JP4820013B2 - ゲル被覆種子繰出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゲル被覆種子や薬剤等の壊れやすい粒状のワークや、微粒のワーク等を設定数粒ずつ一列に繰り出す技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から粒状のワークを一粒ずつ繰り出す技術は公知となっている。例えば、種子を一粒ずつ繰り出す技術としては、ロール式や目皿式や吸着式等の技術が存在する。ロール式や目皿式の繰出装置は、単にホッパーから一粒ずつ落下させるものであり、また、真空吸着式の場合、種子をホッパー内に収納して、該ホッパー内に吸引ノズルを挿入して一粒ずつノズルにより種子を吸着して、その状態のまま搬送するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の繰出装置は、ゲル被覆種子や、外表面にコーティングを施した薬剤等の柔らかく壊れやすいようなワークや微粒のワーク等を繰り出すことはできなかったのである。つまり、ロール式や目皿式の場合には、ホッパーの下部に設定量ずつ繰り出すためのロールや目皿が配置されているために、ホッパー内に大量のワークを充填すると下部のワークが押しつぶされることがあり、また、ワークを繰り出す際に、ロールまたは目皿が回転して、凹部または孔に入り込んで、他のワークと分離する時にワークが壊されたり、ロール、または目皿が回転しながらワークを搬送するときに外周または上下をガイドする部材と擦れて傷つけたりすることがあったのである。また、吸引ノズルにより種子を吸着させて搬送する技術では、吸引ノズルをホッパー内に挿入するときに、吸引ノズル先端がワークを突き刺したり、傷つけたりすることがあったのである。また、微粒の場合にはホッパー周囲やロールに付着したりして、確実に繰り出すことができないことがあったのである。そこで本発明は、ゲル被覆種子等のワークをベルト上に一列に一粒ずつ繰り出して搬送できるワーク繰出装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決すべく、本発明は次のような手段を用いる。
【0005】
請求項1においては、軟質のゲル被覆種子(19)の繰出装置であって、断面視V字状に構成し上面を開放した形状の繰出ホッパー(40)の底部を、上下方向斜めの底斜辺に構成し、該底斜辺の一頂部(40b)を下端に位置させ、他頂部である搬送方向の排出口(40c)に向かって上がる底斜辺に長孔状の開口部(40a)を設け、該開口部(40a)に搬送ベルト(51)を収納配置し、該搬送ベルト(51)に一定間隔を開けて、該ゲル被覆種子(19)を搬送するための種子嵌入部(51b)を設け、該軟質のゲル被覆種子(19)を、該種子嵌入部(51b)に嵌入させて所定量ずつ斜め上方へ繰出し可能に構成し、前記底斜辺の中途部上方に、前記ゲル被覆種子(19)の高さ検出手段となる距離センサー(43)を設け、該距離センサー(43)を該繰出ホッパー(40)へゲル被覆種子(19)を供給する供給装置と連動連結し、該繰出ホッパー(40)内のゲル被覆種子(19)が種子溜まり部において設定高さとなるように供給すべく構成し、
該種子溜まりを繰出ホッパー(40)の上下中途部より下方の一頂部(40b)側に形成させ、該種子溜まり部に必要最小限のゲル被覆種子(19)が溜まるようにし、該種子溜まり部において、該種子嵌入部(51b)にゲル被覆種子(19)を嵌入させ、斜め上方へ搬送するように構成し、前記搬送ベルト(51)に、下方からのエアの吹き出し孔(51a)を所定間隔で開口し、前記種子嵌入部(51b)に嵌入されたゲル被覆種子(19)とゲル被覆種子(19)の間に入って除去できないゲル被覆種子(19)を、下方よりエアを吹き出して除去するように構成したものである。
【0006】
請求項2においては、請求項1記載のゲル被覆種子繰出装置において、前記底斜辺の上部近傍の前記排出口(40c)の上方位置に、別のエア吹き出し口(45)を設け、該エア吹き出し口(45)は繰出ホッパー(40)内の搬送ベルト(51)の搬送方向と逆方向にエアを吹き出し、該搬送ベルト(51)の種子嵌入部(51b)に入ることができなかったゲル被覆種子(19)を種子溜まり部側へ吹き飛ばし、搬送ベルト(51)において所定粒ずつ搬送可能としたものである。
【0007】
請求項3においては、請求項1記載のゲル被覆種子繰出装置において、前記繰出ホッパー(40)の種子溜まり部である、前記一頂部(40b)の上方位置に、更に別のエア吹き出し口(41)を設け、該エア吹き出し口(41)は種子溜まり部へエアを吹き出すように配設し、落下してきたゲル被覆種子(19)を攪拌し、前記エア吹き出し口(41)からエアと潤滑剤を吹き出し、該ゲル被覆種子(19)と混ぜて,該ゲル被覆種子(19)同士の付着を防止し、ブリッジの発生を防止するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態について、ワークをゲル被覆種子とし、ワーク繰出装置を検査装置に適用した実施例について、図面を用いて詳細に説明する。
