JP4783942B2 - 自動車用空調装置 - Google Patents

自動車用空調装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4783942B2
JP4783942B2 JP2006002369A JP2006002369A JP4783942B2 JP 4783942 B2 JP4783942 B2 JP 4783942B2 JP 2006002369 A JP2006002369 A JP 2006002369A JP 2006002369 A JP2006002369 A JP 2006002369A JP 4783942 B2 JP4783942 B2 JP 4783942B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
ventilation path
heater
cold air
air conditioner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006002369A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007182166A (ja
Inventor
秀樹 長野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Valeo Japan Co Ltd
Original Assignee
Valeo Japan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Valeo Japan Co Ltd filed Critical Valeo Japan Co Ltd
Priority to JP2006002369A priority Critical patent/JP4783942B2/ja
Priority to PCT/JP2006/313712 priority patent/WO2007080666A1/ja
Publication of JP2007182166A publication Critical patent/JP2007182166A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4783942B2 publication Critical patent/JP4783942B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

この発明は、例えば自動車等に搭載される省スペース型の空調装置に関する。
この種の自動車用空調装置として、冷気流発生ユニットと、自動車の車室前部にてダッシュボードの全部又は一部に収納可能なケーシングとを備え、ケーシング内を下側の第1のダクトと上側の第2のダクトとに区画して、第1のダクトに前記冷気流発生ユニットから冷気が供給されると共に、第1のダクトと第2のダクトとはその長手方向両側にて連続しており、この連続する部位にそれぞれヒータが配されて、第1のダクトから第2のダクトに向う冷風を加熱して温風にする構成の空調装置は既に公知となっている(例えば、特許文献1を参照。)。
また、自動車用ステアリングメンバを中空状として、このステアリングメンバに空調装置からの空気を吸込む吸込み口及びこの吸込み口から吸い込んだ空気を吹き出すことが可能な吹出し口を備えた構成も既に公知となっている(例えば、特許文献2を参照。)。
特開2004−359228号公報 特開2003−165323号公報
これに対し、特許文献2に示すステアリングメンバに代えて中空状の構造体を採択し、この構造体の上流側に温冷風供給ユニット若しくは冷風供給ユニットを接合し、且つ構造体の下流側に混合・吹出モードユニットを接合することで、自動車用空調装置のコストダウン、軽量化、小型化を図ると共に、最大冷房時における冷風の大風量化をも図ることが要請されている。
この場合に、特許文献1に示す空調装置の冷気流発生ユニットよりも下流側を構成するケーシングの構造を、前記構造体の構造にそのまま転用したのでは、冷気流発生ユニットからケーシング内に導入された冷風がヒータに達するまでに不必要に長い空気通路を有し、且つ複数のヒータを必要とするので自動車用空調装置のコストダウン、軽量化、小型化に資することができない。また、特許文献1の空調装置では、最大冷房時でも冷風がヒータまで流れる一方、ヒータで加熱された温風が温冷風混合室又は車室内に開口した吹出口から吹き出すのをドア機構で規制する構成となっているので、全体的な冷風量は低減することとなり、最大冷房時における冷風の大風量化を図ることもできない。
また、特許文献1に示す空調装置のケーシング内へのヒータの配置では、吸音材、レゾネータ、リアフットダクトの接続、並びにクールボックスの配置等のオプション機器を設ける際の制限が多いという不具合も有する。
そこで、本発明は、自動車用空調装置のコストダウン、軽量化、小型化を図ると共に、最大冷房時における冷風の大風量化を図ることを目的とする。
