JP4825235B2 - 接続異常検知装置およびその装置を用いた車載用電子機器 - Google Patents

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Description

この発明は、車載用電子機器などに用いる回路基板に実装された半導体パッケージの半田接続部の接続異常を検知する接続異常検知装置およびその装置を用いた車載用電子機器に関するものである。
近年、電子機器の主要コンポーネントとして、パッケージ基板が広く用いられている。このパッケージ基板は、例えば、BGA(Ball Grid Array:ボール・グリッド・アレイ)パッケージや、CSP(Chip Size Package:チップ・サイズ・パッケージ)などの小型電子部品に代表される半導体パッケージを実装したプリント基板である。前記BGAパッケージはパッケージの裏面に入出力用のパッドが並べられ、多ピンのICを表面実装するために広く用いられており、前記CSPはBGAパッケージと同じ基本構造にて、ICチップとほぼ同じ大きさを実現する超小型の半導体パッケージである。
半導体パッケージは、一般的にプラスチック樹脂あるいはアルミナなどのセラミックを主材料にして形成されており、エポキシ系樹脂材料などによって形成された回路基板に実装されて使用される。その際、半導体パッケージを構成するIC自身で発生した熱や環境温度の変動に起因して温度変動が繰り返し生じて、半導体パッケージと回路基板との間に線膨張率差に起因した機械的応力が加わり、半導体パッケージとこの半導体パッケージを実装する回路基板とを接続する半田に接続異常が発生する。この半田の接続異常を検知するために、機械的応力が一番大きく、理論的に半田接続寿命の短いとされるBGAパッケージのコーナー付近に、電気的接続確認用の半田接続部を設けた技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、半田接続部のクラックを検知する技術も開示されている。即ち、電気的接続確認用の半田接続部のLSI側を電気的にGNDに接続する。そして基板側を抵抗によりプルアップしてコンパレータのプラス側に接続し、コンパレータのマイナス側に基準電源を接続する。このように構成して電気的接続確認用の半田接続部にクラックが発生したときに生じるインピーダンスとプルアップ抵抗の分圧値が基準電源電圧に達すると、コンパレータの出力値が変化する。このコンパレータの出力値の変化を検知し、半田接続部の接続異常を検知する技術である(例えば、特許文献2参照)。
更に、電気的接続確認用の半田接続部の接続異常をラッチ回路とOR回路およびセレクタ回路で実現している技術の開示もある。即ち、BGAパッケージにおいて、電気的接続確認用の半田接続部が複数箇所あって、基板にはBGAパッケージの半田接続部から各々導出される配線パターンを有する。そして、半田の接続異常による電位の変化をラッチ回路により取り込み、OR回路で異常状態を検知し、セレクタ回路で複数個所の半田接続部の中から異常が生じた半田接続部を特定する技術である(例えば、特許文献3参照)。
特開平10−93297号公報(段落0020−段落0029、図1) 特開2001−228191号公報(段落0012−段落0014、図1) 特開2007−35889号公報(要約の欄、図3)
特許文献1あるいは特許文献2に開示された技術によれば、電気的接続確認用の半田接続部を半導体パッケージのコーナー付近に設けてクラックを確認することにより、信号用半田接続部に重大な接続不良が発生する前に異常を検知することができる。また、特許文献3に開示された技術によれば、どの半田接続部に異常が発生したか記録することで、故障診断時に有効となる。
ところで、近年の半導体パッケージの小型化や信号端子の増加によって、電気的接続確認用の半田接続部は信号用半田接続部に近接して配置せざるを得ない状況にあり、信号用半田接続部と電気的接続確認用の半田接続部を近づけるほど、電気的接続確認用の半田接続部で異常を検知した際には、信号用半田接続部にもクラックなどの異常が発生している可能性が高くなる。特に、車載部品など高い信頼性が求められる場合には、信号用半田接続部の接続異常を早期に且つ正確に検知する必要があり、そのためには電気的接続確認用の半田接続部の微小な抵抗値変化を精度よく測定する必要がある。
しかし、特許文献1には、具体的な抵抗値変化を検知する手法について開示されていない。また、特許文献2の開示技術では、基準電源電圧で閾値の調節は可能であるが、プルアップ抵抗のばらつきや温度変化、コンパレータのオフセットにより微小な抵抗変化は測定できない。したがって、接続異常初期の微小な抵抗変化は検知することができず、異常の早期発見は困難であるという課題がある。更に、特許文献3の開示技術では、ラッチ回路というデジタル回路を利用しており、閾値はラッチ回路の電源電圧とGNDの中心付近であるため、半田接続部のクラックが進行し、破断に近い状態の場合以外に検知することができない課題がある。
また、特許文献1あるいは特許文献2に開示されているように、半導体パッケージのコーナー付近のみで異常検知すると、本来異常検知すべき箇所が中央に集中している場合など、明らかに無駄に寿命を削ることになり、このような構成では必要な寿命を確保するために過剰な信頼性を確保しなければならない課題もある。
この発明は、前記の課題を解消するためになされたもので、半田接続部の微小な抵抗値変化を電子部品のばらつきや経年変化および温度変動によらず精度良く測定し、半田接続部の接続異常を早期に検知する接続異常検知装置およびその装置を用いた車載用電子機器を得ることを目的とするものである。
この発明に係る接続異常検知装置は、回路基板に実装される半導体パッケージと前記回路基板との半田接続部の接続異常を検知する接続異常検知装置であって、前記半田接続部は、定電圧源に接続される被抵抗計測半田接続部と、前記半導体パッケージの内部配線により前記被抵抗計測半田接続部に接続される配線取り出し用半田接続部を含むと共に、前記配線取り出し用半田接続部に一端が接続され、他端が前記接続異常検知装置の共通電位に接続される抵抗値が既知の参照抵抗と、前記被抵抗計測半田接続部と前記定電圧源との接続点をV1、前記参照抵抗の一端をV2、前記参照抵抗の他端をV3としたとき、前記V1の電圧と前記V2の電圧、及び前記V3の電圧をそれぞれ測定する電圧測定手段と、前記電圧測定手段により測定される前記V1の電圧と前記V2の電圧、及び前記V3の電圧を用いて前記被抵抗計測半田接続部の抵抗値を算出する抵抗値算出手段と、前記抵抗値算出手段により算出される前記被抵抗計測半田接続部の抵抗値の変化をもとに接続異常を判定する異常判定手段と、を具備し、前記被抵抗計測半田接続部は、前記半導体パッケージのコーナー領域、もしくは前記半導体パッケージの信号用半田接続部より、前記半導体パッケージの中心から遠い位置に設けられ、前記配線取り出し用半田接続部は、前記半導体パッケージの中心領域、もしくは前記被抵抗計測半田接続部よりも前記半導体パッケージの中心に近い位置に設けられたものである。
