JP4816166B2 - シートベルト制御装置 - Google Patents

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本発明は、ウエビングに所定の張力を付与するプリテンショナ機構を備え、自車両の衝突が予知されたときに該プリテンショナ機構を作動させて、乗員を所定の張力で拘束するようにしたシートベルト制御装置に関するものである。
従来より、ウエビングに所定の張力を付与するプリテンショナ機構を備え、自車両の衝突が予知されたときに該プリテンショナ機構を作動させて、乗員を所定の張力で拘束するようにしたシートベルト制御装置が知られている。
例えば、特許文献1に開示されたシートベルト制御装置は、ミリ波レーダが自車両前端部の車幅方向略中央部に設けられ、このミリ波レーダから自車両前方へ向かってミリ波を照射することで自車両前方に存在する障害物を検知している。そして、該シートベルト制御装置は、ミリ波レーダに検知された障害物と自車両とを衝突を予知したときには、プリテンショナ機構を作動させて、障害物に衝突する危険性があることを乗員に警告すると共に、衝突に備えて乗員を事前に拘束しておくように構成されている。
前記ミリ波レーダは、該ミリ波レーダを中心に広がる放射形状の検知領域を有していて、この検知領域内に存在する障害物を検知している。
特開2004−136785号公報
ところで、前記特許文献1に係るシートベルト制御装置は、前記検知領域内の障害物に対してのみ衝突を予知して、プリテンショナ機構を作動させていて、検知領域外に存在する障害物については考慮していない。
しかしながら、検知領域外に存在する障害物であっても自車両と衝突する可能性が零ではない。例えば、前記ミリ波レーダのように検知領域が放射形状である場合は、自車両のすぐ前方の領域であっても検知領域の外側の領域は障害物を検知していない。かかる領域は、自車両に対して車幅方向の端寄りに位置するため障害物が存在しても車両と衝突する可能性は低いが、自車両のすぐ前方の領域であるため該領域内の障害物と自車両との衝突の可能性は多少なりともある。つまり、ミリ波レーダの検知領域外の障害物についても衝突を予知してプリテンショナ機構を作動させて衝突に備える必要がある。
その一方で、検知領域の外側に存在する障害物は、検知領域内に存在する障害物ほど自車両との衝突の可能性が高い訳ではない。また、検知領域からその外側の領域へ相対的に移動していく障害物は、既に運転手に認識されて衝突を回避しようとしている障害物である可能性が高い。つまり、検知領域外の障害物は検知領域内の障害物ほど衝突の可能性が高くないため、検知領域内の障害物に対するのと同様にプリテンショナ機構を作動させたのでは、プリテンショナ機構を過剰に作動させることになって乗員へ違和感を与える虞がある。
このように、検知領域外の障害物についても衝突を予知してプリテンショナ機構を作動させる必要がある一方で、プリテンショナ機構を過剰に作動させると乗員へ違和感を与えてしまうという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、検知領域の外側の領域に存在する障害物に対しても、衝突が予知されればプリテンショナ機構を作動させると共に、該プリテンショナ機構の作動による乗員への違和感を低減することにある。
本発明は、障害物検知手段により障害物を検知可能な検知領域の外側に隣接して所定の推定領域を設け、該推定領域内で推定されている障害物との衝突が予知されたときには、ウエビングに付与する張力を、該検知領域内で検知されている障害物との衝突が予知されたときよりも小さく設定してプリテンショナ機構を作動させるようにしたものである。
具体的には、第1の発明は、自車両前方の所定の検知領域内に存在する障害物を検知する障害物検知手段と、シートに着座した乗員を拘束するウエビングに所定の張力を付与するプリテンショナ機構と、前記障害物検知手段によって検知された障害物と自車両との衝突を予知したときに前記プリテンショナ機構を作動させてウエビングに所定の第1張力を付与する衝突予知手段とを備えたシートベルト制御装置が対象である。そして、自車両に対して相対的に移動することで、前記検知領域から該検知領域の外側に隣接して設けられた推定領域内へ入ってきた障害物を、前記障害物検知手段で検知するのではなく、該検知領域内で検知されていたときの情報に基づいて推定する障害物推定手段をさらに備え、前記衝突予知手段は、前記障害物推定手段によって推定された障害物と自車両との衝突を前記検知領域内で検知されていたときの情報に基づいて予知すると共に、衝突を予知したときに前記プリテンショナ機構を作動させて、前記ウエビングに前記第1張力よりも小さな第2張力を付与するものとする。