本発明に係る自動車用空調装置は、車両左右方向に沿って延びる温風が流れる第1の通風路と車両左右方向に沿って延びる冷風が流れる第2の通風路とを中空の構造体内に有し、この第2の通風路をその途中で塞ぐかたちで、前記第1の通風路に温風が供給されるように加熱器を配し、この加熱器より上流側に、冷風が前記加熱器を経由せずに前記第2の通風路に供給されるように冷却器を配すると共に、前記冷却器の上流側に送風機を配し、前記第1の通風路と第2の通風路との下流側に冷風と温風とを送出するための下流側接続口を形成し、この下流側接続口に、温風と冷風との混合比を制御するエアミックス機構と所望の吹出モードに従って切換ドアを動かすことで各吹出用接続口を開閉する吹出モード切換機構とを有する混合・吹出モードユニットを接合して成ることを特徴とする(請求項1)。これにより、冷却器で冷却された冷風が加熱器に達するまでの長さを相対的に短くすることができ、且つ加熱器の単数化を図ることもできるので、自動車用空調装置のコスト削減、軽量化並びに小型化を図ることができる。
そして、このような構造体の構成としたことにより、通風路に影響を与えることなく、前記構造体の内部に吸音材を配置したり(請求項4)、前記構造体に消音手段を設けたり(請求項5)、前記構造体に並設してクールボックスを配置し、前記第2の通風路より冷風が供給されるようにしたり(請求項6)、更には前記構造体に設けられた第1の通風路に後席空調用の送風口を配設したり(請求項7)することができる。
そして、本発明に係る自動車用空調装置は、前記加熱器に温水を供給する回路に弁装置を設けたことを特徴とする(請求項2)。弁装置は、例えば、ウォーターバルブで、温水パイプに設けるものであっても、加熱器のタンク部に設けるものであっても良い。これにより、通常時では、加熱器に温水が流れるので構造体の第1の通風路に流れる冷風は加熱器で加熱されて温風になり下流側接続口にまで送出され、構造体の第2の通風路に流れる冷風はそのまま冷風として下流側接続口にまで送出されるが、最大冷房時には弁装置が閉じられて加熱器は加熱能力をなくすため、構造体の第1の通風路に流れる冷風は加熱器を通過しても冷風のままとして下流側接続口にまで送出されることとなる。
本発明に係る自動車用空調装置の前記弁装置には、制御手段を設け、最大冷房時には当該弁装置を閉じて前記加熱器の加熱能力を無くし、前記第1の通風路内を冷風が流れるようにしたことを特徴とする(請求項3)。これにより、最大冷房時における弁装置を閉じる動作は制御手段を介して行なうことが可能となる。
一方、前記構造体は、車両左右方向に配されたものとし、その中央部が他の部位に比し相対的に高く、その両側にゆくに従って傾斜し又は段落ちしている(請求項8)。
これにより、構造体について側面衝突に対する剛性を維持しつつ空調装置の収納スペースの確保、ステアリングの保持が最適な部位に配置することができ、更に例えば、温冷風供給ユニット若しくは冷風供給ユニットよりも下方空間の有効活用を図ることもできる。
請求項1に記載の発明によれば、冷却器で冷却された冷風が加熱器に達するまでの長さを相対的に短くすることができ、且つ加熱器の単数化を図ることもできるので、自動車用空調装置のコストダウン、軽量化並びに小型化を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、加熱器に温水が流れるので構造体の第1の通風路に流れる冷風は加熱器で加熱されて温風になり構造体の下流側接続口にまで送出され、構造体の第2の通風路に流れる冷風はそのまま冷風として構造体の下流側接続口にまで送出されるが、最大冷房時には弁装置が閉じられて加熱器は加熱能力をなくすため、構造体の第1の通風路に流れる冷風は加熱器を通過しても冷風のままとして構造体の下流側接続口にまで送出されるので、最大冷房時における冷風の風量増大を図ることができる。
構造体の上流側接続口と略対峙して加熱器を配置した場合には、請求項4から7に記載の発明に示すように、オプションとして、通風路に影響を与えることなく、吸音材や、レゾネータ等の消音手段を配置することが容易となった。また、助手席前のインストルメントパネル内空間をクールボックスとして利用することも容易となった。更に、前記通風路のうち第1の通風路の接続口にリアフットダクトを接続することで、後席空調のために温調された空気を取りだすことも容易となった。
特に、請求項8に記載の発明によれば、構造体について側面衝突に対する剛性を維持しつつ空調装置の収納スペースの確保、ステアリングの保持が最適な部位に配置することができ、更に例えば、冷風供給ユニットよりも下方空間の有効活用を図ることもできる。
以下、この発明の実施形態を図面により説明する。
この発明に係る空調装置1は、図1に示されるように、温風が流れる第1の通風路18と冷風が流れる第2の通風路19とを中空の温冷風案内構造体(以下、構造体という。)16内に有し、この第2の通風路19をその途中で塞ぐかたちで、第1の通風路18に温風が供給されるように加熱器22を配し、この加熱器22より上流側に、冷風が加熱器22を経由せずに第2の通風路19に供給されるように冷却器13を配するものであるが、加熱器22の配置場所の違いにより、以下に実施例1と実施例2とに分けて説明する。
