JP4825689B2 - 真空処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、減圧された真空容器の内部でプラズマを形成してこの容器内に配置した試料を処理する処理室を備えた真空容器と連通を開閉するバルブで連結された搬送容器を備えた真空処理装置に係り、特に連通を開閉し試料を搬送する際に試料に付着する異物量を低減する機構を有する真空処理装置に関する。
半導体デバイス製造工程においては、歩留まり低下が大きな課題であり、歩留まり低下の大きな原因となっている異物の低減が重要な問題となっている。異物発生の要因は多くあり、これまで数々の対策が講じられている。例えばドライエッチングにおける主な異物発生源は、処理室内に付着する反応性生成物及びエッチングガス成分であり、この付着物が剥がれることで異物となって発生している。近年のデバイスの高集積化に伴い素子の微細化が進み、基板上の配線加工形状制御のためのエッチングガスにデポジション効果の高いガスが使用されるため、発生する反応性生成物は処理室内に付着物として堆積しやすくなっている。また、デバイスの高集積化に伴う素子の微細化に伴い歩留まり低下を引き起こす異物の粒径も小さくなり、異物低減の要求が非常に高くなってきている。
この付着物が剥がれる要因は付着物の物性等により異なるが、処理室に試料を搬送する際のゲートバルブ開閉動作や開閉動作による処理室内の圧力変動が主な原因となっていることは半導体デバイス製造の現場では共通して認識されている。また、特開平4-100222号公報のような処理室で使用される腐食性ガス等のガス拡散抑制をするために搬送室内に不活性ガスであるAr(アルゴン)のガス出しで加圧している例では、ゲートバルブ開閉時の圧力変動が更に増加するという課題が発生している。これに対して、付着物の量を低減する改善と並行してゲートバルブの構造,開閉の機構,開閉のスピード等の改善が行われている。
上記ゲートバルブ開閉時の圧力変動の影響を抑制する手段としては、例えば特開平7−211761号公報のように、ゲートバルブ開閉動作前に共通搬送室と処理室とを繋ぐバイパス経路とこのバイパス経路に設けられた開閉弁とを備え、このバイパス路を通して共通搬送室内のN2 (窒素)ガスを処理室内へ流し室内の圧力を共通搬送室内の圧力と同一か僅かに低い状態にした後にゲートバルブ開閉動作を行うことで開閉時の圧力変動を抑制する技術がある。
特開平4−100222号公報 特開平7−211761号公報
しかし、上記技術では、連結された2つの室を連通するバイパス路を設けこのバイパス路をガスが通る際の流路抵抗により圧力差を所定の値に調節しているが、このような構成では圧力差を所定の値に調整するまでに要する時間が大きく、試料の搬送に時間が掛かり処理の効率を損なう問題が発生していた。
また、上記技術では2つの室の圧力差は小さくできるが、ゲートバルブ開動作時に形成されるガスの流れは圧力の高い搬送室から処理室へ流路抵抗の小さいゲートバルブ開口部から流れ、更に上記技術ではゲートバルブ開後バイパス路を閉じるためゲートバルブを閉じるまで搬送室から処理室へのガス流れが続くため、実際には処理室の内部表面に付着していた反応生成物や表面近傍に滞留していた反応生成物がこのガスの流れに乗って試料台まで達して異物として試料表面に付着する問題が発生していた。
本発明の目的は、処理対象の試料の歩留まりを向上させる異物除去機能を備えた真空処理装置を提供することにある。
また、本発明の別の目的は、処理対象の試料の処理する効率を向上させる異物除去機能を備えた真空処理装置を提供することにある。
上記目的は、真空容器内に配置され内部でプラズマが形成される処理室と、この処理室内の下部に配置されその上面に処理対象の試料が載置される試料台と、前記処理室の上方に配置されこの処理室内に処理用のガスを導入するための導入孔を有するガス導入機構と、前記真空容器と連結されて減圧された内部を前記処理対象の試料が搬送される搬送容器と、この搬送容器と真空容器とを連通する通路を開閉するゲートバルブとを備えた真空処理装置において、前記真空容器と搬送容器間で前記処理対象の試料を搬送する際に前記真空容器内の下方にある圧力調整用の可変バルブを所定の開度として真空容器内を減圧し、その後前記圧力調整用可変バルブの開度を変えない状態で前記真空容器内に前記導入孔から所定量のガスを流しガスの流れを形成し、その状態で前記ゲートバルブを開放して前記試料の搬送を行い、前記試料搬送後にゲートバルブが閉となった後に前記ガスの導入を止める機構を具備することにより達成される。