この発明に係る接続異常検知装置によれば、半田接続部の微小な抵抗値変化を電子部品のばらつきや経年変化および温度変動によらず、精度良く測定し、半田接続部の接続異常を早期に検知することができる。
以下、添付の図面を参照して、この発明に係る接続異常検知装置およびその装置を用いた車載用電子機器について好適な実施の形態を説明する。なお、これらの実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
まず、この発明に係る接続異常検知装置の原理構成について説明する。図1はこの発明の原理構成図である。図1において、半導体パッケージ101は半田接続部102a、102b、102cを介して回路基板103に実装されている。半田接続部102aは信号用半田接続部であり、半田接続部102bは接続異常を検知するための抵抗計測対象の被抵抗計測半田接続部である。また、半田接続部102cは配線取り出し用半田接続部であって、半導体パッケージ101のIC内部配線104により被抵抗計測半田接続部102bに接続されている。
被抵抗計測半田接続部102bの回路基板103と接する側は定電圧源105に接続されている。また、配線取り出し用半田接続部102cの回路基板103と接する側は高精度の参照抵抗106を介してアース電位などの接続異常検知装置に共通する共通電位107に接続されている。
電圧測定手段108は、被抵抗計測半田接続部102bと定電圧源105が接続される点V1、配線取り出し用半田接続部102cと参照抵抗106が接続される点V2、および参照抵抗106と共通電位107が接続される点V3の電圧を測定する。そして、抵抗値算出手段109は、電圧測定手段108で測定された前記電圧測定点V1、V2、V3の測定電圧値Vout1、Vout2、Vout3を用いることにより、後述する方法で被抵抗計測半田接続部102bの抵抗値Rrを算出する。そして、被抵抗計測半田接続部102bの抵抗値Rrを元に異常判定手段110により、接続異常を判定する。なお、図1中の符号111は被抵抗計測半田接続部102bの抵抗を示している。
以上、この発明に係る接続異常検知装置の原理構成について説明したが、次に、具体的実施の形態について説明する。図2はこの発明の実施の形態1に係る接続異常検知装置を説明する構成図で、図1と共通の部分は同一符号を付している。なお、以降の実施の形態においては、半田接続部として半田ボールを用いた場合を例に挙げて説明する。
被抵抗計測半田ボール102bは抵抗値測定対象であるため、半導体パッケージ101と回路基板103との熱膨張差による機械的応力が一番大きく、理論的には図2に示すように半田接続寿命が短いとされる最外周部に位置している。なお、被抵抗計測半田ボール102bは必ずしも半導体パッケージ101の最外周部にある必要はなく、信号用半田ボール102aよりも半導体パッケージ101の中心部から遠い位置にあればよい。被抵抗計測半田ボール102bと信号用半田ボール102aとを近接させることにより、信号用半田ボール102aの接続異常を正確に検知することができ、過剰な信頼性を確保する必要は無く、比較的安価な寿命設計により長寿命を確保することができる。
配線取り出し用半田ボール102cは比較的接続信頼性の高い半導体パッケージ101の中心部に位置している。中心部に近づくほど半導体パッケージ101と回路基板103との熱膨張差による変位量が小さく、半田ボール102に加わる機械的応力が小さいからである。なお、配線取り出し用半田ボール102cは必ずしも半導体パッケージ101の中心部にある必要はなく、被抵抗計測半田ボール102bよりも半導体パッケージ101の中心部に近い位置にあればよい。この場合、半導体パッケージ101の中心部の半田ボールを信号用に割り当てられる。また、配線取り出し用半田ボール102cを複数とし、IC内部配線104および回路基板103の配線により接続することで、配線取り出し用半田ボール102cの接続信頼性が増し、被抵抗計測半田ボール102bの抵抗値を正確に測定して接続異常を検知することができる。
電圧選択手段であるスイッチ201は、例えばアナログスイッチやリレーなど制御信号によって出力が制御されるものである。スイッチ201は、被抵抗計測半田ボール102bの抵抗111と定電圧源105が接続されている点V1の電圧Vout1、配線取り出し用半田接続部102cと参照抵抗106が接続される点V2の電圧Vout2、および参照抵抗106と共通電位107が接続される点V3の電圧Vout3の3つの電圧を選択して入力することが可能であり、その出力は増幅手段である増幅器202にアナログ信号として入力され増幅される。増幅器202で増幅されたアナログ信号は、AD変換手段であるAD変換器203によりデジタル信号に変換される。
AD変換器203においてデジタル信号に変換された信号は、マイクロコントローラ204で処理される。マイクロコントローラ204は、スイッチ201の制御を行う制御部205と、電圧Vout1、電圧Vout2、電圧Vout3、および被抵抗計測半田ボール102bの抵抗値Rrを記録するメモリ206と、メモリ206に記録されたデータをもとに抵抗値Rrを算出する抵抗値算出部207と、抵抗値算出部207で算出された抵抗値Rrと予めメモリ206に記憶された初期抵抗値Rr0を用いて抵抗変化ΔRrを算出する抵抗変化算出部208と、抵抗変化算出部208で算出された抵抗変化ΔRrに基づいて接続異常判定の信号を出力する異常判定部209とにより構成される。
図3は図2の等価回路を表している。図3では半導体パッケージ101、半田ボール102、回路基板103、IC内部配線104を省き、被抵抗計測半田ボール102bの抵抗111のみを表示している。
実施の形態1に係る接続異常検知装置は上記のように構成されており、次に、抵抗値測定対象である被抵抗計測半田ボール102bの抵抗値Rrを測定する方法について数式を用いて説明する。
まず、図4を参照して増幅器202について補足説明する。図4は増幅器202の一般的構成例を表している。増幅器202は、一般的にオペアンプ401と抵抗402、403によって構成される場合が多く、この場合、増幅率は抵抗402と抵抗403の抵抗値比で決まる。
次に、図3および図4を参照して電圧測定点V1、V2、V3とAD変換器203の出力、つまりマイクロコントローラ204のメモリ206に記憶される電圧Vout1、Vout2、Vout3について説明する。電圧測定点V1、V2、V3と共通電位107との間の抵抗値を変数rとすれば、電圧Voutは次の式1で表される。