図2から図7に示される空調装置1は、この発明の実施例の一例であり、例えば自動車等の車両用のしかも単一の配風システム用として用いられるもので、一つの温冷風供給ユニット2と、構造体16と、一つの混合・吹出モードユニット28とで基本的に構成されている。
温冷風供給ユニット2は、図3、図4及び図5に示されるように、スクロール部3と、このスクロール部3に対し風下側、すなわち車両進行方向後方側に位置する温冷風発生部4とから成る。
このうち、スクロール部3は、スクロール状のケーシング5内に例えばファン6A及びその駆動モータ6Bから成る送風機6が収納されている。送風機6は、ファン6Aと駆動モータ6Bとが車両左右方向に沿って並設するように横倒し状になっており、ケーシング5の一方側には空気吸込口7が開口している。この空気吸込口7は、図示しない公知のインテーク装置と連結されて、このインテーク装置の内外気導入口からインテークドアにより選択的に導入した空気を取り込むようにしている。
温冷風発生部4は、前記ケーシング5から連なるケーシング8内に、送風機6の風下側から車両進行方向に沿って延びた後、車両上下方向の上方に延びる空気流路9を有している。ケーシング8の底面には、後述する冷却器13から落下するドレン水を外部に排出するためのドレン水排出口10が形成されている。
前記空気流路9のうち最下流側となるケーシング8上方側部位に、開口部11が形成されている。そして、エバポレータ等の冷却器13が空気流路9内のうち開口部11の開口縁より上流側に配置されている。この冷却器13は、車両上下方向の下面が当該冷却器13を通過する空気の風上側面、車両上下方向の上面が当該冷却器13を通過する空気の風下側面となるように略水平の横倒し状になっていると共に、その風上側面及び風下側面の大きさは開口部11と略等しいものとなっている。
更に、冷却器13の下流側には、図3に示されるように、ヒータコア等の加熱器22が冷却器13の風下側面と対峙して設けられている。この加熱器22の風上側面は、冷却器13の風下側面よりも車両左右方向の幅が小さくなっている。また、加熱器22は、温冷風供給ユニット2の一部を構成するが、開口部11の開口端よりその一部又は全部がケーシング8外に突出するように配置されることで、温冷風供給ユニット2と構造体16とを接続した場合には、図4に示されるように、構造体16内に第2の通風路19をその途中で塞ぐかたちで配されるようになっている。
そして、加熱器22は、この実施例では、図4に示されるように、エンジン等の熱源23で加熱した温水を利用すべく、加熱器22と熱源23とを温水パイプ24で配管接続して温水供給サイクルとしていると共にこの温水パイプ24の経路上にウォータバルブ等の弁装置25が配されている。この弁装置25は制御装置26により弁の開閉動作が制御される。但し、加熱器22のタンクにウォータバルブ等の弁装置を有するものであっても良い。
構造体16は、この実施例ではステアリングメンバとして用いられているもので、図3から図6に示されるように、その内部は中空状としつつ下記する仕切り壁17により、基本的に車両上下方向にて隣接する第1の通風路18と第2の通風路19とに画成されている。
より具体的に説明すると、構造体16は、その短手方向から見て、特に図6に示されるように、温冷風供給ユニット2の開口部11の車両進行方向に沿った底面16Aと、略車両上下方向に沿って延びる車両後方側面16Bと、車両上下方向に沿って延びる車両前方側面16Cと、車両進行方向に沿って延びる上面16Dとで囲まれた中空状のものである。
そして、構造体16は、特に図3に示されるように、底面16Aのうち温冷風供給ユニット2の開口部11と対峙する部位にこの開口部11と略同じ開口面積の上流側接続口20が開口している。この上流側接続口20は、加熱器22が構造体16内に第2の通風路19をその途中で塞ぐかたちで配された際には加熱器22の左右に第2の通風路19と連通する開口部19A、19Aが開口したものとなる。そして、仕切り壁17には、上流側接続口20と対峙して加熱器22の風下側面近傍部位が気密性良く嵌合可能な内形状の開口部12が形成されている。
また、両前方側面16Cのうち温冷風供給ユニット2の両側となる部位に、後述する混合・吹出モードユニット28の開口部30と連通する下流側接続口21が開口している。各下流側接続口21の開口位置は、第1及び第2の通風路18、19の双方と連通するよう車両前方側から見た場合に仕切り壁17を跨がるように境界面に形成され、それぞれに開口部18B、19Bを有している。
