JP4822234B2 - 電気かみそり - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、電気かみそりのスイッチ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
この発明のスイッチ構造に関して、実公平4−39622号公報が公知である。そこでは、往復動するスライドノブと、スライドノブで揺動操作される中間アームと、中間アームと同行回動して接点をオン状態とオフ状態とに切り換えるスイッチピースとでスイッチを構成している。中間アームの揺動軸はOリングで封止してある。また、中間アームと同行揺動する切換アームを設け、同アームでスイッチピースを上下スライドして、接点をオン・オフするスイッチが特開平12−42264号公報に公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の中間アームは、その揺動軸が本体ケースのケース壁を内外に貫通しており、揺動軸に外嵌するOリングで軸と穴の封止を行うので、封止構造を簡素化できる。問題は、全てのスイッチ部品を各部品間に位置するケース壁と共に前後に重ねて配置するので、本体ケースと接点との間に各スイッチ部品を収容できるだけのスペースを確保する必要があり、とくに前後厚みが薄い電気かみそりにおいて、スイッチ構造を本体ケース内に組み込むことが困難となる。
【0004】
この発明の目的は、本体ケースと接点との対向間隔が小さい場合にもスイッチ構造を本体ケースに組むことができ、従って電気かみそりを小形化でき、あるいは前後厚みが小さな電気かみそりであっても、スイッチ構造を支障なく組み込めるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明の電気かみそりは、本体ケース3にモーター6への通電をオン・オフするスイッチ構造を設ける。スイッチ構造は、本体ケース3の外側に配置したスライドノブ32、およびスライドノブ32で揺動操作される第1中間アーム33と、本体ケース3の内側に配置されて、第1中間アーム33で揺動操作される第2中間アーム35、および同アーム35でスライド操作されてスイッチ端子9を断続するスイッチピース36とを含む。箱状に形成される本体ケース3の側壁3bの外側にスライドノブ32と第1中間アーム33を、側壁3bの内側に第2中間アーム35を、それぞれ配置する。側壁3bを内外に貫通する揺動軸40を介して両中間アーム33・35を同行揺動可能に連結する。前記側壁3bと隣接する主壁3aの内面にスイッチピース36を近接配置し、スイッチピース36と第2中間アーム35を連動可能に連繋する。以て、スライドノブ32および第1・第2の両中間アーム33・35と、スイッチピース36とが、隣接する側壁3bと主壁3aとに沿って交差配置してあることを特徴とする。
【0006】
スイッチ端子9は本体ケース3内に配置固定した支持台30で支持する。スイッチピース36を支持台30と一体に形成された複数個のガイド体54で往復スライド可能に案内支持する。スイッチピース36の側端に、第2中間アーム35の動作を受継ぐ受動片52を設ける。第2中間アーム35と受動片52との少なくともいずれか一方を、支持台30の側面壁30aで揺動案内する。
【0007】
第2中間アーム35に揺動軸部44とボス46を同心状に設ける。揺動軸部44とボス46とは、支持台30の側面壁30aに設けた軸受穴49と、同穴49の開口周縁壁に突設した部分円弧状のブッシュ片50とで、それぞれ回動自在に軸支する。
【0008】
本体ケース3の内部に配置される第2中間アーム35とスイッチピース36とは、モーター6を支持する内ケース4の前後外郭線の内側に配置する。
【0009】
スイッチピース36のオン側のストロークエンドに、スイッチピース36の過剰スライドを阻止するストッパー35を設ける。
【0010】
スイッチピース36と支持台30との間に、スイッチピース36がオン位置へスライド変位した状態において係合する突起66と弾性腕67とを設ける。
【0011】
本体ケース3に内嵌装着されるフランジ部27を、内ケース4の上部に張り出し形成する。フランジ部27の下面壁でストッパー65を兼ねる。
【0012】
【発明の作用効果】