Figure 0004825235
ここで、前記式1における各記号は下記を表している。
E:定電圧源105の電圧、
ΔE:定電圧源105の電圧誤差、
Rr:被抵抗計測半田ボール102bの抵抗111の抵抗値、
Rref:参照抵抗106の抵抗値、
Voff_anp:オペアンプ401のオフセット電圧、
A:増幅器202の増幅率、
ΔA:増幅器202の増幅率誤差、
Voff_adc:AD変換器203のオフセット電圧
前記式1を構成する各記号の中で、定電圧源105の電圧E、参照抵抗106の抵抗値Rref、増幅器202の増幅率Aは、設計値で既知であるのに対して、定電圧源105の電圧誤差ΔE、オペアンプ401のオフセット電圧Voff_anp、増幅器202の増幅率誤差ΔA、およびAD変換器203のオフセット電圧Voff_adcは、製造ばらつきや周囲の温度変化あるいは経年変化により変動する未知数である。また、増幅器202の増幅率誤差ΔAは増幅器202を構成する抵抗402、403の抵抗誤差も影響する。
前記式1を展開して測定抵抗である変数rを含む項と含まない項に整理すると次の式2となる。
Figure 0004825235
前記式2における第一項の測定抵抗である変数rの係数をa、第二項をbと置くと次の式3となる。
Vout=a・r+b (式3)
前記式3からマイクロコントローラ204のメモリ206に記録される電圧Voutは測定抵抗rの一次式で表されることがわかる。前記式3の定数項a、bを求めることにより、被抵抗計測半田ボール102bの抵抗値Rrを精度よく求めることができる。
次に、被抵抗計測半田ボール102bの抵抗値Rrの算出方法について説明する。電圧測定点V1、V2、V3で観測される電圧のAD変換器203からの出力値Vout1、Vout2、Vout3は次の式4、式5、式6のように表される。
Vout1=a・(Rr+Rref)+b (式4)
Vout2=a・Rref+b (式5)
Vout3=a・0+b=b (式6)
前記式5、式6からa、bの値は次の式7で表される。
b=Vout3
a=(Vout2−Vout3)/Rref (式7)
前記式4と式5および式7により被抵抗計測半田ボール102bの抵抗値Rrは次の式8で表される。
Figure 0004825235
以上のように、前記式8より被抵抗計測半田ボール102bの抵抗値Rrを参照抵抗106の抵抗値Rrefの誤差範囲内で高精度に測定することができる。
次に、実施の形態1に係る接続異常検知装置の動作について、図3の等価回路を参照しながら図5のフローチャートにより説明する。
まず、ステップS501で点V1の電圧値を計測するために、マイクロコントローラ204の制御部205の制御信号により、スイッチ201をAにセットする。ステップS502では、このときのAD変換器203の出力Vout1をメモリ206に記憶させる。
次に、ステップS503で点V2の電圧値を計測するために、マイクロコントローラ204の制御部205の制御信号により、スイッチ201をBにセットする。ステップS504では、このときのAD変換器203の出力Vout2をメモリ206に記憶させる。
ステップS505では、点V3の電圧値を計測するために、マイクロコントローラ204の制御部205の制御信号により、スイッチ201をCにセットする。ステップS506では、このときのAD変換器203の出力Vout3をメモリ206に記憶させる。
本実施の形態では、スイッチ201をA、B、Cの順にセットして、AD変換器203の出力をVout1、Vout2、Vout3の順にメモリ206に記憶させたが、この順番にスイッチ201を切り替える必要は無く、どの順番でスイッチ201を切り替えてもよい。
ステップS507では、マイクロコントローラ204の抵抗値算出部207において、前記処理にてメモリ206に記憶させたVout1、Vout2、Vout3と既知の参照抵抗106の抵抗値Rrefから被抵抗計測半田ボール102bの抵抗値Rrを前記式8により算出する。
ステップS508では、マイクロコントローラ204の抵抗変化算出部208において、抵抗値算出部207で算出した被抵抗計測半田ボール102bの抵抗値Rrと初期抵抗値Rr0との差を抵抗変化ΔRrとして算出する。なお、初期抵抗値Rr0およびステップS511の処理については後述する。
ステップS509では、マイクロコントローラ204の異常判定部209において、抵抗変化ΔRrをメモリ206に格納されている予め設定された抵抗変化用許容値と比較して、抵抗変化ΔRrが抵抗変化用許容値以下なら接続異常なしとし、ステップS501に戻る。抵抗変化ΔRrが抵抗変化用許容値以上なら接続異常有りと判断して、ステップS510で接続異常検知信号を出力する。
ステップS511では、マイクロコントローラ204の抵抗値算出部207で算出した被抵抗計測半田ボール102bの抵抗値Rrを初期抵抗値Rr0としてメモリ206に記憶させるか選択する。ステップS508にて測定時の抵抗値Rrとそれより以前に測定されメモリ206に記憶された初期抵抗値Rr0との差を算出することで、被抵抗計測半田ボール102bおよび参照抵抗106に接続する配線抵抗を打ち消すことが可能であり、被抵抗計測半田ボール102bの抵抗値変化のみを記録し、それを元にステップS509で接続異常判定することができる。
ステップS512での初期抵抗値Rr0のメモリ206への格納は、例えば半導体パッケージ101および回路基板103が熱サイクル応力を繰り返し受ける前、つまり半導体パッケージ101を実装した電子機器の初期起動時に行われる。
ステップS513では、初期抵抗値Rr0の格納後に、初期抵抗値Rr0とメモリ206に格納されている予め設定された初期抵抗用許容値とを比較して、初期抵抗値Rr0が初期抵抗用許容値以上ならば、接続異常検知信号を出力する(ステップS510)。これにより、初期不良を発見できる。
以上のように、実施の形態1に係る接続異常検知装置によれば、半田接続部の微小な抵抗値変化を電子部品のばらつきや経年変化および温度変動によらず、精度良く測定し、接続異常を早期に検知することができる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2に係る接続異常検知装置について説明する。図6は実施の形態2に係る接続異常検知装置を説明する構成図で、半導体パッケージのコーナー部分に設けた複数の被抵抗計測半田ボール102bの抵抗値を測定できるように拡張した実施の形態を示す図である。
