JP4816393B2 - 洗車機 - Google Patents

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Description

本発明は洗車機に関する。
従来、洗車機として、車両を跨いでその車両の前後方向に相対移動する門型フレームを備え、この門型フレームに設けた洗浄装置と乾燥装置により車両の洗浄と乾燥を行なうようにしたものがある。
特許文献1に記載の洗車機は、洗浄装置の前側に乾燥装置を配置している。また、特許文献2に記載の洗車機は、洗浄装置の後側に乾燥装置を配置している。
特開平6-72294 特開2004-136893
特許文献1、2に記載の洗車機では、洗浄装置の前側又は後側の一方側に設けた乾燥装置だけで乾燥を行なうものであり、洗車時間を短くしながら、乾燥効果を上げることに困難がある。
特許文献1に記載の洗車機は、前側乾燥装置により門型フレームの最終復路で乾燥を行なうものであり、これは、往路で乾燥を行なうと、前側乾燥装置の後方に配置されている洗浄装置からの落下水滴により、乾燥効果が損なわれるからである。
特許文献2に記載の洗車機は、後側乾燥装置により門型フレームの最終往路で乾燥を行なうものであり、これは、復路で乾燥を行なうと、後側乾燥装置の前方に配置されている洗浄装置からの落下水滴により、乾燥効果が損なわれるからである。
本発明の課題は、洗車機において、洗車時間を短くしながら、乾燥効果を上げることにある。
本発明の他の課題は、洗車機において、門型フレームの最終往路でも、最終復路でも乾燥を行なえるようにすることにある。
請求項1の発明は、車両を跨いでその車両の前後方向に相対移動する門型フレームを備え、この門型フレームに設けた洗浄装置と乾燥装置により車両の洗浄と乾燥を行なうようにした洗車機において、洗浄装置が車両上面洗浄装置と車両側面下部洗浄装置と車両側面洗浄装置からなり、それらの洗浄装置を挟む前後に乾燥装置を配置し、最終乾燥工程では、門型フレームの車両に対する相対移動方向で後続する乾燥装置が該車両の端部に達するまで乾燥動作を継続するように制御されるようにしたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記門型フレームの最終往路又は最終復路で、乾燥を行なうに際し、前後の乾燥装置のそれぞれにより乾燥を行なうようにしたものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において更に、前記門型フレームの最終往路で乾燥を行なう洗車モードと、最終復路で乾燥を行なう洗車モードを選択できるようにしたものである。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの発明において更に、前記洗浄装置による洗浄時に、前後の乾燥装置を送風動作させるようにしたものである。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかの発明において更に、前記乾燥装置が車両の側面の乾燥を行なう送風ノズルを有し、前側乾燥装置の送風ノズルの送風高さ範囲と、後側乾燥装置の送風ノズルの送風高さ範囲を異ならせてなるようにしたものである。
(請求項1)
(a)洗浄装置の前後に配置した前側乾燥装置と後側乾燥装置の両者により乾燥を行なうことができ、洗車時間を短くしながら、乾燥効果を上げることができる。前側乾燥装置と後側乾燥装置は洗浄装置を挟んで互いに離隔しているから、前側乾燥装置の乾燥風と後側乾燥装置の乾燥風が互いに干渉することがなく、乾燥効果を上げることができる。
(請求項2)
(b)門型フレームの最終往路又は最終復路で乾燥を行なうに際し、前側乾燥装置と後側乾燥装置のそれぞれにより乾燥を行なう。最終往路で乾燥を行なうに際しては、前側乾燥装置で先行して乾燥した後、洗浄装置からの落下水滴を後続する後側乾燥装置によって仕上乾燥できる。最終復路で乾燥を行なうに際しては、後側乾燥装置で先行して乾燥した後、洗浄装置からの落下水滴を後続する前側乾燥装置によって仕上乾燥できる。
