンバイモードにおいて、IEEE1394コネクタ18に係る回路であるIEEE送受信部15とHOST CPU12への電力供給を停止又は制限すると共に、HDMIコネクタ17のCECライン42に係る回路であるCEC I/F14とフロントマイコン13に電力を供給しながら待機する。このとき、HDMIトランスミッタ11は非通電状態、リモコン受光部16は通電状態とする。
すなわち、このスタンバイモードでは、IEEE送受信部15、HOST CPU12、及びHDMIトランスミッタ11が非通電状態とされ、CEC I/F14、フロントマイコン13、及びリモコン受光部16が通電状態とされ、TV20からのCECコマンドが常時監視される。
スタンバイモードにあるレコーダ10は、TV20からの制御に従い、IEEE1394コネクタ18を使用した機能(例えば、IEEE1394による録画予約、IEEE1394操作パネルからの電源オンなど)を実行する際に、HDMIコネクタ17のCECライン42を介してTV20から送られてくる電源オンのCECコマンドを受信する。このCECコマンドにより、IEEE1394コネクタ18に係る回路であるIEEE送受信部15とHOST CPU12への電力供給を開始し、電源オンモードに移行する。以後、IEEE1394のAVCコマンドの受信が可能となり、IEEE1394を使用した録画予約などが実行される。
そして、レコーダ10は、IEEE1394を使用した録画予約の実行後、CECライン42を介してTV20から送られてくる電源オフのコマンドを受信した場合、IEEE送受信部15、HOST CPU12、及びHDMIトランスミッタ11への電力供給を停止又は制限すると共に、CEC I/F14、フロントマイコン13、及びリモコン受光部16に電力を供給し、CECライン42を介してTV20から送られてくる電源オンのコマンドを監視するスタンバイモードに移行する。
以上では制御される側となるレコーダ10の動作例について説明したが、制御する側となるTV20の動作例について説明する。
TV20は、図3(B)に示すスタンバイモードにあるレコーダ10に対して、IEEE1394を使用した録画予約機能などを実行する際に、CECライン42からレコーダ10の電源をオンするためのCECコマンドを送信する。このCECコマンドにより、レコーダ10のIEEE1394ケーブル30に接続される回路であるIEEE送受信部15、HOST CPU12への電力供給を開始させる。
ここで、TVからIEEE1394接続された機器をCECコマンドで制御するために、IEEE1394接続機器とHDMI接続機器とが同じ機器であることを特定する必要がある。そこで、TV20は、起動時あるいはHDMI接続時において、CECコマンドを使用して、レコーダ10から、機器の接続位置を示す物理アドレスと、機器の固有情報であるGUIDを取得する。そして、取得した物理アドレスとGUIDを対応付けてマッピングテーブルとしてメモリ29に記憶しておく。
TV20は、IEEE1394を使用した録画予約などの実行前に、使用しようとしているレコーダ10のGUIDに対応する物理アドレスがメモリ29に記憶されているかどうかを判定し、物理アドレスが記憶されている場合、CECライン42からレコーダ10の電源をオンするためのCECコマンドを送信する。
また、TV20は、IEEE1394を使用した録画予約機能などの実行後に、レコーダ10のGUIDに対応する物理アドレスがメモリ29に記憶されているかどうかを判定し、物理アドレスが記憶されている場合、CECライン42からレコーダ10の電源をオフして待機状態に移行させるためのCECコマンドを送信するようにしてもよい。
一般的にレコーダは起動してから安定(録画可能な状態)するまでに、ある程度の時間(例えば2分程度)がかかることが知られている。そこで、TV20は、IEEE1394録画予約実行終了後例えば2分以内に、次の録画予約(IEEE1394またはHDMI)があり、その録画対象レコーダが、同じIEEE1394接続機器か、あるいは、同じCEC物理アドレスのHDMI接続機器である場合、電源オフのCECコマンドを送信せずに、そのままレコーダ10を電源オン状態としてもよい。
また、そうでない場合、すなわち、IEEE1394録画予約実行終了後2分以内に、次の録画予約がない場合、または、IEEE1394録画予約実行終了後2分以内に、次の録画予約があっても、その録画対象レコーダが、同じIEEE1394接続機器か、あるいは、同じCEC物理アドレスのHDMI接続機器でない場合、レコーダ10のGUIDに対応する物理アドレスがメモリ29に記憶されていれば、CECライン42から電源オフのCECコマンドを送信する。
図4は、本発明のAVシステムによる録画予約シーケンスの一例を説明するための図である。本例ではIEEE1394録画予約実行開始時にCECにより電源オンする際のシーケンスについて、レコーダ10が図3(B)に示したスタンバイモードにあるものとして説明する。
