JP6969200B2 - 電源システム - Google Patents

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Description

本発明は、回転電機ユニットと蓄電池が電気的に接続されてなる電源システムに関するものである。
従来、車両等に搭載される電源システムとして、回転電機(例えばISG)に対して鉛蓄電池とリチウムイオン蓄電池とが並列接続されたシステムが知られている(例えば、特許文献1)。この電源システムでは、回転電機と各蓄電池とを接続する接続経路にスイッチが設けられており、回転電機の発電電力により各蓄電池が適宜充電されるととともに、2つの蓄電池のいずれかから回転電機への電力供給が可能になっている。
また、上記電源システムでは、鉛蓄電池と回転電機とを接続する接続経路上のスイッチを迂回するようにバイパス経路が並列接続され、そのバイパス経路にノーマリクローズ式のバイパスリレーが設けられている。これにより、スイッチが閉状態に保持される場合にも、バイパスリレーを介して回転電機による鉛蓄電池の充電が可能になっている。
特開2015−149849号公報
ところで、上記電源システムでは、構成の簡素化やコスト低減を目的としてバイパスリレーを無くすことが検討されている。バイパスリレーを無くす構成とした場合、仮に異常モードでリチウムイオン蓄電池を使用しない状況にあっても、鉛蓄電池と回転電機との間のスイッチを適宜閉鎖することで、鉛蓄電池の充電を行わせることが可能になると考えられる。
しかしながら、バイパスリレーを無くすと、例えばシステム停止時において鉛蓄電池と回転電機とが遮断状態のままとなる。この場合、回転電機には一般に電圧平滑化のための平滑コンデンサが設けられているが、バイパスリレーを無くすことで、システム停止状態で平滑コンデンサの電荷が抜けてしまい、システム起動時において回転電機の作動に支障が及ぶことが懸念される。すなわち、バイパスリレーを無くした構成では、システム起動時に、鉛蓄電池と回転電機との間のスイッチを介して流れる電流により平滑コンデンサが充電されると考えられ、その際、通電電流が一気に上昇すると、過電流防止のための電流制限がかかり、平滑コンデンサの充電の妨げとなる。そして、平滑コンデンサの充電が妨げられることで、回転電機の作動に影響が及ぶことが懸念される。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、構成の簡素化を図りつつ、回転電機ユニットを適正に作動させることができる電源システムを提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について説明する。なお以下においては、理解の容易のため、発明の実施の形態において対応する構成の符号を括弧書き等で適宜示すが、この括弧書き等で示した具体的構成に限定されるものではない。
第1の手段では、
発電及び力行の少なくともいずれかの機能を有する回転電機ユニット(20)と、
前記回転電機ユニットに接続経路を介して接続される蓄電池(11)と、
前記接続経路に設けられるメインスイッチ(SW1)と、
を備え、システム作動状態において、前記メインスイッチがオン操作されることで前記蓄電池と前記回転電機ユニットとが導通状態となる電源システムであって、
前記回転電機ユニットは、前記接続経路に接続される平滑コンデンサ(26)を有し、
前記メインスイッチを迂回するように前記接続経路にバイパス経路(L3)が並列接続されており、そのバイパス経路に抵抗体(41,42)が設けられている。
上記構成の電源システムでは、回転電機ユニットと蓄電池との間の接続経路に並列にメインスイッチを迂回するバイパス経路が設けられ、そのバイパス経路に抵抗体が設けられている。そのため、メインスイッチがオフ(開放)されている状態であっても、バイパス経路を介して蓄電池から回転電機ユニットへの電力供給が可能となる。この場合特に、バイパス経路には抵抗体が設けられているため、バイパス経路を流れる電流に制限を付加しつつも、回転電機ユニットに設けられる平滑コンデンサを充電状態で保持することが可能となる。したがって、回転電機ユニットを起動させて発電機又は電動機として作動させる場合に、その作動をいち早く適正に開始させることができる。また、バイパス経路においてノーマリクローズリレーが必須でないため、構成の簡素化が可能となる。その結果、構成の簡素化を図りつつ、回転電機ユニットを適正に作動させることができる。
第2の手段では、前記バイパス経路に、前記抵抗体が複数直列に接続されている。
バイパス経路に抵抗体を複数直列に接続することで、仮に1つの抵抗体でショート故障が生じても、残りの抵抗体によって、バイパス経路を流れる電流が制限される。そのため、バイパス経路に過剰な電流が流れることを規制することができる。
第3の手段では、前記バイパス経路には、前記蓄電池の側をアノード、前記回転電機ユニットの側をカソードとする向きで、前記抵抗体に直列にダイオード(91)が接続されている。
バイパス経路に、蓄電池の側をアノード、回転電機ユニットの側をカソードとする向きで、抵抗体に直列にダイオードを接続したため、バイパス経路における電流の向きが制限される。この場合、蓄電池から平滑コンデンサへの向きでのみ電流の流れが許容され、電流の逆流による不都合を抑制できる。
第4の手段では、前記抵抗体に印加される電圧を検出電圧として取得する取得部(50)と、前記検出電圧に基づいて、前記抵抗体のショート故障の有無及びオープン故障の有無の少なくともいずれかを判定する故障判定部(50)と、を備える。
バイパス経路に設けられた抵抗体においてショート故障又はオープン故障が生じると、平滑コンデンサを適正に充電することができなくなる。この点、検出電圧(抵抗体に印加される電圧)に基づいて、抵抗体のショート故障の有無やオープン故障の有無を判定する構成にしたため、これらの故障を適正に把握でき、故障発生時において適正なる処置を実施することが可能となる。
第5の手段では、前記バイパス経路には、前記抵抗体として第1抵抗体(41)と第2抵抗体(42)とが直列に接続され、前記第1抵抗体及び前記第2抵抗体の間の中間点とグランドとの間に、故障検知スイッチ(44)を前記中間点側、第3抵抗体(43)をグランド側にしてこれらが直列に接続されており、前記第1抵抗体及び前記第2抵抗体の直列抵抗体の両端のうち前記蓄電池の側が第1点(N11)、前記回転電機ユニットの側が第2点(N12)、前記故障検知スイッチと前記第3抵抗体との間が第3点(N13)である。そして、前記取得部は、前記メインスイッチがオンで、かつ前記故障検知スイッチがオンである場合に前記第3点の電圧を前記検出電圧として取得し、前記メインスイッチがオフで、かつ前記故障検知スイッチがオン又はオフである場合に前記第2点の電圧を前記検出電圧として取得する。また、前記故障判定部は、前記メインスイッチがオンで、かつ前記故障検知スイッチがオンである場合の前記第3点の電圧が、前記第1点の電圧と略同じであることに基づいて、前記第1抵抗体又は前記第2抵抗体がショート故障していることを判定し、前記メインスイッチがオフで、かつ前記故障検知スイッチがオン又はオフである場合の前記第2点の電圧が、略0であることに基づいて、前記第1抵抗体又は前記第2抵抗体がオープン故障していることを判定する。
第1抵抗体又は第2抵抗体がショート故障している場合、メインスイッチがオンで、かつ故障検知スイッチがオンである状態下で、故障検知スイッチと第3抵抗体との間の第3点の電圧が第1点の電圧と略同じになる。したがって、メインスイッチがオンで、かつ故障検知スイッチがオンである場合に取得された第3点の電圧が第1点の電圧と略同じであることに基づいて、第1抵抗体又は第2抵抗体がショート故障していることを適正に判定することができる。
また、第1抵抗体又は第2抵抗体がオープン故障している場合、メインスイッチがオフで、かつ故障検知スイッチがオン又はオフである状態下で、第1,第2抵抗体の直列抵抗体の両端のうち回転電機ユニット側の第2点の電圧が略0になる。したがって、メインスイッチがオフで、かつ故障検知スイッチがオン又はオフである場合に取得された第2点の電圧が略0であることに基づいて、第1抵抗体又は第2抵抗体がオープン故障していることを適正に判定することができる。
