JP4815055B2 - 熱可塑性ポリウレタンの製造方法 - Google Patents
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Description
(発明の分野)
本発明は、熱可塑性ポリウレタンを製造する方法に関する。
【0002】
(発明の背景)
ポリイソシアネートとポリマー性ジオールとの反応に基づく熱可塑性ポリウレタン(TPU)は、エラストマー、接着剤、シーラント、エラストマー性表面コーティング、及び金属とプラスチック用のコーティングとして使用されることでよく知られている。これ以降に詳細に述べるように、本発明のポリウレタンは、ポリジエンジオール、イソシアネート、及び比較的低分子量の鎖延長用のジオールをベースとする。本組成物においては、ポリジエンは、ポリウレタンの軟質のゴム状部分として機能する。ジイソシアネートと鎖延長用のジオールは、一緒に反応して、ポリマーの剛性セグメントを形成する。イソシアネートとアルコールの反応性のために、ポリジエンは、硬質セグメントに末端に化学的に結合する。このようにして、セグメント化ブロックコポリマーが形成される。
【0003】
この強度と物理的性質は、セグメント化ブロックコポリマーポリウレタンの分子構造に由来する。この高分子量の重合した形においては、軟質及び硬質セグメントは著しく非混和性であり、分離したドメインに偏析する。この構造においては、軟質セグメントは、ゴム状ポリマーとして機能し、硬質セグメントの偏析とガラス化または結晶化により物理的に架橋される。硬質及び軟質セグメントの間の非混和性が最終の高分子量形に存在することは重要である。この非混和性がなければ、レザー状材料が生成し、劣った低温特性と低い上限使用温度により有用な用途に制約を与える。
【0004】
TPUを製造する種々の既知の方法が存在する。本発明は、特別な製造方法を用いて、望ましいが、予期しない特性を持つTPUを製造することができるという発見に基づく。
【0005】
(発明の要約)
本発明の第一の態様によれば、
(i)分子当たり1.6から2個の末端ヒドロキシル基及び少なくとも500で、20,000未満の数平均分子量を持つ水素化ポリジエンジオール、
(ii)分子当たり1.8から2.1個のイソシアネート基を持つイソシアネート、
(iii)一つあるいはそれ以上の鎖延長剤、及び
(iv)場合によっては触媒
から熱可塑性ポリウレタン(TPU)を製造する方法であって、共回転反応押し出し機を使用する方法が提供される。
【0006】
驚くべきことには、この方法が、予期せぬ程有利な特性を持つTPUを製造することができることが見出された。例えば、この方法で製造されたTPUは、20MPa以上の引っ張り強さを有することもある。20MPa以上の引っ張り強さは、ポリエステル及びポリエーテル等の極性ポリオールをベースとするTPUには一般的であるが、炭化水素ポリオールをベースとするTPUからこのような高強度を得ることは不可能であると考えられていた。
【0007】
上記反応押し出し機は、好ましくは多軸反応押し出し機である。上記押し出し機を用いる上記方法は、好ましくはいかなる溶媒も含まない。更に好ましくは、上記イソシアネート、上記ポリジエンジオール及び上記鎖延長剤の反応は無溶媒である。
【0008】
(図面の簡単な説明)
図1は実施例で使用される押し出し機の概略図である。
【0009】
(発明の詳細な説明)
上記イソシアネートは、TPUの製造に適切であるとして以前に開示された、いかなる有機イソシアネートから選ばれてもよく、脂肪族、芳香族及び脂環族ジイソシアネート及びこれらの混合物を含む。熱可塑性ポリウレタンを製造するには、多様な芳香族ジイソシアネートを使用することができる。しかしながら、好ましいジイソシアネートは、3次元網目を形成する能力がない。それゆえ、約2を超えるイソシアネート官能性を持つ市販グレードのジイソシアネートは、好ましくは使用されない。好ましくは、ジイソシアネートのイソシアネート官能性は、1.8から2.1までの範囲、更に好ましくは1.9から2.0までの範囲内である。
【0010】
この方法で使用される好ましいイソシアネートは、真のジオールと組み合わせた場合、熱可塑性ポリウレタン組成物を生成するので、分子当たり2個のイソシアネート基の官能性を有する。適切なジイソシアネートの例は、4,4−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネートの異性体の混合物、トルエンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ヘキサメチレンジアネート、エチレンジイソシアネート、及びパラフェニルジイソシアネートを含む。
