JP4818026B2 - 掛止具 - Google Patents

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Description

本発明は、物体に貼着固定して物品を掛止するための掛止具に関する。
従来から、事務用品、家庭用品等として、J字状のフックを有する粘着フックが多用されており、使用者は、室内の壁、棚、机等、適宜の物体に粘着フックを貼着固定して、物品を掛止する(非特許文献1参照)。
粘着フックのような掛止具は、物品が掛止される掛止部(例えばフック)を表側に有し、壁、棚、机等に貼着すべき粘着部を裏側に有する。
粘着部は、一般に両面テープを用いてなる。
物体に貼着固定されている掛止具は、例えば使用者が、物体の被貼着面と略直交する方向へ掛止具を引っ張ることによって、両面テープが剥離し、取り外される。
"文具をさがす(キーワード)|商品をさがす|コクヨ"、[online]、[平成18年7月26日検索]、インターネット<URL:http://www.kokuyo.co.jp/find/catalog/1 detail.php?seihin sikibetu=1&c1=1211&c2=18&c3=14&sid=8510>
例えば両面テープを用いてなる粘着部は、変形し易く、また、破損し易い。一方、壁、棚のような物体と、粘着部を除く掛止具の本体とは夫々変形し難く、また、破損し難い。
このため、従来の掛止具を物体から取り外す場合、粘着部と物体との間のみで剥離が生じず、掛止具の本体と粘着部との間でも剥離が生じ易い。因って、粘着部が物体から完全に剥離せず、粘着部の一部が物体に貼着されている状態で破損し、粘着部の一部が物体に残留するという問題がある。
また、粘着部が破損することなく掛止具を取り外すことができた場合においても、粘着部には物体の被貼着面と略直交する方向へ引張力が加わり、粘着部の粘着力が低下するため、この粘着部を再び物体に貼着固定して掛止具を使用することができないという問題がある。
本発明は斯かる問題を解決するためになされたものであり、その主たる目的は、一面に粘着部を有する可撓粘着板を掛止具本体の挿嵌溝に挿嵌する構成とすることにより、掛止具本体を取り外した後、摘まみ部を摘まんで引っ張って可撓粘着板を撓ませつつ容易に取り外すことができる掛止具を提供することにある。
本発明の他の目的は、可撓粘着板に、複数の凸条部が並設されていることにより、可撓粘着板の可撓性と強度とを両立することができる掛止具を提供することにある。
発明に係る掛止具は、物品が掛止される掛止部を一側に有し、適宜の物体に貼着すべき粘着部を他側に有する掛止具において、前記粘着部を一面に有し、該粘着部の一縁から摘まみ部が延設されている可撓粘着板と、前記掛止部を一側に有し、前記可撓粘着板が挿脱可能に挿嵌されて係止される挿嵌溝を他側に有する掛止具本体とを備え、前記可撓粘着板は、他面に、略平行に並置され、その両端部が前記挿嵌溝の内部で係止される複数の凸条部を有し、前記凸条部の間に可撓部が配され、前記凸条部の並置方向に前記摘まみ部が配されていることを特徴とする。
発明にあっては、掛止具本体の挿嵌溝に、可撓粘着板が、粘着部を有する一面を外側に向けて挿嵌されて係止されることによって、掛止具が構成される。また、可撓粘着板は挿脱可能であるため、挿嵌溝から可撓粘着板を抜き取ることによって、掛止具が2種類の部材に分かれる。
掛止具本体には粘着部が設けられていないため、物体に直接的に貼着固定されるのは可撓粘着板のみであり、可撓粘着板と掛止具本体との係止によって、掛止具本体は物体に、間接的に貼着固定される。
更に、可撓粘着板は外力を加えられた場合に容易に撓み、加えられた外力が失われた場合に、弾性復元力によって、元の形状に復元する。
