以下、図面を参照して本発明に係る撮影装置の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態による撮影装置としてのカメラの外観構成を示すもので、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は背面図である。
図1に於いて、このカメラ10はカメラボディ11と、該カメラボディ11の前面部に装着された撮影レンズ12とを有して成る。上記カメラボディ11の上面部には、該カメラ10のシャッタレリーズスイッチに対応したレリーズ釦13と、少なくとも水中撮影モードを含む各種撮影モードを設定するためのモードダイヤル14及び電源スイッチ15とが設けられている。
また、カメラボディ11の背面部には、第1の手動操作部材であるOK釦16aと第2の手動操作部材である十字キー16b、16c、16d、16eから成る操作部(選択手段)16と、検出釦17と、液晶モニタ18とが設けられている。
上記OK釦16aは、上記モードダイヤル14で設定された各種モードを確定するための釦である。このOK釦16aの周囲に配置されている十字キー16b〜16eは、液晶モニタ18に表示される図示されないメニュー画面等を操作する際にカーソルを上下左右方向に移動させるためのキーである。
また、検出釦17は、このカメラ10に後述するハウジングが装着されたか否かを検出するための釦である。この検出釦17が押された場合はハウジングが装着された状態であり、押されていない場合はハウジングが装着されていない状態となる。更に、液晶モニタ18は、被写体の画像を表示したり、上述したメニュー等を表示するための画面である。
図2は、図1の構成のカメラ10に装着される水中撮影用のハウジング21の構成を示す外観斜視図である。
図2に於いて、ハウジング21は前ハウジング22及び後ハウジング23とから構成される。そして、この前ハウジング21内に、図2には示されないがカメラ10を装填した後、後ハウジング23を被せるようにして装着する。その後、図示されない取り付け部材により、前ハウジング22と後ハウジング23が密閉される。このようにして、ハウジング21内に水等が浸入しないような防水構造や耐圧構造がとられている。
上記前ハウジング22の外面には、カメラ10のレリーズ釦13に対応したシャッタ釦操作スイッチ24と、モードダイヤル14に対応したモードダイヤル操作ノブ25をはじめとした各種操作部が設けられている。上記シャッタ釦操作スイッチ24は上記レリーズ釦13と係合してオン、オフされるもので、このシャッタ釦操作スイッチ24がオンされることにより、レリーズ釦13を介して撮影動作が行われるようになっている。同様に、モードダイヤル操作ノブ25は上記モードダイヤル14と係合して操作されるもので、このモードダイヤル操作ノブ25が操作されることによって、各種のモードに対応した撮影シーンの設定が可能になる。
一方、後ハウジング23の外面には、カメラ10の操作部16及び液晶モニタ18に対応して、操作部26及び窓部28が設けられている。操作部26は、上述したカメラ10の各釦及びキーに対応している。すなわち、OK釦26aはOK釦16aに対応し、十字釦26b、26c、26d、26eは、それぞれ十字キー16b、16c、16d、16eに対応している。これら操作部26の各釦26a及び26b〜26eが押されることによって、上記OK釦16及び十字キー16b〜16eが操作される。
また、窓部28は、液晶モニタ18に対応して設けられているもので、画面表示が拡大されるように、レンズ形状に形成されている。
更に、後ハウジング23の内面側には、カメラ10の背面部に設けられた検出釦17と対応する位置に検出用のハウジング側凸部27が設けられている。このハウジング側凸部27が上記検出釦17を押し込むことにより、カメラ10にハウジング21が装着されたことが検出されるようになっている。
図3は、この水中撮影用のハウジングを含むカメラの全体構成を概略的に示すブロック図である。
図3に於いて、このカメラ10は、被写体からの光束を導く撮影レンズ12と、被写体像を取り込んで光電変換する撮像素子31と、カメラ内電子回路32と、液晶(TFT)モニタ18と、操作スイッチ36と、外部メモリ37と、カメラ10内の各部に電源を供給するためのバッテリ39と、検出釦17に対応した収納検知回路40とを有して構成される。
上記カメラ内電子回路32は、上記撮像素子31で取り込まれた画像に信号処理を施す信号処理回路(画像処理手段)33と、このカメラ全体の制御を司るシステム制御回路34とを有して構成される。また、上記操作スイッチ36は、上述したレリーズ釦13やOK釦16a及び十字キー16b〜16e等で構成される。尚、上記収納検知回路40とシステム制御回路34は、判定手段を構成している。
このような構成のカメラ10に於いて、被写体からの光束は、撮影レンズ12を介して撮像素子31に取り込まれて光電変換される。ここで変換された画像信号のデータは、信号処理回路33で所定の処理が施された後、システム制御回路34を介して外部メモリ37に記憶される。また、上記信号処理回路33で画像処理が行われた画像データに対応する画像が、液晶モニタ18に表示可能である。