前記の構成の場合、前記検知領域内の障害物は前記障害物検知手段によって検知され、該障害物との衝突が前記衝突予知手段によって予知されたときには、前記プリテンショナ機構が作動され、乗員は所定の第1張力でウエビングにより拘束される。その結果、衝突に備えて乗員を事前に拘束することができ、これにより体感警報を行うこともできる。
さらに、前記の構成では、前記検知領域の外側に隣接して前記推定領域を設け、自車両に対して相対的に移動することで該検知領域から該推定領域内へ入ってくる障害物を該検知領域内で検知されていたときの情報に基づいて前記障害物推定手段が推定する。そして、該推定された障害物との衝突が前記衝突予知手段によって予知されたときには、前記プリテンショナ機構が作動され、乗員は所定の第2張力でウエビングにより拘束される。その結果、検知領域外に存在する障害物であっても推定領域内に存在する障害物については、プリテンショナ機構を作動させることで衝突に備えて乗員を事前に拘束することができ、これにより体感警報を行うこともできる。そして、このときにウエビングに付与する張力を、前記検知領域内の障害物に対してプリテンショナ機構を作動させるときの第1張力よりも小さな第2張力に設定することによって、衝突に備えつつも、乗員の拘束力を小さくすることができ、乗員への違和感を低減することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記障害物検知手段は、ミリ波レーダであるものとする。
第3の発明は、第2の発明において、前記ミリ波レーダは、自車両の前端部に配設され、自車両前方に向かってミリ波を放射状に照射するように構成され、前記検知領域は、少なくともミリ波の照射方向手前側の部分が、放射状に照射される前記ミリ波に対応した放射形状をしており、前記推定領域は、前記検知領域のミリ波の照射方向手前側の部分の車幅方向外側に隣接して設けられているものとする。
前記の構成のように、放射状に照射されるミリ波に対応した放射形状をした検知領域を有する場合、該検知領域のうち、放射形状をしたミリ波の照射方向手前側の部分の車幅方向外側に隣接する領域は、自車両に対してミリ波レーダの配設位置よりも車幅方向の端寄りに位置し、かかる領域に存在する障害物は運転者の操縦により衝突が回避されようとしている障害物である可能性が高い。しかし、衝突する可能性が零ではない。そこで、検知領域外の障害物であっても該推定領域内の障害物に対しては衝突を予知してプリテンショナ機構を作動させることによって万が一の衝突に備えることができる。
ただし、推定領域内の障害物は衝突する可能性が零ではないが、前述の如く衝突する可能性は低い。そこで、推定領域内の障害物に対してプリテンショナ機構を作動させるときには、検知領域内の障害物に対してプリテンショナ機構を作動させるときよりも小さな第2張力でプリテンショナ機構を作動させることによって、乗員に与える違和感を低減することができる。
第4の発明は、第1〜第3の何れか1つの発明において、前記推定領域は、車幅方向外側の端部が自車両の車幅で規定されていて、自車両の車幅よりも内側の領域であるものとする。
自車両の車幅よりも外側に存在する障害物は自車両と衝突する可能性が低いため、前記の構成の場合、前記推定領域の車幅方向外側の端部を自車両の車幅で規定して、推定領域を自車両の車幅よりも内側の領域とすることによって、自車両と衝突する可能性がほとんどない障害物はプリテンショナ機構を作動させる対象から排除することによって、プリテンショナ機構の作動頻度を抑制し、乗員への違和感を低減することができる。
第5の発明は、第1〜第4の何れか1つの発明において、前記障害物検知手段で検知された障害物又は前記障害物推定手段で推定された障害物と自車両との衝突が回避されたことを検知する衝突回避検知手段をさらに備え、前記衝突予知手段は、前記プリテンショナ機構を作動させた後に、前記衝突回避検知手段によって衝突の回避が検知されたときには、前記プリテンショナ機構の作動を解除するものとする。
前記の構成の場合、前記衝突回避検知手段により障害物と自車両との衝突の回避が検知されるとプリテンショナ機構の作動が解除されるようにすることによって、プリテンショナ機構を作動させる時間を可及的に短くして、乗員への違和感を低減することができる。