しかるに、温冷風供給ユニット2と構造体16とを接続した場合には、図4に示されるように、冷却器13で冷却された冷風が上流側接続口20の開口部19Aから加熱器22の側面を通って第2の通風路19へ流入し、この第2の通風路19内を車両左右方向に沿って移動した後、下流側接続口21から混合・吹出モードユニット28側に送出される。これに対し、弁装置25を開いている場合には、冷却器13で冷却された冷風は加熱器22で加熱されて温風となり第1の通風路18内へ流入し、更に下流側接続口21から混合・吹出モードユニット28側に送出される。このため、第1の通風路18は、温風通路として機能している。すなわち、冷風と温風とは、別々に構造体16の通風路18、19内を流動し、下流側接続口21に接合した混合・吹出モードユニット28にそのまま混合されることなく案内される。
これに対し、制御装置26を稼働して弁装置25を閉じ温水が流れるのを止めた場合には、冷却器13で冷却された冷風は、加熱器22を通過する際に加熱されずにそのまま冷風として第1の通風路18に流入し、第1の通風路18の開口部18Bから下流側接続口21を経て混合・吹出モードユニット28側に送出される。すなわち、第1及び第2の通風路18、19から冷風のみが下流側接続口21に接合した混合・吹出モードユニット28に案内される。このような作用は、最大冷房時に用いられる。
混合・吹出モードユニット28は、この実施例では、図6及び図5に示されるように、構造体16の下流側接続口21から当該構造体16内にその一部が挿嵌できるような外形状のケーシング29を有するもので、構造体16への挿嵌側には車両左右方向に沿って開口部30が開口しており、この開口部30は、エアミックス機構を構成するミックスドア33によって開閉されるようになっている。
ミックスドア33は、この実施例では、図6に示されるように、略半円の円弧状の閉塞部34A、34Aを主部材とするロータリ型の2つのドア34、34から構成されており、各ドア34は、閉塞部34A、34Aの外側側方に設けられた側部34B、34Bに回転軸35、35が固定されて成る共通のもので、閉塞部34Aは回転軸35を軸心として90度の範囲で揺動可能となっている。そして、各ドア34、34は、回転軸35に回転力を与える駆動源として、図7に示されるように、別々にアクチュエータ36、36が設けられており、これにより、ドア34、34は同時に揺動制御されるが、一方のドア34と他方のドア34とを個別に揺動制御することも可能である。
例えば、一方のドア34は、構造体16の下流側接続口21のうち第1の通風路18の開口部18Bの開度を100%とし、他方のドア29は、構造体16の下流側接続口21のうち第2の通風路19の開口部19Bの開度を100%とするように、ドア34、34の開度を別々に可変することも可能である。尚、ドア34の構造は、必ずしもロータリ型のものに限定されず、例えば、フラッグ型、バタフライ型のものであっても良い。
ケーシング29のミックスドア33よりも風下側となる内部には、図7に示されるように、エアミックス機構を構成する温冷風混合室37A、37Bが車両左右方向に沿って画成されている。温冷風混合室37Aは、開口部30の車両左右方向の左側部位を介して通風路18から導入される風と通風路19から導入される風とが適宜混合される空間であり、温冷風混合室37Bは、開口部30の車両左右方向の右側部位を介して通風路18から導入される風と通風路19から導入される風とが適宜混合される空間である。
そして、ケーシング29の温冷風混合室37A、37Bよりも風下側は、この実施例では、吹出モード別の接続口部38乃至41に分かれている。そして、接続口部38乃至41は、それぞれの開口が車両上下方向の上方に向けて曲折し、吹出モード別の接続口部38乃至41の曲折部位の基部側において、それぞれの接続口38乃至41を開閉するための切換ドア42乃至45が配置されている。
各切換ドア42乃至45は、この実施例では、図5に示されるように、略半円の円弧状の閉塞部を主部材とするロータリ型のものとなっているが、フラッグ型、バタフライ型のものであっても良い。そして、各切換ドア42乃至45を揺動する機構は、図7に示されるように、その長手方向の一方端にアクチュエータ46が配置された回転軸47と、この回転軸47の回転を各切換ドア42乃至45に適宜伝達する伝達機構48乃至51とで構成されている。
従って、各切換ドア42乃至45について共通の構成とすることができ、また、これら切換ドア42乃至45について、単一の駆動源たるアクチュエータ46に対し伝達機構48乃至51を適宜に構成することによって、適宜に揺動することができる。
更に、吹出モード別の接続口38乃至41については、例えば、接続口38、39をVENT系、接続口40、41をFOOT系又はDEF系としている。もっとも、接続口39、40をFOOT又はDEF系、接続口38、41をVENT系とし、或いは、接続口40、41をVENT系、接続口38、39をFOOT系又はDEF系と自由に選択し設定することも可能である。
上記のような空調装置1の構造とした場合には、ベントモードの切換制御は以下のように行なわれる。すなわち、C/V(センターベント)用接続口たる接続口38、S/V(サイドベント)用接続口たる接続口39が開放され、FOOT用接続口たる接続口40、DEF用接続口たる接続口41は切換ドア44、45で閉塞される。従って、開口部30から導入された空気は全てC/V用、S/V用の接続口38、39に向うこととなる。