まず、TV20は、IEEE1394録画予約が実行開始されるか、あるいは、IEEE1394の操作パネルが操作されると(S1)、レコーダ10の電源をオンするためのCECコマンドをレコーダ10へ送信する(S2)。スタンバイモードにあるレコーダ10は、このCECコマンドを受けて、電源をオンしてスタンバイから復帰する(S3)。
次に、TV20は、録画予約に従って選局を行い(S4)、IEEE1394の映像・音声信号であるTS(トランスポートストリーム)と録画開始を指示するためのAVCコマンドをレコーダ10へ送信する(S5)。レコーダ10は、このTSとAVCコマンドを受けて、TV20のチューナ(地上デジタル/BS/CS)で選局された番組(TS)を、IEEE1394を介して録画開始する(S6)。これにより、TV20のチューナはIEEE1394録画固定の状態となる。
次に、TV20は、リモコンの入力切換キーが押下されると(S7)、HDMI入力に切り換える(S8)。そして、リモコンの録画キーが押下されると(S9)、録画開始を指示するためのCECコマンドをレコーダ10へ送信し(S10−1)、レコーダ10のチューナ(地上アナログ/地上デジタル/BS/CS)で録画開始する(S11)。または、レコーダ10が、レコーダ側の録画予約開始、あるいは、ユーザ操作による選局と録画開始が指示されると(S10−2)、レコーダ10のチューナで録画開始する(S11)。
図5は、本発明のAVシステムによるIEEE1394とHDMI同時接続の認識シーケンスの一例を説明するための図である。まず、TV20は、起動時またはHDMI接続時において、CEC物理アドレス決定後に、CECコマンドによるGUID要求をレコーダ10へ送信する(S21)。レコーダ10は、このCECコマンドを受けて、GUIDを含む返答をCECコマンドとしてTV20へ送信する(S22)。そして、TV20は、CEC物理アドレス(2byte)とIEEE1394GUID(8byte)のマッピングテーブルをメモリ29に記録する(S23)。
図6は、本発明のAVシステムによるIEEE1394録画予約実行開始時のCECによる電源オンシーケンスの一例を説明するための図である。本例ではレコーダ10が図3(B)に示したスタンバイモードにあるものとして説明する。なお、一般的にレコーダは起動してから安定(録画可能な状態)するまでに、ある程度の時間がかかる。ここではその時間を最大2分とする。
まず、TV20は、IEEE1394録画予約実行開始2分前に(S31)、今回使おうとしているIEEE1394GUIDに対応するCEC物理アドレスがメモリ29に記憶されているかどうか判定する(S32)。CEC物理アドレスが記憶されている場合(YESの場合)、レコーダ10の電源状態を確認及びその電源状態を記録し(S33)、CECコマンドによる電源オン要求をレコーダ10へ送信する(S35)。レコーダ10は、このCECコマンドを受けて、電源をオンする(S35)。この後、TV20はS37におけるIEEE1394のリンク開始まで60秒待機する(S36)。
また、TV20は、上記S32において、CEC物理アドレスが記憶されていない場合(NOの場合)、そのまま次の処理(S37)へ移行する。TV20は、CEC物理アドレスがない場合あるいはCEC物理アドレスがあり60秒待機した後、TV20とレコーダ10間でIEEE1394のリンクが張られると(S37)、AVCコマンドによる電源状態把握要求をレコーダ10へ送信し、レコーダ10はこのAVCコマンドに返答する(S38)。TV20は、レコーダ10からのAVCコマンドを受けて、レコーダ10が電源オン状態かどうかを判定する(S39)。
TV20は、上記S39において、レコーダ10が電源オン状態にある場合(YESの場合)、そのまま次の処理(S41)へ移行し、一方、レコーダ10が電源オン状態でない場合(NOの場合)、AVCコマンドによる電源オン要求をレコーダ10へ送信する(S40)。そして、TV20は、IEEE1394録画予約実行開始15秒前に(S41)、AVCコマンドによる録画一時停止要求をレコーダ10へ送信する(S42)。以降、通常と同様のシーケンスで録画処理が実行される。
図7及び図8は、本発明のAVシステムによるIEEE1394録画予約実行終了時のCECによる電源オフシーケンスの一例を説明するための図である。まず、TV20は、IEEE1394録画予約の終了時刻になると(S51)、2分以内に次の録画予約(IEEE1394,HDMI)があるかどうかを判定する(S52)。
TV20は、上記S52において、次の録画予約がある場合(YESの場合)、該次の録画予約がIEEE1394予約の場合とHDMI予約の場合で異なる判定処理を行う(S53)。また、TV20は、上記S52において、次の録画予約がない場合(NOの場合)、そのまま次の処理(S55)へ移行する。
上記S53において、IEEE1394予約の場合、図8(A)に示すフローへ移行する。図8(A)において、TV20は、今回と次の予約のGUIDが同じかどうかを判定する(S61)。同じ場合(YESの場合)、レコーダ10の停止をスキップし、一方、異なる場合(NOの場合)、レコーダ10を停止する。