【0011】
好ましくは、このイソシアネートは、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、トルエンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、エチレンジイソシアネート、及びパラフェニルジイソシアネートの群から選ばれる。特に好ましいイソシアネートは芳香族であり、好ましくはフェニル基を含み、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートが最も好ましい。
【0012】
適切には、ポリジエンジオールは、分子当たり1.7から2個の、好ましくは1.8から2個の、更に好ましくは1.9から2個の、特に1.92から2個の末端ヒドロキシル基を有する。ポリジエンジオールの数平均分子量(Mn)は、少なくとも500であってもよく、特に少なくとも1000である。数平均分子量は20000未満であってもよく、好ましくは10000未満、特に5000未満である。
【0013】
ポリジエンジオールは、典型的には、250と10,000の間の、好ましくは500と5,000の間のヒドロキシル当量を有する。このように、ジ−ヒドロキシポリジエンポリマーに対しては、適切なピーク分子量は、500と20,000の間、好ましくは1,000と10,000の間、特に1,000から4,000の間である。
【0014】
ここで言及されるピーク分子量は、既知のピーク分子量を持つポリブタジエン標準により較正したゲル浸透クロマトグラフィ(GPC)により測定されるピーク分子量である。これらのピーク分子量は、数平均分子量に極めて近い対応を示す。GPC分析用の溶媒はテトラヒドロフランである。
【0015】
ポリジエンジオールへの上記の参照は、その範囲内でアルカジエンと他のモノマーの例えばスチレンまたは他のビニル芳香族モノマーとのコポリマーを含む。しかしながら、好ましくは、ポリジエンジオールは、単一の重合したモノマー部分を含んでなる。例えば、ポリジエンジオール、(すなわち、ポリジエン)のポリマー骨格は、4から10個の炭素原子、好ましくは4から6個の炭素原子を含む共役ジエンモノマーの、更に好ましくはブタジエンまたはイソプレン、特にブタジエンの水素化重合生成物であってもよい。米国特許第5,376,745号、第5,391,663号、第5,393,843号、第5,405,911号及び第5,416,168号に記述されているように、便宜的に本発明で使用されるポリジエンジオールをアニオン的に製造してもよい。
【0016】
重合は、モノリチウムあるいはジリチウム開始剤により開始し、これは各リチウム部位でリビングポリマー骨格を形成する。このアニオン重合は、テトラヒドロフラン等の極性溶媒も使用できるが、炭化水素等の有機溶媒、例えばヘキサン、シクロヘキサンまたはベンゼン中溶液で行われる。加えて、1,4−付加の量をコントロールするために、ジエチルエーテルまたはグリム(1,2−ジエトキシエタン)等の構造変成剤を適用してもよい。水素化ポリブタジエンポリマーでの低粘度と高溶解性の間の有利なバランスは、60/40の比の1,4−ブタジエン/1,2−ブタジエンで得られる。このブタジエンのミクロ構造は、約6容量%のジエチルエーテルまたは約100ppmのグライムを含むシクロヘキサン中での50℃での重合時に得られる。
【0017】
米国特許第5,391,637号、第5,393,613号及び第5,418,296号(ここには引用により本発明に組み込まれる)に記述されているように、停止に先立ちアニオン重合を官能基付与剤、しかし好ましくはエチレンオキシドの添加により停止してもよい。
【0018】
好ましいジリチウム開始剤は、2モルのsec−ブチルリチウムと1モルのジイソプロペニルベンゼンとの反応により形成される。このジ開始剤は、例えば、90重量%のシクロヘキサンと10重量%のジエチルエーテルからなる溶媒中でジエンモノマーを重合するのに使用される。モノマーに対するジ開始剤のモル比は、ポリマーの分子量を決める。次に、このリビングポリマーは、2モルのエチレンオキシドでキャップされ、2モルのメタノールで停止されて、所望のポリジエンジオールを得る。
【0019】