また、このカメラ10にハウジング21が装着されることにより、ハウジング側凸部27が検出釦17を押し込む。つまり、この検出釦17が押されると、収納検知回路40がカメラ10にハウジング21が装着されたことを検知する。
次に、図4のフローチャートを参照して、第1の実施形態に於けるカメラの基本的な動作について説明する。
電源スイッチ15がオンされると、先ずステップS1に於いて、モードダイヤル14がSCENEモードに設定されているか否かが判定される。ここで、SCENEモードが設定されていない場合はステップS2へ移行し、SCENEモードが設定されている場合はステップS3へ移行する。
ステップS2では、モードダイヤル14がAUTOモードに設定されているか否かが判定される。ここで、AUTOモードが設定されている場合はステップS4へ移行し、そうでない場合はステップS5へ移行する。
ステップS3では、サブルーチン“SCENEモード”が実行される。このSCENEモードとは、例えばポートレードモード、スポーツモード、風景モード、水中マクロモード等の各種の撮影シーンに適した露出が行われるモードである。このサブルーチン“SCENEモード”の詳細な動作については後述する。
また、ステップS4では、サブルーチン“AUTOモード”のサブルーチンが実行される。このAUTOモードは、例えばカメラ側で適切な露出を判断して設定する周知の自動露出モードである。
ステップS5では、サブルーチン“再生”が実行される。この再生モードは、このカメラ10で撮影された画像を液晶モニタ18で確認するためのモードである。
尚、ステップS4のサブルーチン“AUTOモード”と、ステップS5のサブルーチン“再生”の動作については、本発明の特徴部分ではなく、また周知の動作であるのでここでは説明を省略する。
その後、ステップS6にて、電源スイッチ15がオフにされたか否かが判定される。ここで、パワーオフでなければ上記ステップS1へ移行して、以降の処理が繰り返される。一方、パワーオフであれば、バッテリ39からカメラ内電子回路32への電源供給がオフにされて待機状態に入る。そして、再び電源スイッチ15がオンされると待機状態を抜けて本ルーチンが繰り返される。
図5は、上述した図4のフローチャートのステップS3に於けるサブルーチン“SCENEモード”の詳細な動作を説明するフローチャートである。
本サブルーチンに入ると、先ずステップS11に於いて、検出釦17によってハウジング21が検出されたか否かが判定される。ここで、ハウジング21が検出されなければステップS12へ移行し、検出されたならばステップS13へ移行する。
ステップS12では、水中撮影のモードを含まない撮影であるサブルーチン“SCENE設定1”が実行される。一方、ステップS13では、水中撮影のモードを含む撮影であるサブルーチン“SCENE設定2”が実行される。尚、上記ステップS12のサブルーチン“SCENE設定1”及びステップS13のサブルーチン“SCENE設定2”の詳細な動作については後述する。
上記ステップS12またはS13にて、何れかのシーンモードが設定されたならば、ステップS14に於いてレリーズ釦13が押されたか否かが判定される。ここで、レリーズ釦13が押されたならば、ステップS15に移行して、サブルーチン“撮影”が実行される。尚、このサブルーチン“撮影”の動作は周知のものであるのでここでは説明を省略する。
一方、上記ステップS14にてレリーズ釦13が押されていない場合、及びステップS15にて撮影動作が行われた後は、ステップS16にて変更操作が行われたか否かが判定される。ここで、変更操作とは、モードダイヤル14の切り替え、或いはシーンの設定の切り替えである。ステップS16にて、変更操作が行われない場合は上記ステップS14へ移行して移行の処理動作が繰り返される。一方、上記ステップS16にて変更操作がなされた場合は、本サブルーチンを抜けて図4のフローチャートのステップS6へ移行する。
次に、図6のフローチャートを参照して、図5のフローチャートのステップS12に於けるサブルーチン“SCENE設定1”の動作について説明する。
本サブルーチンに入ると、先ず、ステップS21にて1つ目のシーンモードであるポートレートモードが選択可能状態とされる。次いで、ステップS22に於いて、OK釦16aがオンされたか否かが判定される。ここで、OK釦16aが押されたならば、ステップS23へ移行して、ポートレートモードが確定して、該ポートレートモードに応じた撮影条件が設定される。この撮影条件とは、プログラム線図、ISO感度、AFモード、AEモード、ホワイトバランス等が、選択されたシーンモードに適した値に設定されることを意味している。この後、本サブルーチンを抜けて、図5のフローチャートのステップS14へ移行する。