また、上記S53において、HDMI予約の場合、図8(B)に示すフローへ移行する。図8(B)において、TV20は、今回のGUIDに対応するCEC物理アドレスがあるかどうかを判定し(S71)、CEC物理アドレスがある場合(YESの場合)、CEC録画対象機器と同じCEC物理アドレスかどうかを判定する(S72)。同じ場合(YESの場合)、レコーダ10の停止をスキップする。また、上記S71でCEC物理アドレスがない場合(NOの場合)、また、上記S72でCEC物理アドレスが異なる場合(NOの場合)、レコーダ10を停止する。
次に、TV20は、上記S53の判定結果に基づいて、レコーダ10の停止スキップかどうかを判定し(S54)、停止スキップの場合(YESの場合)、レコーダ10を停止させず、そのまま動作させる。一方、停止スキップではない、すなわち停止の場合(NOの場合)、AVCコマンドによる電源オフ要求をレコーダ10へ送信する(S55)。
そして、TV20は、IEEE1394GUIDに対応するCEC物理アドレスがあるかどうかを判定し(S56)、CEC物理アドレスがある場合(YESの場合)、CECコマンドによる電源オフ要求をレコーダ10へ送信する(S57)。レコーダ10は、このCECコマンドを受けて、電源をオフしてスタンバイモードへ移行する(S58)。また、TV20は、上記S56において、CEC物理アドレスがない場合(NOの場合)、電源オフ要求のCECコマンドを送らずに次の処理待ち状態へ移行する。
図9及び図10は、本発明のAVシステムによるHDMI録画予約実行終了時のCECによる電源オフシーケンスの一例を説明するための図である。まず、TV20は、HDMI録画予約の終了時刻になると(S81)、2分以内に次の録画予約(IEEE1394,HDMI)があるかどうかを判定する(S82)。
TV20は、上記S82において、次の録画予約がある場合(YESの場合)、該次の録画予約がIEEE1394予約の場合とHDMI予約の場合で異なる判定処理を行う(S83)。また、TV20は、上記S82において、次の録画予約がない場合(NOの場合)、そのまま次の処理(S85)へ移行する。
上記S83において、HDMI予約の場合、図10(A)に示すフローへ移行する。図10(A)において、TV20は、今回と次の予約のCEC物理アドレスが同じかどうかを判定する(S91)。同じ場合(YESの場合)、レコーダ10の停止をスキップし、一方、異なる場合(NOの場合)、レコーダ10を停止する。
一方、上記S83において、IEEE1394予約の場合、図10(B)に示すフローへ移行する。図10(B)において、TV20は、今回のCEC物理アドレスに対応するGUIDがあるかどうかを判定し(S101)、GUIDがある場合(YESの場合)、次回のIEEE1394録画対象機器と同じGUIDかどうかを判定する(S102)。同じ場合(YESの場合)、レコーダ10の停止をスキップする。また、上記S101でGUIDがない場合(NOの場合)、上記S102でGUIDが異なる場合(NOの場合)、レコーダ10を停止する。
次に、TV20は、上記S83の判定結果に基づいて、レコーダ10の停止スキップかどうかを判定し(S84)、停止スキップの場合(YESの場合)、レコーダ10を停止させず、そのまま動作させる。一方、停止スキップではない、すなわち停止の場合(NOの場合)、CECコマンドによる電源オフ要求をレコーダ10へ送信する(S85)。レコーダ10は、このCECコマンドを受けて、電源をオフしてスタンバイモードへ移行する(S86)。
図11は、本発明のAVシステムによるIEEE1394操作パネルの電源オン/オフ時のCECによる電源オン/オフシーケンスの一例を説明するための図である。本例ではレコーダ10が図3(B)に示したスタンバイモードにあるものとして説明する。
まず、TV20は、IEEE1394操作パネルから電源オンが指示されると(S111)、今回使おうとしているIEEE1394GUIDに対応するCEC物理アドレスがメモリ29に記憶されているかどうか判定する(S112)。CEC物理アドレスが記憶されている場合(YESの場合)、CECコマンドによる電源オン要求をレコーダ10へ送信する(S113)。レコーダ10は、このCECコマンドを受けて、電源をオンする(S114)。この後、TV20はS116におけるIEEE1394のリンク開始まで60秒待機する(S115)。
また、TV20は、上記S112において、CEC物理アドレスが記憶されていない場合(NOの場合)、そのまま次の処理(S116)へ移行する。TV20は、CEC物理アドレスがない場合あるいはCEC物理アドレスがあり60秒待機した後、TV20とレコーダ10間でIEEE1394のリンクが張られると(S116)、AVCコマンドによる電源状態把握要求をレコーダ10へ送信し、レコーダ10はこのAVCコマンドに返答する(S117)。TV20は、レコーダ10からのAVCコマンドを受けて、レコーダ10が電源オン状態かどうかを判定する(S118)。