(請求項3)
(c)門型フレームの最終往路で乾燥を行なう洗車モードと、最終復路で乾燥を行なう洗車モードを選択できる。
(請求項4)
(d)洗浄装置による洗浄時に、前側乾燥装置と後側乾燥装置を送風動作させることにより、前側乾燥装置からの送風に基づくエアカーテンと、後側乾燥装置からの送風に基づくエアカーテンとが洗浄装置を両側から挟み、洗浄液の飛沫が外方に飛散するのを防止できる。
(請求項5)
(e)前側乾燥装置の送風ノズルの送風高さ範囲と、後側乾燥装置の送風ノズルの送風高さ範囲を異ならせることにより、前側乾燥装置の送風ノズルにより例えば車両の側面上部寄りに送風し、後側乾燥装置の送風ノズルにより例えば車両の側面下部寄りに送風し、結果として車両の側面の上部〜下部の広い範囲で乾燥効果を向上できる。
図1は洗車機を示す模式右側内側面図、図2は洗車機を示す模式正面図、図3は1.5往復洗車モードを示す模式図、図4は1.5往復洗車モードの乾燥工程の開始状態を示す模式側面図、図5は1.5往復洗車モードの前側乾燥装置による乾燥開始状態を示す模式側面図、図6は1.5往復洗車モードの後側乾燥装置による乾燥開始状態を示す模式側面図、図7は1.5往復洗車モードの前後の乾燥装置による乾燥状態を示す模式側面図、図8は1.5往復洗車モードの前側乾燥装置による乾燥終了状態を示す模式側面図、図9は1.5往復洗車モードの後側乾燥装置による乾燥終了状態を示す模式側面図、図10は1往復洗車モードを示す模式図、図11は1往復洗車モードの乾燥工程の開始状態を示す模式側面図、図12は1往復洗車モードの後側乾燥装置による乾燥開始状態を示す模式側面図、図13は1往復洗車モードの前側乾燥装置による乾燥開始状態を示す模式側面図、図14は1往復洗車モードの前後の乾燥装置による乾燥状態を示す模式側面図、図15は1往復洗車モードの後側乾燥装置による乾燥終了状態を示す模式側面図、図16は1往復洗車モードの前側乾燥装置による乾燥終了状態を示す模式側面図である。
図1、図2に示すドライブスルー式の洗車機10は、車両1を跨いでその車両1の前後方向に相対移動する門型フレーム11を備え、この門型フレーム11に設けた洗浄装置20と乾燥装置30、40により車両1の洗浄と乾燥を行なう。
本実施例において、門型フレーム11は、左右のレール12に車輪13を介して載り、走行モータ14により車輪13を正逆回転させることにて、車両1の前後方向に移動する。
洗浄装置20は、車両上面洗浄装置21、車両側面下部洗浄装置22、車両側面洗浄装置23を有する。各洗浄装置21〜23は、不図示のモータにて回転される回転ブラシからなり、洗浄液ノズルから吐出される水、洗剤等の供給下で車両1の上面、側面下部、側面に接触して車両1をブラッシング洗浄する。
乾燥装置30は、洗浄装置20の前方に配置され、前側乾燥装置を構成する。前側乾燥装置30は、門型フレーム11の前部における左右内側面に固定配置される左右の前側側面乾燥ノズル31A、31B(送風ノズル)と、門型フレーム11の前部における洗浄面側に定めた開始位置から昇降する前側上面乾燥ノズル32を有する。このとき、門型フレーム11の左右の内側面には昇降ガイドレール33を上下に延在し、前側上面乾燥ノズル32の左右に延びる支持バー32Aに固定された昇降キャリッジ32Bを昇降ガイドレール33にスライド可能に嵌合し、昇降キャリッジ32Bに連結した無端周回状の昇降チェーン34を昇降モータ35により正逆回転し、結果として前側上面乾燥ノズル32を左右の昇降ガイドレール33に沿って昇降する。尚、左右の昇降チェーン34は左右連動軸36により同期回転する。
前側乾燥装置30は、左右の前側送風機37A、37Bを門型フレーム11の左右上部に設置される。右前側送風機37Aは分岐管38A及びダクトを介して、右前側側面乾燥ノズル31Aと前側上面乾燥ノズル32に接続される。左前側送風機37Bは分岐管38B及びダクトを介して、左前側側面乾燥ノズル31Bと前側上面乾燥ノズル32に接続される。
