JP4827582B2 - 耐中性化性および耐塩害性に優れた鉄筋を有する水和硬化体 - Google Patents

耐中性化性および耐塩害性に優れた鉄筋を有する水和硬化体 Download PDF

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Description

本発明は、乾湿が繰り返される海岸等の中性化と塩害が進みやすい環境下で用いる構造物での利用に好適な耐中性化性および耐塩害性に優れた鉄筋を有する水和硬化体に関するものである。
鉄筋コンクリートは、コンクリート中のアルカリ成分によって鉄筋の表面に不動態皮膜が形成されるため鉄筋が防食され、長期に渡って強度と耐久性を発揮する構造部材である。したがって、コンクリートが中性化すると不動態皮膜が破壊され鉄筋が腐食し、構造物部材として機能しなくなる。
近年は、コンクリートの骨材の入手事情が悪化し、例えば、アルカリ骨材反応を生じる可能性がある安山岩等を骨材として使用せざるを得ない場合がある。アルカリ骨材反応によりコンクリートにひび割れを生じた場合、コンクリートの中性化が急速に進行し、鉄筋が腐食する等の問題がある。また良質な骨材を使用したコンクリートの場合であっても、これを乾湿が繰り返される等の中性化が進みやすい環境下で使用した際には、コンクリートの中性化よって鉄筋表面の不動態皮膜が破壊されて鉄筋が腐食し、発生した錆に起因する体積膨張によってコンクリートが剥落する。当然のことながら、鉄筋と外界との間に存在するコンクリートの厚み(かぶり厚)を増大させることにより、中性化が鉄筋の表面に到達する時間を遅延させることができるが、コンクリートのかぶり厚の増大により構造物が大型化するためコストが増大するという問題がある。
上記のような鉄筋コンクリートの耐中性化性を向上する手段としては、一般に水セメント比を小さくする方法が知られている
一方、製鋼スラグと高炉スラグ微粉末とを主原料とし、コンクリートの代替が可能な水和硬化体が特許文献1及び非特許文献1に開示されている。
これらの水和硬化体をコンクリートの代替として用いることで、製鉄所で大量に発生するスラグを有効利用することができる。
特開2001−049310号公報 「鉄鋼スラグ水和固化体技術マニュアル」沿岸開発技術研究センター 2003年
しかし、鉄筋コンクリートの耐中性化性を向上させるために水セメント比を小さくする方法は、アルカリ骨材反応を生じることがない良質な骨材を用いたときは有効であるが、アルカリ骨材反応を生じる骨材を用いた場合は効果がない。また、水セメント比を小さくすると高コストとなるばかりでなく、コンクリートの自己収縮が大きくなるという弊害を生じる。
一方、上記の特許文献1、非特許文献1の水和硬化体をコンクリート代替として用いた場合の耐中性化性については、特許文献1に開示された水和硬化体は用途を路盤材、建築・土木材等としている程度で不明瞭であり、非特許文献1に開示された水和硬化体は、対象を鉄筋を含有しない無筋コンクリート代替に限定しているため、どちらについても性能自体が不明である。そこで、これらの水和硬化体の耐中性化性を本発明者らが調べたところ、極めてばらつきが大きく、鉄筋コンクリート代替として安定して使用することが困難であることがわかった。
このように従来の技術を用いては、コンクリートや製鋼スラグと高炉スラグ微粉末等を材料とした水和硬化体の中性化を抑止して鉄筋の腐食を防止することは限界がある。
したがって本発明の目的は、このような従来技術の課題を解決し、中性化が進みやすいような環境条件においても長期の耐久性を有する構造物部材とすることができる耐中性化性および耐塩害性に優れた鉄筋を有する水和硬化体を提供することにある。
このような課題を解決するための本発明の特徴は以下の通りである。