【0009】
図1は本発明の繰出装置を装備し検査装置の正面図、図2は同じく側面図である。
【0010】
本発明の繰出装置をゲル被覆種子検査装置に適用した実施例について、図1、図2より全体構成から説明する。
【0011】
検査装置1はゲル被覆種子19を溜めておく供給装置3と、該供給装置3より一定量ずつ供給されたゲル被覆種子19を設定数(本実施例では一粒)ずつ繰り出す繰出装置4と、繰り出されたゲル被覆種子19を一列で搬送する搬送装置5と、搬送装置5による搬送途中で良否を判別する判別装置6と、判別後の不良品を排除する不良品払い出し装置7と、良品を良品収納ボックス10へ取り出す良品取出装置9と、これらを取り付ける機枠2から構成されている。
【0012】
前記機枠2は上部フレーム2aと下部フレーム2bが支柱2c・2c・・・により枠状に組み立てられて、下部フレーム2bの下面にキャスター12・12・・・が設けられて、移動が容易にできるようにしている。上部フレーム2a上にはさらに供給フレーム2d・2dを設けて、供給装置3を左側上方に支持し、該供給装置3の前下部に排出口3aを設けて、排出コンベア31によりゲル被覆種子を排出できるようにしている。
【0013】
また、上部フレーム2aには繰出装置4と搬送装置5と判別装置6と不良品払い出し装置7を取り付けており、繰出装置4は前記供給装置3の下方位置、つまり、上部フレーム2aの左側前部位置に配置している。該繰出装置4と搬送装置5は一体的に配設されており、該繰出装置4は断面視V字状に構成したホッパー30の下部に搬送装置5の一部が臨むように配置され、該搬送装置5からは一粒ずつ一列で搬送して繰り出すようにしている。
【0014】
前記搬送装置5は上部フレーム2aを、上下に跨ぐように無端帯で構成した搬送ベルト51が巻回されており、搬送装置5の前工程側で、該搬送ベルト51により繰出装置4から一粒ずつ一列でゲル被覆種子を右方へ搬送して、搬送装置5の後工程側には判別装置6と不良品払い出し装置7が配置されている。
【0015】
判別装置6は搬送装置5の側方にカメラを配置して、つまり、ゲル被覆種子の搬送方向に対して直角方向から種子を撮影できるようにカメラを配置して、搬送される各ゲル被覆種子を撮影して画像処理を行って、ゲル内に一粒ずつ種子が入っているかを検知して判別するようにしている。
【0016】
不良品払い出し装置7は判別装置6の後工程側に配置されて、搬送装置5の一側方位置にエアノズル71を配置し、他方側にシュート72が配置されて、両者が対向するように配置して、前記判別装置6によって種子がゲル内に入っていなかったり、二粒以上入っていたりすると、そのゲルが不良品払い出し装置7に至ると圧縮空気が吐出されてシュート72内に吹き飛ばすようにしている。この不良品のゲルはシュート72に案内されて、シュート72下方に配置した不良品収納ボックス8に収納されるようにしている。
【0017】
また、前記搬送装置5の下方位置には、良品取出装置9が配置され、さらにその下方に良品収納ボックス10が配置されている。良品取出装置9は振り分け円筒体91を傾斜して配置し、投入口92側が高く前記搬送装置5の終端下方に配置されて、他方を低く繰出装置4下方まで延設している。そして、振り分け円筒体91は外周面に長手方向(軸心方向)に長孔91aが開口され、該振り分け円筒体91はモータ93によって回転駆動される。こうして、前記搬送装置5の終端より落下したゲル被覆種子19は投入口92より振り分け円筒体91内に入り、傾斜に沿って転がり落ちながら、長孔91aより良品収納ボックス10内に落下して収納されるようにしている。該良品収納ボックス10は下部フレーム2b上に載置されている。
【0018】
前記制御ボックス11は機枠2の任意位置に取り付けることが可能であるが、本実施例では右側の機枠2から支持フレーム13を上側方に突設し、該支持フレーム13上に制御ボックス11が固定され、該制御ボックス11の前面には表示パネルと操作盤が設けられ、該制御ボックス11上に警報ランプ14が配置されている。
【0019】
次に、各部の具体的構成について説明する。まず、供給装置3の構成を、図3・図4より詳述する。図3は供給装置の側面図、図4は同じく後面図である。供給装置3は供給フレーム2dの上部に検査するゲル被覆種子を収納するホッパー30が固定され、該ホッパー30の下部に排出コンベア31が配置されている。該排出コンベア31は上部フレーム2a上に立設した供給スタンド32上に固定されている。ホッパー30は正面視で下部が狭くなる漏斗状に構成して、下端左側位置に前後方向に長い長孔状の落下孔を形成し、該落下孔に排出コンベア31を前後方向に配置して、該排出コンベア31にゲル被覆種子が集まり搬送できるようにしている。