この場合に、最大冷房に設定した際には、制御装置26からの出力で弁装置25が閉じて温水が加熱器22に流れず、且つミックスドア33の両ドア34、34の開度が第1及び第2の通風路18、19の開口部18B、19Bに対し例えば50%ずつとなって、第1及び第2の通風路18、19の双方から開口部30を介して温冷風混合室37A、37Bに冷風が流れ込む。これに伴い、最大冷房時における風量の大増量化を図ることができる。その他、バイレベルモード、フットモード、デフモードは、各対応する接続口が開放又は閉止されて設定されるものであるところ、公知のものであるので、ここでは詳述しない。
図8及び図9に示される空調装置1は、この発明の他の実施例であり、例えば自動車等の車両用のしかも単一の配風システム用として用いられる点では実施例1と同様であり、更に、一つの混合・吹出モードユニット28とを有する点でも共通するが、温冷風供給ユニット2の代わりに加熱器22を有しない冷風供給ユニット60が用いられ、この加熱器22は構造体16内に納められている点で異なっている。従って、冷風供給ユニット60及び構造体16について実施例1と異なる構成態様を以下に説明し、実施例1と同様の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
冷風供給ユニット60は、スクロール部3と、このスクロール部3に対し風下側、すなわち車両進行方向後方側に位置する冷風発生部61とから成る。冷風発生部61も、ケーシング8内に空気流路9を有し、ケーシング8の底面に、冷却器13から落下するドレン水を外部に排出するためのドレン水排出口10が形成されている。そして、空気流路9のうち最下流側となるケーシング8上方側部位に、開口部11が形成されている。そして、エバポレータ等の冷却器13が空気流路9内のうち開口部11の開口端より上流側に配置されている。この冷却器13も、実施例1と同様に、車両上下方向の下面が当該冷却器13を通過する空気の風上側面、車両上下方向の上面が当該冷却器13を通過する空気の風下側面となるように略水平の横倒し状になっていると共に、その風上側面及び風下側面の大きさは開口部11と略等しいものとなっている。
構造体16は、仕切り壁17により、基本的に車両上下方向にて隣接する第1の通風路18と第2の通風路19とにその内部が画成されている。また、構造体16は、底面16Aのうち冷風供給ユニット60の開口部11と対峙する部位にこの開口部11と略同じ開口面積の上流側接続口20が開口している。そして、仕切り壁17には、上流側接続口20と対峙して開口部12が形成されている。
ヒータコア等の加熱器22は、その風下側面近傍部位が仕切り壁17の開口部12に嵌合し、且つ第2の通風路19をその途中で塞ぐかたちで予め構造体16内に配されている。尚、加熱器22を支持するために仕切り壁17の開口部12の周縁から支持枠17A、17Bが上流側接続口20に向けて延設されていても良い。これにより、上流側接続口20は、加熱器22の左右に第2の通風路19と連通する開口部19A、19Aが開口した状態となっている。
そして、この加熱器22も、図8に示されるように、エンジン等の熱源23で加熱した温水を利用すべく、加熱器22と熱源23とを温水パイプ24で配管接続して温水供給サイクルとしていると共にこの温水パイプ24の経路上にウォータバルブ等の弁装置25が配されている。この弁装置25は制御装置26により弁の開閉動作が制御される。
しかるに、このような構成の空調装置1でも冷風供給ユニット60と構造体16とを接続した場合には、実施例1と同様の作用効果を得ることができる。すなわち、冷却器13で冷却された冷風が上流側接続口20の開口部19Aから加熱器22の側面乃至は支持枠17A、17Bの側面を通って第2の通風路19へ流入し、この第2の通風路19内を車両左右方向に沿って移動した後、下流側接続口21から混合・吹出モードユニット28側に送出される。弁装置25を開いている場合には、冷却器13で冷却された冷風は加熱器22で加熱されて温風となり第1の通風路18内へ流入し、更に下流側接続口21から混合・吹出モードユニット28側に送出される。これに対し、制御装置26を稼働して弁装置25を閉じ温水が流れるのを止めた場合には、上流側接続口20から第1の通風路18内に流入した冷風は、加熱器22を通過する際に加熱されずに冷風として下流側接続口21の第1の通風路18の開口部18Bから混合・吹出モードユニット28側に送出される。よって、最大冷風時に大量の冷風を混合・吹出モードユニット28に供給することができる。
ところで、この空調装置1は、加熱器22を温冷風供給ユニット2内若しくは構造体16の冷風供給ユニット60に対し車両上下方向の略上方に配置したことで、通風路18、19の車両左右方向の両端に特に機器を配置しなくなったことから、図2に示されるように、この通風路18、19の車両左右方向の両端に吸音材53を配しても良い。