乾燥装置40は、洗浄装置20の後方に配置され、後側乾燥装置を構成する。後側乾燥装置40は、門型フレーム11の後部における左右内側面に固定配置される左右の後側側面乾燥ノズル41A、41B(送風ノズル)と、門型フレーム11の後部における洗浄面側に定めた開始位置から昇降する後側上面乾燥ノズル42を有する。このとき、門型フレーム11の左右の内側面には昇降ガイドレール43を上下に延在し、後側上面乾燥ノズル42の左右に延びる支持バー42A(不図示)に固定された昇降キャリッジ42Bを昇降ガイドレール43にスライド可能に嵌合し、昇降キャリッジ42Bに連結した無端周回状の昇降チェーン44を昇降モータ45により正逆回転し、結果として後側上面乾燥ノズル42を左右の昇降ガイドレール43に沿って昇降する。尚、左右の昇降チェーン44は左右連動軸46により同期回転する。
後側乾燥装置40は、左右の後側送風機47A、47B(不図示)を門型フレーム11の左右上部に設置される。右後側送風機47Aは分岐管48A及びダクトを介して、右後側側面乾燥ノズル41Aと後側上面乾燥ノズル42に接続される。左後側送風機47B(不図示)は分岐管48B及びダクトを介して、左後側側面乾燥ノズル41Bと後側上面乾燥ノズル42に接続される。
洗車機10は、制御装置50(不図示)、走行位置検出器51、車形検出器52を有する。
走行位置検出器51は、門型フレーム11のレール12上における現在位置を検出する。走行位置検出器51は、例えば走行モータ14の出力軸に設けたロータリエンコーダにて構成できる。
車形検出器52は車両1の車形を検出する。具体的には、車形検出器52は、洗車機10の前端寄りで、門型フレーム11の左右の両側に投光センサ52Aと受光センサ52B(不図示)のそれぞれを配置して構成される。投光センサ52Aと受光センサ52Bは、それらの上下方向に沿う検出ライン上の全域に多数の検出光軸(N1,N2・・・Nn)を配置し、フレーム11の走行の過程で投光センサ52Aの各検出光軸からの投光が車両1に遮られるか否かを受光センサ52Bで検出することにより、検出ライン上での車両1の有無を検出する。
制御装置50は、マイクロコンピュータを備え、洗車受付装置で受付けた洗車メニューに応じて、洗車機10の門型フレーム11に設置してある走行モータ14、洗浄液ノズル、洗浄装置20(車両上面洗浄装置21、車両側面下部洗浄装置22、車両側面洗浄装置23)、前側乾燥装置30(左右の前側側面乾燥ノズル31A、31B、前側上面乾燥ノズル32)、後側乾燥装置40(左右の後側側面乾燥ノズル41A、41B、後側上面乾燥ノズル42)等の出力機器をそれぞれ所定のタイミングで駆動して洗車を開始するとともに、走行位置検出器51や車形検出器52の検出結果を参照して上述の出力機器の作動を車形に応じて制御し、車両1の車体及び装着品の洗車を行なう。
しかるに、洗車機10は、洗浄装置20(車両上面洗浄装置21、車両側面下部洗浄装置22、車両側面洗浄装置23)の前後に乾燥装置30、40を配置しており、門型フレーム11がレール12上を走行し、車両1を洗浄装置20により洗浄液を用いて洗浄し、車両1に残留する洗浄液を乾燥装置30、40により乾燥するに際し、以下の特徴を具備する。
(1)門型フレーム11の最終往路又は最終復路で乾燥を行なうに際し、前後の乾燥装置30、40のそれぞれにより乾燥を行なう。
(2)門型フレーム11の最終往路で乾燥を行なう洗車モードと、最終復路で乾燥を行なう洗車モードを選択できる。
(3)洗浄装置20による洗浄時に、前後の乾燥装置30、40を送風動作させる。
(4)乾燥装置30、40が車両の側面の乾燥を行なう前側側面乾燥ノズル31A、31Bと後側側面乾燥ノズル41A、41Bを有し、前側乾燥装置30の前側側面乾燥ノズル31A、31Bの送風高さ範囲H1と、後側乾燥装置40の後側側面乾燥ノズル41A、41Bの送風高さ範囲H2を異ならせる。
以下、洗車機10の使用例として、(A)1.5往復洗車モード(最終往路で乾燥を行なう洗車モード)と、(B)1往復洗車モード(最終復路で乾燥を行なう洗車モード)について説明する。