掛止具を、室内の壁、棚、机等、被貼着対象である物体に取り付ける場合、使用者は、掛止具本体の挿嵌溝に可撓粘着板が挿嵌され係止された状態で、可撓粘着板の粘着部の粘着性を利用して、掛止具を物体に貼着固定する。なお、使用者は、掛止具本体が取り外された状態で物体に貼着固定した可撓粘着板に、掛止具本体を係止させてもよい。
掛止具を物体から取り外す場合、まず、使用者は、物体に貼着固定されている可撓粘着板を残したまま、可撓粘着板から掛止具本体を取り外す。可撓粘着板は、挿脱可能に挿嵌溝に挿嵌及び係止されるため、可撓粘着板からの掛止具本体の取り外しは容易である。
次に、使用者は、可撓粘着板の摘まみ部を摘まみ、この摘まみ部に手動で外力を加えることによって可撓粘着板を摘まみ部側から剥離させつつ撓ませて全体を剥離させる。このため、粘着部の粘着性を維持して取り外すことが可能となり、しかも粘着部が物体に残留することが抑制される。
更に、本発明にあっては、可撓粘着板の他面、即ち粘着部が設けられていない側の面に、互いに略平行に並置された複数の凸条部が形成されている。
この凸条部は、可撓粘着板の強度を補強する補強部として機能し、可撓粘着板が凸条部の長手方向に変形することを抑制する。
また、隣り合う2本の凸条部の間に可撓部が配されるため、可撓粘着板は、凸条部の並置方向に容易に撓む。
このような凸条部は、凸条部の両端部が挿嵌溝の内部で係止される係止部としても機能するため、可撓粘着板の補強と挿嵌溝に対する係止とに兼用される。
さて、可撓粘着板の摘まみ部は、粘着部の凸条部並置方向の一縁から延設されているため、使用者が摘まみ部を摘まんで引っ張ることによって、可撓粘着板を撓ませ易い。
発明の掛止具による場合、掛止部を有する掛止具本体を取り外すことができ、粘着部を有する可撓粘着板は、摘まみ部を引っ張って摘まみ部側から剥離させつつ撓ませて全体を剥離させることができるため、粘着部の粘着性を維持して可撓粘着板を取り外すことができると共に、掛止具が貼着固定されている物体から掛止具を取り外す際に、粘着部を除く可撓粘着板の本体と粘着部との間での剥離は生じ難く、粘着部と物体との間での剥離は生じ易い。このため、粘着部の破損を抑制しつつ物体から可撓粘着板を容易に剥離させることができる。
この結果、破損した粘着部の一部が物体に残留すること、及び、残留した粘着部が物体を汚損することが抑制される。
また、粘着部の破損によって粘着力が低下することが抑制される。即ち、この粘着部を再利用して掛止具を再使用することができる。
更に、粘着部が物体から容易に剥離するため、物体に無理な外力が加わることが抑制される。
更にまた、本発明の掛止具による場合、複数の凸条部を適切に設けることによって、可撓粘着板の可撓性と強度とを両立させることができる。しかも、凸条部が可撓粘着板の補強と挿嵌溝に対する係止とに兼用されるため、可撓粘着板をコンパクトに形成することができる。
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明に係る掛止具1の構成を示す側面図であり、図2は、掛止具1の構成を示す裏側12bからの斜視図である。
また、図3は、掛止具本体3の構成を示す下方からの斜視図である。
更に、図4は、可撓粘着板2の構成を示す凸条部23,23,…形成側からの斜視図であり、図5は、可撓粘着板2の構成を示す側面図である。
図1及び図2に示すように、掛止具1は、図示しない物品が掛止される掛止部11を表側12aに有し、適宜の物体(具体的には略鉛直な壁Wの鉛直面)に貼着すべき粘着部13を裏側12bに有する。
更に詳細には、掛止具1は、粘着部13を一面20aに有し、粘着部13の一縁から摘まみ部21が延設されている可撓粘着板2と、掛止部11を表側12aに有し、可撓粘着板2が挿脱可能に挿嵌されて係止される挿嵌溝31を裏側12bに有する掛止具本体3との2種類の部材で構成されている。
粘着部13は両面テープを用いてなり、粘着部13を除く可撓粘着板2の本体及び掛止具本体3は、合成樹脂を用いて夫々成型してなる。
掛止部11を除く掛止具本体3は全体として円形平板状であるが、円形平板状に限定されず、例えば矩形平板状でもよい。