本発明によれば、前記検知領域内で検知された障害物と自車両との衝突が予知されたときにウエビングに第1張力を付与するようにプリテンショナ機構を作動させることによって、衝突に備えて、乗員を事前に拘束することができると共に、体感警報を行うことができる。それに加えて、前記検知領域の外側に隣接する前記推定領域内へ該検知領域から入ってくる障害物を推定するようにして、その推定された障害物と自車両との衝突が予知されたときにウエビングに前記第1張力よりも小さな第2張力を付与するようにプリテンショナ機構を作動させることによって、万が一の衝突に備えて乗員の拘束を体感警報とを行いつつ、乗員へ与える違和感を低減することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るシートベルト制御装置を搭載した車両Vを示している。この車両Vは、運転席及び助手席に設けられたシートベルト装置2(運転席側のみ図示)と、4つの車輪W(左前側のみ図示)に個別に配設された4つのブレーキ装置3(左前側のみ図示)と、車両前方の障害物を検知する障害物検知センサ4と、インストルメントパネル10に設けられたメータユニット11及び警報ブザー12と、これらを制御する制御ユニット5とを備えている。そして、車両Vは、車速を制御して自動走行するように走行制御を行うと共に、車両前方の障害物を検知又は推定して、その検知、推定結果に基づいてシートベルト装置2やブレーキ装置3を作動させるPCS(Pre-Crash Safety System)制御を行うように構成されている。
前記シートベルト装置2は、各座席に着座した乗員を拘束するウエビング2aと、センターピラー(図示省略)に設けられ、ウエビング2aを巻き取るガイドドラム(図示省略)を有するリトラクタ2bと、ウエビング2aに所定の張力を付与するシートベルトプリテンショナ20とを有している。上記リトラクタ2bは、ウエビング2aの巻き取り量を検知する巻き取り量検知センサ(図示省略)を有している。また、上記シートベルトプリテンショナ20は、リトラクタ2bの後面に一体的に設けられ、ウエビング2aを巻き取ってウエビング2aに通常時よりも大きな所定の第1張力を付与する第1プリテンショナ機構2cと、リトラクタ2bの前面に一体的に設けられ、ウエビング2aを巻き取ってウエビング2aに第1張力よりも大きい所定の第3張力を付与する第2プリテンショナ機構2dとを有する。この第1プリテンショナ機構2cは、電動モータ(図示省略)を備え、電動モータの駆動によりウエビング2aの巻き取りと引き出しを行う。一方、第2プリテンショナ機構2dは、インフレータ(図示省略)を備え、インフレータを作動させることによりウエビング2aを第1プリテンショナ機構2cによる巻き取り速度よりも速い速度でウエビング2aを巻き取る。
前記ブレーキ装置3は、ディスクロータ3aと、キャリパ3bと加圧バルブ(図示省略)や減圧バルブ(図示省略)等の各バルブ等からなるブレーキアシスト機構31とを有する液圧式ブレーキであって、ブレーキペダル(図示省略)の踏み込み操作により倍力装置(図示省略)を介して発生したマスタシリンダ(図示省略)の液圧によりブレーキ装置3が作動して車輪Wにブレーキ力が付与される。
前記ブレーキアシスト機構31は、加圧バルブや減圧バルブ等の各バルブにより構成されていて、マスタシリンダの液圧を検知する液圧センサで構成されたブレーキ圧センサ32からの検知信号に基づいてブレーキペダルの踏み込み量と踏み込み速度を算出することにより緊急時にブレーキペダルが踏み込まれたことを検知し、緊急時にブレーキペダルが踏み込まれたと検知した場合に、各バルブを制御してブレーキ装置3に供給される液圧を制御することにより所定の大きなブレーキ力を発生させる。
前記障害物検知センサ4は、車両Vの前端の車幅方向略中央にレーダ軸が車両Vの前方正面を向くように取り付けられていて、ミリ波を前方の所定角度の範囲で放射状に照射すると共に、車両Vの前方に存在する障害物からの反射波に基づいて該障害物までの距離、角度、相対速度及び相対的な移動方向を検知するスキャン式のミリ波レーダである。さらに詳しくは、障害物検知センサ4は、図2に示すように、放射状に照射されるミリ波に対応した放射形状の検知領域Aを有し、この検知領域A内に存在する障害物を検知することができる。尚、障害物検知センサはミリ波レーダに限られず、レーザレーダや超音波レーダ等のレーダを採用することもできる。
前記制御ユニット5は、図3に示すように、車両Vのパワートレインを制御するPCM(PowerTrain Control Module)6と、車両Vの横滑りを抑制して車両Vの走行安定性を保つように制動力及びエンジン出力の制御を行うDSC(Dynamic Stability Control)コントローラ7と、前記PCS制御を行うと共に、前記走行制御、詳しくは車両Vの車速を制御して車両Vを定速で走行させ又は先行車両に追従させるACC(Adaptive Cruse Control)制御を行うPCS/ACCコントローラ8と、該PCS/ACCコントローラ8からの制御信号を受けて前記シートベルト装置2を制御するプリテンショナコントローラ9とを有し、これらは車両V内に構築されたCAN(Control Area Network)を介して通信可能に接続されている。