図6において、図1と共通の部分は同一の符号を用いて表し、説明を省略する。また、図の簡略化のため、信号用半田ボールの表示を省略する。図6において、抵抗値測定対象の被抵抗計測半田ボール102b1、102b2、102b3、102b4が半導体パッケージ101のコーナー部分に設けられている。被抵抗計測半田ボール102b1、102b2、102b3、102b4は、IC内部配線104により半導体パッケージ101の中心付近の1つの配線取り出し用半田ボール102cに接続されており、配線取り出し用半田ボール102cは回路基板配線601を介して参照抵抗106に接続されている。配線取り出し用半田ボール102cを共通にすることにより、一般的に信号線に使うことの多い半導体パッケージ101の中心付近の半田ボールを節約でき、通常、高価である高精度の参照抵抗106を1つで実現できる利点がある。
被抵抗計測半田ボール102b1、102b2、102b3、102b4は、回路基板配線602を介して配線選択手段である配線選択スイッチ603bに接続されている。配線選択スイッチ603bは、被抵抗計測半田ボール102b1、102b2、102b3、102b4のうち、どの被抵抗計測半田ボールの抵抗値を測定するかを選択するものである。
また、回路基板配線602は配線選択手段である電位選択スイッチ603aにも接続されている。電位選択スイッチ603aは被抵抗計測半田ボール102b1、102b2、102b3、102b4の電圧V11、V12、V13、V14と参照抵抗106の両端の電圧V2、V3のいずれの電圧を測定するかを切り替えるものである。電位選択スイッチ603a、配線選択スイッチ603bともにマイクロコントローラ204の制御部205の制御信号により制御される。本実施の形態では精度の必要無い定電圧源105の電圧誤差として、配線選択スイッチ603bの内部抵抗を含めることができるので、配線選択スイッチ603bの内部抵抗を考慮する必要がない。
次に、実施の形態2に係る接続異常検知装置の動作について、図6を参照しながら図7のフローチャートにより説明する。
まず、ステップS701でどの被抵抗計測半田ボール102bを観測しているかを示すカウンタ変数iに初期値1を代入する。
ステップS702では、マイクロコントローラ204の制御部205の制御信号により配線選択スイッチ603bをA1に、電位選択スイッチ603aをA1にそれぞれセットする。ステップS703では、その時のAD変換器203の出力値Vout1をメモリ206に記憶させる。
ステップS704では、マイクロコントローラ204の制御部205の制御信号により、配線選択スイッチ603bをBに、電位選択スイッチ603aをBにそれぞれセットする。ステップS705では、その時のAD変換器203の出力値Vout2をメモリ206に記憶させる。
ステップS706では、カウンタ変数iが2以上か判断し、カウンタ変数iが1のままであれば、ステップS707に進み、カウンタ変数iが2以上の場合は、Vout3が全ての被抵抗計測半田ボール102bにおいて共通なので、Vout3を記録するステップを省略する。つまり、後述のステップS707、ステップS708を省略する。
ステップS707では、マイクロコントローラ204の制御部205の制御信号により、配線選択スイッチ603bをCにセットし、電位選択スイッチ603aをCにセットする。ステップS708では、その時のAD変換器203の出力値Vout3をメモリ206に記録する。なお、本実施の形態においてもVout1、Vout2、Vout3はどの順で記憶させてもよい。
ステップS709では、マイクロコントローラ204の抵抗値算出部207において、被抵抗計測半田ボール102b1の抵抗値Rr1を算出し、抵抗変化算出部208において、被抵抗計測半田ボール102b1の初期抵抗値Rr01との抵抗変化ΔRr1を算出する。
ステップS710では、抵抗変化ΔRr1、カウンタ変数iをメモリ206に記憶させる。なお、このときの抵抗算出処理や初期抵抗値格納処理は、図5のフローチャートで説明したのと同様である。
ステップS711では、抵抗変化ΔRr1と予めメモリ206に記憶されている抵抗変化用許容値を比較する。抵抗変化ΔRr1が抵抗変化用許容値以内ならば、ステップS712で、次の被抵抗計測半田ボール102b2の抵抗値を測定するためにカウンタ変数iをインクリメントしてステップS713に進み、抵抗変化ΔRr1が抵抗変化用許容値以内でなければ、ステップS714に進む。
ステップS713では、以上の処理を被抵抗計測半田ボール102b2、102b3、102b4に対して、つまりカウンタ変数iが4になるまで繰り返す。全ての被抵抗計測半田ボール102b1、102b2、102b3、102b4の抵抗値を測定すると、カウンタ変数iが5になるので、iに1を代入して以上の処理を繰り返す。
ステップS714では、被抵抗計測半田ボール102b1、102b2、102b3、102b4のうち、何れかの被抵抗計測半田ボールにおいて抵抗変化ΔRrが予めメモリ206に記録されている抵抗変化用許容値以上であれば接続異常検知信号を出力する。
前記においては、被抵抗計測半田ボール102b1、102b2、102b3、102b4が4箇所の場合を例に挙げて説明したが、配線選択スイッチ603bと電位選択スイッチ603aの数を増やすことにより、任意の数の被抵抗計測半田ボール102bの抵抗値を記録し、接続異常を検知することができる。また、被抵抗計測半田ボール102bの抵抗値を102b1から順に102b4まで計測したが、必ずしもこの順番である必要はない。
以上のように、実施の形態2に係る接続異常検知装置によれば、図7のステップS710において、カウンタ変数iをメモリ206に記録していることにより、どの被抵抗計測半田ボール102bを測定しているかを記録しているので、検収の際に故障箇所が特定できる利点かある。また、抵抗変化ΔRrを記録すれば、接続異常箇所は勿論、それ以外の被抵抗計測半田ボール102bの抵抗変化をプロファイルとして参照することができるので故障原因究明の際に役立つ利点もある。
なお、前記の説明においては、被抵抗計測半田ボール102b1、102b2、102b3、102b4と定電圧源105の間の電圧を、被抵抗計測半田ボール102b1、102b2、102b3、102b4と配線選択スイッチ603bとの間の電圧V11、V12、V13、V14から取り出す構成について説明したが、図8に示すように、配線選択スイッチ603bと定電圧源105の間の電圧V1から取り出してもよく、この構成とすることにより、電位選択スイッチ603aが少なくてすむ利点があり、配線選択スイッチ603bの内部抵抗の温度変化や経年変化が影響しない程度の精度でよい場合に有効である。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3に係る接続異常検知装置について説明する。図9は実施の形態3に係る接続異常検知装置を説明する構成図で、実施の形態1の図3と共通の部分は同一の符号を用いて表し、説明を省略する。