一方、上記ステップS22にてOK釦16aがオンされない場合は、ステップS24に移行して十字キーの状態が判定される。ここで、十字キーがアップ(UP)、すなわち十字キー16bが押された場合は、後述するステップS37の夜景モードに移行する。また、ステップS22にて十字キーがダウン(DOWN)、すなわち十字キー16cが押された場合は、ステップS25へ移行する。
ステップS25では、2つ目のシーンモードであるスポーツモードが選択可能状態になる。次いで、ステップS26に於いて、OK釦16aがオンされたか否かが判定される。ここで、OK釦16aが押されたならば、ステップS27へ移行して、スポーツモードが確定して、該スポーツモードに応じた撮影条件が設定される。その後、本サブルーチンを抜けて、図5のフローチャートのステップS14へ移行する。
一方、上記ステップS26にてOK釦16aがオンされない場合は、ステップS28に移行して十字キーの状態が判定される。ここで、十字キーがアップ(UP)、すなわち十字キー16bが押された場合は、上記ステップS21のポートレートモードに移行する。また、ステップS28にて十字キーがダウン(DOWN)、すなわち十字キー16cが押された場合は、ステップS29へ移行する。
ステップS29では、3つ目のシーンモードである記念撮影モードが選択可能状態になる。次いで、ステップS30に於いて、OK釦16aがオンされたか否かが判定される。ここで、OK釦16aが押されたならば、ステップS31へ移行して、記念撮影モードが確定して、該記念撮影モードに応じた撮影条件が設定される。その後、本サブルーチンを抜けて、図5のフローチャートのステップS14へ移行する。
一方、上記ステップS30にてOK釦16aがオンされない場合は、ステップS32に移行して十字キーの状態が判定される。ここで、十字キーがアップ(UP)、すなわち十字キー16bが押された場合は、上記ステップS25のスポーツモードに移行する。また、ステップS32にて十字キーがダウン(DOWN)、すなわち十字キー16cが押された場合は、ステップS33へ移行する。
ステップS33では、4つ目のシーンモードである風景モードが選択可能状態になる。次いで、ステップS34に於いて、OK釦16aがオンされたか否かが判定される。ここで、OK釦16aが押されたならば、ステップS35へ移行して、風景モードが確定して、該風景モードに応じた撮影条件が設定される。その後、本サブルーチンを抜けて、図5のフローチャートのステップS14へ移行する。
一方、上記ステップS34にてOK釦16aがオンされない場合は、ステップS36に移行して十字キーの状態が判定される。ここで、十字キーがアップ(UP)、すなわち十字キー16bが押された場合は、上記ステップS29の記念撮影モードに移行する。また、ステップS36にて十字キーがダウン(DOWN)、すなわち十字キー16cが押された場合は、ステップS37へ移行する。
ステップS37では、5つ目のシーンモードである夜景モードが選択可能状態とされる。次いで、ステップS38に於いて、OK釦16aがオンされたか否かが判定される。ここで、OK釦16aが押されたならば、ステップS39へ移行して、夜景モードが確定して、該夜景モードに応じた撮影条件が設定される。その後、本サブルーチンを抜けて、図5のフローチャートのステップS14へ移行する。
一方、上記ステップS38にてOK釦16aがオンされない場合は、ステップS40に移行して十字キーの状態が判定される。ここで、十字キーがアップ(UP)、すなわち十字キー16bが押された場合は、上記ステップS33の風景モードに移行する。また、ステップS40にて十字キーがダウン(DOWN)、すなわち十字キー16cが押された場合は、上記ステップS21のポートレートモードに移行する。
図8(a)は、上述したサブルーチン“SCENE設定1”に於ける各シーンモードと十字キーとの関係を示した図である。
例えば、ポートレートモードが選択可能な状態でOK釦16aが押されると、ポートレートモードが確定される。そして、ポートレートモードの状態から十字キー16cが押されると、シーンモードがスポーツモードに切り替わる。更に、十字キー16cが押されると、シーンモードは記念撮影モードに切り替わる。また、ポートレートモードが選択可能な状態で十字キー16bが押されると、シーンモードは夜景モードに切り替わる。
つまり、何れのシーンモードの選択の際にも十字キー16cが押されると、ポートレートモード→スポーツモード→記念撮影モード→風景モード→夜景モード→ポートレートモード→…のように、サイクリックに切り替わる。一方、何れのシーンモードの選択の際にも十字キー16bが押されると、ポートレートモード→夜景モード→風景モード→記念撮影モード→スポーツモード→ポートレートモード→…のように、上述した十字キー16cの場合とは逆の順序でサイクリックに切り替わる。
そして、何れかのシーンモードにてOK釦16aが押されると、そのときのシーンモードに応じた撮影条件が設定されるようになっている。
次に、図7のフローチャートを参照して、図5のフローチャートのステップS13に於けるサブルーチン“SCENE設定2”の動作について説明する。