【0020】
該排出コンベア31は左右のベルトフレーム33の前端に従動プーリー34を回転自在に支持し、後端に駆動プーリー35を回転自在に支持し、該駆動プーリー35と従動プーリー34の間に搬送ベルト36が巻回されている。該搬送ベルト36の前端はホッパー30より前方へ突出して、ホッパー30下端前面の搬送ベルト36上方にシャッター37を上下位置調整可能に配置されて、ゲル被覆種子の排出量を調整できるようにしている。なお、搬送ベルト36の前端位置の上方には搬送ベルト36にゲル被覆種子が付着して持ち回りが生じないようにエア吹き出し口を設けて確実に落下させるように構成することもできる。
【0021】
前記ベルトフレーム33はホッパー30下端に固定し、供給スタンド32の上部に固定され、該供給スタンド32上部の搬送ベルト36下方には樋38が配置されて該樋38及び排出コンベア31は後下がりに傾斜して配置され、樋38後端下方の上部フレーム2a上にはドレンボックス39が配置されて、樋38を伝って落下したゲル被覆種子の洗浄水を集めるようにしている。また、前記駆動プーリー35の駆動軸にはプーリー、ベルト等を介して上部フレーム2a上に固定した駆動モータ15の出力軸と連動連結され、該駆動モータ15は制御ボックス11内のコントローラ20と接続されている。
【0022】
このような構成により、ゲル被覆種子をホッパー30内に充填しておき、コントローラ20からの制御により駆動モータ15を駆動させることにより、落下孔に自然落下してくるゲル被覆種子を搬送ベルト36に載せて搬送し、シャッター37により排出量を制限して所定量のゲル被覆種子を前端より落下させて、繰出装置4の繰出ホッパー40に投入するのである。
【0023】
前記供給装置3に設けた排出コンベア31の前端下方には、本発明の繰出装置4が配置されている。該繰出装置4の構成を、図5・図6より説明する。図5は繰出装置の正面図、図6は同じく側面図である。繰出装置4は繰出ホッパー40の下部に後述する搬送装置5を配置し、繰出ホッパー40内に所定量のゲル被覆種子を常に一定量、つまり必要最小限の量を溜めておくことにより、ゲル被覆種子の重量により押しつぶされることなく、また、ブリッジができることなく確実に一粒ずつ繰り出せるようにするものである。該繰出ホッパー40は、正面視三角形状で側面断視でV字状に構成して、本実施例では、略三角錐を逆さにして上面を開放した形状として、一頂部40bを下端に位置させ、右上がり方向(搬送方向)の斜辺部分に長孔状の開口部40aを設けて、この底斜辺部分に設けた開口部40aに搬送装置5の一部(始端側、前工程側)を収納する如く配置している。こうして繰出ホッパー40内では、前後左右において、ゲル被覆種子が谷部分に位置する開口部40aに設けた搬送装置5上に転がり落ちるようにしている。
【0024】
そして、繰出ホッパー40の一頂部40b、つまり、最底部の上方位置にはエア吹き出し口41と補充ガイド板42が配置され、該エア吹き出し口41は最底部側へエアを吹き出すように配設することで、落下してきたゲル被覆種子を攪拌するようにしてブリッジの発生を防止している。前記補充ガイド板42は落下してきた種子が滞留しないように前方及び搬送装置側へ落下するようにガイドしている。
【0025】
また、前記開口部40aが位置する底斜辺の中途部上方に、光電スイッチより構成した高さ検出手段となる距離センサー43が配置され、コントローラ20と接続されている。該距離センサー43は繰出ホッパー40内に投入されて溜まったゲル被覆種子の高さを検知しており、前記供給装置3から供給されるゲル被覆種子が多く投入されて、設定高さ以上溜まると、ブリッジが発生しやすく搬送装置5により一粒ずつ繰り出すことができなくなるために、設定高さ以上高くなると、前記駆動モータ15の駆動を停止して、供給装置3からのゲル被覆種子の供給を停止するようにしている。また、設定高さ以下になるとゲル被覆種子が不足した状態となり、欠粒が発生し易くなるので、駆動モータ15を作動させてゲル被覆種子を供給するようにしているのである。つまり、種子溜まりを繰出ホッパー40の上下中途部より下方に形成して、この種子溜まりの部分で搬送ベルト51の種子嵌入部51b、にゲル被覆種子が入るようにして、少な過ぎて搬送ベルト51上でに欠粒ができたり、多過ぎてかたまりとなって搬送されたり詰まりが生じないように必要最小限のゲル被覆種子が常に繰出ホッパー40内に溜まるようにして、この種子溜まりから搬送ベルト51上にゲル被覆種子を載せて斜め上方へ搬送するようにしている。
【0026】