第6の手段では、前記取得部は、前記メインスイッチがオンで、かつ前記故障検知スイッチがオンである場合に前記第3点の電圧を前記検出電圧として取得し、前記メインスイッチがオフで、かつ前記故障検知スイッチがオンである場合に前記第3点の電圧を前記検出電圧として取得する。また、前記故障判定部は、前記メインスイッチがオンで、かつ前記故障検知スイッチがオンである場合の前記第3点の電圧が、略0であることに基づいて、前記第3抵抗体がショート故障していることを判定し、前記メインスイッチがオフで、かつ前記故障検知スイッチがオンである場合の前記第3点の電圧が、前記第1点の電圧と略同じであることに基づいて、前記第3抵抗体がオープン故障していることを判定する。
第3抵抗体がショート故障している場合、メインスイッチがオンで、かつ故障検知スイッチがオンである状態下で、第3点の電圧が略0になる。したがって、メインスイッチがオンで、かつ故障検知スイッチがオンである場合に取得された第3点の電圧が略0であることに基づいて、第3抵抗体がショート故障していることを適正に判定することができる。
また、第3抵抗体がオープン故障している場合、メインスイッチがオフで、かつ故障検知スイッチがオンである状態下で、第3点の電圧が第1点の電圧と略同じになる。したがって、メインスイッチがオフで、かつ故障検知スイッチがオンである場合に取得された第3点の電圧が第1点の電圧と略同じであることに基づいて、第3抵抗体がオープン故障していることを適正に判定することができる。
第7の手段では、前記取得部は、前記メインスイッチがオンで、かつ前記故障検知スイッチがオフ指令されている場合に前記第3点の電圧を前記検出電圧として取得し、前記メインスイッチがオフで、かつ前記故障検知スイッチがオン指令されている場合に前記第3点の電圧を前記検出電圧として取得する。また、前記故障判定部は、前記メインスイッチがオンで、かつ前記故障検知スイッチがオフ指令されている場合の前記第3点の電圧が、前記蓄電池の電圧と0Vとの間の中間電圧であることに基づいて、前記故障検知スイッチがショート故障していることを判定し、前記メインスイッチがオフで、かつ前記故障検知スイッチがオン指令されている場合の前記第3点の電圧が、略0であることに基づいて、前記故障検知スイッチがオープン故障していることを判定する。
故障検知スイッチがショート故障(オン故障)している場合、メインスイッチがオンで、かつ故障検知スイッチがオフ指令されている状態下で、第3点の電圧が蓄電池の電圧と0Vとの間の中間電圧になる。したがって、メインスイッチがオンで、かつ故障検知スイッチがオフ指令されている場合に取得された第3点の電圧が中間電圧であることに基づいて、故障検知スイッチがショート故障していることを適正に判定することができる。
また、故障検知スイッチがオープン故障(オフ故障)している場合、メインスイッチがオフで、かつ故障検知スイッチがオン指令されている状態下で、第3点の電圧が略0になる。したがって、メインスイッチがオフで、かつ故障検知スイッチがオン指令されている場合に取得された第3点の電圧が略0であることに基づいて、故障検知スイッチがオープン故障していることを適正に判定することができる。
第8の手段では、前記取得部は、前記バイパス経路を介しての通電により前記平滑コンデンサが充電される場合に、前記抵抗体の両端のうち前記回転電機ユニットの側の電圧を前記検出電圧として取得する。また、前記故障判定部は、前記回転電機ユニットの側の電圧に基づいて、前記平滑コンデンサの充電に要する所要時間を計測するとともに、その所要時間に基づいて、前記抵抗体がショート故障していることを判定する。
メインスイッチに並列に接続された抵抗体がショート故障していると、バイパス経路を介しての通電により平滑コンデンサが充電される場合に、その充電に要する所要時間が正常時に比べて短くなる。また、平滑コンデンサの充電完了は、抵抗体の両端のうち回転電機ユニットの側の電圧に基づいて判定できる。したがって、バイパス経路を介しての通電により平滑コンデンサが充電される場合に、抵抗体の両端のうち回転電機ユニットの側の電圧に基づいて計測される充電所要時間に基づいて、抵抗体がショート故障していることを適正に判定することができる。
第9の手段では、前記バイパス経路には、前記抵抗体として第1抵抗体(41)と第2抵抗体(42)とが直列に接続されている。そして、前記取得部は、前記バイパス経路を介しての通電により前記平滑コンデンサが充電される場合に、前記第1抵抗体及び前記第2抵抗体のそれぞれの両端となる電圧を前記検出電圧として取得する。また、前記故障判定部は、前記第1抵抗体及び前記第2抵抗体のそれぞれの両端となる電圧に基づいて、前記第1抵抗体の両端電圧差と前記第2抵抗体の両端電圧差とを算出するとともに、前記第1抵抗体の両端電圧差と前記第2抵抗体の両端電圧差とに基づいて、前記抵抗体がショート故障していることを判定する。
メインスイッチに並列に接続された第1抵抗体又は第2抵抗体がショート故障していると、第1抵抗体と第2抵抗体との抵抗比が変わるため、バイパス経路を介しての通電により平滑コンデンサが充電される場合に、第1抵抗体の両端電圧差と第2抵抗体の両端電圧差との大小関係が正常時とは異なるものとなる。したがって、バイパス経路を介しての通電により平滑コンデンサが充電される場合に、第1抵抗体の両端電圧差と第2抵抗体の両端電圧差とに基づいて、抵抗体がショート故障していることを適正に判定することができる。
第10の手段では、電源システムは、前記バイパス経路において前記抵抗体の両端のうち前記回転電機ユニットの側とグランドとの間に、分岐抵抗体(83,84)と故障検知スイッチ(85)とが直列に接続されている。前記取得部は、前記故障検知スイッチがオンである場合に、前記バイパス経路における前記抵抗体の両端の各電圧を前記検出電圧として取得する。また、前記故障判定部は、前記故障検知スイッチがオンである場合に、前記バイパス経路における前記抵抗体の両端電圧差が0より大きくかつ所定値以下であることに基づいて、当該抵抗体がショート故障していることを判定する。
上記構成において、故障検知スイッチがオンされると、バイパス経路の抵抗体と分岐抵抗体とが直列接続された状態になり、かかる状態において、バイパス経路の抵抗体がショート故障していると、バイパス経路の抵抗体と分岐抵抗体との抵抗比が変わる。そのため、バイパス経路の抵抗体と分岐抵抗体とを介して蓄電池から電流が流れる場合に、バイパス経路の抵抗体の両端電圧差が正常時とは異なるものとなる。したがって、故障検知スイッチがオンである場合に、バイパス経路における抵抗体の両端電圧差に基づいて、抵抗体がショート故障していることを適正に判定することができる。
第11の手段では、電源システムは、前記蓄電池を第1蓄電池(11)、前記メインスイッチを第1スイッチ(SW1)として備える一方、前記接続経路において前記第1スイッチよりも前記回転電機ユニットの側に、前記第1蓄電池に並列になるように接続される第2蓄電池(12)と、前記第2蓄電池の正極側に接続される第2スイッチ(SW2)と、を備える。そして、前記取得部は、前記第2スイッチがオフしている状態下で前記検出電圧を取得する。
回転電機ユニットに並列に第1蓄電池及び第2蓄電池が接続された電源システムでは、それら各蓄電池から回転電機ユニットへの給電が可能となっている。この場合、第2スイッチがオフしていること、すなわち第2蓄電池から回転電機ユニットへの給電が停止されていることを条件に、検出電圧が取得されることで、抵抗体のショート故障やオープン故障を適正に判定することができる。
第1実施形態の電源システムを示す電気回路図。 故障検知回路の構成図。 ショート故障を説明するためのタイムチャート。 オープン故障を説明するためのタイムチャート。 故障判定の処理手順を示すフローチャート。 図5に続いて、故障判定の処理手順を示すフローチャート。 第2実施形態での故障検知回路の構成図。 第2実施形態での故障判定の処理手順を示すフローチャート。 第2実施形態での故障判定の処理手順を示すフローチャート。 第3実施形態での故障検知回路の構成図。 第3実施形態での故障判定の処理手順を示すフローチャート。 別例での電源システムを示す電気回路図。 別例での電源システムを示す電気回路図。 別例での電源システムを示す電気回路図。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、エンジン(内燃機関)を駆動源として走行する車両において当該車両の各種機器に電力を供給する車載電源システムを具体化するものとしている。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一又は均等である部分には、図中、同一符号を付しており、同一符号の部分についてはその説明を援用する。
(第1実施形態)