尚、“SCENE設定2”の動作は、カメラ10にハウジング21が装着された場合のみ実行されるので、撮影者はOK釦26a、十字釦26b〜26eを介して、カメラ10のOK釦16a、十字キー16b〜16eを操作することになる。
本サブルーチンに入ると、先ず、ステップS51にて1つ目のシーンモードであるポートレートモードが選択可能状態とされる。次いで、ステップS52に於いて、OK釦26aがオンされたか否かが判定される。ここで、OK釦26aが押されたならば、ステップS53へ移行して、ポートレートモードが確定して、該ポートレートモードに応じた撮影条件が設定される。この後、本サブルーチンを抜けて、図5のフローチャートのステップS14へ移行する。
一方、上記ステップS52にてOK釦26aがオンされない場合は、ステップS54に移行して十字釦の状態が判定される。ここで、十字釦がアップ(UP)、すなわち十字釦26bが押された場合は、後述するステップS75の水中マクロモードに移行する。また、ステップS52にて十字釦がダウン(DOWN)、すなわち十字釦26cが押された場合は、ステップS55へ移行する。
ステップS55では、2つ目のシーンモードであるスポーツモードが選択可能な状態になる。次いで、ステップS56に於いて、OK釦26aがオンされたか否かが判定される。ここで、OK釦26aが押されたならば、ステップS57へ移行して、スポーツモードが確定して、該スポーツモードに応じた撮影条件が設定される。その後、本サブルーチンを抜けて、図5のフローチャートのステップS14へ移行する。
一方、上記ステップS56にてOK釦26aがオンされない場合は、ステップS58に移行して十字釦の状態が判定される。ここで、十字釦がアップ(UP)、すなわち十字釦26bが押された場合は、上記ステップS51のポートレートモードに移行する。また、ステップS58にて十字釦がダウン(DOWN)、すなわち十字釦26cが押された場合は、ステップS59へ移行する。
ステップS59では、3つ目のシーンモードである記念撮影モードが選択可能な状態になる。次いで、ステップS60に於いて、OK釦26aがオンされたか否かが判定される。ここで、OK釦26aが押されたならば、ステップS61へ移行して、記念撮影モードが確定して、該記念撮影モードに応じた撮影条件が設定される。その後、本サブルーチンを抜けて、図5のフローチャートのステップS14へ移行する。
一方、上記ステップS60にてOK釦26aがオンされない場合は、ステップS62に移行して十字釦の状態が判定される。ここで、十字釦がアップ(UP)、すなわち十字釦26bが押された場合は、上記ステップS55のスポーツモードに移行する。また、ステップS62にて十字釦がダウン(DOWN)、すなわち十字釦26cが押された場合は、ステップS63へ移行する。
ステップS63では、4つ目のシーンモードである風景モードが選択可能な状態になる。次いで、ステップS64に於いて、OK釦26aがオンされたか否かが判定される。ここで、OK釦26aが押されたならば、ステップS65へ移行して、風景モードが確定して、該風景モードに応じた撮影条件が設定される。その後、本サブルーチンを抜けて、図5のフローチャートのステップS14へ移行する。
一方、上記ステップS64にてOK釦26aがオンされない場合は、ステップS66に移行して十字釦の状態が判定される。ここで、十字釦がアップ(UP)、すなわち十字釦26bが押された場合は、上記ステップS59の記念撮影モードに移行する。また、ステップS66にて十字釦がダウン(DOWN)、すなわち十字釦26cが押された場合は、ステップS67へ移行する。
ステップS67では、5つ目のシーンモードである夜景モードが選択可能な状態になる。次いで、ステップS68に於いて、OK釦26aがオンされたか否かが判定される。ここで、OK釦26aが押されたならば、ステップS69へ移行して、夜景モードが確定して、該夜景モードに応じた撮影条件が設定される。その後、本サブルーチンを抜けて、図5のフローチャートのステップS14へ移行する。
一方、上記ステップS68にてOK釦26aがオンされない場合は、ステップS70に移行して十字釦の状態が判定される。ここで、十字釦がアップ(UP)、すなわち十字釦26bが押された場合は、上記ステップS63の風景モードに移行する。また、ステップS70にて十字釦がダウン(DOWN)、すなわち十字釦26cが押された場合は、ステップS71へ移行する。
ステップS71では、6つ目のシーンモードであり、水中撮影モードである水中ワイドモードが選択可能な状態になる。次いで、ステップS72に於いて、OK釦26aがオンされたか否かが判定される。ここで、OK釦26aが押されたならば、ステップS73へ移行して、水中ワイドモードが確定して、該水中ワイドモードに応じた撮影条件が設定される。その後、本サブルーチンを抜けて、図5のフローチャートのステップS14へ移行する。
一方、上記ステップS72にてOK釦26aがオンされない場合は、ステップS74に移行して十字釦の状態が判定される。ここで、十字釦がアップ(UP)、すなわち十字釦26bが押された場合は、上記ステップS67の夜景モードに移行する。また、ステップS74にて十字釦がダウン(DOWN)、すなわち十字釦26cが押された場合は、ステップS75へ移行する。