シリルエーテルとしてブロックしたヒドロキシル基を含むモノ−リチウム開始剤(例えば、米国特許第5,376,745号及び第5,4l6,168号におけるように)を用いて、このポリジエンジオールを製造することもできる。適切な開始剤は、ヒドロキシル基がトリメチルシリルエーテルとしてブロックされたヒドロキシプロピルリチウムである。ジエンモノマーを炭化水素または極性溶媒中で重合するのに、このモノ−リチウム開始剤を使用することができる。モノマーに対する開始剤のモル比は、ポリマーの分子量を決める。次に、このリビングポリマーは、1モルのエチレンオキシドでキャップされ、1モルのメタノールで停止されて、モノヒドロキシポリジエンポリマーを得る。次に、このシリルエーテルは、水の存在下で酸触媒された開裂により除去され、所望のジヒドロキシポリジエンジオールを得る。
【0020】
上記ポリジエンジオール、特にポリブタジエンジオールは、好ましくは少なくとも90%の、好ましくは少なくとも95%のジオール中の炭素−炭素二重結合が飽和するように水素化される。水素化は、例えば、米国特許第5,039,755号におけるように、ラネーニッケル、白金等の貴金属、可溶遷移金属触媒及びチタン触媒等の触媒の存在下での水素化を含む多様な充分確立した方法により行われてもよい。特に好ましい触媒は、ニッケル2−エチルヘキサノエートとトリエチルアルミニウムの混合物である。
【0021】
上記ポリジエンジオールがポリブタジエンジオールである場合には、水素化の後、ポリブタジエンポリマーが、約30%未満の1,2−ブタジエン付加しか含まなければ、外気温度でワックス状固体であるために、このポリブタジエンは、好ましくは約30%以上の1,2−ブタジエン付加を有する。ポリジエンジオールの粘度を最小にするために、l,2−ブタジエン含量は、好ましくは40と60%の間である。上記ポリジエンジオールがイソプレンポリマーをベースとする場合には、Tgと粘度を低減するするために、このようなポリマーは、好ましくは80%以上の1,4−イソプレン付加を有する。上述のジエンのミクロ構造は、典型的に、クロロホルム中の13C核磁気共鳴(NNR)により求められる。上記ポリジエンジオールは、好ましくは実質的に非極性である。
【0022】
鎖延長剤は、通常、ジイソシアネートと反応することが可能な2個の官能基を含む低分子量(適切には、400未満、好ましくは300未満)炭化水素である。好ましくは、この鎖延長剤は、15個迄の炭素原子を含み、ヒドロキシとアミン基から選ばれる2個の官能基を持つ脂肪族あるいは脂環族化合物である。鎖延長剤中に存在する炭素原子数は、好ましくは1から14個の、更に好ましくは2から8個の範囲である。好ましくは、鎖延長剤は、ジオールまたはジアミン、例えばエチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,4−ジヒドロキシシクロヘキサン及び1,4−ブタンジオールからなる群から選ばれるジオール、またはエチレンジアミン、4,4’−メチレンビス(o−クロロアニリン)、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、p−フェニレンジアミン、及びこれらの誘導体から選ばれるジアミンである。最も好ましくは、鎖延長剤は、ジオール、好ましくは飽和脂肪族ジオールであり、1,4−ブタンジオールと2−エチル−2−ブチル−1,3−プロパンジオールが特に好ましい。
【0023】
鎖延長剤の混合物を使用してもよく、これらは、ここに記載している鎖延長剤のいずれかから選ばれてもよい。例えば、エチレングリコールとl,4−ブタンジオールからなる混合物を使用してもよい。しかしながら、好ましくは、一つのみの鎖延長剤が使用される。
【0024】
反応物中のヒドロキシル(OH)とアミン(NH2)部分に対する反応物中のイソシアネート(NCO)部分のモル比は、少なくとも0.85であってもよく、好ましくは少なくとも0.90であり、更に好ましくは少なくとも0.91である。上記比は、1.2未満であってもよく、好ましくは1.15未満、更に好ましくは1.10未満、特に1.05未満である。
【0025】
上記TPUを製造する方法において触媒を使用してもよい。適切な触媒は、ビスマス、鉛、スズ、鉄、アンチモン、ウラン、カドミウム、コバルト、トリウム、アルミニウム、水銀、亜鉛、ニッケル、セリウム、モリブデン、バナジウム、銅、チタン、マンガン及びジルコニウムの有機及び無機酸塩及び有機金属誘導体、並びにホスフィン及び3級有機アミンから選ばれてもよい。好ましい有機スズ触媒は、第1スズオクトエート、第1スズオレエート、ジブチルスズジオクトエート、及びジブチルスズジラウレートである。
【0026】