図1に示すように、本電源システムは、第1蓄電池としての鉛蓄電池11と第2蓄電池としてのリチウムイオン蓄電池12とを有する2電源システムである。各蓄電池11,12からはスタータ13や、各種の電気負荷14,15、回転電機ユニット20への給電が可能となっている。また、各蓄電池11,12に対しては回転電機ユニット20による充電が可能となっている。本システムでは、回転電機ユニット20に対して並列に鉛蓄電池11及びリチウムイオン蓄電池12が接続されるとともに、電気負荷14,15に対して並列に鉛蓄電池11及びリチウムイオン蓄電池12が接続されている。
鉛蓄電池11は周知の汎用蓄電池である。これに対し、リチウムイオン蓄電池12は、鉛蓄電池11に比べて、充放電における電力損失が少なく、出力密度、及びエネルギ密度の高い高密度蓄電池である。リチウムイオン蓄電池12は、鉛蓄電池11に比べて充放電時のエネルギ効率が高い蓄電池であるとよい。また、リチウムイオン蓄電池12は、それぞれ複数の単電池を有してなる組電池として構成されている。これら各蓄電池11,12の定格電圧はいずれも同じであり、例えば12Vである。
図示による具体的な説明は割愛するが、リチウムイオン蓄電池12は、収容ケースに収容されて基板一体の電池ユニット30の一部として構成されている。電池ユニット30は、出力端子P1,P2,P3を有しており、このうち出力端子P1に鉛蓄電池11とスタータ13と電気負荷14とが接続され、出力端子P2に回転電機ユニット20が接続され、出力端子P3に電気負荷15が接続されている。
各電気負荷14,15は、各蓄電池11,12から供給される供給電力の電圧について要求が相違するものである。このうち電気負荷15には、供給電力の電圧が一定又は少なくとも所定範囲内で変動するよう安定であることが要求される定電圧要求負荷が含まれる。これに対し、電気負荷14は、定電圧要求負荷以外の一般的な電気負荷である。電気負荷15は被保護負荷とも言える。また、電気負荷15は電源失陥が許容されない負荷であり、電気負荷14は、電気負荷15に比べて電源失陥が許容される負荷であるとも言える。
定電圧要求負荷である電気負荷15の具体例としては、ナビゲーション装置やオーディオ装置、メータ装置、エンジンECU等の各種ECUが挙げられる。この場合、供給電力の電圧変動が抑えられることで、上記各装置において不要なリセット等が生じることが抑制され、安定動作が実現可能となっている。電気負荷15として、電動ステアリング装置やブレーキ装置等の走行系アクチュエータが含まれていてもよい。また、電気負荷14の具体例としては、シートヒータやリヤウインドウのデフロスタ用ヒータ、ヘッドライト、フロントウインドウのワイパ、空調装置の送風ファン等が挙げられる。
回転電機ユニット20は、界磁電流式の3相交流モータである回転電機21と、回転電機21の各相巻線に接続されるインバータ22と、インバータ22の通電制御により回転電機21の作動を制御する回転電機制御部23とを備えており、エンジン出力軸や車軸の回転により発電を行う発電機能と、エンジン出力軸に回転力を付与する力行機能とを備えている。回転電機ユニット20は、モータ機能付き発電機であり、機電一体型のISG(Integrated Starter Generator)として構成されている。回転電機21は、その回転軸がベルト及びプーリからなる連結部材により不図示のエンジンの出力軸(クランク軸)に駆動連結されており、回転電機21とエンジンとの間で回転が伝達される。回転電機21の界磁コイル24には、例えば半導体スイッチ素子からなるスイッチ25が直列に接続されている。
また、回転電機ユニット20において、電池ユニット30の出力端子P2に繋がる電力経路には平滑コンデンサ26が接続されている。平滑コンデンサ26は、例えば電力経路を介して入力されるノイズを平滑化する。
周知構成のため図示は省略するが、インバータ22は、複数の半導体スイッチング素子を有する電力変換部(スイッチング回路部)として構成されている。インバータ22は、発電時において回転電機21から出力される3相交流電流を直流電流に変換し、その直流電流を各蓄電池11,12等に供給する。これにより、各蓄電池11,12の充電等が実施される。また、インバータ22は、力行時において直流電流を3相交流電流に変換し、その3相交流電流により回転電機21を力行駆動させる。
回転電機制御部23は、CPU、ROM、RAM、入出力インターフェース等を含むマイコンにより構成されている。回転電機制御部23は、通電位相に応じてインバータ22の各相のスイッチング素子のオンオフを制御するとともに、各相コイルの通電時にオンオフ比率(例えばデューティ比)を調整することで通電電流を制御する。また、回転電機制御部23は、スイッチ25のオンオフを制御することで、界磁コイル24に流れる界磁電流を制御する。
次に、電池ユニット30の電気的構成について説明する。
電池ユニット30には、ユニット内電気経路として、出力端子P1とリチウムイオン蓄電池12とを繋ぐ第1電気経路L1を有しており、その第1電気経路L1の中間点である接続点N1に出力端子P2が接続されている。第1電気経路L1は、鉛蓄電池11とリチウムイオン蓄電池12とを電気的に繋ぐ経路であり、第1電気経路L1上の接続点N1に回転電機ユニット20が接続されている。第1電気経路L1において、接続点N1よりも鉛蓄電池11の側に第1スイッチSW1が設けられ、接続点N1よりもリチウムイオン蓄電池12の側に第2スイッチSW2が設けられている。第1スイッチSW1がメインスイッチに相当する。第1電気経路L1とN1−P2間の電気経路とは、回転電機ユニット20に対する入出力電流を流すことを想定した大電流経路であり、この経路を介して、各蓄電池11,12及び回転電機ユニット20の相互の通電が行われる。
また、第1電気経路L1には、出力端子P1及び第1スイッチSW1の間の分岐点N3と、第2スイッチSW2及びリチウムイオン蓄電池12の間の分岐点N4との間に、第2電気経路L2が並列に設けられており、その第2電気経路L2の中間点である接続点N2に出力端子P3が接続されている。第2電気経路L2において、接続点N2よりも鉛蓄電池11の側に第3スイッチSW3が設けられ、接続点N2よりもリチウムイオン蓄電池12の側に第4スイッチSW4が設けられている。第2電気経路L2とN2−P3間の電気経路とは、第1電気経路L1側と比べて小電流を流すことを想定した小電流経路(すなわち、第1電気経路L1に比べて許容電流が小さい小電流経路)であり、この経路を介して、各蓄電池11,12から電気負荷15への通電が行われる。
電源システムの作動状態において、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2が選択的に閉状態に操作されることで、第1電気経路L1を介して、鉛蓄電池11及びリチウムイオン蓄電池12の少なくともいずれかと回転電機ユニット20との間で通電が行われる。また、第3スイッチSW3及び第4スイッチSW4が選択的に閉状態に操作されることで、第2電気経路L2を介して、鉛蓄電池11及びリチウムイオン蓄電池12の少なくともいずれかと電気負荷15との間で通電が行われる。
各スイッチSW1〜SW4は、それぞれMOSFET等の半導体スイッチング素子を用いて構成されており、言うなればノーマリオープン式のスイッチである。具体的には、例えば第1スイッチSW1は、寄生ダイオードの向きを互いに逆にして直列接続された半導体スイッチング素子からなるスイッチ部31と、同じく寄生ダイオードの向きを互いに逆にして直列接続された半導体スイッチング素子からなるスイッチ部32とを有し、これら各スイッチ部31,32が並列接続されることで構成されている。他のスイッチも同様の構成を有している。すなわち、第2スイッチSW2は、スイッチ部33,34が並列接続されることで構成され、第3スイッチSW3は、スイッチ部35,36が並列接続されることで構成され、第4スイッチSW4は、スイッチ部37,38が並列接続されることで構成されている。
上記の各スイッチ部31〜38では、寄生ダイオードの向きを互いに逆にする一対の半導体スイッチング素子をそれぞれ有することから、例えば第1スイッチSW1がオフ(開放)となった場合、つまり各半導体スイッチング素子がオフとなった場合において、寄生ダイオードを通じて電流が流れることが完全に遮断される。つまり、各電気経路L1,L2において意図せず電流が流れることを回避できる。