図2、図4及び図5に示すように、可撓粘着板2は、可撓性を有する矩形状の薄板部20と、薄板部20の長手方向一側端部に配されており、使用者が摘まむための半楕円形状の薄板部である摘まみ部21とが一体に形成されている。薄板部20及び摘まみ部21の厚みは、外力を加えられた場合に薄板部20及び摘まみ部21が容易に撓み、しかも破損することなく、更に、加えられた外力が失われた場合に、弾性復元力によって元の形状に復元する厚みである。
薄板部20の一面20aと摘まみ部21の一面とは同一平面上にある。また、この薄板部20の一面20aに、粘着部13となるべき両面テープの一面が貼着されて粘着部13となる。一方、摘まみ部21には両面テープが粘着されず、このため、摘まみ部21の一面は、外部に貼着されない非粘着部となる。
つまり、可撓粘着板2は、粘着部13を一面20aに有し、粘着部13の一縁から摘まみ部21が延設されている。
また、粘着部13の粘着力は、両面テープの他面の粘着力を利用している。
図4及び図5に示すように、可撓粘着板2の薄板部20の他面20bには、互いに略平行に、薄板部20の長手方向に並置された複数の凸条部23,23,…が形成されており、摘まみ部21は、凸条部23,23,…の並置方向一側端部に配されている(凸条部23,23,…の並置方向の粘着部13の一縁から延設されている)。
複数の凸条部23,23,…の間には、可撓部22,22,…が配される。更に詳細には、隣り合う凸条部23,23の間には凹条部が形成され、各凹条部の底部に相当する部分の薄板部20が可撓部22,22,…となる。
各凸条部23は、側面視が台形状であり、台形の長辺側が薄板部20の他面20bに向けられているような形状である。
更に詳細には、各凸条部23は、薄板部20の短手方向中央部に配された台形条部23aと、この台形条部23aに一体に設けられ、長手方向両端部が台形条部23aの端面よりも突出してる台形条部23bとで構成されている。
ただし、台形条部23bの長手方向の長さは、薄板部20の短手方向の長さ以下の長さである。
台形条部23bの突出によって、可撓粘着板2の短手方向両端部には、他面20b、台形条部23aの端面、及び台形条部23bの長辺側の面とに囲まれてなる係止溝24,24が形成される。係止溝24,24は、後述するように、可撓粘着板2の挿嵌溝31に対する挿脱可能な挿嵌のために利用され、凸条部23,23,…の台形条部23b,23b,…の両端部が、挿嵌溝31の内部で係止される。
以上のような可撓粘着板2は、可撓粘着板2を撓ませようとする外力が可撓粘着板2の長手方向(凸条部23,23,…並置方向)に加えられた場合、前述の凹条部が狭まり、可撓部22,22,…が撓む。このことによって、可撓粘着板2は容易に撓んで湾曲し、しかも、加えられた外力が失われた場合に、弾性復元力によって、容易に元の形状に復元する。
一方、可撓粘着板2を撓ませようとする外力が可撓粘着板2の短手方向(凸条部23,23,…長手方向)に加えられた場合、可撓粘着板2は容易には撓まない。
仮に、可撓粘着板2に凸条部23,23,…が存在せず、薄板部20及び摘まみ部21のみで可撓粘着板2が構成されている場合、可撓粘着板2は長手方向及び短手方向の夫々に対して更に容易に撓むが、可撓粘着板2自体の強度が弱く、また、係止溝24,24を設けることができない。
更に仮に、可撓粘着板2に凸条部23,23,…を設けず、可撓粘着板2の厚みを薄板部20よりも厚くした場合、例えば可撓粘着板2の側端面を切り欠いて係止溝24,24に相当する溝を形成することが可能となる。しかしながら、可撓粘着板2が容易には撓まなくなる。
さて、図2及び図3に示すように、掛止具本体3は、掛止部11を表側12aに有し、裏側12bに、可撓粘着板2が挿脱可能に挿嵌されて係止される挿嵌溝31を有する。