前記PCM6は、車両Vの乗員(運転者)がアクセルペダルを踏み込んだときのアクセル開度を検知するアクセル開度センサ61からの検知信号およびPCS/ACCコントローラ8からの指示信号が入力され、該検知信号又は指示信号に基づいてスロットル62に制御信号を出力して、車両Vを加減速するように構成されている。また、PCM6には、ACC制御を行うためのACC操作スイッチ63からの操作信号が入力されており、これら操作信号はCANを介してPCS/ACCコントローラ8へ出力される。
前記ACC操作スイッチ63は、ステアリング13に設けられていて、ACC制御を行うための複数のスイッチからなる。例えば、ACC制御の実行及び停止を行うACCメインスイッチ、定速制御の設定速度を設定するセットスイッチ、設定速度を減速させるコーストスイッチ、ACC制御を中断させるキャンセルスイッチ、ACC制御が中断された場合に再びACC制御を再開させるリジュームスイッチ、設定速度を増速させるアクセルスイッチ、及び追従制御における先行車両との目標車間距離を設定する目標車間距離設定スイッチ等からなる。
前記DSCコントローラ7は、ブレーキペダルが操作されたことを検知するブレーキペダルスイッチ71及び、図示省略の、ステアリング13の操舵角を検知する舵角センサ、ヨーレートセンサ、横加速度センサ、スロットル開度センサ、車輪速センサ、などからの出力信号を入力して、それらの信号から得られる情報に基づいてPCM6へ制御信号を出力してエンジン出力を制御すると共に、ブレーキ装置3へ制御信号を出力してブレーキアシスト機構31を作動させて各車輪Wへのブレーキ力を制御する。こうして、車輪Wの横滑りを抑制して、走行状態を安定させる。
前記PCS/ACCコントローラ8は、PCSオン/オフスイッチ81からの信号及び前記PCM6を介したACC操作スイッチ63からの操作信号、車速センサ82及び障害物検知センサ4からの検知信号が入力され、ACC制御及びPCS制御を行う。
このPCS/ACCコントローラ8は、ACC操作スイッチ63のACCメインスイッチからの操作信号(ACC制御を実行する旨の信号)を受信したときにACC制御を実行し、ACC制御においては、先行車両が存在しないときには車両Vを一定の目標速度で定速走行させる定速制御を、先行車両が存在するときに車両Vを先行車両に対して一定の目標車間距離を維持した状態で追従走行させる追従制御を行う。
前記定速制御では、PCS/ACCコントローラ8は、ACC操作スイッチ63からの操作信号及び車速センサ82からの検知信号に基づいて、車両Vの車速が乗員が設定した目標車速となるように、PCM6へ加速/減速指示信号を出力してスロットル62を制御すると共に、DSCコントローラ7へ減速指示信号を出力することでブレーキ装置3を制御して、車両Vを目標車速で走行させる。
前記追従制御では、PCS/ACCコントローラ8は、ACC操作スイッチ63からの操作信号、車速センサ82からの検知信号及び障害物検知センサ4からの検知信号に基づいて、車両Vと先行車両との車間距離が乗員が設定した目標車間距離となるように、PCM6へ加速/減速指示信号を出力してスロットル62を制御すると共に、DSCコントローラ7へ減速指示信号を出力することでブレーキ装置3を制御して、車両Vを先行車両と目標車間距離を維持した状態で追従走行させる。
尚、前記定速制御は、車両Vの前方に先行車両が存在しないときにのみ行うことができ、先行車両が存在する場合は、前記追従制御へ自動的に切り替わる。
また、PCS/ACCコントローラ8は、PCSオン/オフスイッチ81からのオン信号を受信することでPCS制御を実行する。PCS/ACCコントローラ8は、障害物検知センサ4の検知信号等に基づいて前記検知領域A内に存在する障害物を検知する障害物検知部83と、該検知領域Aの外側に隣接する推定領域B(図2参照)内に存在する障害物を推定する障害物推定部84と、該障害物検知部83で検知された障害物と車両Vとの衝突および該障害物推定部84で推定された障害物と車両Vとの衝突を予知する衝突予知部85と、該衝突予知部85により衝突が予知されたときに前記プリテンショナ機構2c及びブレーキ装置3を作動させる作動制御部86と、前記衝突予知部85により衝突が予知された障害物と車両Vとの衝突が回避されたことを検知する衝突回避検知部87とを有する。このPCS/ACCコントローラ8が衝突予知手段を構成する。