なお、図1では、寄生ダイオードが互いにアノード同士で接続されるようにしたが、寄生ダイオードのカソード同士が接続されるようにしてもよい。半導体スイッチング素子として、MOSFETに代えて、IGBTやバイポーラトランジスタ等を用いることも可能である。IGBTやバイポーラトランジスタを用いた場合には、上記寄生ダイオードの代わりとなるダイオードを各半導体スイッチング素子にそれぞれ並列に接続させればよい。
また、電池ユニット30は、出力端子P1と出力端子P2との間、すなわち第1スイッチSW1の両端を繋ぐバイパス経路L3と、出力端子P1と出力端子P3との間、すなわち第3スイッチSW3の両端を繋ぐバイパス経路L4とを有している。バイパス経路L3には、抵抗体41,42が直列に接続されている。つまり、抵抗体41,42は、第1スイッチSW1に並列に設けられている。鉛蓄電池11と回転電機ユニット20とは、バイパス経路L3の抵抗体41,42を介して常時接続される構成となっている。この場合、抵抗体41,42の抵抗値(合成抵抗の値)は、数10Ω〜数100Ωであり、本実施形態では例えば200Ωである。抵抗体41,42を介して鉛蓄電池11と回転電機ユニット20とが常時接続されることで、電流制限がなされつつ、鉛蓄電池11から回転電機ユニット20への常時の通電が可能となっており、回転電機ユニット20内の平滑コンデンサ26が充電状態で保持されるようになっている。なお、抵抗体41,42が、それぞれ複数の抵抗体の直列抵抗部により構成されていてもよい。
また、バイパス経路L4にはバイパスリレー45とヒューズ46とが設けられている。つまり、バイパスリレー45は、第3スイッチSW3に並列に設けられている。バイパスリレー45は、ノーマリクローズ式のメカニカルリレースイッチである。バイパスリレー45を閉鎖することで、第3スイッチSW3がオフであっても鉛蓄電池11と電気負荷15とが電気的に接続される。例えば、車両の電源スイッチであるIGスイッチ(イグニッションスイッチ)がオフされている状態では、各スイッチSW1〜SW4がオフ(閉鎖)されており、かかる状態では、バイパスリレー45を介して電気負荷15に対して暗電流が供給される。
電池ユニット30は、各スイッチSW1〜SW4、及びバイパスリレー45のオンオフ(開閉)を制御する電池制御部50を備えている。電池制御部50は、CPU、ROM、RAM、入出力インターフェース等を含むマイコンにより構成されている。電池制御部50は、IGスイッチがオンされたシステム作動状態において、各蓄電池11,12の蓄電状態や、エンジンECU等の他のECU60からの指令に基づいて、各スイッチSW1〜SW4等のオンオフを制御する。これにより、鉛蓄電池11とリチウムイオン蓄電池12とを選択的に用いて充放電が実施される。例えば、電池制御部50は、リチウムイオン蓄電池12のSOC(残存容量:State Of Charge)を算出し、そのSOCが所定の使用範囲内に保持されるようにリチウムイオン蓄電池12への充電量及び放電量を制御する。
本システムでは、CAN等による通信ネットワークが構築されており、その通信ネットワークにより各種ECU間の相互の通信が可能になっている。通信ネットワークには、回転電機制御部23、電池制御部50、ECU60等が接続されている。ECU60は、回転電機制御部23や電池制御部50を統括的に管理する上位制御装置であり、CPU、ROM、RAM、入出力インターフェース等を含むマイコンにより構成されている。ECU60は、例えば都度のエンジン運転状態や車両走行状態に基づいて、エンジンの運転を制御する。
上述したように、電池ユニット30には、第1スイッチSW1の両端を繋ぐバイパス経路L3に抵抗体41,42が直列に接続されており、その抵抗体41,42を介して鉛蓄電池11から回転電機ユニット20の平滑コンデンサ26への充電が可能になっているが、その抵抗体41,42においてショート故障やオープン故障が生じると、その故障に伴う不具合の発生が懸念される。例えば、ショート故障が生じると、バイパス経路L3における経路抵抗が意図せず小さくなり、鉛蓄電池11から回転電機ユニット20に対して過剰な電流が流れることが懸念される。また、オープン故障が生じると、回転電機ユニット20の平滑コンデンサ26の充電に支障が生じることが懸念される。なお、平滑コンデンサ26には並列に界磁コイル24が接続されているため、平滑コンデンサ26が充電されていない状態では界磁コイル24に適正に電流を流すことができず、回転電機ユニット20において発電や力行の動作に支障が及ぶことが考えられる。
そのため、電池ユニット30には、抵抗体41,42の故障検知を行う故障検知回路70が設けられている。図2は、故障検知回路70の構成図である。図2では、既述のとおり第1スイッチSW1の一端に鉛蓄電池11が接続され、他端に回転電機ユニット20の平滑コンデンサ26が接続されている。
故障検知回路70において、抵抗体41,42の中間点とグランドとの間には、抵抗体43と故障検知スイッチ44とが直列接続されている。この場合、故障検知スイッチ44が中間点側に、抵抗体43がグランド側に設けられている。本実施形態では、抵抗体41が第1抵抗体に相当し、抵抗体42が第2抵抗体に相当し、抵抗体43が第3抵抗体に相当する。
故障検知スイッチ44は、例えばノーマリオープンの半導体スイッチである。また、抵抗体41,42からなる直列抵抗体の両端、すなわち第1点N11及び第2点N12にはそれぞれ電圧検出部71,72が接続され、故障検知スイッチ44と抵抗体43との間の中間点、すなわち第3点N13には電圧検出部73が接続されている。電圧検出部71により電圧V1が検出され、電圧検出部72により電圧V2が検出され、電圧検出部73により電圧V3が検出される。電圧検出部71〜73は例えば直列抵抗体を有する分圧検出回路として構成されている。例えば、抵抗体41,42の抵抗値は100Ωであり、抵抗体43の抵抗値は50Ωである。本実施形態では、抵抗体41,42の抵抗値を同じにしているが、互いに大小異なっていてもよい。
各電圧検出部71〜73により検出される電圧V1〜V3はそれぞれ電池制御部50に入力される。電池制御部50は、各電圧検出部71〜73から取得した電圧V1〜V3に基づいて、抵抗体41〜43及び故障検知スイッチ44を判定対象として故障判定を実施する。以下に、抵抗体41〜43及び故障検知スイッチ44についてのショート故障の判定とオープン故障の判定とを説明する。本実施形態では、電池制御部50が取得部及び故障判定部に相当する。
(1)ショート故障の判定
ショート故障の判定に際し、電池制御部50は、第1スイッチSW1をオン(閉鎖)し、その状態下で、故障検知スイッチ44のオフ時における各電圧V1〜V3と、故障検知スイッチ44のオン時における各電圧V1〜V3とに基づいて、
・抵抗体41,42のいずれかでショート故障が生じているか否か、
・抵抗体43でショート故障が生じているか否か、
・故障検知スイッチ44でショート故障(オン故障)が生じているか否か、
をそれぞれ判定する。
図3(a)は、正常時における各電圧V1〜V3を示す。正常時には、故障検知スイッチ44がオフの状態で、電圧V1,V2が共に鉛蓄電池11と同じ電圧値(例えば12V)であり、電圧V3が0Vである。また、故障検知スイッチ44がオンされることに伴い、電圧V3が中間値(例えば6V)に上昇する。
抵抗体41,42のいずれかでのショート故障時には、図3(b)に示すように、故障検知スイッチ44がオフの状態で、電圧V1,V2が共に鉛蓄電池11と同じ電圧値であり、電圧V3が0Vである。また、故障検知スイッチ44がオンされることに伴い、電圧V3が電圧V1,V2と同じ電圧値まで上昇する。この場合、故障検知スイッチ44がオンされている状態で、電圧V1,V3が同じ電圧値(V1≒V3)であることに基づいて、抵抗体41,42のいずれかでのショート故障を判定することができる。
抵抗体43でのショート故障時には、図3(c)に示すように、故障検知スイッチ44がオフの状態で、電圧V1,V2が共に鉛蓄電池11と同じ電圧値であり、電圧V3が0Vである。また、故障検知スイッチ44がオンされても、電圧V3が0Vのまま維持される。この場合、故障検知スイッチ44がオンされている状態で、電圧V3が0V(V3≒0V)であることに基づいて、抵抗体43でのショート故障を判定することができる。
故障検知スイッチ44でのショート故障時には、図3(d)に示すように、オンオフの指令にかかわらず故障検知スイッチ44がオン状態になっている。この場合、オフ指令の期間では、電圧V1,V2が共に鉛蓄電池11と同じ電圧値であり、電圧V3が中間値(例えば6V)である。また、故障検知スイッチ44のオン指令の期間でも同じ状態が維持される。この場合、故障検知スイッチ44のオフ指令の期間において、電圧V3が所定の中間値であることに基づいて、故障検知スイッチ44でのショート故障(オン故障)を判定することができる。