好ましい3級有機アミン触媒は、トリエチルアミン、トリエチレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン、N,N,N’,N’−テトエチルエチレンジアミン、N−メチルモルホリン、N−エチルモルホリン、N,N,N’,N’−テトラメチルグアニジン、N,N,N’,N’−テトラメチル−1,3−ブタンジアミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、及びN,N−ジエチルエタノールアミンである。この方法で使用される触媒量は、概ね反応物の全重量基準で0.005から2.0重量%までの範囲内である。
【0027】
この方法で製造される上記TPUは、50重量%未満の、好ましくは40重量%未満の、更に好ましくは35重量%未満の、特に32重量%未満の、そして更に特に30重量%未満の硬質セグメントを有してもよい。上記TPUは、少なくとも15重量%の、好ましくは少なくとも18重量%の、更に好ましくは少なくとも20重量%の硬質セグメントを有してもよい。
【0028】
この方法で製造される上記TPUは、少なくとも20NPaの、好ましくは少なくとも22MPaの、更に好ましくは少なくとも24MPaの引っ張り強さを有してもよい。いくつかの場合には、30MPa以上の、あるいは35MPaもの引っ張り強さを持つTPUを製造することができる。上記TPUの引っ張り強さは、概ね50MPa未満である。上記TPUの破断時の伸びは、少なくとも300%、好ましくは少なくとも400%、更に好ましくは少なくとも500%、特に少なくとも550%であってもよい。キャストフィルムから打ち抜くダンベルについて、適切には、DIN53504試料S3aにより引っ張り強さと伸びを評価してもよい。
【0029】
上記TPUは、好ましくは重量比76:10でテトラヒドロフラン/ジメチルアセトアミドを含む溶液に実質的に可溶である。上記TPUは、好ましくは実質的に均質である。
【0030】
上記ポリジエンジオールと上記鎖延長剤は、好ましくは実質的に非混和性である。これは、激しい混合と24時間の放置後に、二層が生成することを意味する。
【0031】
この方法においては、反応押し出し機の使用の前に反応物のいくつかの重合を行ってもよい。例えば、適切には無溶媒のプレポリマー方法でプレポリマーを製造してもよい。このような方法においては、イソシアネートの一部あるいは好ましくは全部は、上昇した温度で、例えば70から100℃の範囲で、少なくとも30分間あるいはそれ以上の間、そして不活性雰囲気、例えば窒素雰囲気下で好ましくはポリジエンジオールの一部あるいは好ましくは全部と混合される。次に、30から70℃の、好ましくは40から60℃の範囲の温度迄加熱したプレポリマーは、上記反応押し出し機の入口に供給される。加熱してもよいが、適切には外気温度での延長剤は、この段階で上記反応押し出し機の入口、適切には同じ入口に供給されてもよい。上記押し出し機中のこの反応物の温度は、適切には270℃を超えず、好ましくは250℃を超えず、更に好ましくは240℃を超えず、そして特に230℃を超えない。
【0032】
適切な共回転反応押し出し機は、輸送スクリューにより分離された一連の混練/混合ゾーンを含んでなる二軸押し出し機である。所望の特性を持つTPUを製造するためには、押し出し機中の反応物の滞留時間を増加させるステップを行う必要があるかもしれない。当業者によれば、例えば、押し出し機の領域中に逆ピッチの輸送/混合ゾーンの長さを含むことにより、このことは簡単に行われる。
【0033】
本発明の2番目の態様によれば、上記第一の態様による方法で製造されるか、あるいは製造可能な熱可塑性ポリウレタンが提供される。
【0034】
(実施例)
本発明は、使用する押し出し機のスクリュー設計とバレル加熱域の概略図である図1を参照しながら例として述べられる。1、2、4から13及び15から17の番号を付けた熱電対の位置が示される。種々のゾーンが示されている。スクリュー区分は形式A/Bで記述される。ここで、Aはmm単位でのスクリューのピッチであり、Bはmm単位でのこの区分の長さであり、そしてKBは「混練ブロック」を指す。
【0035】
以下はこれ以降で言及する。
【0036】
L−2203は、KLP−L2203とラベル付けしたShell Chemical Company U.S.A.から入手される、分子当たり1.92個の末端ヒドロキシル基、1660の当量及び53%の1、2−付加のブタジエン体を持つ線状水素化ブタジエンジオールポリマーを指す。このポリマーは、25℃で粘稠な液体であるが、若干高い温度で容易に流動する(60℃で2.5Pa.s(2500センチポイズ)の粘度)。