スライドノブ32、第1中間アーム33、第2中間アーム35、およびスイッチピース36等でスイッチ構造を構成し、これらの部品を隣接する側壁3bと主壁3aとに沿って交差配置するので、スイッチピース36が主壁3aに近接配置されていても、全てのスイッチ構造を支障なく本体ケース3に組み込むことができる。従って、この発明によれば、電気かみそりを前後厚みが小さな状態で小形化することができる。側壁3bを間にして内外に配置される第2中間アーム35と、第1中間アーム33を、両アーム33・35のいずれか一方に設けた揺動軸40を介して連動可能に連結し、揺動軸40が側壁3bを内外に貫通する連動構造を採るので、揺動軸40の回りにOリング43等のシール材を配置するだけの簡単な構造で、側壁3bにおける防塵および防水を確実に行える。
【0013】
スイッチピース36を支持台30に設けたガイド体54でスライド案内したうえで、スイッチピース36の側端に設けた受動片52と、これをスライド操作する第2中間アーム35の少なくともいずれか一方を、支持台30の側面壁30aで摺動案内するので、スイッチピース36をがた付きなく安定した状態で往復スライドできる。とくに、スイッチピース36は一側上部に設けた受動片52を介して第2中間アーム35の動作を受継ぐが、このとき発生する傾動モーメントを、支持台30の側面壁30aで受け止めることができるので、スイッチピース36によるスイッチ端子9のオン・オフ切り換えを、確実にしかも安定して行える。
【0014】
第2中間アーム35の揺動軸部44を、支持台30の側面壁30aに設けた軸受穴49で軸支したうえで、さらに揺動軸部44と同心状に設けたボス46を、軸受穴49の開口周縁壁に設けたブッシュ片50で回動自在に軸支するので、例えば揺動軸部44のみで第2中間アーム35を軸支する場合に比べて、同アーム35をがたつきなく安定した状態で軸支でき、とくに小形化された第2中間アーム35に衝撃的な外力が作用するような場合であっても、その衝撃力をブッシュ片50で負担して、強度的に弱い揺動軸部44が変形し、あるいは破損するのを防止して、スイッチ構造の信頼性を向上できる。なお、ボス46とブッシュ片50のそれぞれは、少なくとも第2中間アーム35の揺動角度範囲に対応して形成してあればよい。
【0015】
本体ケース3の前後厚みは、モーター6やモーター6を支持する内ケース4などの、主要構造部品の大きさによってほぼ決まってしまう。従って、スイッチを構成する各部品を、本体ケース3の主壁3aと側壁3bに沿って配置したうえで、ケース内部に配置される第2中間アーム35とスイッチピース36のそれぞれを、内ケース4の前後外郭線の内側に配置すると、内ケース4で定まる本体ケース3の前後幅を大きくする必要もなく、スイッチ構成部品を支障なく本体ケース3内に組むことができ、電気かみそりを前後厚みが小さな状態で小形化し、コンパクト化できる。
【0016】
スイッチピース36のオン側のストロークエンドにストッパー65を設けて、スイッチピース36がオン位置を越えて過剰スライドするのを阻止するスイッチ構造によれば、スイッチピース36によるスイッチ端子9の切り換えを明確化し、安定した状態でオン位置を維持できるうえ、スイッチ最終段のスイッチピース36をストッパー65で位置決めするので、例えばスライドノブ32をストッパーで位置決めする場合に比べて、中間動作部材の遊びの影響を一掃して、オン位置の維持を適正にしかも安定して行える。図11に示すようにストッパー65としてスイッチピース36を支持する内ケース4のフランジ部27を利用する場合には、別途ストッパーを設ける場合に比べて、内ケース4の構造を簡素化できるうえ、スイッチピース36の過剰スライドを確実に阻止できる。
【0017】
スイッチピース36と支持台30との間に、互いに凹凸係合してスイッチピース36をオン位置において係合保持する突起66と弾性腕67とを設けると、オン状態におけるスイッチピース36の位置精度をさらに向上して、スイッチ端子9とスイッチピース36のスライド端子53との接触状態を確実に維持できる。落下衝撃等の外力を受けて、スイッチピース36がオン位置からずれ動くこともよく防止でき、スイッチ切り換え時の安定接触を維持できる。
【0018】
【実施例】
図1ないし図11はこの発明に係る電気かみそりの実施例を示す。図2において電気かみそりは、本体部1とその上部に設けられるヘッド部2とで構成される。本体部1は、上下が開口する角箱状の本体ケース3と、本体ケース3に上方から組み込まれる内ケース4と、底ケース5などの構造体と、本体ケース4内に収容されるモーター6、二次電池7、および内ケース4の前面に装着される回路基板8等で構成する。本体ケース3の一側と回路基板8上に設けたスイッチ端子9との間に、モーター6への通電をオン・オフするスイッチ構造が設けられている。
【0019】
図2および図3においてヘッド部2は、ヘッドフレーム11と、その下面に固定したモーターホルダー12と、ヘッド部と本体部1との間をシールするシール体10、および外刃ホルダー23などで構成する。ヘッドフレーム11は、平板状のベースフレーム13と、その上面左右に締結固定される左右一対の側枠14・15等で構成し、両側枠14・15でロータリー型の内刃16を回転可能に支持する。モーター6の回転動力を内刃16へ伝えるため、ベースフレーム13の上面に突出するモーター出力軸に出力ギヤ17を固定し、同ギヤ17と噛み合うフェースギヤ18で、モーター動力を横軸回りの回転動力に変換し、フェースギヤ軸と内刃16とをギヤトレイン19で連動可能に連結している。ギヤトレイン19は、中空枠状に構成した、図3に向かって右側の側枠15内に配置してある。
【0020】
上記のヘッド部2においては、出力ギヤ17およびフェースギヤ18等がベースフレーム13の上面上方に露出する。これらのギヤ17・18等を保護しながら、必要時には両ギヤ17・18の点検や交換、あるいは油滑用グリースの補給等を容易に行うために、ベースフレーム13の上面をヘッドカバー21で覆っている。ヘッドカバー21は、前後に分割された前カバー21aと後カバー21bとで構成してあり、左右の側枠14・15を前後から挟むようにして、前後カバー21a・21bを接合したうえで、両者21a・21bをビス20で締結することにより、ヘッドフレーム11と一体化される。この取り付け状態において、出力ギヤ17およびフェースギヤ18の外面は、ドーム状の保護壁で覆われている。
【0021】
外刃22を支持する外刃ホルダー23は、上記のヘッドカバー21に外嵌装着されて、両者間に設けたホルダーロック機構でロック保持してある。図3にそのロック爪24と、ロック爪24を進出付勢するばね25を示している。これら両者24・25は先の前後カバー21a・21bの接合面間に組み込んである。
【0022】
図4において、内ケース4は、本体ケース3に内嵌装着されるフランジ部27を有し、その下面にモータ収容部28と左右一対の電池収容部29とを一体に成形してなる。内ケース4の前面の支持台30にH字形の回路基板8が装着固定してある。この回路基板8の右上隅にスイッチ端子9を配置し、以下に説明するスイッチ構造でオン状態とオフ状態に、切り換えられるようにしている。
【0023】
図6ないし図10において、スイッチ構造は、本体ケース3の側壁3bの上部に配置したスライドノブ32と、スライドノブ32と側壁3bとの間に介装される第1中間アーム33、および節度ピース34と、内ケース4と先の側壁3bとの間に配置した第2中間アーム35と、上下スライドしてスイッチ端子9をオン・オフするスイッチピース36とからなる。
【0024】
図6および図7において、スライドノブ32は側壁3bの上端に凹み形成したガイド部37に圧嵌装着されて、上下スライド自在に案内支持されている。その内部には、逆U字状の節度ピース34が同行スライド可能に組み付けてある。節度ピース34は、一対の弾性腕が、先のガイド部37に突設したボス38を乗り越えることにより、オン状態(図10に示す状態)とオフ状態(図7に示す状態)をそれぞれ位置保持できる。スイッチピース36のストッパー35への当接は、スライドノブ32における節度ピース34がボス38を乗り越える少し前である。すなわち、僅かではあるが、中間動作部材が弾性的にスイッチピース36をストッパー35へ押し当てている。
【0025】
第1中間アーム33は、アーム部33aと、アーム部33aの大径基端から本体ケース3のケース内へ向かって突設される揺動軸40と、アーム部33aの先端に横向きに突設される受動ピン33bとを有する。揺動軸40を側壁3bに通設した軸受穴41に内嵌することにより、第1中間アーム33の全体が揺動可能に軸支される。受動ピン33bは、スライドノブ32の内面に設けた溝42(図7参照)と係合する。従って、スライドノブ32を下方のオフ位置から上方スライドすると、第1中間アーム33は図7において時計回転方向へ揺動する。揺動軸40と軸受穴41とは、揺動軸40に外嵌する状態で介装したOリング43で水密状に封止してある。
【0026】
第2中間アーム35は、アーム部35aの大径端と小径端のそれぞれに、互いに逆向きに突出する揺動軸部44と、スイッチピース36をスライド操作するピン45とを設ける。揺動軸部44の周囲にはアーム大径端の周縁形状に沿うボス46を同心状に設け、その第1中間アーム33との連結面に一文字状の係合溝47を凹み形成している。この係合溝47に嵌り込む係合軸48が第1中間アーム33の揺動軸40の内端に設けてある。内ケース4の側面には、揺動軸部44を軸支する軸受穴49を設け、その開口周縁壁にボス46を軸支する半円状のブッシュ片50を設けている。図8に示すように第1・第2の両中間アーム33・35は、係合軸48と係合溝47を介して連結される。従って、第1中間アーム33を揺動操作すると、第2中間アーム35も同じ方向へ揺動変位する。
【0027】
スイッチピース36は、片面に左右一対のスライド脚56が突設してある平板状の本体部51を有し、その右側縁の上端に、先の第2中間アーム35の動作を受継ぐ受動片52を、本体部51と直交状に連出形成してなる。本体部51の裏面には、スイッチ端子9をオン・オフする一対のスライド端子53が固定してある。スイッチピース36は、内ケース4の支持台30から突設した3個のガイド体54で上下スライド自在に案内支持されて、図8に示すように、本体ケース3の主壁(前壁)3aと僅かな隙間を介して内外に隣接している。受動片52には前後方向に長い連結溝55を通設し、この連結溝55に第2中間アーム35のピン45を係合する。
【0028】
以上のように、スライドノブ32からスイッチピース36に至る各部材を、本体ケース3の側壁3bから前壁3aの内面にわたって交差配置し、さらに、各部材を図8に示すように内ケース4の前後外郭線の内側に配置すると、本体ケース3の前後厚み寸法を大きく設定する必要もなく、スイッチ構造を本体ケース3に支障なく組むことができる。組み付け状態における第2中間アーム35は、そのアーム部35の内面が支持台30の側面壁30aと摺接し、受動片52を受止めている。さらにスイッチピース36は3個のガイド体54でスライド案内されている。従って、スライドノブ32をスライド操作するとき、受動片52を介してスイッチピース36に傾動モーメントが作用しても、このモーメントは受動片52とアーム部35を介して先の側面壁30aで受止められるので、スイッチピース36ががた付きなく円滑にスライド変位できる。
【0029】
オン側へスライド変位したスイッチピース36が、適正なオン位置を越えて過剰にスライドするのを防ぐために、スイッチピース36の上側のストロークエンドにストッパー65を設ける。この実施例では、内ケース4のフランジ部27の下面を利用してストッパー65とした(図11参照)。
【0030】
上記の実施例以外に、第1・第2の両中間アーム33・35の連結構造は、以下のように変更できる。なお、以下の変形実施例においては、上記の実施例との変更部のみを説明し、他は同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。
【0031】
図12においては、第2中間アーム35に揺動軸40を一体に設けて、その外端の角軸40aに第1中間アーム33の角穴33cを同行揺動可能に係合固定した。さらに、アーム部35aの先端にU字状の連繋溝57を設け、これをピン状の受動片52と係合させて、第2中間アーム35でスイッチピース36をスライド操作するようにした。
【0032】
図13においては、図6で説明した受動片52の連結溝55を、受動片52の突端側で開放して、連結溝55とピン45の組み付けを容易化した。
【0033】
図14においては、第2中間アーム35の先端に長穴からなる連繋穴58を設け、これにピン状の受動穴52を係合連結した。この場合の受動片52は連繋穴58に係合した後、ピン59で抜止め保持する。
【0034】
図15においては、受動片52の外面にピン60を突設し、これを第2中間アーム35の連繋溝57と係合した。
【0035】
図16においては、第2中間アーム35の突端に、棒状の連繋部62を設け、これを受動片52に設けた逆V字状の連繋凹部63に係合して、両者35・52を連動可能に連結した。
【0036】
図17においては、スイッチピース36と支持台30との間に、オン位置において互いに係合する突起66と弾性腕67とを設けて、スイッチピース36をオン位置において位置保持できるようにした。
【0037】
上記の実施例では、スイッチ端子が回路基板8に配置してある場合について説明したが、その必要はなく、スイッチ端子9は支持台30上に配置してあってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図7におけるA−A線断面図である。
【図2】電気かみそりの正面図である。
【図3】ヘッド部の一部破断正面図である。
【図4】電気かみそりの分解斜視図である。
【図5】電気かみそりの側面図である。
【図6】スイッチ構造の側面図である。
【図7】スライドノブ内部の縦断面図である。
【図8】ケース内部のスイッチ構造を示す縦断側面図である。
【図9】スイッチピースとその周辺部の縦断正面図である。
【図10】スイッチをオン状態に切り換えたスライドノブ内部の縦断面図である。
【図11】スイッチをオン状態に切り換えたスイッチピースとその周辺部の縦断面図である。
【図12】スイッチ構造の別の実施例を示す分解斜視図である。
【図13】スイッチ構造のさらに別の実施例を示す分解斜視図である。
【図14】スイッチ構造のさらに別の実施例を示す分解斜視図である。
【図15】スイッチ構造のさらに別の実施例を示す分解斜視図である。
【図16】スイッチ構造のさらに別の実施例を示す分解斜視図である。
【図17】スイッチピース用のロック構造を示す一部破断正面図である。
【符号の説明】
3 本体ケース
3a 主壁
3b 側壁
32 スライドノブ
33 第1中間アーム
35 第2中間アーム
36 スイッチピース
40 揺動軸
Claims (6)
- 本体ケース3にモーター6への通電をオン・オフするスイッチ構造が設けられており、
スイッチ構造は、本体ケース3の外側に配置したスライドノブ32、およびスライドノブ32で揺動操作される第1中間アーム33と、本体ケース3の内側に配置されて、第1中間アーム33で揺動操作される第2中間アーム35、および同アーム35でスライド操作されてスイッチ端子9を断続するスイッチピース36とを含む電気かみそりであって、
箱状に形成される本体ケース3の側壁3bの外側にスライドノブ32と第1中間アーム33が、側壁3bの内側に第2中間アーム35が、それぞれ配置されて、側壁3bを内外に貫通する揺動軸40を介して両中間アーム33・35が同行揺動可能に連結されており、
前記側壁3bと隣接する主壁3aの内面にスイッチピース36が近接配置されて、第2中間アーム35と連動可能に連繋されており、
スライドノブ32および第1・第2の両中間アーム33・35と、スイッチピース36とが、隣接する側壁3bと主壁3aとに沿って交差配置してあり、
スイッチ端子9が本体ケース3内に配置固定した支持台30で支持されており、
スイッチピース36が支持台30と一体に形成された複数個のガイド体54で往復スライド可能に案内支持されており、
スイッチピース36の側端に、第2中間アーム35の動作を受継ぐ受動片52が設けられており、
第2中間アーム35と受動片52との少なくともいずれか一方が、支持台30の側面壁30aで揺動案内してあることを特徴とする電気かみそり。 - 第2中間アーム35に揺動軸部44とボス46とが同心状に設けられており、
揺動軸部44とボス46とが、支持台30の側面壁30aに設けた軸受穴49と、同穴49の開口周縁壁に突設した部分円弧状のブッシュ片50とで、それぞれ回動自在に軸支してある請求項1記載の電気かみそり。 - 本体ケース3の内部に配置される第2中間アーム35とスイッチピース36とが、モーター6を支持する内ケース4の前後外郭線の内側に配置してある請求項1または2記載の電気かみそり。
- スイッチピース36のオン側のストロークエンドに、スイッチピース36の過剰スライドを阻止するストッパー35が設けてある請求項1、2または3記載の電気かみそり。
- スイッチピース36と支持台30との間に、スイッチピース36がオン位置へスライド変位した状態において係合する突起66と弾性腕67とが設けてある請求項1、2、3または4記載の電気かみそり。
- 本体ケース3に内嵌装着されるフランジ部27が、内ケース4の上部に張り出し形成されており、フランジ部27の下面壁がストッパー65を兼ねている請求項4または5記載の電気かみそり。
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