TV20は、上記S118において、レコーダ10が電源オン状態にある場合(YESの場合)、そのまま次の処理(S120)へ移行し、一方、レコーダ10が電源オン状態でない場合(NOの場合)、AVCコマンドによる電源オン要求をレコーダ10へ送信する(S119)。
TV20は、IEEE1394操作パネルから電源オフが指示されると(S120)、AVCコマンドによる電源オフ要求をレコーダ10へ送信する(S121)。そして、IEEE1394GUIDに対応するCEC物理アドレスがあるかどうかを判定し(S122)、CEC物理アドレスがある場合(YESの場合)、CECコマンドによる電源オフ要求をレコーダ10へ送信する(S123)。レコーダ10は、このCECコマンドを受けて、電源をオフしてスタンバイモードへ移行する(S124)。また、TV20は、上記S122において、CEC物理アドレスがない場合(NOの場合)、電源オフ要求のCECコマンドを送らずに次の処理待ち状態へ移行する。
(第2の実施形態)
図12は、本発明の第2の実施形態に係るAV機器のスタンバイモードにおける待機時通電範囲を説明するためのブロック図である。図中網掛け部分が非通電部分である。なお、本実施形態ではTV20がスタンバイモードにあって、レコーダ10からTV20の電源オンを制御する構成について説明する。
IEEE1394に対応したレコーダ10は、IEEE1394録画予約機能や、IEEE1394操作パネルなどからの電源オン機能などを備える。従来図12(A)に示すように、IEEE1394で接続されたTV20は、スタンバイモードにおいても、IEEE1394規格に基づくAVCコマンドによる電源オン要求に対応できるように、HOST CPU21を含むIEEE1394送受信部25に通電していたため、待機時消費電力が大きかった。
そこで、本発明のTV20は、図12(B)に示すように、スタンバイモードにおいて、IEEE1394コネクタ28に係る回路であるIEEE送受信部25とHOST CPU21への電力供給を停止又は制限すると共に、HDMIコネクタ27のCECライン42に係る回路であるCEC I/F24とモニターマイコン23に電力を供給しながら待機する。このとき、HDMIレシーバ22は非通電状態、リモコン受光部26は通電状態とする。
すなわち、このスタンバイモードでは、IEEE送受信部25、HOST CPU21、及びHDMIレシーバ22が非通電状態とされ、CEC I/F24、モニターマイコン23、及びリモコン受光部26が通電状態とされ、レコーダ10からのCECコマンドが常時監視される。
スタンバイモードにあるTV20は、レコーダ10からの制御に従い、IEEE1394コネクタ28を使用した機能(例えば、IEEE1394による録画予約、IEEE1394操作パネルからの電源オンなど)を実行する際に、HDMIコネクタ27のCECライン42を介してレコーダ10から送られてくる電源オンのCECコマンドを受信する。このCECコマンドにより、IEEE1394コネクタ28に係る回路であるIEEE送受信部25とHOST CPU21への電力供給を開始し、電源オンモードに移行する。以後、IEEE1394のAVCコマンドの受信が可能となり、IEEE1394を使用した録画予約などが実行される。
そして、TV20は、IEEE1394を使用した録画予約の実行後、CECライン42を介してレコーダ10から送られてくる電源オフのコマンドを受信した場合、IEEE送受信部25、HOST CPU21、及びHDMIレシーバ22への電力供給を停止又は制限すると共に、CEC I/F24、モニターマイコン23、及びリモコン受光部26に電力を供給し、CECライン42を介してレコーダ10から送られてくる電源オンのコマンドを監視するスタンバイモードに移行する。
以上では制御される側となるTV20の動作例について説明したが、制御する側となるレコーダ10の動作例について説明する。
レコーダ10は、図12(B)に示すスタンバイモードにあるTV20に対して、IEEE1394を使用した録画予約機能などを実行する際に、CECライン42からTV20の電源をオンするためのCECコマンドを送信する。このCECコマンドにより、TV20のIEEE1394ケーブル30に接続される回路であるIEEE送受信部25、HOST CPU21への電力供給を開始させる。
ここで、レコーダからIEEE1394接続された機器をCECコマンドで制御するために、IEEE1394接続機器とHDMI接続機器とが同じ機器であることを特定する必要がある。そこで、レコーダ10は、起動時あるいはHDMI接続時において、CECコマンドを使用して、TV20から、機器の接続位置を示す物理アドレスと、機器の固有情報であるGUIDを取得する。そして、取得した物理アドレスとGUIDを対応付けてマッピングテーブルとしてメモリ19に記憶しておく。