また、前記開口部40aの搬送終端部分に排出口40cを設けて、該排出口40cはその上方をカバー44により覆われ、搬送装置5に一列にゲル被覆種子を載せた状態で排出できるようにしている。そして、該排出口40cの上方位置にエア吹き出し口45を設け、該吹き出し口45は繰出ホッパー40内の搬送装置5に向かってエアを吹き出すように配置して、つまり、搬送方向と逆方向にエアを吹き出し、搬送装置5の種子嵌入部に入ることができなかった余分のゲル被覆種子を底部側へ吹き飛ばし、搬送装置5では一列で一粒ずつ搬送できるようにし、吹き飛ばされたゲル被覆種子は底部側の元の位置へ戻すようにしている。
【0027】
このような構成において、前記供給装置3の排出コンベア31より落下したゲル被覆種子19は補充ガイド板42にガイドされて、繰出ホッパー40底部の搬送ベルト51上へ落下する。落下したゲル被覆種子はエア吹き出し口41から吐出されるエアによって攪拌され、ブリッジが生じないようにしている。この攪拌されながら搬送ベルト51上の各種子嵌入部51bにゲル被覆種子が、それぞれ嵌入して斜め上方へ搬送される。そして、排出口40c近傍に至ると、エア吹き出し口45からのエアの吐出によって、搬送ベルト51上に乗った余分なゲル被覆種子は頂部40b側の溜まり部側へ吹き飛ばされて、種子嵌入部51bに入ったゲル被覆種子のみ繰出装置4から搬出されるのである。このようにゲル被覆種子を攪拌するときや、余分なゲル被覆種子を溜まり側へ戻すとき、エアを利用しているため、攪拌作用や戻し作用をする部材が直接ゲル被覆種子に当たったり、擦れたりすることがなく、また、分離繰出時には搬送ベルト51には載置されるだけであるため、その他の部品と擦れることがなく圧迫もされず、ワークとなるゲル被覆種子は傷つけられたり壊れたりするこはないのである。
【0028】
また、ゲル被覆種子が小粒(微粒)の場合、搬送装置5上の種子嵌入部に嵌入された種子と種子の間にゲル被覆種子が入ると、その種子は前記エアの吹き出しだけでは除去できない場合がある。このような場合には、図7に示すように、搬送装置5の搬送ベルト51にエアの吹き出し孔51a・51a・・・が所定間隔で開口され、或いは、種子嵌入部51bの周囲の適宜位置に開口され、種子嵌入部51bと種子嵌入部51bの間に種子が落ち込まないようにしている。
【0029】
そして、このエアの吹き出し孔51a・51a・・・にエアを供給するために、開口部40の下方位置、つまり、搬送ベルト51を下からガイドするための搬送レール46にマニホールド46aを設けている。該マニホールド46aは排出口40c下方から頂部40b側へ向かって一定の範囲で設けている。このマニホールド46aを設ける範囲は、本実施例ではゲル被覆種子が種子溜まりから抜け出た位置から排出口40c下方近傍まで設けて余分なゲル被覆種子を除去するようにしているが、頂部40bから種子溜まりを抜け出た位置までマニホールド46aを設けて攪拌するように構成することもでき、また、マニホールド46aを排出口40c下方から頂部40bまで設けて攪拌と余分なゲル被覆種子の除去の両方の役目を果たすように構成することもできる。また、均一な風力を得たり、或いは、排出口40cと頂部40bで風力を変えたりするために、マニホールド46aを分割して配置することもできる。
【0030】
また、繰出ホッパー40内に溜められるゲル被覆種子が、小径のものであると、非常に軽量となり水分を含んでいるために、繰出ホッパー40内に付着しやすく、ブリッジも発生しやすくなっている。また、供給装置3から落下した位置やエアにより吹き戻される度合いが多い種子の場合、乾燥してしまうこともある。そこで、繰出ホッパー40の側面に潤滑剤吹き出し口47(図7)が設けられ、該潤滑剤吹き出し口47からシリコンオイルまたは水等よりなる潤滑剤を吹き出し、ゲル被覆種子と混ぜて付着を防止するようにしている。但し、前記エア吹き出し口41・45からエアとともに潤滑剤を吹き出すように構成することもできる。また、霧状に吹き出して繰出ホッパー40内を充満させておくことも可能である。このようにして種子が繰出ホッパー40内面や搬送装置5等に付着しないようにすることができる。
【0031】
次に、搬送装置5について説明する。図8は機枠上に搬送装置を載置した正面図、図9は同じく平面図、図10は搬送装置の正面図、図11は同じく平面図、図12は同じく側面図である。搬送装置5は繰出装置4から良品取出装置9までゲル被覆種子19を搬送するものであり、三角形状の頂点位置に配置した駆動プーリー52とアイドラ53とテンションプーリー54の間に無端帯となる搬送ベルト51を巻回し、駆動プーリー52とアイドラ53は上部フレーム2aの上部で前後方向の軸に回転自在に支持し、駆動プーリー52はその後方の上部フレーム2a上に固定した駆動モータ55により駆動可能とし、該駆動モータ55はサーボモータ等より構成してコントローラ20と接続されて回転制御される。
【0032】