前記障害物検知部83は、障害物検知センサ4の検知信号に基づいて、図2に示す、車両V前方の所定の検知領域A内の障害物を検知するように構成されている。尚、この検知領域Aは、図2に示す形状に限られるものではなく、任意の形状を採用することができる。例えば、車両Vの車幅よりも外側の領域は車両Vが進行していく可能性が低く、この領域に存在する障害物と衝突する可能性が低いため、検知領域Aの車幅方向の両端を車両Vの車幅と略同じ幅で規定して、この車両Vの車幅内の領域に存在する障害物を検知するように構成してもよい。また、障害物との距離が衝突を容易に回避できる程度開いているときには不要なPCS制御を行わないように、検知領域Aの前端を車両Vが到達する時間が衝突を容易に回避することができる所定時間となる距離で規定し、この距離以内の領域に存在する障害物を検知するように構成してもよい。この障害物検知部83と障害物検知センサ4とが障害物検知手段を構成する。
前記障害物推定部84は、図2に示すように、車両Vの前方に位置し且つ放射形状をした検知領域Aの車幅方向の両外側に位置し、車幅方向外側の端部は車両Vの車幅で規定されている所定の推定領域B、Bを有しており、車両Vに対して相対的に移動することで前記検知領域Aからこの推定領域B、Bへ入ってきた障害物を推定する。詳しくは、該検知領域A内で検知されていたときの障害物検知センサ4からの検知信号に基づいて、検知領域Aから推定領域Bへ移動するときの相対速度及び相対移動方向を算出し、これら相対速度及び相対移動方向から推定領域B内での位置を推定する。つまり、障害物検知センサ4は制御周期毎に検知領域A内の障害物を検知しており、車両Vに対して相対的に移動することで検知領域A内を移動する障害物は制御周期毎に検知領域A内の異なる位置で検知される。この検知される毎の障害物の位置情報から該障害物の相対速度及び相対移動方向を算出することができる。そして、検知領域A内で最後に検知されたときの検知信号及びその1周期前の検知信号に基づいて、検知領域Aを出て行くときの障害物の相対速度、相対移動方向を算出する。この障害物が検知領域Aを出て行くときの相対速度及び相対移動方向、さらには検知領域Aを出て行ってからの経過時間に基づいて、該障害物が推定領域B、B内に存在するか否か、存在する場合はどの位置に存在するかを推定する。つまり、検知領域Aから移動してくる障害物については推定領域B、B内に存在するか否かを推定することができる。尚、運転者が車速を変えた場合には車速センサ等からの検知信号に基づいて相対速度を修正したり、また、ヨーレート等の車両Vの旋回状態を表す状態量に基づいて相対移動方向を修正したりすることによって、推定の精度を向上させることができる。この障害物推定部84が障害物推定手段を構成する。
前記衝突予知部85は、まず、障害物検知センサ4からの検知信号に基づく障害物の相対速度及び相対移動方向等から、車両Vと障害物とが相対的に移動を続ければ車両Vの走行路上で衝突する可能性があるか否かを判定する。次に、その衝突する可能性がある障害物と車両Vとが衝突するまでの時間を算出し、該衝突するまでの時間が所定時間以内であることをもって車両Vと障害物とが衝突すると予知する。尚、前記障害物推定部84により推定領域B内で推定されている障害物については、検知領域Aから推定領域Bへ相対移動するときの相対速度及び相対移動方向等から判断する。
前記作動制御部86は、前記衝突予知部85により障害物との衝突が予知されたときに、プリテンショナコントローラ9へ作動信号を出力して第1プリテンショナ機構2cを作動させると共に、DSCコントローラ7へ減速指示信号を出力してブレーキアシスト機構31を作動させて、車両Vを所定の第1減速度で減速させるようにブレーキ装置3を作動させる。それに加えて、メータユニット11及び警報ブザー12を制御して衝突する可能性が高い旨を運転者に報知する。こうして、乗員に体感警報を行うと共に、乗員を予め拘束し且つ車速を減速しておく。さらに、作動制御部86は、衝突検知センサ88からの衝突検知信号を受信すると、プリテンショナコントローラ9へ作動信号を出力して第2プリテンショナ機構2dを作動させると共に、DSCコントローラ7へ減速指示信号を出力してブレーキアシスト機構31を作動させて、車両Vを前記第1減速度よりも大きな第2減速度で減速させるようにブレーキ装置3を作動させる。こうして、衝突時の乗員への衝撃力を可及的に低減している。
前記衝突回避検知部87は、前記衝突予知部85により算出された、車両Vが障害物と衝突するまでの時間が経過しても、衝突検知センサ88から衝突検知信号が入力されないことをもって、車両Vは障害物との衝突を回避したと判定する。
前記プリテンショナコントローラ9は、前記PCS/ACCコントローラ8からの作動信号に基づいてシートベルト装置2の第1プリテンショナ機構2c及び第2プリテンショナ機構2dを作動させる。この衝突回避検知部87が衝突回避検知手段を構成する。