ステップS75では、7つ目のシーンモードである水中マクロモードが選択可能な状態になる。次いで、ステップS76に於いて、OK釦26aがオンされたか否かが判定される。ここで、OK釦26aが押されたならば、ステップS77へ移行して、水中マクロモードが確定して、該水中マクロモードに応じた撮影条件が設定される。その後、本サブルーチンを抜けて、図5のフローチャートのステップS14へ移行する。
一方、上記ステップS76にてOK釦26aがオンされない場合は、ステップS78に移行して十字釦の状態が判定される。ここで、十字釦がアップ(UP)、すなわち十字釦26bが押された場合は、上記ステップS71の水中ワイドモードに移行する。また、ステップS78にて十字釦がダウン(DOWN)、すなわち十字釦26cが押された場合は、上記ステップS51のポートレートモードに移行する。
図8(b)は、上述したサブルーチン“SCENE設定2”に於ける各シーンモードと十字釦に対応した十字キーとの関係を示した図である。
図8(a)の“SCENE設定1”の場合と同様に、ポートレートモードが選択可能な状態でOK釦16aが押されると、ポートレートモードが確定される。そして、ポートレートモードの状態から十字キー16cが押されると、シーンモードがスポーツモードに切り替わり、更に十字キー16cが押されると記念撮影モードに切り替わる。また、ポートレートモードが選択可能な状態で十字キー16bが押されると、シーンモードは水中マクロモードに切り替わる。
つまり、何れのシーンモードの選択の際にも十字キー16cが押されると、ポートレートモード→スポーツモード→記念撮影モード→風景モード→夜景モード→水中ワイドモード→水中マクロモード→ポートレートモード→…のように、サイクリックに切り替わる。一方、何れのシーンモードの選択の際にも十字キー16bが押されると、ポートレートモード→水中マクロモード→水中ワイドモード→夜景モード→風景モード→記念撮影モード→スポーツモード→ポートレートモード→…のように、上述した十字キー16cの場合とは逆の順序でサイクリックに切り替わる。
そして、何れかのシーンモードまたは十字キー入力待ちの状態にてOK釦16aが押されると、そのときのシーンモードに応じた撮影条件が設定されるようになっている。
このように、検出釦17の状態に応じて、シーンモードを水中撮影の有る場合と無い場合とに区別して設定することができるようにしたので、水中以外の使用環境に於けるカメラの使い勝手を向上させることができる。
また、上述した第1の実施形態では、ハウジングの装着の有無の検出を、カメラボディ11の背面部で、ハウジングの一部に設けたハウジング側凸部と対応する位置に設けた検出釦により行っていたが、これに限られるものではない。
例えば、図9に示されるように、検出釦をモードダイヤル14に設けても良いものである。
図9に於いて、モードダイヤル14は、その中心位置にハウジング検出用のスイッチである検出釦14aを設けている。この検出釦14aは、モードダイヤル操作ノブ25の先端部25aと対応した位置になるように設けられている。したがって、図10(a)に示されるように、モードダイヤル操作ノブ25が、図示矢印A方向に押し込まれると検出釦14aが押される。これにより、カメラ10に前ハウジング22が装着されたことが検出される。
また、モードダイヤル操作ノブ25は、上記先端部25aの近傍に係合部材25bを有している。この係合部材25bは、モードダイヤル操作ノブ25に固定されているもので、該モードダイヤル操作ノブ25と共に回動可能になっている。更に、係合部材25bの先端には、モードダイヤル14の外縁部14bと噛合する係合部25cが形成されている。この係合部25cが外縁部14bと噛合することによって、モードダイヤル操作ノブ25を所望の方向に回転させると、同じ方向にモードダイヤル14を回転させることができる。
また、図示矢印B方向にモードダイヤル操作ノブ25を引き上げると、モードダイヤル操作ノブ25の先端部25aが検出釦14aから離れる。すると、ハウジングが装着されない状態と検出されて、水中撮影のモードが選択できなくなる。
図11は、ハウジング検出用スイッチの別の例を示した構成図である。
この場合、カメラボディ11の一部に窓42を設け、その近傍に発光素子としてフォトダイオード43aと、受光素子としてのフォトトランジスタ43bを設けている。一方、ハウジング22側には金属等の反射板22aを設けておく。
このような構成に於いて、フォトダイオード43aから投射された光が、窓42を介して反射板22aに至る。そして、この反射板22aで反射された光は、再び窓42を介してフォトトランジスタ43bに入射する。つまり、フォトダイオード43aから投射された光がフォトトランジスタ43bで検出されたならば、反射板22aによって反射されたものとして前ハウジング22がカメラボディ11に装着されたものと判定される。一方、フォトトランジスタ43bでフォトダイオードからの光が検出されない場合は、反射板22aが存在しない、すなわち前ハウジング22が装着されていないものと判定される。