【0037】
MDIは、BASFによりLUPRAMETMESの商標で売られている4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(CAS No.101−68−8)を指す。MDIの二量化を防止するために、40kgの純粋なMDIの容器を−20℃で貯蔵し、そして数日以内での使用のためにこれらの容器から採った1kgの試料を5℃で貯蔵した。水がMDI上に凝縮しないようにするために、容器の内容を開く前に室温迄温め、再封止前に容器の上の雰囲気を乾燥窒素により掃気した。この方法のすべてで使用したMDIは、約40℃で融解して、透明で、若干黄色の液体を生じ、これは、MDIが多くとも極めて少量の二量体と尿素しか含まないことを示す。すべての計算においてMDIの当量を125とした。
【0038】
IRGANOX1010は、Ciba−Geigy(IRGANOXは商標である)により供給される、ヒンダードフェノール酸化防止剤である。
【0039】
ZSK25押し出し機は、図1に示すようなスクリュー設計とバレル加熱域を持つ、Werner&Pfeidererにより供給される共回転二軸押し出し機を指す。このスクリュー設計は、輸送スクリューにより分離された一連の混練/混合ゾーンからなるものであった。反応材料の滞留時間を増加させるために、第1の2つの混練域の後に短い長さの逆ピッチの輸送/混合ゾーンを置いた。
【0040】
BDは、Aldrich Chemical Companyから入手される1,4−ブタンジオール(CAS No.110−63−4)を指す。特記しない限り、使用前に、10ミリバール未満の真空下100℃で少なくとも1時間加熱することにより乾燥した。すべての計算において当量を45.06とした。
【0041】
BEPDは、Perstorpから入手される2−エチル−2−ブチル−1,3−プロパンジオール(CAS No.115−84−4)を指す。特記しない限り、使用前に、10ミリバール未満で120℃で1時間乾燥した。すべての計算において当量を80.13とした。
【0042】
TMPDは、Eastman Chemicalsから入手される2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールを指す。使用前に、10ミリバール未満で100℃で1時間以上乾燥した。
【0043】
DBTLは、Air ProductsからDABCO−T−12CLの商標で入手できるジブチルスズジラウレート触媒(CAS No.77−58−7)を指す。分子量2000のポリプロピレングリコール(Shell International Chemicalsから入手できるPPG2000)により希釈して使用した。反応の化学量論量を計算する目的で、この触媒の流れ中に存在するヒドロキシル基は無視した。
【0044】
これ以降の実施例1から19は、本発明に関する。例C1からC7は比較の目的で入れてある。
【0045】
実施例1
プレポリマーの製造の一般的な手順
0.3重量%のIRGANOX1010を含む、加熱し、撹拌したL−2203に固体のMDIフレークを添加することにより、プレポリマーを9リットルステンレス鋼反応器中で製造した。反応器にその頂部から底部に達するリボン撹拌機を取り付けた。反応物の上部の空間を乾燥窒素ガスで充たした。この手順においては、最終の熱可塑性ポリウレタン(TPD)の製造で使用したMDIのすべてを最終のTPUの製造で使用したL−2203のすべてと反応させて、結果として、未反応MDI、分子の各末端でMDI分子と反応したL−2203、及び後者の反応生成物と更なるイソシアネート及び更なるL−2203ジオールとの反応により生成した短鎖の混合物が得られることを注目すべきである。MDIを「A」により、また長鎖のジオールを「B」により表わすならば、プレポリマー中に見られる種は、「A」、「ABA」、「ABABA」、「ABABABA」等と書くことができる。
【0046】
実施例2
TPUの製造の一般的な手順
実施例1に述べたように製造された加熱したプレポリマーとBDとBEPDから選ばれた「鎖延長剤」をZ5K25の共回転二軸押し出し機の入口に供給した。図1に示すように、触媒のDBTLを第1の混練/混合ゾーンの直前に添加した。この実施例における調合数の変数は、エラストマーの硬質相含量、ヒドロキシル基に対するイソシアネートの比(NCO:OH比)、鎖延長剤のタイプ及び触媒レベルであった。機械の変数は、押し出し機のバレルに沿った設定温度とスクリューの回転速度の変動を含むものであった。