また、この空調装置1は、図1、図3、図4及び図8に示されるように、通風路18、19の車両左右方向の両端に部屋54を設け、この部屋54と通風路18又は19とを孔55で連通することにより、レゾネータ又は共鳴室としても良い。これにより、風が通風路18又は19を通過する際に生ずる騒音を、通風路18、19に影響を与えることなく、吸音材53、レゾネータ又は共鳴室として機能する部屋54を配することができ、且つこれらの吸音材53、レゾネータ又は共鳴室として機能する部屋54により低減することができる。
また、この空調装置1は、図10に示されるように、例えば助手席の手前側のインストルメントパネル内に第2の通風路19に沿うようにクールボックス56を配し、このクールボックス56と第2の通風路19とをダクト57で連通させても良い。これにより、第2の通風路19は常時冷風が流れるので、別に冷風供給用の機器を設けなくても、クールボックス56に冷風が供給される。
更に、この空調装置1は、図11に示されるように、構造体16について、上流側接続口20の近傍となる中央部が他の部位に比し相対的に高く、その車両左右方向にゆくに従って傾斜し又は曲折することで段落ちした形状としても良い。尚、58は、コラムシャフトであり、構造体16の傾斜、段落ちのための形状の変化は構造体16の必要強度としての有効範囲内である。これにより、構造体16について側面衝突に対する剛性を維持しつつ空調装置1の収納スペースの確保、ステアリングの保持が最適な部位に配置することができ、更に例えば、冷風供給ユニット2よりも下方空間の有効活用を図ることもできる。
そして、図12に示されるように、構造体16の車両左右方向の両端部に通風路18と連通する送風口を設け、この送風口に後席に温風を供給するためのリアフットダクト59を接続するようにしても良い。これにより、旧ステアリングメンバのあったスペースを有効利用できる。
これまで、空調装置1について単一の配風システム用として使用されるものを前提に説明してきたがこれに限定されるものではない。以下、図13を用いて異なる構成の空調装置1について説明する。
この空調装置1は、図13に示されるように、一つの温冷風供給ユニット2と、構造体16と、2つの混合・吹出モードユニット28、28とで構成されているものである。
このうち、温冷風供給ユニット2は、スクロール部3と、このスクロール部3に対し風下側、すなわち車両進行方向後方側に位置する温冷風発生部4とから成り、スクロール部3には送風機6が収納され、温冷風発生部4には冷却器13と加熱器22とを備える点では、先の実施例1と同様である。このため、温冷風供給ユニット2の構造の詳細については、先の実施例と同一の符号を付してその説明を省略する。尚、この温冷風供給ユニット2の代わりに実施例2の冷風供給ユニット60を用いても良い。
また、混合・吹出モードユニット28は、その数こそ先の実施例1、2とは異なるが、各混合・吹出モードユニット28については、その上流側に開口した開口部30と、この開口部30から導入される温風と冷風との混合割合を調整するためのミックスドア33と、このミックスドア33の風下側に位置し、ミックスドア33で適宜混合された空気が混合される温冷風混合室37A、37Bと、この温冷風混合室37A、38Bで適宜混合された空気を吹き出すための吹出モード別の接続口部38乃至41と、これらの接続口38乃至41を開閉するための切換ドア42乃至45とを有して構成されている点では、先の実施例と同様である。このため、混合・吹出モードユニット28の構造の詳細についても、先の実施例と同一の符号を付してその説明を省略する。
これに対し、構造体16は、その内部が中空状としつつ仕切り壁17により温風通路18と冷風通路19とに画成されている点で先の実施例1、2と共通している一方で、その構造体16に対し車両左右方向に沿って運転手席側と助手席側とに下流側接続口21の双方が開口している点で異なるものである。
これにより、各混合・吹出モードユニット28を構造体16の下流側接続口21に接合させるのみで、車両の左右配風型又は車両の前席と後席との配風型のものとすることができる。尚、構造体16の他の構造は、先の実施例と共通するので、同一の符号を付してその説明を省略した。
図1は、この発明に係る自動車用空調装置の構造体及び温冷風供給ユニット若しくは冷風供給ユニットの概略構成を示す説明図である。 図2は、同上の自動車用空調装置の単一の配風システムに対応した実施例1を示す概略平面図である。 図3は、同上の自動車用空調装置の実施例1を、構造体と温冷風供給ユニットとの接続前における状態として示す冷却器と加熱器とを通る面で切った断面図である。 図4は、同上の自動車用空調装置の実施例1について、構造体と温冷風供給ユニットとが接続された状態及び加熱器に温水を供給する回路を示す、冷却器と加熱器とを通る面で切った断面図である。 図5は、同上の自動車用空調装置の実施例1に対し、温冷風供給ユニット、構造体、混合・吹出モードユニットに分離した状態を示す断面図である。 図6は、同上の自動車用空調装置の実施例1に対し、構造体及び混合・吹出モードユニットの構成を示した斜視図である。 図7は、混合・吹出モードユニットの断面図である。 