更には、前記真空容器と前記搬送容器間で前記処理対象の試料を搬送する際に、前記真空容器内の下方にある圧力調整用の可変バルブを所定の開度として真空容器内を減圧し、その後前記圧力調整用可変バルブの開度を変えない状態で前記真空容器内に前記導入孔から所定量のガスを流しガスの流れを形成する装置であって、前記流すガスはAr或いは
2 ガスのいずれかとし、形成されるガスの流れが200ml/min 以上の流量とし、前記真空容器内の圧力が連結されている搬送容器内の圧力より低圧にすることにより達成される。
以下、本発明の一実施例について図面を用いて説明する。
本発明の一実施例に係る真空処理装置100の概略を図1示す。図1に示す真空処理装置100は、大きく分けて真空側ブロック101と大気側ブロック102とを備えている。大気側ブロック102は、大気搬送ロボット109を備えた大気搬送容器108を有し、この大気搬送容器108の前面側には真空処理装置100において処理される対象となる半導体ウエハ等の基板等の試料を複数枚収容可能なカセット110がその上面に載置される複数の載置台111を備えている。真空側ブロック101は、内部に真空搬送ロボット107を備えた真空側搬送容器112の側壁面の周囲に、内部が減圧されたその内部に試料が搬送されエッチング処理される処理室を有する複数の真空容器103と、内部が減圧されたその内部に試料が搬送されアッシング(灰化)処理される処理室を有する複数の真空容器104、試料を大気側と真空側との間でやり取りするロードロック室105とアンロードロック室106を備えている。
図2は、図1に示す真空処理装置100の真空容器103とその周辺の構成の概略を示す図である。図2において、真空容器103には処理容器201,202と処理容器201の上部を形成する蓋部材206にて処理室207が構成されている。蓋部材206はその上部にアンテナ205を有しこのアンテナ205は同軸ケーブル等の導波手段204が接続され、UHF帯の電波を形成する電波源203に接続されている。伝達してきた電波はアンテナ205を介して、処理容器201及び202の内部に配置された処理室207及び真空室216内に電波が導入される。更に、処理容器201周辺に配置されたソレノイドコイル209により生成された磁界が処理室207及び真空室216内に供給される。
蓋部材206の下方にあって処理室207内側に面する側には、蓋部材206との間に所定の隙間を開けてシャワープレート208が配置されており、このシャワープレート
208には、前記隙間と処理室207内とを連通する複数の孔が配置されており、これら孔は処理用のガスがこれを通り処理室207内に導入されるガス導入孔235となっている。また、このシャワープレート208と蓋部材206との間の隙間は処理用のガスが供給されて拡散するバッファ室210であり、バッファ室210と複数のガス導入孔235は連通され、バッファ室210を通ることによりガス導入孔235を介して処理室207へ導入される処理用ガスの分布の偏りがより低減される。
本一実施例の形態では、バッファ室210はガス供給管である処理ガス供給経路224と連通して、処理ガス源220とこの処理ガス供給経路224とを介して連通されている。処理室207内の下方にあってシャワープレート208に対向する位置には、処理対象である試料がその上に載置される試料台213を含むステージが支持装置214の上部に配置されている。試料台213の下方に高周波電源215が接続されており、これより電力が供給される。本一実施例の形態では、処理容器201の内側壁面を覆う誘電体製の円筒部材211及びこの下方に配置されてこれを支持する部材であって処理室207内のプラズマに対するアース電極となるアース部材212とを有している。尚、処理容器201と202は所定の手段により接地されている。