(A)1.5往復洗車モード(図3〜図9)
(1)洗車準備(図3(A))
車両1の運転者が洗車受付装置で洗車メニューを選択し、受付が完了すると、原位置に待機している門型フレーム11への車両1の入場が許される。運転者が車両1を門型フレーム11に対する洗車停止位置に位置付けた後、洗車開始される。
(2)第1往路洗車工程(図3(B))
門型フレーム11がレール12上を原位置から前進端まで往行するとともに、洗浄装置20が洗浄液ノズルからの水、洗浄液の供給下で車両1をブラッシング洗浄する。
このとき、前側乾燥装置30(前側側面乾燥ノズル31A、31B、前側上面乾燥ノズル32)と後側乾燥装置40(後側側面乾燥ノズル41A、41B、後側上面乾燥ノズル42)をともに送風動作させ、洗浄液の飛沫が門型フレーム11の外方に飛散するのを防止しても良い。
(3)第1復路洗浄工程(図3(C))
門型フレーム11がレール12上を前進端から原位置まで復行するとともに、洗浄装置20が洗浄液ノズルからの水、洗浄液の供給下で車両1をブラッシング洗浄する。
このとき、前側乾燥装置30(前側側面乾燥ノズル31A、31B、前側上面乾燥ノズル32)と後側乾燥装置40(後側側面乾燥ノズル41A、41B、後側上面乾燥ノズル42)をともに送風動作させ、洗浄液の飛沫が門型フレーム11の外方に飛散するのを防止しても良い。
(4)最終往路(第1.5往路)乾燥工程(図3(D)、(E)、図4〜図9)
(4-1)前側乾燥装置30の前側上面乾燥ノズル32と後側乾燥装置40の後側上面乾燥ノズル42が下降開始する(図4)。
(4-2)前側乾燥装置30の前側上面乾燥ノズル32が車両1の予め車形検出器52で検出済の前端車高に達すると、前側送風機37A、37Bが送風開始する。同時に、門型フレーム11がレール12上を往行開始し(図5)、前側乾燥装置30の前側上面乾燥ノズル32が車両1の車高に倣って昇降する。前側乾燥装置30の前側側面乾燥ノズル31A、31Bと前側上面乾燥ノズル32により車両1の側面と上面の乾燥を行なう。
(4-3)後側乾燥装置40の後側上面乾燥ノズル42が車両1の予め車形検出器52で検出済の前端車高に達すると、後側送風機47A、47Bが送風開始する(図6)。後側乾燥装置40の後側側面乾燥ノズル41A、41Bと後側上面乾燥ノズル42により車両1の側面と上面の乾燥を行なう。
(4-4)前側乾燥装置30の前側側面乾燥ノズル31A、31Bと前側上面乾燥ノズル32により車両1の側面と上面の乾燥を行なうとともに、後側乾燥装置40の後側側面乾燥ノズル41A、41Bと後側上面乾燥ノズル42により車両1の側面と上面の乾燥を行なう(図7)。前側乾燥装置30の前側側面乾燥ノズル31A、31Bは車両1の側面上部寄りの範囲H1を主たる乾燥範囲とし、後側乾燥装置40の後側側面乾燥ノズル41A、41Bは車両1の側面下部寄りの範囲H2を主たる乾燥範囲とする。
(4-5)前側乾燥装置30(前側側面乾燥ノズル31A、31B、前側上面乾燥ノズル32)が車両1の後端に達すると、前側送風機37A、37Bを送風停止し、乾燥終了する(図8)。このとき、前側乾燥装置30の前側上面乾燥ノズル32の下降速度は門型フレーム11の走行速度より遅く、車両1の切り立った後面に追従できないが、これを無視して門形フレーム11を走行させ、前側乾燥装置30の前側上面乾燥ノズル32が車両1の後端に達したら、前側上面乾燥ノズル32は上昇端に復帰させる。
(4-6)後側乾燥装置40(後側側面乾燥ノズル41A、41B、後側上面乾燥ノズル42)が車両1の後端に達すると、門型フレーム11の走行を停止させ、後側上面乾燥ノズル42の車両1の後面に倣って所定の下降端に達するまで下降させる(図9)。その後、後側送風機47A、47Bを送風停止し、乾燥終了する。後側乾燥装置40の後側上面乾燥ノズル42が車両1の後端に達したら、後側上面乾燥ノズル42は上昇端に復帰させる。これにより、洗車終了になる。
(B)1往復洗車モード(図10〜図16)