詳しくは、第1プリテンショナ機構2cを作動させるときには、電源96から供給される電流を制御して第1プリテンショナ機構2cの電動モータに通電することによって第1プリテンショナ機構2cを作動させて、ウエビング2aを所定の張力で巻き取らせる。また、第2プリテンショナ機構2dを作動させるときには、第2プリテンショナ機構2dのインフレータに起動信号を出力することによって該インフレータを起動させてウエビング2aを第1プリテンショナ機構2cよりも大きな張力で巻き取らせる。
以下に、PCS/ACCコントローラ8によるシートベルト装置の作動制御について図4のフローチャートを用いて説明する。
このフローはPCSオン/オフスイッチ81がオン操作されることでスタートする。
まず、ステップS1において、前記障害物検知部83が障害物検知センサ4からの検知信号に基づいて検知領域A内に障害物が検知されたか否かを判定する。障害物が検知されたとき(YES)にはステップS2へ進む一方、障害物が検知されないとき(NO)にはステップS1へ戻りステップS1を繰り返す。
ステップS2においては、前記衝突予知部85が検知領域A内で検知された障害物と車両Vとの衝突する可能性があるか否かを判定すると共に、衝突までの時間が所定の第1時間T1以内か否かを判定する。そして、衝突する可能性があり且つ衝突までの時間が第1時間T1以内のとき(YES)は、ステップS3へ進む一方、少なくとも一方の条件を満たさないとき(NO)にはステップS8へ進む。
ステップS3では、警報を行う。詳しくは、作動制御部86がブレーキ装置3に所定の減速度を断続的に発生させる。こうすることで、乗員に車両Vが前方の障害物に衝突する可能性があることを体感させて警報することができる。さらに、メータユニット11に衝突可能性が高いことを示すサインを点滅表示させると共に、警報ブザー12に衝突可能性が高いことを示すブザー音を吹鳴させる。
その後、ステップS4で衝突を予知する。詳しくは、衝突までの時間が前記第1時間T1よりも短い所定の第2時間T2以内か否かを判定する。そして、衝突までの時間が第2時間T2以内のとき(YES)にはステップS5へ進む一方、衝突までの時間が第2時間T2より長いとき(NO)にはステップS8へ進む。この第2時間T2は、このままでは衝突を回避することが困難であって衝突する可能性が高い時間である。
ステップS5においては、作動制御部86がウエビング2aに所定の第1張力を付与するように第1プリテンショナ機構2cを作動させる。さらに、作動制御部86は、ブレーキ装置3を作動させて所定の第1減速度を発生させて車両Vを減速させる。こうして、車両Vを減速させて障害物との衝突を回避させると共に、ウエビング2aに第1張力を付与することで乗員を事前に拘束して、衝突したときの衝撃力を低減することができる。また、こくして乗員を拘束することが体感警報にもなる。
その後、ステップS6において、第1プリテンショナ機構2cの解除条件が成立したか否かを判定する。ここで、解除条件とは、車両Vが障害物との衝突を回避して通過したことであり、ステップS4での判定後に前記第2時間T2を経過しても衝突検知センサ88から衝突検知信号の入力がないことをもって障害物との衝突が回避されたものと判定する。そして、解除条件が成立したとき(YES)にはステップS7へ進む一方、解除条件が成立しないとき(NO)にはステップS5へ戻ってステップS5、S6を繰り返す。尚、衝突してしまった場合にはその時点でPCS制御を終了する。また、前記解除条件は、衝突検知センサ88から衝突検知信号の入力がないことに限られず、第1プリテンショナ機構2cの作動が必要ないことを判定できる条件であれば任意の条件を採用することができる。例えば、衝突を回避していれば確実に通過しているであろう所定時間が経過することを条件としてもよい。
ステップS7では、第1プリテンショナ機構2cの電動モータを逆転させて、ウエビング2aに通常時の張力が作用するようにして、第1プリテンショナ機構2cの作動を解除させる。その後、ステップS1へ戻って、再度障害物の検知から繰り返す。
一方、ステップS2で検知された障害物とは衝突する可能性がない及び/若しくは衝突までの時間が第1時間T1より長い(NO)と判定されて、又はステップS4で衝突までの時間が第2時間T2よりも長い(NO)と判定されて進んだ先のステップS8では、前記障害物検知部83が障害物検知センサ4からの検知信号に基づいて検知領域A内に障害物が継続して検知されているか否かを判定する。ここで、ステップS2又はステップS4でNOと判定されるときは、検知領域A内で障害物が検知されてはいるが衝突は予知されていないときであるそして、継続して検知されているとき(YES)にはステップS1へ戻って前記のフローを繰り返す一方、継続して検知されていないとき(NO)にはステップS9へ進む。