【0047】
実施例3から19
特定の実施例
実施例1の一般的な手順に従い、表1に記したような特定な製造条件を持つ各実施例に対するプレポリマーを製造した。
【0048】
実施例2に記した方法を用いて各実施例のTPUを表1に記したプレポリマーから表2に記した条件を用いて製造した。表3及び4は、各実施例の方法で使用した押し出し機のパラメーターについての詳細を示す。表3においては、域の番号は、図1でラベル付けしたゾーンに相当する。
【0049】
【表1】
【0050】
【表2】
【0051】
【表3】
【0052】
【表4】
【0053】
分析
(i)プレポリマーのイソシアネート(NCO)含量
ASTM方法2572を用いてこれを求めた。結果を表1に示す。
【0054】
(ii)TPUの硬質相含量
イソシアネートプラス鎖延長剤の全重量をTPUのすべての成分の全重量で割り、パーセントで表わしたものとして定義される。結果を表5に示す。
【0055】
(iii)TPUの溶解性
特定の重量のTPUを特定の量の挙げた溶媒(または溶媒の混合物)中で少なくとも24時間転がすことによりこれを求めた。溶解性を視覚的に評価した。溶媒中で「可溶」と判断されたTPUに対しては、Metaalgaas(Twente、オランダ)から入手できるステンレス鋼線布でできたトレーでこの溶液を漉すことにより、しばしば視認できる「ゲル」として存在するTPUの割合を求めた。この布は、0.075mmの開口、0.050mmの線径及び200x200(NEN2560に一致する)のメッシュ数を有していた。不溶分の量を乾燥布の重量の増加から計算した。この方法は、評価するエラストマーの元の重量の約1%の精度である。結果を表5に示す。TPUの溶解性は、エラストマー中に存在する高分子量の架橋「ゲル」の量の目安となると考えられる。この「ゲル」は、いかなる溶媒にも不溶である。TPUが例えばアロハネートまたはイソシアヌレート結合形成により著しく架橋している場合には、これはこの実験に使用する溶媒に不溶である。
【0056】
【表5】
【0057】
「BD」=1,4−ブタンジオール、「BEPD」=2−ブチル−2−エチル−l,3−プロパンジオール、「TMPD」=2,2,4−トリメチル−l,3−ペンタンジオール
THF=テトラヒドロフラン、DMF=ジメチルホルムアミド、DMA=ジメチルアセトアミド、MEK=メチルエチルケトン、Tol=トルエン
【0058】
【表6】
1不溶区分は高分子量(多分、アロハネート架橋された)分から構成されていると予想される。
【0059】
(iv)ゲル浸透クロマトグラフィ(GPC)によるTPUの分子量の定量
10mgのTPUを、10mlのテトラヒドロフランまたはテトラヒドロフラン/ジメチルホルムアミドの90/l0重量の混合物で溶解、あるいはエラストマーが不溶である場合には抽出した。この溶媒は、存在するかもしれないいかなる遊離のイソシアネート基とも反応するように、一滴のn−ブチルアミンを含有した。0.5ミクロンのミリポアフィルターで濾過した後、20マイクロリットルの得られた溶液/抽出液をゲル浸透クロマトグラフィ(GPC)装置中に注入した。ゲル浸透クロマトグラフィ装置は、それぞれ10,000及び500オングストロームの孔サイズを含む材料から構成される2本の直列の30cm長の「PLゲル」カラムを含むものであった。溶離液(可動相)はTHFであり、可動相の流速は0.8ml/分であった。このクロマトグラフによりUV検出ユニットを通過する分離した種を検出する。
【0060】
ポリウレタンエラストマーのピーク分子量(MW)と分子量分布を表わすのにGPCを使用する。この装置を既知の分子量の市販のポリスチレンにより較正し、エラストマーがポリスチレンをベースとするかのように、結果を解釈する。それゆえ、この手段により求めたTPUの分子量は、単に指数である。この方法は、約500から100万の範囲の分子量の種について半定量的である。表6に示した結果の表においては、分子量に対するUV応答の曲線を主要なピークとこの主要なピークの高及び低分子量端の「テイル」またはピークの3つの区分に分割する。
【0061】
(v)TPUのメルトフローインデックス(MFI)
ASTM方法1238/ISO1133に基づくバリエーションにより手動で求めた。TPUを特定な温度とした加熱した円筒中に詰めた後、圧縮ピストンに特定の荷重を載せることにより、試料を1分間圧縮した。次に、この荷重を除き、試料を更に3分間円筒の温度迄温めた。引き続き、この荷重を置き直し、測定を4分の始めで開始した。どちらでも最も早く起こるほうで、ダイを通る平均流量を、上部のゲージマークが円筒の頂部に達する迄引き続く3分にわたって求めた。結果を表7に示す。