(2)オープン故障の判定
オープン故障の判定に際し、電池制御部50は、第1スイッチSW1をオフ(開放)し、その状態下で、故障検知スイッチ44のオフ時における各電圧V1〜V3と、故障検知スイッチ44のオン時における各電圧V1〜V3とに基づいて、
・抵抗体41,42のいずれかでオープン故障が生じているか否か、
・抵抗体43でオープン故障が生じているか否か、
・故障検知スイッチ44でオープン故障(オフ故障)が生じているか否か、
をそれぞれ判定する。
図4(a)は、正常時における各電圧V1〜V3を示す。正常時には、図3(a)と同様に、故障検知スイッチ44がオフの状態で、電圧V1,V2が共に鉛蓄電池11と同じ電圧値(例えば12V)であり、電圧V3が0Vである。また、故障検知スイッチ44がオンされることに伴い、電圧V3が中間値(例えば6V)に上昇する。
抵抗体41,42のいずれかでのオープン故障時には、図4(b)に示すように、故障検知スイッチ44がオフの状態で、電圧V1が鉛蓄電池11と同じ電圧値であり、電圧V2,V3が共に0Vである。また、抵抗体41,42のうち抵抗体41がオープン故障していれば、故障検知スイッチ44がオンされる場合に、電圧V2,V3が共に0Vで維持される。また、抵抗体42がオープン故障していれば、故障検知スイッチ44がオンされる場合に、電圧V2が0Vで維持され、かつ電圧V3が中間値(例えば4V)に上昇する。この場合、故障検知スイッチ44がオン又はオフされている状態で、電圧V2が0V(V2≒0V)であることに基づいて、抵抗体41,42のいずれかでのオープン故障を判定することができる。
抵抗体43でのオープン故障時には、図4(c)に示すように、故障検知スイッチ44がオフの状態で、電圧V1,V2が共に鉛蓄電池11と同じ電圧値であり、電圧V3が0Vである。また、故障検知スイッチ44がオンされることに伴い、電圧V3が電圧V1,V2と同じ電圧値まで上昇する。この場合、故障検知スイッチ44がオンされている状態で、電圧V1,V3が同じ電圧値(V1≒V3)であることに基づいて、抵抗体43でのオープン故障を判定することができる。
故障検知スイッチ44でのオープン故障時には、図4(d)に示すように、オンオフの指令にかかわらず故障検知スイッチ44がオフ状態になっている。この場合、オフ指令の期間では、電圧V1,V2が共に鉛蓄電池11と同じ電圧値であり、電圧V3が0Vである。また、故障検知スイッチ44のオン指令の期間でも同じ状態が維持される。この場合、故障検知スイッチ44のオン指令の期間において、電圧V3が0V(V3≒0V)であることに基づいて、故障検知スイッチ44でのオープン故障(オフ故障)を判定することができる。
図5及び図6は、電池制御部50による故障判定の処理手順を示すフローチャートであり、本処理は、例えばIGスイッチのオフ後において実施される。この故障判定処理では、ショート故障判定とオープン故障判定とが時系列で前後となる期間でそれぞれ実施される。
図5において、ステップS11では、故障検知回路70でのショート故障判定を実施するか否かを判定する。そして、ステップS11が肯定されれば、ステップS12に進む。ステップS12では、第1スイッチSW1をオン、第2スイッチSW2をオフにする。ステップS13では、故障検知スイッチ44をオフ状態にし(すなわちスイッチオフ指令を出力し)、続くステップS14では、故障検知スイッチ44でのショート故障(オン故障)の有無を判定する。この場合、故障検知スイッチ44のオフ指令を受けているにもかかわらず、電圧V3が所定の中間値になっていれば、故障検知スイッチ44でショート故障が生じている旨を判定する。
その後、ステップS15では、ステップS14の故障判定が完了しているか否かを判定し、完了していれば、後続のステップS16に進む。
ステップS16では、故障検知スイッチ44をオン状態にし(すなわちスイッチオン指令を出力し)、続くステップS17では、抵抗体41〜43でのショート故障の有無を判定する。この場合、故障検知スイッチ44のオン状態で、電圧V1,V3が同じ電圧値(V1≒V3)であれば、抵抗体41,42のいずれかでショート故障が生じている旨を判定する。また、故障検知スイッチ44のオン状態で、電圧V3が0Vであれば、抵抗体43でショート故障が生じている旨を判定する。
その後、ステップS18では、ステップS17の故障判定が完了しているか否かを判定し、完了していれば、ステップS11に戻る。ショート故障判定が完了した後は、ステップS11が否定され、図6のステップS21に進む。
図6において、ステップS21では、故障検知回路70でのオープン故障判定を実施するか否かを判定する。そして、ステップS21が肯定されれば、ステップS22に進む。なお、ステップS21が否定されれば、本処理を終了する。ステップS22では、第1スイッチSW1をオフ、第2スイッチSW2をオフにする。ステップS23では、故障検知スイッチ44をオフ状態にし(すなわちスイッチオフ指令を出力し)、続くステップS24では、抵抗体41,42のいずれかでのオープン故障の有無を判定する。この場合、故障検知スイッチ44のオフ状態で、電圧V2が0Vであれば、抵抗体41,42のいずれかでオープン故障が生じている旨を判定する。ただし、故障検知スイッチ44をオンにした状態で、抵抗体41,42のいずれかでのオープン故障の有無を判定してもよい。
その後、ステップS25では、ステップS24の故障判定が完了しているか否かを判定し、完了していれば、後続のステップS26に進む。
ステップS26では、故障検知スイッチ44をオン状態にし(すなわちスイッチオン指令を出力し)、続くステップS27では、抵抗体43でのオープン故障の有無、及び故障検知スイッチ44でのオープン故障(オフ故障)の有無を判定する。この場合、故障検知スイッチ44のオン状態で、電圧V1,V3が同じ電圧値(V1≒V3)であれば、抵抗体43でオープン故障が生じている旨を判定する。また、故障検知スイッチ44のオン指令を受けているにもかかわらず、電圧V3が0Vであれば、故障検知スイッチ44でオープン故障が生じている旨を判定する。
その後、ステップS28では、ステップS27の故障判定が完了しているか否かを判定し、完了していれば、本処理を終了する。
故障発生の旨が判定された場合には、その旨を示す故障発生情報がメモリに記憶されることに加え、所定のフェールセーフ処理が実施されるとよい。例えば、抵抗体41,42のいずれかでショート故障が生じた場合には、バイパス経路L3に過剰な電流が流れないよう回転電機ユニット20の発電及び力行の動作が制限されるとよい。また、抵抗体41,42のいずれかでオープン故障が生じた場合には、バイパス経路L3を介しての平滑コンデンサ26の充電が不可となるため、回転電機ユニット20の発電及び力行を禁止するとよい。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
上記構成の電源システムでは、回転電機ユニット20と鉛蓄電池11との間の接続経路に並列に第1スイッチSW1を迂回するバイパス経路L3が設けられ、そのバイパス経路L3に抵抗体41,42が設けられている。そのため、第1スイッチSW1がオフ(開放)されている状態であっても、バイパス経路L3を介して鉛蓄電池11から回転電機ユニット20への電力供給が可能となる。この場合特に、バイパス経路L3には抵抗体41,42が設けられているため、バイパス経路L3を流れる電流に制限を付加しつつも、回転電機ユニット20に設けられる平滑コンデンサ26を常に充電状態で保持することが可能となる。したがって、回転電機ユニット20を起動させて発電機又は電動機として作動させる場合に、その作動をいち早く適正に開始させることができる。また、バイパス経路L3においてノーマリクローズリレーが必須でないため、構成の簡素化が可能となる。その結果、構成の簡素化を図りつつ、回転電機ユニット20を適正に作動させることができる。
バイパス経路L3に抵抗体41,42を複数直列に接続したため、仮に抵抗体41,42のいずれかでショート故障が生じても、残りの抵抗体によって、バイパス経路L3を流れる電流が制限される。そのため、バイパス経路L3に過剰な電流が流れることを規制することができる。
抵抗体41,42においてショート故障又はオープン故障が生じると、平滑コンデンサ26を適正に充電することができなくなる。この点、故障検知回路70の電圧V1〜V3(検出電圧)に基づいて、抵抗体41,42のショート故障の有無やオープン故障の有無を判定する構成にしたため、これらの故障を適正に把握でき、故障発生時において適正なる処置を実施することが可能となる。