前記テンションプーリー54は、支柱2c・2c間に横架した支持フレーム2e上に固設したテンションベース56に、回転自在に支持されるとともに、テンションプーリー54を摺動させて搬送ベルト51を緊張可能としている。そして、前記テンションベース56とアイドラ53を支持するために固定したアイドラベース57の間に繰出支持ベース58が斜めに架設され、該繰出支持ベース58上に前記繰出レール46が平行に固設され、該繰出レール46の両側にベルトガイド49が固定され、該ベルトガイド49が前記繰出ホッパー40の下部に固定され、両者の間からゲル被覆種子19がこぼれ落ちないようにしている。
【0033】
前記搬送ベルト51の外周表面には一定間隔を開けて、種子カップ51c・51c・・・が配置され、該種子カップ51cの上面にはそれぞれ凹状の種子嵌入部51bが設けられ、該種子嵌入部51bはゲル被覆種子19の大きさに合わせて凹状に形成している。なお、ゲル被覆種子の種類が異なる場合には、そのゲル被覆種子に合わせて搬送ベルト51が変更される。また、二粒以上ずつ搬送するようにするときにはその数に合わせた列の種子嵌入部を構成して繰出することができる。また、本実施例では、種子の検査のために繰り出しているが、肥料や薬剤等のワークを繰り出すための繰出装置にも適用できるものである。そして、前記駆動プーリー52とアイドラ53の間では左右水平方向に搬送ベルト51が張設され、この水平搬送部分には上部フレーム2a上に立設した搬送レール59が配置されて搬送ベルト51が弛まないようにガイドし、その側方に、判別装置6と不良品払い出し装置7が配置されている。
【0034】
図13は判別装置の側面図である。該判別装置6はCCD等よりなるカメラ61と照明装置62よりなり、該カメラ61と照明装置62は搬送ベルト51を挟んで対向して配置され、それぞれコントローラ20と接続されている。該カメラ61は上部フレーム2a上に立設した支持フレーム63上に固定され、ゲル被覆種子がカメラ61と照明装置62との間を通過するときに撮影して良否を判別するようにしている。
【0035】
このゲル被覆種子の判別方法は、カメラ61に対して通過するゲル被覆種子19の後方(反対位置)より照明を当てて、カメラ61によりゲル被覆種子の影を撮影して、種子の影が所定の面積であるかを演算して良否を判定するようにしている。即ち、このゲル被覆種子19は図20に示すように、種子19aを覆うゲル19bは半透明であり、ゲル19bはカメラ61に対して後方側との差から外形を認識でき、種子19aは光を透過しないので、ゲル19bの中に種子があれば影として現われ、種子がなければ影が生じない。そして、種子19a及びゲル19bの大きさは略一定であるため、ゲル19bを認識させて、その赤の種子19aの影の面積を演算し、この影の面積が設定した範囲内であれば、種子が存在することになり、設定した範囲以下であれば種子は入っていないことになる。そして、設定した範囲以上の面積であれば2粒以上入っていることになるのである。なお、実際には面積を演算せず、ドット数(図20がカメラ61で撮影した画面であるとすると、種子19aを検知した画素数)を計数して面積としている。また、ゲルに対して複数の種子を封入する場合にはその面積を設定値として入力しておくことにより複数の種子を封入した場合にも適用できる。
【0036】
この判別装置6において、カメラ61により撮影した画像が更に鮮明となるように、カメラ61と照明装置62の間のゲル被覆種子通過部分はカバー64が設けられて、余分な光(外部照明等)が入らないようにしている。つまり、カメラ61から撮影する部分と搬送ベルト51が通過する部分を除く五面を覆っている。そして、該カバー64内面や搬送ベルト51及びその周辺の部品は、ツヤ消し処理或いは黒色や暗色等に着色または塗布することによって、乱反射を防止し、他の色と区別できるようにしている。
【0037】
また、透過照明とするために、赤色の光、或いは、赤外光等を照明装置62より照射するようにしている。こうして影のみ撮影するようにしているので、従来のように正面から光を当てることにより乱反射した部分まで検出することがなく、また、色抽出センサー等を用いることなく、種子を判別しているので、フィルター等が必要なく種子の色を設定する必要もなく、種子の位置や色のバラツキにより誤検出したりすることがなく、確実に安定して種子を判別することができるのである。
【0038】
このように構成して、搬送装置5の駆動と同期させて、ゲル被覆種子がカメラ61と照明装置62の間を通過するときに、カメラ61により撮影され、この撮影された画像から影を演算して、種子の有無として二値化処理して、この影の部分のみを積算することにより種子の面積とする。この面積を設定値と比較し、許容範囲を超える(小さい場合も含む)ゲル被覆種子は後述する不良品払い出し装置7により搬送ベルト51上より取り除くのである。
【0039】