ステップS9においては、前記障害物推定部84により推定領域B内に存在する障害物が推定されるか否かを判定する。そして、推定領域B内で障害物が推定されているとき(YES)にはステップS10へ進む一方、推定領域B内で障害物が推定されていないとき(NO)にはステップS1へ戻って前記のフローを繰り返す。
そして、推定領域B内で、検知領域Aから相対移動してきた障害物が推定されているときには、ステップS10において、前記衝突予知部85が推定領域B内で推定された障害物と車両Vとの衝突する可能性があるか否かを判定すると共に、衝突までの時間が所定の第1時間T1以内か否かを判定する。そして、衝突する可能性があり且つ衝突までの時間が第1時間T1以内のとき(YES)は、ステップS11へ進む一方、少なくとも一方の条件を満たさないとき(NO)にはステップS16へ進む。
ステップS11〜S15の内容は、ステップS13以外は、検知領域A内で障害物が検知されたときのステップS3〜S7の内容と同じである。
ステップS13は、ステップS11で警報を行い、ステップS12で衝突が予知された後に第1プリテンショナ機構2cを作動させるステップであるが、同様のステップである前記ステップS5と異なり、作動制御部86はウエビング2aに前記第1張力よりも小さな所定の第2張力を付与するように第1プリテンショナ機構2cを作動させる。さらに、作動制御部86は、ブレーキ装置3を作動させて前記第1減速度よりも小さな所定の第2減速度を発生させて車両Vを減速させる。こうして、車両Vを減速させて障害物との衝突を回避させると共に、ウエビング2aに張力を付与することで乗員を事前に拘束して、衝突したときの衝撃力を低減することができる点についてはステップS5と同じである。ただし、ウエビング2aに付与する張力とブレーキ装置3に発生させる減速度がステップS5よりも小さく設定されている。こうすることによって、推定領域B、B内の障害物に対して第1プリテンショナ機構2cやブレーキ装置3を作動させるときの乗員への違和感を低減させている。
一方、ステップS10で検知された障害物とは衝突する可能性がない及び/若しくは衝突までの時間が第1時間T1より長い(NO)と判定されて、又はステップS12で衝突までの時間が第2時間T2よりも長い(NO)と判定されて進んだ先のステップS16では、前記衝突回避検知部87が、車両Vが推定領域B内で推定されていた障害物との衝突を回避して通過したか否かを判定する。詳しくは、前記ステップS10又はS12で算出された、衝突するまでの時間が経過しても衝突検知センサ88からの衝突検知信号の入力がないときことをもって車両Vが障害物との衝突を回避して通過したと判定する。そして、衝突が回避されたと判定されたとき(YES)にはステップS1へ戻って前記のフローを繰り返す。一方、衝突が回避されたと判定されていないとき(NO)にはステップS10へ戻って衝突の可能性を再度確認する。
こうして、PCSオン/オフスイッチ81がオンされている間は、障害物と衝突しない限り前記フローに従ってPCS制御を繰り返す。そして、PCSオン/オフスイッチがオフ81されると、PCS制御を停止する。
尚、車両Vが障害物と衝突したときには、第2プリテンショナ機構2dが作動させられると共に、ブレーキ装置3が前記第1減速度よりも大きな第3減速度を発生するように作動させられる。こうすることで、衝突時の乗員への衝撃力を可及的に低減することができる。
したがって、前記の実施形態によれば、検知領域A内に障害物が検知され且つ該障害物との衝突が予知されたときには、ウエビング2aに第1張力を付与するように第1プリテンショナ機構2cを作動させることによって、障害物との衝突に備えて、乗員を事前に拘束することができると共に、体感警報を行うことができる。
また、検知領域Aの外側であっても推定領域B内で障害物が推定され、その推定された障害物との衝突が予知されたときには、ウエビング2aに第2張力を付与するように第1プリテンショナ機構2cを作動させることによって、該障害物と衝突する可能性は低いけれども万が一の衝突に備えて、乗員を事前に拘束することができると共に、体感警報を行うことができる。
さらに、推定領域B内の障害物に対してプリテンショナ機構2cを作動させるときには、検知領域A内の障害物に対してプリテンショナ機構2cを作動させるときの第1張力よりも小さな第2張力をウエビング2aに付与することによって、検知領域A内の障害物よりも衝突する可能性が低い推定領域B内の障害物に対してプリテンショナ機構2cを作動させるときには、乗員に与える違和感を低減することができる。