このように、光学的なスイッチによってハウジングを検出することも可能である。
図12は、更に別の例の構成を示した図である。
図12に於いて、カメラボディ11内の下面部近傍には、磁気スイッチ45が設けられている。一方、この磁気スイッチ45と対応する後ハウジング23には、磁石29bを有したウエイト29aが着脱自在に取り付けられる。
このような構成に於いて、ウエイト29aが後ハウジング23に取り付けられると、磁石29bの磁力によってカメラボディ11内の磁気スイッチ45がオンされる。これにより、カメラボディ11に後ハウジング23が装着されたと判定される。一方、ウエイト29aが後ハウジング23に装着されない場合は、磁気スイッチ45はオフ状態である。したがって、カメラボディ11に後ハウジング23が装着されていないものと判定される。
このように、磁気スイッチを用いてもハウジングを検出することができる。
尚、ウエイト29aは、水中撮影時にカメラをバランス良く把持するために装着されるものであるため、磁石29bを設けるために新たな部材を用意する必要はない。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態では、SCENE設定1及びSCENE設定2とも、シーンのモード切り替え時は、最初にポートレートモードが選択可能な状態とされていた。しかしながら、ハウジングが装着されている状態のSCENE設定2の場合は、水中撮影のモードが使用されることが多い。したがって、この第2の実施形態では、SCENE設定2が選択された場合は、始めに水中マクロモードが選択可能状態となるようにしている。
図13は、本発明の第2の実施形態であって、図5のフローチャートのステップS13に於けるサブルーチン“SCENE設定2”の動作について説明するフローチャートである。尚、“SCENE設定1”のサブルーチンについては、図6に示される上述した第1の実施形態のフローチャートと同じであるので説明は省略する。
また、この第2の実施形態に於いては、撮影装置としてのカメラ及びハウジングの構成及び基本的な動作については、図1乃至図12に示される第1の実施形態と同じであるので、これらの構成及び動作については、同一の部分には同一の参照番号を付して、その図示及び説明は省略するものとし、異なる動作についてのみ説明する。
本サブルーチンに入ると、先ず、ステップS81にて、1つ目のシーンモードであり、水中撮影モードである水中マクロモードが選択可能な状態になる。次いで、ステップS82に於いて、OK釦26aがオンされたか否かが判定される。ここで、OK釦26aが押されたならば、ステップS83へ移行して、水中マクロモードが確定して、該水中マクロモードに応じた撮影条件が設定される。その後、本サブルーチンを抜けて、図5のフローチャートのステップS14へ移行する。
一方、上記ステップS82にてOK釦26aがオンされない場合は、ステップS84に移行して十字釦の状態が判定される。ここで、十字釦がアップ(UP)、すなわち十字釦26bが押された場合は、後述するステップS105の夜景モードに移行する。また、ステップS84にて十字釦がダウン(DOWN)、すなわち十字釦26cが押された場合は、ステップS85に移行する。
ステップS85では、2つ目のシーンモードである水中ワイドモードが選択可能な状態になる。次いで、ステップS86に於いて、OK釦26aがオンされたか否かが判定される。ここで、OK釦26aが押されたならば、ステップS87へ移行して、水中ワイドモードが確定して、該水中ワイドモードに応じた撮影条件が設定される。その後、本サブルーチンを抜けて、図5のフローチャートのステップS14へ移行する。
一方、上記ステップS86にてOK釦26aがオンされない場合は、ステップS88に移行して十字釦の状態が判定される。ここで、十字釦がアップ(UP)、すなわち十字釦26bが押された場合は、上記ステップS81の水中マクロモードに移行する。また、ステップS88にて十字釦がダウン(DOWN)、すなわち十字釦26cが押された場合は、ステップS89へ移行する。
ステップS89では、3つ目のシーンモードであるポートレートモードが選択可能状態とされる。次いで、ステップS90に於いて、OK釦26aがオンされたか否かが判定される。ここで、OK釦26aが押されたならば、ステップS91へ移行して、ポートレートモードが確定して、該ポートレートモードに応じた撮影条件が設定される。この後、本サブルーチンを抜けて、図5のフローチャートのステップS14へ移行する。
一方、上記ステップS90にてOK釦26aがオンされない場合は、ステップS92に移行して十字釦の状態が判定される。ここで、十字釦がアップ(UP)、すなわち十字釦26bが押された場合は、上記ステップS85の水中ワイドモードに移行する。また、ステップS92にて十字釦がダウン(DOWN)、すなわち十字釦26cが押された場合は、ステップS93へ移行する。