また、アース部材212は処理容器201或いは202に取り付けられ、その下端部下方に延在した円筒形状のフランジ部分を備え、このフランジ部分と試料台213との間の空間を通り処理室207内のガスが下方に移動する。これにより、導入された処理用ガスが試料台213外周側を通り下方に移動する流れが試料台213及び試料の周方向での偏りが抑制され、プラズマによる試料の処理の偏りが低減される。
処理容器202の下部には、処理容器202内部の真空室216及び処理室201内部の処理室207の内部を排気して減圧するための排気装置が配置されている。この排気装置は、上記処理室207及び真空室216内を雰囲気圧から減圧するため排気するドライポンプ232と、このドライポンプ232の上流側に配置され減圧された状態から所定の高真空の状態にするための排気するターボ分子ポンプ231と、このターボ分子ポンプ
231と処理容器202,真空室216との間の連通を調節し、通路開口の大きさを可変にする可変バルブ230を備えている。上記可変バルブ230の動作による開口の大きさ及びターボ分子ポンプ231及びドライポンプ232による排気能力の高さを調節することにより、排気速度ひいては処理室207,真空室216内の圧力が調節される。
また、真空搬送容器112についても、真空搬送容器112の内部にあって減圧された状態で試料が搬送される真空搬送室217内部を減圧するための排気装置がその真空搬送容器112下部に取り付けられている。この排気装置はターボ分子ポンプ219を介して真空搬送室217内の圧力を真空室216または処理室207内の圧力と略同等の値まで減圧可能に構成されている。
更に、真空搬送容器112には、不活性ガスを真空搬送室217内に導入するため、不活性ガスの導入経路229がその下部に接続されている。不活性ガスの導入経路229は接続配管227で不活性ガス源225と連通されており、不活性ガスの流量を調節するマスフローコントローラ226,導入バルブ228の動作により真空搬送室217内の圧力が所望の圧力に調整される。
処理ガスは処理ガス源220内に備えられたガスボンベ等から供給され、接続配管222で接続された流量調節器であるマスフローコントローラ221、その下流側に配置された導入バルブ223の動作により処理ガス供給経路224内を流れるガス量が調節されて真空容器103内の処理室207へ供給される。処理ガス源220,接続配管222,マスフローコントローラ221,導入バルブ223については、図2中には記載していないが、複数のガスを独立して流量を制御しながら導入できるように複数の経路で構成されており、本一実施例の形態では真空容器103内の処理室207に導入するAr或いはN2 を流す経路も備わっている。そしてこれらの複数の経路は集合配管部236で処理ガス供給経路224に接続されている。
また、真空容器103の処理容器201又は処理容器202内の圧力は処理用ガスの供給と排気装置による排気の加減により調節されるが、処理容器201,202内の圧力は処理容器202に備えられた圧力センサ233により検知される。検知された圧力はこれに接続された制御装置234に送信され、制御装置234は上記記載のマスフローコントローラ221,導入バルブ223,可変バルブ230、等の動作部品と接続され真空容器103の処理や動作を調節している。
本発明は、半導体ウエハ等の基板を真空搬送室217から処理室207または処理室
207から真空搬送室217への搬送時にゲートバルブ218の開閉動作や、ゲートバルブ開閉動作時に真空搬送室217内で加圧しているArガスの気体が処理室207に流入することによる圧力変動により発生する異物の試料への付着を抑制するものである。
上記のように構成された真空処理装置100を用いて、この真空処理装置内を処理の対象となる試料を搬送した時に試料に付着する異物数を減少させる検討を実施した。