挿嵌溝31は、可撓粘着板2の薄板部20に対応する深溝311と、摘まみ部21に対応する浅溝312とが一体に形成されてなる。ここで、浅溝312は掛止具1の裏側12bの上部に配され、深溝311は掛止具1の中央部から下部にわたって配される。ここで、掛止具1の上下方向は、掛止部11の上下方向に等しい。
浅溝312の深さ(掛止具1の前後方向の長さ)は、摘まみ部21の厚みと略等しい。
深溝311の長手方向の長さは、可撓粘着板2の薄板部20の長手方向の長さよりも長い。また、深溝311は、長手方向下端が開口であり、短手方向両側面に、断面矩形状の係止条部32,32が、深溝311の長手方向に沿って突設されている。
係止条部32の幅(掛止具1の前後方向の長さ)は、係止溝24の幅(薄板部20の厚み方向の長さ)と略同じか、僅かに短い。また、係止条部32の突出高さは、係止溝24の深さ(薄板部20の短手方向の長さ)と略同じか、僅かに短い。更に、深溝311の係止条部32までの深さは、薄板部20の厚みと略等しく、係止条部32と深溝311底面との離隔距離は、台形条部23bの高さ(薄板部20の厚み方向の長さ)と略同じか、僅かに長い。
このため、係止条部32は係止溝24,24へ挿脱可能に挿嵌され、凸条部23,23,…の台形条部23b,23b,…の両端部が、係止条部32と深溝311底面との間に係止される。
このことによって、可撓粘着板2が挿嵌溝31挿脱可能に挿嵌されて係止され、凸条部23,23,…の両端部が挿嵌溝31の内部で係止される。
掛止具本体3の挿嵌溝31に可撓粘着板2が挿嵌及び係止された場合、掛止具本体3の裏側12bの平面と可撓粘着板2の摘まみ部21の一面及び薄板部20の一面20aとが略同一平面上に配され、この平面から突出するように、粘着部13が配される。
さて、図1〜図3に示すように、掛止部11はJ字状のフックであり、フックの基端部側が掛止具本体3の表側12aの平面に連結されている。
本実施の形態における掛止部11の掛止具本体3に対する連結は、完全な固定であるが、これに限らず、例えば掛止部11が基端部を中心に回動可能に連結されていてもよく、掛止部11の基端部が掛止具本体3に対して摺動可能に連結されていてもよい。また、掛止部11はJ字状に限らず、例えば環状でもよい。更に、掛止部11の基端部が掛止具本体3の表側12aの周端面に連結されていてもよい。
次に、掛止具1の壁Wへの取り付け手順について説明する。
使用者は、可撓粘着板2を摘まみ部21側から挿嵌溝31の深溝311の下端開口へ挿入し、係止条部32,32を係止溝24,24へ長手方向に挿嵌させる。このとき、係止条部32,32が係止溝24,24に対して摺動する。そして、凸条部23,23,…の両端部が、係止条部32と深溝311底面との間に係止される。
ここで、可撓粘着板2と掛止具本体3とは互いの摩擦力によって係止されるため、この摩擦力よりも大きい外力を加えることによって、可撓粘着板2は挿嵌溝31から容易に離脱する。
更に、使用者は、粘着部13を壁Wに貼着固定することによって、掛止具1を壁Wに取り付ける(図1参照)。
このように掛止具1を壁Wに取り付けた場合、掛止具本体3は可撓粘着板2に上側から覆い被さることになるため、壁Wに貼着固定されている可撓粘着板2が掛止具本体3を支持(掛止具本体3の荷重を支持)して、掛止具本体3が可撓粘着板2から脱離して落下することが抑制される。
仮に、使用者が、掛止部11が上下逆転した状態(浅溝312が下側、深溝312が上側に配された状態)で掛止具1を壁Wに取り付けた場合、掛止具本体3は可撓粘着板2に係止することができず、例えば掛止部11に物品が係止されることによって脱離する。
図6及び図7は、掛止具1を壁Wから取り外す手順を示す説明する側面図である。
まず、使用者は、図6に示すように、貼着固定されている可撓粘着板2を壁Wに残したまま、掛止具本体3を上方向(図6中白抜矢符方向)へ引き抜くことによって、可撓粘着板2から掛止具本体3を取り外す。可撓粘着板2は、挿脱可能に挿嵌溝31に挿嵌及び係止されるため、掛止具本体3は可撓粘着板2から容易に取り外される。