レコーダ10は、IEEE1394を使用した録画予約などの実行前に、使用しようとしているTV20のGUIDに対応する物理アドレスがメモリ19に記憶されているかどうかを判定し、物理アドレスが記憶されている場合、CECライン42からTV20の電源をオンするためのCECコマンドを送信する。
また、レコーダ10は、IEEE1394を使用した録画予約機能などの実行後に、TV20のGUIDに対応する物理アドレスがメモリ19に記憶されているかどうかを判定し、物理アドレスが記憶されている場合、CECライン42からTV20の電源をオフして待機状態に移行させるためのCECコマンドを送信するようにしてもよい。
一般的にTVは起動してから安定(放送受信可能な状態)するまでに、ある程度の時間(例えば7秒程度)がかかることが知られている。そこで、レコーダ10は、IEEE1394録画予約実行終了後例えば7秒以内に、次の録画予約(IEEE1394またはHDMI)があり、その放送受信対象TVが、同じIEEE1394接続機器か、あるいは、同じCEC物理アドレスのHDMI接続機器である場合、電源オフのCECコマンドを送信せずに、そのままTV20を電源オン状態としてもよい。
また、そうでない場合、すなわち、IEEE1394録画予約実行終了後7秒以内に、次の録画予約がない場合、または、IEEE1394録画予約実行終了後7秒以内に、次の録画予約があっても、その放送受信対象TVが、同じIEEE1394接続機器か、あるいは、同じCEC物理アドレスのHDMI接続機器でない場合、TV20のGUIDに対応する物理アドレスがメモリ19に記憶されていれば、CECライン42から電源オフのCECコマンドを送信する。
図13は、本発明のAVシステムによるIEEE1394とHDMI同時接続の認識シーケンスの他の例を説明するための図である。まず、レコーダ10は、起動時またはHDMI接続時において、CEC物理アドレス決定後に、CECコマンドによるGUID要求をTV20へ送信する(S131)。TV20は、このCECコマンドを受けて、GUIDを含む返答をCECコマンドとしてレコーダ10へ送信する(S132)。そして、レコーダ10は、CEC物理アドレス(2byte)とIEEE1394GUID(8byte)のマッピングテーブルをメモリ19に記録する(S133)。
図14は、本発明のAVシステムによるIEEE1394録画予約実行開始時のCECによる電源オンシーケンスの他の例を説明するための図である。本例ではTV20が図12(B)に示したスタンバイモードにあるものとして説明する。なお、一般的にTVは起動してから安定(放送受信可能な状態)するまでに、ある程度の時間がかかる。ここではその時間を最大7秒とする。
まず、レコーダ10は、IEEE1394録画予約実行開始7秒前に(S141)、今回使おうとしているIEEE1394GUIDに対応するCEC物理アドレスがメモリ19に記憶されているかどうか判定する(S142)。CEC物理アドレスが記憶されている場合(YESの場合)、TV20の電源状態を確認及びその電源状態を記録し(S143)、CECコマンドによる電源オン要求をTV20へ送信する(S144)。TV20は、このCECコマンドを受けて、電源をオンする(S145)。この後、レコーダ10はS147におけるIEEE1394のリンク開始まで7秒待機する(S146)。
また、レコーダ10は、上記S142において、CEC物理アドレスが記憶されていない場合(NOの場合)、そのまま次の処理(S147)へ移行する。レコーダ10は、CEC物理アドレスがない場合あるいはCEC物理アドレスがあり7秒待機した後、レコーダ10とTV20間でIEEE1394のリンクが張られると(S147)、AVCコマンドによる電源状態把握要求をTV20へ送信し、TV20はこのAVCコマンドに返答する(S148)。レコーダ10は、TV20からのAVCコマンドを受けて、TV20が電源オン状態かどうかを判定する(S149)。
レコーダ10は、上記S149において、TV20が電源オン状態にある場合(YESの場合)、TVにサブチューナユニット(これはIEEE1394のAVCコマンドでチューナを制御するために必要な機能)があるかどうかを判定する(S151)。一方、TV20が電源オン状態でない場合(NOの場合)、AVCコマンドによる電源オン要求をTV20へ送信する(S150)。
そして、レコーダ10は、上記S151において、TVにサブチューナユニットがある場合(YESの場合)、AVCコマンドによる選局(ch切替)要求をTV20へ送信する(S152)。また、TVにサブチューナユニットがない場合(NOの場合)、HDMIのCECコマンドによる選局要求をTV20へ送信する(S153)。
TV20は、レコーダ10からの選局指示に従って、選局を行い(S154)、IEEE1394のTS(映像・音声信号)をレコーダ10へ送信する(S155)。レコーダ10は、このIEEE1394のTSを受けて、録画開始する(S156)。
図15は、本発明のAVシステムによるIEEE1394録画予約実行終了時のCECによる電源オフシーケンスの他の例を説明するための図である。まず、レコーダ10は、IEEE1394録画予約の終了時刻になると(S161)、7秒以内に次の録画予約(IEEE1394)があるかどうかを判定する(S162)。