(1)洗車準備(図10(A))
車両1の運転者が洗車受付装置で洗車メニューを選択し、受付が完了すると、原位置に待機している門型フレーム11への車両1の入場が許される。運転者が車両1を門型フレーム11に対する洗車停止位置に位置付けた後、洗車開始される。
(2)第1往路洗車工程(図10(B))
門型フレーム11がレール12上を原位置から前進端まで往行するとともに、洗浄装置20が洗浄液ノズルからの水、洗浄液の供給下で車両1をブラッシング洗浄する。
このとき、前側乾燥装置30(前側側面乾燥ノズル31A、31B、前側上面乾燥ノズル32)と後側乾燥装置40(後側側面乾燥ノズル41A、41B、後側上面乾燥ノズル42)をともに送風動作させ、洗浄液の飛沫が門型フレーム11の外方に飛散するのを防止しても良い。
(3)最終復路(第1復路)乾燥工程(図10(C)、(D)、図11〜図16)
(3-1)前側乾燥装置30の前側上面乾燥ノズル32と後側乾燥装置40の後側上面乾燥ノズル42が下降開始する(図11)。
(3-2)後側乾燥装置40の後側上面乾燥ノズル42が車両1の予め車形検出器52で検出済の後端車高に達すると、後側送風機47A、47Bが送風開始する。同時に、門型フレーム11がレール12上を復行開始し(図12)、後側乾燥装置40の後側上面乾燥ノズル42が車両1の車高に倣って昇降する。後側乾燥装置40の後側側面乾燥ノズル41A、41Bと後側上面乾燥ノズル42により車両1の側面と上面の乾燥を行なう。
(3-3)前側乾燥装置30の前側上面乾燥ノズル32が車両1の予め車形検出器52で検出済の後端車高に達すると、前側送風機37A、37Bが送風開始する(図13)。前側乾燥装置30の前側側面乾燥ノズル31A、31Bと前側上面乾燥ノズル32により車両1の側面と上面の乾燥を行なう。
(3-4)前側乾燥装置30の前側側面乾燥ノズル31A、31Bと前側上面乾燥ノズル32により車両1の側面と上面の乾燥を行なうとともに、後側乾燥装置40の後側側面乾燥ノズル41A、41Bと後側上面乾燥ノズル42により車両1の側面と上面の乾燥を行なう(図14)。前側乾燥装置30の前側側面乾燥ノズル31A、31Bは車両1の側面上部寄りの範囲H1を主たる乾燥範囲とし、後側乾燥装置40の後側側面乾燥ノズル41A、41Bは車両1の側面下部寄りの範囲H2を主たる乾燥範囲とする。
(3-5)後側乾燥装置40(後側側面乾燥ノズル41A、41B、後側上面乾燥ノズル42)が車両1の前端に達すると、後側送風機47A、47Bを送風停止し、乾燥終了する。後側乾燥装置40の後側上面乾燥ノズル42が車両1の前端に達したら、後側上面乾燥ノズル42は上昇端に復帰させる。
(3-6)前側乾燥装置30(前側側面乾燥ノズル31A、31B、前側上面乾燥ノズル32)が車両1の前端に達すると、前側送風機37A、37Bを送風停止し、乾燥終了する(図15)。前側乾燥装置30の前側上面乾燥ノズル32が車両1の前端に達したら、前側上面乾燥ノズル32は上昇端に復帰させる。これにより、洗車終了になる(図16)。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)洗浄装置20の前後に配置した前側乾燥装置30と後側乾燥装置40の両者により乾燥を行なうことができ、洗車時間を短くしながら、乾燥効果を上げることができる。前側乾燥装置30と後側乾燥装置40は洗浄装置20を挟んで互いに離隔しているから、前側乾燥装置30の乾燥風と後側乾燥装置40の乾燥風が互いに干渉することがなく、乾燥効果を上げることができる。
(b)門型フレーム11の最終往路又は最終復路で乾燥を行なうに際し、前側乾燥装置30と後側乾燥装置40のそれぞれにより乾燥を行なう。最終往路で乾燥を行なうに際しては、前側乾燥装置30で先行して乾燥した後、洗浄装置20からの落下水滴を後続する後側乾燥装置40によって仕上乾燥できる。最終復路で乾燥を行なうに際しては、後側乾燥装置40で先行して乾燥した後、洗浄装置20からの落下水滴を後続する前側乾燥装置30によって仕上乾燥できる。