(1)鉄筋を内部に有する水和硬化体が、少なくとも製鋼スラグと高炉スラグ微粉末とフライアッシュとを含有し、前記製鋼スラグのCaO/SiO2が質量比で1.5以上2.7以下および/またはCaO濃度が25質量%以上47.1質量%以下であり、前記製鋼スラグは粒径が0.075mm以上、20mm以下の範囲内にある製鋼スラグを含み、粒径が5mm以下の製鋼スラグの含有量が500kg/m3以上であり、製鋼スラグの最大粒径が20mmであり、前記混合物中における高炉スラグ微粉末の含有量が100〜600kg/m であり、前記混合物中における製鋼スラグの含有量が1882kg/m 以上であり、製鋼スラグのMgO含有量が1.8〜4.3質量%であり、前記鉄筋がC:0.09mass%以下、N:0.09mass%以下、Cr:4mass%以上、15mass%以下を含有するCr添加鋼であることを特徴とする耐中性化性および耐塩害性に優れた鉄筋を有する水和硬化体。
(2)Cr添加鋼が、C:0.001mass%以上、0.09mass%以下、N:0.001mass%以上、0.09mass%以下、Cr:4mass%以上、10mass%以下、Si:0.01mass%以上、2.0mass%以下、Mn:0.01mass%以上、2.0mass%以下、Al:0.1mass%以下、P:0.05mass%以下、S:0.05mass%以下を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなることを特徴とする(1)に記載の耐中性化性および耐塩害性に優れた鉄筋を有する水和硬化体。
(3)Cr添加鋼がさらに、Cu:0.5mass%未満、Ni:2.0mass%以下、およびMo:2.0mass%以下の中から選ばれる1種又は2種以上を含有することを特徴とする(1)または(2)に記載の耐中性化性および耐塩害性に優れた鉄筋を有する水和硬化体。
(4)水和硬化体が、さらにアルカリ土類金属の酸化物、水酸化物、ポルトランドセメント、シリカセメント、フライアッシュセメント、エコセメント から選ばれる1種または2種以上を含有することを特徴とする(1)ないし(3)のいずれか1つに記載の耐中性化性および耐塩害性に優れた鉄筋を有する水和硬化体。
本発明によれば、耐中性化性と耐塩害性に優れることから、鉄筋に対する防食性に優れた水和硬化体が得られる。このため、中性化により従来の鉄筋コンクリートが短期間で崩壊するような環境下においても、長期間の使用が可能な構造物を提供できる。
本発明では、水和硬化体の材料を最適化することにより、従来のコンクリートや製鋼スラグと高炉スラグ微粉末等を材料とした水和硬化体よりも耐中性化性に優れた水和硬化体が得られ、これをCr添加鋼からなる鉄筋と組み合わせることで、高塩分濃度を含有し乾湿が繰り返される中性化および塩害の進みやすい環境下においても長期の耐久性を有する構造物部材として使用できることを見出し、本発明を完成した。
まず水和硬化体を構成する材料について説明する。
なお、本発明において、水和硬化体における(水和硬化体中の)含有量(配合量)とは、水和硬化体の配合原料となる各材料(混練用の水や混和剤なども含む)を混合した混合物中における含有量を意味する。本発明における水和硬化体は、配合原料となる材料を混合して形成した混合物を硬化させたものである。
本発明の水和硬化体は、少なくとも製鋼スラグと、高炉スラグ微粉末とを含有し、製鋼スラグはCaO/SiO2が質量比で1.5以上および/またはCaO濃度が25質量%以上とする。
水和硬化体の材料のうち、製鋼スラグは、骨材および結合材、さらに水和硬化体の中性化抑止材として作用する。骨材として作用させるための製鋼スラグの粒度分布は、コンクリート用の細骨材や粗骨材に相当するような粒度とし、粒径が0.075mm以上程度、また最大粒径が40mm以下程度とすることが好ましい。また、結合材として作用させるための製鋼スラグは微粉であることが好ましく、粒径が0.15mm未満程度であることが好ましい。したがって、結合材としての粒径と骨材としての粒径をそれぞれ満足するスラグ粒子が含まれている適当な粒度分布を有する製鋼スラグ(例えば、或る条件で粉砕処理した製鋼スラグやその粉砕処理後に篩分した製鋼スラグ)を使用することが望ましい。中性化抑止材として作用させるための製鋼スラグは、製鋼スラグの含有成分であるCaOとSiO2との質量比であるCaO/SiO2が1.5以上および/またはCaO濃度が25質量%以上とする必要がある。