レコーダ10は、上記S162において、次の録画予約がある場合(YESの場合)、今回と次の予約のGUIDが同じかどうかを判定する(S163)。同じ場合(YESの場合)、TV20の停止をスキップし、一方、異なる場合(NOの場合)、AVCコマンドによる電源オフ要求をTV20へ送信する(S164)。また、レコーダ10は、上記S162において、次のIEEE1394録画予約がない場合(NOの場合)、そのまま次の処理(S164)へ移行する。
そして、レコーダ10は、IEEE1394GUIDに対応するCEC物理アドレスがあるかどうかを判定し(S165)、CEC物理アドレスがある場合(YESの場合)、CECコマンドによる電源オフ要求をTV20へ送信する(S166)。
TV20は、このCECコマンドを受け取ると、7秒以内に視聴予約などにより起動状態になる必要があるかどうかを判定し(S167)、起動状態になる必要がない場合(NOの場合)、電源をオフしてスタンバイモードへ移行する(S168)。また、TV20は、上記S167において、起動状態になる必要がある場合(YESの場合)、電源をオフせずに次の処理へ移行する。また、レコーダ10は、上記S165において、CEC物理アドレスがない場合(NOの場合)、電源オフ要求のCECコマンドを送らずに次の処理待ち状態へ移行する。
図16は、本発明のAVシステムによるIEEE1394操作パネルの電源オン/オフ時のCECによる電源オン/オフシーケンスの他の例を説明するための図である。本例ではTV20が図12(B)に示したスタンバイモードにあるものとして説明する。
まず、レコーダ10は、IEEE1394操作パネルから電源オンが指示されると(S171)、今回使おうとしているIEEE1394GUIDに対応するCEC物理アドレスがメモリ19に記憶されているかどうか判定する(S172)。CEC物理アドレスが記憶されている場合(YESの場合)、CECコマンドによる電源オン要求をTV20へ送信する(S173)。TV20は、このCECコマンドを受けて、電源をオンする(S174)。この後、レコーダ10はS176におけるIEEE1394のリンク開始まで7秒待機する(S175)。
また、レコーダ10は、上記S172において、CEC物理アドレスが記憶されていない場合(NOの場合)、そのまま次の処理(S176)へ移行する。そして、レコーダ10は、CEC物理アドレスがない場合あるいはCEC物理アドレスがあり7秒待機した後、レコーダ10とTV20間でIEEE1394のリンクが張られると(S176)、AVCコマンドによる電源状態把握要求をTV20へ送信し、TV20はこのAVCコマンドに返答する(S177)。レコーダ10は、TV20からのAVCコマンドを受けて、TV20が電源オン状態かどうかを判定する(S178)。
レコーダ10は、上記S178において、TV20が電源オン状態にある場合(YESの場合)、そのまま次の処理(S180)へ移行し、一方、TV20が電源オン状態でない場合(NOの場合)、AVCコマンドによる電源オン要求をTV20へ送信する(S179)。
レコーダ10は、IEEE1394操作パネルから電源オフが指示されると(S180)、AVCコマンドによる電源オフ要求をTV20へ送信する(S181)。そして、レコーダ10は、IEEE1394GUIDに対応するCEC物理アドレスがあるかどうかを判定し(S182)、CEC物理アドレスがある場合(YESの場合)、CECコマンドによる電源オフ要求をTV20へ送信する(S183)。
TV20は、このCECコマンドを受け取ると、7秒以内に視聴予約などにより起動状態になる必要があるかどうかを判定し(S184)、起動状態になる必要がない場合(NOの場合)、電源をオフしてスタンバイモードへ移行する(S185)。また、TV20は、上記S184において、起動状態になる必要がある場合(YESの場合)、電源をオフせずに次の処理へ移行する。また、レコーダ10は、上記S182において、CEC物理アドレスがない場合(NOの場合)、電源オフ要求のCECコマンドを送らずに次の処理待ち状態へ移行する。
以上説明したように、本発明によれば、テレビとレコーダなどのAV機器間がIEEE1394とHDMIなどの2つ以上のインタフェースで接続されたAVシステムにおいて、消費電力の少ないCECによる待機状態とし、IEEE1394による録画予約機能等を実行する際に、CECコマンドにより電源オンできるため、AV機器の待機時消費電力を低減することができる。