(c)門型フレーム11の最終往路で乾燥を行なう洗車モードと、最終復路で乾燥を行なう洗車モードを選択できる。
(d)洗浄装置20による洗浄時に、前側乾燥装置30と後側乾燥装置40を送風動作させることにより、前側乾燥装置30からの送風に基づくエアカーテンと、後側乾燥装置40からの送風に基づくエアカーテンとが洗浄装置20を両側から挟み、洗浄液の飛沫が外方に飛散するのを防止できる。
(e)前側乾燥装置30の送風ノズル31A、31Bの送風高さ範囲H1と、後側乾燥装置40の送風ノズル41A、41Bの送風高さ範囲H2を異ならせることにより、前側乾燥装置30の送風ノズル31A、31Bにより例えば車両1の側面上部寄りに送風し、後側乾燥装置40の送風ノズル41A、41Bにより例えば車両1の側面下部寄りに送風し、結果として車両1の側面の上部〜下部の広い範囲で乾燥効果を向上できる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
図1は洗車機を示す模式右側内側面図である。 図2は洗車機を示す模式正面図である。 図3は1.5往復洗車モードを示す模式図である。 図4は1.5往復洗車モードの乾燥工程の開始状態を示す模式側面図である。 図5は1.5往復洗車モードの前側乾燥装置による乾燥開始状態を示す模式側面図である。 図6は1.5往復洗車モードの後側乾燥装置による乾燥開始状態を示す模式側面図である。 図7は1.5往復洗車モードの前後の乾燥装置による乾燥状態を示す模式側面図である。 図8は1.5往復洗車モードの前側乾燥装置による乾燥終了状態を示す模式側面図である。 図9は1.5往復洗車モードの後側乾燥装置による乾燥終了状態を示す模式側面図である。 図10は1往復洗車モードを示す模式図である。 図11は1往復洗車モードの乾燥工程の開始状態を示す模式側面図である。 図12は1往復洗車モードの後側乾燥装置による乾燥開始状態を示す模式側面図である。 図13は1往復洗車モードの前側乾燥装置による乾燥開始状態を示す模式側面図である。 図14は1往復洗車モードの前後の乾燥装置による乾燥状態を示す模式側面図である。 図15は1往復洗車モードの後側乾燥装置による乾燥終了状態を示す模式側面図である。 図16は1往復洗車モードの前側乾燥装置による乾燥終了状態を示す模式側面図である。
符号の説明
1 車両
10 洗車機
11 門型フレーム
20 洗浄装置
21 車両上面洗浄装置
22 車両側面下部洗浄装置
23 車両側面洗浄装置
30 前側乾燥装置
31A、31B 前側側面乾燥ノズル(送風ノズル)
40 後側乾燥装置
41A、41B 後側側面乾燥ノズル(送風ノズル)

Claims (5)

  1. 車両を跨いでその車両の前後方向に相対移動する門型フレームを備え、この門型フレームに設けた洗浄装置と乾燥装置により車両の洗浄と乾燥を行なうようにした洗車機において、
    洗浄装置が車両上面洗浄装置と車両側面下部洗浄装置と車両側面洗浄装置からなり、それらの洗浄装置を挟む前後に乾燥装置を配置し
    最終乾燥工程では、門型フレームの車両に対する相対移動方向で後続する乾燥装置が該車両の端部に達するまで乾燥動作を継続するように制御されることを特徴とする洗車機。
  2. 前記門型フレームの最終往路又は最終復路で、乾燥を行なうに際し、前後の乾燥装置のそれぞれにより乾燥を行なう請求項1に記載の洗車機。
  3. 前記門型フレームの最終往路で乾燥を行なう洗車モードと、最終復路で乾燥を行なう洗車モードを選択できる請求項1又は2に記載の洗車機。
  4. 前記洗浄装置による洗浄時に、前後の乾燥装置を送風動作させる請求項1〜3のいずれかに記載の洗車機。
  5. 前記乾燥装置が車両の側面の乾燥を行なう送風ノズルを有し、前側乾燥装置の送風ノズルの送風高さ範囲と、後側乾燥装置の送風ノズルの送風高さ範囲を異ならせてなる請求項1〜4のいずれかに記載の洗車機。
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