ステップS93では、4つ目のシーンモードであるスポーツモードが選択可能な状態になる。次いで、ステップS94に於いて、OK釦26aがオンされたか否かが判定される。ここで、OK釦26aが押されたならば、ステップS95へ移行して、スポーツモードが確定して、該スポーツモードに応じた撮影条件が設定される。その後、本サブルーチンを抜けて、図5のフローチャートのステップS14へ移行する。
一方、上記ステップS94にてOK釦26aがオンされない場合は、ステップS96に移行して十字釦の状態が判定される。ここで、十字釦がアップ(UP)、すなわち十字釦26bが押された場合は、上記ステップS89のポートレートモードに移行する。また、ステップS96にて十字釦がダウン(DOWN)、すなわち十字釦26cが押された場合は、ステップS97へ移行する。
ステップS97では、5つ目のシーンモードである記念撮影モードが選択可能な状態になる。次いで、ステップS98に於いて、OK釦26aがオンされたか否かが判定される。ここで、OK釦26aが押されたならば、ステップS99へ移行して、記念撮影モードが確定して、該記念撮影モードに応じた撮影条件が設定される。その後、本サブルーチンを抜けて、図5のフローチャートのステップS14へ移行する。
一方、上記ステップS98にてOK釦26aがオンされない場合は、ステップS100に移行して十字釦の状態が判定される。ここで、十字釦がアップ(UP)、すなわち十字釦26bが押された場合は、上記ステップS93のスポーツモードに移行する。また、ステップS100にて十字釦がダウン(DOWN)、すなわち十字釦26cが押された場合は、ステップS101へ移行する。
ステップS101では、6つ目のシーンモードである風景モードが選択可能な状態になる。次いで、ステップS102に於いて、OK釦26aがオンされたか否かが判定される。ここで、OK釦26aが押されたならば、ステップS103へ移行して、風景モードが確定して、該風景モードに応じた撮影条件が設定される。その後、本サブルーチンを抜けて、図5のフローチャートのステップS14へ移行する。
一方、上記ステップS102にてOK釦26aがオンされない場合は、ステップS104に移行して十字釦の状態が判定される。ここで、十字釦がアップ(UP)、すなわち十字釦26bが押された場合は、上記ステップS97の記念撮影モードに移行する。また、ステップS104にて十字釦がダウン(DOWN)、すなわち十字釦26cが押された場合は、ステップS105へ移行する。
ステップS105では、7つ目のシーンモードである夜景モードが選択可能な状態になる。次いで、ステップS106に於いて、OK釦26aがオンされたか否かが判定される。ここで、OK釦26aが押されたならば、ステップS107へ移行して、夜景モードが確定して、該夜景モードに応じた撮影条件が設定される。その後、本サブルーチンを抜けて、図5のフローチャートのステップS14へ移行する。
一方、上記ステップS106にてOK釦26aがオンされない場合は、ステップS108に移行して十字釦の状態が判定される。ここで、十字釦がアップ(UP)、すなわち十字釦26bが押された場合は、上記ステップS101の風景モードに移行する。また、ステップS108にて十字釦がダウン(DOWN)、すなわち十字釦26cが押された場合は、上記ステップS81の水中マクロモードへ移行する。
図14は、図13のサブルーチン“SCENE設定2”に於ける各シーンモードと十字釦に対応した十字キーとの関係を示した図である。
水中マクロモードが選択可能な状態でOK釦16aが押されると、水中マクロモードが確定される。そして、水中マクロモードの状態から十字キー16cが押されると、シーンモードが水中ワイドモードに切り替わり、更に十字キー16cが押されるとポートレートモードに切り替わる。また、水中マクロモードが選択可能な状態で十字キー16bが押されると、シーンモードは夜景モードに切り替わる。
つまり、水中マクロモードが最初に選択可能状態であって、何れのシーンモードの選択の際にも十字キー16cが押されると、水中マクロモード→水中ワイドモード→ポートレートモード→スポーツモード→記念撮影モード→風景モード→夜景モード→水中マクロモード→…のように、サイクリックに切り替わる。一方、水中マクロモードが最初に選択可能状態であって、何れのシーンモードの選択の際にも十字キー16bが押されると、水中マクロモード→夜景モード→風景モード→記念撮影モード→スポーツモード→ポートレートモード→水中ワイドモード→水中マクロモード→…のように、上述した十字キー16cの場合とは逆の順序でサイクリックに切り替わる。
そして、何れかのシーンモードまたは十字キー入力待ちの状態にてOK釦16aが押されると、そのときのシーンモードに応じた撮影条件が設定されるようになっている。
このようにサブルーチン“SCENE設定2”を構成すれば、ハウジングを装着した場合に水中撮影のモードを優先的に選択可能状態にすることができる。したがって、水中撮影を主目的とした撮影の場合、より使い勝手が向上する。
(第3の実施形態)