図8は、同上の自動車用空調装置の実施例2について、構造体と温冷風供給ユニットとが接続された状態及び加熱器に温水を供給する回路を示す、冷却器と加熱器とを通る面で切った断面図である。 図9は、同上の自動車用空調装置の実施例2に対し、冷風供給ユニット、構造体、混合・吹出モードユニットに分離した状態を示す断面図である。 図10は、図1の自動車用空調装置に対しクールボックスを設けた例を示した正面図である。 図11は、図1の自動車用空調装置に対し構造体の構成を変更した例を示した正面図である。 図12は、図1の自動車用空調装置に対し構造体にリアフットダクトを設けた例を示した正面図である。 図13は、同上の自動車用空調装置の左右配風システムに対応した変形例を示す概略平面図である。
符号の説明
1 空調装置(自動車用空調装置)
2 温冷風供給ユニット
6 送風機
11 開口部
13 冷却器
16 温冷風案内構造体(構造体)
17 仕切り壁
18 第1の通風路
19 第2の通風路
20 上流側接続口
21 下流側接続口
22 加熱器
28 混合・吹出モードユニット
30 開口部
33 ミックスドア
34 ドア(第1のドア、第2のドア)
36 アクチュエータ
37A 温冷風混合室
37B 温冷風混合室
38 吹出用接続口(接続口)
39 吹出用接続口(接続口)
40 吹出用接続口(接続口)
41 吹出用接続口(接続口)
42 切換ドア
43 切換ドア
44 切換ドア
45 切換ドア
53 吸音材
54 部屋
55 孔
56 クールボックス
59 リアフットダクト
60 冷風供給ユニット

Claims (8)

  1. 車両左右方向に沿って延びる温風が流れる第1の通風路と車両左右方向に沿って延びる冷風が流れる第2の通風路とを中空の構造体内に有し、この第2の通風路をその途中で塞ぐかたちで、前記第1の通風路に温風が供給されるように加熱器を配し、この加熱器より上流側に、冷風が前記加熱器を経由せずに前記第2の通風路に供給されるように冷却器を配すると共に、
    前記冷却器の上流側に送風機を配し、前記第1の通風路と第2の通風路との下流側に冷風と温風とを送出するための下流側接続口を形成し、
    この下流側接続口に、温風と冷風との混合比を制御するエアミックス機構と所望の吹出モードに従って切換ドアを動かすことで各吹出用接続口を開閉する吹出モード切換機構とを有する混合・吹出モードユニットを接合して成ることを特徴とする自動車用空調装置。
  2. 前記加熱器に温水を供給する回路に弁装置を設けたことを特徴とする請求項1に記載の自動車用空調装置。
  3. 前記弁装置には、制御手段を設け、最大冷房時には当該弁装置を閉じて前記加熱器の加熱能力を無くし、前記第1の通風路内を冷風が流れるようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の自動車用空調装置。
  4. 前記構造体の内部に吸音材を配置したことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の自動車用空調装置。
  5. 前記構造体に消音手段を設けたことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の自動車用空調装置。
  6. 前記構造体に並設してクールボックスを配置し、前記第2の通風路より冷風が供給されるようにしたことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載の自動車用空調装置。
  7. 前記構造体に設けられた第1の通風路に後席空調用の送風口を配設したことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6に記載の自動車用空調装置。
  8. 前記構造体は、車両左右方向に配されたものとし、その中央部が他の部位に比し相対的に高く、その両側にゆくに従って傾斜し又は段落ちしていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7に記載の自動車用空調装置。
JP2006002369A 2006-01-10 2006-01-10 自動車用空調装置 Expired - Fee Related JP4783942B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006002369A JP4783942B2 (ja) 2006-01-10 2006-01-10 自動車用空調装置
PCT/JP2006/313712 WO2007080666A1 (ja) 2006-01-10 2006-07-11 自動車用空調装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006002369A JP4783942B2 (ja) 2006-01-10 2006-01-10 自動車用空調装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007182166A JP2007182166A (ja) 2007-07-19