異物数を減少させる検討を実施するために実施した異物の測定ステップを図3aに示す。一連のステップは、ステップ301で予め試料に付着した異物数を測定、ステップ302で異物数を測定した試料を大気側ブロック102のあるカセット110にセットし、ステップ303でこの試料をロードロック室105に搬送、ステップ304で真空搬送室217に搬送、次にステップ307でゲートバルブ218を開き、ステップ308で試料を処理室207の試料台213に搬送、ステップ309でゲートバルブ218を閉じ、ステップ311で処理室207の高真空排気を60s実施する。その後ステップ314でゲートバルブ218を開き、ステップ315で試料台213の試料を真空搬送室217に搬送、ステップ316でゲートバルブ218を閉じる。更に、ステップ318で真空搬送室217に搬送された試料をアンロードロック室106に搬送、ステップ319で大気側ブロック102のカセット110に戻す。その後、ステップ320で試料上に存在する異物数を測定し、ステップ321ではステップ320で求めた異物数とステップ301で求めた予め測定してあった異物数の差を算出し、この異物数の差を本真空処理装置で付着した異物数とした。尚、真空搬送室217にはArガスが流され圧力が15Paとなっている。
更に、検討を実施する前に大気側ブロック102のあるカセット110に予め付着した異物数を測定してある試料をセットし、真空処理装置内の初期の異物数の確認を図3aのステップで実施した。ただし、処理室207への搬送は実施せず真空搬送室までの経路での異物数を測定した。予め付着した異物数を測定してある試料をロードロック室105より真空搬送室217に搬送し、その後真空処理室217の試料をアンロードロック室106より大気側ブロック102のカセット110に戻し、この一連の動作で試料に付着する異物数は粒径が0.13μm 以上で0から3個であることを数回確認し、ゲートバルブ218の開閉動作を行い処理室207への搬送を実施しない状態での試料へ付着する異物数はバラツキはあるが粒径が0.13μm 以上で3個以下が維持されている装置状態であることを確認した。尚、この確認は検討を実施する期間中にも実施し、異物数の増加の無い状態が維持されていることを確認した。
異物低減の検討にあたっては、異物の発生量を一定にするために処理室207内のゲートバルブ218の周辺に異物源となる異物粒子を貼り付け異物の発生量が大きく変わらない状態をつくった。図2に示す位置に異物源237となる異物粒子を貼り付けた。また、本検討では12インチの試料を使用した。
上記状態の真空処理装置100において、図3aに示すステップに従い予め付着した異物数を測定している試料を搬送した。処理室207は通常試料が搬送され処理ガスが導入され処理が始まれば所定の圧力で制御するため可変バルブ230の開度は変化するが、処理ガスの導入が終わり処理を実施していない時の開度は100%(全開)状態となっている。そのため、可変バルブ230は開度100%で試料の搬送を実施した。尚、可変バルブ230の開度100%としターボ分子ポンプ231で排気している時の処理室207の圧力は0.1Pa 以下の低圧となっている。ステップ301で予め試料に付着した異物数を測定、ステップ302で異物数を測定した試料を大気側ブロック102のあるカセット110にセットし、ステップ303でこの試料をロードロック室105に搬送、ステップ304で真空搬送室217に搬送、その後、ステップ307でゲートバルブ218を開き、ステップ308で試料を処理室207の試料台213に搬送、ステップ309でゲートバルブ218を閉じ、ステップ311で処理室207の高真空排気を60s実施する。ステップ314でゲートバルブ218を開きステップ315で試料台213の試料を真空搬送室217に搬送、ステップ316でゲートバルブ218を閉じた。次に、ステップ318で真空搬送室217に搬送された試料をアンロードロック室106に搬送、ステップ319で大気側ブロック102のカセット110に戻す。その後、ステップ320で試料上に存在する異物数を測定し、ステップ321ではステップ320で求めた異物数とステップ
301で求めた予め測定してあった異物数の差を算出し、この異物数の差を本真空処理装置で付着した異物数とした。この一連の動作で試料に付着した異物数は図4に示すように、0.13以上の異物が317個、粒径1.0μmの異物が32個であった。ここで粒径
0.13μm以上と粒径1.0μm以上で評価したのは、現在12インチ径の半導体素子基板のドライプロセス量産工程では異物について粒径が0.13μm以上及び1.0μm以上で管理されているからである。
次に、試料搬送時のゲートバルブ218開閉動作前の処理室207内にArガスを流した場合の異物測定を同様のステップで実施した。そのステップを図3bに示す。流した