上述した第1及び第2の実施形態では、カメラにハウジングが装着された状態、すなわち水中撮影モードが含まれたSCENE設定2の場合も、水中マクロモード、水中ワイドモードの他に、水中撮影モード以外のシーンも選択可能としている例を説明した。
この第3の実施形態では、カメラにハウジングが装着された場合は、水中撮影モードであると判定して他のシーンのモードは選択できないようにしている。
図15は、本発明の第3の実施形態であって、図5のフローチャートのステップS13に於けるサブルーチン“SCENE設定2”の動作について説明するフローチャートである。尚、“SCENE設定1”のサブルーチンについては、図6に示される上述した第1の実施形態のフローチャートと同じであるので説明は省略する。
また、この第3の実施形態に於いては、撮影装置としてのカメラ及びハウジングの構成及び基本的な動作については、図1乃至図12に示される第1の実施形態と同じであるので、これらの構成及び動作については、同一の部分には同一の参照番号を付して、その図示及び説明は省略するものとし、異なる動作についてのみ説明する。
本サブルーチンに入ると、先ず、ステップS111にて、1つ目の水中撮影モードである水中マクロモードが選択可能な状態になる。次いで、ステップS112に於いて、OK釦26aがオンされたか否かが判定される。ここで、OK釦26aが押されたならば、ステップS113へ移行して、水中マクロモードが確定して、該水中マクロモードに応じた撮影条件が設定される。その後、本サブルーチンを抜けて、図5のフローチャートのステップS14へ移行する。
一方、上記ステップS112にてOK釦26aがオンされない場合は、ステップS114に移行して十字釦の状態が判定される。ここで、十字釦がアップ(UP)またはダウン(DOWN)、すなわち十字釦26bまたは26cが押されたならば、ステップS115の水中ワイドモードに移行する。
ステップS115では、2つ目の水中撮影モードである水中ワイドモードが選択可能な状態になる。次いで、ステップS116に於いて、OK釦26aがオンされたか否かが判定される。ここで、OK釦26aが押されたならば、ステップS117へ移行して、水中ワイドモードが確定して、該水中ワイドモードに応じた撮影条件が設定される。その後、本サブルーチンを抜けて、図5のフローチャートのステップS14へ移行する。
一方、上記ステップS116にてOK釦26aがオンされない場合は、ステップS118に移行して十字釦の状態が判定される。ここで、十字釦がアップ(UP)またはダウン(DOWN)、すなわち十字釦26bまたは26cが押されたならば、上記ステップS111の水中マクロモードに移行する。
図16は、図15のサブルーチン“SCENE設定2”に於ける各シーンモードと十字釦に対応した十字キーとの関係を示した図である。
水中マクロモードが選択可能な状態でOK釦16aが押されると、水中マクロモードが確定される。そして、水中マクロモードの状態から十字キー16bまたは16cが押されると、シーンモードが水中ワイドモードに切り替わる。ここから、更に十字キー16bまたは16cが押されると、再度水中マクロモードに切り替わる。
つまり、水中マクロモードが最初に選択可能状態であって、十字キー16bまたは16cが押されると、水中マクロモード→水中ワイドモード→水中マクロモード→…のように、サイクリックに切り替わる。
そして、何れかのシーンモードまたは十字キー入力待ちの状態にてOK釦16aが押されると、そのときのシーンモードに応じた撮影条件が設定されるようになっている。
このようにサブルーチン“SCENE設定2”を構成すれば、ハウジングを装着した場合には、水中撮影のモードのみ選択可能状態にすることができる。したがって、水中撮影のみの撮影の場合、不要なシーンモードが選択されることがないので、より使い勝手が向上する。
尚、上述した実施形態に於いては、水中撮影のモードは水中マクロモードと水中ワイドモードを例として説明したが、これに限られるものではなく、水中撮影用であれば他のモード、例えば水中ポートレートモード等を含んでも良いのは勿論である。
また、上述した実施形態では、撮影装置に撮像素子を有するカメラとした例で説明したが、これに限られるものではなく、フィルムを使用したカメラにも適用可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能であるのは勿論である。
10…カメラ、11…カメラボディ、12…撮影レンズ、13…レリーズ釦、14…モードダイヤル、15…電源スイッチ、16…操作部、16a…OK釦、16b、16c、16d、16e…十字キー、17…検出釦、18…液晶(TFT)モニタ、21…ハウジング、22…前ハウジング、23…後ハウジング、24…シャッタ釦操作スイッチ、25…モードダイヤル操作ノブ、26…操作部、26a…OK釦、26b、26c、26d、26e…十字釦、28…窓部、31…撮像素子、32…カメラ内電子回路、33…信号処理回路、34…システム制御回路、36…操作スイッチ、37…外部メモリ、39…バッテリ、40…収納検知回路。