CaO/SiO2が質量比で1.5以上および/またはCaO濃度が25質量%以上の製鋼スラグは、製鋼スラグ中のCaO成分が長期間にわたり水和硬化体中に含まれる水に溶解し、水和硬化体を弱アルカリ性に保ち、中性化を抑止する。より好ましくは、CaO/SiO2が質量比で2.0以上および/またはCaO濃度が30質量%以上である。一般にCaO/SiO2、CaO濃度が高くなると製鋼スラグ中の遊離CaO(free−CaO)による水和膨張性が大きくなるが、水和硬化体の膨張安定性が確保されれば問題がないことから、これらの上限値は特に規定しない。なお、本発明におけるCaO濃度が25質量%以上とは、下記(A)式に示すCaO濃度で25質量%以上のことである。
CaO濃度[質量%]={CaO分析濃度[質量%]/(100−金属鉄分析濃度[質量%])}×100 ・・・(A)
(A)式は、酸化物鉱物相を形成しない、かつ濃度の変動が大きな金属鉄の影響を排除した製鋼スラグのCaO濃度に相当するものである。
中性化を抑止するためには、製鋼スラグを水和硬化体中の材料として500kg/m3以上用いることがより好ましい。さらにより好ましくは、700kg/m3以上である。粒度については特に規定しないが、0.075mmから20mm程度の粒子が含まれていることが好ましい。微粒分の製鋼スラグは、供用期間の初期におきて中性化を抑止する効果が特にあり、粗粒分の製鋼スラグは供用期間の長期にわたり中性化を抑止する効果が持続するためである。また、5mm以下の製鋼スラグが500kg/m3以上含まれるとより好ましい。
また、製鋼スラグは通常の砂利等の骨材と異なりアルカリ骨材反応を起こさないため、水和硬化体そのものの耐久性が優れるだけでなく、アルカリ骨材反応に起因するひび割れの発生も抑制できるので、ひび割れを介した中性化が起こらず、水和硬化体中の鉄筋の防食の観点からも好ましい。
水和硬化体の材料として高炉スラグ微粉末を用いるのは、潜在水硬性を有する高炉スラグ微粉末が製鋼スラグによりアルカリ刺激を受け効率的に水和反応するためだけでなく、従来のコンクリートよりも硬化物が緻密な組織を有するため、水和硬化体の中性化の原因となる二酸化炭素の透過を著しく抑制できるからである。また、高炉スラグ微粉末と製鋼スラグ中の遊離CaO(free−CaO)が反応し、製鋼スラグの水和膨張を抑制するためである。高炉スラグ微粉末としてはJIS A 6206「コンクリート用高炉スラグ微粉末」を特に好ましく用いることができる。
高炉スラグ微粉末の水和硬化体中の配合量は、100〜600kg/m3であることが好ましい。100kg/m3未満ではコンクリート代替として必要な18N/mm2以上の圧縮強度が得られない場合があり、600kg/m3を超えると強度の増加はほとんど無く不経済となるためである。高炉スラグ微粉末のより好ましい配合量は、200〜400kg/m3である。
水和硬化体は、さらにフライアッシュを含有することが好ましい。水和硬化体の材料としてフライアッシュを用いるのは、製鋼スラグ中のCa成分とフライアッシュが効率的に反応することによりフライアッシュのポゾラン反応が進むためである。また、フライアッシュと製鋼スラグ中の遊離CaOが反応し、製鋼スラグの水和膨張を抑制するためである。さらに、フライアッシュの適量の配合でワーカビリティを向上させる効果もある。フライアッシュはJIS A 6201「コンクリート用フライアッシュ」を用いることが好ましいが、原粉および加圧流動床灰の使用等も可能である。
フライアッシュの水和硬化体中の配合量は、特に限定しないが、50〜300kg/m3であることが好ましい。50kg/m3未満では製鋼スラグの水和膨張を抑制する効果が低く、300kg/m3を超えると水を加えて練混ぜた後のフレッシュな状態の粘性が高くなり、ワーカビリティが悪化するため、また製鋼スラグの水和膨張を抑制する効果も変わらず不経済であるためである。
水和硬化体の材料として、さらに、アルカリ土類金属の酸化物、水酸化物、および各種セメントから選ばれる1種または2種以上を含有することが好ましい。
水和硬化体の材料として、アルカリ土類金属の酸化物、水酸化物、および各種セメントから選ばれる1種または2種以上を使用する場合、高炉スラグ微粉末に対して、質量比で1%以上配合することが好ましい。これは、高炉スラグ微粉末が有する潜在水硬性を効率的に発現させるためのアルカリ刺激材として配合するものであり、製鋼スラグのアルカリ刺激だけでは不足する場合に配合することが望ましい。1mass%以上としたのは、1mass%未満ではアルカリ刺激としての効果が低いためである。上限は特に設定しないが、アルカリ土類金属の酸化物、水酸化物の場合、100mass%を超えて配合してもアルカリ刺激効果が変わらず不経済となる。アルカリ土類金属の酸化物、水酸化物配合の場合、好ましくは、5〜20mass%の配合とする。なお、各種セメントの場合は、高炉スラグ微粉末に対するアルカリ刺激だけでなく、セメント自体の水硬性も発揮されるため、100mass%を超えて配合しても圧縮強度が増加する効果を有する。各種セメント配合の場合、好ましくは10〜150mass%の配合とする。
なお、各種セメントとは、JIS R 5210「ポルトランドセメント」、JIS R 5211「高炉セメント」、JIS R 5212「シリカセメント」、JIS R 5213「フライアッシュセメント」、JIS R 5214「エコセメント」のことである。
次に、本発明で用いる鉄筋について説明する。尚、無筋の水和硬化体は、耐中性化性が優れていない場合でも問題とはならない。
鉄筋に用いる鋼材としては、耐食性の良好な、C:0.09mass%以下、N:0.09mass%以下、Cr:4mass%以上、15mass%以下を含有するCr添加鋼を用いるものとする。
上記のCr添加鋼としては、C:0.001mass%以上、0.09mass%以下、N:0.001mass%以上、0.09mass%以下、Cr:4mass%以上、10mass%以下、Si:0.01mass%以上、2.0mass%以下、Mn:0.01mass%以上、2.0mass%以下、Al:0.1mass%以下、P:0.05mass%以下、S:0.05mass%以下を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなるものを用いることが好ましく、さらに、Cu:0.5mass%未満、Ni:2.0mass%以下、およびMo:2.0mass%以下の中から選ばれる1種又は2種以上を含有することが好ましい。
以下、各化学成分の限定理由について説明する。
C:0.09mass%以下とする。
Cは、0.09mass%超ではCr炭化物の生成量が多くなり、カソード反応が促進されて鉄筋腐食が促進する。本発明において、C量を0.09mass%以下とすることは非常に重要である。また、0.001mass%未満では強度が不足する場合がある。したがって本発明で用いるCr添加鋼は、Cを0.09mass%以下、好ましくは0.001mass%以上、0.09mass%以下、特に好ましくは0.001mass%以上、0.03mass%以下の量で含有する。
N:0.09mass%以下とする。
従来の防食性コンクリート鉄筋では、Nに着目したものは見当たらない。本発明者らの知見によれば、0.09mass%超ではCr窒化物の生成量が多くなり、カソード反応が促進されて鉄筋腐食が促進する。本発明において、N量を0.09mass%以下とすることは非常に重要である。また、Nは0.001mass%未満では強度が不足する場合がある。したがって本発明で用いるCr添加鋼は、Nを0.09mass%以下、好ましくは0.001mass%以上、0.09mass%以下、さらに好ましくは0.001mass%以上、0.03mass%以下の量で含有する。
Cr:4mass%以上、15mass%以下とする。
従来のステンレスを除く鉄筋では、塩化物による孔食を受けやすくなるとし、通常は、Cr量を3.00mass%以下としていた。本発明では、Crは防食鉄筋として必要な耐食性を確保するために不可欠な元素である。水和硬化体中において鉄筋の長期使用が可能となるレベルの耐食性を確保するため、少なくとも4mass%のCr量が必要である。このCr量は15mass%であれば、アノード反応は充分に低減され、これより多くてもアノード反応の低減効果は飽和状態である。一方、Cr量が10mass%を超えると靭性が劣化する場合があり、またコストアップとなるため、Cr量の上限は15mass%、好ましくは10mass%以下が適正である。したがって本発明で用いる鉄筋は、Crを4mass%以上、15mass%以下、好ましくは4mass%以上、10mass%以下、さらに好ましくは6mass%以上、10mass%以下の量で含有する。
本発明で用いるCr添加鋼は、上記特定量のC、N、Crとともに、腐食の起点ともなる酸化物系介在物を製鋼過程において除去するため、脱酸剤として有効な下記元素を特定量含有することが望ましい。
Si:0.01mass%以上、2.0mass%以下とする。
Siは脱酸剤として有用な元素であり、その含有量が0.01mass%以上であれば充分な脱酸効果を発現することができる。一方、Si含有量が2.0mass%を超えると硬くなって靭性が劣化する傾向がある。このため本発明で用いるCr添加鋼は、Siを0.01mass%以上、2.0mass%以下の量で含有することが好ましく、より好ましくは0.1mass%以上、1.0mass%以下の量で含有する。
Mn:0.01mass%以上、2.0mass%以下とする。
Mnは脱酸剤および熱間加工性改善に有用な元素であり、その含有量が0.01mass%以上であれば充分な脱酸効果と熱間加工性改善を発現することができる。一方、Mn含有量が2.0mass%を超えるとMnSなどの介在物が増加して耐食性を低下させる傾向がある。このためMn含有量は0.01mass%以上、2.0mass%であることが好ましく、より好ましくは0.1mass%以上、1.0mass%以下の量で含有する。
Al:0.1mass%以下とする。
上記Siによる脱酸では不充分な場合には、脱酸剤としてAlを利用することができるが、Al含有による介在物が増加して耐食性を低下させる傾向があるため、Al含有量は0.1mass%以下とすることが望ましい。
また本発明に係るCr添加鋼のPおよびS含有量は、以下のように制限される。
P:0.05mass%以下とする。
Pは、靭性・延性等の機械的性質を劣化させるばかりでなく、耐食性に対しても有害な元素である。本発明において、P含有量が特に0.05mass%を超えると、その影響が顕著になるため、P含有量は0.05mass%以下に制限する。
S:0.05mass%以下とする。Sは、上記Mnと結合してMnSを形成し、腐食の起点となる。またSは結晶粒界に偏析して、粒界脆化を促進する有害物質であるので、極力低減することが好ましい。特にS含有量が0.05mass%を超えるとその悪影響が顕著になるため、S含有量は0.05mass%以下に制限する。
本発明で用いるCr添加鋼は、さらに、耐食性向上に有効なCu、NiおよびMoからなる群より選ばれる少なくとも1成分を特定量で含有することが好ましい。
Cu:0.5mass%未満とする。
Cuは、Cr添加鋼のアノード反応を低減して耐食性を向上させる。しかし、その含有量が0.5mass%以上になると、熱間圧延においてゴマヘゲと呼ばれる表面欠損を生じる。このためCu含有量は0.5mass%未満とすることが望ましい。
Ni:2.0mass%以下とする。
NiもCr添加鋼のアノード反応を低減して耐食性を向上させる。しかし、その含有量が2.0mass%を超えるとコストが大幅に増加するので2.0mass%以下とすることがことが望ましい。
Mo:2.0mass%以下とする。
Moも耐食性を向上させることに極めて有効であるが、2.0mass%を超えるとコストが大幅に増加するので2.0mass%以下とすることがことが望ましい。
上記Cu、NiおよびMoのいずれも各々の効果を発揮するためには、0.1mass%以上添加することが望ましい。
なお必要に応じて他の元素たとえばTi、Nb、Bなどを含有していてもよい。
上記以外の残部はFeおよび不可避的不純物である。
上記Cr添加鋼からなる鉄筋は、上記組成を有する以外特に限定されず、通常の溶解、鋳造、圧延工程などにより製造することができる。また圧延工程における熱間でのスケールを除去するために、ショットブラスト処理と酸洗を行うこともできるが、場合によってはショットブラスト処理のみでもよく、または脱スケールなしでもよい。また熱間圧延により、鉄筋を製造した後、強度を調整するために熱処理を行ってもよい。ショットブラスト処理を行った後、さらに酸洗を施す場合の例を、下記の実施例において示す。
水和硬化体は、上記の材料を配合して、水を加えて混練して、所定の型枠等に打ち込んで養生して製造する。打ち込みの際に上記の鉄筋を配筋して、鉄筋を有する水和硬化体とする。
水和硬化体の養生方法は、所定の強度が確保できれば、通常コンクリートにおいて用いられる水中養生、現場養生、蒸気養生等の何れの方法をも用いることができる。
製鋼スラグは表1に示す化学成分、物性値(最大粒径、粗粒率、細骨材率、表乾密度)のものを用いた(製鋼スラグNo.A〜E)。粗粒率とはJIS A 0203に記載の番号3115の粗粒率のことである。細骨材率とは全粒度の製鋼スラグ量に対する粒径5mm以下の製鋼スラグ量の絶対容積比を百分率で表した値である。
Figure 0004827582
高炉スラグ微粉末はJIS A 6206「コンクリート用高炉スラグ微粉末」における高炉スラグ微粉末4000を、フライアッシュはJIS A 6201「コンクリート用フライアッシュ」におけるII種を使用した。アルカリ刺激材は、JIS R 5201に適合する普通ポルトランドセメントまたは、JIS R 9001に適合する工業用消石灰・特号を使用した。混和剤は、JIS A 6204に適合するポリカルボン酸系の高性能AE減水剤を使用した。
鉄筋は、表2に示す各化学成分を有する鋼塊50kgを真空溶解して製造した(鋼種No.1〜16)。鋼塊の表面を5mm研削した後、1200℃×1hrの焼鈍を施し、熱間鍛造により50mm角のビレットを作成した。このビレットに1100℃×1hrの焼鈍を施し、線棒圧延機により15mmφの棒鋼を製造した。次いで熱間でのスケールを除去するために、ショットブラスト処理と酸洗を行った。具体的には、この棒鋼にショットブラストと3%フッ酸−12%硝酸の混合酸による酸洗を施して脱スケールを行った。
Figure 0004827582
表3に示す配合(配合No.1〜10)により水和硬化体の材料をミキサで練混ぜ、φ100×200mmの型枠に流し込み、養生してNo.1〜16の圧縮強度測定用のテストピースを製作した。圧縮強度の測定は、JIS A 1108「コンクリートの圧縮強度試験方法」にしたがって行った。養生条件は標準養生28日とした。また、同時に表3に示す鋼種の鉄筋を中心部に挿入したφ100×200mmの中性化促進試験用のテストピースをNo.1〜16の各製造条件に付き2体製作した。養生条件は標準養生28日とした。中性化促進試験は、標準養生28日後のテストピースをCO2濃度5%、温度40℃、湿度60%RHの条件で91日間暴露後、1体を50mmピッチで輪切りしたものについて、中性化深さを測定し、その平均値より評価した。中性化深さの測定は、フェノールフタレイン1%溶液噴霧法によって、無変色部を中性化部とした。
中性化促進試験を終えた試験体のうち輪切りにしなかったものを、耐塩害性試験に供した。耐塩害性試験は、60℃の3%NaCl水溶液に3日間浸漬した後に60℃、50%RHの恒温恒湿槽で4日間乾燥することを1サイクルとし、これを100サイクル繰り返した後に水和硬化体を破壊して鉄筋を取り出し、鉄筋を10mass%の水素クエン酸アンモニウム水溶液で除錆し、腐食面積率と最大腐食深さをマイクロメーターで測定した。
Figure 0004827582
また、比較のために製鋼スラグおよび高炉スラグ微粉末を用いない、普通コンクリートのテストピース(No.17)を作製した。表4の配合によりコンクリートの材料をミキサで練り混ぜ、φ100×200mmの型枠に流し込み、養生して、圧縮強度測定用、中性化促進試験用および耐塩害性試験用のテストピースを製作した。圧縮強度測定用のテストピースの養生条件は標準養生28日とした。圧縮強度試験、中性化促進試験および耐塩害性試験は上記と同じように行なった。なお、骨材はJIS A 1145「骨材のアルカリシリカ反応性試験方法(化学法)」による試験において、「無害」と判定された良質なものを用いた。
Figure 0004827582
圧縮強度測定結果、中性化促進試験結果および耐塩害性試験結果を表3、4に併せて示す。CaO/SiO2が質量比で1.5以上および/またはCaO濃度が25質量%以上である製鋼スラグ(製鋼スラグNo.A〜D)と高炉スラグ微粉末とを含有した配合No.1〜8の水和硬化体と所定の鋼成分を有する鉄筋と組み合わせた場合(テストピースNo.1〜10)には、良質な骨材を用いた水結合材比(水セメント比)50%のテストピースNo.17(配合No.11)の普通コンクリートよりも中性化深さが小さく、耐塩害性試験後において内部の鉄筋表面の腐食も認められなかった。一方、CaO/SiO2が質量比で1.5未満かつCaO濃度が25質量%未満である製鋼スラグ(製鋼スラグNo.E)と高炉スラグ微粉末とを含有したテストピースNo.11〜16(配合No.9、10)の水和硬化体は、良質な骨材を用いた水結合材比50%の普通コンクリート(テストピースNo.17)よりも耐中性化性に劣り、鉄筋も腐食した。

Claims (4)

  1. 鉄筋を内部に有する水和硬化体が、少なくとも製鋼スラグと高炉スラグ微粉末とフライアッシュとを含有し、前記製鋼スラグのCaO/SiO2が質量比で1.5以上2.7以下および/またはCaO濃度が25質量%以上47.1質量%以下であり、前記製鋼スラグは粒径が0.075mm以上、20mm以下の範囲内にある製鋼スラグを含み、粒径が5mm以下の製鋼スラグの含有量が500kg/m3以上であり、製鋼スラグの最大粒径が20mmであり、前記混合物中における高炉スラグ微粉末の含有量が100〜600kg/m であり、前記混合物中における製鋼スラグの含有量が1882kg/m 以上であり、製鋼スラグのMgO含有量が1.8〜4.3質量%であり、前記鉄筋がC:0.09mass%以下、N:0.09mass%以下、Cr:4mass%以上、15mass%以下を含有するCr添加鋼であることを特徴とする耐中性化性および耐塩害性に優れた鉄筋を有する水和硬化体。
  2. Cr添加鋼が、C:0.001mass%以上、0.09mass%以下、N:0.001mass%以上、0.09mass%以下、Cr:4mass%以上、10mass%以下、Si:0.01mass%以上、2.0mass%以下、Mn:0.01mass%以上、2.0mass%以下、Al:0.1mass%以下、P:0.05mass%以下、S:0.05mass%以下を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなることを特徴とする請求項1に記載の耐中性化性および耐塩害性に優れた鉄筋を有する水和硬化体。
  3. Cr添加鋼がさらに、Cu:0.5mass%未満、Ni:2.0mass%以下、およびMo:2.0mass%以下の中から選ばれる1種又は2種以上を含有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の耐中性化性および耐塩害性に優れた鉄筋を有する水和硬化体。
  4. 水和硬化体が、さらにアルカリ土類金属の酸化物、水酸化物、ポルトランドセメント、シリカセメント、フライアッシュセメント、エコセメント から選ばれる1種または2種以上を含有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の耐中性化性および耐塩害性に優れた鉄筋を有する水和硬化体。
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