【0062】
【表7】
【0063】
(vi)TPUのミル温度
240mmのロール長さと95mmのロール径のミニアチュアのゴムミルの「Troester WNK1」上で定量した。前及び後ロールの回転速度は、それぞれ22及び26rpmであった。このロールを特定の温度迄電気加熱した。ほぼ100gのTPUプラス0.5gの「IRGANOX565」酸化防止剤を2本のロールの間の「ニップ」に供給し、ロールを回転する前にほぼ1分間加熱した。TPUは、溶融すると、ロールの1つの上に連続層として拡がった。次に、ロールの間のギャップを約2mm迄大きくし、引き続いて圧縮成形するために、TPUの得られるシートをロールから切り出した。ミル温度が低過ぎる場合には、TPUは融解せずに、粉末となる。温度が高過ぎる場合には、TPUはバターの稠度を有し、材料のシートをロールから引き剥がすことができない。結果を表7に示す。
【0064】
(vii)TPUの引っ張り強さ
(選んだ)TPUをTHFとジメチルアセトアミドの90/10(重量)混合物中に溶解することにより、引っ張り試験用にフィルムを製造した。外気温度で24時間転がすことにより、10重量%のTPUを溶媒混合物に溶解した。透明な溶液が生成したならば、溶液を皿に注ぎ、溶媒を外気温度で48時間にわたって蒸発させた。ジメチルアセトアミドの蒸気圧が外気温度では低いために、皿を真空オーブン中で100℃迄3時間加熱することにより、溶媒蒸発を完結させた。しかしながら、この工程は試料もアニールする。この結果として、硬い試料が得られる。すなわち、50%、100%及び200%歪での応力が溶融プレスした試料よりも大きい。結果を表8に示す。
【0065】
【表8】
【0066】
比較例
ポリウレタンエラストマーの製造
実施例C1
次の実施例においては、反応物の量と方法の他の詳細を表1、2、5、6及び7に示す。
金属ベースのプレートのガラス面を持った反応器であり、双方とも反応物の添加に先立って70℃迄加熱したBuchi反応器中でポリウレタンエラストマーのプレポリマーを製造した。反応器の錨形撹拌機は、反応器の底に達し、反応器の高さの3分の2迄延びるものであった。プレポリマーを製造するためには、最初に、選んだ量のMDIを反応器の底で融解し、70℃でL−2203を500r.p.m.で一定の撹拌をしながら、60分間にわたって添加した。引き続き、撹拌しながら90℃で30分間加熱することにより、このプレポリマー反応を完結させた。この透明なプレポリマーは、ブルックフィールド粘度計タイプ「IV1」により測定して、50℃で50Pa.sの粘度を有していた。引き続いて、96.25gのこのプレポリマー(90℃)を塗料ミキサーを用いて3.66gのBD(23℃)と混合した。2000r.p.m.で90秒の混合の後、反応系をシリコーン離型紙で内張りした金型に注入し、窒素下80℃で16時間硬化させた。この工程の結果、20重量%の硬質相含量の均一で、白色の不透明なエラストマーが製造された。
【0067】
実施例C2
最初にL−2203をBuchi反応器に添加し、この加熱した長鎖ジオールにMDIを直ちに添加したことを除いて、実施例C1に述べたようにこのエラストマーを製造した。このエラストマーに対して、金型に注入するのに先立って、BEPD鎖延長剤をBuchi反応器中で500r.p.m.で90℃で2分間プレポリマーに混合した。この手順の結果、30重量%の硬質相含量の均一で、白色の不透明なエラストマーが製造された。
【0068】
実施例C3
BDを鎖延長剤として用いてエラストマーを製造することを試みて、例C2の方法を使用した。この結果、不均質で、粘着性のエラストマーが製造された。
【0069】
実施例C4
例C1の方法に従って、30重量%の高い硬質相含量で鎖延長剤としてBDをベースとしたエラストマーを製造することを試みた。しかしながら、この結果は、一つの成分が多く、もう一方が少ない領域を含む不均質で、粘着性のエラストマーであった。
【0070】
実施例C5からC7
450リットルのステンレス鋼反応器中で溶融したMDIを加熱し、撹拌したL−2203に添加することにより、プレポリマーを製造した。反応の完結時には、この方法により製造したプレポリマーのイソシアネート含量は、理論値に近かった。プレポリマー反応が完結したならば、加熱プレポリマーと、BEPDの場合には、加熱した鎖延長剤を高剪断混合ヘッドにポンプ輸送した。この混合ヘッド中の滞留時間はほぼ2秒であり、その時間の間に反応物をインペラーにより強力に混合した。反応混合物をポリプロピレントレーに注入し、循環空気オーブンで硬化させた。この方法の結果、白色で、不透明なエラストマーが製造された。