図9に示すように、実施の形態3に係る接続異常検知装置は、半田ボールの抵抗111と定電圧源105の間に電圧降下用の抵抗901が挿入されている。半田ボールの抵抗111と電圧降下用の抵抗901とが接続される点の電圧V1と、参照抵抗106の両端の電圧V2、V3とを後述する方法で測定する。本実施の形態では、電圧降下用の抵抗901を挿入することにより、電圧V1の電位が下がり、定電圧源105と増幅器202の電源とを共通にしても、増幅器202が飽和することがなくなる。つまり、定電圧源105の電圧発生のための電源回路が不要になる。この場合、前記式1は次の式9となる。
Figure 0004825235
ここで、Rは電圧降下用の抵抗901の抵抗値、ΔRは電圧降下用の抵抗901の抵抗値誤差である。また、Rは既知の設計値、ΔRは素子のばらつきや温度変化および経年変化による抵抗値誤差で未知数である。前記式9を、測定抵抗rを含む項と含まない項に整理すると次の式10となる。
Figure 0004825235
前記式10より、電圧降下用の抵抗901が加わってもマイクロコントローラ204のメモリ206に記録される電圧Voutは測定抵抗rの一次式で表されることがわかる。従って、前記式8と同様の計算式で被抵抗計測半田ボール102bの抵抗値Rrを精度よく測定することができる。このとき、電圧降下用の抵抗901に精度は要求されない。
この実施の形態3に係る接続異常検知装置の構成については、実施の形態2で説明した図6に係る接続異常検知装置に適用することもできる。この場合、例えば電圧降下用の抵抗901は配線選択スイッチ603bと定電圧源105との間に挿入すれば、追加する電圧降下用の抵抗901は1つでよい。また、配線選択スイッチ603bの内部抵抗は精度の必要無い電圧降下用の抵抗901の誤差となるので、計算結果に影響しない。
また、実施の形態2で説明した図8に係る接続異常検知装置に適用することも可能である。この場合、例えば電位測定点V1と定電圧源105の間に電圧降下用の抵抗901を挿入すると前記と同様の効果が得られる。
実施の形態4.
次に、この発明の実施の形態4に係る接続異常検知装置について説明する。図10は実施の形態4に係る接続異常検知装置を説明する構成図で、実施の形態1の図3と共通の部分は同一の符号を用いて表し、説明を省略する。
図10に示すように、実施の形態4に係る接続異常検知装置は、参照抵抗106と共通電位107の間に電流導通手段である電流導通スイッチ1001が追加されている。電流導通スイッチ1001はマイクロコントローラ204の制御部205の制御信号により制御され、被抵抗計測用半田ボールの抵抗値Rrを測定するときにONする。本実施の形態にすることにより、被抵抗計測用半田ボールの抵抗値Rrの測定時にのみ電流が流れるので、消費電流を低減することができる。例えば、この発明を実装した電子機器の電源ON時のみ電流導通スイッチ1001をONしてイニシャルチェックし、接続異常判定後にOFFする構成とすれば、電流を消費するのはイニシャルチェックのときのみとなる。
電流導通スイッチ1001は、例えばAD変換器203から出力された測定電圧Vout1、Vout2、Vout3がメモリ206に格納されたときにOFFすれば、それ以降の処理において、定電圧源105から電圧測定点V1、V2、V3を通り共通電位107に至る経路に電流が流れず、結果として被抵抗計測用半田ボールの接続異常を検知する際の消費電流を低減することができる。
また、電流導通スイッチ1001は3点の電圧測定点V1、V2、V3の電圧を測定する場合にのみONしてもよい。このとき、AD変換器203から出力された測定電圧Vout1、Vout2、Vout3をADコンバータ203のレジスタからメモリ206に格納する際に、定電圧源105から電圧測定点V1、V2、V3を通り共通電位107に至る経路に電流が流れず、さらなる消費電流低減効果が得られる。
なお、本実施の形態では、電流導通スイッチ1001を参照抵抗106と共通電位107の間に挿入したが、電流導通スイッチ1001を被抵抗計測半田ボール111と定電圧源105の間に挿入しても同様の効果が得られる。
また、本実施の形態は、実施の形態2あるいは実施の形態3と併用しても同様の効果を得ることができる。実施の形態2の場合、図6において定電圧源105と配線選択スイッチ603bとの間に電流導通スイッチ1001を挿入すれば、電流導通スイッチ1001は1つで済むし、ON抵抗を精度の必要ない定電圧源105の電圧誤差に含めることができる。
実施の形態5.
次に、この発明の実施の形態5に係る接続異常検知装置について説明する。これまでの実施の形態では配線取り出し用半田ボール102cが半導体パッケージ101の中心領域にある実施の形態について説明した。実施の形態5に係る接続異常検知装置は、図11に示すように、配線取り出し用半田ボール102cが半導体パッケージ101のコーナー付近に設けられている。なお、図11は図1に相当する図である。
本実施の形態によれば、理論的に接続信頼性の高い中心付近の半田ボールを信号用半田ボール102aに割り当てることができる。この場合では、被抵抗計測半田ボール102b単体の抵抗値Rr1の測定は不可能だが、半導体パッケージ101のコーナー付近の半田接続不良を、被抵抗計測半田ボール102b単体の抵抗値Rr1と配線取り出し用半田ボール102cの抵抗値Rr2との直列抵抗の増加として検知することができる。
図12は半導体パッケージ101のコーナー付近の複数の被抵抗計測半田ボール102bを使って、個々の被抵抗計測半田ボール102bの抵抗値を算出する構成図である。複数の被抵抗計測半田ボール102b1、102b2、102b3、102b4が半導体パッケージ101のコーナー付近に配置されている。被抵抗計測半田ボール102b1、102b2、102b3、102b4は、IC内部配線104によって接続されている。
複数の被抵抗計測半田ボール102b1、102b2、102b3、102b4は各々が回路基板配線1201によって第1の配線選択手段である第1の配線選択スイッチ1202と第2の配線選択手段である第2の配線選択スイッチ1203とに接続されている。第1の配線選択スイッチ1202は定電圧源105に、第2の配線選択スイッチ1203は参照抵抗106にそれぞれ接続されている。第1の配線選択スイッチ1202と第2の配線選択スイッチ1203とを切り替えることによって、異なる2つの被抵抗計測半田ボール102bの合成抵抗値を算出する。