第1スイッチSW1がオンで、かつ故障検知スイッチ44がオンである場合において、電圧V3が電圧V1と略同じであることに基づいて、抵抗体41,42のいずれかがショート故障していることを適正に判定することができる。
第1スイッチSW1がオフで、かつ故障検知スイッチ44がオン又はオフである場合において、電圧V2が略0であることに基づいて、抵抗体41,42のいずれかがオープン故障していることを適正に判定することができる。
第1スイッチSW1がオンで、かつ故障検知スイッチ44がオンである場合において、電圧V3が略0であることに基づいて、抵抗体43がショート故障していることを適正に判定することができる。
第1スイッチSW1がオフで、かつ故障検知スイッチ44がオンである場合において、電圧V3が電圧V1と略同じであることに基づいて、抵抗体43がオープン故障していることを適正に判定することができる。
第1スイッチSW1がオンで、かつ故障検知スイッチ44がオフ指令されている場合において、電圧V3が中間電圧であることに基づいて、故障検知スイッチ44がショート故障(オン故障)していることを適正に判定することができる。
第1スイッチSW1がオフで、かつ故障検知スイッチ44がオン指令されている場合において、電圧V3が略0であることに基づいて、故障検知スイッチがオープン故障(オフ故障)していることを適正に判定することができる。
回転電機ユニット20に並列に鉛蓄電池11及びリチウムイオン蓄電池12が接続された電源システムでは、それら各蓄電池11,12から回転電機ユニット20への給電が可能となっている。この場合、第2スイッチSW2がオフしていること、すなわちリチウムイオン蓄電池12から回転電機ユニット20への給電が停止されていることを条件に検出電圧(V1〜V3)が取得されることで、抵抗体41,42のショート故障やオープン故障を適正に判定することができる。
以下に、第1実施形態以外の実施形態を説明する。なお、以下の各実施形態については上記第1実施形態との相違点を中心に説明をする。
(第2実施形態)
第2実施形態での故障検知回路70を図7に示す。図7では、図2との相違点として、抵抗体41,42の中間点に接続されていた抵抗体43と故障検知スイッチ44とが削除されている。また、図7では、抵抗体41,42からなる直列抵抗体の両端に電圧検出部71,72がそれぞれ接続され、抵抗体41,42の中間点に電圧検出部73が接続されている。これら各電圧検出部71〜73により電圧V1〜V3が検出される。
そして本実施形態では、電池制御部50は、スイッチSW1,SW2のオフ状態において、電圧検出部71〜73により検出された各電圧V1〜V3に基づいて、故障検知回路70での故障判定を実施する。この場合、電池制御部50は、各電圧V1〜V3のいずれかが0V(約0V)であることに基づいて、抵抗体41,42のいずれかでオープン故障が生じている旨を判定する。
また、電池制御部50は、第1スイッチSW1がオフされた状態下で平滑コンデンサ26が充電される場合に、平滑コンデンサ26の充電に要する所要時間に基づいて、抵抗体41,42のいずれかでショート故障が生じているか否かを判定する。すなわち、抵抗体41,42のいずれかでショート故障が生じていると、正常時に比べて平滑コンデンサ26の充電所要時間が短くなることから、その充電所要時間に基づいて抵抗体41,42のショート故障判定を実施する。この場合、電池制御部50は、抵抗体41,42の両端のうち回転電機ユニット20の側の電圧(電圧V2)に基づいて、平滑コンデンサの充電所要時間を計測するとともに、その所要時間に基づいて、抵抗体41,42がショート故障していることを判定する。
より具体的には、電源システムの作動停止状態(第1スイッチSW1等のオフ状態)で、電源端子に鉛蓄電池11が接続された時、すなわち鉛蓄電池11に電源ラインが接続された時に、平滑コンデンサ26の充電時であると判定し、その時の充電所要時間に基づいて抵抗体41,42のショート故障判定を実施する。この場合、鉛蓄電池11の接続時に電池制御部50が作動状態になっている必要があるため、電池制御部50は、IGオフ中において例えば低電力モードで作動されているとよい。なお、電池制御部50以外の制御装置により上記のショート故障判定が実施されてもよい。
又は、鉛蓄電池11と回転電機ユニット20との間の接続経路に放電回路75(図7参照)を備える構成において、電池制御部50は、平滑コンデンサ26を事前に意図的に放電させ、その放電後における再充電時に、平滑コンデンサ26の充電所要時間に基づいて抵抗体41,42のショート故障判定を実施する。
図8は、電池制御部50によるショート故障判定の処理手順を示すフローチャートであり、本処理は、例えば所定周期で繰り返し実施される。
図8において、ステップS31では、平滑コンデンサ26の充電時であるか否かを判定する。このとき、電池制御部50は、例えば、鉛蓄電池11の正極端子に接続される電源ラインの電圧が0Vから所定に正電圧に変化することに基づいて、鉛蓄電池11の接続に伴う平滑コンデンサ26の充電時であることを判定する。又は、電池制御部50は、平滑コンデンサ26の放電後において再充電時であることを判定する。
平滑コンデンサ26の充電時であると判定された場合、ステップS32に進み、カウンタのインクリメントを開始する。続くステップS33では、平滑コンデンサ26の充電が完了したか否かを判定する。このとき、例えば電圧検出部72により検出された電圧V2が、所定の充電完了判定値に達したことに基づいて、充電完了を判定するとよい。充電完了前であればステップS32に戻り、充電完了であればステップS34に進む。
ステップS34では、カウンタ値が所定の閾値TH1未満であるか否かを判定する。そして、カウンタ値が閾値TH1未満であれば、ステップS35に進み、抵抗体41,42のいずれかでショート故障が生じている旨を判定する。カウンタ値が閾値TH1以上であれば、そのまま本処理を終了する。
また、第1スイッチSW1がオフされた状態下で平滑コンデンサ26が充電される場合に、抵抗体41の両端電圧差、すなわち電圧V1,V3の電圧差ΔVaと、抵抗体42の両端電圧差、すなわち電圧V2,V3の電圧差ΔVbとを算出し、それらに基づいて、抵抗体41,42のいずれかでショート故障が生じていることを判定するものであってもよい。なお本実施形態では、抵抗体41,42を同じ抵抗値にしている。
図9は、電池制御部50によるショート故障判定の処理手順を示すフローチャートであり、本処理は、図8の処理に置き換えて実施される。
図9において、ステップS41では、平滑コンデンサ26の充電時であるか否かを判定する。この処理は図8のステップS31と同じものである。平滑コンデンサ26の充電時であると判定された場合、ステップS42に進み、電圧V1,V3の電圧差ΔVaと、電圧V2,V3の電圧差ΔVbとを算出する。続くステップS43では、電圧差ΔVa,ΔVbの差の絶対値が所定の閾値TH2よりも大きいか否かを判定する。そして、|ΔVa−ΔVb|>TH2であれば、ステップS44に進み、抵抗体41,42のいずれかでショート故障が生じている旨を判定する。つまり、抵抗体41,42のいずれかでショート故障が生じていれば、各抵抗体41,42での両端電圧差が相違することになるため、それを利用して抵抗体41,42のショート故障判定を実施する。
なお、ステップS44において、電圧差ΔVa,ΔVbの大小を比較し、小さい方に相当する抵抗体についてショート故障が生じていると判定してもよい。すなわち、ΔVa<ΔVbであれば、抵抗体41でショート故障が生じていると判定し、ΔVa>ΔVbであれば、抵抗体42でショート故障が生じていると判定する。
本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
抵抗体41,42のいずれかがショート故障していると、バイパス経路L3を介しての通電により平滑コンデンサ26が充電される場合に、その充電に要する所要時間が正常時に比べて短くなる。したがって、バイパス経路L3を介しての通電により平滑コンデンサ26が充電される場合に、電圧V2に基づいて計測される充電所要時間に基づいて、抵抗体41,42のいずれかがショート故障していることを適正に判定することができる。