本発明が適用可能なAVシステムの構成例を示す図である。 図1に示したAVシステムの構成例を説明するためのブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るAV機器のスタンバイモードにおける待機時通電範囲を説明するためのブロック図である。 本発明のAVシステムによる録画予約シーケンスの一例を説明するための図である。 本発明のAVシステムによるIEEE1394とHDMI同時接続の認識シーケンスの一例を説明するための図である。 本発明のAVシステムによるIEEE1394録画予約実行開始時のCECによる電源オンシーケンスの一例を説明するための図である。 本発明のAVシステムによるIEEE1394録画予約実行終了時のCECによる電源オフシーケンスの一例を説明するための図である。 本発明のAVシステムによるIEEE1394録画予約実行終了時のCECによる電源オフシーケンスの一例を説明するための図で、図7の続きである。 本発明のAVシステムによるHDMI録画予約実行終了時のCECによる電源オフシーケンスの一例を説明するための図である。 本発明のAVシステムによるHDMI録画予約実行終了時のCECによる電源オフシーケンスの一例を説明するための図で、図9の続きである。 本発明のAVシステムによるIEEE1394操作パネルの電源オン/オフ時のCECによる電源オン/オフシーケンスの一例を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係るAV機器のスタンバイモードにおける待機時通電範囲を説明するためのブロック図である。 本発明のAVシステムによるIEEE1394とHDMI同時接続の認識シーケンスの他の例を説明するための図である。 本発明のAVシステムによるIEEE1394録画予約実行開始時のCECによる電源オンシーケンスの他の例を説明するための図である。 本発明のAVシステムによるIEEE1394録画予約実行終了時のCECによる電源オフシーケンスの他の例を説明するための図である。 本発明のAVシステムによるIEEE1394操作パネルの電源オン/オフ時のCECによる電源オン/オフシーケンスの他の例を説明するための図である。
符号の説明
10…AV機器(レコーダ)、11…HDMIトランスミッタ、12,21…HOST CPU、13…フロントマイコン、14,24…CEC I/F、15,25…IEEE1394送受信部、16,26…リモコン受光部、17,27…HDMIコネクタ、18,28…IEEE1394コネクタ、19,29…メモリ、20…AV機器(TV)、22…HDMIレシーバ、23…モニターマイコン、30…IEEE1394ケーブル、40…HDMIケーブル、41…TMDSライン、42…CECライン。

Claims (17)

  1. 外部機器とHDMI規格に準じた接続を行い該HDMI規格に基づくCECコマンドを前記外部機器から受信する第1の接続手段と、前記外部機器とIEEE1394規格に準じた接続を行い該IEEE1394規格に基づくAVCコマンドを前記外部機器から受信する第2の接続手段とを備えたAV機器であって、
    前記第2の接続手段に係る回路への電力供給を停止又は制限すると共に、前記第1の接続手段に係る回路に電力を供給しながら待機し、前記第2の接続手段を使用した機能を実行する際に、前記第1の接続手段を介して前記外部機器から送られてくる電源オンのコマンドを受信することにより、前記第2の接続手段に係る回路への電力供給を開始することを特徴とするAV機器。
  2. 請求項1に記載のAV機器において、前記第2の接続手段を使用した機能の実行後、前記第1の接続手段を介して前記外部機器から送られてくる電源オフのコマンドを受信した場合、前記第2の接続手段に係る回路への電力供給を停止又は制限すると共に、前記第1の接続手段に係る回路に電力供給し、前記第1の接続手段を介して前記外部機器から送られてくる電源オンのコマンドを監視する待機状態へ移行させることを特徴とするAV機器。
  3. 外部機器とHDMI規格に準じた接続を行い該HDMI規格に基づくCECコマンドを前記外部機器へ送信する第1の接続手段と、前記外部機器とIEEE1394規格に準じた接続を行い該IEEE1394規格に基づくAVCコマンドを前記外部機器へ送信する第2の接続手段とを備えたAV機器であって、
    前記外部機器は、前記第2の接続手段に接続される回路への電力供給を停止又は制限すると共に、前記第1の接続手段に接続される回路に電力を供給しながら待機し、前記AV機器は、前記第2の接続手段を使用した機能を実行する際に、前記第1の接続手段から前記外部機器の電源をオンするためのコマンドを送信することにより、前記外部機器の前記第2の接続手段に接続される回路への電力供給を開始させることを特徴とするAV機器。
  4. 請求項3に記載のAV機器において、CECコマンドを使用して、前記外部機器から、機器の接続位置を示す物理アドレスと、機器の固有情報であるGUIDを取得し、該取得した物理アドレスとGUIDを対応付けてメモリに記憶することを特徴とするAV機器。
  5. 請求項4に記載のAV機器において、前記第2の接続手段を使用した機能の実行前に、前記外部機器のGUIDに対応する物理アドレスが前記メモリに記憶されているかどうかを判定し、物理アドレスが記憶されている場合、前記第1の接続手段から前記外部機器の電源をオンするためのCECコマンドを送信することを特徴とするAV機器。