また、図14に示すように、カメラ61をゲル被覆種子搬送方向に対して直角方向であって、互いに撮影方向が搬送位置に向かって直交するように2箇所(二台)位置することにより、重複した種子も判別できるようにすることもできる。即ち、極く稀であるが複数の種子が一方から見ると重なって封入される場合がある。この場合例えば、搬送方向に対して側方及び上方より撮影することにより、複数して種子が封入されていても、一方で重なっていても、他方のカメラ61に対しては重なることがないので、確実に判別することができるのである。
【0040】
前記不良品払い出し装置7は前記判別装置6の後工程側の搬送装置5の側部に配置されており、図15は不良品払い出し装置の正面図、図16は同じく側面図である。不良品払い出し装置7は、エアノズル71とシュート72とホッパー73からなり、搬送装置5のゲル被覆種子が通過する一側方位置に、エアノズル71を配置し、他方側にシュート72が配置されている。本実施例では、搬送装置5の前側にシュート72を、後側にエアノズル71を配置して、該シュート72の上端後面に開口した入口72aと、エアノズル71の吹き出し口を対向するように配置している。該エアノズル71は払い出しブロック74に固定され、該払い出しブロック74には、更に光電センサー等よりなる通過センサー75と前記シュート72の上部が固定され、該払い出しブロック74の側面視における下部に設けた凹部を、搬送ベルト51の種子嵌入部51bが通過するように配置している。該シュート72の下方に良品収納ボックス10を配置して連通している。
【0041】
前記エアノズル71にはホース76を介して電磁バルブ77と連通され、該電磁バルブ77は図示しないコンプレッサーと接続されている。該電磁バルブ77とシュート72は前記上部フレーム2a上に固定されている。該電磁バルブ77ノソレノイドはコントローラ20と接続され、また、通過センサー75もコントローラ20と接続され、搬送装置5の搬送駆動と同期させて、前記判別装置6により判別して、不良品が搬送されてエアノズル71の位置にきたときにエアを噴出させて不良品を吹き飛ばしてシュート72内に投入するようにしている。該シュート72には光電センサー等よりなる不良品の落下を検知する落下センサー78が配置されている。前記不良品収納ボックス8は枠体2の前面に着脱可能に取り付けられ、いっぱいになると容易に取り替え、または、収納物の排出ができるようにしている。
【0042】
前記搬送装置5の終端位置から下方に良品取出装置9と、その下方に良品収納ボックス10が配置されている。図17は良品取出装置の正面図、図18同じく平面図、図19は同じく側面図である。良品取出装置9はガイドカバー90と振り分け円筒体91と該振り分け円筒体91の回転駆動体となるモータ93からなり、これらは取付フレーム94によって枠体2の上部フレーム2aから下方へ延出して固定されている。
【0043】
前記ガイドカバー90は前記搬送装置5の搬送終端位置に配置した駆動プーリー52の略搬送後側(右側)を覆う如く配設されており、該ガイドカバー90の上部の搬送装置5側には搬送ベルト51の両側をガイドするようにガイドレール95が配置されて、ゲル被覆種子が確実にガイドカバー90内に送られるようにしている。該ガイドカバー90は筒状に構成して下方へ延設して、下端が良品取出装置9の投入口92と連通されている。なお、ゲル被覆種子が確実にガイドカバー90内に投入されるように、ガイドカバー90の上方にエア吹き出し装置を設けて、ガイドカバー90内下方へゲル被覆種子を吹き飛ばすように構成することもできる。
【0044】
前記投入口92はパイプ状に構成して、前記取付フレーム94より前方へ突設した支持ブラケット94aに固定され、該投入口92には回転自在に振り分け円筒体91の右側が嵌合されている。該振り分け円筒体91の他端(左側)は、前記取付フレーム94より前方へ突設した支持部94bに回転自在に支持され、投入口92側が高く、他端側が低くなるように上下傾斜して配設されている。そして、振り分け円筒体91の外周面には軸心と平行に長孔91aが開口されて円筒体の内外を貫通し、該長孔91aはゲル被覆種子19が十分通過できる大きさとしている。
【0045】
また、前記振り分け円筒体91の他側は閉じられており、端部外周にギヤ96が固設(または形成)され、該ギヤ96にはモータ93の出力軸に固設したギヤ97と噛合されて振り分け円筒体91を回転可能としている。該モータ93は支持部94bに固定されている。なお、ギヤ96は振り分け円筒体91の左側を回転自在に支持する軸上に設けることも可能である。そして、該振り分け円筒体91の下方に良品収納ボックス10が配置されるのである。
【0046】
このような構成において、搬送装置5によって搬送された良品のゲル被覆種子は、搬送ベルト51の終端位置より落下して、ガイドカバー90に案内されて投入口92内に入り、さらに転がりながら振り分け円筒体91内に入る。該振り分け円筒体91はモータ93の駆動によってギヤ96・97を介して回転駆動されており、この振り分け円筒体91内入ったゲル被覆種子は傾斜に従ってパイプ内を転がり落ちるが、長孔91aが丁度下方に位置したときに、この長孔91aより良品収納ボックス10に落ちる。従って、このゲル被覆種子が振り分け円筒体91の、長孔91aの長さ分転がり落ちる時間と、振り分け円筒体91が一回転する時間を略一致させることによって、連続的に搬送装置5より排出されるゲル被覆種子は長孔91aより長手方向で均等に良品収納ボックス10内に落下させることができるのである。