また、抵抗体41,42のいずれかがショート故障していると、各抵抗体41,42の抵抗比が変わるため、バイパス経路L3を介しての通電により平滑コンデンサ26が充電される場合に、電圧差ΔVa,ΔVbの大小関係が正常時とは異なるものとなる。したがって、バイパス経路L3を介しての通電により平滑コンデンサ26が充電される場合に、電圧差ΔVa,ΔVbに基づいて、抵抗体41,42のいずれかがショート故障していることを適正に判定することができる。
(第3実施形態)
図10に、第3実施形態での故障検知回路80を示す。故障検知回路80において、抵抗体41,42からなる直列抵抗体の両端にはそれぞれ電圧検出部81,82が接続されている。電圧検出部81により電圧V11が検出され、電圧検出部82により電圧V12が検出される。電圧検出部81,82は例えば直列抵抗体を有する分圧検出回路として構成されている。また、抵抗体41,42の直列抵抗体の両端のうち平滑コンデンサ26側とグランドとの間には、抵抗体83,84及び故障検知スイッチ85が直列に接続されている。抵抗体83,84が分岐抵抗体に相当する。故障検知スイッチ85は、例えばノーマリオープンの半導体スイッチである。
電池制御部50は、スイッチSW1,SW2がオフされている状態で、以下に示す各部の故障判定を実施する。
(1)電圧検出部81,82により検出された各電圧V11,V12のいずれかが0V(約0V)であることに基づいて、抵抗体41,42のいずれかでオープン故障が生じている旨を判定する。
(2)故障検知スイッチ85のオン状態で、抵抗体41,42の両端電圧差(電圧V11,V12の差)が0より大きくかつ所定値以下であることに基づいて、抵抗体41,42のいずれかでショート故障が生じている旨を判定する。所定値は、正常時の抵抗体41,42及び抵抗体83,84の抵抗比(本実施形態では1:1)により定められており、例えば5Vである。すなわち、故障検知スイッチ85のオン状態は、各抵抗体41,42,83,84を介して電流が流れる状態であり、かかる状態下で抵抗体41,42でのショート故障が生じていると、抵抗体41,42及び抵抗体83,84の抵抗比が変わり、電圧V12が正常時よりも大きくなる。そのため、抵抗体41,42の両端電圧差により、抵抗体41,42でのショート故障を判定できる。
(3)故障検知スイッチ85のオン状態で、オン切り替え前と電圧V12が変わらないこと、すなわち例えば12Vのままであることに基づいて、抵抗体83,84のいずれかでオープン故障が生じている旨を判定する。
(4)故障検知スイッチ85のオン状態で、抵抗体41,42の両端電圧差が所定値以上であることに基づいて、抵抗体83,84のいずれかでショート故障が生じている旨を判定する。所定値は、正常時の抵抗体41,42及び抵抗体83,84の抵抗比(本実施形態では1:1)により定められており、例えば7Vである。故障検知スイッチ85のオン状態、すなわち各抵抗体41,42,83,84を介して電流が流れる状態で、抵抗体83,84でのショート故障が生じていると、抵抗体41,42及び抵抗体83,84の抵抗比が変わり、電圧V12が正常時よりも小さくなる。そのため、抵抗体41,42の両端電圧差により、抵抗体41,42でのショート故障を判定できる。
(5)故障検知スイッチ85のオン指令を受けているにもかかわらずオン指令前と電圧V12が変わらないこと、すなわち例えば12Vのままであることに基づいて、故障検知スイッチ85でオープン故障(オフ故障)が生じている旨を判定する。
(6)故障検知スイッチ85のオフ指令を受けているにもかかわらず電圧V11,V12に差が生じていること、すなわち各抵抗体に電流が流れていることに基づいて、故障検知スイッチ85でショート故障(オン故障)が生じている旨を判定する。
図11は、電池制御部50による故障判定の処理手順を示すフローチャートであり、本処理は、例えばIGスイッチのオフ後、すなわち第1スイッチSW1がオフされている状態で実施される。
図11において、ステップS51では、故障検知スイッチ85をオフ状態にし(すなわちスイッチオフ指令を出力し)、続くステップS52では、抵抗体41,42のいずれかでのオープン故障の有無を判定する。この場合、故障検知スイッチ85のオフ状態で、電圧V12が0V(約0V)であれば、抵抗体41,42のいずれかでオープン故障が生じている旨を判定する。
また、ステップS53では、故障検知スイッチ85でのショート故障(オン故障)の有無を判定する。この場合、故障検知スイッチ85のオフ指令を受けているにもかかわらず、電圧V11,V12に差が生じていれば、故障検知スイッチ85でショート故障が生じている旨を判定する。
その後、ステップS54では、故障検知スイッチ85をオン状態にし(すなわちスイッチオン指令を出力し)、続くステップS55では、抵抗体41,42のいずれかでのショート故障の有無を判定する。この場合、故障検知スイッチ85のオン状態で、抵抗体41,42の両端電圧差(電圧V11,V12の差)が0より大きくかつ所定値以下であれば、抵抗体41,42のいずれかでショート故障が生じている旨を判定する。
また、ステップS56では、抵抗体83,84のいずれかでのオープン故障の有無を判定する。この場合、故障検知スイッチ85のオン状態で、オン切り替え前と電圧V12が変わらなければ、抵抗体83,84のいずれかでオープン故障が生じている旨を判定する。ステップS57では、抵抗体83,84のいずれかでのショート故障の有無を判定する。この場合、故障検知スイッチ85のオン状態で、抵抗体41,42の両端電圧差が所定値以上であれば、抵抗体83,84のいずれかでショート故障が生じている旨を判定する。
ステップS58では、故障検知スイッチ85でのオープン故障(オフ故障)の有無を判定する。この場合、故障検知スイッチ85のオン指令を受けているにもかかわらず、オン指令前と電圧V12が変わらなければ、故障検知スイッチ85でのオープン故障が生じている旨を判定する。ただし、上記構成では、抵抗体83,84のいずれかでのオープン故障が生じた場合、故障検知スイッチ85でのオープン故障(オフ故障)が生じた場合のいずれにおいても、故障検知スイッチ85のオンオフにかかわらず電圧V12が同じ電圧(12V)に保持される。そのため、故障検知スイッチ85のオンオフにかかわらず電圧V12が同じ電圧(12V)に保持される場合には、抵抗体83,84のいずれかでのオープン故障か、故障検知スイッチ85でのオープン故障(オフ故障)のいずれかが生じたと判定されるとよい。
本実施形態によれば、上記のとおり抵抗体41,42のいずれかでのオープン故障及びショート故障を適正に判定することができる。またこれに加えて、抵抗体83,84のいずれかでのオープン故障及びショート故障や、故障検知スイッチ85でのオープン故障(オフ故障)及びショート故障(オン故障)の判定が可能となっている。
(他の実施形態)
上記実施形態を例えば次のように変更してもよい。
・図12に示す電源システムであってもよい。図12では、バイパス経路L3に、鉛蓄電池11の側をアノード、回転電機ユニット20の側をカソードとする向きで、抵抗体41,42に直列にダイオード91が接続されている。なお、バイパス経路L3において抵抗体41,42に直列にダイオード91を設ける構成は、図1の構成を含め、他の構成にも採用できる。
上記構成によれば、バイパス経路L3における電流の向きが制限される。この場合、鉛蓄電池11から平滑コンデンサ26への向きでのみ電流の流れが許容され、電流の逆流による不都合を抑制できる。例えば、鉛蓄電池11において正極と負極とが逆になる逆接続が行われたとしても、それに伴い逆説続電流が流れることが抑制される。
・図13に示す電源システムであってもよい。図13では、抵抗体41,42が、それぞれ複数の抵抗体を並列接続してなる並列抵抗部として設けられている。この場合、並列抵抗部においていずれかの抵抗体でオープン故障が生じても、バイパス経路L3を介しての平滑コンデンサ26の充電が可能となる。
・図14に示す電源システムであってもよい。図14では、バイパス経路L3が、電池ユニット30においてIG端子P4と出力端子P2とを接続する経路として設けられている。IG端子P4には、IGスイッチ92を介して鉛蓄電池11が接続されている。この場合、車両への電源投入を行うべくIGスイッチ92がオン操作されると、鉛蓄電池11と回転電機ユニット20の平滑コンデンサ26とが接続される。これにより、バイパス経路L3を介して鉛蓄電池11から平滑コンデンサ26に電力が供給され、平滑コンデンサ26が充電される。
なお、図14の構成では、IGスイッチ92のオン後に平滑コンデンサ26の充電が行われるため、バイパス経路L3が鉛蓄電池11に常時接続されている構成に比べて、充電の所要時間を短くすることが望ましい。そのため、抵抗体41,42の抵抗値を30Ω程度としている。