マイクロコントローラ204には、測定対象の被抵抗計測半田ボール102bおよびその抵抗に係る合成抵抗値を選択する抵抗値選択部1204と、選択された合成抵抗値から各々の被抵抗計測半田ボール102b1、102b2、102b3、102b4の抵抗値を求める抵抗値分離部1205が追加されている。前記以外の構成は図3と同じであり、3つの電圧測定点V1、V2、V3からV1とV2間の抵抗値を高精度に算出する。
次に、測定抵抗値から各々の被抵抗計測半田ボール102b1、102b2、102b3、102b4の抵抗値を求める原理について説明する。
まず、測定したい被抵抗計測半田ボール102bを含む3つの半田ボールを選択する(例えば、102b1、102b2、102b3を選択する)。被抵抗計測半田ボール102b1の抵抗値をRr1、被抵抗計測半田ボール102b2の抵抗値をRr2、被抵抗計測半田ボール102b3の抵抗値をRr3とすると、第1の配線選択スイッチ1202と第2の配線選択スイッチ1203とをそれぞれD2、E1にセットして測定した合成抵抗値Rr12は次の式11のようになる。
Rr12=Rr1+Rr2+ron (式11)
ただし、ronは第1の配線選択スイッチ1202の内部抵抗と第2の配線選択スイッチ1203との内部抵抗の誤差である。
同様にして第1の配線選択スイッチ1202と第2の配線選択スイッチ1203をD3とE2、およびD1とE3にセットして測定した合成抵抗値それぞれRr23、Rr31は次の式12、式13のようになる。
Rr23=Rr2+Rr3+ron (式12)
Rr31=Rr3+Rr1+ron (式13)
前記式11、式12、式13を用いて被抵抗計測半田ボール102b1の抵抗値Rr1、Rr2、Rr3を求めると次の式14、式15、式16となる。
Rr1=(Rr12−Rr23+Rr31+ron)/2 (式14)
Rr2=(Rr23−Rr31+Rr12+ron)/2 (式15)
Rr3=(Rr31−Rr12+Rr23+ron)/2 (式16)
内部抵抗の誤差ronについては、例えば第1の配線選択スイッチ1202をD1、第2の配線選択スイッチ1203をE1にセットし、被抵抗計測半田ボール102bおよびIC内部配線104を通らないようにして抵抗値を測定することにより求めることができる。また、残りの被抵抗計測半田ボール102b4の抵抗値Rr4については以下のようにして求める。
即ち、第1の配線選択スイッチ1202をD1、D2、D3のどれか(例えばD3)にセットし、第2の配線選択スイッチ1203をE4にセットすると、得られる合成抵抗値R34は次の式17となる。
Rr34=Rr3+Rr4+ron (式17)
前記式17において、R34は測定値、Rr3とronともに算出済みであるので、被抵抗計測半田ボール102b4の抵抗値Rr4は次の式18で求まる。
Rr4=Rr34−Rr3−ron (式18)
次に、図13および図14のフローチャートを参照しながら実施の形態5に係る接続異常検知装置の動作について説明する。なお、本フローチャートでは4つの被抵抗計測半田ボール102b1、102b2、102b3、102b4について、被抵抗計測半田ボール102b1、102b2、102b3の抵抗値を算出してから被抵抗計測半田ボール102b4を算出する例を示す。また、その動作説明にあたり図12を参照する。
まず、ステップS1301では、第1の配線選択スイッチ1202をD1、第2の配線選択スイッチ1203をE2にセットする。
ステップS1302では、合成抵抗値Rr12を算出し、マイクロコントローラ204のメモリ206に記憶させる。合成抵抗値Rr12の算出方法は図5のフローチャートのステップS501からステップS507と同様である。
次に、ステップS1303では、第1の配線選択スイッチ1202をD2、第2の配線選択スイッチ1203をE3にセットする。
ステップS1304では、合成抵抗値Rr23を算出し、マイクロコントローラ204のメモリ206に記憶させる。
同様に、ステップS1305では、第1の配線選択スイッチ1202をD3、第2の配線選択スイッチ1203をE1にセットする。
ステップS1306では、合成抵抗値Rr31を算出し、マイクロコントローラ204のメモリ206に記憶させる。
ステップS1307では第1の配線選択スイッチ1202をD3、第2の配線選択スイッチ1203をE4にセットする。
ステップS1308では、合成抵抗値Rr34を算出し、マイクロコントローラ204のメモリ206に記憶させる。
ステップS1309では、第1の配線選択スイッチ1202をD1、第2の配線選択スイッチ1203をE1にセットする。
ステップS1310では、内部抵抗の誤差ronを算出し、マイクロコントローラ204のメモリ206に記憶させる。
ステップS1311では、前記処理でメモリに格納した合成抵抗値Rr12、Rr23、Rr31を抵抗値選択部1204により選び、合成抵抗値Rr12、Rr23、Rr31、内部抵抗の誤差ronを用いて前記式14、式15、式16に従って各々の被抵抗計測半田ボール102b1、102b2、102b3の抵抗値Rr1、Rr2、Rr3を算出し、メモリ206に記憶させる。
ステップS1312では、算出した合成抵抗値Rr34、抵抗値Rr3を抵抗値選択部1204により選び、合成抵抗値Rr34、抵抗値Rr3、内部抵抗の誤差ronを用いて前記式18に従って被抵抗計測半田ボール102b4の抵抗値Rr4を算出する。
ステップS1313以降の処理は抵抗変化ΔRrを算出して、初期抵抗値Rr0と比較し、接続異常を判定するもので、ステップS508からステップS513の処理と同様であるため説明を省略する。
なお、前記において、どの被抵抗計測半田ボール102bをどの順で算出するかは予め決めておいてもよいし、抵抗値選択部1204によって動的に決めてもよい。
また、本実施の形態では被抵抗計測半田ボール102bが4つの例を示したが、第1の配線選択スイッチ1202および第2の配線選択スイッチ1203の数を増やすことで、5つ以上の被抵抗計測半田ボール102bの抵抗計測も可能である。また、複数の被抵抗計測半田ボール102bの抵抗値を求める順番は任意の順でよい。更に、抵抗値を計測する2つの被抵抗計測半田ボール102bを通りさえすれば第1の配線選択スイッチ1202および第2の配線選択スイッチ1203の切り替えも任意である(例えば、第1の配線選択スイッチ1202と第2の配線選択スイッチ1203がD1、E2のときと、D2、E1のときは同じ)。
また、本実施の形態では、複数の被抵抗計測半田ボール102bの抵抗値を高精度で各々求める上で、演算処理は増えるものの、理論的に接続信頼性の高い中心付近の半田ボールを配線取り出し用半田ボール102cに割り当てる必要がなく、信号用半田ボール102aに割り当てることができる。