次に、使用者は、摘まみ部21を指で摘まんで、壁Wから離隔する方向(図7中白抜矢符方向)へ可撓粘着板2に手動で外力を加えて引っ張り、可撓粘着板2を撓ませつつ壁Wから可撓粘着板2を剥離させる。この場合、粘着部13に対して加わる無理な外力(特に、壁Wの被貼着面と略直交する方向の引張力)が抑制されるため、使用者は、粘着部13の粘着性を維持して可撓粘着板2を取り外すことが可能となる。
ここで、可撓粘着板2の摘まみ部21は、可撓粘着板2の凸条部23,23,…並置方向の上端部に配されているため、可撓粘着板2を撓ませ易い。
更に、この場合、図7に示すように、粘着部13を含む可撓粘着板2は、加えられた外力に応じて同時的に撓み、粘着部13と、粘着部13以外の可撓粘着板2本体との間での剥離が生じることなく、粘着部13と壁Wとの間で容易に剥離が生じる。このため、粘着部13の破損が抑制される。この結果、破損した粘着部13の一部が壁Wに残留すること、及び、残留した粘着部13が壁Wを汚損することが抑制される。
以上のような掛止具1は、掛止具本体3が可撓粘着板2から容易に取り外され、更に、可撓粘着板2が壁Wから容易に取り外される。また、粘着部13の破損によって粘着力が低下することが抑制されるため、この粘着部13を再利用して掛止具1を再使用することが可能となる。しかも、粘着部13を壁Wから剥がす際に、壁Wに無理な外力が加わることが抑制されるため、粘着部13を剥がすことによって壁Wの表面が荒れることが抑制される。
また、可撓粘着板2を手に持つ使用者は、摘まみ部21を摘まめばよいため、使用者の指が粘着部13に接触することが抑制され、指の接触による粘着部13の粘着性の低下が抑制される。
なお、掛止具1は、壁Wの鉛直面に限らず、机の側面、吊棚の下面等に貼着固定される構成でもよい。
また、挿嵌溝31の長手方向が、掛止具1の上下方向ではなく左右方向に沿って設けられる構成でもよい。
更に、挿嵌溝31に対する可撓粘着板2の挿脱可能な挿嵌及び係止のための構成は、挿嵌溝31の係止条部32,32を可撓粘着板2の係止溝24,24へ挿入する構成に限るものではない。
更にまた、粘着部13は一面20aに貼着された両面テープに限定されず、例えば粘着性を有する層を一面20aに形成することによって設けてもよい。
本発明に係る掛止具の構成を示す側面図である。 本発明に係る掛止具の構成を示す裏側からの斜視図である。 本発明に係る掛止具が備える掛止具本体の構成を示す下方からの斜視図である。 本発明に係る掛止具が備える可撓粘着板の構成を示す凸条部形成側からの斜視図である。 本発明に係る掛止具が備える可撓粘着板の構成を示す側面図である。 本発明に係る掛止具を壁から取り外す手順を示す説明する側面図である。 本発明に係る掛止具を壁から取り外す手順を示す説明する側面図である。
符号の説明
1 掛止具
11 掛止部
12a 表側(一側)
12b 裏側(他側)
13 粘着部
2 可撓粘着板
20a 一面
20b 他面
21 摘まみ部
22 可撓部
23 凸条部
3 掛止具本体
31 挿嵌溝
W 壁(物体)

Claims (1)

  1. 物品が掛止される掛止部を一側に有し、適宜の物体に貼着すべき粘着部を他側に有する掛止具において、
    前記粘着部を一面に有し、該粘着部の一縁から摘まみ部が延設されている可撓粘着板と、
    前記掛止部を一側に有し、前記可撓粘着板が挿脱可能に挿嵌されて係止される挿嵌溝を他側に有する掛止具本体と
    を備え
    前記可撓粘着板は、
    他面に、略平行に並置され、その両端部が前記挿嵌溝の内部で係止される複数の凸条部を有し、
    前記凸条部の間に可撓部が配され、
    前記凸条部の並置方向に前記摘まみ部が配されていることを特徴とする掛止具。
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