・上記各実施形態での故障判定処理において、故障検知回路70,80でのショート故障判定及びオープン故障判定のうち、ショート故障判定のみを実施する構成、又はオープン故障判定のみを実施する構成とすることも可能である。
・上記実施形態では、バイパス経路L3に抵抗体を複数直列に設けたが、これを変更し、1つの抵抗体を設ける構成としてもよい。
・上記実施形態では、回転電機ユニットとして、発電機能及び力行機能を有する回転電機ユニット20を用いる構成としたが、これを変更し、発電機能のみを有する発電機ユニットを用いる構成、又は力行機能のみを有する電動機ユニットを用いる構成であってもよい。
・電池ユニット30において、電池制御部50をユニット外部の構成としてもよい。また、本発明は、電池ユニット30を備えて実現されるものに限られない。つまり、リチウムイオン蓄電池12や各スイッチを一体にパック化した構成以外で実現されてもよい。
・電源システムは、第1蓄電池及び第2蓄電池として鉛蓄電池11とリチウムイオン蓄電池12とを備えるものに限られない。例えば、鉛蓄電池11及びリチウムイオン蓄電池12のいずれかの代わりに、ニッケル水素蓄電池など他の二次電池を用いる構成としてもよい。また、第1蓄電池及び第2蓄電池をいずれも鉛蓄電池又はリチウムイオン蓄電池にすることも可能である。電源システムにおいて1つの蓄電池を用いる構成や3つ以上の蓄電池を用いる構成とすることも可能である。
・車載電源装置に限定されず、車載以外の電源装置に本発明を適用することも可能である。
10…鉛蓄電池、20…回転電機ユニット、26…平滑コンデンサ、41,42…抵抗体、50…電池制御部、SW1…第1スイッチ(メインスイッチ)。

Claims (7)

  1. 発電及び力行の少なくともいずれかの機能を有する回転電機ユニット(20)と、
    前記回転電機ユニットに接続経路を介して接続される蓄電池(11)と、
    前記接続経路に設けられるメインスイッチ(SW1)と、
    を備え、システム作動状態において、前記メインスイッチがオン操作されることで前記蓄電池と前記回転電機ユニットとが導通状態となる電源システムであって、
    前記回転電機ユニットは、前記接続経路に接続される平滑コンデンサ(26)を有し、
    前記メインスイッチを迂回するように前記接続経路にバイパス経路(L3)が並列接続されており、そのバイパス経路に抵抗体(41,42)が設けられており、
    前記バイパス経路には、前記抵抗体として第1抵抗体(41)と第2抵抗体(42)とが直列に接続され、
    前記第1抵抗体及び前記第2抵抗体の間の中間点とグランドとの間に、故障検知スイッチ(44)を前記中間点側、第3抵抗体(43)をグランド側にしてこれらが直列に接続されており、
    前記第1抵抗体及び前記第2抵抗体の直列抵抗体の両端のうち前記蓄電池の側が第1点(N11)、前記回転電機ユニットの側が第2点(N12)、前記故障検知スイッチと前記第3抵抗体との間が第3点(N13)であり、
    前記抵抗体に印加される電圧を検出電圧として取得する取得部(50)と、
    前記検出電圧に基づいて、前記抵抗体のショート故障の有無及びオープン故障の有無の少なくともいずれかを判定する故障判定部(50)と、
    を備え、
    前記取得部は、
    前記メインスイッチがオンで、かつ前記故障検知スイッチがオンである場合に前記第3点の電圧を前記検出電圧として取得し、
    前記メインスイッチがオフで、かつ前記故障検知スイッチがオン又はオフである場合に前記第2点の電圧を前記検出電圧として取得し、
    前記故障判定部は、
    前記メインスイッチがオンで、かつ前記故障検知スイッチがオンである場合の前記第3点の電圧が、前記第1点の電圧と略同じであることに基づいて、前記第1抵抗体又は前記第2抵抗体がショート故障していることを判定し、
    前記メインスイッチがオフで、かつ前記故障検知スイッチがオン又はオフである場合の前記第2点の電圧が、略0であることに基づいて、前記第1抵抗体又は前記第2抵抗体がオープン故障していることを判定する電源システム。
  2. 前記取得部は、
    前記メインスイッチがオンで、かつ前記故障検知スイッチがオンである場合に前記第3点の電圧を前記検出電圧として取得し、
    前記メインスイッチがオフで、かつ前記故障検知スイッチがオンである場合に前記第3点の電圧を前記検出電圧として取得し、
    前記故障判定部は、
    前記メインスイッチがオンで、かつ前記故障検知スイッチがオンである場合の前記第3点の電圧が、略0であることに基づいて、前記第3抵抗体がショート故障していることを判定し、
    前記メインスイッチがオフで、かつ前記故障検知スイッチがオンである場合の前記第3点の電圧が、前記第1点の電圧と略同じであることに基づいて、前記第3抵抗体がオープン故障していることを判定する請求項に記載の電源システム。
  3. 前記取得部は、
    前記メインスイッチがオンで、かつ前記故障検知スイッチがオフ指令されている場合に前記第3点の電圧を前記検出電圧として取得し、
    前記メインスイッチがオフで、かつ前記故障検知スイッチがオン指令されている場合に前記第3点の電圧を前記検出電圧として取得し、
    前記故障判定部は、
    前記メインスイッチがオンで、かつ前記故障検知スイッチがオフ指令されている場合の前記第3点の電圧が、前記蓄電池の電圧と0Vとの間の中間電圧であることに基づいて、前記故障検知スイッチがショート故障していることを判定し、
    前記メインスイッチがオフで、かつ前記故障検知スイッチがオン指令されている場合の前記第3点の電圧が、略0であることに基づいて、前記故障検知スイッチがオープン故障していることを判定する請求項1又は2に記載の電源システム。
  4. 発電及び力行の少なくともいずれかの機能を有する回転電機ユニット(20)と、
    前記回転電機ユニットに接続経路を介して接続される蓄電池(11)と、
    前記接続経路に設けられるメインスイッチ(SW1)と、
    を備え、システム作動状態において、前記メインスイッチがオン操作されることで前記蓄電池と前記回転電機ユニットとが導通状態となる電源システムであって、
    前記回転電機ユニットは、前記接続経路に接続される平滑コンデンサ(26)を有し、
    前記メインスイッチを迂回するように前記接続経路にバイパス経路(L3)が並列接続されており、そのバイパス経路に抵抗体(41,42)が設けられており、
    前記バイパス経路において前記抵抗体の両端のうち前記回転電機ユニットの側とグランドとの間に、分岐抵抗体(83,84)と故障検知スイッチ(85)とが直列に接続されている電源システムであって、
    前記抵抗体に印加される電圧を検出電圧として取得する取得部(50)と、
    前記検出電圧に基づいて、前記抵抗体のショート故障の有無及びオープン故障の有無の少なくともいずれかを判定する故障判定部(50)と、
    を備え、
    前記取得部は、前記故障検知スイッチがオンである場合に、前記バイパス経路における前記抵抗体の両端の各電圧を前記検出電圧として取得し、
    前記故障判定部は、前記故障検知スイッチがオンである場合に、前記バイパス経路における前記抵抗体の両端電圧差が0より大きくかつ所定値以下であることに基づいて、当該抵抗体がショート故障していることを判定する電源システム。
  5. 前記バイパス経路に、前記抵抗体が複数直列に接続されている請求項に記載の電源システム。
  6. 前記バイパス経路には、前記蓄電池の側をアノード、前記回転電機ユニットの側をカソードとする向きで、前記抵抗体に直列にダイオード(91)が接続されている請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電源システム。
  7. 前記蓄電池を第1蓄電池(11)、前記メインスイッチを第1スイッチ(SW1)として備える一方、
    前記接続経路において前記第1スイッチよりも前記回転電機ユニットの側に、前記第1蓄電池に並列になるように接続される第2蓄電池(12)と、
    前記第2蓄電池の正極側に接続される第2スイッチ(SW2)と、
    を備える電源システムであって、
    前記取得部は、前記第2スイッチがオフしている状態下で前記検出電圧を取得する請求項1乃至6のいずれか1項に記載の電源システム。
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