また、図2に示すように、検知領域Aを障害物検知センサ4からの放射状に拡がる領域に設定すると共に、推定領域B、Bを該検知領域Aの放射形状部分の車幅方向両外側に隣接し且つ車両Vの車幅よりも内側の領域に設定することによって、これら推定領域B、Bは、車両Vのすぐ前方の領域ではあるが車幅方向の端寄りの領域に設定されることになる。よって、該検知領域A内から該推定領域B内へ移動する障害物は運転者の操縦により衝突が回避されようとしている障害物である可能性が高くなり、このような障害物は衝突する可能性は低いがその可能性は零ではない障害物である。したがって、前記の如く設定された推定領域B内へ検知領域A内から移動してくる障害物に対して、衝突を予知し且つ第1プリテンショナ機構2cを作動させることによって、検知領域A外の障害物であっても万が一の衝突に備えることができる。ただし、衝突が回避される可能性も高いので、前述の如く、推定領域B内の障害物に対して第1プリテンショナ機構2cを作動させるときには、ウエビング2a付与する張力を第1張力よりも小さな第2張力に設定することによって、乗員に与える違和感を低減することができる。
以上説明したように、本発明は、ウエビングに所定の張力を付与するプリテンショナ機構を備え、車両の衝突が予知されたときに該プリテンショナ機構を作動させて、乗員を所定の張力で拘束するようにしたシートベルト装置に有用であり、特に、検知領域外の障害物に対しても衝突を予知してプリテンショナ機構を作動させるシートベルト装置に有用である。
本発明の実施形態に係るシートベルト装置を搭載した車両を示す概略側面図である。 障害物検知センサの検知領域及び推定領域を示すイメージ図である。 シートベルト装置の制御系を示すブロック図である。 シートベルト装置の作動制御のフローチャートである。
A 検知領域
B 推定領域
V 車両(自車両)
2 シートベルト装置
2a ウエビング
2c 第1プリテンショナ機構(プリテンショナ機構)
4 障害物検知センサ(障害物検知手段)
8 PCS/ACCコントローラ(衝突予知手段)
83 障害物検知部(障害物検知手段)
84 障害物推定部(障害物推定手段)
87 衝突回避検知部(衝突回避検知手段)

Claims (5)

  1. 自車両前方の所定の検知領域内に存在する障害物を検知する障害物検知手段と、シートに着座した乗員を拘束するウエビングに所定の張力を付与するプリテンショナ機構と、前記障害物検知手段によって検知された障害物と自車両との衝突を予知したときに前記プリテンショナ機構を作動させてウエビングに所定の第1張力を付与する衝突予知手段とを備えたシートベルト制御装置であって、
    自車両に対して相対的に移動することで、前記検知領域から該検知領域の外側に隣接して設けられた推定領域内へ入ってきた障害物を、前記障害物検知手段で検知するのではなく、該検知領域内で検知されていたときの情報に基づいて推定する障害物推定手段をさらに備え、
    前記衝突予知手段は、前記障害物推定手段によって推定された障害物と自車両との衝突を前記検知領域内で検知されていたときの情報に基づいて予知すると共に、衝突を予知したときに前記プリテンショナ機構を作動させて、前記ウエビングに前記第1張力よりも小さな第2張力を付与することを特徴とするシートベルト制御装置。
  2. 請求項1に記載のシートベルト制御装置において、
    前記障害物検知手段は、ミリ波レーダであることを特徴とするシートベルト制御装置。
  3. 請求項2に記載のシートベルト制御装置において、
    前記ミリ波レーダは、自車両の前端部に配設され、自車両前方に向かってミリ波を放射状に照射するように構成され、
    前記検知領域は、少なくともミリ波の照射方向手前側の部分が、放射状に照射される前記ミリ波に対応した放射形状をしており、
    前記推定領域は、前記検知領域のミリ波の照射方向手前側の部分の車幅方向外側に隣接して設けられていることを特徴とするシートベルト制御装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか1つに記載のシートベルト制御装置において、
    前記推定領域は、車幅方向外側の端部が自車両の車幅で規定されていて、自車両の車幅よりも内側の領域であることを特徴とするシートベルト制御装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか1つに記載のシートベルト制御装置において、
    前記障害物検知手段で検知された障害物又は前記障害物推定手段で推定された障害物と自車両との衝突が回避されたことを検知する衝突回避検知手段をさらに備え、
    前記衝突予知手段は、前記プリテンショナ機構を作動させた後に、前記衝突回避検知手段によって衝突の回避が検知されたときには、前記プリテンショナ機構の作動を解除することを特徴とするシートベルト制御装置。
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