【0047】
よって、良品収納ボックス10内にかたまって排出収納されると、その重量によりゲル被覆種子が変形したり破損したりするので、良品収納ボックスの入れ換え作業を頻繁に行う必要があったが、このように振り分け円筒体91を用いることにより略均等にゲル被覆種子を収納して、良品収納ボックス91の入れ換え作業の間隔を長くして、ゲル被覆種子をつぶしたりすることも防止できるのである。
【0048】
【発明の効果】
以上のように構成したので、本発明は次のような効果を奏するものである。
請求項1に記載のごとく、軟質のゲル被覆種子(19)の繰出装置であって、断面視V字状に構成し上面を開放した形状の繰出ホッパー(40)の底部を、上下方向斜めの底斜辺に構成し、該底斜辺の一頂部(40b)を下端に位置させ、他頂部である搬送方向の排出口(40c)に向かって上がる底斜辺に長孔状の開口部(40a)を設け、該開口部(40a)に搬送ベルト(51)を収納配置し、該搬送ベルト(51)に一定間隔を開けて、該ゲル被覆種子(19)を搬送するための種子嵌入部(51b)を設け、該軟質のゲル被覆種子(19)を、該種子嵌入部(51b)に嵌入させて所定量ずつ斜め上方へ繰出し可能に構成し、前記底斜辺の中途部上方に、前記ゲル被覆種子(19)の高さ検出手段となる距離センサー(43)を設け、該距離センサー(43)を該繰出ホッパー(40)へゲル被覆種子(19)を供給する供給装置と連動連結し、該繰出ホッパー(40)内のゲル被覆種子(19)が種子溜まり部において設定高さとなるように供給すべく構成し、該種子溜まりを繰出ホッパー(40)の上下中途部より下方の一頂部(40b)側に形成させ、該種子溜まり部に必要最小限のゲル被覆種子(19)が溜まるようにし、該種子溜まり部において、該種子嵌入部(51b)にゲル被覆種子(19)を嵌入させ、斜め上方へ搬送するようにしたので、連続的にゲル被覆種子(19)を所定量ずつ繰出できるようになり、高速繰出が可能となる。
また、繰出時にゲル被覆種子(19)が繰出装置を構成する部品に擦れたり当たったりすることがなく、傷つかずに繰り出すことができ、軟質のゲル被覆種子(19)の繰出が可能となる。
【0049】
また、前記底斜辺の中途部上方に高さ検出手段を設け、該高さ検出手段を、ホッパーへゲル被覆種子(19)を供給する供給装置と連動連結し、ホッパー内のゲル被覆種子(19)が設定高さとなるように供給するようにしたので、ホッパー内には設定量のゲル被覆種子(19)しか投入されなくなり、つまり、必要最小限のゲル被覆種子(19)を常にホッパー内に溜めておくことができ、ゲル被覆種子(19)の重さで下部のゲル被覆種子(19)が圧迫されたり傷つくことがなく、また、ブリッジができるほど多く投入されることがなくなり、ブリッジの発生を未然に防ぎ確実に繰り出すことができる。
【0050】
また、上記ゲル被覆種子繰出装置において、前記搬送ベルト(51)に、下方からのエアの吹き出し孔(51a)を所定間隔で開口し、前記種子嵌入部(51b)に嵌入されたゲル被覆種子(19)とゲル被覆種子(19)の間に入って除去できないゲル被覆種子(19)を、下方よりエアを吹き出して除去するように構成したので、無端帯とゲル被覆種子(19)の間や無端帯とホッパーの側面との間にはまり込んだゲル被覆種子(19)や付着したゲル被覆種子(19)を除去することができ、特に微小のゲル被覆種子(19)に対して確実に設定数ずつ繰り出すことができるようになる。
【0051】
請求項2の如く、請求項1記載のゲル被覆種子繰出装置において、前記底斜辺の上部近傍の前記排出口(40c)の上方位置に、別のエア吹き出し口(45)を設け、該エア吹き出し口(45)は繰出ホッパー(40)内の搬送ベルト(51)の搬送方向と逆方向にエアを吹き出し、該搬送ベルト(51)の種子嵌入部(51b)に入ることができなかったゲル被覆種子(19)を種子溜まり部側へ吹き飛ばし、搬送ベルト(51)において所定粒ずつ搬送可能としたので、種子嵌入部(51b)に入ることができなかったゲル被覆種子(19)をエアの吹き出しにより除去することができ、確実に設定数のゲル被覆種子(19)を取り出すことができる。また、エアで除去するためにゲル被覆種子(19)が傷つくことがない。
【0052】