  6. 請求項4又は5に記載のAV機器において、前記第2の接続手段を使用した機能の実行後に、前記外部機器のGUIDに対応する物理アドレスが前記メモリに記憶されているかどうかを判定し、物理アドレスが記憶されている場合、前記第1の接続手段から前記外部機器の電源をオフして待機状態に移行させるためのCECコマンドを送信することを特徴とするAV機器。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のAV機器において、前記第2の接続手段を使用した機能は、録画予約機能あるいは電源オン機能であることを特徴とするAV機器。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のAV機器において、該AV機器は録画装置であり、前記外部機器は表示装置であることを特徴とするAV機器。
  9. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のAV機器において、該AV機器は表示装置であり、前記外部機器は録画装置であることを特徴とするAV機器。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載のAV機器と、該AV機器のHDMI端子とIEEE1394端子に接続される外部機器とを備えたAVシステム。
  11. 外部機器とHDMI規格に準じた接続を行い該HDMI規格に基づくCECコマンドを前記外部機器から受信する第1の接続手段と、前記外部機器とIEEE1394規格に準じた接続を行い該IEEE1394規格に基づくAVCコマンドを前記外部機器から受信する第2の接続手段とを備えたAV機器の電力制御方法であって、
    前記AV機器が、前記第2の接続手段に係る回路への電力供給を停止又は制限すると共に、前記第1の接続手段に係る回路に電力を供給しながら待機し、前記第2の接続手段を使用した機能を実行する際に、前記第1の接続手段を介して前記外部機器から送られてくる電源オンのコマンドを受信することにより、前記第2の接続手段に係る回路への電力供給を開始することを特徴とする電力制御方法。
  12. 請求項11に記載の電力制御方法において、前記AV機器が、前記第2の接続手段を使用した機能の実行後、前記第1の接続手段を介して前記外部機器から送られてくる電源オフのコマンドを受信した場合、前記第2の接続手段に係る回路への電力供給を停止又は制限すると共に、前記第1の接続手段に係る回路に電力供給し、前記第1の接続手段を介して前記外部機器から送られてくる電源オンのコマンドを監視する待機状態へ移行させることを特徴とする電力制御方法。
  13. 外部機器とHDMI規格に準じた接続を行い該HDMI規格に基づくCECコマンドを前記外部機器へ送信する第1の接続手段と、前記外部機器とIEEE1394規格に準じた接続を行い該IEEE1394規格に基づくAVCコマンドを前記外部機器へ送信する第2の接続手段とを備えたAV機器の電力制御方法であって、
    前記外部機器が、前記第2の接続手段に接続される回路への電力供給を停止又は制限すると共に、前記第1の接続手段に接続される回路に電力を供給しながら待機し、前記AV機器が、前記第2の接続手段を使用した機能を実行する際に、前記第1の接続手段から前記外部機器の電源をオンするためのコマンドを送信することにより、前記外部機器の前記第2の接続手段に接続される回路への電力供給を開始させることを特徴とする電力制御方法。
  14. 請求項13に記載の電力制御方法において、前記AV機器が、CECコマンドを使用して、前記外部機器から、機器の接続位置を示す物理アドレスと、機器の固有情報であるGUIDを取得し、該取得した物理アドレスとGUIDを対応付けてメモリに記憶することを特徴とする電力制御方法。
  15. 請求項14に記載の電力制御方法において、前記AV機器が、前記第2の接続手段を使用した機能の実行前に、前記外部機器のGUIDに対応する物理アドレスが前記メモリに記憶されているかどうかを判定し、物理アドレスが記憶されている場合、前記第1の接続手段から前記外部機器の電源をオンするためのCECコマンドを送信することを特徴とする電力制御方法。
  16. 請求項14又は15に記載の電力制御方法において、前記AV機器が、前記第2の接続手段を使用した機能の実行後に、前記外部機器のGUIDに対応する物理アドレスが前記メモリに記憶されているかどうかを判定し、物理アドレスが記憶されている場合、前記第1の接続手段から前記外部機器の電源をオフして待機状態へ移行させるためのCECコマンドを送信することを特徴とする電力制御方法。
  17. 請求項11乃至16のいずれか1項に記載の電力制御方法において、前記第2の接続手段を使用した機能は、録画予約機能あるいは電源オン機能であることを特徴とする電力制御方法。
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