Arガスは400ml/minとした。この時処理室207の圧力は0.32Paである。図3bに示すステップに従い予め付着した異物数を測定している試料を搬送した。処理室
207は通常試料が搬送され処理ガスが導入され処理が始まれば所定の圧力で制御するため可変バルブ230の開度は変化するが、処理ガスの導入が終わり処理を実施していない時の開度は100%(全開)状態となっている。そのため、可変バルブ230は開度100%で試料の搬送を実施した。尚、可変バルブ230の開度100%としターボ分子ポンプ231で排気している時の処理室207のArガスを400ml/min 流す前の圧力は
0.1Pa以下の低圧となっている。
図3bの一連のステップは、ステップ301で予め試料に付着した異物数を測定、ステップ302で異物数を測定した試料を大気側ブロック102のあるカセット110にセットし、ステップ303でこの試料をロードロック室105に搬送、ステップ304で真空搬送室217に搬送、その後、ステップ305で処理室207にArガスをシャワープレート208のガス導入孔から導入、ステップ306で一定時間待ち、次にステップ307でゲートバルブ218を開き、ステップ308で試料を処理室207の試料台213に搬送、ステップ309でゲートバルブ218を閉じ、ステップ310で処理室207への
Arガスの導入を停止し、ステップ311で処理室207の高真空排気を60s実施する。その後ステップ312で処理室207にArガスを導入、ステップ313で一定時間待ち後、ステップ314でゲートバルブ218を開きステップ315で試料台213の試料を真空搬送室217に搬送、ステップ316でゲートバルブ218を閉じた後ステップ
317で処理室207へのArガス導入を停止する。ステップ318で真空搬送室217に搬送された試料をアンロードロック室106に搬送、ステップ319で大気側ブロック102のカセット110に戻す。その後、ステップ320で試料上に存在する異物数を測定し、ステップ321ではステップ320で求めた異物数とステップ301で求めた予め測定してあった異物数の差を算出し、この異物数の差を本真空処理装置で付着した異物数とした。ステップ306とステップ313の待ち時間は0sとして実施した。この場合の試料上の異物数は図4に示すように粒径0.13μm以上の異物が61個、粒径1.0μm以上の異物が7個であった。
図5にArガスを400ml/min として、Arガスを流し始めてからゲートバルブ
218を開くまでの待ち時間を変えた時の試料上の異物数を示す。実験手順は前記図3bにて実施した。待ち時間があることで異物数は減少し、2s以上の待ち時間で異物数が大きく減少することが見出せた。
図6に待ち時間を2sとして、Arガス流量依存性の結果を示す。Arガス流量を増やすことで異物数が減少し、200ml/min以上で大きく異物数が減少し粒径0.13μm以上の異物数は20個程度、粒径1.0μm 以上で5個以下となることが見出せた。200ml/minのArガスを流している時の処理室207の圧力は0.13PaでArガスの処理室207での流速は200ml/minで平均流速17.6m/sとなっている。
図7に待ち時間を2sと10sでArガス流量を900ml/min として、可変バルブ230の開度を変えての可変バルブ開度依存性を示す。異物の粒径は0.13μm 以上を示す。待ち時間が2sでは可変バルブ230を動かすと異物数が増加するが、待ち時間を10sにすると異物数は減少する。しかし、処理室207と真空搬送室217の圧力差が大きいと可変バルブ230を動かすことの影響は残っていると考えられる。つまり、Arガスは流していても可変バルブ230を動かすと、可変バルブを動作させたことの影響が残り、待ち時間を長くする必要があり、処理する効率を低下させることになる。
次に、Arガス流量を900ml/min とし可変バルブ230の開度を変えて処理室
207の圧力を真空搬送室217の圧力の15Paより高くした場合を確認した。図8に結果を示す。可変バルブ230を動かしたことの影響を無くすため、Arガスを流し始めてからゲートバルブ218を開くまでの待ち時間を10sとして実施した。処理室207の圧力と真空搬送室217の圧力差が5Paまでは処理室207の圧力が高くても大きな影響は見えないが5Paを超えると急激に試料に付着する異物数が増加する。つまり、処理室207の圧力は真空搬送室217の圧力より低圧にしないと、待ち時間を長くしても、異物が増加するため、必ず処理室207の圧力は真空搬送室217の圧力より低圧にする必要があることが分かった。