以上、詳述したように、この発明の各実施の形態に係る接続異常検知装置によれば、半田接続異常検知のための回路を構成する電子部品のばらつきや温度変化および経年変化による影響によらずに半田接続部の抵抗値を高精度に測定することができる。また、その結果によって、半田接続部の接続異常を早期にかつ正確に検知することができる。
特に、この発明の各実施の形態に係る接続異常検知装置を高い信頼性が要求される車載用電子機器に用いた場合には、厳しい使用環境下での接続異常を早期に発見することができ、信頼性を向上させることができる。
ところで、前記各実施の形態では半田ボールを有する半導体パッケージについての例を示したが、この発明はピン部材やガルウイング型リードあるいはJ型リードを用いた半導体パッケージにおいても同様の効果が期待できる。
また、前記説明の抵抗測定方法は半田接続部の抵抗値を測定する場合について述べたが、その他のものの抵抗測定にも利用できることはいうまでもない。
この発明に係る接続異常検知装置およびその装置を用いた車載用電子機器は、車載用電子機器における半田接続部の接続異常を検知するのに利用できる。
この発明の原理構成図である。 実施の形態1に係る接続異常検知装置を説明する構成図である。 図2の等価回路である。 図3に示す増幅器の一般的構成例である。 実施の形態1に係る接続異常検知装置の動作を説明するフローチャートである。 実施の形態2に係る接続異常検知装置を説明する構成図である。 実施の形態2に係る接続異常検知装置の動作を説明するフローチャートである。 実施の形態2に係る接続異常検知装置の他の例を説明する構成図である。 実施の形態3に係る接続異常検知装置を説明する構成図である。 実施の形態4に係る接続異常検知装置を説明する構成図である。 実施の形態5に係る接続異常検知装置の原理構成図である。 実施の形態5に係る接続異常検知装置を説明する構成図である。 実施の形態5に係る接続異常検知装置の動作を説明するフローチャートである。 実施の形態5に係る接続異常検知装置の動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
101 半導体パッケージ
102a 信号用半田接続部
102b、102b1、102b2、102b3、102b4 被抵抗計測半田接続部
102c 配線取り出し用半田接続部
103 回路基板
104 IC内部配線
105 定電圧源
106 参照抵抗
107 共通電位
108 電圧測定手段
109 抵抗値算出手段
110 異常判定手段
111、1101 半田接続部抵抗
201、603a、603b、1202、1203 スイッチ
202 増幅器
203 AD変換器
204 マイクロコントローラ
205 制御部
206 メモリ
207 抵抗値算出部
208 抵抗変化算出部
209 異常判定部
401 オペアンプ
402、403 抵抗
601、602、1201 回路基板配線
603a 電位選択スイッチ
603b 配線選択スイッチ
901 電圧降下用抵抗
1201 回路基板配線
1202 第1の配線選択スイッチ
1203 第2の配線選択スイッチ
1204 抵抗値選択部
1205 抵抗値分離部

Claims (27)

  1. 回路基板に実装される半導体パッケージと前記回路基板との半田接続部の接続異常を検知する接続異常検知装置であって、
    前記半田接続部は、定電圧源に接続される被抵抗計測半田接続部と、前記半導体パッケージの内部配線により前記被抵抗計測半田接続部に接続される配線取り出し用半田接続部を含むと共に、
    前記配線取り出し用半田接続部に一端が接続され、他端が前記接続異常検知装置の共通電位に接続される抵抗値が既知の参照抵抗と、
    前記被抵抗計測半田接続部と前記定電圧源との接続点をV1、前記参照抵抗の一端をV2、前記参照抵抗の他端をV3としたとき、前記V1の電圧と前記V2の電圧、及び前記V3の電圧をそれぞれ測定する電圧測定手段と、
    前記電圧測定手段により測定される前記V1の電圧と前記V2の電圧、及び前記V3の電圧を用いて前記被抵抗計測半田接続部の抵抗値を算出する抵抗値算出手段と、
    前記抵抗値算出手段により算出される前記被抵抗計測半田接続部の抵抗値の変化をもとに接続異常を判定する異常判定手段と、を具備し、
    前記被抵抗計測半田接続部は、前記半導体パッケージのコーナー領域、もしくは前記半導体パッケージの信号用半田接続部より、前記半導体パッケージの中心から遠い位置に設けられ、
    前記配線取り出し用半田接続部は、前記半導体パッケージの中心領域、もしくは前記被抵抗計測半田接続部よりも前記半導体パッケージの中心に近い位置に設けられたことを特徴とする接続異常検知装置。
  2. 前記配線取り出し用半田接続部は、複数の半田接続部を接続することを特徴とする請求項1に記載の接続異常検知装置。
  3. 前記電圧測定手段は、
    前記V1の電圧と前記V2の電圧、及び前記V3の電圧を選択する電圧選択手段と、
    前記電圧選択手段で選択された電圧を増幅する増幅手段と、
    前記増幅手段で増幅された電圧をデジタル変換するAD変換手段と、
    前記電圧選択手段による電圧の選択を制御する制御部と、
    を具備することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の接続異常検知装置。
  4. 前記抵抗値算出手段は、
    前記測定電圧を記憶するメモリと、
    前記被抵抗計測半田接続部の抵抗値を算出する抵抗値算出部と、
    を具備することを特徴とする請求項1乃至請求項の何れか1項に記載の接続異常検知装置。
  5. 前記異常判定手段は、
    前記被抵抗計測半田接続部の抵抗変化を算出する抵抗変化算出部と、
    前記抵抗変化算出部により算出された抵抗変化に基づいて接続異常を判定する異常判定部と、
    前記被抵抗計測半田接続部の初期抵抗値を記録するメモリと、
    を具備することを特徴とする請求項1乃至請求項の何れか1項に記載の接続異常検知装置。
  6. 前記抵抗変化算出部は、前記被抵抗計測半田接続部の抵抗値から初期抵抗値を引くことにより前記被抵抗計測半田接続部の抵抗変化を算出することを特徴とする請求項に記載の接続異常検知装置。
  7. 前記初期抵抗値は、予め測定されてメモリに格納されている前記被抵抗計測半田接続部の抵抗値であることを特徴とする請求項に記載の接続異常検知装置。
  8. 前記初期抵抗値は、前記回路基板を具備する電子機器に初めて電源が投入された際に測定される前記被抵抗計測半田接続部の抵抗値であることを特徴とする請求項に記載の接続異常検知装置。