JP4783942B2 true JP4783942B2 (ja) 2011-09-28

Family

ID=38256081

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006002369A Expired - Fee Related JP4783942B2 (ja) 2006-01-10 2006-01-10 自動車用空調装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4783942B2 (ja)
WO (1) WO2007080666A1 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5919414A (ja) * 1982-07-23 1984-01-31 Toshiba Corp デイジタル形位相検波器
JPS5919414U (ja) * 1982-07-30 1984-02-06 カルソニックカンセイ株式会社 自動車用空気調和装置
JP2669224B2 (ja) * 1991-10-15 1997-10-27 日産自動車株式会社 車両の空調ダクト構造
JP3337369B2 (ja) * 1996-04-30 2002-10-21 三菱重工業株式会社 車両用空調装置
JP4239594B2 (ja) * 2002-04-10 2009-03-18 株式会社デンソー 車両用空調ダクト構造
JP2005335543A (ja) * 2004-05-27 2005-12-08 Valeo Climatisation 自動車のダッシュボード
FR2872931B1 (fr) * 2004-07-07 2006-08-18 Valeo Climatisation Sa Mecanisme de commande d'un organe a manoeuvrer, tel que distribution selective d'air pour installation de chauffage, de ventilation et/ou de climatisation, notamment d'un habitacle de vehicule

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007182166A (ja) 2007-07-19
WO2007080666A1 (ja) 2007-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009202687A (ja) 車両用空調装置
JP2006036032A (ja) 自動車用空調装置
JP4821543B2 (ja) 車両用空調装置
JP2003159927A (ja) 車両用空調装置
JP2005225448A (ja) 自動車用空調装置
WO2007055045A1 (ja) 自動車用空調装置
WO2017098680A1 (ja) 車両用空調装置
JP2010023640A (ja) 車両用空調装置
JP5711982B2 (ja) 車両用空調装置
JP4346388B2 (ja) 車両用空気調和装置
JP2008126802A (ja) 車両用空調装置
JP4783942B2 (ja) 自動車用空調装置
JP4075627B2 (ja) 車両用空調装置
JP4346394B2 (ja) 車両用空気調和装置
JP2005225445A (ja) 自動車用空調装置
WO2023171503A1 (ja) 車両用空調装置
JP2008062659A (ja) 車両用空調装置
JP6628547B2 (ja) 車両用空調装置
JP2007245774A (ja) 車両用空気調和装置
JP3997959B2 (ja) 車両用空調装置
JP2006137345A (ja) 車両用空調装置
JP4016906B2 (ja) 車両用空調装置
JP4815495B2 (ja) 車両用空気調和装置
JP4435346B2 (ja) 自動車用エアコンユニット
JP5140140B2 (ja) 車両用空調装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090107

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110531

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110623

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140722

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140722

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees