JP4821543B2 - 車両用空調装置 - Google Patents
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前記ブロアから送り出されて前記空調ユニット内を流れる空気の流路と、該空調ユニットから前記副ブロアまで前記第一空調ダクト内を流れる空気の流路とは、車両平面視で略同一直線上に位置しているものとする。
図2に示すように、この実施形態の空調ユニット20は、樹脂製のケーシング21の内部に第一送風ファン22(ブロアに相当)を収容していて、該第一送風ファン22により車室R2外又は車室R2内から空気を吸込むとともに吸込んだ空気を空調して吹出すように構成されている。すなわち前記空調ユニット20は、第一送風ファン22により送給される空調用の空気をエバポレータ23によって冷却したり、ヒータコア24により加熱したりして、所要の温度及び湿度状態の空調エアを生成するものであって、インストルメントパネル1内の車幅方向の略中央部に第一送風ファン22、エバポレータ23及びヒータコア24が集約されていることから、フルセンタータイプと呼ばれる。
この実施形態では、リヤダクト12は、図3及び図4に示すように、リヤ導出口63から下側に向かって延びる前側ダクト部材13と、該前側ダクト部材13の下端部から後側に向かって延びる後側ダクト部材14とを有している。具体的には、前側ダクト部材13は、一旦下方へ向かって延びた後、二つの分岐路13a,13aに分かれてさらに下方へと延びている。該分岐路13a,13aは、後述する冷房専用リヤダクト62の上流側ダクト部材62a及び第二送風ファン50を避けるようにして車幅方向に分岐しており、二つの分岐路13a,13aうち助手席側を通る方は、その内側の一部が前記上流側ダクト部材62aの助手席側の側部に接している。言い換えると、前側ダクト部材13は、前記冷房専用リヤダクト62の上流側ダクト部材62aと車幅方向に隣接している。一方、後側ダクト部材14は、前記各分岐路13a,13aの下端部からそれぞれフロアトンネルの左右両側を通って後側へ向かって延びている。該後側ダクト部材14の後端縁は、それぞれ運転席及び助手席の後端部の下側に位置していて、後部座席の乗員足下に空調エアを吹出すためのリヤフット吹出口70を形成している。
さらに、この実施形態では、冷房専用リヤダクト62が設けられている。具体的には、前述した空調ユニット20のケーシング21の下部には、ヒータコア24よりも上流側の部位に開口して、該ヒータコア24を通過する前の冷風の一部を空調ユニット20外へと導出するための冷房風導出口64が形成されており、この冷房風導出口64に、前記冷房専用リヤダクト62の上流端が接続されている。そして、前記下側通路26は、該冷房風導出口64を介して冷房専用リヤダクト62内に連通している。
前記空調ユニット20においては、第一送風ファン22により空気送り通路25に送られた空気が、図2に仮想線の矢印で示すように流れ、エバポレータ23を通過することによって冷却されて冷風になる。この冷風は、エアミックスダンパ29の回動位置によって決まる風量の分配割合に応じて下側通路26側と上側通路27側とに分岐し、下側通路26側に向かった冷風はヒータコア24を通過することによって温められる。そうして一旦、下側通路26及び上側通路27に分かれた空気(温風及び冷風)はエアミックス空間28で合流するとともに混合されて、所定の温度及び湿度の空調エアとなる。
本発明の構成は、前記実施形態に限定されるものではなく、それ以外の種々の構成を包含するものである。すなわち、前記実施形態では、空調ユニット20の下側通路26と冷房専用リヤダクト62内(上流側ダクト部材62a内)の通路とは冷房風導出口64を介して常時連通しているが、これに限ったものではなく、例えば冷房風導出口64を開閉するための切換ドアを設け、リヤダクト12内に暖房風が流れているときには該切換ドアにより冷房風導出口64を閉じて冷房専用リヤダクト62内に冷房風が流れないようにしてもよい。これにより、上流側ダクト部材62aとリヤダクト12との接触部分において発生する熱交換をより一層確実に抑制して、車両用空調装置A全体の熱効率を向上させることが可能となる。
空調エアを車室後部へと導くための空調ダクトを備えた車両用空調装置に有用である。
R2 車室
1 インストルメントパネル
7 変速操作部(インパネ付加部材)
12 リヤダクト(第二空調ダクト)
13 前側ダクト部材(第二空調ダクト)
14 後側ダクト部材(第二空調ダクト)
20 空調ユニット
22 第一送風ファン(ブロア)
50 第二送風ファン(副ブロア)
54 後部ベンチレータ(吹出口)
57 羽根車(ロータ)
62 冷房専用リヤダクト(第一空調ダクト)
62a上流側ダクト部材(第一空調ダクト)
62b下流側ダクト部材(第一空調ダクト)
66 車体フロア
Claims (6)
- 車両のインストルメントパネル内に設置され、ブロアから送り出した空気を空調して吹出す空調ユニットと、該空調ユニットから前記車両の運転席よりも後側の車室後部まで延びる第一空調ダクトとを備えた車両用空調装置であって、
前記インストルメントパネルの車幅方向略中央部には、乗員の操作する操作部材及び内装部材の少なくとも一方からなるインパネ付加部材が、車体フロアから所定の高さ位置において車室内に膨出するように設けられ、
前記第一空調ダクトの車両後側端には、前記空調空気を前記車室後部に吹出すように吹出口が開口しており、
前記第一空調ダクトの途中には、該第一空調ダクト内を流れる空気の流速を増大させるための副ブロアが、前記インパネ付加部材と車体フロアとの間に位置するように設けられ、
前記第一空調ダクトは、前記空調空気としての冷房風のみが流れるように前記空調ユニットに接続され、
前記空調ユニットから車両後側に向かって延びていて、前記空調空気として少なくとも暖房風の流れる第二空調ダクトが設けられ、
前記第一空調ダクト及び第二空調ダクトは、互いに一部が近接した状態とされ、
前記第一空調ダクトへの冷房風の供給と前記第二空調ダクトへの暖房風の供給とが同時に行われないように前記空調ユニットを制御する制御手段を備えていることを特徴とする車両用空調装置。 - 請求項1記載の車両用空調装置において、
前記副ブロアは、略車幅方向に延びる軸心回りに回転するロータを有していることを特徴とする車両用空調装置。 - 請求項2記載の車両用空調装置において、
前記空調ユニットは、前記インストルメントパネル内の車幅方向略中央部に設置され、
前記第一空調ダクトは、前記車両の運転席と助手席との間を通過して、車両後側端部が斜め上向きに延びていることを特徴とする車両用空調装置。 - 請求項2記載の車両用空調装置において、
前記ブロアから送り出されて前記空調ユニット内を流れる空気の流路と、該空調ユニットから前記副ブロアまで前記第一空調ダクト内を流れる空気の流路とは、車両平面視で略同一直線上に位置していることを特徴とする車両用空調装置。 - 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の車両用空調装置において、
前記第一空調ダクトは、前記空調ユニットの下部に接続され、
前記第二空調ダクトは、前記第一空調ダクトの接続部位よりも上方で前記空調ユニットに接続され、そこから下側に向かって延びて前記副ブロアの設置部位よりも上流側で前記第一空調ダクトと車幅方向に隣接していることを特徴とする車両用空調装置。 - 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の車両用空調装置において、
前記副ブロアは、略車幅方向に延びる軸心回りに回転するロータを有していて、該ロータの回転により、その軸心方向の一側である車両の助手席側から吸入した空気を当該ロータの外周側に送り出すように構成され、
前記副ブロアの助手席側に第一空調ダクトが接続されていることを特徴とする車両用空調装置。
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