【0071】
比較例の分析
エラストマーの性質を上述の方法を用いて評価した。結果を表5、6、7及び8に示す。
【0072】
検討
1.本発明の実施例のTPUは、名目上同一の調合物であるが、他の方法により製造した比較例の材料に比べて、一般に市販されている溶媒(比較例C2)に概ね可溶であるという利点を有する。
【0073】
2.概ね、本発明のTPUは、50,000から200,0000の範囲の分子量の一つの主要ピークを示す。比較例のエラストマーに比較して、本発明のTPUは、比較的少量の低分子量部分と高分子量部分を有する。比較例のエラストマーは、比較的高比率の低分子量材料−すなわち、約17,000迄のポリスチレン分子量に対応する材料を含む。このことは、比較的不溶のBD鎖延長剤でできたエラストマーに特に当てはまる。
【0074】
3.メルトフローインデックスは、低剪断応力下での材料の流動の相対的な容易さの目安であると考え得る。
【0075】
名目的には同一のエラストマー調合物に対して、本発明のTPUは、高温での流動抵抗が著しく低いエラストマーに比べて有利である。これは、射出成形及び押し出し等の以降の加工ステップを容易にする。
【0076】
4.このミル温度は、射出成形及び押し出し等の以降の加工に必要とされる温度の目安と考え得る。名目的には同一のエラストマー調合物に対して、本発明のTPUは、加工温度が著しく低い他のエラストマーに比べて有利である。エラストマーの著しい分解が起こる温度以下で比較例の材料のあるものを溶融することができなかった。
【0077】
5.本発明のTPUの引っ張り強さは、表8に示す比較例のそれよりも実質的に高い。本発明のTPUの高い引っ張り強さは、均質な反応の結果である。加えて、本発明の方法は、透明性と溶解性が改善されたTPUを生成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例で使用される押し出し機の概略図である。
Claims (9)
- (i)分子当たり1.6から2個の末端ヒドロキシル基及び少なくとも500で、20,000未満の数平均分子量を持つ水素化ポリジエンジオール、
(ii)分子当たり1.8から2.1個のイソシアネート基を持つイソシアネート、
(iii)一つあるいはそれ以上の鎖延長剤、および
(iv)場合によっては触媒
を反応させることによる熱可塑性ポリウレタン(TPU)を製造する方法であって、共回転反応押し出し機を使用すること、およびイソシアネートのすべてがポリジエンジオールと反応して、共回転反応押し出し機に供給する前にプレポリマーを生成することを特徴とする方法。 - 上記押し出し機が共回転多軸押し出し機である請求項1に記載の方法。
- 共回転反応押し出し機中の温度が240℃を超えない請求項1または2に記載の方法。
- 溶媒が共回転反応押し出し機中で実質的に存在しない請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
- ポリジエンジオールのポリマー骨格がブタジエンまたはイソプレンの水素化された重合生成物であり、場合によってはスチレンをコモノマーとして含む請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
- イソシアネートが4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートである請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
- 鎖延長剤または鎖延長剤の混合物が300未満の分子量のジヒドロキシあるいはジアミン化合物である請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
- 反応物中のヒドロキシル(OH)とアミン(NH2)部分に対する反応物中のイソシアネート(NCO)部分のモル比が少なくとも0.8であり、1.2未満である請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
- アミンまたは有機金属触媒が全反応物重量基準で0.005から2重量%で存在する請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
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