請求項3の如く、前記ゲル被覆種子繰出装置において、前記繰出ホッパー(40)の種子溜まり部である、前記一頂部(40b)の上方位置に、更に別のエア吹き出し口(41)を設け、該エア吹き出し口(41)は種子溜まり部へエアを吹き出すように配設し、落下してきたゲル被覆種子(19)を攪拌し、ブリッジの発生を防止可能としたので、ホッパー内のゲル被覆種子(19)を攪拌部材の攪拌作用でゲル被覆種子(19)を圧迫したり傷つけたりすることがなく、エアの吹き出す空気によりホッパー内のゲル被覆種子(19)を攪拌することができ、ブリッジを防止することができる。また、ホッパー内面にゲル被覆種子(19)が付着することを防止できる。
【0053】
また、前記エア吹き出し口(41)からエアと潤滑剤を吹き出し、該ゲル被覆種子(19)と混ぜて,該ゲル被覆種子(19)同士の付着を防止するようにしたので、潤滑剤によりゲル被覆種子(19)同士が付着したり、ゲル被覆種子(19)がホッパー側面に付着することがなくなり、ブリッジの発生も防止でき、確実に設定数ずつ繰り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の繰出装置を装備し検査装置の正面図である。
【図2】 同じく側面図である。
【図3】 供給装置の側面図である。
【図4】 同じく後面図である。
【図5】 繰出装置の正面図である。
【図6】 同じく側面図である。
【図7】 繰出ホッパーと搬送ベルトの別実施例を示す正面断面図である。
【図8】 機枠上に搬送装置を載置した正面図である。
【図9】 同じく平面図である。
【図10】 搬送装置の正面図である。
【図11】 同じく平面図である。
【図12】 同じく側面図である。
【図13】 判別装置の側面図である。
【図14】 カメラを二台配置した実施例の側面図である。
【図15】 不良品払い出し装置の正面図である。
【図16】 同じく側面図である。
【図17】 良品取出装置の正面図である。
【図18】 同じく平面図である。
【図19】 同じく側面図である。
【図20】 撮影画像を示す図である。
【符号の説明】
1 検査装置
3 供給装置
4 繰出装置
5 搬送装置
40 繰出ホッパー
41・45 エア吹き出し口
43 距離センサー
51 搬送ベルト
51b 種子嵌入部

Claims (3)

  1. 軟質のゲル被覆種子(19)の繰出装置であって、断面視V字状に構成し上面を開放した形状の繰出ホッパー(40)の底部を、上下方向斜めの底斜辺に構成し、該底斜辺の一頂部(40b)を下端に位置させ、他頂部である搬送方向の排出口(40c)に向かって上がる底斜辺に長孔状の開口部(40a)を設け、該開口部(40a)に搬送ベルト(51)を収納配置し、該搬送ベルト(51)に一定間隔を開けて、該ゲル被覆種子(19)を搬送するための種子嵌入部(51b)を設け、該軟質のゲル被覆種子(19)を、該種子嵌入部(51b)に嵌入させて所定量ずつ斜め上方へ繰出し可能に構成し、前記底斜辺の中途部上方に、前記ゲル被覆種子(19)の高さ検出手段となる距離センサー(43)を設け、該距離センサー(43)を該繰出ホッパー(40)へゲル被覆種子(19)を供給する供給装置と連動連結し、該繰出ホッパー(40)内のゲル被覆種子(19)が種子溜まり部において設定高さとなるように供給すべく構成し、該種子溜まりを繰出ホッパー(40)の上下中途部より下方の一頂部(40b)側に形成させ、該種子溜まり部に必要最小限のゲル被覆種子(19)が溜まるようにし、該種子溜まり部において、該種子嵌入部(51b)にゲル被覆種子(19)を嵌入させ、斜め上方へ搬送するように構成し、前記搬送ベルト(51)に、下方からのエアの吹き出し孔(51a)を所定間隔で開口し、前記種子嵌入部(51b)に嵌入されたゲル被覆種子(19)とゲル被覆種子(19)の間に入って除去できないゲル被覆種子(19)を、下方よりエアを吹き出して除去するように構成したことを特徴とするゲル被覆種子繰出装置。
  2. 請求項1記載のゲル被覆種子繰出装置において、前記底斜辺の上部近傍の前記排出口(40c)の上方位置に、別のエア吹き出し口(45)を設け、該エア吹き出し口(45)は繰出ホッパー(40)内の搬送ベルト(51)の搬送方向と逆方向にエアを吹き出し、該搬送ベルト(51)の種子嵌入部(51b)に入ることができなかったゲル被覆種子(19)を種子溜まり部側へ吹き飛ばし、搬送ベルト(51)において所定粒ずつ搬送可能としたことを特徴とするゲル被覆種子繰出装置。
  3. 請求項1記載のゲル被覆種子繰出装置において、前記繰出ホッパー(40)の種子溜まり部である、前記一頂部(40b)の上方位置に、更に別のエア吹き出し口(41)を設け、該エア吹き出し口(41)は種子溜まり部へエアを吹き出すように配設し、落下してきたゲル被覆種子(19)を攪拌し、前記エア吹き出し口(41)からエアと潤滑剤を吹き出し、該ゲル被覆種子(19)と混ぜて,該ゲル被覆種子(19)同士の付着を防止し、ブリッジの発生を防止することを特徴とするゲル被覆種子繰出装置。
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