上記の検討結果から、発明者らは次の結論に至った。
すなわち、真空搬送室217と真空容器103内の処理室207間で試料の搬送を行う時、真空搬送室217と処理室207間で圧力差があると、ゲートバルブ218を開いた瞬間にゲートバルブ218の動作及び圧力差によって異物が発生し搬送する試料に付着し異物数が増加するが、処理室207にArガスを200ml/min 以上の流量を持つArガスの流れを形成し、Arガスを流し出し2s以上放置後にゲートバルブ218を開閉すると搬送する試料に付着する異物数が増加しない。これは、ゲートバルブ動作や圧力差で発生した異物は、2sの待ち時間の間に処理室207に形成された200ml/min 以上のArガス流れで排気され、更にその後も試料の搬送が終わりゲートバルブ218を閉じるまで処理室207にArガスを流し続けArガスの流れを形成しておくことで発生した異物がArガスの流れに逆らって試料まで到達できない状態になっていると考える。
また、真空搬送室217と真空容器103内の処理室207間で試料の搬送を行う時、真空搬送室217と処理室207間での圧力差が少ないと試料に付着する異物数は少ないが、圧力が所定の圧力に到達するのに時間が必要であり処理の効率が損なわれる。更に、可変バルブ230を動かすと異物が発生しておりその影響は少なくとも2sは残る。従って、可変バルブ230はできるだけ動かさないようにすることが望ましい。
上記の一実施例の形態に示すように、真空容器と搬送容器間で処理対象の試料を搬送する際に真空容器内の下方にある圧力調整用の可変バルブを開度100%として真空容器内を減圧し、その後圧力調整用可変バルブの開度を変えない状態で真空容器内に導入孔からArガスを導入し、処理室の圧力を真空搬送室の圧力より低い圧力となる200ml/
min 以上のArガスの流れを形成し、その状態でゲートバルブを開放して試料の搬送を行い、試料搬送後にゲートバルブが閉となった後にArガスの導入を止めることで、試料への異物の付着を低減し、更に待ち時間は2sで十分なので処理の効率をほとんど低下させない真空処理装置が提供できる。
Arガスを流して搬送する効果を更に確認するため、異物源237を取り外し異物粒子の貼り付け位置を、新たに処理室207の試料台213の側面部に異物源901或いは可変バルブ230の周辺部に異物源902に変えて同様の確認を実施した。異物源の貼り付け位置を図9に示す。尚、この異物源901と異物源902は同時では無く別々に実施したものである。
図10及び図11にArガスを200ml/min として、Arガスを流し始めてからゲートバルブ218を開くまでの待ち時間を変えた時の試料上の異物数を示す。図10は異物源901を試料台213の側面に貼り付けた場合である。また、図11は異物源902を可変バルブ230周辺部に貼り付けた場合である。待ち時間があることで異物数は減少し、2s以上の待ち時間で大きく異物数が減少することが見出せ、異物源を変えても同様の効果が得られることが確認できた。
本一実施例の形態ではプラズマの生成はUHF帯の電波とソレノイドコイルからの磁界を用いたECRを利用しているが、プラズマの生成は容量結合方式,誘導結合方式及びマイクロ波を利用したECR方式等があり、本発明は上記開示されたプラズマの生成方法に限定されるものでは無い。更に、処理室に形成するガス流れは、Arガス以外にN2 (窒素)ガス等の不活性ガスや処理ガスを用いても同等の効果が得られるものと考えられる。
上記の一実施例では、プラズマエッチング装置での例を説明したが、真空容器内にある処理室と真空搬送室とを連通する通路を開閉するゲートバルブを備えている処理装置に広く適用することができる。例えばプラズマを利用する処理装置としてはプラズマCVD装置等があり、プラズマを利用しない処理装置としては、イオン注入装置,MBE装置,減圧CVD装置等がある。
以上説明したように、本一実施例では、真空容器と搬送容器間で処理対象の試料を搬送する際に真空容器内の下方にある圧力調整用の可変バルブを開度100%として真空容器内を減圧し、その後圧力調整用可変バルブの開度を変えない状態で真空容器内に導入孔からArガスを導入し、処理室の圧力を真空搬送室の圧力より低い圧力となる200ml/min 以上のArガスの流れを形成し、その状態でゲートバルブを開放して試料の搬送を行い、試料搬送後にゲートバルブが閉となった後にArガスの導入を止めることで、試料への異物の付着を低減でき、更に待ち時間は2sで十分なので処理の効率をほとんど低下させない真空処理装置が提供できる。
本発明の一実施例である処理装置の装置構成図を示す。 本発明の一実施例である処理装置の概略図を示す。 本発明の一実施例である異物低減検討の際の異物測定ステップでArガスを導入しない場合のステップ図を示す。 本発明の一実施例である異物低減検討の際の異物測定ステップでArガスを導入した場合のステップ図を示す。 本発明の一実施例であるArガス導入有無での異物数の測定結果を示す。 本発明の一実施例であるArガス導入での待ち時間依存性を示す。 本発明の一実施例であるArガス導入でのArガス流量依存性を示す。 本発明の一実施例であるArガス導入時の可変バルブ開度依存性を示す。 本発明の一実施例であるArガス導入時の処理室圧力と真空搬送室圧力差と異物数の関係図を示す。 本発明の一実施例であるArガス導入での異物源の貼り付け位置を示す。 本発明の一実施例である異物源の貼り付け位置を試料台側面に変えた場合のArガス導入有無での異物数測定結果を示す。 本発明の一実施例である異物源の貼り付け位置を可変バルブ周辺に変えた場合のArガス導入有無での異物数測定結果を示す。
符号の説明
100 真空処理装置
101 真空側ブロック
102 大気側ブロック
103,104 真空容器
105 ロードロック室
106 アンロードロック室
107 真空搬送ロボット
108 大気搬送容器
109 大気搬送ロボット
110 カセット
111 載置台
112 真空搬送容器
201,202 処理容器
203 電波源
204 導波手段
205 アンテナ
206 蓋部材
207 処理室
208 シャワープレート
209 ソレノイドコイル
210 バッファ室
211 円筒部材
212 アース部材
213 試料台
214 支持装置
215 高周波電源
216 真空室
217 真空搬送室
218 ゲートバルブ
219 ターボ分子ポンプ
220 処理ガス源
221,226 マスフローコントローラ
222 接続配管
223,228 導入バルブ
224 処理ガス供給経路
225 不活性ガス源
227 接続配管
229 不活性ガス導入経路
230 可変バルブ
231 ターボ分子ポンプ
232 ドライポンプ
233 圧力センサ
234 制御装置
235 ガス導入孔
236 集合配管部
237,901,902 異物源貼り付け位置

Claims (2)

  1. 真空容器内に配置され内部でプラズマが形成される処理室と、この処理室内の下部に配置されその上面に処理対象の試料が載置される試料台と、前記処理室の上方に配置されこの処理室内に処理用のガスを導入するための導入孔を有するガス導入機構と、前記真空容器と連結されて減圧された内部を前記処理対象の試料が搬送される搬送容器と、この搬送容器と真空容器とを連通する通路を開閉するゲートバルブとを備えた真空処理装置において、
    前記真空容器と前記搬送容器間で前記処理対象の試料を搬送する際に前記真空容器内の下方にある圧力調整用の可変バルブを所定の開度として真空容器内を減圧し、その後前記圧力調整用可変バルブの開度を変えない状態で前記真空容器内に前記導入孔から所定量のガスを流しガスの流れを形成し、その状態で前記ゲートバルブを開放して前記試料の搬送を行い、前記試料搬送後にゲートバルブを閉じた後に前記ガスの導入を止めるように構成したことを特徴とする真空処理装置。
  2. 請求項1記載の真空処理装置において、前記流すガスはAr或いはN2 ガスのいずれかであって、形成されるガス流れが200ml/min 以上の流量とし、前記真空容器内の圧力が連結されている前記搬送容器内の圧力より低圧であることを特徴とする真空処理装置。
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