  9. 前記初期抵抗値と前記メモリに記録された初期抵抗用許容値とを比較し、前記初期抵抗値が前記初期抵抗用許容値を上回る場合、接続異常検知信号を出力することを特徴とする請求項に記載の接続異常検知装置。
  10. 前記異常判定部は、前記抵抗変化と前記メモリに記録された抵抗変化用許容値とを比較し、前記抵抗変化が前記抵抗変化用許容値を上回る場合、接続異常検知信号を出力することを特徴とする請求項に記載の接続異常検知装置。
  11. 前記被抵抗計測半田接続部を複数から構成し、
    前記複数からなる被抵抗計測半田接続部のそれぞれの被抵抗計測半田接続部と前記定電圧源との接続を選択する配線選択手段と、
    前記配線選択手段と前記それぞれの被抵抗計測半田接続部との接続点の電圧と、前記参照抵抗の両端におけるそれぞれの電圧とを選択する電圧選択手段と、
    を具備することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の接続異常検知装置。
  12. 前記被抵抗計測半田接続部を複数から構成し、
    前記複数からなる被抵抗計測半田接続部のそれぞれの被抵抗計測半田接続部と前記定電圧源との接続を選択する配線選択手段と、
    前記配線選択手段と前記定電圧源との接続点の電圧と、前記参照抵抗の両端におけるそれぞれの電圧とを選択する電圧選択手段と、
    を具備することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の接続異常検知装置。
  13. 前記被抵抗計測半田接続部と前記定電圧源との間に電圧降下用抵抗を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項12の何れか1項に記載の接続異常検知装置。
  14. 前記配線選択手段と前記定電圧源との間に電圧降下用抵抗を設けたことを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の接続異常検知装置。
  15. 前記参照抵抗と前記接続異常検知装置の共通電位との間に電流導通手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項14の何れか1項に記載の接続異常検知装置。
  16. 前記被抵抗計測半田接続部と前記定電圧源との間に電流導通手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項14の何れか1項に記載の接続異常検知装置。
  17. 前記制御部は、前記被抵抗計測半田接続部の抵抗測定時に前記電流導通手段が電流を流すように制御することを特徴とする請求項15又は16に記載の接続異常検知装置。
  18. 前記抵抗測定時は、前記電子機器の電源投入時であることを特徴とする請求項17に記載の接続異常検知装置。
  19. 前記制御部は、前記V1の電圧と前記V2の電圧、及び前記V3の電圧のいずれかの電圧を測定する際に前記電流導通手段が電流を流すように制御することを特徴とする請求項15又は16に記載の接続異常検知装置。
  20. 前記制御部は、前記V1の電圧と前記V2の電圧、及び前記V3の電圧のいずれかの電圧が前記メモリに記憶された時以降に、前記電流導通手段が電流を流さないように制御することを特徴とする請求項15又は16に記載の接続異常検知装置。
  21. 前記電流導通手段と前記定電圧源との間に電圧降下用抵抗を設けたことを特徴とする請求項16に記載の接続異常検知装置。
  22. 回路基板に実装される半導体パッケージと前記回路基板との半田接続部の接続異常を検知する接続異常検知装置であって、
    前記半田接続部は、定電圧源に接続される少なくとも3個の被抵抗計測半田接続部を含むと共に、
    前記被抵抗計測半田接続部に一端が接続され、他端が前記接続異常検知装置の共通電位に接続される抵抗値が既知の参照抵抗と、
    前記複数の被抵抗計測半田接続部のうち多くとも2つの半田接続部を通る電流経路を選択する電流経路選択手段と、
    前記定電圧源と前記被抵抗計測半田接続部との接続点をV1、前記参照抵抗の一端をV2、前記参照抵抗の他端をV3としたとき、前記V1の電圧と前記V2の電圧、及び前記V3の電圧をそれぞれ測定する電圧測定手段と、
    前記電圧測定手段により測定される前記V1の電圧と前記V2の電圧、及び前記V3の電圧を用いて前記V1とV2間の合成抵抗値を算出する抵抗値算出手段と、
    前記V1とV2間の合成抵抗値を用いて前記被抵抗計測半田接続部の抵抗値を算出する抵抗値分離手段と、
    前記被抵抗計測半田接続部の抵抗値の変化をもとに接続異常を判定する異常判定手段と、を具備する接続異常検知装置において、
    前記複数の被抵抗計測半田接続部は、前記半導体パッケージのIC内部配線によって、互いに接続されると共に、
    前記電流経路選択手段は、前記複数の被抵抗計測半田接続部と前記定電圧源との間に挿入された第1の配線選択手段と、前記複数の被抵抗計測半田接続部と前記参照抵抗との間に挿入された第2の配線選択手段と、を具備することを特徴とする接続異常検知装置。
  23. 前記抵抗値分離手段は、
    前記電流経路選択手段により選択され、前記抵抗値算出手段によって算出された複数の経路の合成抵抗値と、第1の配線選択手段と第2の配線選択手段との内部抵抗の誤差とを格納するメモリと、
    前記複数の経路の合成抵抗値の中から1つ以上の合成抵抗値を選ぶ抵抗値選択部と、
    前記複数の経路の合成抵抗値から前記複数の被抵抗計測半田接続部の各々の抵抗値を算出する抵抗値分離部と、
    を具備することを特徴とする請求項22に記載の接続異常検知装置。
  24. 前記抵抗選択部は、前記複数の被抵抗計測半田接続部の中から抵抗値が未知の3個の被抵抗計測半田接続部を選び、前期メモリから前記3個の被抵抗計測半田接続部により構成される異なる3通りの経路の合成抵抗値を選ぶことを特徴とする請求項23に記載の接続異常検知装置。
  25. 前記内部抵抗の誤差は,前記電流経路選択手段により選択された被抵抗計測半田接続部を通らない経路の合成抵抗値であることを特徴とする請求項23又は請求項24に記載の接続異常検知装置。
  26. 前記抵抗値選択部は、抵抗値が未知の被抵抗計測半田接続部1つを選び、前記メモリから前記抵抗値が未知の被抵抗計測半田接続部と、抵抗値が既知の被抵抗計測半田接続部を通る経路の合成抵抗値を選ぶことを特徴とする請求項23に記載の接続異常検知装置。
  27. 車両に搭載される車載用電子機器に、前記請求項1乃至請求項26の何れか1項に記載の接続異常検知装置を用いたことを特徴とする車載用電子機器。
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